JPH0577531A - ドツトプリンタの印字濃度調整方法 - Google Patents

ドツトプリンタの印字濃度調整方法

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JPH0577531A
JPH0577531A JP3313012A JP31301291A JPH0577531A JP H0577531 A JPH0577531 A JP H0577531A JP 3313012 A JP3313012 A JP 3313012A JP 31301291 A JP31301291 A JP 31301291A JP H0577531 A JPH0577531 A JP H0577531A
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Teijiro Taguchi
貞二郎 田口
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動印字濃度調整装置において、調整中、白
抜け状態となったとき、それを検出し、負の方向に調整
して過大な調整による装置の損傷を回避する印字濃度調
整方法を提供することを目的とする。 【構成】 キャップスタン1により供給リール2から繰
り出される印字用紙3をプラテン4を経て巻取りリール
に巻取る印字用紙供給装置と、ハンマバンク6の調整ネ
ジ10を調整する調整機8と、計測ヘッド5と、制御装
置71を各備え、制御装置71は、印字用紙3に少しづ
つ調整位置を変えて複数の印字を行なわせ、それらの印
字濃度の計測を行い、その計測値から濃度勾配を演算
し、この濃度勾配と前記印字濃度から調整量を演算決定
し、その値に基づき前記調整部を制御する機能を備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ドットプリンタの印字
濃度調整方法、具体的に云うと、ハンマバンクに搭載さ
れたハンマ調整装置の調整方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ラインプリンタのハンマバンクを構成す
る各印字ハンマには、各々印字濃度を可変できるよう
に、調整ネジなどを用いた調整機構を具備しており、印
字用紙上に印字された濃度を見て、適度な調整量を与
え、その結果を印字確認し、目標に対し差異があれば、
上記動作をハンマ毎に繰返し、結果として、十分に濃度
が高く、かつ均一になるよう官能調整を行っていた。上
記ハンマの印字濃度は調整量に応じて変化し、通常は正
の相関をもつが、フロントプレートやプラテンが存在す
るため、ある調整位置を境にそれが成り立たない領域
(正の調整量に対し、急激な濃度低下をおこす領域)が
存在し、これが自動化する場合問題となっている。図1
は調整ネジの回動により印字濃度が変化する状態を示す
ものであるが、aからbまでは調整ネジを回動するにつ
れて次第に印字濃度が増加するが、それ以上はフロント
プレート、実際にはプラテンの存在により印字動作させ
てもハンマピンの先端がインクリボンに密着してWのよ
うに印字されない状態となる。次に逆方向に調整ネジを
回動するとc→dのように濃度が変化する。前記印字さ
れない状態を「白抜け」と称し、自動化する場合、白抜
けを起さずに最適値に調整する必要がある。図2はライ
ンプリンタの印字濃度調整作業を自動化するために本発
明者等が開発した自動印字濃度調整装置を示すもので、
キャプスタン1により供給リール2から繰り出された印
字用紙3は、ガイドを通ってプラテン4上に巻掛けら
れ、計測ヘッド5を経由して、巻き取りリール(図示せ
ず)に到達するようになっている。一方、印字部は上記
印字用紙3上に印字をする部分であって、印字用紙3を
紙送りと直角方向に往復させるシャトル機構(図示せ
ず)と、円筒状のプラテン4および被調整体であるハン
マバンク6より構成される。7はパーソナルコンピュー
タを用いた制御装置で、各部分の制御を行うと共に計測
ヘッド部5によって検出した信号を記憶し、設定目標濃
度と比較し、濃度検出値が設定目標濃度に達していない
場合は、補正量を演算し、その演算値に応じて調整機8
に回転指令を与えて、調整ビット9により調整ネジ10
を調整してハンマの角度を変えハンマピンHPの突出状
態を調整して印字濃度の調整するものである。図3は印
字濃度調整のフローチャートを示すもので、先ず搭載し
たハンマバンク6又は印字濃度調整装置を相対横移動
(実施例ではハンマバンク6を横移動させる方式を採っ
た)させて調整ネジ10を調整ビット9と対向させ、次
に調整ビット9を前進させて調整ネジ10と係合させた
後印字を開始する。所定パターンを図4に示すように印
字後、計測ヘッド5の直下まで紙送りを行い、印字パタ
ーンの印字濃度を計測する。そして計測された印字濃度
と目標となる設定印字濃度との差異が極小の時は調整終
了とし、調整ビット9を退避した後、次のハンマの調整
に移る。それ以外では差異に応じた量を調整量として調
整部に指令するもので、例えば調整量は次式で与えられ
る。 調整量=K×(目標−計測値) 但し、K:定数又は変
数 この量を指令値として調整部に与え、調整ビット9によ
って調整ネジ10を回転する。それ以上を1サイクルと
して、通常は数サイクル繰り返すことによって、目標濃
度に到達する。ところが、図2に示した印字濃度調整装
置において、調整ねじ10を調整した場合、図5に示す
ような濃度特性を示すハンマの場合、ハンマピン調整中
に図6に示すように白抜け状態になることがあり、その
場合制御装置7は調整不足と判断して調整機8を印字濃
度が増す方向に調整することになるため、調整不能にな
った。そこで本発明は、調整中、白抜けを検出し、その
状態から脱出し、目標印字濃度に調整する自動濃度調整
方法を提供することを課題とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するためになされたもので、ドットプリンタのハン
マバンクを搭載し、印字動作・紙送り・印字濃度計測の
諸機能を備え、且つ前記ハンマバンク上のハンマの調整
機構を駆動する調整部と、印字濃度計測結果を記憶し、
演算結果に基づき各部の動作を制御する制御装置を備え
たドットプリンタの印字調整装置において、検査用印字
用紙に、少しづつ調整位置を変えて複数の印字を行い、
それらの印字濃度の計測を行うと共に、その計測値から
濃度勾配を演算し、この濃度勾配と前記印字濃度から調
整量を演算し、その値に基づき前記調整部を制御するよ
うにしたものである。
【作用】先に開発した図2に示す印字濃度調整装置は、
図4に示したように、一つの濃度を測るだけの為、果た
して、現在の調整位置が前記正の相関をもつ領域なの
か、あるいは、白抜け領域なのか区別がつかないので、
白抜け領域においては、誤った方向に調整量を与えるこ
とになった。本発明は、ハンマの各回目毎の調整の際、
所定微少量の調整変化を与えて、複数の印字を行い、そ
れを計測することにより、調整サイクル毎に濃度のみな
らず、濃度勾配を入力値より算定し、これら2つの入力
情報より例え白抜け領域にあっても1つの極大値をもつ
ハンマの最適点への調整動作が正しく継続するようにし
たものである。
【0005】図7は本発明の実施例を示すもので、制御
装置71の機能以外、ハードウエア部分は図2に示した
先に開発した装置と同一なので、その部分についての説
明は省略する。図8は図7に示す実施例装置の調整動作
のフローチャートを示すもので、印字用紙3には図9に
示すように、ステップ21で初期状態での印字n1(n
1回目印字)を行い、ステップ23で初期状態から調整
ネジ10を微少量回転させた印字n2(n2回目印字)
を行った後、紙送り(ステップ24)をし、それらの濃
度D1,D2を計測ヘッド5で計測する。次に、これら
計測した濃度からステップ27で平均濃度Dnm
【数1】 と濃度勾配a
【数2】 を演算し、平均濃度Dnmが下記(3)式次の条件を満
足しない場合(ステップ28)は調整完了となり、次の
ハンマの調整に移る。 DT−e≦Dnm≦DT+e…… (3) 一方、(3)式を満足し、濃度勾配がa>Oのときは、
ステップ30で目標値との濃度差Ddを演算し、更に調
整量x=Dd×cの演算を行い、(3式)を満足する
が、a>Oではない時は、ステップ32で目標値との濃
度差Ddと調整量x=Dd×dの演算を行って、それぞ
れの調整量xに応じて調整ネジ10を回動し、前述の動
作を繰り返えし、目標の濃度となるように調整を行う。
なおk(k>o),c,d(d>o),e(e≧o)は
それぞれ定数である。以上説明した例は、ネジ調整量の
異なる2つの印字を行い、その印字濃度を計測するよう
にした場合であるが、3種以上の印字及び印字濃度を計
測するようにしてもよい。しかし実務では2種類の印字
及びその濃度計測だけで充分である。図10はあるハン
マの調整過程を、そのサイクル毎に、調整位置に対する
濃度特性図上に図示したもので、調整時は、この特性は
全く未知である。今、第1サイクルにおいて、調整位置
の差が10degである近接した2つの状態で計測され
た濃度D1,D2が、それぞれ0.22D,0.25D
であるので、平均濃度Dn=0.235D,また濃度勾
配aは、(0.25−0.22)/10=0.003
(D/deg)となる。((b)図 参照) そこで、調整目標DT=0.4との差 Dd=0.16
5に応じて、調整量xを、x=Dd/aとすると、x=
55degを得るので、55deg正方向に回転指令を
出す。同様にして第2サイクルを終え、第3サイクルの
時、演算結果で濃度勾配がa<oとなり(白抜け検
出)、この時きは先ず負の調整量を与え(ここでは−
7.5deg)、正常領域へ復帰させ、第4サイクルで
−10degの調整によって目標濃度に収れんする。
【発明の効果】以上のように本発明によれば、従来の装
置、構成を使用し、ソフトウエアの異なる制御装置71
を用い、複数の異なる印字と濃度計測を行い、各調整サ
イクル毎の複数の濃度計測値を演算処理するだけで、調
整量に対する濃度特性が全く未知であるハンマの調整に
おいて、白抜け時の性格、かつ速やかな対応のとれる調
整方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ドットプリンタにおける白抜けの説明図であ
る。
【図2】 先に開発した印字濃度調整装置の要部構成を
示す図である。
【図3】 図2に示す装置の印字濃度調整のフローチャ
ートである。
【図4】 図2に示す装置の印字状態を示す図である。
【図5】 あるヘッドの調整ネジの調整量と濃度変化を
示す図である。
【図6】 図5に示す特性のハンマを図2に示す装置で
印字濃度調整する場合の問題点を説明めいするための図
である。
【図7】 本発明の実施例の構成を示す図である。
【図8】 図7に示す装置の印字濃度調整のフローチャ
ートである。
【図9】 本発明実施例における印字状態を示す図であ
る。
【図10】 図7に示す本発明にかゝる装置で、あるハ
ンマの印字濃度調整を行った場合の様子と実際のデータ
を示す図である。
【符号の説明】
1 キャプスタン 2 供給リール 3 印字用紙 4 プラテン 5 計測ヘッド 6 ハンマバンク 7,71 制御装置 8 調整機 9 調整ビット 10 調整ネジ 11 キーボード

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドットプリンタのハンマバンクを搭載
    し、印字動作・紙送り・印字濃度計測の諸機能を備え、
    且つ前記ハンマバンク上のハンマの調整機構を駆動する
    調整部と、印字濃度計測結果を記憶し、演算結果に基づ
    き各部の動作を制御する制御装置を備えたドットプリン
    タの印字調整装置において、 検査用印字用紙に少しづつ調整位置を変えて複数の印字
    を行い、それらの印字濃度の計測を行うと共に、その計
    測値から濃度勾配を演算し、この濃度勾配と前記印字濃
    度から調整量を演算し、その値に基づき前記調整部を制
    御することを特徴とするドットプリンタの印字濃度調整
    方法。
JP3313012A 1991-09-20 1991-09-20 ドットプリンタの印字濃度調整方法 Expired - Lifetime JP2929335B2 (ja)

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