JPH0581244U - プリプレグ - Google Patents

プリプレグ

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JPH0581244U
JPH0581244U JP1954492U JP1954492U JPH0581244U JP H0581244 U JPH0581244 U JP H0581244U JP 1954492 U JP1954492 U JP 1954492U JP 1954492 U JP1954492 U JP 1954492U JP H0581244 U JPH0581244 U JP H0581244U
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JP
Japan
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prepreg
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molding
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product
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Pending
Application number
JP1954492U
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English (en)
Inventor
廣志 玉置
美幸 甲斐
輝之男 三輪
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】裁断等の前工程においてはもちろん、成形工程
においても成形直前まで品種、品番等を識別することが
でき、混用等の不都合を防止することができるプリプレ
グを提供する。 【構成】プリプレグ面にそのプリプレグ面への直接印刷
による、品種、品番等の識別表示を施してなるプリプレ
グ。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、繊維強化プラスチック(FRP)を成形するときに使用するプリ プレグに関する。
【0002】
【従来の技術】
FRPの成形材料としてのプリプレグは、よく知られている。そして、プリプ レグは、成形時に所望のパターンに裁断される。したがって、裁断後においても そのプリプレグがどのような品種、品番のプリプレグであるのかが明確でなけれ ば、混用等の不都合が起こる。
【0003】 従来のプリプレグにおいては、上述した混用等の不都合を避けようとして、い ろいろな工夫をしている。たとえば、特開昭59−164133号公報は、離型 紙上にプリプレグを担持してなるものにおいて、離型紙の両側端部の、プリプレ グが担持されていない耳部に品種表示を施すことを教えている。また、実開昭5 9−100831号公報は、離型紙上にプリプレグを担持するとともにその担持 面とは反対側のプリプレグ面を防湿フィルムで覆ってなるものにおいて、その防 湿フィルムに品種表示を施すことを教えている。ところが、このような従来のプ リプレグには、以下において説明するような問題がある。
【0004】 すなわち、離型紙や防湿フィルムは、成形に先立って剥ぎ取られるから、これ ら従来のプリプレグは、成形の前工程までは品種の区別ができても、成形工程で はもはや区別することができない。また、前者の、耳部に品種表示を施してなる ものにあっては、所望のパターンに裁断した段階で、もはや区別ができなくなる 。裁断に伴って耳部が切り落されてしまうからである。さらに、プリプレグには 、一般に耳なしプリプレグと呼ばれる、両側端部に耳部をもたないものもあるが 、そのようなプリプレグにおいては、そもそも耳部への品種表示そのものができ ない。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
この考案の目的は、従来のプリプレグの上述した問題点を解決し、裁断等の前 工程においてはもちろん、成形工程においても品種、品番等を識別することがで き、混用等の不都合を防止することができるプリプレグを提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上述した目的を達成するために、この考案は、プリプレグ面にそのプリプレグ 面への直接印刷による、品種、品番等の識別表示を施してなるプリプレグを提供 する。
【0007】 この考案のプリプレグは、炭素繊維やガラス繊維、ポリアラミド繊維等の高強 度、高弾性率繊維を一方向に互いに並行かつシート状に引き揃え、Bステージの エポキシ樹脂や不飽和ポリエステル樹脂等の熱硬化性樹脂を含浸してなる一方向 性プリプレグや、上述した高強度、高弾性率繊維の織物に上記の熱硬化性樹脂を 含浸してなる織物プリプレグのようなものであるが、種類は問わない。また、プ リプレグが離型紙上に担持されるものであってもよいし、されないものであって もよい。さらに、一方向性プリプレグは、通常、離型紙上に担持されるが、その 担持面とは反対側の面にスクリムクロスが貼り合わされているスクリムクロス貼 り合せプリプレグであってもよい。この場合は、スクリムクロス面がプリプレグ 面ということになる。
【0008】 さて、この考案のプリプレグは、プリプレグ面に直接印刷による品種、品番等 の識別表示が施されている。この直接印刷は、ノンインパクト型であるためにプ リプレグに損傷等を与えることがないという理由で、インクジェットプリンタに よるのが好ましい。
【0009】 インクジェットプリンタによる場合、使用するインクは、プリプレグを構成し ている熱硬化性樹脂とのなじみがよく、かつ、接着性のよいものである必要があ る。また、容易に視認できて識別が容易である必要がある。たとえば、炭素繊維 を使用したプリプレグは黒色を呈するので、白色系や黄色系のインクでなければ 視認が容易でないし、ガラス繊維を使用したプリプレグは白色であるので、黒色 系のインクが適している。さらに、インクはFRPを成形した後においても、い わゆる異物として残存することになるから、FRPの力学的特性に影響を与えな いものであることも必要である。そのような条件を満足するインクには、白色系 のものとして、たとえば次のような組成のものがある。なお、%表示は重量表示 である。
【0010】 エチルアルコール :25%以上 酢酸エチル :15%以下 メチルエチルケトン:15%以上 シクロヘキサノール:25%以下 イソプロパノール :10%以下 エポキシ樹脂 :12%以下 顔料 :8%以下 無機塩 :2%以下 また、上述した条件を満たす黄色系インクとして、次のような組成のものがあ る。
【0011】 メチルエチルケトン:70%以下 メチルアルコール :10%以下 エポキシ樹脂 :20%以下 染料 :10%以下 また、上述した条件を満たす黒色系インクとして、次のような組成のものがあ る。
【0012】 メチルエチルケトン:65%以下 メチルアルコール :15%以下 エポキシ樹脂 :25%以下 染料 :10%以下 識別表示は、文字、記号、数字等、いずれでもよい。また、大きさや表示間隔 は、プリプレグの用途等に応じ、任意に決め得る。たとえば、ゴルフシャフトや 釣竿の成形に供されるプリプレグは、10×100cm程度の大きさに裁断される ことが多いから、1個の裁断片に少なくとも1個の識別表示が必ず存在するよう に、5〜20mmほどの大きさの表示を100〜200mm程度の間隔で施すとよい 。さらに、表示は、直線状に施してもよいし、千鳥状に施すなどしてもよい。
【0013】
【実施態様】
図1において、巻芯1には、離型紙2上に担持されたプリプレグ3が巻かれて いる。プリプレグ3面には、「A」なる識別表示4がそのプリプレグ3面への直 接印刷によって施されている。
【0014】
【考案の効果】
この考案のプリプレグは、プリプレグ面にそのプリプレグ面への直接印刷によ る品種、品番等の識別表示を施してなるものであるから、裁断等の前工程におい てはもちろん、成形工程においても、成形直前まで、たとえば、成形炉に入れる 直前まで、品種、品番等を識別することができ、混用等の不都合を防止すること ができる。しかも、プリプレグ面に直接表示するから、プリプレグが耳なしプリ プレグであってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施態様に係るプリプレグの概略
斜視図である。
【符号の説明】
1:巻芯 2:離型紙 3:プリプレグ 4:識別表示

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】プリプレグ面にそのプリプレグ面への直接
    印刷による識別表示を施してなるプリプレグ。
  2. 【請求項2】識別表示が品種、品番等の表示である、請
    求項1のプリプレグ。
JP1954492U 1992-04-01 1992-04-01 プリプレグ Pending JPH0581244U (ja)

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JP1954492U JPH0581244U (ja) 1992-04-01 1992-04-01 プリプレグ

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JP1954492U JPH0581244U (ja) 1992-04-01 1992-04-01 プリプレグ

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JPH0581244U true JPH0581244U (ja) 1993-11-05

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ID=12002262

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JP1954492U Pending JPH0581244U (ja) 1992-04-01 1992-04-01 プリプレグ

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JP (1) JPH0581244U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011256873A (ja) * 2011-06-22 2011-12-22 Ibiden Co Ltd 排気ガス処理装置の製造方法
EP3418059A3 (en) * 2017-06-01 2019-04-10 The Boeing Company Methods and systems for inkjet printing on co-curable paint film

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