JPH057760A - 微粒子製造法 - Google Patents
微粒子製造法Info
- Publication number
- JPH057760A JPH057760A JP3184094A JP18409491A JPH057760A JP H057760 A JPH057760 A JP H057760A JP 3184094 A JP3184094 A JP 3184094A JP 18409491 A JP18409491 A JP 18409491A JP H057760 A JPH057760 A JP H057760A
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- JP
- Japan
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- raw material
- rotary body
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 精密な焼結材料やファインセラミックスの原
材料となる粒子微粒材料の製造方法に関するもので、球
状の微粒子を簡単な設備を用いて容易に製造することを
目的としている。 【構成】 機械的な粉砕手段により数１０ミクロン程度
に粉砕したシャープな角をもつ原材料粒子１を高温プラ
ズマ２の炎中に通し、加熱により半溶融状態になった粒
子３を高速回転体４の表面に衝突させる。衝突させる高
速回転体４の表面には衝突粒子が付着しにくいようにク
ロムメッキ等の表面処理をしたり、または回転体４の内
側から水冷するなどの処置を施す。回転体４に衝突した
粒子３は衝突の反動、剪断と表面張力の二重作用により
球状の微粒子５となって飛び散る。
材料となる粒子微粒材料の製造方法に関するもので、球
状の微粒子を簡単な設備を用いて容易に製造することを
目的としている。 【構成】 機械的な粉砕手段により数１０ミクロン程度
に粉砕したシャープな角をもつ原材料粒子１を高温プラ
ズマ２の炎中に通し、加熱により半溶融状態になった粒
子３を高速回転体４の表面に衝突させる。衝突させる高
速回転体４の表面には衝突粒子が付着しにくいようにク
ロムメッキ等の表面処理をしたり、または回転体４の内
側から水冷するなどの処置を施す。回転体４に衝突した
粒子３は衝突の反動、剪断と表面張力の二重作用により
球状の微粒子５となって飛び散る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、焼結製品原材料、セラ
ミックス製品原材料等の各種原材料粒子の微細化方法に
関する。
ミックス製品原材料等の各種原材料粒子の微細化方法に
関する。
【０００２】
【従来の技術】従来精密な焼結材料やファインセラミッ
クスの原材料となる粒子微粉材料の製法はロールミルに
よる機械的圧壊による方法、溶融法による空中または水
中に噴霧するアトマイザー法、更にはプラズマ中に原料
を通して空中噴霧によるアトマイザー法により製造され
ていた。すなわち、機械的粉砕法以外は一度原料を溶融
状態を経て製造する方法であった。
クスの原材料となる粒子微粉材料の製法はロールミルに
よる機械的圧壊による方法、溶融法による空中または水
中に噴霧するアトマイザー法、更にはプラズマ中に原料
を通して空中噴霧によるアトマイザー法により製造され
ていた。すなわち、機械的粉砕法以外は一度原料を溶融
状態を経て製造する方法であった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の機械
的粉砕法により製造された微粒子原材料は形が不定形で
かつ鋭角を有しているために、焼結材として、他の原材
料粉体と混合する場合均一に分散され難い不具合があ
る。
的粉砕法により製造された微粒子原材料は形が不定形で
かつ鋭角を有しているために、焼結材として、他の原材
料粉体と混合する場合均一に分散され難い不具合があ
る。
【０００４】また、前述のようなアトマイザー法は、粉
体の原料を一度溶融状態にしたのち噴霧して微粉材料を
製造しており、溶融のための多くの熱と時間及び噴霧の
ための特別の装置を必要とし生産コストが大となる不具
合があった。
体の原料を一度溶融状態にしたのち噴霧して微粉材料を
製造しており、溶融のための多くの熱と時間及び噴霧の
ための特別の装置を必要とし生産コストが大となる不具
合があった。
【０００５】本発明は、固体原材料を必ずしも溶融する
ことなく、高温加熱状態から直接球状の微粉粒子を製造
することにより、前述のような従来の不具合を解決した
新たな微粒子製造法を提供することを目的としている。
ことなく、高温加熱状態から直接球状の微粉粒子を製造
することにより、前述のような従来の不具合を解決した
新たな微粒子製造法を提供することを目的としている。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の微粒子製造法は、機械的に粉砕された原材料粒
子を高温プラズマ炎中を通過させて加熱し、半溶融状態
になった該粒子を高速回転体表面に衝突飛散させること
により球状の微粒子を得ることを特徴としている。
本発明の微粒子製造法は、機械的に粉砕された原材料粒
子を高温プラズマ炎中を通過させて加熱し、半溶融状態
になった該粒子を高速回転体表面に衝突飛散させること
により球状の微粒子を得ることを特徴としている。
【０００７】
【作用】上述の本発明の微粒子製造法は、高温プラズマ
炎の中を通して加熱された原材料粒子が、半溶融状態で
高速回転体表面に衝突し、衝突による強い圧力と回転の
剪断力とで原材料が引き伸ばされるため、その反動で飛
散した微粒子は、空中又は雰囲気中（耐酸化のための）
で凝固する際、表面張力により容易に球状化する。この
衝突の反動、剪断と表面張力との二重作用により球状の
微粒子を製造するものである。
炎の中を通して加熱された原材料粒子が、半溶融状態で
高速回転体表面に衝突し、衝突による強い圧力と回転の
剪断力とで原材料が引き伸ばされるため、その反動で飛
散した微粒子は、空中又は雰囲気中（耐酸化のための）
で凝固する際、表面張力により容易に球状化する。この
衝突の反動、剪断と表面張力との二重作用により球状の
微粒子を製造するものである。
【０００８】
【実施例】以下図面により本発明の１実施例方法につい
て説明すると、図１は本発明による微粒子製造方法の概
念図を示し、図２（ａ)(ｂ）は機械的に粉砕された状態
の原材料粒子及び本発明で製造された球状化微粒子の状
態図を示す。
て説明すると、図１は本発明による微粒子製造方法の概
念図を示し、図２（ａ)(ｂ）は機械的に粉砕された状態
の原材料粒子及び本発明で製造された球状化微粒子の状
態図を示す。
【０００９】図１において機械的粉砕手段により数１０
ミクロン程度に粉砕されたシャープな角部をもつ原材料
粒子１（図２（ａ）図示）を高温プラズマ２の炎中を通
過させ、加熱により半溶融状態になった粒子３を高速回
転体４の表面に衝突させる。
ミクロン程度に粉砕されたシャープな角部をもつ原材料
粒子１（図２（ａ）図示）を高温プラズマ２の炎中を通
過させ、加熱により半溶融状態になった粒子３を高速回
転体４の表面に衝突させる。
【００１０】衝突した原材料は破片となって飛び散り図
２（ｂ）に示すような球状の微粒子５となる。
２（ｂ）に示すような球状の微粒子５となる。
【００１１】なお衝突させる高速回転体４の表面は、衝
突粒子が付着し難いようにするためにクロムメッキ等の
表面処理を施したり、または、回転体４の内側から水冷
を行なうなどの処置が望ましい。
突粒子が付着し難いようにするためにクロムメッキ等の
表面処理を施したり、または、回転体４の内側から水冷
を行なうなどの処置が望ましい。
【００１２】
【発明の効果】本発明の微粒子製造法によれば、高温プ
ラズマにより加熱された原材料を高速回転体に高速で衝
突させることにより衝突の反動、剪断と表面張力の二重
作用によって球状の微粒子を容易に製造することができ
ると共に、飛散する粒子ができる限り小さく微細化でき
る効果がある。
ラズマにより加熱された原材料を高速回転体に高速で衝
突させることにより衝突の反動、剪断と表面張力の二重
作用によって球状の微粒子を容易に製造することができ
ると共に、飛散する粒子ができる限り小さく微細化でき
る効果がある。
【図１】本発明の１実施例に係る微粒子製造方法を示す
概念図である。
概念図である。
【図２】（ａ）は本発明における原材料粒子の状態図を
示し、（ｂ）は本発明方法で製造された球状化微粒子の
状態図である。
示し、（ｂ）は本発明方法で製造された球状化微粒子の
状態図である。
１ 原材料粒子 ２ 高温プラズマ ３ 半溶融状態粒子 ４ 高速回転体 ５ 微粒子
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項１】 機械的に粉砕された原材料粒子を高温プ
ラズマ炎中を通過させて加熱し、半溶融状態になった該
粒子を高速回転体表面に衝突飛散させることにより球状
の微粒子を得ることを特徴とした微粒子製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3184094A JPH057760A (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | 微粒子製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3184094A JPH057760A (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | 微粒子製造法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH057760A true JPH057760A (ja) | 1993-01-19 |
Family
ID=16147293
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3184094A Withdrawn JPH057760A (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | 微粒子製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH057760A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US11613325B2 (en) | 2017-10-11 | 2023-03-28 | Piaggio Fast Forward Inc. | Two-wheeled vehicle having linear stabilization system |
| US11675373B2 (en) | 2018-05-01 | 2023-06-13 | Piaggio Fast Forward Inc. | Method for determining self-driving vehicle behavior models, a self-driving vehicle, and a method of navigating a self-driving vehicle |
-
1991
- 1991-06-28 JP JP3184094A patent/JPH057760A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US11613325B2 (en) | 2017-10-11 | 2023-03-28 | Piaggio Fast Forward Inc. | Two-wheeled vehicle having linear stabilization system |
| US11675373B2 (en) | 2018-05-01 | 2023-06-13 | Piaggio Fast Forward Inc. | Method for determining self-driving vehicle behavior models, a self-driving vehicle, and a method of navigating a self-driving vehicle |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19980903 |