JPH0580810U - 出没可能な接地体付きタイヤ - Google Patents

出没可能な接地体付きタイヤ

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JPH0580810U
JPH0580810U JP3038892U JP3038892U JPH0580810U JP H0580810 U JPH0580810 U JP H0580810U JP 3038892 U JP3038892 U JP 3038892U JP 3038892 U JP3038892 U JP 3038892U JP H0580810 U JPH0580810 U JP H0580810U
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JP
Japan
Prior art keywords
grounding body
tire
grounding
guide cylinder
support shaft
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Pending
Application number
JP3038892U
Other languages
English (en)
Inventor
義次 井上
Original Assignee
セイレイ工業株式会社
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH0580810U publication Critical patent/JPH0580810U/ja
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Abstract

(57)【要約】 〔目的〕 タイヤの駆動推進力を必要に応じて増強す
る。 〔構成〕 ホイル16の外面にガイド筒20を放射状に
取り付け、ガイド筒20に、外端に弾性体の接地体22
を装設するとともに、ピン26を突設した接地体支持軸
24を、ピン26をガイド筒20から突出させた状態で
スライド可能に嵌合し、ホイル16に、ピン26を固定
可能に挿通する長孔32を周方向に対して次第に離間す
る方向に形成したディスク30を相対回転可能に取り付
けるとともに、ホイル16外端に装着したタイヤ18の
接地部に、接地体22を収容する収容溝36を形成し、
ディスク30の回動に基づく接地体支持軸24のスライ
ドによって接地体22を収容溝36から出没させること
を特徴とする出没可能な接地体付きタイヤ。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、主として農用作業機等の車輪に適用される出没可能な接地体付きタ イヤに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
出没可能な接地体を車輪用のタイヤに付設したものとしては、実開昭63−4 6202号がある。即ち、タイヤの外側面に防滑タイヤ片をタイヤの外径とこれ よりも小さい径に亘って出没可能に構成したものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、これは主として雪道でのタイヤのスリップを防ぐものであるから、防 滑タイヤ片の径大方向への突出はタイヤの外径までであり、防滑タイヤ片を使用 して走行するときも、車体重量はこの防滑タイヤ片とタイヤとで分担することに なる。従って、防滑タイヤ片の突出量が微妙になり、これが大き過ぎると防滑タ イヤ片だけに重量がかかり、円滑な走行を害すし、小さ過ぎると用をなさない。 本考案は、これとは異なり、接地体をタイヤ外径よりも大きく突出させてこれ のみでも走行できるようにしたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決するため、本考案は、ホイルの外面にガイド筒を放射状に取 り付け、ガイド筒に、外端に弾性体の接地体を装設するとともに、ピンを突設し た接地体支持軸を、ピンをガイド筒から突出させた状態でスライド可能に嵌合し 、ホイルに、ピンを固定可能に挿通する長孔を周方向に対して次第に離間する方 向に形成したディスクを相対回転可能に取り付けるとともに、ホイル外端に装着 したタイヤの接地部に、接地体を収容する収容溝を形成し、ディスクの回動に基 づく接地体支持軸のスライドによって接地体を収容溝から出没させることを特徴 とする出没可能な接地体付きタイヤを提供する。
【0005】
【作用】
以上の手段をとることにより、即ち、接地体をタイヤに形成された収容溝から 突出させると接地体のみで走行し、引没させると通常のタイヤ走行をすることに なる。又、接地体はタイヤの収容溝に収容されているものであるから、これを突 出させたときもトレッド幅はほとんど変わらない。
【0006】
【実施例】
図1は本考案に係る接地体付きタイヤの断面図、図2は側面図であるが、作業 機の足廻りは、車軸10の両端に固定されるハブ12にリム14を装設したホイ ル16を固定し、リム14の外周にタイヤ18を装着した構造をしている。とこ ろで、本考案は、ホイル16の外面に複数の(本例では8個)ガイド筒20を放 射状に取り付け、このガイド筒20に外端に弾性体の接地体22を装設した接地 体支持軸24をスライド可能に嵌合する。接地体支持軸24の下部にはピン26 が突設されているが、このピン26はガイド筒20に縦に形成された長孔28か ら外方に向けて突出している。
【0007】 一方、ハブ12に対してはディスク30がガイド筒20の外側を覆うように相 対回転可能に取り付けられるが、このディスク30に対しても接地体支持軸24 のピン26はディスク30に形成された長孔32から外方に突出している。とこ ろで、この長孔32は全て同じ形状で周方向に対して次第に離間する方向に形成 されており、ディスク30をハブ12に対して回動させると、ピン26、即ち、 接地体支持軸24はガイド筒20内を径方向にスライドすることになる。尚、ピ ン26にはネジ26a等が形成されており、このネジ26aにディスク30の外 側からナット34を螺合して締め付けると、ディスク30とピン26、即ち、接 地体支持軸24は固定されるようになっている。
【0008】 又、タイヤ18の接地部の外周には接地体22が収容できる収容溝36が形成 されており(従って、このタイヤ18はソリッドタイヤを使用する)、接地体2 2を最も引没させたときには接地体22はこの収容溝36内に完全に収容される ようになっている。尚、収容溝36はタイヤ18の全幅に形成されており、これ に伴って接地体22はタイヤ18の幅一杯に亘るものが強度及びトレッド幅の関 係から好ましい。
【0009】 以上により、ディスク30をハブ12に対して回動させ、接地体支持軸24を 径大方向にスライドさせたなら、その位置でナット34を締め付けてディスク3 0とホイル16とを固定する。尚、ナット34の締付けは全てのピン26に対し て行う必要はなく、2、3本程度行えば十分である。これにより、接地体22は 収容溝36から突出するから、駆動力が上がり、段差乗り上げ等も可能になる。 ところで、接地体22を収容溝36から突出させるときには、接地体22のある ものは地上に干渉して突出を妨げられるから、ジャッキアップ等してタイヤ18 を地上から浮上させる必要があるが、このとき接地体22のある部分を地上に干 渉しない程度の間隔にしておけば(残りの部分は密に)、この部分を接地部分と することでジャッキアップを不要にすることもできる。
【0010】 図3は接地体22の他の実施例を示すものであるが、この例のものは接地体2 2に幅方向成分22aの他に周方向成分22bを持たせ、平面視で十字形にした ものである。こうすることにより、周方向成分22bが横滑りを防ぎ、雪道走行 等に適するものになる。尚、接地体22の形状は自由に選択できるから、その目 的に応じて種々の形状に設定すればよい。
【0011】
【考案の効果】
以上、本考案は、前記したものであるから、一つの車輪でタイヤ走行、接地体 走行どちらも可能になる。そして、接地体走行するときには、接地体がタイヤか ら完全に突出するものであるから、駆動力が高く、障害物、段差等があっても走 行できる。又、接地体はタイヤの幅方向に相当な長さを有するものであるから、 十分な強度を有するとともに、トレッド幅を狭くすることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る接地体付きタイヤの断面図であ
る。
【図2】本考案に係る接地体付きタイヤの側面図であ
る。
【図3】本考案の他の実施例に係る接地体付きタイヤの
要部平面図である。
【符号の説明】
16 ホイル 18 タイヤ 18aタイヤの幅方向成分 18bタイヤの周方向成分 20 ガイド筒 22 接地体 24 接地体支持軸 26 ピン 30 ディスク 32 ディスクに形成された長孔 36 収容溝

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホイルの外面にガイド筒を放射状に取り
    付け、ガイド筒に、外端に弾性体の接地体を装設すると
    ともに、ピンを突設した接地体支持軸を、ピンをガイド
    筒から突出させた状態でスライド可能に嵌合し、ホイル
    に、ピンを固定可能に挿通する長孔を周方向に対して次
    第に離間する方向に形成したディスクを相対回転可能に
    取り付けるとともに、ホイル外端に装着したタイヤの接
    地部に、接地体を収容する収容溝を形成し、ディスクの
    回動に基づく接地体支持軸のスライドによって接地体を
    収容溝から出没させることを特徴とする出没可能な接地
    体付きタイヤ。
  2. 【請求項2】 請求項1の接地体がタイヤのほぼ全幅を
    カバーするものである出没可能な接地体付きタイヤ。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2の接地体がタイヤの周方
    向成分をも有する平面視十字形をしているものである出
    没可能な接地体付きタイヤ。
JP3038892U 1992-04-08 1992-04-08 出没可能な接地体付きタイヤ Pending JPH0580810U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3038892U JPH0580810U (ja) 1992-04-08 1992-04-08 出没可能な接地体付きタイヤ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3038892U JPH0580810U (ja) 1992-04-08 1992-04-08 出没可能な接地体付きタイヤ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0580810U true JPH0580810U (ja) 1993-11-02

Family

ID=12302530

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3038892U Pending JPH0580810U (ja) 1992-04-08 1992-04-08 出没可能な接地体付きタイヤ

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JP (1) JPH0580810U (ja)

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