JPH0576205U - 畝整形装置 - Google Patents

畝整形装置

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JPH0576205U
JPH0576205U JP1788092U JP1788092U JPH0576205U JP H0576205 U JPH0576205 U JP H0576205U JP 1788092 U JP1788092 U JP 1788092U JP 1788092 U JP1788092 U JP 1788092U JP H0576205 U JPH0576205 U JP H0576205U
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ridge
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ridges
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shaping
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忠 宮入
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石川島芝浦機械株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 予めロータリ耕耘されている作業地域内で、
畝整形器を連結した移動農機を走行させて畝整形を行な
う場合において、整形された畝の表層部に大きな土塊が
現われることを防止し、その畝への苗の植付け性を向上
させる。 【構成】 移動農機1の後部に畝10を整形する畝整形
器12を連結し、この畝整形器12の内側に畝10の表
層部を砕土する砕土装置24を設けた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、移動農機の後部に畝整形器を連結し、この移動農機を予めロータリ 耕耘されている作業地域内で走行させることにより畝を整形する畝整形装置に関 する。
【0002】
【従来の技術】
従来、作業地域を予めロータリ耕耘しておき、畝整形器を連結した移動農機を この作業地域内で走行させることにより畝を整形する畝整形作業が広く行なわれ ている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、畝整形作業を行なう際の条件、例えば、作業地域内の土に含まれる水 分の量等によっては、整形した畝の表層部に大きな土塊が現われる場合がある。 そして、畝の表層部に大きな土塊が存在する場合には、この畝に植付けた野菜等 の苗が倒れたり、活着性が低下したりする。
【0004】 苗が倒れたり活着生が低下した場合には、成育が不揃いとなったり根菜類では 変形したりし、商品価値が低下するという欠点がある。
【0005】 なお、晴天が続いた後に畝整形作業を行なうようにすれば大きな土塊の出現は 少なくなるが、作業時期の制約を受けることとなる。
【0006】
【課題を解決するための手段】
移動農機の後部に畝を整形する畝整形器を連結し、この畝整形器の内側に畝の 表層部を砕土する砕土装置を設けた。
【0007】
【作用】 移動農機を走行させると、畝整形器によって畝が整形され、さらに、畝を整形 する過程において畝の表層部が砕土装置によって砕土され、畝の表層部に大きな 土塊が現われるということがなくなる。
【0008】
【実施例】
本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。移動農機であるトラクタ1の後 部には三点ヒッチ2により支持されると共にリフトアーム3により昇降される作 業機4が連結されている。この作業機4の最前部には前記トラクタ1の進行方向 と直交する左右方向水平向きの軸心を有する前部ツールバー5が設けられており 、この前部ツールバー5の両端部には前記トラクタ1により踏圧された部分を破 砕すると共にその土を内側へ寄せるディスク6が取付けられている。さらに、前 部ツールバー5の略中央部には前記トラクタ1からの動力が伝達されるトランス ミッション(図示せず)を収納したミッションケース7が取付けられている。
【0009】 また、前記前部ツールバー5には後方へ延出した左右一対の連結具8が取付け られており、これらの連結具8の後端部には前記前部ツールバー5と平行に配列 された後部ツールバー9が連結されている。この後部ツールバー9には、前記デ ィスク6により内側へ寄せられた土をさらに内側へ寄せると共に二条の畝10と 三条の畝溝11とを整形する畝整形器12が連結されている。
【0010】 さらに、前記後部ツールバー9の両端部と略中央部とには後方へ延出した支持 フレーム13が連結されており、これらの支持フレーム13の後端部下側にはマ ルチフィルムサポート14が支持され、このマルチフィルムサポート14によっ てロール状に巻回されたマルチフィルム15が保持されている。また、前記支持 フレーム13の後端部には、ロール状に巻回された前記マルチフィルム引き出す と共に引き出したマルチフィルム15を前記畝溝11内において踏圧する踏圧輪 16が支持され、これらの踏圧輪16はスプリング17によって下方へ押え付け られている。なお、中央部の踏圧輪16は両側の踏圧輪16に比べて幅寸法が大 きく形成されている。さらに、前記支持フレーム13の後端部上側には左右一対 のレバー18,19がピン部20を支点として上下方向回動自在に取付けられて おり、これらのレバー18,19の後端部には畝溝11を被覆したマルチフィル ム15の一側を覆土すると共に畝10の裾部へ片寄せする覆土ディスク21,2 2が取付けられている。なお、前記支持フレーム13と前記レバー18,19と の間には、レバー18,19を所定位置より下方へ回動させた場合には前記覆土 ディスク21,22を地面へ押し付ける方向へ付勢すると共にレバー18,19 を所定位置より上方へ回動された場合には覆土ディスク21,22を地面から離 反する方向へ付勢するスプリング23が張設されている。
【0011】 つぎに、前記作業機4には、前記畝10の中央部における表層部を砕土するた めの砕土装置24が設けられている。この砕土装置24は、前記ミッションケー ス7から後方へ向けて斜め下方向きに延出すると共に動力伝達用のベルト25を 収納したベルトケース26、ベルトケース26の下端部に取付けられると共に前 記ベルト25を介して伝達される動力により回転駆動される砕土軸27、砕土軸 27に取付けられた砕土刃28によって形成されている。なお、前記砕土軸27 は前記トラクタ1の走行方向と直交する左右方向水平向きの軸心をもって配設さ れており、前記砕土刃28の前記砕土軸27への取付けはボルト29により位置 調節自在に行なわれている。また、前記砕土軸27及び砕土刃28は、前記畝整 形器12の先端部の内側に配設されている。
【0012】 さらに、前記作業機4には、前記畝整形器12の前方に位置する土の一部を揚 土する揚土装置30と、揚土装置30により揚土された土を前記覆土ディスク2 1,22による覆土が行なわれる畝溝11以外の畝溝11を被覆したマルチフィ ルム15上へ落下させる二個のシューター31とが設けられている。前記揚土装 置20は、前記連結具8により支持された揚土ケース32、この揚土ケース32 内に収納された揚土ベルト33、前記ミッションケース7から後方へ向けて斜め 上方向きに延出した動力伝達ケース34内に収納されると共に前記揚土ベルト3 3を駆動させる動力を伝達するジョイント(図示せず)、揚土した土が投入され るガイドボックス35等によって形成されている。
【0013】 また、前記シューター31にはそれぞれ開閉自在なシャッター35が設けられ ており、このシャッター35にはワイヤ36の一端が連結され、ワイヤ36の他 端は前記ミッションケース7内に収納された開閉制御部(図示せず)に連結され ている。なお、前記シューター31は、土を落下させるべき畝溝11の切換えを 行なえるように、左右方向へ回動自在に設けられている。
【0014】 このような構成において、作業を行なう場合には、作業機4を連結したトラク タ1を予めロータリ耕耘してある作業地域内で走行させる。すると、トラクタ1 の走行に伴い、ディスク6がトラクタ1により踏圧された部分を破砕すると共に その土を内側に寄せ、その土を畝整形器12がさらに内側へ寄せると共にこの畝 整形器12によって二条の畝10と三条の畝溝11とが整形される。
【0015】 ここで、前記畝整形器12の先端側の内側では砕土刃28が回転駆動されてお り、この砕土刃28が回転駆動されることにより、畝整形器12によって整形さ れている過程の畝10の中央部の表層部に細かく砕土された細土部10aが形成 される。このため、雨上がり等のように土壌中に多量の水分が含まれている条件 下で畝整形作業を行なっても、大きな土塊が畝10の表層部に現われるというこ とが防止される。従って、この細土部10aに野菜等の苗を植付けた場合には、 苗の植付け性が向上すると共に苗が倒れるということが防止され、さらに、苗の 活着性が向上する。このため、苗の初期成育が向上すると共に全ての苗が均一に 成育するようになり、収穫時期における作物の不揃いが防止されると共に作物の 変形が防止され、商品価値の高い作物を収穫できる。
【0016】 なお、トランスミッション及びジョイントを介してトラクタ1から伝達された 動力によって揚土ベルト33が駆動され、畝整形器12の前方から土の一部が揚 土される。
【0017】 畝整形器12によって整形された畝10及び畝溝11へはマルチフィルム15 の被覆が行なわれるが、整形された畝溝11内を進行する踏圧輪16がマルチフ ィルム15を踏圧することにより、ロール状に巻回されたマルチフィルム15の 引出し、及び、畝10と畝溝11とへの被覆がスムーズに行なわれる。
【0018】 つぎに、この作業時においては、図1、2、4に示すように、一方のレバー1 8を下方へ回動させることにより覆土ディスク21を接地させ、他方のレバー1 9を上方へ回動させることにより覆土ディスク22を地面から離反させておく。 なお、これから作業を行なう未作業地域に面している畝溝11側において覆土デ ィスク21を接地させ、既に作業が終了している既作業地域に面している畝溝1 1側においては覆土ディスク22を地面から離反されておく。
【0019】 ここで、覆土ディスク21が接地されている畝溝11においては、この覆土デ ィスク21によってこの畝溝11を覆っているマルチフィルム15の一側が覆土 されると共に畝10の裾部へ片寄せされる。一方、シューター31は覆土ディス ク21による覆土が行なわれない畝溝11に対向する位置に回動されており、所 定のタイミングでシャッター35が開閉されることにより揚土装置30によって 揚土された土が畝溝11を覆っているマルチフィルム15上に間欠的に落下する 。このようにして、畝10及び畝溝11の整形と、整形した畝10及び畝溝11 へのマルチフィルム15の被覆とが行なわれる。
【0020】 つぎに、トラクタ1を作業地域の端部でUターンさせた後の復路で引き続き作 業を行なう場合について図5に基づいて説明する。まず、二条の畝A1、A2は図 4で示した往路行程で整形された畝であり、これらの畝A1、A2及び畝溝a1、 a2へはマルチフィルム15が被覆されている。一方、畝溝a3においては、一旦 はこの畝溝a3を被覆したマルチフィルム15の一側が覆土ディスク21によっ て覆土されると共に畝A2の裾部へ片寄せされる。Uターンさせたトラクタ1を 走行させる場合には、レバー18を上方へ回動させて覆土ディスク21を地面か ら離反させると共にレバー19を下方へ回動させて覆土ディスク22を接地させ る。この状態でトラクタ1を走行させると、トラクタ1の走行に伴って二条の畝 B1、B2と三条の畝溝b1、b2、b3とが整形され、マルチフィルム15の被覆 が行なわれる。なお、畝溝b3を被覆したマルチフィルム15の一側は、前行程 の場合と同様に、覆土ディスク22によって覆土されると共に畝B2の裾部へ片 寄せされる。
【0021】 ここで、これから作業を行なう未作業地域に面している畝溝a3、b3において は、マルチフィルム15が覆土されると共に畝A2、B2の裾部へ片寄せされてい るため、次行程の作業を行なう際に畝整形器12が前行程で被覆したマルチフィ ルム15に引っ掛かってこのマルチフィルム15を破いたり剥がしたりするとい うことが防止される。また、重複状態で整形される畝溝a3、b1においては、マ ルチフィルム15が重なって被覆されるということがなく、一重の状態で被覆さ れる。従って、土中への水の浸透性を向上させるために、マルチフィルム15に おける畝溝を覆う部分に予め穴を形成しておいた場合でも、その穴が他のマルチ フィルム15によって塞がれるということが防止され、全ての畝溝において土中 への水の浸透性が高いものとなる。
【0022】
【考案の効果】
本考案は、上述のように移動農機の後部に畝を整形する畝整形器を連結し、こ の畝整形器の内側に畝の表層部を砕土する砕土装置を設けたので、畝整形器によ って整形した畝の表層部に大きな土塊が現われるということを防止することがで き、従って、この畝に植付ける野菜等の苗の植付け性が向上し、植付けた苗が倒 れるということを防止することができると共に苗の活着性を向上させることがで き、苗の初期成育を向上させることができると共に全ての苗を均一に成育させる ことができ、収穫時期における作物の不揃いや作物の変形を防止して商品価値の 高い作物を収穫することができ、さらに、畝整形作業を行なう時期についての制 約がなくなるため作業効率を高めることができる等の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を一部を切り欠いて示した側
面図である。
【図2】側面図である。
【図3】畝整形器と砕土装置とを示した斜視図である。
【図4】マルチフィルムの被覆状態を示した背面図であ
る。
【図5】前行程と現行程とにおけるマルチフィルムの被
覆状態を示した背面図である。
【符号の説明】
1 移動農機 10 畝 12 畝整形器 24 砕土装置

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動農機の後部に畝を整形する畝整形器
    を連結し、この畝整形器の内側に畝の表層部を砕土する
    砕土装置を設けたことを特徴とする畝整形装置。
JP1992017880U 1992-03-31 1992-03-31 畝整形装置 Expired - Lifetime JP2554049Y2 (ja)

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JP1992017880U JP2554049Y2 (ja) 1992-03-31 1992-03-31 畝整形装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP1992017880U JP2554049Y2 (ja) 1992-03-31 1992-03-31 畝整形装置

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Publication Number Publication Date
JPH0576205U true JPH0576205U (ja) 1993-10-19
JP2554049Y2 JP2554049Y2 (ja) 1997-11-12

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ID=11956013

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01101804A (ja) * 1987-10-14 1989-04-19 Touyoushiya:Kk 成畝機における畝の硬化整形装置
JPH01277402A (ja) * 1988-04-28 1989-11-07 Kawabe Nouken Sangyo Kk 作物栽培床造成方法および作物栽培床造成装置

Patent Citations (2)

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JPH01277402A (ja) * 1988-04-28 1989-11-07 Kawabe Nouken Sangyo Kk 作物栽培床造成方法および作物栽培床造成装置

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