JPH0577201B2 - - Google Patents

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JPH0577201B2
JPH0577201B2 JP10503687A JP10503687A JPH0577201B2 JP H0577201 B2 JPH0577201 B2 JP H0577201B2 JP 10503687 A JP10503687 A JP 10503687A JP 10503687 A JP10503687 A JP 10503687A JP H0577201 B2 JPH0577201 B2 JP H0577201B2
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JP
Japan
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dielectric
filter
resonators
resonator
strip line
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Yoji Isoda
Moryasu Myazaki
Hideki Asao
Osami Ishida
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明はマイクロ波帯、ミリ波帯で用いられ
る誘電帯フイルタに関するものである。
〔従来の技術〕
第8図および第9図は例えば1977年12月に発行
された雑誌「MICROWAVES」の150ページ〜
160ページに示された従来の誘電体フイルタの概
略図であり、図において1は誘電体基板、2a,
2bはストリツプ線路、3a,3bは誘電体共振
器、4はケース、5は地導体である。ストリツプ
線路2a,2bは誘電体基板1の片面に設けら
れ、他の面には地導体5が設けられている。誘電
体共振器3a,3bは接着剤等により誘電体基板
1上に固定されている。ケース4はストリツプ線
路2a,2bおよび誘電体共振器3a,3bから
もれ出す電磁波をシールドするためのものであ
り、地導体5と電気的に接続されている。また、
第9図中の破線はストリツプ線路2a,2b及び
誘電体共振器3a,3bのTE011+δ/2モードの 磁界分布を示している。
次に動作について説明する。今、誘電体共振器
3a,3bが同一周波数f0で共振するものとす
る。ストリツプ線路2aへの入射波は第9図に示
すようにストリツプ線路2aの磁界は誘電体共振
器の共振モードの磁界と同一の磁界成分を有する
ため誘電体共振器3a,3bと結合する。従つ
て、周波数f0では共振状態にある誘電体共振器3
a,3bを介してストリツプ線路2aと2bが強
く結合し、ストリツプ線路2aへの入射波はスト
リツプ線路2bに取り出される。しかし、f0以外
の周波数では結合が非常に弱く、ほとんどの電力
が反射されストリツプ線路2bには取り出されな
い。このように、この誘電体フイルタは帯域通過
フイルタの機能を有する。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、従来の誘電体フイルタは誘電体基板1
の片側にストリツプ線路2a,2bを、他の面に
地導体5を有する、いわゆるマイクロストリツプ
線路を用いているため、電磁界が誘電体基板1中
に集中し、線路の損失が大きい。また、誘電体共
振器3a,3bとして損失の小さい誘電体を用い
ても、薄い誘電体基板1をはさんで地導体5と接
近した構造であるため導体損失が大きく、誘電体
フイルタとしての損失が大きくなつてしまうとい
う問題があつた。また、ストリツプ線路2a,2
bの電磁界は誘電体基板1中に集中し、誘電体共
振器3a,3bとの結合に有効に利用されないた
め大きな結合量が得られなかつた。このため通過
帯域の広いフイルタを実現することは困難であつ
た。また、誘電体共振器3a,3bは地導体5に
接近して配置されるため、TE011+δ/2モードよ り高い周波数にHE21δ/2モード、低い周波数に HE11δ/2モードの共振周波数があり、これらのモ ードとの周波数間隔が広くとれないという問題が
あつた。さらに、誘電体フイルタとして所要の性
能を得るためには誘電体共振器3a,3bの共振
周波数を等しくするだけでなく、ストリツプ線路
2a,2bと誘電体共振器3a,3bの間隔及び
誘電体共振器3a,3間の間隔を所定間隔とする
必要があるが、これらの位置決め、特に誘電体共
振器3a,3bの位置を精度よく、また再現性よ
く決定することは困難で、その調整に多大な時間
を要するという問題があつた。
この発明はこのような問題点を解消するために
なされたもので、損失が小さく、通過帯域あるい
は阻止帯域の広いフイルタが実現でき、隣接する
スプリアスモードとの周波数間隔が広くとれ、か
つ製作の容易な誘電体フイルタを得ることを目的
とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明に係る誘電体フイルタはストリツプ線
路としてサスペンデツドストリツプ線路、誘電体
共振器として中央部にくぼみを有する誘電体共振
器を用い、上記サスペンデツドストリツプ線路の
基板に設けた切除部に上記くぼみをはめ込んで上
記誘電体共振器を固定したものである。
〔作用〕
この発明においては、サスペンデツドストリツ
プ線路を用いているため低損失である。また、ス
トリツプ線路が誘電体共振器の軸方向中央部に位
置するため結合を密にでき、通過帯域又は阻止帯
域を広くすることができる。また、誘電体共振器
が対称構造で支持されるため、スプリアス共振周
波数との周波数間隔を広くとることができる。
〔実施例〕
以下この発明の一実施例を図について説明す
る。第1図はこの発明の一実施例による誘電体フ
イルタの概略図であり、第2図は第1図の縦断面
図である。図中、6a〜6dはサスペンデツドス
トリツプ線路、7a,7bは誘電体共振器、8は
くぼみ部分であり、1,4は第8図と同じもので
ある。サスペンテツドストリツプ線路6aと6b
および6cと6dは誘電体基板1の両面に対称に
設けられている。誘電体共振器7a,7bには中
央部にくぼみ8が設けられており、誘電体基板1
に設けられた穴にはめ込まれている。
このフイルタでは、従来とフイルタと同様にサ
スペンデツドストリツプ線路6a〜6dが誘電体
共振器7a,7bの共振モードと同一の磁界成分
を有するため、サスペンデツドストリツプ線路6
a〜6dと誘電体共振器7a,7bとの結合があ
る。誘電体共振器7a,7b間の結合は従来と同
様である。誘電体共振器7a,7bはくぼみ8の
寸法が小さければ電磁界分布が従来の誘電体共振
器のTE011+δ/2モードよく似たTE01δモードで 共振する。従つて、このフイルタは従来の誘電体
フイルタと同様に帯域通過フイルタとしての機能
を有する。
この発明の誘電体フイルタでは、ストリツプ線
路としてサスペンデツドストリツプ線路6a〜6
dを用いている。このため、電磁界はサスペンデ
ツドストリツプ線路6a〜6dと地導体となるケ
ース4の間の空間に集中し、誘電体基板1の影響
を受けないため非常に低損失である。誘電体共振
器7a,7bはケース4から離れた位置に設けら
れるため導体損失が小さく、大きな無負荷Qが得
られる。このため低損失な誘電体フイルタが実現
される。さらに、サスペンデツドストリツプ線路
6a〜6dは誘電体共振器7a,7bの中央部に
対称に配置されるため、第2図中に破線で示すよ
うにサスペンデツドストリツプ線路6a〜6dの
磁界が誘電体共振器7a,7bの磁界と効果的に
結合する。このため、通過帯域の広いフイルタが
得られる。また、この誘電体共振器の共振モード
であるTE01δモードは、最も低い共振周波数のモ
ードであり、隣接するスプリアス共振モードは
HE11δモードである。このスプリアス共振周波数
は誘電体共振器と寸法を適切に選ぶことにより十
分高い周波数にすることができるという利点があ
る。
第3図は誘電体共振器7a,7bを誘電体基板
1にはめ込む方法を示したもので、第3図a,b
は誘電体共振器の断面図である。第3図a,bは
誘電体共振器の両側あるいは片側にテーパ部を設
けた場合であり、誘電体基板1がテフロン系のよ
うに柔軟性がある場合、テーパ部分から誘電体基
板1に設けた穴に圧入し、中央部のくぼみ8には
め込むことができる。第3図bはテーパ部を片側
に設けた場合であり、第3図aのように両側に設
けた場合より工作が容易である。第3図aは中央
部のくぼみ8に対して対称な構造であり、非対称
性によるスプリアスモードの発生はない。第3図
bは非対称な構造であるが、テーパの角度が小さ
い場合はその非対称性はわずかであり、スプリア
スモードの発生量も十分小さいと考えられる。第
3図cは誘電体基板1に設けた切り込み9に誘電
体共振器7a,7bの中央部のくぼみ8を合わ
せ、はめ込むようにしたもので、誘電体基板1の
柔軟性の有無にかかわらず適用できる。このよう
に誘電体共振器の位置決めは誘電体基板1の所定
位置に穴あるいは切り込み9を設けその穴あるい
は切り込み9に中央部にくぼみ8を設けた誘電体
共振器7a,7bをはめ込んで行うため、精度、
再現性共良好であり、製作が容易である。
第4図はこの発明の他の一実施例による誘電体
フイルタを示す概略構造図であり、第5図は第4
図の縦断面図である。図中、1〜8は第1図と同
じもの、10は誘電体基板1を貫通してストリツ
プ線路6aと6bおよび6cと6dを電気的に接
続する導体である。この実施例における誘電体フ
イルタは第1図に示す誘電体フイルタに導体10
が付加されただけであり、基本的に同じ動作をす
る。導体10によつてストリツプ導体6aと6b
および6cと6dが同電位になつているのでサス
ペンデツドストリツプ線路の高次モードが発生せ
ず、良好な特性を得ることができる。
第6図はこの発明のさらに他の実施例による誘
電体フイルタを示す概略構造図で、ストリツプ線
路2a,2bを誘電体基板1の片側に設けた場合
である。この場合、形状が非対称となるが、誘電
体基板1の厚さが薄い場合はその非対称性を無視
し得る程度となり、第1図に示した誘電体フイル
タと同様の機能を有する。
第7図はこの発明のさらに他の実施例による誘
電体フイルタを示す概略構成図で、11a,11
bは直線状のストリツプ線路である。この場合、
入力端から入射した波のうち、周波数が誘電体共
振器7a,7bの共振周波数と等しい波のみが誘
電体共振器7a,7bの影響を強く受けて反射さ
れ、他端に出力されない。しかし、他の周波数の
波は誘電体共振器7a,7bの影響を受けずに通
過する。このように、誘電体共振器の配置を第7
図のように変えることにより帯域阻止フイルタと
して動作させることも可能である。第7図に示し
た誘電体フイルタは第1図に示した誘電体フイル
タと同様の低損失で、阻止帯域が広く、かつ製作
が容易であるという特徴を有する。
なお、上記実施例では誘電体共振器の数が2個
の場合について述べたが、この発明はこれに限ら
ず、誘電体共振器が何個の場合でも適用できる。
また、誘電体共振器中央部のくぼみはその断面が
方形の場合について説明したが、この発明はこれ
に限らず、断面が三角形でも半円形の場合でもよ
い。
〔発明の効果〕
以上のように、この発明によればサスペンデツ
ドストリツプ線路を用い、中央部にくぼみを有す
る誘電体共振器を誘電体基板に設けた切除部には
め込んで固定するため、低損失で、通過帯域又は
阻止帯域が広く、隣接するスプリアスモードとの
周波数間隔が広く、かつ誘電体共振器の位置決め
精度、再現性の良好な誘電体フイルタを容易に実
現できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例による誘電体フイ
ルタを示す概略構成図、第2図は縦断面図、第3
図は誘電体共振器の取り付け方法を示す図、第4
図はこの発明の他の一実施例を示す概略構成図、
第5図は縦断面図、第6図はこの発明のさらに他
の一実施例を示す概略構成図でaは一部を切欠い
た斜視図、bはその縦断面図、第7図はこの発明
のさらに他の一実施例を示す概略構成図、第8図
は従来の誘電体フイルタを示す概略構成図、第9
図は縦断面図である。 図において、1は誘電体基板、4はケース、6
a〜6dはサスペンデツドストリツプ線路、7
a,7bは誘電体共振器、8はくぼみである。な
お、各図中同一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 誘電体基板上に設けられたストリツプ線路と
    誘電体共振器を用いた誘電体フイルタにおいて、
    上記ストリツプ線路として切除部のある誘電体基
    板上に設けられたサスペンデツドストリツプ線
    路、上記誘電体共振器として中央部にくぼみを有
    する誘電体共振器を用い、かつ上記誘電体基板の
    切除部に上記誘電体共振器のくぼみをはめ込んで
    固定したことを特徴とする誘電体フイルタ。 2 上記中央部にくぼみを有する誘電体共振器は
    テーパ状部分を有することを特徴とする特許請求
    の範囲第1項記載の誘電体フイルタ。 3 上記サスペンデツドストリツプ線路は上記誘
    電体基板を貫通する導体により上記誘電体基板の
    表面と裏面の線路を電気的に接続したことを特徴
    とする特許請求の範囲第1項記載の誘電体フイル
    タ。
JP10503687A 1987-04-28 1987-04-28 誘電体フイルタ Granted JPS63269801A (ja)

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JPH03149903A (ja) * 1989-11-06 1991-06-26 Murata Mfg Co Ltd 誘電体共振器装置および誘電体フィルタ
JPH0475407U (ja) * 1990-11-14 1992-07-01

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