JPH0581657U - 液相レベル計測装置 - Google Patents

液相レベル計測装置

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JPH0581657U
JPH0581657U JP2208092U JP2208092U JPH0581657U JP H0581657 U JPH0581657 U JP H0581657U JP 2208092 U JP2208092 U JP 2208092U JP 2208092 U JP2208092 U JP 2208092U JP H0581657 U JPH0581657 U JP H0581657U
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JP
Japan
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ultrasonic
liquid phase
phase level
sensor
flaw detector
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Pending
Application number
JP2208092U
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English (en)
Inventor
翼 白井
雅之 武石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Priority to JP2208092U priority Critical patent/JPH0581657U/ja
Publication of JPH0581657U publication Critical patent/JPH0581657U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 密閉体中の液相レベルを精度よく計測する液
相レベル計測装置を得る。 【構成】 計測対象配管6の上部に軸を径方向に向け、
かつ所定の上下位置に取付けられる複数の超音波センサ
1a、1b、1c、同各超音波センサにつながれる切換
スイッチ8、同切換スイッチにつながれ、超音波信号を
発信および受信する超音波探傷器2、同超音波探傷器の
出力を受け複数次反射波から液相レベルの有無を算出
し、配管6の液相レベルを出力する信号処理装置3を設
ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、配管のガス溜り等の検出装置に適用される液相レベル計測装置に関 する。
【0002】
【従来の技術】
超音波式液相レベル計は、配管中を流れる気液二相流体の液相レベルを超音波 を用いて計測する装置である。従来の超音波式液相レベル計は、図8に示すよう に、例えば水平配管では配管6の下側にセンサ11がとりつけられている。セン サ11は図示しないレベル計測器につながれる。レベル計測器からの信号でセン サ11から発射された超音波は、配管6を介して液体5に伝播し、液体5とガス (気体)4の境界(液レベルa)で反射される。その境界面エコーLが再びセン サ11で検出されレベル計測器へ送られる。図9はいわゆるAスコープの模式図 で送信波Tと境界エコーLとの関係を示したものである。液相のレベルはTから Lまでの伝播時間tと液体中の超音波の音速vの積を用いて計算され求められる 。ガス溜り即ち気相の有無の検出、或は気相のレベルは配管径から液相レベルを 差引くことによって求められる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来の超音波式レベル計を用いて、例えば、図7に示すように配管6が逆 U字管で、通常は液体で満ちており、わずかに混入して気泡が集合してガス溜り 4が生じる際の液相レベル、或いは微少なガス溜りを検出する場合を考える。図 10に示すようにセンサ11から発せられる超音波ビームには、広がりθがある ため、図11のように気液の境界面エコーLと管面からのエコーOと同時に出現 することから両者の識別が困難である。
【0004】 従って微少なガス溜りの検出ができないという問題点があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記課題を解決するため次の手段を講ずる。
【0006】 すなわち、液相レベル計測装置として、計測対象密閉体の水平部の上部に軸を 法線方向に向け、かつ所定の上下位置に取付けられる複数の超音波センサと、同 各超音波センサにつながれる切換スイッチと、同切換スイッチにつながれ、超音 波信号を発信および受信する超音波探傷器と、同超音波探傷器の出力を受け複数 次反射波から液相レベルの有無を算出し、上記計測対象密閉体の液相レベルを出 力する信号処理装置を設ける。
【0007】
【作用】
上記手段において、例えば、配管の液相レベルが、最上部の超音波センサ(第 1センサ)とその次の超音波センサ(第2センサ)との間にあるとする。切換ス イッチにより第1センサが超音波探傷器につながれる。超音波探傷器から超音波 パルス信号が発信され、第1センサから超音波パルスが出力される。この超音波 パルスは密閉体の内面と外面との間で複数次(回)の反射をする。第1センサ部 の密閉体の内面の境は固体対気体のため、ほぼ100%反射される。従って、各 反射波は少しずつ減衰する。これらの反射波は、超音波探傷器で受信され、信号 処理装置へ送られる。信号処理装置は、これらの入力を記憶する。
【0008】 次に第2センサが超音波探傷器につながれ、上記とほぼ同様に作用する。する と、第2センサ部の密閉体の内面の境は固体対液体であるため、反射率は低い。 従って、各反射波は大きく減衰する。
【0009】 信号処理装置は第1センサと第2センサからの入力の複数次目の反射信号を比 較して、第1センサ部が気体であると識別する。また、第1センサと第2センサ の取付位置から、液相レベルを演算算出して出力する。
【0010】 このようにして、密閉体中にわずかのガス溜りがある場合にも、液相レベルが 精度よく計測される。
【0011】
【実施例】
本考案の一実施例を図1〜図7により説明する。
【0012】 図7、図1に示すように、計測対象の密閉体である配管6の上部水平部の頂部 に第1センサ1a、頂部より下方の所定位置に第2センサ1b、さらに下方の所 定位置に第3センサ1cが配置される。これらのセンサの軸は径方向に向けて取 付けられる。
【0013】 各センサ1a、1b、1cは切換スイッチ8を介して超音波探傷器2につなが れる。超音波探傷器2は信号処理装置3につながれる。
【0014】 以上において、例えば、図1に示すように、配管6の液相レベルaが、最上部 の超音波第1センサ1aと、その次の超音波第2センサ1bとの間にあるとする 。切換スイッチ8により第1センサ1aが超音波探傷器2につながれる。超音波 探傷器2から超音波パルス信号が発信され、第1センサ1aから超音波パルスが 出力される。この超音波パルスは配管6の内面と外面との間で複数次(回)の反 射をする。これらの関係を図2、図3に示す。図中Tは発信パルス、B1 は1回 目の反射波(エコー)、B2 は2回目の反射波……を示す。このとき配管6の内 面の境は図4に示すように鋼対空気(ガス)なのでほぼ100%反射される。従 って各反射波は図3の実線bで示すように少しづつ減衰する。
【0015】 これらの反射板は超音波探傷器2で受信され信号処理装置3へ送られ記憶され る。
【0016】 次に切換スイッチ8により第2センサ1bが超音波探傷器2につながれる。超 音波探傷器2は上記と同様の作用をする。この場合、第2センサ1b部の配管6 の内面の境は、図5に示すように鋼対水であるため、約94%が反射される。従 って図3の点線cで示すように、反射毎に大きく減衰する。
【0017】 これらは信号処理装置3に送られる。信号処理装置3で、第11回目の反射波 B11が、第1センサ1a入力の場合と比較される。すると、第1センサ1a入力 の反射波に対して、第2センサ1b入力の反射波は約2:1になっているので、 容易に識別される。すなわち、初期の反射波では識別ができないが、10回目前 後の反射波になると識別ができる。そして、各センサ1a、1b、1cの取付位 置より、図6(a)に示すように、液相レベルla が算出出力される。図6(b )は第3センサ1c部に液相レベルがある場合、(c)は第3センサlc部の下 に液相レベルがある場合のレベルlb 、lc を示す。
【0018】 このように複数回目の反射波を比較することによって、ガスの有無が識別され る。従って配管6中にわずかのガス4溜りがある場合にも、液相レベルaが精度 よく計測される。
【0019】 従って、逆U字配管のサイクオンブレイク等を未然に防止できる。
【0020】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、複数次目の反射波を比較することによっ て、通常は液体で満ちておる配管等に、わずかに混入した気泡によって生じる微 少なガス溜り或は液相レベルを容易に検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例に係る計測装置の構成図で
ある。
【図2】同実施例の作用説明図である。
【図3】同実施例の作用説明図である。
【図4】同実施例の作用説明図である。
【図5】同実施例の作用説明図である。
【図6】同実施例の作用説明図である。
【図7】同実施例のセンサ取付図である。
【図8】従来例の構成図である。
【図9】同従来例の作用説明図である。
【図10】同従来例の作用説明図である。
【図11】同従来例の作用説明図である。
【符号の説明】
1a、1b、1c センサ 2 超音波探傷器 3 信号処理装置 4 ガス溜り 5 液体 6 配管 7 気泡

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 計測対象密閉体の水平部の上部に軸を法
    線方向に向け、かつ所定の上下位置に取付けられる複数
    の超音波センサと、同各超音波センサにつながれる切換
    スイッチと、同切換スイッチにつながれ、超音波信号を
    発信および受信する超音波探傷器と、同超音波探傷器の
    出力を受け複数次反射波から液相レベルの有無を算出
    し、上記計測対象密閉体の液相レベルを出力する信号処
    理装置を備えてなることを特徴とする液相レベル計測装
    置。
JP2208092U 1992-04-09 1992-04-09 液相レベル計測装置 Pending JPH0581657U (ja)

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JP2208092U JPH0581657U (ja) 1992-04-09 1992-04-09 液相レベル計測装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2208092U JPH0581657U (ja) 1992-04-09 1992-04-09 液相レベル計測装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0581657U true JPH0581657U (ja) 1993-11-05

Family

ID=12072908

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JP2208092U Pending JPH0581657U (ja) 1992-04-09 1992-04-09 液相レベル計測装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017532568A (ja) * 2014-10-30 2017-11-02 コリア、ハイドロ、アンド、ニュークリア、パワー、カンパニー、リミテッドKorea Hydro & Nuclear Power Co.,Ltd. 配管内の水位をモニタリングする装置及び方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS58216918A (ja) * 1982-06-11 1983-12-16 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 液体検知方法及びその検知装置
JPH0498125A (ja) * 1990-08-16 1992-03-30 Jgc Corp 超音波を利用して液面を検出する方法および装置

Patent Citations (2)

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19970902