JPH0576591A - 医療用送液ポンプ - Google Patents

医療用送液ポンプ

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JPH0576591A
JPH0576591A JP3241762A JP24176291A JPH0576591A JP H0576591 A JPH0576591 A JP H0576591A JP 3241762 A JP3241762 A JP 3241762A JP 24176291 A JP24176291 A JP 24176291A JP H0576591 A JPH0576591 A JP H0576591A
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JP
Japan
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liquid
liquid feed
current
electrodes
feed path
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Withdrawn
Application number
JP3241762A
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English (en)
Inventor
Koji Tanigawa
廣治 谷川
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】機械的な可動部がないとともに、送液チューブ
等にダメージを与えにくい耐久性のよい医療用送液ポン
プを提供し、さらに、送液路を流れる液体の状態を検出
できるようにすることにある。 【構成】導電性液体を通す送液路3を横切る電流iを発
生する一対の電極4,5と、前記送液路3と前記電流i
を横切る向きの磁界Bを発生する一対の磁石7,8とを
設け、さらに、前記送液路3を流れる導電性液体の変化
を電磁気的に検出する手段を具備した医療用送液ポン
プ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えば手術部位を洗浄す
る生理食塩水等の液体を送る医療用送液ポンプに関す
る。
【0002】
【従来の技術】手術の現場において、手術部位の洗浄等
を行うため、その部位に生理食塩水を散布または注入す
ることが行われている。この生理食塩水は、手術部位の
洗浄等に用いるため、特に衛生的なものでなければなら
ない。そこで、従来ではローラポンプが広く使用されて
いる。このローラポンプは、生理食塩水の通ったチュー
ブを壁面に押し付けながら押し潰し、ローラによって一
方向へ順次しごくことにより、そのチューブ内の生理食
塩水を一方向へ送り出す。
【0003】このときの送水量は、ローラで閉めたチュ
ーブ部分が単位時間で移動する量で決まるから、ローラ
の移動速度、つまり、ローラを保持する回転枠の回転半
径と回転速度に比例する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この種
のローラポンプにあっては、ローラでチューブを押し潰
して液体を送るため、そのチューブが変形させられなが
ら強く擦られる結果、その耐久性が劣る。送水量を増す
ために回転数を上げると、耐久性は急激に劣ることにな
る。
【0005】また、送水量を上げるため、その回転半径
を大きくして一度に送液する量を増すと、広い設置スペ
ースを必要とし、大形化する。さらに、ローラ等の可動
部が必要であり、機械的な構成の複雑さとともに騒音が
発生するなどの欠点がある。
【0006】本発明は前記課題に着目してなされたもの
で、その目的とするところは、機械的な可動部がないと
ともに、送液チューブ等にダメージを与えにくい耐久性
のよい医療用送液ポンプを提供し、さらに、送液路を流
れる液体の状態を検出できるようにすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段および作用】前記課題を解
決するために本発明は、導電性液体を通す送液路に、こ
れを横切る電流を発生する一対の電極を有する通電手段
と、前記送液路と前記電流を横切る向きの磁界を発生す
る一対の磁極を有する磁束発生手段とを設け、さらに、
前記送液路を流れる導電性液体の変化を電磁気的に検出
する手段とを具備した医療用送液ポンプである。
【0008】
【実施例】図1は本発明の第1の実施例に係る医療用送
液ポンプについて示すものである。この医療用送液ポン
プの構成を概念的に示す図1の(a)において、1は、
樹脂製の送液チューブであり、これにより図示しないタ
ンクから例えば生理食塩水を図示しない部位に送るとと
もに後述するポンプ部2においての送液路3を形成して
いる。
【0009】送液チューブ1の左右の壁部内面には前記
送液路3の中心軸に直交して対向する一対の電極4,5
を設け、この電極4,5は送液路3内を流れる液体に導
通するとともにその送液路3を横切る電流を発生する通
電手段を構成している。さらに、この電極4,5の対に
直交する方向においても、送液チューブ1の左右に位置
してそれぞれ永久磁石からなる一対の磁石7,8が、前
記送液路3の中心軸に直交して対向している。この場
合、磁石7はN極、磁石8はS極を互いに対向させて配
置し、磁界の向きを磁石7から磁石8に向かう向きとす
る。そして、前記磁石7,8は送液路3と前記電流を横
切る向きの磁界を発生する磁束発生手段を構成してい
る。
【0010】また、前記電極4には電池9の陽極を接続
し、他方の前記電極5には電池9の陰極を接続すること
により、電極4から電極5に向かう電流iを流す。この
通電回路10の途中には可変抵抗11を介挿してあり、
この可変抵抗11の抵抗値を調節することによりその電
流iを可変できるようになっている。
【0011】さらに、通電回路10において、可変抵抗
11の両端の電位を検出して増幅するアンプ12を設
け、通電回路10を流れる電流iをモニタする電磁気的
な検出手段を構成している。
【0012】ところで、磁界の大きさ(磁束密度)を
B、電流をiとして、電極4,5間の距離をLとすれ
ば、送液路3を流れる生理食塩水に加わる力Fは、次の
式で表わされる。ここで、生理食塩水は電解質溶液であ
り、一種の電気導体とみなすことができる。 F = B・i・L (N)
【0013】この力Fにより送液路3の中の生理食塩水
は、いわゆる「フレミングの左手の法則」により、図1
の(b)で示すようにその送液路3に沿った向き(図面
上で左から右への向き)に流される。この磁界Bと電流
iを与え続けることにより、生理食塩水を左から右へ流
し続けることができる。
【0014】また、可変抵抗11の抵抗値を調節するこ
とによりその電流iの値を変えれば、生理食塩水に加わ
る力Fが変わり、その流速、流量を可変制御することが
できる。さらに、電流iまたは磁界Bのいずれか一方の
向きを逆にすれば、力Fの向きが変わり、すなわち、生
理食塩水の流れ方向を逆にすることができる。
【0015】一方、前記通電回路10の可変抵抗11の
両端間の電位は、電流iに比例するので、アンプ12の
出力で、その通電回路10を流れる電流iをモニタする
ことができる。そして、電流iは電極4,5の間の液体
の種類によっても変わるから、その種類を判別する手段
にも利用できる。
【0016】さらに、図1の(c)で示すように、送液
路3を流れる液体中に気泡13が混入すると、その大き
さによって電流値iが変化するから、その変化によって
気泡13の存在を検知し、また、その大きさにより送液
停止などの制御を自動的に行うようにすることができ
る。
【0017】図2は本発明の第2の実施例を示すもので
ある。前記第1の実施例では永久磁石からなる磁石7,
8を用いたが、この実施例ではその磁石7,8を電磁石
15に置き換えた。すなわち、コアー16に電磁コイル
17を巻装し、これに電池18から電流を流して励磁す
るようになっている。その他は前述した実施例の場合と
同じである。
【0018】なお、電磁コイル17に対する通電回路1
9に図示しない可変抵抗やスイッチを設けて選択的に通
電するとともに、その通電量を調節して送液路3を横切
る磁束密度Bの大きさを選択できるようにしてもよい。
このようにすれば、磁界の大きさ(磁束密度)Bを変更
して送液路3を流れる生理食塩水に加わる力Fを変え、
その流速、流量を可変制御することができる。
【0019】図3は本発明の第3の実施例を示すもので
ある。この実施例では前記第1の実施例の構成におい
て、その電極4,5に並設して一対の検出用電極21,
22を設け、この対の検出用電極21,22には検出用
抵抗23を有した検出回路24を接続する。検出用抵抗
23の両端にはその両端間の電位を検出して増幅するア
ンプ25を設けてなる電磁気的に検出する手段を付設し
たものである。検出用電極21,22は、電極4,5と
同じく磁石7,8の間を通る磁界中にあり、その間を送
液路3の生理食塩水が通る。また、検出用電極21,2
2は前記電極4,5に送液路3の流れ方向に並んで近接
して設けられている。
【0020】しかして、検出用電極21,22の間、す
なわち、検出用抵抗23の両端には、「フレミングの右
手の法則」により、次の式で示す電圧eが発生する。こ
こで、Bは磁束密度、Lは検出用電極21,22間の距
離、vは流速であるとする。 e = B・L・v (V)
【0021】したがって、このアンプ25の出力をモニ
タすることにより、送液路3を流れる生理食塩水の流速
vを知ることができる。また、流速vが分かれば、送液
チューブ1の断面積sは既知であるので、その流量Vを
求めることができる。すなわ ち、 v = e/(B・L) (m /s) V = s・v (m3 /s) また、生理食塩水がなければ、電圧eは発生しないの
で、それによって生理食塩水の有無を検知することがで
きる。
【0022】図4は本発明の第4の実施例を示すもので
ある。これは前記第2の実施例における電磁石15のコ
アー16に検出コイル31を巻装し、この検出コイル3
1にはコアー16を流れる磁束の変化によって励起され
る起電力を検出して増幅するアンプ32を設け、これを
流れる電流をモニタする検出手段とするものである。こ
れは後述するようにコアー16を流れる磁束の変化か
ら、送液路3を流れる導電性液体の変化を電磁気的に検
出する手段を構成している。
【0023】つまり、コアー16を流れる磁界の強さ
(磁束密度Bの大きさ)はその磁気回路中の磁気抵抗に
比例するので、送液路3における生理食塩水の有無によ
って大きく変化する。したがって、アンプ32の出力を
モニタすることにより、生理食塩水の有無を検知するこ
とができる。もちろん、混入する気泡の有無やその大き
さも検知することができる。
【0024】なお、この実施例においては、前述した可
変抵抗11の両端の電位を検出して電流をモニタする検
出手段については、必ずしも設ける必要はないが、この
両方の検出手段を設けてもよいものである。また、前記
第3の実施例の検出手段と組み合わせれば、より正しい
流速(流量)をモニタすることができる。本発明は前記
各実施例のものに限定されるものではなく、要旨を変更
しない範囲で種々の変更が可能である。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、電
磁気的に液体を送るので、機械的な可動部がないととも
に、送液チューブ等にダメージを与えにくい耐久性のよ
い医療用送液ポンプを提供することができる。さらに、
送液路を流れる液体の状態を電磁気的に検出するから、
簡単な構成により、その送液路を流れる液体の状態を確
実に検出して、その正確な状態を容易に知ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を概略的に示す説明図。
【図2】本発明の第2の実施例を概略的に示す説明図。
【図3】本発明の第3の実施例を概略的に示す説明図。
【図4】本発明の第4の実施例を概略的に示す説明図。
【符号の説明】
1…送液チューブ、2…ポンプ部、3…送液路、4,5
…電極、7,8…磁石、9…電池、10…通電回路、1
6…コアー、17…電磁コイル、19…通電回路、2
1,22…検出用電極、23…検出用抵抗、24…検出
回路、25…アンプ、31…検出コイル、32…アン
プ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性液体を通す送液路と、この送液路
    を横切る電流を発生する一対の電極を有する通電手段
    と、前記送液路と前記電流を横切る向きの磁界を発生す
    る一対の磁極を有する磁束発生手段と、前記送液路を流
    れる導電性液体の変化を電磁気的に検出する手段とを具
    備したことを特徴とする医療用送液ポンプ。
JP3241762A 1991-09-20 1991-09-20 医療用送液ポンプ Withdrawn JPH0576591A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3241762A JPH0576591A (ja) 1991-09-20 1991-09-20 医療用送液ポンプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3241762A JPH0576591A (ja) 1991-09-20 1991-09-20 医療用送液ポンプ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0576591A true JPH0576591A (ja) 1993-03-30

Family

ID=17079153

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3241762A Withdrawn JPH0576591A (ja) 1991-09-20 1991-09-20 医療用送液ポンプ

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JP (1) JPH0576591A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20170116877A (ko) * 2016-04-12 2017-10-20 유한회사 이잰 순환 펌프를 이용한 충방전의 동시 수행이 가능한 에너지 저장 장치

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KR20170116877A (ko) * 2016-04-12 2017-10-20 유한회사 이잰 순환 펌프를 이용한 충방전의 동시 수행이 가능한 에너지 저장 장치

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19981203