JPH0579054U - 鉄道車両用歯車形たわみ軸継手 - Google Patents
鉄道車両用歯車形たわみ軸継手Info
- Publication number
- JPH0579054U JPH0579054U JP2719092U JP2719092U JPH0579054U JP H0579054 U JPH0579054 U JP H0579054U JP 2719092 U JP2719092 U JP 2719092U JP 2719092 U JP2719092 U JP 2719092U JP H0579054 U JPH0579054 U JP H0579054U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gear
- joint
- type flexible
- flexible shaft
- outer cylinder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Gear Transmission (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 外筒の振れ回りを抑制するとともに、小スペ
ースにてバックラッシを大きくとり、十分な継手許容変
位が得られる鉄道車両用歯車形たわみ軸継手を提供す
る。 【構成】 同一軸線上に対向するモータ軸９と小歯車軸
１０に外歯車３、４を有する内筒１、２を取着し、上記
外歯車３、４に噛み合う内歯車６、７を有する外筒８を
遊動自在に設けた継手において、外歯車３、４の歯先中
央部に内歯車歯底との隙間を詰めるための充填材５を設
けた鉄道車両用歯車形たわみ軸継手である。 【効果】 軸方向寸法を増大することなく、外筒の振り
回りを抑制して、高速回転ができる。
ースにてバックラッシを大きくとり、十分な継手許容変
位が得られる鉄道車両用歯車形たわみ軸継手を提供す
る。 【構成】 同一軸線上に対向するモータ軸９と小歯車軸
１０に外歯車３、４を有する内筒１、２を取着し、上記
外歯車３、４に噛み合う内歯車６、７を有する外筒８を
遊動自在に設けた継手において、外歯車３、４の歯先中
央部に内歯車歯底との隙間を詰めるための充填材５を設
けた鉄道車両用歯車形たわみ軸継手である。 【効果】 軸方向寸法を増大することなく、外筒の振り
回りを抑制して、高速回転ができる。
Description
【０００１】
この考案は、バックラッシによる振れ回りを抑制した鉄道車両用歯車形たわみ 軸継手に関する。
【０００２】
従来の鉄道車両用歯車形たわみ軸継手は、同一軸線上に対向するモータ軸と小 歯車軸の軸端に、それぞれ外歯車を有する内筒を取着し、上記外歯車に噛み合う 内歯車を有する外筒を遊動自在に設けてなる。
【０００３】 この歯車形たわみ軸継手は、駆動用の主電動機と駆動力を伝達する歯車装置と の間の上下、左右、前後方向の変位を許容するため、図３のＡ図に示すように、 内歯車６と外歯車３の噛み合いにおいて大きなバックラッシ（ａ＋ａ）を必要と する。 また、図３のＢ図に示すように、そのバックラッシ分だけ、外筒８が回転中心 に対し心ずれ（約ａ）を生じ、これが振れ回りの要因となり、回転数が高くなる ほど、振れ回り力は大きくなる。
【０００４】
上記のごとく、軸の回転数が高くなると、外筒の振れ回りによる振動が増大す る。この振れ回りを抑制するにはバックラッシを小さくすればよい。しかし、バ ックラッシを小さくすれば、継手許容変位が小さくなる。この継手許容変位が小 さくなるのを避けるには、継手の軸方向寸法を大きくしなければならない。その ため、重量が増大し、軽量化を図っている高速車両等には望ましくない。
【０００５】 この考案は、上記の欠点を除くため、外筒の振れ回りを抑制するとともに、小 スペースにてバックラッシを大きくとり、十分な継手許容変位が得られる鉄道車 両用歯車形たわみ軸継手を提供するものである。
【０００６】
上記目的を達成するため、この考案の鉄道車両用歯車形たわみ軸継手は、同一 軸線上に対向するモータ軸と小歯車軸の軸端に、それぞれ外歯車を有する内筒を 取着し、上記外歯車に噛み合う内歯車を有する外筒を遊動自在に設けた継手にお いて、内歯車歯底と外歯車歯先との隙間を詰めるための充填材を外歯車の歯先に 設けてなる。
【０００７】
外歯歯先に設けた充填材にて内歯車歯底と外歯車歯先との隙間を詰めることに より、バックラッシ分の外筒の心ずれを規制することができる。 また、バックラッシ分の継手変位は、外歯車歯先に特殊クラウニングを形成す ることにより確保することができる。
【０００８】
この考案の実施例を図１に基づいて説明する。 同一軸線上に対向するモータ軸９と小歯車軸１０に外歯車３、４を有する内筒 １、２をそれぞれ取着する。そして、上記外歯車３、４に噛み合う内歯車６、７ を有する外筒８を遊動自在に設ける。 上記外歯車３、４の歯先中央部には内歯車歯底との隙間を詰めるための充填材 ５を設ける。そして、バックラッシ分の継手変位を確保するため、外歯車の歯先 は特殊クラウニングで形成する。 また、外筒８の両側端とモータ軸９、小歯車軸１０との間はオイルシール装置 １１により密封する。
【０００９】 同一条件で作られた、この考案の実施による継手と従来の継手について比較回 転試験を行った。その結果を図２に示す。この図より、この考案の継手は、回転 数が高くなっても変位量はあまり増加しておらず、外筒の振れ回り抑制効果によ り高速回転時の振動を抑制できることがわかる。
【００１０】
この考案の歯車形たわみ軸継手によれば、軸方向の寸法を増大して大型化する ことなく外筒の振り回りを抑制することができ、振動を低減した高速回転ができ る。また、バックラッシ分の継手変位を確保することにより大変位が可能である 。
【図１】この考案の実施による鉄道車両用歯車形たわみ
軸継手の上半部を示す断面図である。
軸継手の上半部を示す断面図である。
【図２】この考案の実施による継手（本考案）と従来の
継手（従来継手）との、回転数と変位量の関係を示すグ
ラフである。
継手（従来継手）との、回転数と変位量の関係を示すグ
ラフである。
【図３】従来の歯車形たわみ軸継手におけるバックラッ
シを示す説明図で、Ａ図は歯面の両側にバックラッシａ
が生じている場合を示し、Ｂ図はバックラッシａだけ外
筒が心ずれを生じた場合を示す。
シを示す説明図で、Ａ図は歯面の両側にバックラッシａ
が生じている場合を示し、Ｂ図はバックラッシａだけ外
筒が心ずれを生じた場合を示す。
１，２ 内筒 ３，４ 外歯車 ５ 充填材 ６，７ 内歯車 ８ 外筒 ９ モータ軸 １０ 小歯車軸 １１ オイルシール装置 ａ バックラッシ
Claims (1)
- 【請求項１】 同一軸線上に対向するモータ軸と小歯車
軸の軸端に、それぞれ外歯車を有する内筒を取着し、上
記外歯車に噛み合う内歯車を有する外筒を遊動自在に設
けた軸継手において、内歯車歯底と外歯車歯先との隙間
を詰めるための充填材を外歯車の歯先に設けたことを特
徴とする鉄道車両用歯車形たわみ軸継手。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2719092U JPH0579054U (ja) | 1992-03-30 | 1992-03-30 | 鉄道車両用歯車形たわみ軸継手 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2719092U JPH0579054U (ja) | 1992-03-30 | 1992-03-30 | 鉄道車両用歯車形たわみ軸継手 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0579054U true JPH0579054U (ja) | 1993-10-26 |
Family
ID=12214165
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2719092U Pending JPH0579054U (ja) | 1992-03-30 | 1992-03-30 | 鉄道車両用歯車形たわみ軸継手 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0579054U (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2019007587A (ja) * | 2017-06-27 | 2019-01-17 | 西日本旅客鉄道株式会社 | たわみ軸継手用の水よけ |
-
1992
- 1992-03-30 JP JP2719092U patent/JPH0579054U/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2019007587A (ja) * | 2017-06-27 | 2019-01-17 | 西日本旅客鉄道株式会社 | たわみ軸継手用の水よけ |
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