JPH058244A - 反射型光電スイツチ用透過部の射出成形方法 - Google Patents

反射型光電スイツチ用透過部の射出成形方法

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Publication number
JPH058244A
JPH058244A JP3161728A JP16172891A JPH058244A JP H058244 A JPH058244 A JP H058244A JP 3161728 A JP3161728 A JP 3161728A JP 16172891 A JP16172891 A JP 16172891A JP H058244 A JPH058244 A JP H058244A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gate
injection molding
photoelectric switch
slit
mold
Prior art date
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Pending
Application number
JP3161728A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiromichi Okamoto
裕通 岡本
Katsuji Ito
勝治 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Atsumi Electric Co Ltd
Original Assignee
Atsumi Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Atsumi Electric Co Ltd filed Critical Atsumi Electric Co Ltd
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Publication of JPH058244A publication Critical patent/JPH058244A/ja
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Manufacture Of Switches (AREA)
  • Switches Operated By Changes In Physical Conditions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 反射型光電スイッチの投光部及び受光部の前
面に配置されるカバーの透過部をメタクリル樹脂または
アクリル樹脂の射出成形により形成する。 【構成】 雌型1は、金属板2にキャビティ3及びスリ
ット状のゲート4が形成されて構成されている。このゲ
ート4の幅Wは、少なくとも光学ブロック42の偏光フ
ィルタ43、44を共にカバーできる長さに設定され
る。雄型10は金属板11に凸部12が形成されて構成
されている。雌型1と雄型10とを組み合わせ、スリッ
ト状のゲート4から融解したメタクリル樹脂(PMM
A)を注入する。 【効果】 少なくともゲートのスリットの幅については
メタクリル樹脂の組成を均一にできるので、当該赤外線
透過部を透過する赤外線の偏波面は回転されることはな
いものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、反射型光電スイッチの
カバーに用いる所定の曲率を有する赤外線透過部の射出
成形方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、鏡面を有する物体をも検知できる
センサシステムとして、投光部と受光部との前面にそれ
ぞれ偏光面が互いに直交する偏光フィルタを取り付けた
反射型光電スイッチ(以下、単に光電スイッチと称す)
と、入射方向と反射方向が平行で且つ偏波面が90°変
わる再帰反射板(以下、単に反射板と称す)を用いるも
のが知られている(例えば実開昭59−101342号公報参
照)。そして本出願人は、このような光電スイッチと反
射板とを用いて駐車場の車室内の車両の有無を検出する
車室センサシステムを提案した。その車室センサシステ
ムに用いる光電スイッチの構成例を図4に示す。
【0003】光電スイッチは、図4Aに示す光電スイッ
チ本体40と、同図Bに示すカバー50とで構成されて
いる。光電スイッチ本体40は、ベース41に光学ブロ
ック42が矢印48の方向に回動自在に取り付けられて
構成されている。光学ブロック42は二つの偏光フィル
タ43、44を備えており、これら二つの偏光フィルタ
43、44の偏波面は互いに直交するように配置されて
いる。そして、図4Aには図示しないが、光学ブロック
42の内部には、これら二つの偏光フィルタ43、44
の一方、例えば偏光フィルタ43に対応して赤外線を発
光する発光素子が配置されて偏光フィルタ43と共に投
光部を形成し、また他方の偏光フィルタ44に対応して
再帰反射光を受光する受光素子が配置されて偏光フィル
タ44と共に受光部を形成している。また、ベース41
の内部には赤外線の投光を行うための回路、受光信号を
処理して警報信号を出力するための回路等の種々の回路
が収納されており、それらの回路に供給する電源電圧を
取り込むための端子、警報信号を出力するための端子等
の種々の端子46がベース41に設けられている。光電
スイッチ本体40には図4Bに示すカバー50が取り付
けられる。カバー50は投光部から投光された赤外線及
び再帰反射光を透過させるための赤外線透過部(以下、
単に透過部と称す)52が支持部51に支持されて構成
されている。透過部52は図4Bから明らかなように所
定の曲率を有する曲面となされている。なお、透過部5
2を所望の色に着色できることは当然である。そして、
当該カバー50は、光電スイッチ本体40の取り付け、
照準合わせが終了した後にネジ孔54からネジ止めする
ことにより光電スイッチ本体40に固着され、図5に示
すような光電スイッチが完成する。なお、図5Aは正面
図、同図Bは側面図である。また反射板については、上
記の実開昭59−101342号公報に示されていると同様にコ
ーナーキューブの集合体を一体成形したもので構成する
ことができるので、その詳細については省略する。この
ような光電スイッチは曲面を有するカバーを備えている
ので、視覚的な美感に優れているものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】さて、カバー50の透
過部52は、赤外線を透過させる必要があるために、ア
クリル樹脂またはメタクリル樹脂を射出成形して形成さ
れる。しかし、従来の射出成形においては融解したアク
リル樹脂またはメタクリル樹脂をピン状のゲートから金
型に射出していたので、当該ピン状ゲート近傍の組成が
不均一となり、その結果、投光部から投光された赤外線
及び/または再帰反射波の偏波面が透過部52で回転
し、再帰反射板と透過部52とを含めた部分の偏光性能
を著しく劣化させるという問題があった。即ち、理解を
容易にするために、いま図6に示すような一方の金型6
0に形成されているピン状ゲート62から融解したメタ
クリル樹脂、例えばPMMA(ポリメチルメタアクリレ
ート)を射出して平板を成形するものとする。なお、も
う一方の金型は省略するが射出成形に際しては二つの金
型が組み合わされることは当然である。
【0005】このようにして成形したメタクリル樹脂の
平板に所定の方向に偏光された光を照射し、当該メタク
リル樹脂平板の透過光を前記所定の方向とは直交する方
向に偏波された光のみを透過する偏光フィルタを介して
観察すると、図7の64で示すように、金型60のピン
状ゲート62に対応する注入部Pの近傍に略扇状に光が
観測される。このような現象はメタクリル樹脂平板に限
らず、図4Bに示すような曲面で構成される透過部52
を金型のピン状ゲートから融解したメタクリル樹脂を射
出して成形した場合にも同じように見られるものであ
る。このような現象はメタクリル樹脂成形部材の注入部
Pの近傍で偏波面が回転していることを意味するが、こ
のようなことが生じた場合、上述した光電スイッチにお
いては物体が存在するのにも拘らず物体検知の信号を出
力しないことになるので、致命的な欠点となる。
【0006】本発明は、上記の課題を解決するものであ
って、投光部から投光された赤外線及び再帰反射波の偏
波面を回転させることがない透過部を射出成形できる反
射型光電スイッチ用透過部の射出成形方法を提供するこ
とを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段及び作用】ところで、上述
したメタクリル樹脂板における偏波面の回転は、注入部
の近傍に応力歪や分子配列の変化が生じていることによ
るものであるが、これは金型のゲートがピン状であるこ
とによるものである。そこで、本発明の反射型光電スイ
ッチ用透過部の射出成形方法は、融解したアクリル樹脂
またはメタクリル樹脂をスリット状ゲートから注入する
ことによって、所定の曲率を有する赤外線透過部を成形
することを特徴とする。これによれば、少なくともゲー
トのスリットの幅についてはアクリル樹脂またはメタク
リル樹脂の組成を均一にできるので、当該赤外線透過部
を透過する赤外線の偏波面は回転されることはないもの
である。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照しつつ実施例を説明する。
なお、以下の説明ではカバーの透過部をメタクリル樹
脂、具体的にはPMMAで成形する場合に付いて説明す
るが、アクリル樹脂により成形することができることは
当然である。図1は本発明に係る射出成形用金型の雌型
の構成の概略を示す図であり、図1Aは正面図、同図B
は左側面図、同図Cは底面図を示し、図2は本発明に係
る射出成形用金型の雄型の構成の概略を示す図であり、
図2Aは正面図、同図Bは左側面図、同図Cは底面図を
示す。
【0009】雌型1は、金属板2にキャビティ3及びス
リット状のゲート4が形成されて構成されている。この
ゲート4の幅Wは、少なくとも光学ブロック42の偏光
フィルタ43、44を共にカバーできる長さに設定され
る。雄型10は金属板11に凸部12が形成されて構成
されている。図1に示す雌型と図2に示す雄型とを組み
合わせ、ゲート4から融解したPMMAを注入すると図
4B及び図5に示す透過部52が得られる。そして、こ
のようにして得た透過部に所定の方向に偏光された光を
照射し、当該透過部の透過光を前記所定の方向とは直交
する方向に偏波された光のみを透過する偏光フィルタを
介して観察すると、図3の7で示すように、スリット状
ゲート4の両端部に対応する注入部の近傍には略扇状に
光が観測されるが、スリット状ゲート4の幅Wの範囲内
は光が観測されず、PMMAの組成が均一であることが
確認された。これはPMMAが金型内に均一に流れ込む
ことによるものと考えられる。そして、この扇状の光7
が観測される領域は光学ブロック42の偏光フィルタ4
3,44を外れた領域であるので、上述したような問題
を生じることはないものである。なお、射出成形機とし
ては従来のものを使用することができるが、金型のゲー
トに接続される部分は図1Aに示すようなスリット状ゲ
ート4に対応したものでなければならないことは当然で
ある。
【0010】なお、上記においてはPMMAの射出条件
については省略したが、これは本発明がPMMAの射出
条件に係るものではなく、金型のゲートの構造に関する
ものであるからである。実際、PMMAの射出成形は従
来広く行われているものであり、PMMAの融解温度、
金型の温度、射出圧力、射出時間、保圧時間、冷却時間
等の射出条件は従来と同様でよいものである。
【0011】以上、本発明の実施例について説明した
が、本発明は上記実施例に限定されるものではなく種々
の変形が可能である。例えば上記実施例ではゲート4を
雌型の方にだけ形成したが、雄型の方に形成してもよ
く、また雌型には凹部、雄型には凸部を形成し、雄型と
雌型を組み合わせたときにスリット状ゲートが形成され
るようにしてもよいものである。更に、上記実施例では
スリット状ゲート4は図1Aの正面図の横側に設けた
が、図1Aの上側または下側に設けてもよいものであ
る。
【0012】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、金型のゲートを従来のピン状からスリット状
に変更することによって、カバーの透過部の投光部及び
受光部の前面部分のメタクリル樹脂またはアクリル樹脂
の組成を均一にすることができるので、透過部で赤外線
の偏波面が回転することはなく、物体検知を精度よく行
うことができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る射出成形用金型の雌型の構成の
概略を示す図である。
【図2】 本発明に係る射出成形用金型の雄型の構成の
概略を示す図である。
【図3】 本発明の効果を説明するための図である。
【図4】 本出願人が提案した車室センサシステムに用
いる光電スイッチを構成する光電スイッチ本体とカバー
の構成例を示す図である。
【図5】 図4に示す光電スイッチ本体にカバーを取り
付けた状態を示す図である。
【図6】 メタクリル樹脂平板を射出成形する場合に用
いる金型の例を示す図である。
【図7】 従来の射出成形の問題点を説明するための図
である。
【符号の説明】
1…雌型、4…スリット状ゲート、10…雄型。
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29K 105:32 4F B29L 31:14 4F

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 融解したアクリル樹脂またはメタクリル
    樹脂をスリット状ゲートから注入して所定の曲率を有す
    る赤外線透過部を成形することを特徴とする反射型光電
    スイッチ用透過部の射出成形方法。
  2. 【請求項2】 所定の曲率を有する赤外線透過部を射出
    成形するための金型であって、スリット状ゲートを有す
    ることを特徴とする射出成形用金型。
JP3161728A 1991-07-02 1991-07-02 反射型光電スイツチ用透過部の射出成形方法 Pending JPH058244A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3161728A JPH058244A (ja) 1991-07-02 1991-07-02 反射型光電スイツチ用透過部の射出成形方法

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JP3161728A JPH058244A (ja) 1991-07-02 1991-07-02 反射型光電スイツチ用透過部の射出成形方法

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JPH058244A true JPH058244A (ja) 1993-01-19

Family

ID=15740761

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JP3161728A Pending JPH058244A (ja) 1991-07-02 1991-07-02 反射型光電スイツチ用透過部の射出成形方法

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JP (1) JPH058244A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008159293A (ja) * 2006-12-21 2008-07-10 Optex Co Ltd 自動ドア用非接触スイッチ
JP2019204768A (ja) * 2018-03-02 2019-11-28 ジック アーゲー 光電センサ及び前面パネルの製造方法

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