JPH0578288U - 小芥子人形構造 - Google Patents
小芥子人形構造Info
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- JPH0578288U JPH0578288U JP1846092U JP1846092U JPH0578288U JP H0578288 U JPH0578288 U JP H0578288U JP 1846092 U JP1846092 U JP 1846092U JP 1846092 U JP1846092 U JP 1846092U JP H0578288 U JPH0578288 U JP H0578288U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 観賞用としての小芥子人形に、他の機能を付
加する。 【構成】 木材を轆轤等で挽いた円柱状の胴体部11
と、該胴体部11の先端を流線型状に丸めて成る頭部1
3とにより構成され、前記胴体部11と頭部13の表面
に赤色や茶色等で簡単な色彩を施すことにより女児の姿
態を呈するようにした小芥子人形10における底面10
aに、第一の穴隙15aと第二の穴隙15bとにより成
る縦断面略凸字形を呈する段状の穴隙15を穿孔し、更
に、前記第一の穴隙15aの底部15a′に栓抜金具2
0を当接させて取付る。栓抜金具20は、鉄材やステン
レス鋼材等の金属材料から成る環状体であって、開口部
21に王冠tの底部に係止される突出片23が形成され
ている。
加する。 【構成】 木材を轆轤等で挽いた円柱状の胴体部11
と、該胴体部11の先端を流線型状に丸めて成る頭部1
3とにより構成され、前記胴体部11と頭部13の表面
に赤色や茶色等で簡単な色彩を施すことにより女児の姿
態を呈するようにした小芥子人形10における底面10
aに、第一の穴隙15aと第二の穴隙15bとにより成
る縦断面略凸字形を呈する段状の穴隙15を穿孔し、更
に、前記第一の穴隙15aの底部15a′に栓抜金具2
0を当接させて取付る。栓抜金具20は、鉄材やステン
レス鋼材等の金属材料から成る環状体であって、開口部
21に王冠tの底部に係止される突出片23が形成され
ている。
Description
【0001】
本考案は、郷土人形の一つである小芥子人形に関し、さらに詳細には、観賞用 としての小芥子人形の底面に環状を呈する栓抜金具を固着させ、ビール瓶等の注 口に冠着されている王冠を抜脱できる機能を付加した小芥子人形の改良に関する ものである。
【0002】
東北地方原産の郷土人形であって、木地挽きにより円柱状の胴体、頭部を成形 し、これに簡単な色彩を施して女児の姿態を呈するようにした小芥子人形は、日 本古来の伝統工芸である。
【0003】 この小芥子人形は、各家庭の祭壇や装飾用のケース内に置かれて観賞されてい る。
【0004】 従来、前記小芥子人形は、上記の如く観賞用とされていたが、近年これに栓抜 を取付てビール瓶等の王冠を抜脱する栓抜としての機能を付加したものが考案さ れ、実用に供されている。
【0005】 栓抜を取付た前記小芥子人形は、図7に示すように、小芥子人形1と、該小芥 子人形1の底面1aから腕2cを延在させた栓抜2とにより構成されており、使 用に際しては前記小芥子人形1を握持し、栓抜2の開口部2aに形成された突出 片2bをビール瓶等の王冠底部に係止させ、而して小芥子人形1を上方に押し上 げることにより、王冠が梃子の原理によって開栓されるようになっている。
【0006】
しかしながら、上記従来の栓抜を設けた小芥子人形にあっては、以下に記すよ うな問題点があった。
【0007】 則ち、栓抜の機能を備えた小芥子人形は、底面から栓抜を該小芥子人形の長手 方向に延在させて取付た構造となっているため、栓抜としては十分機能するもの であるが、小芥子人形本来の観賞用としては不適切なものとなってしまう。
【0008】 則ち、前記栓抜が底面から延在することによって、該小芥子人形を祭壇等に載 置することができないこととなる。
【0009】 このため、この小芥子人形は、台所の引き出し内に収納されたり、同台所にお ける掛具(フック)に掛けられる等、人目に付かない箇所に収納、配置されるこ ととなり、観賞用としての役割が著しく損なわれるという問題点があった。
【0010】 一方、一般的な小芥子人形は、観賞用だけとされていたため、付加価値の高い 小芥子人形の出現が期待されていた。
【0011】 本考案は、上記事情に鑑みて成されたものであり、観賞用としての小芥子人形 の底面に環状を呈する栓抜金具を固着させ、ビール瓶等の注口に冠着されている 王冠を抜脱できるようにし、且つ小芥子人形本来の観賞的機能の損なわないよう にした小芥子人形を提供するものである。
【0012】
本考案は、木材を切削加工し、その表面に色彩を施して成る小芥子人形に於い て、該小芥子人形の底面に穴隙を穿孔し、該穴隙内、或いは小芥子人形の底面に 栓抜金具を当接、固着したことを特徴とする小芥子人形構造を提供することによ り、上記課題を達成するものである。
【0013】
本考案の小芥子人形構造は、観賞用としての利用が可能であるとともに、栓抜 としての利用も可能である。
【0014】 則ち、本考案の小芥子人形構造は、木材を切削加工し、その表面に色彩を施し て成る小芥子人形の底面に穴隙を穿孔し、該穴隙内、或いは小芥子人形の底面に 栓抜金具を当接、固着することにより構成され、前記栓抜金具が外部に延在しな いようになっているため、該小芥子人形構造を祭壇等に載置可能であって、その 際に観賞用としての外観美が損なわれることがない。
【0015】 また、前記の如く栓抜金具が設けられることによって、ビール瓶やジュース瓶 等の注口に冠着されている王冠を抜脱することができる。
【0016】 なお、栓抜金具の開口部に形成された突出片を王冠底部に係止した後、小芥子 人形を倒伏すると、該突出片を支点とした梃子の原理が作用するため、王冠を大 きな力を要することなく開栓することができる。
【0017】
以下、本考案に係わる小芥子人形構造の実施例を図面に基づいて詳細に説明す る。
【0018】 図1は本考案に係わる小芥子人形構造を示す組立分解斜視図、図2は同実施例 における小芥子人形構造を示す正面図、図3は図2におけるX−X′線断面図、 図4は同実施例における小芥子人形構造を示す底面図、図5(a)は同実施例に おける要部断面図、図5(b)は他の実施例における要部断面図、図6は本考案 に係わる小芥子人形構造の使用状態を示す斜視図である。
【0019】 本考案に係わる小芥子人形構造Aの特徴とするところは、図1乃至図5に示す ように、木材を切削加工し、その表面に色彩を施して成る小芥子人形10の底面 10aに穴隙15を穿孔し、該穴隙15内、或いは小芥子人形10の底面10a に栓抜金具20を当接、固着したところにある。
【0020】 前記小芥子人形10は、木材を轆轤等で挽いた円柱状の胴体部11と、該胴体 部11の先端を流線型状に丸めて成る頭部13とにより構成され、高さ略120 mm、直径略45mmを有しているとともに、胴体部11と頭部13の表面には 赤色や茶色等で簡単な彩色が成されることにより女児の姿態を呈している。
【0021】 該小芥子人形10の底面10aには、直径略35mmの第一の穴隙15aと、 直径略25mmの第二の穴隙15bとにより成る縦断面略凸字形を呈する段状の 穴隙15が穿孔されている。
【0022】 一方、前記栓抜金具20は、鉄材やステンレス鋼材等の金属材料から成る環状 体であって、板厚略2mm、直径略35mmを有するとともに、開口部21には 王冠tの底部に係止される突出片23が形成されている。
【0023】 また、栓抜金具20の外周縁近傍には、テーパ状を呈する貫通孔25,25が 中心部を基準にして、それぞれ対向して穿孔されている。
【0024】 上記の如く形成された栓抜金具20は、前記第一の穴隙15a内に嵌合され、 該第一の穴隙15aの底部15a′に当接されるとともに、貫通孔25,25に 挿通されたさら螺子30,30によって小芥子人形10に固着される。
【0025】 従って、栓抜金具20が外部に延在することがないために該小芥子人形10を 今まで通り祭壇等に載置可能で、且つ該栓抜金具20によって外観美を損なうこ とがなく観賞用としての利用が可能であるとともに、ビール瓶やジュース瓶の栓 抜としての機能も有することとなる。
【0026】 次に、本考案に係わる小芥子人形構造Aの使用方法、使用状況について詳細に 説明する。
【0027】 先ず、本考案の小芥子人形構造Aは、祭壇等に載置することで今まで通り観賞 用とすることができる。
【0028】 次に、本考案の小芥子人形構造Aは、図6に示すようにビール瓶gの王冠tを 抜脱するための栓抜として利用することができる。
【0029】 栓抜として利用する際には、小芥子人形10の胴体部11を手hで握持し、底 面10aに配した栓抜金具20をビール瓶g等の王冠t箇所に位置させる。
【0030】 この時、王冠tは第二の穴隙15b内に位置するようになるとともに、栓抜金 具20の突出片23は王冠tの底部に係止される状態となる。
【0031】 而して、握持した小芥子人形10を前方、或いは手前に倒伏させると、王冠t の底部に係止された栓抜金具20の突出片23を支点とした梃子の原理によって 該王冠tがビール瓶gから容易に抜脱され、開栓されるようになる。
【0032】 ところで、本考案に係わる小芥子人形構造Aは、上記構成に限定されるもので はなく、以下に記すようなものであってもよい。
【0033】 例えば、図6(b)に示すように穴隙15を第一の穴隙15aのみの構成とし 、栓抜金具20を小芥子人形10の底面10aに当接、固着されるようにするも のでもよい。
【0034】 また、栓抜金具20は、さら螺子30,30によって小芥子人形10に固着さ れるようになっているが、接着剤による固着等であってもよい。
【0035】 更に、小芥子人形10は、木材を轆轤等で挽いた円柱状の胴体部11と、該胴 体部11の先端を流線型状に丸めて成る頭部13とにより構成され、高さ略12 0mm、直径略45mmを有しているとともに、胴体部11と頭部13の表面は 赤色や茶色等で簡単に彩色されて女児の姿態を呈しているものとされているが、 その大きさや形状に限定されるものではなく、例えば円柱状の胴体に球形の頭を 載置させた構成の小芥子人形であってもよい。
【0036】
本考案に係わる小芥子人形構造は上記の如く構成されているため、以下に記載 するような効果を有する。
【0037】 (1)本考案の小芥子人形構造は、木材を切削加工し、その表面に色彩を施し て成る小芥子人形の底面に穴隙を穿孔し、該穴隙内、或いは小芥子人形の底面に 栓抜金具を当接、固着することにより構成され、前記栓抜金具が外部に延在しな いようになっているため、該小芥子人形構造を祭壇等に載置可能であって、且つ その際に栓抜金具によって外観美を損なうことがないという優れた効果を有する 。
【0038】 (2)また、前記の如く栓抜金具が設けられることによって、ビール瓶やジュ ース瓶等の注口に冠着されている王冠を抜脱することができるという優れた効果 を有する。
【0039】 (3)更に、本考案の小芥子人形構造は、観賞用としての小芥子人形に栓抜機 能が付加されたものであるため、販路拡張に大きく貢献することができるという 優れた効果を有する。
【図1】本考案に係わる小芥子人形構造を示す組立分解
斜視図
斜視図
【図2】同実施例における小芥子人形構造を示す正面図
【図3】図2におけるX−X′線断面図
【図4】同実施例における小芥子人形構造を示す底面図
【図5】(a)は同実施例における要部断面図、(b)
は他の実施例における要部断面図
は他の実施例における要部断面図
【図6】本考案に係わる小芥子人形構造の使用状態を示
す斜視図
す斜視図
【図7】従来の栓抜を取付た小芥子人形を示す正面図
A 小芥子人形構造 10 小芥子人形 10a 底面 11 胴体部 13 頭部 15 穴隙 15a 第一の穴隙 15a′ 底部 15b 第二の穴隙 20 栓抜金具 21 開口部 23 突出片 25 貫通孔 30 さら螺子
Claims (1)
- 【請求項1】 木材を切削加工し、その表面に色彩を施
して成る小芥子人形に於いて、該小芥子人形の底面に穴
隙を穿孔し、該穴隙内、或いは小芥子人形の底面に栓抜
金具を当接、固着したことを特徴とする小芥子人形構
造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1846092U JPH0578288U (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | 小芥子人形構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1846092U JPH0578288U (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | 小芥子人形構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0578288U true JPH0578288U (ja) | 1993-10-26 |
Family
ID=11972250
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1846092U Pending JPH0578288U (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | 小芥子人形構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0578288U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101582541B1 (ko) * | 2014-06-27 | 2016-01-05 | 김대현 | 넘어지지 않는 오프너 |
KR20200143096A (ko) * | 2019-06-14 | 2020-12-23 | 서해식 | 손잡이 하부에 따개가 형성된 수직형 병따개 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4931485A (ja) * | 1972-07-20 | 1974-03-20 | ||
JPS5938992B2 (ja) * | 1979-12-28 | 1984-09-20 | 電気化学工業株式会社 | アセチレンブラツクの製造法 |
JPH0215496B2 (ja) * | 1987-03-20 | 1990-04-12 | Sanyo Kokusaku Pulp Co |
-
1992
- 1992-03-31 JP JP1846092U patent/JPH0578288U/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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