JPH0577209B2 - - Google Patents
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- JPH0577209B2 JPH0577209B2 JP15685286A JP15685286A JPH0577209B2 JP H0577209 B2 JPH0577209 B2 JP H0577209B2 JP 15685286 A JP15685286 A JP 15685286A JP 15685286 A JP15685286 A JP 15685286A JP H0577209 B2 JPH0577209 B2 JP H0577209B2
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- 230000001052 transient effect Effects 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
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- 230000003321 amplification Effects 0.000 description 1
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- 230000001131 transforming effect Effects 0.000 description 1
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Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
この発明は、たとえばD/Aコンバータ等にお
いて用いられるバイアス電圧発生回路の構成の改
良に関する。
いて用いられるバイアス電圧発生回路の構成の改
良に関する。
[従来の技術]
第2図は従来のバイアス電圧発生回路およびそ
の応用例を示す図である。第2図の構成におい
て、バイアス電圧発生回路1からのバイアス電圧
により外部電流源200が出力する電流Ioutの制
御が行なわれる。
の応用例を示す図である。第2図の構成におい
て、バイアス電圧発生回路1からのバイアス電圧
により外部電流源200が出力する電流Ioutの制
御が行なわれる。
従来のバイアス電圧発生回路1は、それぞれが
ダイオード接続されたnチヤネルMOSトランジ
スタ2,3の直列体から構成される。すなわち、
第1のnチヤネルMOSトランジスタ2は、その
ゲートおよびドレインが互いに接続されるととに
第2のMOSトランジスタ3のソースに接続され
第1のバイアス電圧出力端子4を形成する。第2
のnチヤネルMOSトランジスタ3のゲートおよ
びドレインは互いに接続され、第2のバイアス電
圧出力端子5および基準電流流入端子6を形成す
る。ここで、第2図においては、簡便のため、第
2のバイアス電圧出力端子5と基準電流流入端子
6を機能別に分けて位置するように示している
が、回路的には同一端子を用いて実現される。基
準電流流入端子6には、その入力端子が電源VDD
に接続される基準電流源103により予め定めら
れた値の基準電流Irefが供給される。
ダイオード接続されたnチヤネルMOSトランジ
スタ2,3の直列体から構成される。すなわち、
第1のnチヤネルMOSトランジスタ2は、その
ゲートおよびドレインが互いに接続されるととに
第2のMOSトランジスタ3のソースに接続され
第1のバイアス電圧出力端子4を形成する。第2
のnチヤネルMOSトランジスタ3のゲートおよ
びドレインは互いに接続され、第2のバイアス電
圧出力端子5および基準電流流入端子6を形成す
る。ここで、第2図においては、簡便のため、第
2のバイアス電圧出力端子5と基準電流流入端子
6を機能別に分けて位置するように示している
が、回路的には同一端子を用いて実現される。基
準電流流入端子6には、その入力端子が電源VDD
に接続される基準電流源103により予め定めら
れた値の基準電流Irefが供給される。
外部電流源200は、このバイアス電圧発生回
路の応用例を示す図であり、直列接続された2つ
のnチヤネルMOSトランジスタ201,202
から構成される。すなわち、nチヤネルMOSト
ランジスタ201は、そのソースが接地電位に接
続され、そのゲートが第1のバイアス電圧出力端
子4に接続され、そのドレインがnチヤネル
MOSトランジスタ202のソースに接続される。
nチヤネルMOSトランジスタ202は、そのソ
ースがMOSトランジスタ201のドレインに接
続され、そのゲートが切換スイツチ203を介し
て第2のバイアス電圧出力端子5に接続され、そ
のドレインが電流Iout出力端子を形成する。この
構成は、たとえばD/Aコンバータにおいて用い
られ、切換スイツチ203に与えられるデイジタ
ル信号に応答して出力電流Ioutの導通制御が行な
われ、外部電流源200を複数個設けることによ
り、デイジタル信号がアナログ信号に変換される
構成となつている。
路の応用例を示す図であり、直列接続された2つ
のnチヤネルMOSトランジスタ201,202
から構成される。すなわち、nチヤネルMOSト
ランジスタ201は、そのソースが接地電位に接
続され、そのゲートが第1のバイアス電圧出力端
子4に接続され、そのドレインがnチヤネル
MOSトランジスタ202のソースに接続される。
nチヤネルMOSトランジスタ202は、そのソ
ースがMOSトランジスタ201のドレインに接
続され、そのゲートが切換スイツチ203を介し
て第2のバイアス電圧出力端子5に接続され、そ
のドレインが電流Iout出力端子を形成する。この
構成は、たとえばD/Aコンバータにおいて用い
られ、切換スイツチ203に与えられるデイジタ
ル信号に応答して出力電流Ioutの導通制御が行な
われ、外部電流源200を複数個設けることによ
り、デイジタル信号がアナログ信号に変換される
構成となつている。
このバイアス電圧発生回路1は、温度変動に対
して不変でありかつ使用者が所望する電流量を電
流源200から得られるようにバイアス電圧を発
生させるための回路構成となつている。以下にま
ず回路動作について説明する。
して不変でありかつ使用者が所望する電流量を電
流源200から得られるようにバイアス電圧を発
生させるための回路構成となつている。以下にま
ず回路動作について説明する。
基準電流源103からの出力電流Irefが端子6
を介してMOSトランジスタ2,3を流れること
により、この基準電流Irefの電流値に応じて
MOSトランジスタ2,3のゲート電圧、すなわ
ち、第1のバイアス電圧Vb1および第2のバイア
ス電圧Vb2が決定される。すなわち、周知の
MOSトランジスタのドレイン電流特性式を用い
た場合、 Iref=K1f(T)(Vb1−VT1)2 ……(1) Iref=K2f(T)(Vb2−VT2−Vb1)2 ……(2) を満たすように、第1のバイアス電圧Vb1および
第2のバイアス電圧Vb2が決定される。ここで上
式において、Irefは端子6を介して基準電流源3
から供給される基準電流、VT1およびVT2はそれ
ぞれMOSトランジスタ2,3のしきい値電圧、
f(T)はプロセス固有の温度係数項、K1,K2は定
数であり、その値はトランジスタの3次元的な構
造に依存し、電圧、電流等の動作状態には依存し
ない。
を介してMOSトランジスタ2,3を流れること
により、この基準電流Irefの電流値に応じて
MOSトランジスタ2,3のゲート電圧、すなわ
ち、第1のバイアス電圧Vb1および第2のバイア
ス電圧Vb2が決定される。すなわち、周知の
MOSトランジスタのドレイン電流特性式を用い
た場合、 Iref=K1f(T)(Vb1−VT1)2 ……(1) Iref=K2f(T)(Vb2−VT2−Vb1)2 ……(2) を満たすように、第1のバイアス電圧Vb1および
第2のバイアス電圧Vb2が決定される。ここで上
式において、Irefは端子6を介して基準電流源3
から供給される基準電流、VT1およびVT2はそれ
ぞれMOSトランジスタ2,3のしきい値電圧、
f(T)はプロセス固有の温度係数項、K1,K2は定
数であり、その値はトランジスタの3次元的な構
造に依存し、電圧、電流等の動作状態には依存し
ない。
第1のバイアス電圧Vb1は出力端子4を介して
MOSトランジスタ201のゲートへ与えられる。
したがつて同様にして、電流源200が与える出
力電流Ioutは、 Iout =K201f(T)(Vb1−VT1)2 =(K201/K1)・Iref ……(3) で与えられる。ここで、式(3)において、計算の便
宜上、バイアス電圧発生回路1および外部電流源
200は同一集積回路基板上に作成されるとし
て、MOSトランジスタ201の温度係数項およ
びしきい値電圧はnチヤネルMOSトランジスタ
2のパラメータと等しいと仮定している。したが
つて、上式(3)から見られるように、定電流源10
3の出力電流Irefが温度不変でありかつ調節可能
であれば、温度不変でありかつ使用者が所望する
電流値を有する出力電流Ioutを電流源200から
提供することが可能なバイアス電圧を得ることが
できると予想される。
MOSトランジスタ201のゲートへ与えられる。
したがつて同様にして、電流源200が与える出
力電流Ioutは、 Iout =K201f(T)(Vb1−VT1)2 =(K201/K1)・Iref ……(3) で与えられる。ここで、式(3)において、計算の便
宜上、バイアス電圧発生回路1および外部電流源
200は同一集積回路基板上に作成されるとし
て、MOSトランジスタ201の温度係数項およ
びしきい値電圧はnチヤネルMOSトランジスタ
2のパラメータと等しいと仮定している。したが
つて、上式(3)から見られるように、定電流源10
3の出力電流Irefが温度不変でありかつ調節可能
であれば、温度不変でありかつ使用者が所望する
電流値を有する出力電流Ioutを電流源200から
提供することが可能なバイアス電圧を得ることが
できると予想される。
[発明が解決しようとする問題点]
従来のバイアス電圧発生回路は上述のように構
成されており、温度変動に対して不変であり、か
つ使用者が所望する電流量を電流源200から得
られるようにバイアス電圧を発生させる回路構成
となつているが、以下に述べる欠点を有する。
成されており、温度変動に対して不変であり、か
つ使用者が所望する電流量を電流源200から得
られるようにバイアス電圧を発生させる回路構成
となつているが、以下に述べる欠点を有する。
(1) 温度不変な基準発生回路としては、バンド・
ギヤツプ基準電圧源等に代表される電圧出力型
基準発生回路は比較的作成しやすいが、第2図
に示されるような電流出力型の構成の基準発生
回路は、その出力調節機能まで考慮した回路を
実現する場合複雑な構成となる。なぜなら、ト
ランジスタを用いて電流出力型の基準発生回路
を構成した場合、出力電流は、トランジスタゲ
ート特性の2乗に比例して変化するため、出力
電流を線形的に変化させるのが困難となるから
である。
ギヤツプ基準電圧源等に代表される電圧出力型
基準発生回路は比較的作成しやすいが、第2図
に示されるような電流出力型の構成の基準発生
回路は、その出力調節機能まで考慮した回路を
実現する場合複雑な構成となる。なぜなら、ト
ランジスタを用いて電流出力型の基準発生回路
を構成した場合、出力電流は、トランジスタゲ
ート特性の2乗に比例して変化するため、出力
電流を線形的に変化させるのが困難となるから
である。
(2) 電流源200出力を繰返しスイツチングする
場合、切換スイツチ203を介してMOSトラ
ンジスタ202の導通制御が行なわれるが、こ
のときMOSトランジスタ202のゲートに存
在する浮遊容量を充放電しなければならず、過
渡電流が出力端子5を介して流れる。この結
果、基準電流源からの基準電流の一部が分流さ
れてしまい、外部電流源の実際の出力電流値と
式(3)で予想される出力電流値との間に誤差が生
じ、使用者が必要とする出力電流値を得ること
ができなくなる。
場合、切換スイツチ203を介してMOSトラ
ンジスタ202の導通制御が行なわれるが、こ
のときMOSトランジスタ202のゲートに存
在する浮遊容量を充放電しなければならず、過
渡電流が出力端子5を介して流れる。この結
果、基準電流源からの基準電流の一部が分流さ
れてしまい、外部電流源の実際の出力電流値と
式(3)で予想される出力電流値との間に誤差が生
じ、使用者が必要とする出力電流値を得ること
ができなくなる。
それゆえ、この発明の目的は、上述のような問
題点を解消し、基準電圧源および簡単な回路を付
加することにより、温度不変でかつ調節可能であ
り、バイアス電圧が印加されるべき外部電流源に
過渡電流が流れても常に一定の所望の電流を外部
電流源に発生させることが可能なバイアス電圧発
生回路を提供することである。
題点を解消し、基準電圧源および簡単な回路を付
加することにより、温度不変でかつ調節可能であ
り、バイアス電圧が印加されるべき外部電流源に
過渡電流が流れても常に一定の所望の電流を外部
電流源に発生させることが可能なバイアス電圧発
生回路を提供することである。
[問題点を解決するための手段]
この発明に係るバイアス電圧発生回路は、差動
増幅器の仮想接地機能(出力が入力側へフイード
バツクされた場合、正負入力電位が同一となる機
能)を利用して第1のバイアス電圧を発生させる
とともに、第2のバイアス電圧発生に対しては新
たな定電位発生回路を設けて基準電流が流れる経
路と切離すように構成したものである。すなわち
その構成において、第1の電位が供給される正入
力と第2の電位が供給される負入力とを有する差
動増幅器と、そのゲートが差動増幅器の出力を受
けるとともに第1のバイアス電圧出力端子を形成
し、そのソースが接地電位に接続される第1の
MOSトランジスタと、そのソースが第1のMOS
トランジスタのドレインに接続され、そのゲート
が第3の予め定められた電位を受けるとともに第
2のバイアス電圧出力端子を形成し、そのドレイ
ンが差動増幅器の正入力および第1の電位に結合
される第2のMOSトランジスタと、第2のMOS
トランジスタのゲートに第3の電位を供給するた
めの定電位回路とを設けたものである。
増幅器の仮想接地機能(出力が入力側へフイード
バツクされた場合、正負入力電位が同一となる機
能)を利用して第1のバイアス電圧を発生させる
とともに、第2のバイアス電圧発生に対しては新
たな定電位発生回路を設けて基準電流が流れる経
路と切離すように構成したものである。すなわち
その構成において、第1の電位が供給される正入
力と第2の電位が供給される負入力とを有する差
動増幅器と、そのゲートが差動増幅器の出力を受
けるとともに第1のバイアス電圧出力端子を形成
し、そのソースが接地電位に接続される第1の
MOSトランジスタと、そのソースが第1のMOS
トランジスタのドレインに接続され、そのゲート
が第3の予め定められた電位を受けるとともに第
2のバイアス電圧出力端子を形成し、そのドレイ
ンが差動増幅器の正入力および第1の電位に結合
される第2のMOSトランジスタと、第2のMOS
トランジスタのゲートに第3の電位を供給するた
めの定電位回路とを設けたものである。
第1の電位は抵抗を介して供給され、第2の電
位は第2の基準電位発生回路を介して供給され
る。
位は第2の基準電位発生回路を介して供給され
る。
[作用]
この発明における差動増幅器は、その仮想接地
機能により、正および負入力に供給される電位を
同一電位とし、これにより外部抵抗を介して供給
される電流を基準電流として第1および第2の
MOSトランジスタへ供給して第1のバイアス電
位を発生し、基準電流が通る経路と切離して構成
される第2のバイアス電圧発生回路は、外部電流
源の過渡電流に影響を受けることなく第2の
MOSトランジスタおよび第2のバイアス電圧出
力端子に定電位を供給することにより誤差なく外
部電流源に所望の電流を発生させることが可能と
なる。
機能により、正および負入力に供給される電位を
同一電位とし、これにより外部抵抗を介して供給
される電流を基準電流として第1および第2の
MOSトランジスタへ供給して第1のバイアス電
位を発生し、基準電流が通る経路と切離して構成
される第2のバイアス電圧発生回路は、外部電流
源の過渡電流に影響を受けることなく第2の
MOSトランジスタおよび第2のバイアス電圧出
力端子に定電位を供給することにより誤差なく外
部電流源に所望の電流を発生させることが可能と
なる。
[発明の実施例]
第1図はこの発明の一実施例であるバイアス電
圧発生回路およびその応用例を示す図である。第
1図の構成において、この発明によるバイアス電
圧発生回路100からの第1および第2のバイア
ス電圧により外部電流源200の出力電流Ioutが
制御される。
圧発生回路およびその応用例を示す図である。第
1図の構成において、この発明によるバイアス電
圧発生回路100からの第1および第2のバイア
ス電圧により外部電流源200の出力電流Ioutが
制御される。
バイアス電圧発生回路100は、入力端子6a
を介して与えられる第1の電位をその正入力に受
け、第2の入力端子6bを介して与えられる第2
の電位をその負入力に受けてその電位差をとつて
出力するOpアンプで構成される差動増幅器8と、
そのゲートが差動増幅器8の出力を受けるととも
に第1のバイアス電圧出力端子4を形成し、その
ソースが接地電位に接続されるnチヤネルMOS
トランジスタ20と、そのソースがMOSトラン
ジスタ20のドレインに接続され、そのドレイン
が差動増幅器8の正入力および第1の入力端子6
aに接続され、そのゲートが定電位発生回路9の
出力ノード10に接続されるとともに第2のバイ
アス電圧出力端子15を形成するnチヤネル
MOSトランジスタ30と、出力ノード10に予
め定められた定電位を供給するための定電位発生
回路9とから構成される。定電位発生回路9は、
そのコレクタおよびベースが予め定められた電位
が供給される定電位ノード11に接続され、その
エミツタが出力ノード10に接続されるnpnバイ
ポーラトランジスタ7と、その一方端子が出力ノ
ード10に接続され、その他方端子が接地電位に
接続される抵抗6とから構成される、電源VDDと
第1の入力端子6aとの間には可変抵抗102が
介挿され、第2の入力端子6bと電源VDDとの間
には第2の予め定められた電位を発生する基準電
圧源101が接続される。
を介して与えられる第1の電位をその正入力に受
け、第2の入力端子6bを介して与えられる第2
の電位をその負入力に受けてその電位差をとつて
出力するOpアンプで構成される差動増幅器8と、
そのゲートが差動増幅器8の出力を受けるととも
に第1のバイアス電圧出力端子4を形成し、その
ソースが接地電位に接続されるnチヤネルMOS
トランジスタ20と、そのソースがMOSトラン
ジスタ20のドレインに接続され、そのドレイン
が差動増幅器8の正入力および第1の入力端子6
aに接続され、そのゲートが定電位発生回路9の
出力ノード10に接続されるとともに第2のバイ
アス電圧出力端子15を形成するnチヤネル
MOSトランジスタ30と、出力ノード10に予
め定められた定電位を供給するための定電位発生
回路9とから構成される。定電位発生回路9は、
そのコレクタおよびベースが予め定められた電位
が供給される定電位ノード11に接続され、その
エミツタが出力ノード10に接続されるnpnバイ
ポーラトランジスタ7と、その一方端子が出力ノ
ード10に接続され、その他方端子が接地電位に
接続される抵抗6とから構成される、電源VDDと
第1の入力端子6aとの間には可変抵抗102が
介挿され、第2の入力端子6bと電源VDDとの間
には第2の予め定められた電位を発生する基準電
圧源101が接続される。
外部電流源200は、第2図に示される構成と
同様であり、その構成については繰返さない。次
に動作について説明する。
同様であり、その構成については繰返さない。次
に動作について説明する。
入力端子6aを介して与えられる電流Irefは、
nチヤネルMOSトランジスタ2,3を流れるが、
その値はnチヤネルMOSトランジスタ2のゲー
ト電位すなわち第1のバイアス電圧Vb1と前述の
式(1)で関係づけられる。一方、差動増幅器8の正
入力電位をV+、負入力電位をV-とすると、それ
ぞれ第1のバイアス電圧Vb1および基準電流Iref
と次の2つの関係式を満足する。
nチヤネルMOSトランジスタ2,3を流れるが、
その値はnチヤネルMOSトランジスタ2のゲー
ト電位すなわち第1のバイアス電圧Vb1と前述の
式(1)で関係づけられる。一方、差動増幅器8の正
入力電位をV+、負入力電位をV-とすると、それ
ぞれ第1のバイアス電圧Vb1および基準電流Iref
と次の2つの関係式を満足する。
Iref=(VDD−V+)/R ……(4)
Vb1=A・(V+−V-) ……(5)
ここで、Rは抵抗102の抵抗値、VDDは電源
電圧、Aは差動増幅器8の増幅率である。したが
つて、式(1)、(4)および(5)より、 (VDD−V+)/R =K1f(T){A(V+−V-)−VT1}2 あるいは上式を変形して、 V+−V- =[√(DD−+)1(T)+VT1]/A……(6
) が得られる。ここで、式(6)において、差動増幅器
8の利得Aはたとえば1000倍と十分大きい値をと
るので、 V+−V-=0 となる。すなわち、差動増幅器8とnチヤネル
MOSトランジスタ2と抵抗102とで負帰還回
路が形成され、差動増幅器8の正および負入力電
圧が一致するように差動増幅器8の出力電圧、す
なわち第1のバイアス電圧Vb1が調節される。し
たがつて、基準電流Irefは、基準電圧源101に
おいて生じる電位差をVrefとすると、 Iref=Vref/R ……(7) となる。以下、式(3)導出時と同様にして、外部電
流源200の出力電流Ioutは、 Iout=(K201/K1)・(Vref/R) となる。したがつて、比較的簡単に作成しやすい
たとえばバンド・ギヤツプ型の基準電圧発生回路
を用いて基準電圧源101を構成し、可変抵抗1
02の抵抗値Rを変化させることにより、使用者
の所望する温度不変の出力電流Ioutを外部電流源
200より容易に得ることが可能となる。
電圧、Aは差動増幅器8の増幅率である。したが
つて、式(1)、(4)および(5)より、 (VDD−V+)/R =K1f(T){A(V+−V-)−VT1}2 あるいは上式を変形して、 V+−V- =[√(DD−+)1(T)+VT1]/A……(6
) が得られる。ここで、式(6)において、差動増幅器
8の利得Aはたとえば1000倍と十分大きい値をと
るので、 V+−V-=0 となる。すなわち、差動増幅器8とnチヤネル
MOSトランジスタ2と抵抗102とで負帰還回
路が形成され、差動増幅器8の正および負入力電
圧が一致するように差動増幅器8の出力電圧、す
なわち第1のバイアス電圧Vb1が調節される。し
たがつて、基準電流Irefは、基準電圧源101に
おいて生じる電位差をVrefとすると、 Iref=Vref/R ……(7) となる。以下、式(3)導出時と同様にして、外部電
流源200の出力電流Ioutは、 Iout=(K201/K1)・(Vref/R) となる。したがつて、比較的簡単に作成しやすい
たとえばバンド・ギヤツプ型の基準電圧発生回路
を用いて基準電圧源101を構成し、可変抵抗1
02の抵抗値Rを変化させることにより、使用者
の所望する温度不変の出力電流Ioutを外部電流源
200より容易に得ることが可能となる。
ここで、MOSトランジスタ30は、MOSトラ
ンジスタ20のドレイン電圧とMOSトランジス
タ201のドレイン電圧とを同一にし、出力電流
に誤差が生じないようにする機能を有する。
ンジスタ20のドレイン電圧とMOSトランジス
タ201のドレイン電圧とを同一にし、出力電流
に誤差が生じないようにする機能を有する。
一方、スイツチ203を繰返しスイツチングす
ることにより、第2のバイアス電圧出力端子15
より、MOSトランジスタ202のゲートに存在
する浮遊容量を充放電するための電流が流出する
が、このとき生じる出力端子15の電位低下は、
npnトランジスタ7のベース−エミツタ間電位差
を増加させ、npnトランジスタ7のコレクタ−エ
ミツタ間電流を急激に増大させることになり、こ
の出力端子15における電位低下を瞬時に回復す
ることができる。すなわち、電位低下回復のため
の電流が定電位ノード11より供給され、基準電
流Irefに影響を及ぼすことがないので、第2図に
示される従来例に見られるような、予想される外
部電流源出力電流と実際の出力電流との不一致が
生じることはない。
ることにより、第2のバイアス電圧出力端子15
より、MOSトランジスタ202のゲートに存在
する浮遊容量を充放電するための電流が流出する
が、このとき生じる出力端子15の電位低下は、
npnトランジスタ7のベース−エミツタ間電位差
を増加させ、npnトランジスタ7のコレクタ−エ
ミツタ間電流を急激に増大させることになり、こ
の出力端子15における電位低下を瞬時に回復す
ることができる。すなわち、電位低下回復のため
の電流が定電位ノード11より供給され、基準電
流Irefに影響を及ぼすことがないので、第2図に
示される従来例に見られるような、予想される外
部電流源出力電流と実際の出力電流との不一致が
生じることはない。
なお、第2図に示される従来例の第2のバイア
ス電圧出力値と上記実施例の第2のバイアス電圧
出力値は必ずしも一致しないが、この電圧値は
MOSトランジスタ202を飽和領域で動作させ
るに足る値であればどのような値であつてもよ
く、この条件を満足すれば常に外部電流源200
から同一の出力電流値を得ることができる。この
ような設定は、定電位ノード11の電位を適当に
調節することにより容易に行なうことができる。
すなわち、たとえば定電位ノード11を直接電源
VDDに接続する構成としてもよいし、また電源
VDD端子と定電位ノード11との間にダイオード
接続されたトランジスタまたはダーリントン接続
されたトランジスタを介挿することにより出力ノ
ード10の電位を調節することができる。
ス電圧出力値と上記実施例の第2のバイアス電圧
出力値は必ずしも一致しないが、この電圧値は
MOSトランジスタ202を飽和領域で動作させ
るに足る値であればどのような値であつてもよ
く、この条件を満足すれば常に外部電流源200
から同一の出力電流値を得ることができる。この
ような設定は、定電位ノード11の電位を適当に
調節することにより容易に行なうことができる。
すなわち、たとえば定電位ノード11を直接電源
VDDに接続する構成としてもよいし、また電源
VDD端子と定電位ノード11との間にダイオード
接続されたトランジスタまたはダーリントン接続
されたトランジスタを介挿することにより出力ノ
ード10の電位を調節することができる。
また、上記実施例においては、第2のバイアス
電圧発生回路9として、npnトランジスタと抵抗
との組合わせを用いて構成しているが、npnバイ
ポーラトランジスタをnチヤネルMOSトランジ
スタとを置換えて構成してもよく、また抵抗を定
電流回路に置換えて構成しても上記実施例と同様
の効果を得ることができる。さらに、トランジス
タを用いずに、定電位ノード11と接地電位との
間に2つの抵抗を直列に接続して挿入し、抵抗相
互に接続点を第2のバイアス電圧出力端子として
用いてもよい。さらに他のどのような定電位発生
回路を用いて構成してもよい。
電圧発生回路9として、npnトランジスタと抵抗
との組合わせを用いて構成しているが、npnバイ
ポーラトランジスタをnチヤネルMOSトランジ
スタとを置換えて構成してもよく、また抵抗を定
電流回路に置換えて構成しても上記実施例と同様
の効果を得ることができる。さらに、トランジス
タを用いずに、定電位ノード11と接地電位との
間に2つの抵抗を直列に接続して挿入し、抵抗相
互に接続点を第2のバイアス電圧出力端子として
用いてもよい。さらに他のどのような定電位発生
回路を用いて構成してもよい。
またさらに、上記すべてのnチヤネルMOSト
ランジスタおよびnpnトランジスタをpチヤネル
MOSトランジスタおよびnpnトランジスタと置
換えた回路で構成しても上記実施例と同様の効果
を得ることができる。
ランジスタおよびnpnトランジスタをpチヤネル
MOSトランジスタおよびnpnトランジスタと置
換えた回路で構成しても上記実施例と同様の効果
を得ることができる。
[発明の効果]
以上のように、この発明によれば、抵抗および
容易に作成することのできる基準電圧源を介して
与えられる電位をそれぞれ正入力および負入力に
受ける差動増幅器の仮想接地機能を利用して第1
のバイアス電圧を制御し、それにより基準電流を
調整するように構成しているので、抵抗の抵抗値
を変えることにより、容易に外部電流源の出力電
流値を変えることができ、また第2のバイアス電
圧発生のために、基準電流が流れる経路と別に新
たに基準電位発生回路を設けて構成しているの
で、外部電流源における過渡電流による基準電流
の分流が生じることがないので、予め予想された
所望の外部電流源出力電圧を得ることが可能とな
る。
容易に作成することのできる基準電圧源を介して
与えられる電位をそれぞれ正入力および負入力に
受ける差動増幅器の仮想接地機能を利用して第1
のバイアス電圧を制御し、それにより基準電流を
調整するように構成しているので、抵抗の抵抗値
を変えることにより、容易に外部電流源の出力電
流値を変えることができ、また第2のバイアス電
圧発生のために、基準電流が流れる経路と別に新
たに基準電位発生回路を設けて構成しているの
で、外部電流源における過渡電流による基準電流
の分流が生じることがないので、予め予想された
所望の外部電流源出力電圧を得ることが可能とな
る。
第1図はこの発明の一実施例であるバイアス電
圧発生回路およびその応用例の構成を示す図であ
る。第2図は従来のバイアス電圧発生回路および
その応用例を示す図である。 1は従来のバイアス電圧発生回路、4は第1の
バイアス電圧出力端子、6a,6bは入力端子、
8は差動増幅器、9は定電位発生回路、15は第
2のバイアス電圧出力端子、20は第1のMOS
トランジスタ、30は第2のMOSトランジスタ、
100はこの発明によるバイアス電圧発生回路、
101は基準電圧源、102は可変抵抗、200
は外部電流源である。なお、図中、同一または相
当部分を示す。
圧発生回路およびその応用例の構成を示す図であ
る。第2図は従来のバイアス電圧発生回路および
その応用例を示す図である。 1は従来のバイアス電圧発生回路、4は第1の
バイアス電圧出力端子、6a,6bは入力端子、
8は差動増幅器、9は定電位発生回路、15は第
2のバイアス電圧出力端子、20は第1のMOS
トランジスタ、30は第2のMOSトランジスタ、
100はこの発明によるバイアス電圧発生回路、
101は基準電圧源、102は可変抵抗、200
は外部電流源である。なお、図中、同一または相
当部分を示す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 第1の電位が印加される正入力と第2の電位
が印加される負入力とを有し、前記第1および第
2の電位差を増幅してその出力端子を介して出力
する差動増幅器と、 そのゲートが前記差動増幅器出力端子に接続さ
れるとともに第1のバイアス電圧出力端子に接続
され、その一方導通端子が接地電位に接続される
第1のMOSトランジスタと、 その一方導通端子が前記第1のMOSトランジ
スタの他方導通端子に接続され、その他方導通端
子が前記第1の電圧に結合されるとともに前記差
動増幅器の前記正入力に接続され、そのゲートが
第2のバイアス電圧出力端子に接続される第2の
MOSトランジスタと、 前記第2のMOSトランジスタのゲートおよび
前記第2のバイアス電圧出力端子に予め定められ
た第3の電位を与える第1の定電位発生回路とを
備える、バイアス電圧発生回路。 2 前記第1の電位は抵抗を介して正の電源より
供給され、前記第2の電位は前記正電圧電源およ
び第2の定電位発生回路を介して供給される、特
許請求の範囲第1項記載のバイアス電圧発生回
路。 3 前記差動増幅器はOpアンプである、特許請
求の範囲第1項記載のバイアス電圧発生回路。 4 前記第1の定電位発生回路は、 予め定められた第4の電位が供給される定電位
端子と、 そのコレクタおよびベースが前記定電位端子に
接続され、そのエミツタが前記第2のMOSトラ
ンジスタのゲートおよび前記第2のバイアス電圧
出力端子に接続されるバイポーラトランジスタ
と、 前記バイポーラトランジスタの前記エミツタ端
子と接地電位との間に介挿される抵抗もしくは定
電流源とを備える、特許請求の範囲第1項記載の
バイアス電圧発生回路。 5 前記第1の定電位発生回路は、 予め定められた第4の電位が供給される定電位
端子と、 そのドレインおよびゲートが前記定電位端子に
接続され、そのソースが前記第2のMOSトラン
ジスタのゲートおよび前記第2のバイアス電圧出
力端子に接続される第3のMOSトランジスタと、 前記第3のMOSトランジスタの前記ソース端
子と接地電位との間に介挿される抵抗もしくは定
電流源とを備える、特許請求の範囲第1項記載の
バイアス電圧発生回路。 6 前記第1の定電位発生回路は、 予め定められた第4の電位が供給される定電位
端子と、 その一方端子が前記定電位端子に接続され、そ
の他方端子が前記第2のMOSトランジスタのゲ
ートおよび前記第2のバイアス電圧出力端子に接
続される第1の抵抗と、 その一方端子が前記第1の抵抗の他方端子に接
続され、その他方端子が接地電位に接続される第
2の抵抗とを備える、特許請求の範囲第1項記載
のバイアス電圧発生回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15685286A JPS6313423A (ja) | 1986-07-03 | 1986-07-03 | バイアス電圧発生回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15685286A JPS6313423A (ja) | 1986-07-03 | 1986-07-03 | バイアス電圧発生回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6313423A JPS6313423A (ja) | 1988-01-20 |
JPH0577209B2 true JPH0577209B2 (ja) | 1993-10-26 |
Family
ID=15636787
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15685286A Granted JPS6313423A (ja) | 1986-07-03 | 1986-07-03 | バイアス電圧発生回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6313423A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02309717A (ja) * | 1989-05-24 | 1990-12-25 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 温度特性補正回路 |
-
1986
- 1986-07-03 JP JP15685286A patent/JPS6313423A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6313423A (ja) | 1988-01-20 |
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