JPH0575098U - パラグライダーの安全装置 - Google Patents

パラグライダーの安全装置

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JPH0575098U
JPH0575098U JP2244492U JP2244492U JPH0575098U JP H0575098 U JPH0575098 U JP H0575098U JP 2244492 U JP2244492 U JP 2244492U JP 2244492 U JP2244492 U JP 2244492U JP H0575098 U JPH0575098 U JP H0575098U
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JP
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airbag
safety device
harness
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flyer
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JP2244492U
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English (en)
Inventor
吉啓 大久保
Original Assignee
吉啓 大久保
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 墜落等による死亡事故や重症事故の発生を軽
減し、フライヤーの身の安全をより確実に守ることがで
きるのを一層高め、死亡事故や重症事故から保持するこ
とができるパラグライダーの安全装置の提供を目的とす
る。 【構成】 エアバッグ本体部50をハーネスの一部に取り
付けると共にエアバッグ起動スイッチ部70を前記エアバ
ッグ本体部50から延設されるケーブル部60を介してフラ
イヤーの近傍に配した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はパラグライダーの安全装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来におけるパラグライダー飛行時における安全用の携帯装備としては、ヘル メットや手袋、衝撃吸収性の良い靴の着用、その他、ロープ等の入ったレスキュ ーバッグ、或いはレスキューパラシュートの携帯等が主な装備であった。また最 近はハーネスの腰掛け部に芯材や衝撃吸収材を内装したものも提供されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが上記した従来の安全装備だけでは、緊急時の安全性が不十分であった 。即ちパラグライダーのフライヤー人口の増加に伴う事故の発生が急増しており 、その事故の多くは飛行中の操縦不能等による急降下、墜落に伴う強打による深 刻な事故である。また前記レスキューパラシュート等は高度の低い所で発生した 事故に対しては、十分効果を発揮することが出来ないのである。
【0004】 そこで、本考案は上記従来技術の欠点を解消し、墜落等による死亡事故や重傷 事故の発生を軽減し、フライヤーの身の安全をより確実に守ることができるのを 一層高め、死亡事故や重傷事故から保持することができるパラグライダーの安全 装置の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案のパラグライダーの安全装置は、エアバッグ 本体部をハーネスの一部に取り付けると共にエアバッグ起動スイッチ部を前記エ アバッグ本体部から延設されるケーブル部を介してフライヤーの近傍に配したこ とを第1の特徴としている。 また本考案のパラグライダーの安全装置は、前記第1の特徴に加えて、エアバ ッグ本体部をハーネスの腰掛け部の裏面側に取り付けたことを第2の特徴として いる。 また本考案のパラグライダーの安全装置は、前記第1又は第2の特徴に加えて 、エアバッグ起動スイッチ部をマウスピース状としてフライヤーの口の近くに配 置したことを第3の特徴としている。 また本考案のパラグライダーの安全装置は、前記第1〜第3のいずれかの特徴 に加えて、エアバッグ起動スイッチ部によるスイッチ動作はケーブル部内のワイ ヤーを介して機械的に伝達されることを第4の特徴としている。 また本考案のパラグライダーの安全装置は、前記第1〜第3のいずれかの特徴 に加えて、エアバッグ起動スイッチ部によるスイッチ動作はケーブル部内の電線 を介して電気的に伝達されることを第5の特徴としている。
【0006】
【作用】
フライヤーは、飛行中に緊急事態が発生すると、近くに配置されたエアバッグ 起動スイッチ部を操作して装置をオンする。これによりオン信号がケーブル部を 通ってエアバッグ本体部に伝わり、袋内に急激にガスが充填され、膨張する。こ の膨張した袋が地面等との衝突に際、フライヤーと地面等との間にあって大きな クッションの役目をなし、衝撃を緩和する。自動車等のエアバッグ装置では衝突 により自動的に装置が起動するが、本考案のパラグライダーの安全装置の場合に は、地面等との衝突の予測が予めつくこと、及び誤動作を防止するため自動的な 起動を行わず、フライヤーの操作により起動するようにしている。 膨張袋を持つエアバッグ本体部は、ハーネスの適当な一部に取り付けるが、腰 掛け部のあるハーネスの場合には、該腰掛け部の裏面側に取り付けることで、よ り良好なクッション効果を発揮することができる。 また、ケーブル部を介してフライヤーの近傍に配置されるエアバッグ起動スイ ッチ部は、例えばハーネスの一部に設置し、或いはフライヤー自身やその被服の 一部に着脱自在に取り付けることができるが、マウスピース状としてフライヤー の口の近くに配置することで、緊急時、ブレークコード操作をする両手を使うこ となく、口の歯でマウスピース状のスイッチ部を噛み、スイッチオンすることが できる。 エアバッグ起動スイッチ部によるスイッチ動作はケーブル部を介して、カメラ のレリーズの如く、エアバッグ本体部へ機械的に伝達してもよいし、また電気的 に伝達してもよい。
【0007】
【実施例】
図1は本考案の安全装置を取り付けたハーネスの正面方向からの概略図、図2 は本考案の安全装置をハーネスの側面方向からの概略図、図3は安全装置の全体 を説明する斜視図、図4は断面構成図、図5と図6はそれぞれエアバッグ起動ス イッチ部の例を示す図である。
【0008】 図1において、ハーネス10は、フライヤーの身体を支持具で、図示しないキャ ノピー及びそこからのラインに対して、ライザー部20を介して連結されている。 ライザー部20とハーネス10とはカラビナ11で連結されている。図1に示すハーネ スはバックサポート12を有するシンプルハーネスである。13はチェストホルダー ベルト、14はレッグホルダーベルト、15はショルダーホルダーベルト、16はバチ カルベルトである。また30はステアリングである。
【0009】 前記バックサポート12を有するシンプルハーネスにおいては、バックサポート 12の裏面側にエアバッグ本体部50を取り付ける。そしてエアバッグ本体部50から ケーブル部60を延ばし、その先にエアバッグ起動スイッチ部70を取り付ける。
【0010】 一方、図2に示すような腰掛け部17を有するいわゆるセレッテハーネスにおい ては、該腰掛け部17の裏面側にエアバッグ本体部50を取り付ける。そしてエアバ ッグ本体部50からケーブル部60を延ばし、その先にエアバッグ起動スイッチ部70 を取り付ける。腰掛け部17へのエアバッグ本体部50の取り付けは、取り外し自在 にするが、その取り付け、取り外しの手段は特に限定されるものではない。
【0011】 前記エアバッグ本体部50は、図3、図4に示すように、カバー51の中に膨張用 袋52と、それに大量の不活性ガス等を急速に送り込むことができるガス供給手段 53とを設備している。ガス供給手段53は、例えばアジ化ナトリウム材とその反応 開始用の火薬材からなり、起動スイッチ部70の操作により、まず火薬材が反応し 、それによりアジ化ナトリウム材が反応して、大量の窒素ガスが急激に発生する ようになされている。前記カバー51の下面51a には、例えば適当なミシン目等を 入れ、膨張用袋52の膨張によって破れるようにしてもよい。カバー51の下面51a をエアバッグ使用時にどのように開放するかについては、特に限定されるもので はない。例えば、前記した方法の他、エアバッグ起動スイッチ部70のスイッチオ ンによって、カバー51下面の蓋のロックが解除されるような方式にしてもよい。 膨張用袋52はガスが給入されることで、ハーネスの裏面側、即ちバックサポー ト12或いは図2に示すように腰掛け部17の裏面側に大きく且つ急速に膨張し、ク ッションを構成する。 前記膨張用袋52は、自動車用のエアバッグ装置と異なり、一旦膨張した後すぐ に収縮することのないよう、密封式とする。
【0012】 前記エアバッグ起動スイッチ部70は、フライヤーが容易に操作できるように、 フライヤーの近傍に配置する。例えば、図1、図2に示すように、ハーネス10の 一部としてバチカルベルト16の上部に取り付け、或いはフライヤーの被服の一部 やフライヤーの身体の一部に取り付けるようにしてもよい。取り付けは着脱自在 にできるよう、スイッチ部70に図示しないクリップや締めつけベルト等の取り付 け手段を付属して設ける。 エアバッグ起動スイッチ部70によるスイッチ動作は、機械的にエアバッグ本体 部50に伝達して装置を起動させてもよく、また電気的に伝達して装置を起動させ てもよい。機械的に行う場合には、例えば図5に示すように、エアバッグ起動ス イッチ部70の本体71に対して、ワイヤ61と連結した把手72を設け、この把手72を 強く引くことで、ケーブル部60内のワイヤー61を引っ張り、これによりエアバッ グ本体部50での動作を起動するようにすることができる。この場合、起動に必要 な把手62の引っ張りストロークを長くすることで、誤動作を防止することができ る。 また電気的に伝達する場合は、ケーブル部60内に電線を通し、本体71に前記電 線に電気を導通させるためのスイッチボタンを設けることで構成することができ る。この場合、スイッチボタンは異なる方向への2段階動作によってスイッチが オンするようにして、誤動作を防止するようにすることができる。
【0013】 エアバッグ起動スイッチ部70の操作を口で行うようにすることもできる。この 場合にはエアバッグ起動スイッチ部70をマウスピース状に構成し、これをフライ ヤーの口の近傍に配置するようにし、フライヤーが緊急時に口の歯で前記マウス ピース状のエアバッグ起動スイッチ部70を強く噛むことで、スイッチオンするよ うに構成する。例えば、図6に示すように、エアバッグ起動スイッチ部70の本体 71にマウスピース部73を設け、その内部に一対のスイッチ電極74を適当な間隔放 して埋設するようにし、フライヤーがきつくマウスピース部73を噛むことで、ス イッチ電極74が互いに接触し、電線62に電気が導通し、エアバッグ本体部50の動 作が起動されるようにする。マウスピース部73の配置については、本体71に付随 して設ける図示しない取り付け手段により、フライヤーのヘルメットや被服や或 いはハーネスの一部に取り付けることで、前記マウスピース部72をフライヤーの 口の近傍に配置することができる。
【0014】
【考案の効果】
本考案は以上の構成、作用よりなり、請求項1に記載のパラグライダーの安全 装置によれば、エアバッグ本体部をハーネスの一部に取り付けると共にエアバッ グ起動スイッチ部を前記エアバッグ本体部から延設されるケーブル部を介してフ ライヤーの近傍に配したので、緊急時にフライヤー自らがエアバッグ起動スイッ チ部を操作することで、エアバッグを膨張させることができ、地面等への衝突の 際の衝撃を緩和して、フライヤーを事故から守ることができる。 また請求項2に記載のパラグライダーの安全装置によれば、前記請求項1の構 成による効果に加えて、エアバッグ本体部をハーネスの腰掛け部の裏面側に取り 付けたので、地面等への衝突の際に膨張したエアバッグをフライヤーと地面等と の間に確実に介在せしめ、、衝撃の緩衝の効果を一層上げることができる。また 腰掛け部の裏面側にあるので、飛行の際の操縦等に対して殆ど邪魔にならない。 また請求項3に記載のパラグライダーの安全装置によれば、前記請求項1また は2の構成による効果に加えて、エアバッグ起動スイッチ部をマウスピース状と してフライヤーの口の近くに配置したので、緊急時、ブレークコード操作をする 両手を使うことなく、口の歯でマウスピース状のスイッチ部を噛み、スイッチオ ンすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の安全装置を取り付けたハーネスの正面
方向からの概略図である。
【図2】本考案の安全装置をハーネスの側面方向からの
概略図である。
【図3】安全装置の全体を説明する斜視図である。
【図4】安全装置の断面構成図である。
【図5】エアバッグ起動スイッチ部の例を示す図であ
る。
【図6】エアバッグ起動スイッチ部の例を示す図であ
る。
【符号の説明】
10 ハーネス 12 バックサポート 16 バチカルベルト 17 腰掛け部 50 エアバッグ本体部 60 ケーブル部 70 エアバッグ起動スイッチ部

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エアバッグ本体部をハーネスの一部に取
    り付けると共にエアバッグ起動スイッチ部を前記エアバ
    ッグ本体部から延設されるケーブル部を介してフライヤ
    ーの近傍に配したことを特徴とするパラグライダーの安
    全装置。
  2. 【請求項2】 エアバッグ本体部をハーネスの腰掛け部
    の裏面側に取り付けた請求項1に記載のパラグライダー
    の安全装置。
  3. 【請求項3】 エアバッグ起動スイッチ部をマウスピー
    ス状としてフライヤーの口の近くに配置した請求項1又
    は2に記載のパラグライダーの安全装置。
  4. 【請求項4】 エアバッグ起動スイッチ部によるスイッ
    チ動作はケーブル部内のワイヤーを介して機械的に伝達
    される請求項1〜3のいずれかに記載のパラグライダー
    の安全装置。
  5. 【請求項5】 エアバッグ起動スイッチ部によるスイッ
    チ動作はケーブル部内の電線を介して電気的に伝達され
    る請求項1〜3のいずれかに記載のパラグライダーの安
    全装置。
JP2244492U 1992-03-13 1992-03-13 パラグライダーの安全装置 Pending JPH0575098U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008114763A (ja) * 2006-11-07 2008-05-22 Kyushu Institute Of Technology パラフォイルの飛行制御装置
KR200459277Y1 (ko) * 2009-09-18 2012-03-22 이광표 부양 기능 및 충격 완화 기능을 구비하는 하네스

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008114763A (ja) * 2006-11-07 2008-05-22 Kyushu Institute Of Technology パラフォイルの飛行制御装置
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