JPH0580088B2 - - Google Patents

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JPH0580088B2
JPH0580088B2 JP59009370A JP937084A JPH0580088B2 JP H0580088 B2 JPH0580088 B2 JP H0580088B2 JP 59009370 A JP59009370 A JP 59009370A JP 937084 A JP937084 A JP 937084A JP H0580088 B2 JPH0580088 B2 JP H0580088B2
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JP
Japan
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switch
bimetallic
overload protection
protection switch
blade
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JP59009370A
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JPS59141130A (ja
Inventor
Marukamu Buratsukubaan Aasaa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
OTSUTA KONTOROORUZU Ltd
Original Assignee
OTSUTA KONTOROORUZU Ltd
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Publication date
Application filed by OTSUTA KONTOROORUZU Ltd filed Critical OTSUTA KONTOROORUZU Ltd
Publication of JPS59141130A publication Critical patent/JPS59141130A/ja
Publication of JPH0580088B2 publication Critical patent/JPH0580088B2/ja
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H71/00Details of the protective switches or relays covered by groups H01H73/00 - H01H83/00
    • H01H71/10Operating or release mechanisms
    • H01H71/12Automatic release mechanisms with or without manual release
    • H01H71/14Electrothermal mechanisms
    • H01H71/16Electrothermal mechanisms with bimetal element
    • H01H71/164Heating elements

Landscapes

  • Thermally Actuated Switches (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野および背景 この発明は、電気スイツチにおけるまたは電気
スイツチについての改良に関するものであり、そ
してより特定的には、熱に応答するバイメタル・
スイツチ作動エレメントを使用するスイツチに関
するものである。この発明は特に、電気モータ保
護の分野におけるそのようなスイツチの応用に関
する。
英国特許番号第903807号に示されるようなバイ
メタル・スイツチを使用する電気モータ保護の原
理がよく知られている。この保護スイツチは、モ
ータの巻線と直列に接続され、そして巻線がその
限界温度に到達する前に、モータに過負荷保護が
かけられたときには回路を切ることが要求され
る。さらにその上に、この保護スイツチは、モー
タがその設計上の負荷を完全に発揮することがで
きるために、モータが被るあらゆる周囲温度にお
いて、全負荷電流を通過させなければならない。
これは、たとえば自動車に使用されるような永
久磁石低電圧モータの場合には特に困難である。
小さなパツケージから大きなトルクをもたらすこ
とに加えて、そのようなモータまた、自動車製造
業者の仕様に合わせるために−40℃から+80℃に
至る周囲温度の中で満足に動作しかつ保護される
ことが要求される。
そのような広い範囲の周囲温度を通じて動作し
なければならないことに加えて、そのようなモー
タはまた、自動車の重量を減少させかつその燃料
消費量を改善するために軽量で構成されなければ
ならない。軽量の構造は、モータが低い熱量を有
しかつモータの負荷がかけられたときにその温度
が急速に上昇し、さらにその上にモータは自動車
の製造業者によつて特定される全トルクを生じる
ことができなければならないということを意味す
る。
モータ保護装置はそれゆえに、それらの動作特
定におけるいくつかの矛盾する要求に従わなけれ
ばならない。すなわち、大きなトルクの発生は、
保護装置を取り外す手間なしに、短期間に渡つて
大きなモータ電流が持続されることを必要とし、
なおその上に保護装置は、それに関連する高い巻
線温度が巻線の抵抗値の増大を引起こすので、時
間に従つて減少するモータ失速電流に対しても保
護しなければならない。
たとえば、典型的な自動車の窓を持ち上げるモ
ータは、保護装置を取り外す手間なしに20アンペ
ア(A)の失速電流に近い電流で短期間(たとえば6
秒間)に渡つて高負荷状態において動作すること
が要求される。失速状態下における電機子の電流
加熱は、巻線の温度の増大をもたらすとともに、
失速電流をほぼ12Aに減少させる。このように、
保護装置は、大電流に対して比較的感度が低く、
なおその上に、より長い期間に渡つて低電流に対
しては感度が高くなければならないということが
見出されるであろう。
英国特許番号第903807号において開示されたよ
うな装置は、低電圧電気モータの保護において広
範囲に使用されている。これらの装置の特性は、
電流の変化にしたがつて開路時間をグラフにプロ
ツトすることによつて示される。添付された図面
の第1図においては、縦軸は、測定された電流を
アンペア単位で示しており、かつ横軸は、開路時
間を秒単位で示している。この第1図は、実線に
よつて示される英国特許第903807号の型式の先行
技術の装置の特性が相対的に平坦であるというこ
とを示しており、このことは、高い電流の限界ま
たは低い電流の限界においてそれぞれ要求された
特性をもたらすように、異なるバイメタル抵抗値
を有するいくつかの代替スイツチの必要性に結び
ついている。時間軸の両端において要求されるそ
れぞれの特性を有する1つのスイツチを製造する
ことはしばしば困難であり、そして利用される保
護装値は、通常は双方の要求の間での妥協であ
る。にもかかわらず、この型式の保護装置は、従
来の方法で構成されたモータに対する十分な保護
をもたらしてきた。
より軽い構造のモータの設計でさえ、高電流に
対してより長い開路時間を与えかつ保護装置が最
終的に引き外される電流値をより低くするため
に、そのような保護スイツチの特性が変えられる
ことを必要としている。この要求に対する1つの
解決方法は、シヤーシの上に装着された2片のバ
イメタルからなる保護装置を製造することであ
る。より薄いバイメタルはより厚いバイメタルと
背中合わせに装着され、かつ保護装置の動作温度
を上昇させかつ大電流下におけるより長い開路時
間をもたらすために、より厚いバイメタル上の可
動接点およびシヤーシ上の固定接点の間の接触圧
力の初期増加を与えるために用いられる。温度が
下がるときに反対の作用が起こり、かつ再閉路時
間は、また増大し、このため失速状態におけるモ
ータへのエネルギー入力は、巻線が安全な動作温
度を越えないように制限されることを保証する。
この構造による保護装置は、ゆつくりと閉じかつ
開く保護装置でありかつアーク作用に耐えるため
に大きな銀の接点を必要とし、このアーク作用は
また自動車無線などにおける混線をもたらし、そ
して自動車における電子装置の動作に影響を及ぼ
す。この装置の製造は複雑でありかつ動作特性
は、銀の接点がアークによつて消耗されるにつれ
て寿命によつて著しく変化し、バイメタルの幾何
学構造に変化を引起こす。
他の公知の装置は、装置の特性を変更するため
に、別々の加熱ブリツジまた内部もしくは外部ヒ
ータを備えたバイメタルを使用する。しかしなが
らそのような保護装置の動作は、保護装置の配向
によつて変化し、かつ加熱部材からバイメタルへ
熱を伝えるために複雑な構造を有する。
英国特許第903807号に開示された装置の欠点の
いくつかは、ドイツ特許出願番号P2811503.9−32
において示されている方法によつて最小限に押え
ることができる。この出願において、保護装置の
バイメタルによつて保持される端子は、電気モー
タの金属ブラシホルダにまたは混信抑圧器の厚い
ワイヤの巻線に装着される。短い高電流期間中
に、比較的冷たい金属ブラシホルダまたは巻線が
吸熱器として機能しかつ最初の開路時間を延長す
るように装置のバイメタルの温度上昇速度を減少
させる。延長された失速状態または過負荷状態に
おいて、金属ブラシホルダまたは巻線は加熱し、
かつ熱はその後ブラシホルダまたは巻線から真鍮
の端子を介してバイメタルに流れ、そしてこれは
バイメタルが低電流下で動作するのを助ける。熱
の入力または、バイメタルの冷却を遅らせ、これ
は、伸ばされた再閉路時間と、その結果としてよ
り低い巻線温度を伴うモータへのより低いエネル
ギ力とをもたらす。この方法は明らかに、抑圧器
またはブラシホルダ構造における実質的に金属の
部分を有するモータにのみ適用され得る。
発明の概要 この発明は、たとえば英国特許番号第903807号
において開示されたようなスイツチの1つまたは
それ以上の端子(すなわち接点およびバイメタル
を装着する部品)を製造するという概念にあり、
そのような部品は従来は、真鍮で製造されかつ低
い電気抵抗値を有していたが、ここでは従来の端
子に比較して相対的により高い電気抵抗値を有
し、バイメタルの自己加熱に対して伝えられた電
流以下で穏やかに自己加熱するように選択された
材料で形成される。短絡状態におけるような高電
流レベルにおいて、バイメタル加熱は優れてお
り、かつ端子の加熱の影響は無視し得る程度であ
るが、しかし電流軸の他方の限界に向かつて、た
とえば流れているわずかの過負荷電流によつて、
端子の自己加熱はスイツチの全体的な動作に著し
く寄与している。
それゆに、この発明による電気モータのための
過負荷保護スイツチは、スナツプ動作のバイメタ
ル・スイツチエレメントと、このバイメタル・ス
イツチエレメントを装着する第1の固定されたス
イツチ端子部と、このバイメタル・スイツチエレ
メントによつて保持された移動接点と、この移動
接点と協働する固定接点と、この固定接点を装着
する第2の固定されたスイツチ端子部とを備えて
おり、上記第1の端子部とバイメタル・スイツチ
エレメントと移動および固定接点と第2の端子部
とは、スイツチにおいて直列に電気的に接続され
て、スイツチの使用時にモータの負荷電流がスイ
ツチを介して流れるようにスイツチがモータに接
続されたときにモータの負荷電流を伝え、上記バ
イメタル・スイツチエレメントは、スイツチによ
つて伝えられる電流の流れに応答してエレメント
の自己加熱を得るために選択された電気抵抗を有
し、かつ第1および第2の端子部の少なくとも一
方は、バイメタル・スイツチエレメントと導電性
熱伝達関係にあり、かつスイツチの負荷電流下に
おいてそれぞれの部分が、バイメタル・スイツチ
エレメントの自己加熱に対してゆつくり自己加熱
するように選択された電気抵抗材料で形成され、
比較的高い負荷電流レベルに応答して、バイメタ
ル・スイツチエレメントの自己加熱は、スイツチ
の動作に対して実質的に無視し得る程度の影響を
有しているだけの少なくとも一方の端子部の加熱
を伴いながら、スイツチの比較的急速な動作を得
ることについて優位を占め、一方、過負荷レベル
の比較的低い過負荷電流レベルに応答して、少な
くとも一方の端子部の自己加熱およびそこからバ
イメタル・スイツチエレメントへの熱の伝達は、
スイツチの比較的遅い動作に著しく寄与し、これ
によりスイツチは、接点を開くように動作するこ
となくモータの比較的短期間のしかし通常の全ト
ルク電流を伝えることができる一方、高負荷電流
が長期間に渡つて維持されている場合には適当な
時期にその接点を開くことができる。
以下に説明されるこの発明の実施例は、バイメ
タルが、その外側の脚を結合するブリツジによつ
てではなく、その中央の脚によつて装着されると
いうことを除いて、英国特許番号第903807号にお
いて開示されたスイツチと類似する構造のスイツ
チから構成されている。この構造からなる以前の
スイツチにおいて、端子部は重複し、金属の別々
の板から個別にこれらの部品を製造することを必
要とし、かつこれらの部品は電流を通過させるた
めの比較的低い抵抗値の経路を設けていた。開示
された実施例においては、これらの部品は、長く
かつ薄い形状であり、増大した抵抗値を与え、な
おかつその構造の機械的許容範囲を最小限にする
ために、それらを正しい位置に固く保持されるよ
うにすることができ、そしてこれらの部品は、端
子における相対的に高い抵抗をもたらすために、
ニツケルクロム合金またはステンレス鋼のような
比較的高い抵抗値の材料から構成される。実施例
の端子は、熱可塑材または熱硬化性の成型物で固
く包まれ、小さな寸法の硬い構造を提供してい
る。
バイメタル・ブレードは、どのような形状であ
つてもよいが、英国特許番号第903807号に開示さ
れているような従来の装置において必要とされて
いるよりもより低い抵抗の合金から製造されるこ
とができる。
改良されたスイツチの動作に応じて、モータが
全トルクの負荷を受けまたは短期間失速したとき
の高電流の通過期間中に、端子に発生した熱はバ
イメタルに到達するだけの時間を有しておらず、
かつそれ自身の抵抗値のもとでのバイメタルの自
己加熱のみがバイメタルの温度を上昇させる。バ
イメタルは、たとえば数ミリオームに過ぎない抵
抗値しか有していないので、失速して最初の数秒
間におけるその温度の上昇は、保護装置に回路を
開かせるのに十分ではない。もしも失速状態が続
くならば、そのときは保護装置はその接触をすぐ
に切断してモータを保護し、かつバイメタルが再
閉路温度まで冷却されたときにそれらを再び閉ざ
す。巻線へのエネルギ入力は温度を、したがつて
抵抗を増大させ、失損電流を減少させる。これは
第1図に示されている。この期間中に、端子の加
熱の影響はバイメタルまで到達し、このためバイ
メタルにおける減少した電流のより低い加熱効果
を妨げる。抵抗性の端子を有するバイメタル・ブ
レードは、真鍮の端子を備えた類似するユニツト
よりも低い電流値に応答するであろうということ
を見出すことができる。改良された装置の急激な
時間/電流の特性は第1図に点線で、180℃にお
いておよび20℃±2℃の周囲温度で開くように設
定された伝統的な装置の特性と重複して示されて
おり、そしてこの発明の装置の曲線は以前の装置
よりもはるかに急勾配であるように見える。この
構造の1つの大きな長所は、以前の設計によるい
くつかのバイメタルの特性は、この装置の特性に
よつて越えられているということである。このよ
うに、特殊なバイメタルを備えたこの発明による
1つの装置は、異なるバイメタルを使用するいく
つかの先行技術の装置と同じ機能で動作する。こ
れは、製造されるべき変形例の数を減少させ、か
つ製造工程における作業効率を改善させる。
この発明は、添付された図面に描かているこの
発明の典型的な実施例の以下の説明を考慮するこ
とによつて最もよく理解されるであろう。
好ましい実施例の説明 添付図面の第2−1図ないし第2−10図は、
この発明による典型的な保護スイツチの構成を示
しており、各図面における特定のスイツチ部品
は、その部品を図示する各図面の番号と同じ番号
で指定されている。
より詳細に説明すると、第2−1図および第2
−2図は、連続的なスリツプから連続的なくし状
に都合よくスタンピングしかつプレスすることに
よつて、たとえば18/8ニツケル/クロム・ステ
ンレス鋼から形成された、端子およびバイメタル
および固定接点の装着のための部品を示してお
り、これら2つの部品はお互いに、それらが完成
した保護スイツチにおいて有する相対的な位置に
配置され、それによつてスイツチの合成プラスチ
ツク本体の製造成型を促進する。
第2−3図および第2−4図は、バイメタル装
着部品の各側面図を示し、そしてスナツプ動作の
バイメタル(以下に説明される)の舌が溶接など
によつてその上に固定される、プレスされたブリ
ツジをその中に有する延ばされたL字形状の分岐
部の形成されたものを示している。第2−1図の
部品は、スイツチの固定接点を装着するのに役立
つ。
第2−5図は、使用され得るバイメタル・ブレ
ードの典型的な形状を示しており、そしてそのよ
うなブレードのより完全な説明は、英国特許出願
番号8320052およびそれに対応するドイツ特許出
願番号P3327511.4、日本特許出願番号139329/
1983およびアメリカ合衆国特許出願番号517300に
示されており、その開示はここに援用されて取入
れられている。ブレードは、2つの反対方向に曲
げられた形状間でスナツプ動作によつて移動可能
なように皿状に形成されており、そして第2−2
図ないし第2−4図に示される部品のブリツジ部
にブレードを装着するように機能する舌を規定す
るU字形状の切込みを有する、一般的に西洋梨型
の形状であり、その舌の先端部はブリツジに点溶
接されている。保護スイツチの移動接点は、U字
形状の切込みの湾曲部およびブレード上に形成さ
れた隣接する“突出部”との間のブレードの狭い
端部において装着され、スイツチの反対部分に形
成されたバツク・ストツプ10と協働してバイメ
タル・ブレードの接点が開こうとする動きを制限
する。上述の特許出願においてより完全に説明さ
れているように、舌のいずれかの側部におけるバ
イメタル・ブレードの側部は、第2−5図に示さ
れるように、舌の付け根の端部の領域におけるブ
レードの大きい方の端部からU字形状の切込みの
湾曲した領域におけるブレードの小さい方の端部
に向かつて先細りにされている。このブレードの
形状は、ブレードのより小さい方の端部に向かう
外側の脚のシンニングと結合された西洋梨型のブ
レードの形状が、ブレードにおける改善された機
械的スイツチング特性および改善された自己加熱
特性をもたらし、さらに改善された動作の整合性
を提供するという点で有利である。
第2−6図ないし第2−10図は、成型された
スイツチ本体部分20によつて組立てられた第2
−1図ないし第2−4図の端子および装着部品を
示し、そのような組立は、端子および装着部品の
周囲に本体部分の射出成型を行なうことによつて
実行される。しかし、第2−6図ないし第2−1
0図は、スイツチ上に装着されたバイメタルを示
しておらず、第2−6図においてバイメタルの輪
郭が、それがどのように装着されているかを示す
ために破線で示されている。多くの点でこのスイ
ツチの部品の構造および配置は、オツタ・コント
ロールズ・リミテツド(Otter Controls
Limited of Buxton、Derbyshire、England)に
よつて製造され販売されているタイプのG65型の
スイツチに類似しているので、ここではこのスイ
ツチのより詳細な説明は行なわれる必要がない。
そして、添付図面を読むことによつて、材料を選
択することによつてそしてまた異なる寸法を適用
することによつて一部達成された、構成部品の電
気的抵抗におけるこの発明による相違を越えて実
際に存在するような相違が当業者にとつて明らか
となるであろう。
英国特許番号第903807号において開示された従
来の設計による保護装置において、開路時間軸の
両端において必要とされる特性と正確に一致する
ために、装置を±5℃の温度許容範囲内に調整す
ることがしばしば必要であつた。この発明による
装置においては、広い許容範囲幅で任意の電流に
対する開路時間の測定を用いることによつて装置
を調整することで通常は十分である。従来の装置
において、バイメタルの抵抗値は、特性の帯域幅
を決定することにおいて重要であり、そしてバイ
メタルの特性を変えることは、バイメタルの種々
のバツチによつて歩留まりを変化させた。この発
明による装置において、バイメタルの抵抗値にお
ける変化がスイツチの全体的な特性に比較的少な
い影響を及ぼすように、端子はバイメタル・ブレ
ードよりもより実質的に抵抗性のものであつても
よい。端子における抵抗加熱の効果は、保護装置
のハウジング内における周囲全体の温度を増加さ
せることであり、これは失速期間中におけるより
少ないサイクルで再閉路時間をより長くさせる。
前述のように構成された2つの典型的なスイツ
チは、2mΩおよび20mΩのバイメタル抵抗値
(すなわち端子間の抵抗値に対するバイメタルの
みの影響)をそれぞれ伴う、接点閉路状態におけ
る22mΩおよび40mΩの端子間の抵抗値を有して
いた。さらに高い抵抗のスイツチが、比較的低い
電流状態において使用するために設計された。
高抵抗の部品と共に、スイツチの構造に熱可塑
材を使用することは、理論上、抵抗性部品の加熱
をもたらし、熱可塑材の溶解を引起こす。しかし
ながら、170℃以下のバイメタル・スナツプ温度
に対して、端子に発生した熱は、ナイロンがその
融点に到達する前にバイメタル・スナツプ部材を
動作させるので、装置は装置自身を保護している
ことがわかる。成型されたユニツトの使用はスイ
ツチの熱量を増大させ、かつ短時間の使用に対す
る高電流に低電流に対する感度という長所を加え
る。この装置はまた、切換えられた磁極を有する
洗濯機のモータのような広範囲の電圧モータの保
護において長所を有している。水がまだドラムに
存在する時に、保護装置は、全速回転に到達する
までの間にほとんど失速状態の電流でモータに全
トルクを発生させなければならず、そしてこれは
保護装置がほぼ10秒間に渡つて高電流を感知しな
いことを必要とする。同時に、保護装置はより長
い期間に渡つて失速電流に対し保護しなければな
らず、かつ抵抗性端子部材は、巻線温度の増大に
伴い、より低い失速電流においてスイツチを引き
外すのに十分な熱を提供する。従来の装置は温度
許容範囲により近く調整されなければならなかつ
たが、現在では広い範囲のスナツプ温度を伴う保
護装置でモータを保護することが可能である。こ
れは製造中に有効な歩留まりを増大し、そして製
造費用を低下させる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、先行技術による種々のスイツチに対
する(グラフにおいて実線で示されている)およ
びこの発明に従つて構成された典型的なスイツチ
に対する(グラフにおいて破線で示されている)、
電流負荷(アンペア単位で測定された)と開路時
間(秒単位で測定された)との間の関係を示すグ
ラフである。第2−1図は、スイツチの固定接点
を装着するための延長部を有する第1の端子部品
の平面図である。第2−2図、第2−3図および
第2−4図は、それぞれ、スイツチのバイメタ
ル・スイツチ作動エレメントを装着するための延
長部を有する第2の端子部品の平面図、端面図お
よび側面図を示している。第2−5図は、典型的
なバイメタル・スイツチ作動エレメントを示して
いる。第2−6図、第2−7図、第2−8図、第
2−9図および第2−10図は、それぞれ、この
発明によるスイツチの完成品の平面図、第1の側
面図、第2の側面図、端面図および断面図(第2
−6図のA……A線上における)を示している。 図において、2−1は第1の端子部品、2−
2,2−3は第2の端子部品、2−5はバイメタ
ル・スイツチ作動エレメントを示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 電気モータのための過負荷保護スイツチであ
    つて、 スナツプ動作のバイメタル・スイツチエレメン
    ト2−5と、 前記バイメタル・スイツチエレメントが装着さ
    れた第1の固定されたスイツチ端子部2−2と、 前記バイメタル・スイツチエレメントによつて
    支持された移動接点と、 前記移動接点と協働する固定接点と、 前記固定接点が装着された第2の固定されたス
    イツチ端子部2−1とを備え、 前記過負荷保護スイツチの使用時において、前
    記過負荷保護スイツチが前記電気モータに接続さ
    れて前記電気モータの負荷電流が前記過負荷保護
    スイツチを介して流れるときに、前記第1のスイ
    ツチ端子部と、前記バイメタル・スイツチエレメ
    ントと、前記移動接点と、前記固定接点と、前記
    第2のスイツチ端子部とは、前記過負荷保護スイ
    ツチにおいて直列に電気的に接続されて前記電気
    モータの負荷電流を伝え、 前記バイメタル・スイツチエレメントは、前記
    過負荷保護スイツチによつて伝えられる電流の前
    記バイメタル・スイツチエレメントを介する流れ
    に応答して、前記バイメタル・スイツチエレメン
    トの自己加熱を得るために選択された電気抵抗を
    有し、 前記第1および第2のスイツチ端子部の少なく
    とも一方は、前記バイメタル・スイツチエレメン
    トと導電性熱伝達関係にあり、かつ前記少なくと
    も一方のスイツチ端子部は、 前記過負荷電流レベルが比較的高いレベルのと
    きには、前記バイメタル・スイツチエレメントの
    自己加熱によつて前記過負荷保護スイツチの比較
    的急速な動作が支配される一方で前記少なくとも
    1つのスイツチ端子部の自己加熱は前記過負荷保
    護スイツチの動作に対して実質的に無視し得る程
    度の影響を有するに過ぎず、これに対して過負荷
    電流レベルが過負荷レベルとしては限界の比較的
    低いレベルのときには、前記少なくとも一方のス
    イツチ端子部の自己加熱および前記少なくとも一
    方のスイツチ端子部から前記バイメタル・スイツ
    チエレメントへの熱の伝達が前記過負荷保護スイ
    ツチの比較的遅い動作に著しく寄与するように、
    前記過負荷保護スイツチの負荷電流の下におい
    て、当該スイツチ端子部が前記バイメタル・スイ
    ツチエレメントの自己加熱に対してゆつくりと自
    己加熱するように選択された電気抵抗性材料で形
    成される、過負荷保護スイツチ。 2 前記第1および第2のスイツチ端子部の前記
    少なくとも一方は、増大した電気抵抗のために細
    長く、薄い幾何学的形状を有する、特許請求の範
    囲第1項記載の過負荷保護スイツチ。 3 前記第1および第2のスイツチ端子部の前記
    少なくとも一方は、ニツケル/クロム合金または
    ステンレス鋼を含む、特許請求の範囲第1項また
    は第2項記載の過負荷保護スイツチ。 4 プラスチツクで形成された本体部分をさらに
    含み、かつ前記第1および第2のスイツチ端子部
    は、前記本体部に固定され、かつ前記バイメタ
    ル・スイツチエレメントのための装着部としてお
    よび前記固定接点のための装着部としてそれぞれ
    機能する延長部を有する、特許請求の範囲第1項
    ないし第3項のいずれかに記載の過負荷保護スイ
    ツチ。 5 前記第1および第2のスイツチ端子部の双方
    は、前記電気抵抗性材料で形成される、特許請求
    の範囲第4項記載の過負荷保護スイツチ。 6 前記バイメタル・スイツチエレメントは、2
    つの反対方向に曲げられた皿状の形状の間で、ス
    ナツプ動作を伴つて動くことが可能なストレスさ
    れたバイメタルブレードを含み、前記バイメタル
    ブレードは、前記バイメタルブレードの2つの側
    部の間で延びる舌を規定する一般にU字形状の切
    込みを有し、前記舌は付け根の端部および先端の
    端部を有し、かつ前記バイメタルブレードは、前
    記舌の前記先端部が前記第1のスイツチ端子部に
    固定されることによつて前記過負荷保護スイツチ
    に装着され、前記バイメタルブレードはさらに前
    記U字形状の切込みの湾曲部の領域において前記
    バイメタルブレードの前記2つの側部間をまたぐ
    ブリツジ部分を有し、かつ前記移動接点は前記ブ
    リツジ部分上に装着される、特許請求の範囲第1
    項ないし第5項のいずれかに記載の過負荷保護ス
    イツチ。 7 前記バイメタルブレードは、前記舌の付け根
    部分の領域における大きい部分と前記舌の先端部
    分の領域における小さい部分とを備えた西洋梨型
    の形状であり、前記大きい部分および小さい部分
    は、前記バイメタルブレードの2つの側部の対向
    する端部にある、特許請求の範囲第6項記載の過
    負荷保護スイツチ。 8 前記バイメタルブレードの前記側部は、前記
    バイメタルブレードの前記大きい方の部分から前
    記小さい方の部分に向かつて先細りにされてい
    る、特許請求の範囲第7項記載の過負荷保護スイ
    ツチ。 9 前記バイメタル・スイツチエレメントの接点
    が開こうとする動きを制限するために前記過負荷
    保護スイツチにバツク・ストツプが規定される、
    特許請求の範囲第1項ないし第8項のいずれかに
    記載の過負荷保護スイツチ。 10 電気モータの巻線に直列に結合された、特
    許請求の範囲第1項ないし第9項のいずれかに記
    載の過負荷保護スイツチ。
JP59009370A 1983-01-21 1984-01-21 過負荷保護スイッチ Granted JPS59141130A (ja)

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US4532488A (en) 1985-07-30
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