JPH0576564A - 吸収性物品用外装シート - Google Patents

吸収性物品用外装シート

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Publication number
JPH0576564A
JPH0576564A JP3239137A JP23913791A JPH0576564A JP H0576564 A JPH0576564 A JP H0576564A JP 3239137 A JP3239137 A JP 3239137A JP 23913791 A JP23913791 A JP 23913791A JP H0576564 A JPH0576564 A JP H0576564A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
mesh
embossing
present
back sheet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3239137A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshifumi Ninomiya
俊史 二宮
Kenichi Tabata
憲一 田畑
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daio Paper Corp
Original Assignee
Daio Paper Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Daio Paper Corp filed Critical Daio Paper Corp
Priority to JP3239137A priority Critical patent/JPH0576564A/ja
Publication of JPH0576564A publication Critical patent/JPH0576564A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】腰があり、、装着時にカサカサ音がなく、手触
りで柔らかさ(ぬめり感)の風合いのあるバックシート
を提供する。 【構成】吸収性物品を着用者が直接掴む外装用プラスチ
ックシートにおいて、平面形状が丸または多角形、ある
いはそれらを組み合わせた形の裁頭錐形エンボス2を有
し、そのエンボス2が、実質的に表裏均等の配置とさ
れ、その配置が15〜30メッシュで、深さ0.2 〜0.4 mmで
あり、さらに少なくとも外面側全体に250〜400 メッシ
ュのマット処理22がなされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、吸収性物品、特に好ま
しくは紙おむつのバックシートとしての外装用シートに
関する。
【0002】
【従来の技術】紙おむつは、透液性トップシートと不透
液性バックシートとの間に吸収体を介装したものが一般
である。この紙おむつの装着時には、特にそのバックシ
ート部の外観が特に目立つとともに、通常、紙おむつの
装着時にはバックシートを着用者が直接手で掴む必要が
ある。さらに着用後の動き易さ等もバックシートにより
影響を受ける。このように、紙おむつにおいてバックシ
ートは、外観上、使用上重要な役割を演ずる。
【0003】ところで、従来一般に使用されている紙お
むつのバックシートは表面が平滑で光沢が少なくまた触
感の悪い材質で形成されている。このようなバックシー
トでは、外観が悪いばかりか、シートに腰がなく、ふく
らみがないためくしゃくしゃな感じになることが多い。
またいわゆるぬめりがなく、装着時にカサカサとした音
がして安っぽい感じを与える。
【0004】そこで近年、シート面全体に微細な多数の
エンボスを形成して、装着時の触感の向上、外観の向上
等を図ったもの(プロクター・アンド・ギャンブル社
製、商標「パンパース」等)の使用が一般化しつつあ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のバ
ックシートにおけるエンボスでは、依然としてバックシ
ートに要求されるいわゆる腰が不十分であり、また装着
時に上記カサカサ音が大きい。さらに、手触りでの柔ら
かさ(ぬめり感)等の風合いに乏しい。
【0006】また、装着時に紙おむつを固定するために
使用されるファスニングテープとの接着強度が低く、着
用者の動きに伴って紙おむつが緩んでくるおそれがあ
る。
【0007】そこで、本発明の課題は、上記諸点の改良
された紙おむつの提供にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題は、吸収性物品
を着用者が直接掴む外装用プラスチックシートにおい
て、平面形状が丸または多角形、あるいはそれらを組み
合わせた形の裁頭錐形エンボスを有し、そのエンボス
が、実質的に表裏均等の配置とされ、その配置が15〜30
メッシュで、深さ0.2 〜0.4 mmであり、さらに少なくと
も外面側全体に250〜400メッシュのマット処理がなされ
ていることで解決できる。
【0009】
【作用】本発明に従って、エンボスの平面形状を例えば
丸または亀甲の裁頭錐形とし、さらに表裏均等配置とす
ることにより、バックシートに対してより柔らかいイメ
ージを想起させることができる。
【0010】また、エンボス配置を15〜30メッシュとす
ることにより、バックシートとファスニングテープ(紙
おむつの装着時に使用する紙おむつ固定手段)との接地
割合を増加させ、接着強度を高めることができる。さら
にその深さを0.2 〜0.4 mmとして、凹凸のメリハリをつ
け、シートに腰を持たせることができる。また、このよ
うなエンボス配置により、従来よりカサカサ音を少なく
することができる。
【0011】さらに、少なくとも外面側全体に250 〜40
0 メッシュのマット処理がなされていることにより、手
触り風合いの向上を図ることができる。
【0012】
【実施例】以下本発明をさらに具体的に説明する。上述
のように本発明では、バックシートに多数のエンボスを
形成させるものである。そのエンボスの形成には、図1
に示すような、凸柄のエンボスロール1の上にバックシ
ート用フィルム2を載せてエンボス加工を行う。この
際、フィルム2の表面がエンボスロール1側となるよう
にしてエンボスするのがよい。この方が、表面の高さが
揃い、仕上がりが良く、エンボスの角部分Rが丸くなり
柔らかい感じを与えるためである。またフィルム2表面
は図のように凹面とした方が手触りでぬめり感があり、
柔らかい感じを与え、好ましい。
【0013】本発明におけるエンボスパターン(エンボ
ス配置)は、15〜30メッシュ、好ましくは17〜21メッシ
ュとする。メッシュを21メッシュ以下等の大柄とするこ
とで、バックシートとファスニングテープとの接地割合
を増加させ、低下しやすい接着強度を通常シート(エン
ボスのないもの)と同様のレベルに高めるものである。
また、このようにエンボス配置を大柄とすることによ
り、バックシート製造時に目詰まりすることが少なく、
作業性がよい上、シートの仕上がりもエンボスパターン
柄が入りやすく明確となる。さらに、パターンを大柄に
することは、パターン間隔を広げることになり、バック
シートと吸収体等の接着時のホットメルトが、エンボス
の溝に立ち入り易くなり、接着性を向上できる。また、
バックシートに印刷等を行う場合、エンボスのメッシュ
が大柄であれば、印刷インキがエンボス溝に入り易く印
刷インキののりを良くすることができる。
【0014】次に、本発明におけるエンボスの深さは、
0.2 〜0.4mm、好ましくは0.25〜0.30mmとする。エンボ
ス深さをこの程度の深さとする方が、従来より凹凸のメ
リハリがつき、シートに腰がでる。これよりエンボスが
深くなると、製造時にエンボスロールの谷部にシートが
入りにくく、表面の処理ができず、手触りが変化してし
まう。また、エンボス深さとエンボス配置との関係につ
いては、ロール彫刻の制約とフィルムエンボスの仕上が
りの点から、深さ=ピッチ×1/4 (ピッチとは、相隣接
するエンボスの対応する点間の距離をいう。)という関
係を利用すると、例えばその深さを0.25〜0.30mmとした
場合、エンボス配置は20〜25メッシュが好適である。
【0015】本発明のエンボスパターンは、表裏均等で
あればよいが、その柄は図3のような縦横均等の格子柄
よりも、図4のような斜め柄の方が好ましい。格子柄は
シートを引っ張ると縦じわが生じやすくなるに対し、斜
め柄はそのしわが入りにくく、パターンが連続的にシー
トを引くため仕上がりが良くなるためである。さらに、
エンボスの平面形状については、丸または多角形あるい
はそれらを組み合わせた形状、例えば、図5および図6
にその一部を示すように、丸形(図5)または亀甲形
(図6)とする。四角や格子柄よりも丸柄に近づく方
が、柔らかいイメージを想起させるためである。この場
合、完全な丸柄より多角形、好ましくは亀甲(正六角
形)柄等の方が、パターンの間隔を均一に取りやすく、
仕上がりがよくなるため好ましい。
【0016】また、本発明者のエンボス後のシートの接
着性試験結果によると、前記「パンパース」と同レベル
の接着性を得るためには、実際に接地するパターン間隔
の部分のピッチに対する割合は37%以上とするのが好ま
しい。
【0017】次に、本発明のシートは、図2に示すよう
に、上記エンボス後のシートの外面のみあるいは内外面
ともに250 〜400 メッシュのマット処理(梨地処理)を
施すことをも特徴としている。このマット処理はシート
の手触りを良くするために行われるもので、250 メッシ
ュ未満では土台たるエンボスの効果を弱めることとな
り、400 メッシュを超えると触感が悪化するため、上記
の数値範囲としたものである。このマット処理は、従来
品である前述の「パンパース」の場合には、図7のよう
に、大柄のエンボスの表面にさらに小柄エンボス21を入
れる方法により行っているが、この方法ではメッシュ数
に制約を受けるため、本発明では、図8のように、エン
ボス凹凸表面をサンドペーパー等で磨いて梨地23を得る
方法を採用するのがよい。
【0018】さらに、上記マット処理後のシート表面に
は、コロナ放電処理を行い、シートに細かい傷を入れる
ことにより、ホットメルト接着の際の接着強度低下の防
止を図るのが望ましい。なお、コロナ放電処理はエンボ
ス後のシートの凸面に施すのが好ましい。またコロナ放
電の強度としては、30〜50ダイン、好ましくは35〜40ダ
インを採用できる。
【0019】本発明におけるバックシートの材質として
は、ポリエチレン等が使用しうる。
【0020】次に本発明を実際に実施し(実施例1〜
8)、その効果等を従来例(従来例1〜3)と比較した
結果を表1に示す。なお、表1中、ダイン数とはコロナ
放電の強度を表す単位を、エンボス深さは実測値をそれ
ぞれ表し、接地率(%)の定義は、接地率={(パター
ン間隔)/(ピッチ)}×100である。
【0021】
【表1】
【0022】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、腰があ
り、、装着時にカサカサ音がなく、手触りで柔らかさ
(ぬめり感)の風合いのあるバックシートを提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るバックシートをエンボスロールに
より製造している状態の説明図である。
【図2】本発明に係るバックシートにマット処理を施し
ている状態の説明図である。
【図3】本発明におけるエンボスロールの一態様を示す
斜視図である。
【図4】本発明におけるエンボスロールの他の一態様を
示す斜視図である。
【図5】本発明のエンボス配置の一例を示す図である。
【図6】本発明のエンボス配置の他の一例を示す図であ
る。
【図7】従来例のマット処理例を示す図である。
【図8】本発明によるマット処理例を示す図である。
【符号の説明】
1…エンボスロール、2…バックシート用フィルム。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】吸収性物品を着用者が直接掴む外装用プラ
    スチックシートにおいて、平面形状が丸または多角形、
    あるいはそれらを組み合わせた形の裁頭錐形エンボスを
    有し、そのエンボスが、実質的に表裏均等の配置とさ
    れ、その配置が15〜30メッシュで、深さ0.2 〜0.4 mmで
    あり、さらに少なくとも外面側全体に250〜400 メッシ
    ュのマット処理がなされていることを特徴とする吸収性
    物品用外装シート。
JP3239137A 1991-09-19 1991-09-19 吸収性物品用外装シート Pending JPH0576564A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3239137A JPH0576564A (ja) 1991-09-19 1991-09-19 吸収性物品用外装シート

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3239137A JPH0576564A (ja) 1991-09-19 1991-09-19 吸収性物品用外装シート

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0576564A true JPH0576564A (ja) 1993-03-30

Family

ID=17040324

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3239137A Pending JPH0576564A (ja) 1991-09-19 1991-09-19 吸収性物品用外装シート

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JP (1) JPH0576564A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016052398A (ja) * 2014-09-03 2016-04-14 大王製紙株式会社 吸収性物品

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016052398A (ja) * 2014-09-03 2016-04-14 大王製紙株式会社 吸収性物品

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