JPH0578672A - 燃焼機関用燃料 - Google Patents
燃焼機関用燃料Info
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- JPH0578672A JPH0578672A JP6680892A JP6680892A JPH0578672A JP H0578672 A JPH0578672 A JP H0578672A JP 6680892 A JP6680892 A JP 6680892A JP 6680892 A JP6680892 A JP 6680892A JP H0578672 A JPH0578672 A JP H0578672A
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- combustion engine
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- C10L10/00—Use of additives to fuels or fires for particular purposes
- C10L10/10—Use of additives to fuels or fires for particular purposes for improving the octane number
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C10—PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
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- C10L1/02—Liquid carbonaceous fuels essentially based on components consisting of carbon, hydrogen, and oxygen only
-
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- C10L1/04—Liquid carbonaceous fuels essentially based on blends of hydrocarbons
-
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- C10L1/10—Liquid carbonaceous fuels containing additives
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C10—PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 アンチノック効果が増大された燃焼機関用燃
料。 【構成】 全燃料に対して、０.０１〜６０容量％の非
置換又はＣ1〜Ｃ4−アルキル置換ジシクロペンタジエン
を燃料中に加える。 【効果】 オクタン価が増大した燃料が得られる。
料。 【構成】 全燃料に対して、０.０１〜６０容量％の非
置換又はＣ1〜Ｃ4−アルキル置換ジシクロペンタジエン
を燃料中に加える。 【効果】 オクタン価が増大した燃料が得られる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、オクタン価増加剤とし
てジシクロペンタジエンを含有する、燃焼機関、特に、
内燃機関用燃料に関する。
てジシクロペンタジエンを含有する、燃焼機関、特に、
内燃機関用燃料に関する。
【０００２】
【従来の技術】テトラメチル−又はテトラエチル鉛のよ
うな有機金属化合物又はペンタカルボニル鉄、シクロペ
ンタジエニルマンガントリカルボニル、マンガンペンタ
カルボニル、シクロペンタジエニルマグネシウムのよう
な金属カルボニルを、アンチノッキング率を増大させる
ためのアンチノック化合物として燃料に添加することは
知られている。
うな有機金属化合物又はペンタカルボニル鉄、シクロペ
ンタジエニルマンガントリカルボニル、マンガンペンタ
カルボニル、シクロペンタジエニルマグネシウムのよう
な金属カルボニルを、アンチノッキング率を増大させる
ためのアンチノック化合物として燃料に添加することは
知られている。
【０００３】これらの物質は、すべて、その燃焼生成物
（金属酸化物）がエンジン及び環境中に困難を生ずる態
様で蓄積し、その結果、汚染をもたらすという欠点を有
している。
（金属酸化物）がエンジン及び環境中に困難を生ずる態
様で蓄積し、その結果、汚染をもたらすという欠点を有
している。
【０００４】米国特許第４３８７２５７号明細書は、ア
ンチノック化合物として二環式ジオレフィンを燃料に添
加することを開示している。ノルボルナジエン及びその
誘導体がわずかにこれらの二環式化合物として例示され
ている。しかしながら、試験報告によれば、オクタン価
試験により達成された増大は小さい。
ンチノック化合物として二環式ジオレフィンを燃料に添
加することを開示している。ノルボルナジエン及びその
誘導体がわずかにこれらの二環式化合物として例示され
ている。しかしながら、試験報告によれば、オクタン価
試験により達成された増大は小さい。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、金属
酸化物の形成をともなうことなく、それにもかかわら
ず、アンチノック率、即ち、オクタン価において著しい
増大を生ずる添加物を含有する燃料を提供することであ
る。
酸化物の形成をともなうことなく、それにもかかわら
ず、アンチノック率、即ち、オクタン価において著しい
増大を生ずる添加物を含有する燃料を提供することであ
る。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、非置換又
はＣ1〜Ｃ4−アルキル−置換ジシクロペンタジエンを添
加することにより、上記目的が達成され、その結果、最
適燃焼に関連してオクタン価の極度の増大が達成される
ことを見い出した。
はＣ1〜Ｃ4−アルキル−置換ジシクロペンタジエンを添
加することにより、上記目的が達成され、その結果、最
適燃焼に関連してオクタン価の極度の増大が達成される
ことを見い出した。
【０００７】必要にもよるが、添加される量は、製造さ
れる全燃料に対して０.０１〜６０、好ましくは０.１〜
３０、特には０.１〜１５容量％である。この結果、有
害な排出物質の生成は排除される。
れる全燃料に対して０.０１〜６０、好ましくは０.１〜
３０、特には０.１〜１５容量％である。この結果、有
害な排出物質の生成は排除される。
【０００８】概して、燃料は、炭化水素の混合物、特
に、添加された芳香族又は環式脂肪族成分を含有する脂
肪族炭化水素から本質的に構成される、液体炭化水素を
意味するものとして理解される。
に、添加された芳香族又は環式脂肪族成分を含有する脂
肪族炭化水素から本質的に構成される、液体炭化水素を
意味するものとして理解される。
【０００９】ジシクロペンタジエンが特に有利に使用し
うる燃料は、９５以上のリサーチオクタン価（research
octene number）を有する燃料である。（このリサー
チオクタン価（ＲＯＮ）は、ＤＩＮ５１，７５６に定義
されている。） 上記の燃料は、例えば、ＤＩＮ５１６０７によるプレミ
アム品位のガソリン、ＤＩＮ５１，６００による燃料
（０.１５ｇのＰｂ／ｌを含有する）及び高性能及び最
高性能のエンジン用の燃料である。
うる燃料は、９５以上のリサーチオクタン価（research
octene number）を有する燃料である。（このリサー
チオクタン価（ＲＯＮ）は、ＤＩＮ５１，７５６に定義
されている。） 上記の燃料は、例えば、ＤＩＮ５１６０７によるプレミ
アム品位のガソリン、ＤＩＮ５１，６００による燃料
（０.１５ｇのＰｂ／ｌを含有する）及び高性能及び最
高性能のエンジン用の燃料である。
【００１０】新規な燃料は、可溶化剤として、メタノー
ル及びエタノール又は高級アルコール、アセトン又はエ
ーテル、例えばメチルtert−ブチルエーテル、又は同様
な化合物を含有していてもよい。
ル及びエタノール又は高級アルコール、アセトン又はエ
ーテル、例えばメチルtert−ブチルエーテル、又は同様
な化合物を含有していてもよい。
【００１１】ジシクロペンタジエンは、その体系的な名
称がトリシクロ［５．２．１．０2,6］デカ−３，８−
ジエンである三環式化合物であり、これは商業的に入手
しうる（Roempp，Chemielexikon、第８版、Franckh′sc
he Verlagshandlung、シュッツトガルト、１９８１、
第９４３頁を参照）。
称がトリシクロ［５．２．１．０2,6］デカ−３，８−
ジエンである三環式化合物であり、これは商業的に入手
しうる（Roempp，Chemielexikon、第８版、Franckh′sc
he Verlagshandlung、シュッツトガルト、１９８１、
第９４３頁を参照）。
【００１２】ジシクロペンタジエンに加えて、そのＣ1
〜Ｃ4−アルキル置換誘導体も使用でき、そのメチル誘
導体が好適である。
〜Ｃ4−アルキル置換誘導体も使用でき、そのメチル誘
導体が好適である。
【００１３】ジシクロペンタジエンに加えて、この新規
な燃料は、他の慣用のアンチノック化合物、例えば、金
属及び／又はカルボニル基を含有する生成物を、それが
ジシクロペンタジエンと相容性であることを条件に含有
していてもよい。
な燃料は、他の慣用のアンチノック化合物、例えば、金
属及び／又はカルボニル基を含有する生成物を、それが
ジシクロペンタジエンと相容性であることを条件に含有
していてもよい。
【００１４】この燃料は、例えば、キャブレター洗浄剤
（ドイツ国特許公開第３，８３８，９１８号を参照）、
防水剤、腐食抑制剤、酸化防止剤のような他のガソリン
添加剤及び／又は吸気マニホルド系洗浄剤、例えば、ポ
リイソブチルアミン及びその誘導体を有効な量で含有し
ていてもよい。これらの添加剤は一般的に使用され、購
入できるものである。使用される特定の量及び特定の添
加剤は、当業者には周知であり、しばしば文献、例え
ば、Ｍ．Ｗ．ラネー（Ranney）のFuel additives for
internal combusion engines，Recent developmen
ts（１９７８）及び、Ｍ．Ｔ．ギリー（Gillies）のChe
mical Additives for Fuels、Developementsience１
９７８（１９８２）（これらは両方ともノイデータ社
（Noyes Data Corp．）、パークリッジ、Ｎ，Ｊ，、
米国から発行されたものである）及びそこで引用されて
いる文献に記載されている。他の例は次のものである：
Fuel additives：Keys to quality、distribution
and performance，Automotive Engineering，（１９
８５年１０月）８６〜９４頁；Katalysator、Tenside、
Ｍ．ロッセンベック（Rossenbeck）Mineraloeladditiv
e、J．Falbe andU．Hasserodt編、第２２３頁以降、
G．Thieme Verlag、Stuttgart（１９７８）。
（ドイツ国特許公開第３，８３８，９１８号を参照）、
防水剤、腐食抑制剤、酸化防止剤のような他のガソリン
添加剤及び／又は吸気マニホルド系洗浄剤、例えば、ポ
リイソブチルアミン及びその誘導体を有効な量で含有し
ていてもよい。これらの添加剤は一般的に使用され、購
入できるものである。使用される特定の量及び特定の添
加剤は、当業者には周知であり、しばしば文献、例え
ば、Ｍ．Ｗ．ラネー（Ranney）のFuel additives for
internal combusion engines，Recent developmen
ts（１９７８）及び、Ｍ．Ｔ．ギリー（Gillies）のChe
mical Additives for Fuels、Developementsience１
９７８（１９８２）（これらは両方ともノイデータ社
（Noyes Data Corp．）、パークリッジ、Ｎ，Ｊ，、
米国から発行されたものである）及びそこで引用されて
いる文献に記載されている。他の例は次のものである：
Fuel additives：Keys to quality、distribution
and performance，Automotive Engineering，（１９
８５年１０月）８６〜９４頁；Katalysator、Tenside、
Ｍ．ロッセンベック（Rossenbeck）Mineraloeladditiv
e、J．Falbe andU．Hasserodt編、第２２３頁以降、
G．Thieme Verlag、Stuttgart（１９７８）。
【００１５】内燃機関には、ピストンエンジン及びガス
タービンが包含され、好適なピストンエンジンは、内燃
機関、特にガソリンエンジンである。
タービンが包含され、好適なピストンエンジンは、内燃
機関、特にガソリンエンジンである。
【００１６】新規な燃料は、オクタン価及びアンチノッ
ク率を増加させるばかりではなく、一般にガソリンエン
ジンの燃焼の態様を最適なものとする。こうして最適燃
料利用も達成され、その結果、比消費量(specific con
sumption)が減少する。
ク率を増加させるばかりではなく、一般にガソリンエン
ジンの燃焼の態様を最適なものとする。こうして最適燃
料利用も達成され、その結果、比消費量(specific con
sumption)が減少する。
【００１７】
例 １ 試験エンジン：ＣＦＲデザインのオクタン価試験エンジ
ン中で、ＤＩＮ５１７５６に従がって、増加する量のＤ
ＣＰを含有するイソオクタンとｎ−ヘプタン混合物を試
験した。オクタン価に関し以下の増加が認められた： 燃料混合物 ＲＯＮ ＤＣＰ ＤＣＰ添加 △ＲＯＮ 9：1イソオクタン (ＤＣＰ無し) (容量％) 後のＲＯＮ ／ｎ−ヘプタン 9：1 90 0.1 90.5 0.5 9：1 90 0.5 91.3 1.3 9：1 90 1.0 92.0 2.0 9：1 90 5.0 95.3 5.3 9：1 90 10 98.4 8.4 ＲＯＮ＝リサーチオクタン価 ＤＣＰ＝ジシクロペンタジエン 例 ２ イソオクタン５７.８容量％、ｎ−ヘプタン１０.２容量
％、トルエン１５.０容量％、メチルtert−ブチルエー
テル８.５容量％及びＤＣＰ８.５容量％を含有する燃料
は、ＲＯＮ９９.６、モータオクタン価（ＭＯＮ）９０.
４を有する。この燃料を高性能エンジンで使用すると、
同様のノック特性を有する燃料でこのエンジンを操作す
る時に比較して、ノックを有しない操作で全スピード範
囲において２〜３％高い性能が見られる。
ン中で、ＤＩＮ５１７５６に従がって、増加する量のＤ
ＣＰを含有するイソオクタンとｎ−ヘプタン混合物を試
験した。オクタン価に関し以下の増加が認められた： 燃料混合物 ＲＯＮ ＤＣＰ ＤＣＰ添加 △ＲＯＮ 9：1イソオクタン (ＤＣＰ無し) (容量％) 後のＲＯＮ ／ｎ−ヘプタン 9：1 90 0.1 90.5 0.5 9：1 90 0.5 91.3 1.3 9：1 90 1.0 92.0 2.0 9：1 90 5.0 95.3 5.3 9：1 90 10 98.4 8.4 ＲＯＮ＝リサーチオクタン価 ＤＣＰ＝ジシクロペンタジエン 例 ２ イソオクタン５７.８容量％、ｎ−ヘプタン１０.２容量
％、トルエン１５.０容量％、メチルtert−ブチルエー
テル８.５容量％及びＤＣＰ８.５容量％を含有する燃料
は、ＲＯＮ９９.６、モータオクタン価（ＭＯＮ）９０.
４を有する。この燃料を高性能エンジンで使用すると、
同様のノック特性を有する燃料でこのエンジンを操作す
る時に比較して、ノックを有しない操作で全スピード範
囲において２〜３％高い性能が見られる。
【００１８】さらに、比消費量は約２％低かった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 クヌート オツペンレンダー ドイツ連邦共和国 ルートヴイツヒスハー フエン オツトー−デイル−シユトラーセ 23
Claims (2)
- 【請求項１】 全燃料に対して、０.０１〜６０容量％
の非置換又はＣ1〜Ｃ4−アルキル置換−ジシクロペンタ
ジエンを含有する、燃焼機関用燃料。 - 【請求項２】 内燃機関、好ましくはガソリンエンジン
用燃料である、請求項１に記載の燃料。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| DE4109998.2 | 1991-03-27 | ||
| DE19914109998 DE4109998A1 (de) | 1991-03-27 | 1991-03-27 | Kraftstoff fuer brennkraftmaschinen |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0578672A true JPH0578672A (ja) | 1993-03-30 |
Family
ID=6428283
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6680892A Withdrawn JPH0578672A (ja) | 1991-03-27 | 1992-03-25 | 燃焼機関用燃料 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| EP (1) | EP0505801A1 (ja) |
| JP (1) | JPH0578672A (ja) |
| DE (1) | DE4109998A1 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012523476A (ja) * | 2009-04-09 | 2012-10-04 | シエル・インターナシヨナル・リサーチ・マートスハツペイ・ベー・ヴエー | 燃料組成物およびその使用 |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2869621B1 (fr) * | 2004-04-30 | 2008-10-17 | Total France Sa | Utilisation d'additifs pour ameliorer l'odeur de compositions d'hydrocarbures et compositions d'hydrocarbures comprenant de tels additifs |
| EP3986988A1 (en) * | 2019-06-20 | 2022-04-27 | Shell Internationale Research Maatschappij B.V. | Gasoline fuel composition |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR1060986A (fr) * | 1952-07-16 | 1954-04-07 | France Etat | Produits auto-inflammateurs à base d'huiles et de produits déri?és de la houille |
| US3002829A (en) * | 1958-04-01 | 1961-10-03 | Exxon Research Engineering Co | Jet and rocket fuels and preparation thereof |
| US3381046A (en) * | 1966-08-15 | 1968-04-30 | Exxon Research Engineering Co | Jet and rocket fuel |
| US4387257A (en) * | 1982-06-29 | 1983-06-07 | Phillips Petroleum Company | Motor fuel |
-
1991
- 1991-03-27 DE DE19914109998 patent/DE4109998A1/de not_active Withdrawn
-
1992
- 1992-03-07 EP EP92103953A patent/EP0505801A1/de not_active Withdrawn
- 1992-03-25 JP JP6680892A patent/JPH0578672A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012523476A (ja) * | 2009-04-09 | 2012-10-04 | シエル・インターナシヨナル・リサーチ・マートスハツペイ・ベー・ヴエー | 燃料組成物およびその使用 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| EP0505801A1 (de) | 1992-09-30 |
| DE4109998A1 (de) | 1992-10-01 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990608 |