JPH057971U - アルコールエンジンの点火装置 - Google Patents

アルコールエンジンの点火装置

Info

Publication number
JPH057971U
JPH057971U JP5504191U JP5504191U JPH057971U JP H057971 U JPH057971 U JP H057971U JP 5504191 U JP5504191 U JP 5504191U JP 5504191 U JP5504191 U JP 5504191U JP H057971 U JPH057971 U JP H057971U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plug
alcohol
fuel
injection nozzle
cover
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP5504191U
Other languages
English (en)
Other versions
JP2535674Y2 (ja
Inventor
直久 中島
雅之 片渕
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp filed Critical Mitsubishi Motors Corp
Priority to JP1991055041U priority Critical patent/JP2535674Y2/ja
Publication of JPH057971U publication Critical patent/JPH057971U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2535674Y2 publication Critical patent/JP2535674Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
  • Combustion Methods Of Internal-Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】燃料の着火性を高め、始動性の良好なアルコー
ルエンジンの点火装置を提供することを目的とする。 【構成】点火プラグ5の周囲をプラグカバー6で覆い、
点火プラグ5の周囲に小室7を形成するとともに、プラ
グカバー6に燃料導入孔8を点火プラグ5に対向して形
成したことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、アルコールエンジンの点火装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
メタノール等のアルコールを主燃料とするアルコールエンジンは、一般に噴射 ノズルから燃焼室に噴霧されたアルコール燃料をグロープラグ等の点火プラグで 着火させるように構成されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、アルコール燃料はガソリンや軽油などに比べて着火性が低いため、従 来ではエンジンの始動性が悪くなるという問題があった。
【0004】 本考案は上述した問題点に鑑みてなされたものであり、その目的はアルコール 燃料の着火性を高めることができ、良好な始動性を得ることのできるアルコール エンジンの点火装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本考案は、噴射ノズルから燃焼室に噴霧されたアル コール燃料を点火させる点火プラグと、この点火プラグの周囲を覆って内部に小 室を形成するプラグカバーと、前記噴射ノズルに対向して前記プラグカバーに形 成された燃料導入孔とを具備したものである。
【0006】
【作用】
本考案によると、噴射ノズルから噴霧されたアルコール燃料は燃料導入孔から プラグカバーの内部に形成された小室に入り込み、点火プラグの表面に密度の濃 い混合気層を形成して着火するので、アルコール燃料の着火性を高めることがで き、良好な始動性を得ることができる。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図1および図2を参照して説明する。
【0008】 図2はアルコールエンジンの概略を示す図であり、エンジン本体の燃焼室1に は、ピストン2が設けられているとともに、噴射ノズル3から噴霧されたアルコ ール燃料を着火させる本発明の一実施例に係る点火装置4が設けられている。
【0009】 この点火装置4は図1に示すようにグロープラグ5と、このグロープラグ5の 周囲を覆う有底筒状のプラグカバー6とで構成され、プラグカバー6の内部には 小室7がグロープラグ5の周囲に形成されている。また、プラグカバー6には燃 料導入孔8が噴射ノズル3に対向して形成されており、噴射ノズル3から噴霧さ れたアルコール燃料は燃料導入孔8から小室7に流入するようになっている。
【0010】 なお、プラグカバー6は筒状部6aの外径をdとすると、筒状部6aの肉厚t は外径dの15%以下となっており、さらに筒状部6aの長さlは外径dの3倍 以上となっている。また、筒状部6aの先端には厚肉のヒートマス部6bが設け られている。
【0011】 上記のような構成によると、噴射ノズル3から噴霧されたアルコール燃料は燃 料導入孔8からプラグカバー6の内部に形成された小室7に入り込む。そして、 グロープラグ5の表面に密度の濃い混合気層を形成し、グロープラグ5の表面に て着火して火炎を燃焼室1に伝播する。
【0012】 このように本実施例では、グロープラグ5の周囲をプラグカバー6で覆い、グ ロープラグ5の周囲に小室7を形成したので、グロープラグ5の表面に密度の濃 い混合気層を形成することができる。したがって、アルコール燃料の着火性を高 めることができ、アルコールエンジンの始動性を向上させることができる。
【0013】 また、上記実施例ではプラグカバー6の筒状部6aの肉厚tが薄くなっている ので、燃料の燃焼熱が筒状部6aを通じてグロープラグ5のシート部に伝わるよ うなことがなく、グロープラグ5の耐久性を向上させることができる。
【0014】 さらに、上記実施例ではプラグカバー6の先端に厚肉のヒートマス部6bが設 けられているので、燃料の燃焼熱をヒートマス部6bで蓄えることができ、小室 7に導入されたアルコール燃料をヒートマス部6bの蓄熱で予熱することができ 、アルコール燃料の着火性をさらに高めることができる。
【0015】
【考案の効果】
以上説明したように本考案は、噴射ノズルから燃焼室に噴霧されたアルコール 燃料を点火させる点火プラグと、この点火プラグの周囲を覆って内部に小室を形 成するプラグカバーと、前記噴射ノズルに対向して前記プラグカバーに形成され た燃料導入孔とを具備したものである。
【0016】 したがって、本考案によれば、噴射ノズルから噴霧されたアルコール燃料が点 火プラグの周囲に形成された小室に入り込み、点火プラグの表面に密度の濃い混 合気層を形成するので、アルコール燃料の着火性を高めることができ、良好な始 動性を得ることのできるアルコールエンジンの点火装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る点火装置の概略構成を
示す図。
【図2】アルコールエンジンの概略構成を示す図。
【符号の説明】
1…燃焼室、2…ピストン、3…噴射ノズル、4…点火
装置、5…グロープラグ、6…プラグカバー、7…小
室、8…燃料導入孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 噴射ノズルから燃焼室に噴霧されたアル
    コール燃料を点火させる点火プラグと、この点火プラグ
    の周囲を覆って内部に小室を形成するプラグカバーと、
    前記噴射ノズルに対向して前記プラグカバーに形成され
    た燃料導入孔とを具備したことを特徴とするアルコール
    エンジンの点火装置。
JP1991055041U 1991-07-16 1991-07-16 アルコールエンジンの点火装置 Expired - Lifetime JP2535674Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991055041U JP2535674Y2 (ja) 1991-07-16 1991-07-16 アルコールエンジンの点火装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991055041U JP2535674Y2 (ja) 1991-07-16 1991-07-16 アルコールエンジンの点火装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH057971U true JPH057971U (ja) 1993-02-02
JP2535674Y2 JP2535674Y2 (ja) 1997-05-14

Family

ID=12987583

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991055041U Expired - Lifetime JP2535674Y2 (ja) 1991-07-16 1991-07-16 アルコールエンジンの点火装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2535674Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006003986A1 (ja) * 2004-07-07 2006-01-12 Isuzu Motors Limited 筒内噴射式内燃機関の燃料噴射・着火補助装置及び燃料噴射・着火補助方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02132814U (ja) * 1989-04-10 1990-11-05
JP3023667U (ja) * 1995-10-11 1996-04-23 大成建設株式会社 管理人室用管理盤
JP3025865U (ja) * 1995-09-22 1996-06-25 順子 小島 動物の外部寄生虫をとる中空櫛

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02132814U (ja) * 1989-04-10 1990-11-05
JP3025865U (ja) * 1995-09-22 1996-06-25 順子 小島 動物の外部寄生虫をとる中空櫛
JP3023667U (ja) * 1995-10-11 1996-04-23 大成建設株式会社 管理人室用管理盤

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006003986A1 (ja) * 2004-07-07 2006-01-12 Isuzu Motors Limited 筒内噴射式内燃機関の燃料噴射・着火補助装置及び燃料噴射・着火補助方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2535674Y2 (ja) 1997-05-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20190376441A1 (en) Pre-Chamber Spark Plug
US3999532A (en) Internal combustion engine fuel system
EP1650429A3 (en) Direct injection type internal combustion engine
CA1146430A (en) Catalytic engine
GB2049811B (en) Spark ignition internal combustion engine with direct fuel injection
GB1342179A (en) Flame glow plugs
GB1484363A (en) Internal combustion engines
JPH057971U (ja) アルコールエンジンの点火装置
PL342728A1 (en) Ignition plug ensuring improved operational characteristics
GB1346546A (en) Internal combustion engine combustion chambers
US3867914A (en) Device for accelerating fuel vaporization in an internal combustion engine
JPH057972U (ja) アルコールエンジンの点火装置
US3292606A (en) Spark plugs
JPS6329870Y2 (ja)
JPS63979Y2 (ja)
JPS62117231U (ja)
JPS6118189Y2 (ja)
JPS57105518A (en) Combustion chamber for internal combustion engine
JPS5922248Y2 (ja) デイ−ゼル内燃機関の燃焼室装置
JPH03267616A (ja) グロープラグ
JPS6035528B2 (ja) 内燃機関の燃焼室装置
JPH046533U (ja)
JPH0351168U (ja)
JPS59173986A (ja) 内燃機関用点火プラグ
JPS6290980U (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19970107