JPH0578413A - AlCl3 及び/またはその錯体化合物を基にした触媒残留物の改良除去法 - Google Patents

AlCl3 及び/またはその錯体化合物を基にした触媒残留物の改良除去法

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JPH0578413A
JPH0578413A JP4068676A JP6867692A JPH0578413A JP H0578413 A JPH0578413 A JP H0578413A JP 4068676 A JP4068676 A JP 4068676A JP 6867692 A JP6867692 A JP 6867692A JP H0578413 A JPH0578413 A JP H0578413A
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friedel
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JP4068676A
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English (en)
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Ambrogio Mangi
マーニ アムブロージオ
Attilio Sioli
シオリー アツテイリオ
Claudia Andena
アンデーナ クラウデイア
Mario Ponzinibbi
ポンツイニツビー マリオ
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Enichem Anic SpA
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Enichem Anic SpA
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F6/00Post-polymerisation treatments
    • C08F6/06Treatment of polymer solutions
    • C08F6/08Removal of catalyst residues
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F6/00Post-polymerisation treatments
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 エチレン性不飽和炭化水素の混合物のフリー
デル−クラフツ触媒による重合により生じた重合混合物
を(a)水素化ジイソブチルアルミニウム及び(又は)
水素化ジエチルアルミニウムに接触させること、(b)
生じた混合物を水あるいは酸又は塩基の水溶液により処
理すること、及び(c)有機相を分離することを含む、
前記重合により得られるポリマー樹脂の触媒残留物の除
去及び脱色を行なう方法、及び得られるポリマー樹脂。 【効果】 この方法により高い熱安定性をもつほとんど
無色の樹脂が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は炭化水素類又はエチレン性不飽和
炭化水素類の混合物のフリーデルークラフツによる重合
から誘導されるポリマー生成物からAlCl3 及び(又は)
その錯体化合物の触媒残留物を除去する方法に関する。
フリーデル−クラフツの名称はAl、Fe、Zn、B、Snなど
のハロゲン化物を基にしたカチオン触媒系の共通の使用
によりすべて関連される種々の群の反応を示すことがよ
く知られ、中でもアルキル化、ケトンの合成、異性化、
重合反応を挙げることができる。
【0002】本発明の目的に対するフリーデル−クラフ
ツ触媒はAlCl3及び(又は)その錯体化合物を基にした
触媒系により誘発される重合反応により確認されよう。
AlCl3 を基にした系により誘発される重合の例はオレフ
ィン及びC4 、C5 種のジオレフィンモノマー並びに脂
肪族、脂環式及び芳香族種の高級モノマーを基にした不
飽和炭化水素混合物の重合である。AlCl3 を基にした系
により誘発される重合の他の例は天然モノマー例えばテ
ルペン類と他の不飽和有機化合物との重合及び共重合で
ある。これらの重合は、半流通又はバッチ反応装置を使
用できるけれども、一般に流通反応装置中で、特定の希
釈剤の使用が厳密には必要でないとしても、不活性希釈
剤の存在下に、一般に0℃より高い温度で行なわれる。
これらの重合は接着剤、インキ又は油のための配合物中
の使用に適する硬質及びもろい樹脂の製造を可能にし、
その若干は樹脂と油の間の中間の性質をもつ。
【0003】反応混合物からのポリマーの分離は存在す
る触媒残留物の失活及び除去を含む。該技術に挙げられ
る操作には米国特許第2,335,912 号、第2,391,293 号及
び1,933,320 号中に詳記された水性、酸性、中性及び塩
基性処理;米国特許第1,939,932 号及び第2,287,535 号
中に示されたアルコール及びアンモニア処理がある。こ
れらの操作の主要な不利益は、水溶液が使用されるとき
のエマルションの生成、及びアルコールが使用されると
きの炭化水素溶媒の汚染であり、それは溶媒が再び使用
される前に、AlCl3 の安定な不活性錯体化合物の形成を
避けるために除去されぬばならない。他の既知操作には
米国特許第2,734,892 号中に記載された、おそらく一定
の用量の水の存在下の酸化物及び水酸化物例えばCaO 、
Ca(OH)2 、MgO 及びMg(OH)2 の使用が含まれる。この場
合における不利益はゲル様形態で存在できる固体残留物
の濾過の必要性及び困難により決定される。
【0004】本出願人名の先の特許出願(イタリア、2
1,493A/89) 中に有機金属試薬、好ましくは金属アル
キル又は金属水素化物の使用を含む、ポリマー混合物か
らの三塩化アルミニウムを基にした触媒の残留物の除去
のための新規方法が記載された。この特許出願による方
法は殊に、重合反応から生ずる塊の、好ましくはAl、F
e、Co、Ni、Vから選ばれる少くとも1種の金属の金属
アルキル及び金属水素化物から選ばれる有機金属試薬に
よる処理が含まれ、中でも、例えばAlEt3 、AlEt2Cl 、
Al(i-But)2H のようなアルミニウムの少くとも1種の有
機金属誘導体の使用が好ましい。この方法は、重合した
混合物からの触媒残留物の有効な除去を与えるだけでな
く、また有機金属誘導体により処理されない同様の樹脂
に関してより高い熱安定性及びより淡い色をもつ樹脂の
製造を可能にする。これらの樹脂の色残留物は、わずか
であるけれども、それらを、ほとんど完全に着色のない
ことがときどき要求される最終製品の製造に対して常に
利用可能にするわけではない。一方、エチレン性不飽和
炭化水素及び(又は)それらの混合物のフリーデル−ク
ラフツ触媒による重合から得られる生成物が、重合した
装入物の組成及び重合条件により淡黄色から褐色まで変
化する色をもち、それが着色のないことが要求される多
くの商業用途に対する配合物中の使用にそれらを適しな
くすることがよく知られている。炭化水素樹脂の色を改
良する既知技術中に挙げられる多くの方法の中で、英国
特許第835,788 号は重合させる炭化水素留分の水分及び
使用されるフリーデル−クラフツ触媒の制御により有利
に軽減できることを示している。
【0005】より最近、欧州特許出願第82301558.1号中
に、装入物中のシクロジエンモノマーの含量を0.5重量
%より低い値に制御することを含む淡着色樹脂の製造法
が特許請求されている。淡い着色及び高い熱安定性をも
つ芳香族樹脂を、重合させる装入物を重合前にジエノフ
ィル生成物に接触させることにより得ることができる
(米国特許第4,102,843 号及び第4,230,840 号) 。より
特定的には、本質的に無色の樹脂を純モノマーのカチオ
ン重合により得ることができる。例えばβ−ピネンは、
ハロゲンを含まず、制御量の水を加え、次いで有機ハロ
ゲン化物を加えることにより系を活性化する触媒量のア
ルミニウムの有機金属化合物による重合により無色樹脂
に変換される(欧州特許出願第84308674.5号) 。淡着色
樹脂はまたフリーデル−クラフツ触媒によるカチオン重
合により製造される炭化水素樹脂の接触水素化により得
ることができる(英国特許第1,176,443号) ;しかし、
この方法は明らかな不利益をもち、最も重要なものは主
要な物理化学的及び挙動特性の変化並びに水素化触媒の
活性の速やかな喪失である。従って、不飽和炭化水素混
合物のカチオン重合により得られる無色炭化水素樹脂を
もつ必要に対する一般的解決法はまだ種々の適用分野に
おける品質に対する増大する要求を満すと認められなか
ったことが既知技術から明らかである。
【0006】従って本発明は、既知技術の前記欠点を克
服するエチレン性不飽和炭化水素混合物のフリーデル−
クラフツによる重合生成物から無色かつ熱的に安定な樹
脂を製造するための全く一般的性質の方法に関し、本発
明はまた得られる樹脂に関する。意外にも、フリーデル
−クラフツによる重合から生ずる反応塊を特定有機金属
化合物例えば水素化ジイソブチルアルミニウム及び(又
は)水素化ジエチルアルミニウムで適当な条件下に処理
すると、重合から生じた樹脂の他の物理化学的及び挙動
特性をすべて事実上不変に保って高い熱安定性をもつ本
質的に無色の炭化水素樹脂を生ずることが実際に見いだ
された。これら2つの有機金属化合物は、前記イタリア
特許出願第21493A/89号中に記載された他の有機金属化
合物のように、しかしすべての他の物理化学的及び挙動
特性がこれらの有機金属化合物の使用により事実上不変
に保たれ、高い熱安定性をもつ本質的に無色又は非常に
淡く着色した樹脂を生ずる追加の能力をもち、実際にフ
リーデル−クラフツにより得られたポリマー生成物中に
存在する触媒残留物の除去に関与する。
【0007】これにより、本発明の第1観点は次の基本
操作、 − 水素化ジイソブチルアルミニウム及び(又は)水素
化ジエチルアルミニウムによる重合混合物の処理; − 生じた混合物の水あるいは酸又は塩基の水溶液によ
る処理; − 必要とした有機相の分離及び回収、を含むエチレン
性不飽和炭化水素の混合物の重合により得られるポリマ
ー樹脂の触媒残留物を精製及び脱色する方法に関する。
この方法で、本発明の要素部分を当然形成する高い熱安
定性をもつ無色又は非常に淡く着色した樹脂を得ること
ができる。
【0008】重合反応から生ずる混合物の前記有機金属
誘導体による処理は一般に−20〜+120℃の範囲内
の温度で行なわれるが、しかしそれはまた+20〜+7
0℃の範囲内で、好ましくは室温で行なうことができ
る。使用される有機金属試薬の量は重合に使用されたフ
リーデル−クラフツ触媒の量に関連する。0.2より高い
モル比Al有機金属/フリーデル−クラフツ触媒を使用
し、処理の効果を高めることができるけれども、0.5よ
り高いモル比Al有機金属/フリーデル−クラフツ触媒で
操作することが好ましい。反応圧力は重大な因子でな
く、大気圧以下、大気圧又は大気圧以上であることがで
きる。反応は一般に所要操作条件下に反応器中に生ずる
自己圧力で行なわれる。反応時間もまた最高に重要なも
のでなく、時間は数分〜2時間又はそれ以上変化でき、
反応塊の漸進的清澄化が生ずる。処理は流通式、半流通
式又はバッチ反応器中で行なうことができる。
【0009】有機金属誘導体はその純粋な状態、又は不
活性希釈剤中に希釈された溶液中のどちらでも使用でき
る。不活性希釈剤の典型的な例は脂肪族炭化水素例えば
ペンタン、ヘキサン及びヘプタン並びに芳香族炭化水素
例えばトルエン及びベンゼンである。生じた生成物は次
いで等容量の水あるいは酸又は塩基の、好ましくは水酸
化ナトリウムの0.5〜5Nの濃度をもつ水溶液で、反応
が有機金属誘導体で行なわれたと同じ温度で、激しいか
くはん下に5分〜1時間の範囲内の時間の間処理され
る。水酸化ナトリウムの規定水溶液による処理が好まし
い。デカントした有機相は次いで250℃に加熱した水
蒸気の流れ中及び不活性窒素雰囲気中に蒸留され樹脂か
ら揮発性有機残留物を分離する。
【0010】本発明の一般的観点を記載したので、次の
実施例は単に若干の細部を例示する目的をもち、決して
限定しない。示した組成及び百分率はすべて、別様に示
されなければ重量により示される。 実施例1 表1の欄(I)中に示される組成をもつ炭化水素モノマ
ーの選択された水蒸気分解留分850gを、2リットル
の容積をもち、冷却ジャケット及び機械かくはん機を備
えたガラス反応器中に装入する。試薬混合物の温度を冷
却液の循環により+15〜+30℃に維持し、AlCl3
0.2g(76ミリモル)を、別個に三塩化アルミニウム
とキシロールのモル比1:1の懸濁液中に塩酸を送入す
ることにより調製したHCl 及びキシロールとの錯体で反
応器中へかくはん下に装入し、混合物を40分間反応さ
せる。重合した混合物を次いで、機械かくはん機を備
え、水酸化ナトリウムの4モル水溶液800gを入れた
3リットルのガラスフラスコに激しいかくはん下に移
す。ソーダによる処理の30分後にかくはんを止め、有
機相を水相からデカントさせる。次いで樹脂を、250
℃において水蒸気流中に揮発性物質をストリップするこ
とによりポリマー溶液から分離させる。得られた樹脂の
性質は表2中に示される。
【0011】実施例2 表1の欄(I)中に示される組成をもつ炭化水素留分8
50gを実施例1中の記載と同様の条件下に重合させ
る。重合の終りにヘキサン中の水素化ジイソブチルアル
ミニウムの1モル溶液39mlを重合混合物に加え、温度
を+20℃に保持して15分間反応させる。水素化ジイ
ソブチルアルミニウムで処理した後清澄混合物を次い
で、機械かくはん機を備え、水酸化ナトリウムの4モル
水溶液800gを入れた3リットルガラスフラスコに激
しいかくはん下に移す。ソーダによる処理の30分後に
かくはんを止め、有機相を水相からデカントさせ、次い
で樹脂を濾過した溶液から、250℃においてスチーム
流中に揮発性物質をストリップすることにより分離させ
る。得られた樹脂の性質は表2中に示される。 実施例3 水素化ジイソブチルアルミニウムの1モル溶液77mlを
用いて実施例2中の記載と同様の操作を用いる。得られ
た樹脂の性質は表2中に示される。 実施例4 水素化ジイソブチルアルミニウムの1モル溶液154ml
を用いて実施例2中の記載と同様の操作を用いる。得ら
れた樹脂の性質は表2中に示される。 実施例5、6、7 実施例2、3、4におけるように、水素化ジエチルアル
ミニウムを水素化ジイソブチルアルミニウムの代りに用
いる。得られた樹脂の性質は表2中に示される。
【0012】上記水素化アルキルアルミニウムに関して
有効性が少ない有機金属誘導体の例として次の実施例が
トリアルキルアルミニウム及び塩化ジエチルアルミニウ
ムで示される。 実施例8、9、10 実施例2、3、4におけるように、トリイソブチルアル
ミニウムを水素化ジイソブチルアルミニウムの代りに用
いる。得られた樹脂の性質は表3中に示される。 実施例11、12、13 実施例2、3、4におけるように、トリエチルアルミニ
ウムを水素化ジイソブチルアルミニウムの代りに用い
る。得られた樹脂の性質は表3中に示される。 実施例14、15、16 実施例2、3、4におけるように、塩化ジエチルアルミ
ニウムを水素化ジイソブチルアルミニウムの代りに用い
る。得られた樹脂の性質は表4中に示される。
【0013】実施例1〜16のものと異なる不飽和留分
が使用される例として次の実施例はテルペン及びピペリ
レンの留分の重合と次後の水素化ジイソブチルアルミニ
ウムによる処理を示す。 実施例17 β−ピネンを含み表1の欄(III)中に示される組成をも
つ混合物850gを、冷却ジャケット及び機械かくはん
機を備えた2リットルのガラス反応器中へ装入する。混
合物を35〜78℃の範囲内の温度で、実施例1に記載
した操作により製造されたHCl 及びキシロールで錯化さ
れたAlCl3 1.04g(7.8ミリモル)の添加により重合
させる。50分後、重合した混合物を、機械かくはん機
を備え、水酸化ナトリウムの4モル水溶液800gを入
れた3リットルガラスフラスコにかくはん下に移す。ソ
ーダによる処理の30分後にかくはんを止め、有機相を
水相からデカントさせる。次いで樹脂を、揮発性物質を
250℃で水蒸気流中にストリップすることによりポリ
マー溶液から分離させる。得られた樹脂の性質は表5中
に示される。 実施例18 β−ピネンを含み表1の欄(III)中に示される組成をも
つ混合物850gを実施例17中の記載と同様の条件下
に重合させる。重合の終りにヘキサン中の水素化ジイソ
ブチルアルミニウムの1モル溶液15.5mlを加え、混合
物を+30℃の定温で15分間反応させる。水素化ジイ
ソブチルアルミニウムによる処理により清澄化された混
合物を次いで、機械かくはん機を備え、水酸化ナトリウ
ムの4モル水溶液800gを入れた3リットルのガラス
フラスコにかくはん下に移す。ソーダ水による処理の3
0分後にかくはんを止め、有機相を水相からデカントさ
せる。樹脂は沈降後揮発性物質を250℃で水蒸気流中
にストリップすることにより有機相から分離させる。得
られた樹脂の性質は表5中に示される。
【0014】実施例19 実施例2におけるように、表1の欄(II)中に示される
組成をもつ混合物850gを用いる。得られる樹脂の性
質は表5中に示される。 実施例20 実施例4におけるように、表1の欄(II)中に示される
組成をもつ混合物850gを用いる。事実上無色である
得られた樹脂の性質は表5中に示される。
【0015】 表 1 (I) (II) (III) 成 分 (重量%) (重量%) (重量%) 1−ブテン+イソブテン 1.60 … … 1,3−ブタジエン 2.98 … … n−ブタン 0.32 … … トランス−2−ブテン 0.99 … … シス−2−ブテン 1.28 … … 1,2−ブタジエン 0.40 … … 3−メチル−1−ブテン 2.11 … … イソペンタン 7.72 … … 1,4−ペンタジエン 5.75 … … 2−ブチン 0.74 … … 1−ペンテン 10.54 0.88 … 2−メチマ−1−ブテン 2.90 0.22 … n−ペンタン 18.56 1.89 … イソプレン 10.99 0.17 … トランス−2−ペンテン 7.50 0.70 … シス−2−ペンテン 3.50 0.73 … 2−メチル−2−ブテン 1.85 40.21 … トランス−1,3−ペンタジエン 6.81 10.57 … シクロペンタジエン 0.94 0.28 … シス−1,3−ペンタジエン 3.49 7.80 … シクロペンテン 5.70 5.04 … ヘキサン … 28.45 … キシレン … … 71.83 β−ピネン … … 23.29 種々のテルペン … … 4.88 種々の飽和生成物 3.33 3.06 … ────────────────────────────────────
【0016】 表 2 実 施 例 (1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) AlCl3 、ミリモル 76.7 76.7 76.7 76.7 76.7 76.7 76.7 Al(i-Bu)2H、ミリモル … 39.0 77.0 154.0 … … … Al(Et)2H、ミリモル … … … … 39.0 77.0 154.0 装入量、g 850 850 850 850 850 850 850 重合温度(℃) 15-30 15-28 15-24 15-25 15-27 15-31 15-26 樹脂、g 281 272 274 295 283 290 298 樹脂軟化点 (ASTM E28) 、(℃) 103 101 101 104 99 101 102 Mn、g/mol(GPC)1095 1136 1109 1044 1078 1057 1119 樹脂のガードナーカラー (ASTM D1544)(1) 7+ 3− 1+ <1 3+ 2− 1 樹脂のガードナーカラー 3時間/150 ℃(1) 12 5+ 4 4− 7− 5+ 5 ──────────────────────────────────── (1)トルエン中の50重量%溶液で測定
【0017】 表 3 実 施 例 (1) (8) (9) (10) (11) (12) (13) AlCl3 、ミリモル 76.7 76.7 76.7 76.7 76.7 76.7 76.7 Al(iBu)3、ミリモル … 39.0 77.0 154.0 … … … Al(Et)3 、ミリモル … … … … 39.0 77.0 154.0 装入量、g 850 850 850 850 850 850 850 重合温度(℃) 15-30 15-22 15-25 15-21 15-28 15-28 15-24 樹脂、g 281 265 281 273 279 288 293 樹脂軟化点 (ASTM E28)(℃) 103 104 100 99 101 104 102 Mn、g/mol(GPC) 1095 1064 1083 1102 1049 1115 1077 樹脂のガードナーカラー (ASTM D1544)(1) 7+ 7+ 6+ 3 7 7− 4− 樹脂のガードナーカラー 3時間/150 ℃(1) 12 11+ 11+ 7 12− 12+ 8+ ──────────────────────────────────── (1)トルエン中の50重量%溶液で測定
【0018】 表 4 実 施 例 (1) (14) (15) (16) AlCl3 、ミリモル 76.7 76.7 76.7 76.7 Al(Et)2Cl 、ミリモル … 39.0 77.0 154.0 装入量、g 850 850 850 850 重合温度(℃) 15-30 15-31 15-27 15-28 樹脂、g 281 296 293 265 樹脂の軟化点 (ASTM E28) 、(℃) 103 101 103 98 Mn、g/mol(GPC) 1095 1074 1077 1103 樹脂のガードナーカラー (ASTM D1544)(1) 7+ 8− 6+ 6 樹脂のガードナーカラー 3時間/150 ℃(1) 12 12 12− 10+ ──────────────────────────────── (1)トルエン中の50重量%溶液で測定
【0019】 表 5 実 施 例 (17) (18) (19) (20) AlCl3 、ミリモル 7.8 7.8 76.7 76.7 Al(iBu)2H 、ミリモル … 15.5 39.0 153.4 装入量、g 850 850 850 850 重合温度(℃) 35-78 35-91 15-23 15-29 樹脂、g 178 185 258 271 樹脂の軟化点 (ASTM E28) 、(℃) 115 111 93 88 Mn、g/mol(GPC) 952 973 1034 1073 樹脂のガードナーカラー (ASTM D1544)(1) 2+ <1 3− 1− 樹脂のガードナーカラー 3時間/150 ℃(1) 6+ 3 5+ 4 ───────────────────────────────── (1)トルエン中の50重量%溶液で測定 実施例(17)及び(18)はβ−ピネン 実施例(19)及び(20)は2−メチル−2−ブテン
及びピペリレン
フロントページの続き (72)発明者 クラウデイア アンデーナ イタリア 20071 ミラン カサルプステ ルレンゴ ヴイア モンテ ロサ 8 (72)発明者 マリオ ポンツイニツビー イタリア 20077 ミラン ヴイツツオー ロ プレダビツシー ピアツツア プツチ ーニ 16エンネ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エチレン性不飽和炭化水素の混合物のフ
    リーデル−クラフツによる重合により得られるポリマー
    樹脂の触媒残留物の除去及び同時脱色を行なう方法であ
    って、次の基本操作: (a)重合混合物の水素化ジイソブチルアルミニウム及
    び(又は)水素化ジエチルアルミニウムによる処理; (b)生じた混合物の水あるいは酸又は塩基の水溶液に
    よる処理; (c)必要とした有機相の分離及び回収、を含む方法。
  2. 【請求項2】 重合混合物の水素化ジイソブチルアルミ
    ニウム及び(又は)水素化ジエチルアルミニウムによる
    処理がフリーデル−クラフツ触媒に関して0.2より高い
    モル比の量の有機金属化合物の存在下に行なわれる、請
    求項1に記載のポリマー樹脂の触媒残留物の除去及び同
    時脱色を行なう方法。
  3. 【請求項3】 モル比が好ましくは0.5より高い、請求
    項1又は2に記載のポリマー樹脂の触媒残留物の除去及
    び同時脱色を行なう方法。
  4. 【請求項4】 重合混合物の水素化ジイソブチルアルミ
    ニウム及び(又は)水素化ジエチルアルミニウムによる
    処理が−20〜+120℃の範囲内の温度で行なわれ
    る、請求項1に記載の方法。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の段階(a)中に示され
    る処理が好ましくは室温で行なわれる、請求項1〜4の
    いずれか一項に記載の触媒残留物の除去法。
  6. 【請求項6】 段階(b)中に示される混合物の処理が
    好ましくは0.5〜5.0Nの範囲内の濃度をもつ酸又は塩
    基の溶液で行なわれる、請求項1に記載の方法。
  7. 【請求項7】 処理が好ましくは水酸化ナトリウムの規
    定溶液で行なわれる、請求項1〜6のいずれか一項に記
    載の方法。
  8. 【請求項8】 実質的に無色であり、水素化ジイソブチ
    ルアルミニウム及び(又は)水素化ジエチルアルミニウ
    ムによる処理、次いで生じた混合物の水又は酸水溶液に
    よる、あるいは塩基水溶液による処理及び必要とした有
    機相の回収による分離によりフリーデル−クラフツ触媒
    残留物に関して精製された炭化水素類又はエチレン性不
    飽和炭化水素類の混合物のフリーデル−クラフツによる
    (共)重合により得られるポリマー樹脂。
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