JPH0579571B2 - - Google Patents

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JPH0579571B2
JPH0579571B2 JP5057286A JP5057286A JPH0579571B2 JP H0579571 B2 JPH0579571 B2 JP H0579571B2 JP 5057286 A JP5057286 A JP 5057286A JP 5057286 A JP5057286 A JP 5057286A JP H0579571 B2 JPH0579571 B2 JP H0579571B2
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JP
Japan
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package
conveyor
corners
belt
cutting
Prior art date
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Application number
JP5057286A
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English (en)
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JPS62208336A (ja
Inventor
Yasuhiko Koiso
Yoshiki Matsumoto
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Japan Pionics Ltd
Original Assignee
Japan Pionics Ltd
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Publication date
Application filed by Japan Pionics Ltd filed Critical Japan Pionics Ltd
Priority to JP5057286A priority Critical patent/JPS62208336A/ja
Publication of JPS62208336A publication Critical patent/JPS62208336A/ja
Publication of JPH0579571B2 publication Critical patent/JPH0579571B2/ja
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は包装体の隅角切除方法および装置に関
し、さらに詳細には断続的にベルト上を移動する
扁平状包装体の隅角切除方法および隅角切除装置
に関する。
熱可塑性合成樹脂フイルム、紙、布、不織布な
どのフイルム単独またはこれらの組合せで得られ
る複合フイルムを重ね合せてその周辺を熱溶着、
糊着などでシールすることにより、各種薬剤、化
粧品、日曜雑貨、食品などを包装することが広く
行われている。
〔従来の技術〕
これらの包装体としてはその生産性の良さから
ロール巻された長尺のフイルムを包材に用いる自
動充填包装機により、四角形(長方形または正方
形)偏平状とされたものが多く、たとえば1枚の
フイルムを折り曲げて重ね合わせ内容物を充填し
た状態で折り曲げ部を除く周囲3辺を一定巾でシ
ールしたもの(3方シール型)および内容物を2
枚のフイルムの間に挾み、その周辺4辺を一定巾
でシールしたもの(4方シール型)などがある。
しかしながらフイルムを重ね合わせてその周辺を
熱浴着あるいは糊着によりシールされた偏平状包
装体のシール部分はフイルムが重ね合わされ、か
つ接着されていることから剛性が著しく大きくな
つている。このような包装体製品は風呂敷に包ん
だり紙袋などの袋に入れた場合には剛性が大きく
先端の尖つた隅角がつきささり傷や穴を生ずる。
また鉄粉などの酸化反応熱を利用した化学かいろ
の包装袋に熱可塑性樹脂フイルム、不織布などの
複合フイルムを重ね合わせて周辺を熱溶着などに
よりシールされたものが用いられているが、この
化学かいろを人体に装着した場合には包装袋の隅
角の先端が肌着を通して皮膚に刺激を与えたりす
り傷などを生じたりするという欠点がある。これ
らの欠点を解消することおよび製品の美観を高め
るための手段の一つとして包装体の隅角部を斜
め、あるいは曲線状などに切除して鋭角をなくす
ることが行われている。包装体の隅角の切除方法
としてはたとえば得られた包装体の隅角を手動式
のカツターなどで1隅角ずつ切除する方法、包装
体の複数の隅角を同時に切除できるように包装体
の寸法にあらかじめ合せて製作したカツターなど
により隅角部のみを切除するかあるいは周辺シー
ル部等を含めて全体を打抜く方法などがある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
包装体の隅角部を手動操作で1ケ所ずつ切除す
ることは確実な方法であるが大量の処理を行うこ
とはできない。また所定の大きさの打抜き刃型で
全体を打抜くには包装体の周辺を大き目に製作し
なければならず、打抜後の周辺はスクラツプとな
り包材のロスが大きくなる。これらのことから長
方形などの包装体の4つの隅角のみをあらかじめ
所定の寸法に製作したカツターなどで同時に切除
するならば包材のロスもなく効率もよい。しかし
ながら連続式自動充填包装機はロール巻された長
尺のフイルムなどを包材として用いるので、この
包装機によつて製造された長方形偏平状の包装体
などは加工中フイルムにかかる張力の変動や内容
物の充填量の誤差などにより得られた包装体毎に
寸法のバラツキを有している。この寸法のバラツ
キは包装体の製造中、フイルムに張力のかかる方
向(長方形の包装体の場合には通常は長辺方向)
に特に著しい。このような包装体の隅角をあらか
じめ所定の寸法に製作したカツターで4つの隅角
を同時に切除する場合にはその寸法に合う包装体
は第6図イに示すように均等に切除することも可
能であるが、包装体毎の寸法にバラツキがあると
切除位置が合わなくなる。すなわち包装体の寸法
がカツターの刃の間隔に対し短いときにはたとえ
ば第6図ロのように包装体の一つの辺の左右の隅
角が正確に切除されても相対する辺の隅角は切除
されなくなり、また包装体の寸法がカツターの刃
の間隔に対し長過ぎる場合にはたとえば第6図ハ
のように包装体の一つの辺の左右の隅角が正確に
切除されても相対する辺の隅角はシール部の内側
まで切断され、袋に孔があいて内容物が漏れ出す
惧れが生ずるという問題点があつた。以上のよう
に連続的に生産され寸法のバラツキを有する四角
形(通常は長方形であるが正方形を含む)の包装
体の隅角を正確にかつ生産効率よく切除する方法
は未だ知られていない。
〔問題点を解決するための手段.作用〕
本発明者らはこれらの問題点を解決し、包装体
の隅角に正確にかつ効率よく切除する方法および
装置について種々検討を続けた結果、コンベアー
のベルトの進行方向に平行となる方向(通常は長
辺方向)に寸法のバラツキが大きいことから進行
方向に対し、包装体の前部両端の隅角と後部両端
の隅角とを2度に分けて切除することに着目し、
さらに研鑽を重ねて本発明を完成した。
すなわち、本発明は(1)相対する二辺が進行方向
に対して平行となるように裁置されてコンベアー
のベルト上を移動する四角形偏平状包装体の隅角
切除方法において、前進中の包装体の前辺を定位
置に合せて停止させ、該包装体の前部左右両端の
隅角を切除し、次いで該包装体をベルトによつて
後退させ、後退中の包装体をその後辺(前進方向
に対し)を定位置に合せて停止させ、該包装体の
後部左右端の隅角を切除した後、ベルトによつて
前方に移送することを特徴とする包装体の隅角切
除方法および、(2)複数本のベルトがそれぞれ所定
の間隔を保つて並列に取付けられ且つ包装体の移
送面の高さとこれよりも低い高さとの間でベルト
の上下動が可能な前進用コンベアーと、該前進用
コンベアーと同一平面内に設置され、複数本のベ
ルトが前記前進用コンベアーのベルトと交互に上
下に入れ替えられるように間隔を保つて並列に取
付けられ且つ包装体の移送面の高さとこれよりも
低い高さとの間でベルトの上下動が可能な後退用
コンベアーと、前進用コンベアーと後退用コンベ
アーとを交互に上下動させるための動作機構と、
包装体の移送面に近接してそれぞれ設けられ前進
(包装体が前進用コンベアーによつて進む方向)
中または後退中の包装体をそれぞれ所定の位置で
ベルトに対しスリツプ状態で所定の時間停止させ
るための前部ストツパーおよび後部ストツパー
と、該前部ストツパーによつて停止中の包装体の
前部左右端隅角の切除部にそれぞれ刃が合う位置
に配設された前部カツテイングユニツトと、該後
部ストツパーによつて停止中の包装体の後部左右
端隅角の切除部にそれぞれ刃が合う位置に配設さ
れた後部カツテイングユニツトと、ベルト上を移
動する包装体の動きにタイミングを合せ、前記コ
ンベアーの上下動機構、前記それぞれのストツパ
ーおよびカツテイングユニツトを時系列的に順次
動作させるための信号伝達機構とを備えたことを
特徴とする包装体の隅角切除装置である。
本発明は四角形(主として長方形)の扁平状包
装体の隅角の切除に用いられ、本発明によればベ
ルトの進行方向の寸法にバラツキを有する包装体
の全ての隅角を正確に切除することができる。
以下、図面(第1図)により例示して本発明の
方法を説明する。
第1図イ〜ニはそれぞれ本発明の方法における
操作手順を例示する模式図であり、イ〜ニにおい
てaおよびbはそれぞれ側面図および平面図であ
る。第1図イ〜ニにおいてベルト1の上方にはベ
ルトの高さとの間で上下移動が可能な前部ストツ
パー2および後部ストツパー3が所定の間隔を保
つて設置されている。前部ストツパー2および後
部ストツパー3それぞれの左右には包装体の隅角
を切除するための刃を備えたカツテイングユニツ
ト4,4および5,5が設けられている。ベルト
1の上方で前部ストツパー2と後部ストツパー3
との間には包装体の通過を検知し操作信号を出す
ための検知装置6が配設されている。なおこの場
合にはベルト1の巾はカツテイングユニツトの刃
に触れないよう、また隅角部の切り屑がベルト上
に落ちるのを防止する目的などから包装体の巾よ
りも小さくされている。
第1イのaおよびbにおいて連続的に製造され
1体づつ切り離された長方形篇平状(正方形を含
む)の包装体Aは前進(図では右方向)中のベル
ト1上に相対する二辺が進行方向に対して平行と
なるように載置され、後部ストツパー3の下を通
り抜けて前進する。さらに前進すると検知装置6
によつてその通過が検知される。検知装置からの
信号が送られると第1図ロのaおよびbに示すよ
うに前部ストツパー2および後部ストツパー3な
らびにカツテイングユニツト4,4および5,5
はベルトの位置まで下降する。前進中の包装体A
は前部ストツパー2と接触し、前辺を定位置(ス
トツパー2の位置)に合せてベルト1に対してス
リツプ状態で停止する。包装体Aは前進方向に軽
く押され、前部左右端の隅角はそれぞれカツテイ
ングユニツト4,4の所定位置にはまり、この状
態でそれぞれの隅角が正確に切除される。次に第
1図ハのaおよびbに示すようにベルト1の進行
を後退方向に切換えることによつて包装体Aは後
退し、後部ストツパー3と接触し、後辺を定位置
(ストツパー3の位置)に合せてベルト1に対し
てスリツプ状態で停止する。包装体Aは後退方向
に軽く押され、後部左右端の隅角はそれぞれカツ
テイングユニツト5,5の所定位置にはまり、こ
の状態でそれぞれの隅角が正確に切除される。続
いて第1図ニのaおよびbに示すようにベルト1
を前進方向に切替えると同時に前部ストツパー2
および後部ストツパー3が上方の位置に戻され
る。隅角が切除された包装体Aは前進し前部スト
ツパー2の下を通つて前方に送り出されると共に
続いて製造された包装体Bがベルト1に載置さ
れ、包装体Aと同様な手順で隅角の切除処理が行
われる。
ここで包装体1体当りの隅角切除処理時間を、
自動充填包装機による包装体の1体当りの製造時
間よりも短かくなるように設計することによつて
生産ラインに接続することもできる。
隅角部の切除は切除後の包装体に鋭角部が残り
さえしなければその切除形状には特に制限はない
が、たとえば斜めの直線状および円周曲線状など
であり、それぞれの目的に応じてカツテイングユ
ニツトの刃の形状が任意に選択される。これらの
切除部の形状のうちでも美観をも含めた観点から
は円周曲線状すなわち切除後の包装体の角部が丸
くなる形状とされることが好ましい。
包装体の前進および後退は第1図で示したよう
に一つのコンベアーのベルトでその進行方向を切
替えることによつて行つてもよいが、前進用コン
ベアーと後退用コンベアーとを組合わせて用いる
こともできる。たとえばリボン状または紐状の細
いベルトをこれらの巾よりも大きい間隔を保つて
複数本並列に張られた前進用のコンベアーと、該
ベルトの間隔部毎に張られ、この間隔部よりも巾
の小さいリボン状または紐状の細いベルト複数本
が並列に設けられた後退用コンベアー(前進用の
コンベアーよりも全長が短いのが好ましい)とを
組合わせた装置を用いることもできる。この場
合、包装体を前進させるときには前進用ベルトを
包装体の移送位置の高さに保ち、後退用のベルト
はこれよりも低い位置に保つことによつて包装体
は前進し、次に前進用ベルトと後退用のベルトの
高さの位置を入れ替えることによつて包装体を後
退させることができる。包装体の移動方向の切替
の迅速性の要求、および1台のベルトで移動方向
を反転させるときに生ずる衝撃などによる機会の
損耗などの見地からは後者の2台のコンベアーを
組合せた方法が好ましい。
包装体を停止させるためのストツパーと隅角を
切除するためのカツテイングユニツトとは1体に
組込まれて同時に移動する形でもよく、それぞれ
を切り離し、カツテイングユニツトはベルトの定
位置に固定し、ストツパーのみを移動可能な形と
してもよい。ストツパーは所定の時間に所定の位
置で包装体を隅角がカツテイングユニツトに正確
に合うように停止させることができさえすればそ
の移動形式には特に制限はないが例えばベルト上
で上下方向または左右に移動させる方法、あるい
はベルトの左右外側の下から爪状の停止片を突き
出す形などの方法がある。カツテイングユニツト
はストツパーで停止した包装体の隅角部が切断用
の刃に合う位置に設けられ、切断刃は所望の形状
に合わせ、直線状または曲線状とされたものが使
用される。
なお本発明の方法は包装体の隅角の切除に関す
るものであるが、隅角の切除の代りりにまたは隅
角の切除に加えて、包装体の前部および後部から
の所定の位置にその他の加工を行うことを妨げる
ものではない。すなわち、包装体の移動方向に対
する前部および後部をそれぞれ所定の位置で正確
に停止させることができるので、たとえば前部お
よび後部のシール部の所望の位置に吊下げ用孔な
どの穿設や開封用ノツチのカツテイング加工など
も正確に行える。
次に本発明の隅角切除装置を図面によつて例示
して説明する。
第2図および第3図はそれぞれ隅角切除装置の
主要部を示す側面図および平面図であり、第4図
は包装体、ストツパーおよびカツテイングユニツ
トの位置を示す平面図である。
第2図および第3図において、2本の紐状のベ
ルト10,10が間隔を保つて並列に設けられた
前進用コンベアー11の設置平面内に重複して、
前進用コンベアー11よりも短く、3本のベルト
12,12,12が前進用コンベアー11のベル
ト10,10と平面視野で交互になるように間隔
を保つて設けられた後退用コンベアー13が設置
されている。前進用コンベアー11は滑車14,
…,14の軸受、15,…,15と結合ユニツト
16,…,16て支持され、ガイド17,…,1
7によつて垂直方向にのみ上下動ができるように
されている。また後退用コンベアー13も滑車1
8,18の軸受19,19と結合ユニツト20,
…,20で支持され、ガイド21,…,21によ
つて垂直方向にのみ上下動ができるようにされて
いる(結合ユニツトおよびガイドは第3図にのみ
示した)。
前進用コンベアー11および後退用コンベアー
13の滑車14,…,14および18,18はそ
れぞれ直線カム22に懸架されている。直線カム
22の後端(図では左端)は直線カム22を前後
移動させるためのエアーシリンダー23に接続さ
れている。なお、前進用コンベアー11および後
退用コンベアー13の駆動モーター等は図示され
ていない。
後退用コンベアー13の前方(図では右方向)
および後方(図では左方向)には後退用コンベア
ー13に近接して前部ストツパー24および後部
ストツパー25がそれぞれ配設され、それぞれエ
アーシリンダー(図では省略)に接続され所定の
距離を上下動できるようにされている。前部スト
ツパー24および後部ストツパー25の左右端付
近には包装体の巾に合せて前部カツテイングユニ
ツト26,26および後部カツテイングユニツト
27,27がそれぞれ隅角切除用の刃を動作させ
るためのエアーシリンダー(図では省略)に接続
された状態で配設されている。
後退用コンベアー13の上方には、包装体の通
過を感知して信号を出すための光電管28が設け
られている。光電管28の信号線は包装体の通過
によつて装置の作動を順次行わせる信号を出すた
めのプログラムコントローラー(図示していな
い)に接続され、プログラムコントローラーから
はそれぞれのエアシリンダーに信号線が接続され
ている。
自動充填包装機によつて製造され1体毎に切り
離された包装体は前進用コンベアー11のベルト
10に載置されて前進し、光電管28の下を通過
することによつて感知されて、プログラムコント
ローラーに伝達される。コントローラーからの信
号によつてエアーシリンダーが作動し、前部スト
ツパー24が第2図の破線で示すように包装体の
前方に突き出し、包装体の前辺左右端の隅角が前
部カツテイングユニツト26,26の所定位置に
合う状態で停止する。第4図はこの状態を示した
平面図であり、矢印の方向に移動して来た包装体
30がシール部31の先端で下から突き出したス
トツパー24で支えられ、その隅角部がカツテイ
ングユニツト26の刃の降下位置(破線で示し
た)に合う状態となつている。ここでエアーシリ
ンダーによつて前部カツテイングユニツト26,
26の刃が降下し、包装体の前部左右端の隅角が
切除される。
その後、前部カツテイングユニツト26,26
の刃が上ると同時に後部ストツパー25が包装体
の後方に突き出し、(第2図の破線で示した)続
いて直線カム22のエアーシリンダー23が作動
して直線カム22が後方(第2図の直線カム22
の破線の位置)に引かれ、前進用コンベアー11
が下降し、後退用コンベアー13が上昇して、ベ
ルト10,10とベルト12,12の高さが入れ
替る(破線で示した)ことによつて包装体は後退
する。同時に前部ストツパー24は元の位置に下
り、後退中の塗装体は第4と対称な形態で処理さ
れる。すなわち、後部ストツパー25によつて包
装体の後部の左右の隅角が後部カツテイングユニ
ツト27,27の所定位置に合う状態で停止し、
後部カツテイングユニツト27,27の刃が降下
し、隅角を切除後上昇する。
続いてエアーシリンダー23が作動して直線カ
ム22が前方に移動し、元の位置(第2図の実線
で示した位置)に戻ることによつて前進用コンベ
アー11が上昇し、後退用コンベアー13が下降
して高さが入れ替り、隅角が切除された包装体は
前方に送り出される。同時に後部ストツパー25
は元の位置に下降し、続いて製造された包装体の
処理が同様な手順で行われる。
本発明の装置においては、後退用ベルトは前進
用ベルトよりも短いのが好ましい。この場合には
前部ストツパーおよび後部ストツパーは通常、後
退用コンベアーのベルトの前後両端付近に設けら
れる。
ストツパー、カツテイングユニツトおよび直線
カムを操作するための作動タイミングはプログラ
ムコントローラーによつて任意に設定することが
できる。また本装置を自動充填包装機による包装
体の生産ラインに介在させる場合には包装体1体
当りの隅角切除処理時間が1体当りの製造時間よ
りも短くなるようにプログラムコントローラーを
設定することによつて全体の流れを円滑にするこ
とができる。第2図および第3図では断続的にベ
ルト上を流れる1系列の包装体の隅角切除を行う
装置で示したが、複数列の包装体を製造する自動
充填包装機の生産ラインに接続する場合にはこれ
に合せて隅角切除装置も複数列で処理できるもの
が使用される。たとえば、包装体が同時に4列で
製造される場合には、コンベアーの各ローラーの
軸の延長および直線カムの巾を広げて共通に使用
し、これに第2図および第3図で示された前進お
よび後退ベルト、ストツパー、およびカツテイン
グユニツトをそれぞれ4組並列に配設することに
よつて4つの包装体を同時に処理することができ
る。
コンベヤー用のベルトとしては通常はリボン
状、紐状などが用いられ、包装体を安定して移送
できるよう前進用コンベアーおよび後退用コンベ
アーにはそれぞれ適切な間隔をあけて複数本のベ
ルトが設けられる。
前進用コンベアーおよび後退用コンベアーの上
下動は直線カムによるほか、それぞれにエアーシ
リンダーなどを取付けることによつて上下動させ
てもよいが、確実に連動できることから直線カム
を用いるのが好ましい。また包装体の方向のずれ
を防止するため、ベルトの両側に包装体の巾に合
わせてガイド板を設けることが好ましい。
第5図は第2〜3図で説明したと同様な隅角切
除装置が包装体の生産ラインに組込まれた例を示
したフローシートである。充填ホツパー32、ダ
イローラー33、引張ゴムローラー34およびカ
ツター35などを有する自動充填包装機36(破
線で示した)の下部には包装体をベルト上に載置
するためのバキユームアーム37を介して折り込
みコンベアー38、光電管28および各動作ユニ
ツトがプログラムコントローラー39に接続され
た隅角切除装置40ならびに送り出しコンベアー
41が包装体の移送方向に対して順次連設されて
いる。自動充填包装機36で製造され、1体毎に
切り離された包装体はバキユームアーム37によ
つて送り込みコンベアー38に断続的に載置さ
れ、ベルト上を移動して隅角切除装置に送り込ま
れる。ここで包装体の隅角は第2〜3図で説明し
たような手順で切除された後、送り出しコンベア
ー40のベルト上に移り次の工程に移送される。
ここで隅角切除時間は包装体1体当りの製造時間
と同じかまたはそれよりも短く調節されることに
より生産ラインはスムーズに流れる。
〔発明の効果〕
本発明によつてベルト上を断続的に移動する長
方形扁平状の包装体の隅角が効率よく、しかも進
行方向の寸法にバラツキがあつても正確に切除す
ることができるので自動充填包装機による包装体
の生産ラインなどに組込むことが可能となつた。
実施例 1 第2〜3図で示されたと同様な構成の隅角切除
装置を第5図のように包装体の生産ラインの製造
ラインに組込み、鉄粉などの酸化反応熱を利用し
た発熱組成物を不織布と熱可塑性樹脂のラミネー
トフイルムで包装した長方形扁平状の包装体(化
学カイロ)の隅角切除処理を行つた。自動充填包
装機で製造される包装体は巾が100mm、長さ132〜
138mm、シール巾は6〜7mmである。カツテイン
グユニツトの位置は包装体の巾に合わせてそれぞ
れ調節し、前部ストツパーと後部ストツパーとの
距離は160mmとし、包装体1体当りの隅角切除処
理が1.8秒で行えるようプログラムコントローラ
ーおよびコンベアーの速度を設定した。自動充填
包装機によつて2秒間隔で断続的に製造される包
装体の隅角切除処理を行つた結果、生産ラインに
乗つてスムーズに処理することが出来た。1時間
当りの処理数1800体のうち隅角切除が不十分と見
られるものはほとんどなかつた。
【図面の簡単な説明】
第1図イ〜ニはそれぞれ本発明の方法における
操作手順を示す模式図であり、第2図および第3
図はそれぞれ隅角切除装置の主要部を示す側面図
および平面図であり、第3図は包装体、ストツパ
ーおよびカツテイングユニツトの位置を示す平面
図であり、第5図は隅角切除装置を生産ラインに
組込んだフローシートであり、第6図イ〜ハはそ
れぞれ隅角の切除状態を示す図である。 図において、1……ベルト、2……前部ストツ
パー、3……後部ストツパー、4および5……カ
ツテイングユニツト、6……検知装置、Aおよび
B……包装体、10および12……ベルト、11
……前進用コンベアー、13……後退用コンベア
ー、14および18……滑車、15および19…
…軸受、22……直線カム、23……エアーシリ
ンダー、24……前部ストツパー、25……後部
ストツパー、26……前部カツテイングユニツ
ト、27……後部カツテイングユニツト、28…
…光電管、30……包装体、31……シール部な
らびに36……自動充填包装機。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 相対する二辺が進行方向に対して平行となる
    ように裁置されてコンベアーのベルト上を移動す
    る四角形扁平状の包装体の隅角切除方法におい
    て、前進中の包装体をその前辺を定位置に合せて
    停止させ、該包装体の前部左右端の隅角を切除
    し、次いで該包装体をベルトによつて後退させ、
    後退中の包装体をその後辺を定位置に合せて停止
    させ、該包装体の後部左右端の隅角を切除した
    後、ベルトによつて前方に移送することを特徴と
    する包装体の隅角切除方法。 2 複数本のベルトがそれぞれ所定の間隔を保つ
    て並列に取付けられ且つ包装体の移送面の高さと
    これよりも低い高さとの間でベルトの上下動が可
    能な前進用コンベアーと、該前進用コンベアーと
    同一平面内に設置され、複数本のベルトが前記前
    進用コンベアーのベルトと交互に上下に入れ替え
    られるように間隔を保つて並列に取付けられ且つ
    包装体の移送面の高さとこれよりも低い高さとの
    間でベルトの上下動が可能な後退用コンベアー
    と、前進用コンベアーと後退用コンベアーとを交
    互に上下動させるための動作機構と、包装体の移
    送面に近接してそれぞれ設けられ前進中または後
    退中の包装体をそれぞれ所定の位置でベルトに対
    しスリツプ状態で所定の時間停止させるための前
    部ストツパーおよび後部ストツパーと、該前部ス
    トツパーによつて停止中の包装体の前部左右端隅
    角の切除部にそれぞれ刃が合う位置に配設された
    前部カツテイングユニツトと、該後部ストツパー
    によつて停止中の包装体の後部左右端隅角の切除
    部にそれぞれ刃が合う位置に配設された後部カツ
    テイングユニツトと、ベルト上を移動する包装体
    の動きにタイミングを合せ、前記コンベアーの上
    下動機構、前記それぞれのストツパーおよびカツ
    テイングユニツトを時系列的に順次動作させるた
    めの信号伝達機構とを備えたことを特徴とする包
    装体の隅角切除装置。
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