JPH0578965B2 - - Google Patents
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- JPH0578965B2 JPH0578965B2 JP60177204A JP17720485A JPH0578965B2 JP H0578965 B2 JPH0578965 B2 JP H0578965B2 JP 60177204 A JP60177204 A JP 60177204A JP 17720485 A JP17720485 A JP 17720485A JP H0578965 B2 JPH0578965 B2 JP H0578965B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- transistor
- input terminal
- operational amplifier
- diode
- circuit
- Prior art date
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- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 5
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 3
- 230000002238 attenuated effect Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000010355 oscillation Effects 0.000 description 1
- 230000003071 parasitic effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Control Of Amplification And Gain Control (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
[発明の技術分野]
本発明は、可変利得回路に関し、特に低歪率の
可変利得回路に関する。
可変利得回路に関する。
[発明の技術的背景]
従来の代表的な可変利得回路の回路図を第4図
に示す。この回路は、シグネテイクス社のIC
『NE 570』に採用された可変利得回路であり、
入力端子10に供給される信号電流を増幅又は減
衰させて出力端子12から出力させるものであ
る。
に示す。この回路は、シグネテイクス社のIC
『NE 570』に採用された可変利得回路であり、
入力端子10に供給される信号電流を増幅又は減
衰させて出力端子12から出力させるものであ
る。
即ち、入力端子10が、ダイオード接続された
トランジスタ14のベースに接続されている。該
トランジスタ14のコレクタは、非反転入力端子
が接地された演算増幅器16の反転入力端子に接
続されると共に、定電流源18に接続されてい
る。上記演算増幅器16の出力端子は、トランジ
スタ20とトランジスタ22の共通ベースに接続
されている。そして、上記トランジスタ14とト
ランジスタ20の共通エミツタが、上記定電流源
18の2倍の大きさの定電流源24に接続されて
いる。また、ベースが接地されたトランジスタ2
6と上記トランジスタ22の共通エミツタが、定
電流源28に接続されている。上記トランジスタ
22とトランジスタ26のコレクタは、上記トラ
ンジスタ26のコレクタ電流を上記トランジスタ
22のコレクタ電流に加算するカレント・ミラー
回路30に接続されている。そして、上記トラン
ジスタ22のコレクタが、上記出力端子12に接
続されている。
トランジスタ14のベースに接続されている。該
トランジスタ14のコレクタは、非反転入力端子
が接地された演算増幅器16の反転入力端子に接
続されると共に、定電流源18に接続されてい
る。上記演算増幅器16の出力端子は、トランジ
スタ20とトランジスタ22の共通ベースに接続
されている。そして、上記トランジスタ14とト
ランジスタ20の共通エミツタが、上記定電流源
18の2倍の大きさの定電流源24に接続されて
いる。また、ベースが接地されたトランジスタ2
6と上記トランジスタ22の共通エミツタが、定
電流源28に接続されている。上記トランジスタ
22とトランジスタ26のコレクタは、上記トラ
ンジスタ26のコレクタ電流を上記トランジスタ
22のコレクタ電流に加算するカレント・ミラー
回路30に接続されている。そして、上記トラン
ジスタ22のコレクタが、上記出力端子12に接
続されている。
即ち、この回路は、演算増幅器16の反転入力
端子に信号を入力し、トランジスタ22のコレク
タから出力信号を得ることができる可変利得回路
であり、その利得調整は上記定電流源18,24
及び28の電流値を変化させることによつて行わ
れる。
端子に信号を入力し、トランジスタ22のコレク
タから出力信号を得ることができる可変利得回路
であり、その利得調整は上記定電流源18,24
及び28の電流値を変化させることによつて行わ
れる。
即ち、この回路の利得は、
IOUT/IIN=I28/I18
である。但し、I18は、
I18=I24/2
であり、この場合、I18は上記定電流源18の電
流値、I24は上記定電流源24の電流値、I28は上
記定電流源28の電流値である。
流値、I24は上記定電流源24の電流値、I28は上
記定電流源28の電流値である。
[背景技術の問題点]
このようにして構成された可変利得回路は、各
素子が理想的ならば、原理的には歪は生じないと
いう利点と、利得変化をNPNトランジスタによ
つて行うために、IC化し易いという利点とを有
しているが、上記定電流源18と24の電流比を
正確に2:1にする必要を有しており、この比を
得ることが困難であつた。また、このために利得
制御は、その容易さを考慮すると、上記定電流源
18と24の電流値を固定して上記定電流源28
の電流値を可変にして行うことになるが、この場
合には、全ての定電流源18,24及び28を可
変にする場合よりも、その変化範囲、雑音特性等
に於いて不利になる。
素子が理想的ならば、原理的には歪は生じないと
いう利点と、利得変化をNPNトランジスタによ
つて行うために、IC化し易いという利点とを有
しているが、上記定電流源18と24の電流比を
正確に2:1にする必要を有しており、この比を
得ることが困難であつた。また、このために利得
制御は、その容易さを考慮すると、上記定電流源
18と24の電流値を固定して上記定電流源28
の電流値を可変にして行うことになるが、この場
合には、全ての定電流源18,24及び28を可
変にする場合よりも、その変化範囲、雑音特性等
に於いて不利になる。
さらに、上記定電流源18と24の不整合は、
オフセツト電流となるもので、これが歪の原因と
なり、動特性を劣化させる。
オフセツト電流となるもので、これが歪の原因と
なり、動特性を劣化させる。
また、上記定電流源18と24は、同相モード
で入力されないために、上記のような可変利得回
路は、これらの定電流源18及び24の雑音も拾
うこととなる。
で入力されないために、上記のような可変利得回
路は、これらの定電流源18及び24の雑音も拾
うこととなる。
さらに、従来の回路には動作の安全性に問題が
ある。帰還経路にトランジスタ14および20が
挿入されるため、これらのトランジスタの寄生容
量や素子特性の影響を受けるため、これを考慮し
て周波数補償を行う必要がある。また、トランジ
スタ14および20は、入力信号電流や制御電流
により動作点が変化する。このため、各種の動作
点で安定であるように設計を行わなくてはなら
ず、設計が複雑であるという問題点を有する。
ある。帰還経路にトランジスタ14および20が
挿入されるため、これらのトランジスタの寄生容
量や素子特性の影響を受けるため、これを考慮し
て周波数補償を行う必要がある。また、トランジ
スタ14および20は、入力信号電流や制御電流
により動作点が変化する。このため、各種の動作
点で安定であるように設計を行わなくてはなら
ず、設計が複雑であるという問題点を有する。
[発明の目的]
本発明は、上記の点に鑑みて成されたもので、
IC化が容易で、利得制御の自由度の大きい低歪
率の可変利得回路を提供することを目的とする。
IC化が容易で、利得制御の自由度の大きい低歪
率の可変利得回路を提供することを目的とする。
[発明の概要]
すなわち、本発明による可変利得回路は、回路
の入力端子を仮想接地にするための演算増幅器の
出力に、エミツタ・ホロワ・トランジスタを接続
し、そのエミツタ・ホロワ・トランジスタのコレ
クタにカレント・ミラー回路を設けることによ
り、従来の回路で必要であつた3つの定電流源を
2つに減らすことによつて利得制御の自由度を増
すと共に、制御電流が全て同相モードで入力され
るようにして雑音特性を向上させたものである。
の入力端子を仮想接地にするための演算増幅器の
出力に、エミツタ・ホロワ・トランジスタを接続
し、そのエミツタ・ホロワ・トランジスタのコレ
クタにカレント・ミラー回路を設けることによ
り、従来の回路で必要であつた3つの定電流源を
2つに減らすことによつて利得制御の自由度を増
すと共に、制御電流が全て同相モードで入力され
るようにして雑音特性を向上させたものである。
また、使用する増幅器はユニテイーゲインアン
プの構成にし、可変利得部の動作点に関わらず、
期間量が一定になるようにして動作の安定度を向
上させた。
プの構成にし、可変利得部の動作点に関わらず、
期間量が一定になるようにして動作の安定度を向
上させた。
[発明の実施例]
以下図面を参照して本発明の一実施例を説明す
る。第1図はその構成を示すもので、入力端子1
10が、非反転入力端子が接地された演算増幅器
112の反転入力端子に接続されると共に、上記
演算増幅器112の出力端子にそのベースが接続
されているトランジスタ(第1のトランジスタ)
114のエミツタに接続されている。上記演算増
幅器112の反転入力端子にはまた、ダイオード
接続されたトランジスタ(第1のダイオード)1
16のコレクタ・ベースが接続されている。そし
て、ダイオード接続されたトランジスタ(第2の
ダイオード)118と上記トランジスタ116の
共通エミツタが、定電流源120に接続されてい
る。また、上記トランジスタ114のコレクタと
上記トランジスタ118のコレクタは、上記トラ
ンジスタ114のコレクタ電流を上記トランジス
タ118に供給するカレント・ミラー回路122
に接続されている。上記トランジスタ118のベ
ースは、トランジスタ(第2のトランジスタ)1
24のベースに接続されており、該トランジスタ
124とベース接地のトランジスタ(第3のトラ
ンジスタ)126とから成る差動ペアの共通エミ
ツタが、定電流源128に接続されている。上記
トランジスタ124のコレクタと上記トランジス
タ126のコレクタは、上記トランジスタ126
のコレクタ電流を上記トランジスタ124のコレ
クタに供給するカレント・ミラー回路130に接
続されている。そして、上記トランジスタ124
のコレクタが、出力端子132に接続されてい
る。
る。第1図はその構成を示すもので、入力端子1
10が、非反転入力端子が接地された演算増幅器
112の反転入力端子に接続されると共に、上記
演算増幅器112の出力端子にそのベースが接続
されているトランジスタ(第1のトランジスタ)
114のエミツタに接続されている。上記演算増
幅器112の反転入力端子にはまた、ダイオード
接続されたトランジスタ(第1のダイオード)1
16のコレクタ・ベースが接続されている。そし
て、ダイオード接続されたトランジスタ(第2の
ダイオード)118と上記トランジスタ116の
共通エミツタが、定電流源120に接続されてい
る。また、上記トランジスタ114のコレクタと
上記トランジスタ118のコレクタは、上記トラ
ンジスタ114のコレクタ電流を上記トランジス
タ118に供給するカレント・ミラー回路122
に接続されている。上記トランジスタ118のベ
ースは、トランジスタ(第2のトランジスタ)1
24のベースに接続されており、該トランジスタ
124とベース接地のトランジスタ(第3のトラ
ンジスタ)126とから成る差動ペアの共通エミ
ツタが、定電流源128に接続されている。上記
トランジスタ124のコレクタと上記トランジス
タ126のコレクタは、上記トランジスタ126
のコレクタ電流を上記トランジスタ124のコレ
クタに供給するカレント・ミラー回路130に接
続されている。そして、上記トランジスタ124
のコレクタが、出力端子132に接続されてい
る。
この回路の利得は、上記定電流源120と上記
定電流源128とによつて制御できる。即ち、 IOUT/IIN=I128/I120 である。但しこの場合、I120は上記定電流源12
0の電流値、I128は上記定電流源128の電流値
である。
定電流源128とによつて制御できる。即ち、 IOUT/IIN=I128/I120 である。但しこの場合、I120は上記定電流源12
0の電流値、I128は上記定電流源128の電流値
である。
このようにして構成した可変利得回路は、各素
子が理想的な特性を有するならば、原理的に歪を
発生しない。また、現実的な素子特性を考慮した
場合でも、上記トランジスタ116と118、及
び124と126のペア性さえ取れば、極めて低
歪率の可変利得回路を実現できる。また、第1図
から明らかなように、利得制御のための非線形変
換は全て、NPNトランジスタによつて構成でき
るので、IC化に適している。さらに、利得制御
のための電流は、同相モードで印加することにな
るので、回路がバランスしている場合には、これ
らの雑音の影響を受けないという利点を有してい
る。そして利得は、上記定電流源120と128
の大きさの比で制御できるので、利得制御の自由
度が増し、よつて広範囲の応用が可能となる。
子が理想的な特性を有するならば、原理的に歪を
発生しない。また、現実的な素子特性を考慮した
場合でも、上記トランジスタ116と118、及
び124と126のペア性さえ取れば、極めて低
歪率の可変利得回路を実現できる。また、第1図
から明らかなように、利得制御のための非線形変
換は全て、NPNトランジスタによつて構成でき
るので、IC化に適している。さらに、利得制御
のための電流は、同相モードで印加することにな
るので、回路がバランスしている場合には、これ
らの雑音の影響を受けないという利点を有してい
る。そして利得は、上記定電流源120と128
の大きさの比で制御できるので、利得制御の自由
度が増し、よつて広範囲の応用が可能となる。
またオペアンプ112はエミツタホロワ114
を介して入力に帰還している。このため、オペア
ンプの帰還量は回路の動作点に関わらず、一定で
あり、回路設計を容易にしている。オペアンプ1
12単独できちんと設計すれば、回路は発振等の
恐れもなく安定に動作する。また、能動負荷電流
源122を接続しても、オペアンプ112の帰還
量に変化はないので、この回路は安定に動作す
る。従来回路のトランジスタ14と20に相当す
るトランジスタである116と118は、オペア
ンプ回路の帰還経路に入つていないため、動作安
定性には影響しない。トランジスタ114は一般
的にはオペアンプ112の出力段トランジスタで
あり、オペアンプというものは、その電流変化は
一般には動作にあまり影響が受けないようになつ
ているので、トランジスタ114は周波数特性の
面ではまつたく問題はない。
を介して入力に帰還している。このため、オペア
ンプの帰還量は回路の動作点に関わらず、一定で
あり、回路設計を容易にしている。オペアンプ1
12単独できちんと設計すれば、回路は発振等の
恐れもなく安定に動作する。また、能動負荷電流
源122を接続しても、オペアンプ112の帰還
量に変化はないので、この回路は安定に動作す
る。従来回路のトランジスタ14と20に相当す
るトランジスタである116と118は、オペア
ンプ回路の帰還経路に入つていないため、動作安
定性には影響しない。トランジスタ114は一般
的にはオペアンプ112の出力段トランジスタで
あり、オペアンプというものは、その電流変化は
一般には動作にあまり影響が受けないようになつ
ているので、トランジスタ114は周波数特性の
面ではまつたく問題はない。
第2図は、他の実施例を示すもので、第1図の
回路と同一機能を有する素子は、同一番号を付し
て、その説明を省略する。即ち、上記演算増幅器
112の反転入力端子と上記トランジスタ126
のベースとが接続されている。また、上記演算増
幅器112の非反転入力端子は、定電流源13
4、ベース接地のPNPトランジスタ136、ダ
イオード接続のトランジスタ138及び140の
直列接続の上記トランジスタ136のコレクタに
接続されている。また、上記トランジスタ126
のコレクタと上記カレント・ミラー回路130と
の間に、ベースが上記トランジスタ136のエミ
ツタに接続されたトランジスタ142が、挿入接
続されている。そして、入力に電圧電流変換用の
抵抗144が、出力に電流電圧変換用の抵抗14
6が追加され、且つ上記制御電流源120と12
8の代わりに、トランジスタ148と150が追
加されて電圧制御の回路にされている。
回路と同一機能を有する素子は、同一番号を付し
て、その説明を省略する。即ち、上記演算増幅器
112の反転入力端子と上記トランジスタ126
のベースとが接続されている。また、上記演算増
幅器112の非反転入力端子は、定電流源13
4、ベース接地のPNPトランジスタ136、ダ
イオード接続のトランジスタ138及び140の
直列接続の上記トランジスタ136のコレクタに
接続されている。また、上記トランジスタ126
のコレクタと上記カレント・ミラー回路130と
の間に、ベースが上記トランジスタ136のエミ
ツタに接続されたトランジスタ142が、挿入接
続されている。そして、入力に電圧電流変換用の
抵抗144が、出力に電流電圧変換用の抵抗14
6が追加され、且つ上記制御電流源120と12
8の代わりに、トランジスタ148と150が追
加されて電圧制御の回路にされている。
即ち、この回路の利得は、
VOUT/VIN=R146/0R144・IC150/IC148
である。この場合、R144は上記抵抗144の大き
さ、R146は上記抵抗146の大きさ、IC148は上記
トランジスタ148のコレクタ電流値、IC150は上
記トランジスタ150のコレクタ電流値である。
さ、R146は上記抵抗146の大きさ、IC148は上記
トランジスタ148のコレクタ電流値、IC150は上
記トランジスタ150のコレクタ電流値である。
出力振幅を最大に取るためには、上記トランジ
スタ124のベース電位をできるだけ下げたほう
が良く、つまり上記演算増幅器112の非反転入
力端子の電位をできるだけ下げたほうが良い。よ
つて、上記演算増幅器112の非反転入力端子の
電圧を、ダイオード2個、即ちダイオード接続さ
れたトランジスタ138及び140で与えれば、
上記トランジスタ150のVCBを常にほぼ0Vにで
き、温度補償を含めて、安定にバイアスできる。
スタ124のベース電位をできるだけ下げたほう
が良く、つまり上記演算増幅器112の非反転入
力端子の電位をできるだけ下げたほうが良い。よ
つて、上記演算増幅器112の非反転入力端子の
電圧を、ダイオード2個、即ちダイオード接続さ
れたトランジスタ138及び140で与えれば、
上記トランジスタ150のVCBを常にほぼ0Vにで
き、温度補償を含めて、安定にバイアスできる。
また、上記トランジスタ124,126の出力
抵抗が有限であるために、この直流的コレクタ・
エミツタ電圧に差があると、大きい歪を生ずる。
上記トランジスタ142は、この差を小さくし
て、歪の発生を防ぐ役割を果たす。
抵抗が有限であるために、この直流的コレクタ・
エミツタ電圧に差があると、大きい歪を生ずる。
上記トランジスタ142は、この差を小さくし
て、歪の発生を防ぐ役割を果たす。
第3図は、さらに別の実施例を示すもので、第
1図に示した実施例のトランジスタ126のベー
スが、可変電圧源152に接続されているもので
ある。
1図に示した実施例のトランジスタ126のベー
スが、可変電圧源152に接続されているもので
ある。
すなわち、実際の素子では、完全に整合が取れ
るということは無く、その不整合によつて、回路
は歪とオフセツトを有するものであるが、上記ト
ランジスタ126のベース電位を上記可変電圧源
152によつて調整することにより、素子の非理
想性によつて生ずる歪やオフセツトをキヤンセル
することが可能となる。
るということは無く、その不整合によつて、回路
は歪とオフセツトを有するものであるが、上記ト
ランジスタ126のベース電位を上記可変電圧源
152によつて調整することにより、素子の非理
想性によつて生ずる歪やオフセツトをキヤンセル
することが可能となる。
[発明の効果]
以上詳述したように、本発明によれば、利得制
御の自由度が大きい、原理的に歪の発生しない低
歪率、高S/Nであつて、かつ安定性に優れて設
計が容易であり、IC化に好適する低価格の可変
利得回路を提供することができる。
御の自由度が大きい、原理的に歪の発生しない低
歪率、高S/Nであつて、かつ安定性に優れて設
計が容易であり、IC化に好適する低価格の可変
利得回路を提供することができる。
第1図は本発明の一実施例に係る可変利得回路
の回路構成図、第2図及び第3図はそれぞれ他の
実施例の回路構成図、第4図は従来の可変利得回
路の回路構成図である。 110……入力端子、112……演算増幅器、
114,124,126,142,148,15
0……NPNトランジスタ、116,118,1
38,140……ダイオード、120,128,
134……定電流源、122,130……カレン
トミラー回路、132……出力端子、136……
PNPトランジスタ、144,146……抵抗、
152……可変電圧源。
の回路構成図、第2図及び第3図はそれぞれ他の
実施例の回路構成図、第4図は従来の可変利得回
路の回路構成図である。 110……入力端子、112……演算増幅器、
114,124,126,142,148,15
0……NPNトランジスタ、116,118,1
38,140……ダイオード、120,128,
134……定電流源、122,130……カレン
トミラー回路、132……出力端子、136……
PNPトランジスタ、144,146……抵抗、
152……可変電圧源。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 入力端子に供給された信号電流を制御電流に
従つて増幅又は減衰させる可変利得回路に於い
て、前記入力端子に反転入力端子が接続された演
算増幅器と、前記入力端子にエミツタが接続され
且つ前記演算増幅器の出力端子にベースが接続さ
れた第1のトランジスタと、前記入力端子に陽極
が接続された第1のダイオードと、前記第1のダ
イオードの陰極にその陰極が接続された第2のダ
イオードと、前記第1及び第2のダイオードの共
通陰極に接続された第1の制御電流源と、前記第
1のトランジスタのコレクタ電流を前記第2のダ
イオードに供給するカレント・ミラー回路と、前
記第2のダイオードの陽極にベースが接続された
第2のトランジスタと、前記第2のトランジスタ
のエミツタにそのエミツタが接続され且つベース
をバイアスされた第3のトランジスタと、前記第
2及び第3のトランジスタの共通エミツタに接続
された第2の制御電流源とを具備し、前記第2又
は第3のトランジスタのコレクタの何れか一方か
ら出力を取出して成る可変利得回路。 2 前記第2のトランジスタと前記第3のトラン
ジスタのコレクタ・エミツタ電圧を同じにしたこ
とを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の可
変利得回路。 3 前記第3のトランジスタのベースに歪調整手
段が接続されていることを特徴とする特許請求の
範囲第1項に記載の可変利得回路。 4 前記演算増幅器の非反転入力端子の電圧がダ
イオードによつて与えられることを特徴とする特
許請求の範囲第1項に記載の可変利得回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17720485A JPS6238012A (ja) | 1985-08-12 | 1985-08-12 | 可変利得回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17720485A JPS6238012A (ja) | 1985-08-12 | 1985-08-12 | 可変利得回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6238012A JPS6238012A (ja) | 1987-02-19 |
JPH0578965B2 true JPH0578965B2 (ja) | 1993-10-29 |
Family
ID=16026992
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17720485A Granted JPS6238012A (ja) | 1985-08-12 | 1985-08-12 | 可変利得回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6238012A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH066607Y2 (ja) * | 1988-04-26 | 1994-02-16 | 東光株式会社 | 利得制御回路 |
JPH066612Y2 (ja) * | 1989-02-07 | 1994-02-16 | 東光株式会社 | 可変利得回路 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5187945A (ja) * | 1975-01-31 | 1976-07-31 | Pioneer Electronic Corp | Ritokuseigyozofukukairo |
-
1985
- 1985-08-12 JP JP17720485A patent/JPS6238012A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5187945A (ja) * | 1975-01-31 | 1976-07-31 | Pioneer Electronic Corp | Ritokuseigyozofukukairo |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6238012A (ja) | 1987-02-19 |
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Legal Events
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