JPH0574739B2 - - Google Patents

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JPH0574739B2
JPH0574739B2 JP60182844A JP18284485A JPH0574739B2 JP H0574739 B2 JPH0574739 B2 JP H0574739B2 JP 60182844 A JP60182844 A JP 60182844A JP 18284485 A JP18284485 A JP 18284485A JP H0574739 B2 JPH0574739 B2 JP H0574739B2
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valve
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Yoshiharu Harada
Yutaka Taga
Kenichi Yoshizawa
Yoichi Hayakawa
Masao Kawai
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Aisin AW Co Ltd
Toyota Motor Corp
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Aisin AW Co Ltd
Toyota Motor Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野] 本発明は主変速機と副変速機を備えた自動変速
機の制御装置に関する。 [従来の技術] 従来、自動変速機、手動変速機などエンジンの
出力回転を変速設定する主変速機と、変速機構を
有し、該変速機構の変速段を選択的に達成可能な
副変速機からなる変速機、例えば副変速機の変速
機構に遊星歯車装置を用い、副変速機の入力軸を
遊星歯車装置のサンギアを連結し、副変速機の出
力軸と遊星歯車装置のキヤリアを連結して設け、
サンギアとキヤリアの係合および解放を行うクラ
ツチと遊星歯車装置のリングギアの固定および解
放を行うブレーキを設け、クラツチを係合し、ブ
レーキを解放することにより直結段、クラツチを
解放し、ブレーキを固定することにより減速段を
得るよう設け、クラツチおよびブレーキの係合お
よび解放の切換は、手動操作されるマニユアルシ
フト弁および車速に対応した油圧により駆動され
るローハイ切換弁にてクラツチおよびブレーキの
摩擦係合装置の油圧サーボの作動油の切換を行な
う副変速機が知られている。このローハイ切換弁
の作動油の切換を行うローハイ切換スプールは、
マニユアルシフト弁の切換により発生する油圧と
主変速機の出力軸回転に応じた油圧(ガバナ圧)
とを受けるよう設けられ、主変速機の出力軸回転
速度が大きいときにマニユアルシフト弁を直結段
から減速段にシフトしても、ローハイ切換スプー
ルの一方端が主変速機の出力軸回転速度に応じた
油圧を受けるため減速段の設定を阻止し、エンジ
ンのオーバーレブを防ぐなど不的確な減速を防ぐ
よう設けられていた。 [発明が解決しようとする問題点] 例えば上記に示す公知の技術の副変速機の変速
制御は、副変速機のマニユアルシフト弁の位置お
よび主変速機の出力軸回転速度に応じたガバナ圧
のみにより行なわれており、他の車両走行状態で
は制御されていなかつた。そこで本出願人は、副
変速機の変速制御を種々の車両走行状態に応じて
制御する制御手段を考案するにあたり、副変速機
の変速時に主変速機の変速段を車両走行状態に応
じて変速させることにより、多数の効果(例え
ば、変速シヨツクの低減、変速許可領域の拡張な
ど)を得ることを見いだした(公知技術ではな
い)が、車両走行状態は刻々と変化するため、主
変速機の変速中に車両走行状態が変化して、変速
後の車両走行状態が変速後の変速段の変速許可領
域以外の変速段の変速許可領域内とされる可能性
があり、主変速機がシフトハンチングする可能性
があることを見出した。 本発明の目的は、上記問題点を解決し、副変速
機が切換えられた時、車両走行状態の変化による
主変速機のシフトハンチングを防止しつつ、副変
速機の切換えを円滑に行うことのできる自動変速
機の制御装置の提供にある。 [問題点を解決するための手段] 本発明の自動変速機の制御装置は、少なくとも
車速信号を含む信号によつて自動的に複数の変速
段に切換えられる主変速機と、該主変速機と直列
に連結され手動にて高速段と低速段とを切換可能
な副変速機とからなる自動変速機において、前記
主変速機の各変速段毎に車両走行状態に応じて前
記副変速機の変速許可領域を予め設定する変速許
可領域設定手段とからなり、該変速許可領域は、
前記主変速機の各変速段毎に設定されるとともに
隣合う変速段において、重複する部分を有するこ
とを構成とする。 [作用及び発明の効果] 上記構成よりなる本発明の自動変速機の制御装
置は、主変速機の各変速段毎に車両走行状態に応
じて前記副変速機の変速許可領域を予め設定し、
該変速許可領域は、主変速機の各変速段毎に設定
されるとともに隣合う変速段において、重複する
部分を有しているので、副変速機が切換えられた
時、車速の微少な変化に伴い主変速機が現状の変
速段から他の変速段に変速されても、変速許可領
域は、主変速機の隣合う変速段の変速許可領域が
重複しているので主変速機のシフトハンチングを
防止しつつ、副変速機を円滑に変速できる。また
副変速機が切換えられた時の車両走行状態が、主
変速機の現状の変速段の変速許可領域外で、他の
変速段の変速許可領域内の時、主変速機の変速段
を他の変速段に変速させ、この主変速機の変速中
に車両走行状態が変化し、変化後の車両走行状態
が他の変速段以外の変速許可領域内とされても、
前記他の変速段と前記現状の変速段との変速許可
領域の重複部分であれば、主変速機が他の変速段
のままでも副変速機の変速を許可するため、主変
速機のシフトハンチングを防止できる。 [実施例] 次に本発明の自動変速機の制御装置を図に示す
一実施例に基づき説明する。 第1図は本実施例の適用される前進4段後進1
段の4速自動変速機および4輪駆動用副変速機の
断面図、第2図は4輪駆動車の概略図を示す。 10は主変速機であるオーバードライブ付4速
自動変速機、50は該主変速機10の遊星歯車変
速装置の後部に締結された4輪駆動用副変速機を
示す。4輪駆動用副変速機50はエンジンEに装
着された主変速機10の出力軸32を入力軸と
し、第1出力軸52は後輪駆動用プロペラシヤフ
トCに連結され、第2出力軸54は前輪駆動用プ
ロペラシヤフトBに連結される。 主変速機10は、流体式トルクコンバータT、
オーバードライブ機構OD、および前進3段後進
1段のアンダードライブ機構UDを備える。 トルクコンバータTは、エンジンEの出力軸に
連結されたポンプ羽根車11、トルクコンバータ
Tの出力軸12に連結されたタービン羽根車1
3、一方向クラツチ14を介して固定部分に連結
されたステータ15、および直結クラツチ16か
らなり、トルクコンバータTの出力軸12は、オ
ーバードライブ機構ODの入力軸となつている。 オーバードライブ機構ODは摩擦係合要素であ
る多板クラツチC0、多板ブレーキB0および一
方向クラツチF0と、これら摩擦係合要素の選択
的係合により構成要素が主変速機ケース20など
固定部材に固定されるか、入力軸、出力軸、もし
くは他の構成要素に連結されるか、またはこれら
固定もしくは連結が解放される遊星歯車装置P0
からなる。 遊星歯車装置P0は、前記出力軸12に連結さ
れたキヤリア21、オーバードライブ機構ODの
出力軸22に連結されたリングギア23、前記入
力軸12に回転自在に外嵌されブレーキB0を介
して主変速機ケース20に固定されると共に、ク
ラツチC0および該クラツチC0と並列されて一
方向クラツチF0を介して前記キヤリア21に連
結されたサンギア24、およびキヤリア21に回
転自在に支持されると共に前記サンギア24およ
びリングギア23に歯合したプラネタリピニオン
25からなる。 オーバードライブ機構CDの出力軸22は前進
3段後段1段のアンダードライブ機構UDの入力
軸を兼ねる。 アンダードライブ機構UDは、摩擦係合要素で
ある多板クラツチC1およびC2と、ベルトブレ
ーキB1、多板ブレーキB2およびB3と、一方
向クラツチF1およびF2と、前段遊星歯車装置
P1と、後段遊星歯車装置P2とからなる。 前段遊星歯車装置P1は、クラツチC1を介し
て前記出力軸22に連結されたリングギア31
と、アンダードライブ機構UDの出力軸32に連
結されたキヤリア33と、クラツチC2を介して
前記出力軸22に連結されると共に、ベルトブレ
ーキB1、該ベルトブレーキB1と並列されたブ
レーキB2およびブレーキB2と直列された一方
向クラツチF1を介して主変速機ケース20に固
定されるサンギア34と、前記キヤリア33に回
転自在に支持されると共にサンギア34およびリ
ングギア31に歯合したプラネタリピニオン35
とからなる。 後段遊星歯車装置P2は、ブレーキB3および
該ブレーキB3と並列された一方向クラツチF2
を介して主変速機ケース20に固定されるキヤリ
ア36と、前記前段遊星歯車装置P1のサンギア
34と一体的に形成されたサンギア37と、出力
軸32に連結されたリングギア38と、キヤリア
36に回転自在に支持されると共にサンギア37
およびリングギア38に歯合したプラネタリピニ
オン39とからなる。 主変速機10は、主変速機ケース20の下部に
締結されたオイルパン40に内蔵され、オイルス
トレーナ101を下部に配した主油圧制御装置1
00によりエンジンEのスロツトル開度、車両の
車速など車両走行状態に応じて摩擦係合要素であ
る各クラツチおよびブレーキの選択的係合または
解放が行われ、オーバードライブ(O/D)を含
む前進4段の自動変速と、手動変速のみによる後
進1段の変速とがなされる。 副変速機50の副変速機ケース51は、出力軸
32を入力軸とするよう主変速機ケース20の後
部に複数のボルトにより締結され、摩擦係合要素
であるクラツチC3、ブレーキB4およびクラツ
チC4は、遊星歯車装置P1,P2の出力軸32
を入力軸とし、該出力軸32に直列的に配された
副変速機50の第1出力軸52、前記出力軸32
と第1出力軸52との間に配された遊星歯車装置
P3、前記第1出力軸52に回転自在に外嵌され
た4輪駆動用スリーブ53、前記出力軸32に平
行して並設され前記第1出力軸52と反対方向に
取付けられた第2出力軸54、前記スリーブ53
と第2出力軸54との間の伝動機構55を有す
る。遊星歯車装置P3は出力軸32の端部にスプ
ライン嵌合されたサンギア56、該サンギア56
と歯合するプラネタリピニオン57、該プラネタ
リピニオン57と歯合するリングギア58、およ
び前記プラネタリピニオン57を回転自在に保持
すると共に前記副変速機50の第1出力軸52の
先端に連結されたキヤリア59からなる。キヤリ
ア59に連結して設けられたシリンダ60の外周
側には、パーキングギア61が周設されており、
主変速機10のシフトレバー(図示しない)をパ
ーキング位置に選択したとき歯止め62がパーキ
ングギア61に噛み合い第1出力軸52を固定す
る。 副変速機50は、副変速機ケース51の下部の
オイルパン63内に配設された副油圧制御装置4
00により摩擦係合要素である各クラツチおよび
ブレーキの選択的係合または解放が行われる。 第3図に主変速機10の主油圧制御装置100
を示す。 オイルパン40内に内蔵されたオイルストレー
ナ101、オイルポンプ102、オイルクーラー
O/Cの調圧を行うクーラバイパス弁115、プ
レツシヤリリーフ弁16、レリーズクラツチコン
トロール弁117、レリーズブレーキコントロー
ル弁118、ロツクアツプリレー弁120、オイ
ルポンプ102から供給された供給油を調圧して
油路1に供給する圧力調整弁(レギユレータ弁)
130、主変速機10側への潤滑油供給油路L1
および副変速機50側の作動油供給油路L2に供
給油を供給する第2圧力調整弁150、カツトバ
ツク弁160、ロツクアツプ制御弁170、第1
のアキユムレータ制御弁180、第2のアキユム
レータ制御弁190、スロツトル弁200、油路
1に供給されたライン圧を油路2〜6に分割供給
するマニユアル弁210、1−2シフト弁22
0、2−3シフト弁230、3−4シフト弁24
0、ブレーキB1への供給油圧を調整するインタ
ーミイデイエイトコーストモジユレータ弁24
5、油圧サーボB−3への供給油圧を調整するロ
ーコーストモジユレータ弁250、クラツチC0
の係合を円滑になさしめるアキユムレータ26
0、ブレーキB0の係合を円滑になさしめるアキ
ユムレータ270、クラツチC2の係合を円滑に
なさしめるアキユムレータ280、ブレーキB2
の係合を円滑になさしめるアキユムレータ29
0、クラツチC0,C1,C2の油圧サーボC−
0,C−1,C−2およびブレーキB0,B1,
B2,B3の油圧サーボB−0,B−1,B−
2,B−3、供給される圧油の流量を制御するチ
エツク弁付流量制御弁301,303,304,
305,306,307,308,309、シヤ
ツトル弁302、オイルストレーナST1,ST
2,ST3,ST4、下述する電子制御装置(コン
ピユータ)600の出力で開閉され2−3シフト
弁230を制御する第1のソレノイド弁S1、1
−2シフト弁220および3−4シフト弁240
の双方を制御する第2のソレノイド弁S2、前記
ロツクアツプリレー弁120およびロツクアツプ
制御弁170の双方を制御する第3のソレノイド
弁S3、各弁間およびクラツチ、ブレーキの油圧
シリンダを連結する油路からなる。 オイルパン40からオイルストレーナ101を
介して油圧ポンプ102により汲み上げられた作
動油は圧力調整弁130で所定の油圧(ライン
圧)に調整されて油路1へ供給される。 圧力調整弁130は、図示上方にスプリング1
31が背設されたスプール132と、該スプール
132に当接して直列されたプランジヤ138と
を有し、スプール132は、上方の油路1Wから
前記プランジヤ138の上端ランド136に印加
されるスロツトル圧とスプリング131によるば
ね荷重とを受け、後進時にはさらに油路5からプ
ランジヤ138の下端ランド137に印加される
ライン圧を受け、他方からはスプール132の下
端ランド133に印加されるライン圧のフイード
バツク圧を受けて変位し、油路1と油路1Qおよ
びドレインポート135との連通面積を調整して
油路1に車両走行状態に応じたライン圧を出力す
る。 スロツトル弁200は、アクセルペダルの踏み
込み量に応じてカム205が回転してスロツトル
プランジヤ201がストロークして該スロツトル
プランジヤ201と図示下方にばね204が配設
されたスプール202との間のばね203を介し
てスプール202を動かし、油路1から供給され
たライン圧をスロツトル開度に応じたスロツトル
圧に調圧して油路1Wに出力する。 第2圧力調整弁150は図示上方にスプリング
151が背設されたスプール152を備える。ス
プール152は図示下方から油路1Qの油圧のフ
イードバツクを受け、図示上方から前記スプリン
グ151のばね荷重を受けて変位し、前記油路1
Qと潤滑油供給油路1Vとドレインポート155
との連通度合を調整し、油路1Qを所定のセカン
ダライン圧(トルクコンバータ圧)に調圧すると
共に余剰油を油路1Vに供給し、油路1Vより主
変速機10の潤滑油路L1と副変速機50側へ作
動油の供給を行う油路L2とに分岐されて供給す
る。 マニユアル弁210は、運転席に設けられたシ
フトレバーと連結されており、手動操作によりシ
フトレバーのレンジに応じてP(パーキング)、R
(リバース)、N(ニユートラル)、D(ドライブ)、
S(セカンド)、L(ロー)の各位置に移動する。 第1のソレノイド弁S1は、非通電時にオリフ
イス322を介し油路2と連絡した油路2Eにハ
イレベルのソレノイド圧(ライン圧に等しい)を
生じせしめ、通電時には油路2Eの圧油を排出さ
せロウレベルのソレノイド圧を生じる。 第2のソレノイド弁S2は、非通電時にはオリ
フイス332を介し油路1と連絡した油路1Hに
ハイレベルのソレノイド圧を生ぜしめ、通電時に
は油路1Hの圧油を排出させロウレベルのソレノ
イド圧を生じる。 第3のソレノイド弁S3は、油路2Aとオリフ
イス342を介して連通した油路2Dに連絡する
ロツクアツプリレー弁120の図示上端油室12
1およびロツクアツプ制御弁170の図示上端油
室171の油圧を制御する。この第3のソレノイ
ド弁S3は、通電時は前記上端油室121,17
1にハイレベルのソレノイド圧を生ぜしめてスプ
ール122,172を押圧して図示下方に位置さ
せ、非通電時には前記上端油室室121,171
の圧油を排圧してロウレベルのソレノイド圧に反
転され、油路1によるライン圧およびばね12
3,173の作用でスプール122,172を図
示上方に位置させる。 1−2シフト弁220は、図示下方にはばね2
21を背設したスプール222を備え、第2のソ
レノイド弁S2が非通電され油路1Hにハイレベ
ルのソレノイド油圧が生じているときは図示上端
油室224に該ハイレベルのソレノイド圧が入
り、該油圧の印加によりスプール222は図示下
方に設定されて第1速の位置となり、第2のソレ
ノイド弁S2が通電され油路1Hの圧油が排圧さ
れてロウレベルのソレノイド圧となつたときはス
プール222は図示上方に設定されて第1速以外
の位置が得られる。第3,4速においては油路1
および2−3シフト弁230を介して油路1Bと
連絡した油路1Cから下端油室223にライン圧
が入り、スプール222はソレノイド圧の如何に
かかわらず図示上方に固定される。 2−3シフト弁230は、図示下方にばね23
1を背設したスプール232を備え、第1のソレ
ノイド弁S1が通電されてる時、油路2Eがロウ
レベルのソレノイド圧となり、スプール232は
ばね231の作用で図示上方に設定されて第1,
2およびR速の位置となり、第1のソレノイド弁
S1が非通電されているときは油路2Eにハイレ
ベルのソレノイド圧が生じて油室234に印加さ
れ、このソレノイド圧の作用でスプール232は
図示下方に設定されて第3,4速の位置となる。
油路4にライン圧が供給されたときは、下端油室
233にライン圧が供給されスプール232はソ
レノイド圧の如何にかかわらず図示上方に固定さ
れる。 3−4シフト弁240は、図示下方にばね24
1を背設したスプール242を備え、第2のソレ
ノイド弁S2が非通電されているときは油路1H
を経て上端油室243にハイレベルのソレノイド
圧が入り、スプール242は第4速(オーバード
ライブ)がわである図示下方に設定され、第2の
ソレノイド弁S2が通電されているときは油路1
Hは排圧され、ばね241の作用でスプール24
2は図示上方に設定される。油路1または油路
3、2−3シフト弁230、油路1Aを介して下
端油室244にライン圧が供給されてるとき、ス
プール242は該ライン圧およびばね241の作
用で図示上方(第4速以外)に固定される。 カツトバツク弁160は、図示上方から背設さ
れたスプリグ161のばね荷重を受け、他方から
は油路2Aのライン圧を受けて変位するスプール
162を有し、油路2Aにライン圧が供給される
と、スプール162は図示上方に設定されてスロ
ツトル圧が発生している油路1Wとカツトバツク
圧出力油路1Xとを連通させて該スロツトル圧を
カツトバツク圧として出力し、スロツトル弁20
0のスプール202の図示下端ランド207にカ
ツトバツク圧を印加させ、油路1Wに発生してい
るスロツトル圧をレベルダウンする。このスロツ
トル圧のレベルダウンにより、該スロツトル圧を
入力油圧とする圧力調整弁130ではスプール1
32が図示上方に変位し、油路1のライン圧をド
レインポート135から排圧してレベルダウンさ
せる、いわゆるライン圧のカツトバツクがなされ
る。 第1のアキユムレータ制御弁180は、図示下
方にスプール181を有し、図示上方にスプール
181に直列され、ばね182を背設したプラン
ジヤ183を有し、スプール181は下方より油
路1を介して下端油室184にライン圧を受け、
上方よりばね182によるばね荷重と、オリフイ
ス333を介して油路1Mより上端油室185に
印加される出力油圧のフイードバツクを受けて変
位され、油路1から供給されたライン圧を調圧
し、出力油圧として油路1Mから第2のアキユム
レータ制御弁190に出力する。 第2のアキユムレータ制御弁190は、図示下
方にばね191を背設したスプール192を有
し、該スプール192の上端ランド193には上
端油室194と中間油室195とを連絡するオリ
フイス196が形成され、スプール192は、下
方よりばね191によるばね荷重と、油路1Wか
らスプール192の下端ランド197に印加され
るスロツトモジユレータ圧を受けており、オリフ
イス196を介して油路1Mより上端油室194
に印加されるフイードバツク油圧を受けて変位さ
れ、油路1Mから供給された出力油圧が油路1K
を介してアキユムレータ270,280,290
の背圧ポート271,281,291より背圧室
272,282,292に供給されて各アキユム
レータ270,280,290の背圧制御を行う
と共に、背圧室272,282,292からの背
圧出力油圧は油路1Kを介して上端ランド193
に印加され、スプール192が図示下方に設定さ
れて油路1Kとドレインポート199とが中間油
室195を介して連通され、油路1Kに供給され
た背圧出力油圧は排圧される。 マニユアル弁210の駆動のため運転席に設け
られた主変速機10のシフトレバー(図示せず)
は、P(パーク)、R(リバース)、N(ニユートラ
ル)、D(ドライブ)、S(セカンド)、L(ロー)の
各レンジの主シフトポジシヨンMpを有し、こ主
シフトポジシヨンMpの設定レンジと変速段第4
段(4)、第3速(3)、第2速(2)、第1速(1)と、クラツ
チおよびブレーキの作動関係を表1に示す。
【表】
【表】 表1において、S1,S2の〇は通電を示し、
S1,S2の×は非通電を示す。S3の◎は通電
することによりロツクアツプ状態となり、S3の
×はロツクアツプ解放状態を示す。Eは対応する
クラツチ、ブレーキが係合していることを示し、
×は対応するクラツチおよびブレーキが解放して
いることを示す。Lは対応する一方向クラツチが
エンジンドライブ状態において係合しているが、
その係合はこれと並列に組込まれたクラツチある
いはブレーキによつて動力の伝達が保証されてい
ることから必ずしも必要とされないこと(ロツ
ク)を示す。Lは対応する一方向クラツチがエン
ジンドライブ状態においてのみ係合し、エンジン
ブレーキ状態においては係合しないことを示す。
fは対応する一方向クラツチがフリーであること
を示す。 表2に主変速機10のシフトレバーのシフト位
置における油路1と油路2〜6との連通状態を示
す。
【表】 表2において〇は通電してライン圧が供給され
ている場合を示し、×は排圧されている場合を示
す。 つぎにマニユアル弁210の手動シフトによる
主油圧制御装置100の作動を説明する。 マニユアル弁210がNレンジまたはPレンジ
に設定されているとき。 表2に示す如く油路1は油路2〜5のいずれと
も連絡せず、表1に示す如く第1のソレノイド弁
S1は通電、第2のソレノイド弁S2は非通電さ
れている。このため1−2シフト弁220のスプ
ール222はハイレベルのソレノイド圧の作用で
図示下方に位置し、2−3シフト弁230のスプ
ール232はばね231の作用で図示上方に位置
され、3−4シフト弁240の下端油室244に
油路1Aを介してライン圧を供給するための3−
4シフト弁240のスプール242は図示上方に
設定されてマニユアル弁210を介さず油路1、
3−4シフト弁240、油路1F、チエツク弁付
流量制御弁301および油路1Eを介して連絡し
ているクラツチC0のみが係合している。 マニユアル弁210がDレンジに設定されてい
るとき。 表2に示す如き油路2にライン圧が供給給され
てクラツチC1が係合される。 車両の発進時である第1速は表2に示す如く第
1のソレノイド弁S1が通電、第2のソレノイド
弁S2が非通電され1−2シフト弁220のスプ
ール222は図示下方にあり、ブレーキB1,B
2に連絡する油路3B,2Aは排圧され、ブレー
キB3に連絡する油路5Cにも油圧が供給されて
ないのでブレーキB1,B2,B3は解放される
と共に、2−3シフト弁230のスプール232
は図示上方に設定されているため油路1Bは排圧
され、クラツチC0を解放し、3−4シフト弁2
40の下端油室244に油路1Aを介してライン
圧を供給しているためスプール242は図示上方
に設定され、油路1、3−4シフト弁240、油
路1Fを介してクラツチC0と係合し、油路1B
は排圧されてクラツチC2は解放され、油路1F
にライン圧が供給されているため油路1Dは排圧
されたブレーキB0は解放され、上記により第1
速走行がなされる。変速時は車両走行状態に応じ
て予め設定した車速になつたとき電子制御装置6
00の出力で第2のソレノイド弁S2が通電され
1−2シフト弁220の上端油室224に印加さ
れたソレノイド圧はロウレベルに反転するので、
1−2シフト弁220のスプール222は図示上
方に移動し、油路2、1−2シフト弁220、油
路2A、チエツク弁付流量制御弁308、油路2
Bを経て油圧が供給され、ブレーキB2が係合し
て第2速へのアツプシフトが生ずる。 第3速へのアツプシフトは電子制御装置600
の出力で第1のソレノイド弁S1が非通電され、
2−3シフト弁230のスプール232は図示下
方に移動し、油路1、2−3シフト弁230、油
路1B、シヤツトル弁302、チエツク弁付流量
制御弁303、油路1Pを経て油圧が供給されて
クラツチC2が係合し、同時に1−2シフト弁2
20のスプール222は油路1Cから下端油室2
23に供給されたライン圧により図示上方(第1
速以外)に固定される。 第4速へのアツプシフトは上記と同様電子制御
装置600の出力で第2のソレノイド弁S2が非
通電され、油路1Hから3−4シフト弁240の
上端油室243に供給されていたソレノイド弁が
ハイレベルに反転し、3−4シフト弁240スプ
ール242が図示下方に移動し、油路1Fが排圧
されると共に油路1Dに油圧が供給され、チエツ
ク弁付流量制御弁305を介して油路1Gに油圧
が供給され、クラツチC0が解放されると共にブ
レーキB0が係合してなされる。 マニユアル弁210がSレンジに設定されてい
るとき。 表2に示す如き油路2に加えて油路3にライン
圧が供給される。第1,2,3速は上記Dレンジ
のときと同様のシフトがなされるが、油路1また
は油路3、2−3シフト弁230、油路1Aを経
て3−4シフト弁240の下端油室244にライ
ン圧が入りスプール242は図示上方に設定され
るので、第4速へのシフトは阻止される。また第
2速においては、前記Dレンジ第2速同様C0,
C1,B2にライン圧が供給されると共に油路3
から2−3シフト弁230、油路3A、1−2シ
フト弁220、油路3Dを介してインターミイデ
イエイトコーストモジユレータ弁245にライン
圧が供給されるため、インターミイデイエイトコ
ーストモジユレータ弁245により調圧された油
圧が油路3Bに供給されブレーキB1が係合さ
れ、常時ブレーキB2およびブレーキB1の両者
が係合する第2速が達成され、Sレンジ第2速は
コースト時にエンジンブレーキが働くと共に伝動
トツク容量が増大する。 またマニユアル弁210がD位置で第4速の走
行中に手動でD−Sシフトを行つた場合、前記の
如く3−4シフト弁240の下端油室244への
ライン圧の導入によりただちに第3速にダウンシ
フトがなされる。 マニユアル弁210がLレンジに設定されてい
るとき。 表2に示す如く油路2、油路3加えて油路4に
もライン圧が供給される。第1,2速は上記Dレ
ンジのときと同様のシフトがなされるが油路4か
ら2−3シフト弁230の下端油室233にライ
ン圧が入り、スプール232を図示上方に固定す
るので第3速へのシフトは生じない。また第1速
は油路4、2−3シフト弁230、油路4A、ロ
ーコーストモジユレータ弁250、油路4B、1
−2シフト弁220、油路5Cを経て供給される
油圧によりブレーキB3を係合させエンジンブレ
ーキが効くようになされている。また第2速では
マニユアル弁210がSレンジにシフトされてい
るときと同じである。また第3速状態で走行中L
レンジに手動シフトしたときは、前記2−3シフ
ト弁230の下端油室233へのライン圧の導入
によりただちに第2速へダウンシフトがなされ、
予定した速度まで減速した時点で電子制御装置6
00の出力が第2のソレノイド弁S2を通電さ
せ、2−1ダウンシフトを生じさせる。 マニユアル弁210がRレンジに設定されてい
るとき。 表2に示す如く油路2,3,4は排圧されて油
路5に油圧が供給される。クラツチC1およびブ
レーキB1,B2に連絡する油路2,3にはライ
ン圧が供給されていないためクラツチC1および
ブレーキB1,B2は解放されている。油路5に
供給された油圧は、シヤツトル弁302、チエツ
ク弁付流量制御弁303、油路1Pを介してクラ
ツチC2を係合し、1−2シフト弁220は、油
路1Cを介して下端油室223にライン圧が供給
されているため、スプール222は図示上方に設
定され、油路5Cにライン圧が供給されてブレー
キB3が係合される。第1のソレノイド弁S1が
通電されているため2−3シフト弁240の上端
油室243のソレノイド圧はロウレベルであり、
スプール232は図示上方に設定され、油路1、
2−3シフト弁230、油路1Aを介して3−4
シフト弁240の下端油室244にライン圧が供
給され、スプール242は上方に設定されて油路
1より3−4シフト弁240を介して油路1Fに
ライン圧が供給されてクラツチC0を係合させ、
ブレーキB0に連絡する油路1Dが排圧されてい
るため、ブレーキB0は解放され、リバース(後
退)走行がなされる。 マニユアル弁210がDまたはSの各レンジに
シフトされ、油路2にライン圧が生じ、且つ1−
2シフト弁220が図示上方(第1速以外)に設
定されている場合は、油路2Aにライン圧が生
じ、ロツクアツプリレー弁120の上端油室12
1に油路2Dを介して供給される。このライン圧
と共に電子制御装置600の出力により第3のソ
レノイド弁S3が通電され上端油室121の油圧
がハイレベルとなつているとき、ロツクアツプリ
レー弁120のスプール122は図示下方に動か
され油路1Qと油路6Bが連絡し、トルクコンバ
ータT内に設けられた直結クラツチ16は油圧に
より係合し、トルクコンバータTは直結状態とな
る。油路2Aにライン圧が生じないかまたは油路
2Aにライン圧が生じても電子制御装置600の
出力により第3のソレノイド弁S3は非通電さ
れ、上端油室121にロウレベルのソレノイド圧
が生じているときは、油路1から下端油室124
に供給されるライン圧の作用でスプール122は
図示上方に位置する。スプール122が図示上方
に位置している間は油路1Qは油路1Rに連絡し
ており、トルクコンバータT内に設けられた直結
クラツチ16は解放されている。なおスプール1
22が図示上方に設定されている時(ロツクアツ
プ状態ではない時)、トルクコンバータTより油
路1Sに供給されたセカンダリライン圧(トルク
コンバータ圧)はロツクアツプリレー弁120、
油路1Tを介してオイルクーラーO/Cに供給さ
れ、スプール122が図示下方に設定されている
時(ロツクアツプ状態の時)、油路1Qからスリ
ーブ125に設けられたオリフイス127より油
路1Tを介してオイルクーラーO/Cに供給され
ると共に油路1からロツクアツプリレー弁120
のスリーブ125に形成されたオリフイス126
より油路1U,1Tを介してオイルクーラーO/
Cに供給される。 第4図に4輪駆動用副変速機50の副油圧制御
装置400を示す。 主変速機10の主油圧制御装置100の油路6
により供給された供給油を運転席に設けられたシ
フトレバーにより油路7および油路8に供給する
トランスフアマニユアル弁410、リレーバルブ
420、クラツチC3とブレーキB4の係合を切
換るインヒビタ弁440、第3のアキユムレータ
制御弁460、シフトタイミング弁470、ブレ
ーキB4の係合を円滑になさしめるオリフイスコ
ントロールバルブ480、クラツチC3の係合を
円滑になさしめるアキユムレータ490、ブレー
キB4の係合を円滑になさしめるアキユムレータ
500、クラツチC3,C4およびブレーキB4
の油圧サーボC−3,C−4,B−4、供給され
る圧油の流量を制御するチエツク弁付流量制御弁
511,512,513、オイルストレーナST
5,ST6、下述する電子制御装置600の出力
で開閉される第4のソレノイド弁S4、並びに各
弁間およびクラツチ、ブレーキの油圧シリンダを
連絡する油路からなる。 トランスフアマニユアル弁410は、運転席に
設けられるシフトレバー(図示せず)に連結され
たスプール411を有し、前記主変速機10の主
油圧制御装置100の油路6に連絡するインポー
ト412、油路7に連絡するアウトポート41
3、油路8に連絡するアウトポート414、ドレ
インポート415,416を有する。トランスフ
アマニユアル弁410は、スプール411が2輪
駆動直結(H2)位置に設定されたとき油路6と
油路7とを連絡すると共に油路8をドレインポー
ト416に連絡し、4輪駆動直結(H4)位置に
設定されたとき油路6と油路7および油路8とを
連絡し、4輪駆動減速(l4)位置に設定されたと
き油路6と油路8とを連絡すると共に油路7をド
レインポート415に連絡する。 リレーバルブ420は、スプール421と該ス
プール421と直列されたプランジヤ422を有
し、スプール421はいずれも同一径でスプリン
グ423が背設された図示上端ランド424と図
示下端ランド425を有する。プランジヤ422
は前記スプール421のランドと同径の図示上端
ランド426と該上端ランド426より大径の図
示下端ランド427を有する。これらスプール4
21およびプランジヤ422により、図示上端油
室431、上端ランド424と下端ランド425
の間の第1中間油室432、スプール421とプ
ランジヤ422との間の第2中間油室433、上
端ランド426と下端ランド427との間の第3
中間油室434、および下端油室435が形成さ
れている。 このリレーバルブ420は、下端油室435に
油圧が油路6Aより供給され、スプール421と
プランジヤ422が図示上方に設定されたとき
は、油路7とライン圧供給油路7Aが第1中間油
室432を介して連絡し、トランスフアマニユア
ル弁410の切換によりインヒビタ弁440の下
端油室456へのライン圧の給排が可能となり、
油路7とライン圧供給油路7Aが連絡し、トラン
スフアマニユアル弁410によりインヒビタ弁4
40の下端油室456へライン圧が供給されたと
きは、第2中間油室433にフイードバツク圧が
供給されるためスプール421は図示上方に固定
される。このとき電子制御装置600の出力によ
りソレノイド弁S4が通電され、油圧が下端油室
435から排圧された場合、プランジヤ422は
図示下方に設定されるが、スプール421は図示
上方に固定されたままとなり、インヒビタ弁44
0の下端油室456へライン圧が供給された状態
を維持する。この状態よりトランスフアマニユア
ル弁410により油路7のライン圧が排圧された
とき、または油路7とライン圧供給油路7Aが連
絡し、トランスフアマニユアル弁410によりイ
ンヒビタ弁440の下端油室456からライン圧
が排圧された状態で電子制御装置600の出力に
より第4のソレノイド弁S4が通電され、油圧が
下端油室435から排圧されたとき、スプール4
21とプランジヤ422はスプリング423の力
で図示下方に設定され、ライン圧供給油路7Aは
第1中間油室432を介してドレインポート43
6に連絡する。スプール421が図示下方に設定
されているとき、トランスフアマニユアル弁41
0によるインヒビタ弁440の下端油室456へ
のライン圧の給排はなされず排圧されたままとな
り、インヒビタ弁440のスプール441とプラ
ンジヤ442は図示下方に設定される。 インヒビタ弁440は、第1の設定位置(図示
下方)と第2の設定位置(図示上方)とを有し、
第4図に示す如く、図示上方から第1の設定位置
(図示下方)と第2の設定位置(図示上方)との
移動によりクラツチC3の油圧サーボC−3、ブ
レーキB−4の油圧サーボB−4へのライン圧油
の給排を行う切換弁であるスプール441および
該スプール441と直列され、第1の設定位置
(図示下方)と第2の設定位置(図示上方)とを
有し、第2の設定位置(図示上方)に付勢された
時、スプール441を第2の設定位置とするプラ
ンジヤ442を有し、スプール441はいずれも
同一径でスプール441を第1の設定位置に付勢
する手段であるスプリング450が背設された図
示上端のスリーブ状ランド445と図示下端ラン
ド447、および中間ランド446を有する。プ
ランジヤ442は前記スプール441のランドと
同一径の図示上端ランド448と、該上端ランド
448より大径の下端ランド449を有する。こ
れらスプール441およびプランジヤ442によ
り、上端油室451、スリーブ状ランド445と
地韓ランド446と下端ランド447の間の第1
および第2中間油室452,453、スプール4
41とプランジヤ442との間の油室454、お
よび下端油室456が形成されている。 このインヒビタ弁440は、スプール441が
図示下方に設定されたときには、上端油室451
はスリーブ状ランド445の油口443を介して
油路6Aと連通し、第1中間油室452はライン
圧油路6と減速用油路6Bを連絡し、第2中間油
室453は直結用油路6Cとドレインポート45
7を連絡し、スプール441が図示上方に設定さ
れたときは上端油室451はスリーブ状ランド4
45の油口443を介してドレインポート458
と連通し、第1中間油室452は減速用油路6B
とドレインポート459を連絡し、第2中間油室
453は油路6と直結用油路6Cを連絡し、また
油室454は常時スプール441を第2の設定位
置(図示上方)に付勢すると共にプランジヤ44
2を第1の設定位置(図示下方)に付勢する第4
のソレノイド弁S4の信号に対応した油圧を発生
する油路6Aと連絡し、下端油室456は常時プ
ランジヤ442を第2の設定位置(図示上方)に
付勢する。 オリフイスコントロールバルブ480は、油路
6Bに供給された作動油を調圧して油圧サーボB
−4に供給する制御弁で、図示上方へスプリング
481で付勢された図示上方より上端ランド48
2、中間ランド483、下端ランド484を有し
たスプール485を有し、図示上方に上端油室4
86、上端ランド482と中間ランド483の間
に上側油室487、中間ランド483と下端ラン
ド484の間に下側油室488、スプリング48
1を内包する下端油室489が形成され、スプー
ル485には上側油室487と下側油室488と
を連通するオリフイス483Aが設けられてい
る。 上端油室486は主油圧制御装置100の油路
1Wと連通され、スプール485は上端油室48
6に加わるスロツトル開度に応じた油圧とスプリ
ング481により調整され、油路6Bに供給され
たライン油圧を油路6Bの流通路に設けられたオ
リフイス6a,6bを選択して油圧サーボB−4
に供給するように設けられている。 第4のソレノイド弁S4は、シフトレバー(図
示しない)の設定位置をL4(4輪駆動減速)レ
ンジに設定し、且つ車両走行状態が定められた許
可域内である時に限り非通電から通電され、シフ
トレバーの設定位置をH2(2輪駆動直結)、H4
(4輪駆動直結)レンジに設定し、且つ車両走行
状態が定められた許可域内である時に限り通電か
ら非通電されるよう電子制御装置600により制
御され、非通電時にオリフイス514を介し油路
2と連絡した油路6Aにハイレベルのソレノイド
圧(ライン圧に等しい)を生じせしめ、通電時に
は油路6Aの圧油を排出させ、ロウレベルのソレ
ノイド圧を生じる。 トランスフアマニユアル弁410の駆動のため
に運転席に設けられた副変速機50のシフトレバ
ーは、H2(2輪駆動直結)、L2(2輪駆動減速)、
H4(4輪駆動直結)、L4(4輪駆動減速)の各レ
ンジの副シフトポジシヨンSpを有し、この副シ
フトポジシヨンSpの設定レンジとブレーキB4、
クラツチC3およびC4の係合および解放と車両
の走行状態の作動関係を表3に示す。
【表】 表3において、αはS4を一度非通電とすれば
S4に通電しても直結走行状態を維持し、βはS
4を一度通電すればS4を非通電としても減速走
行状態を維持する。Eは対応するクラツチ、ブレ
ーキが係合していることを示し、×は対応するク
ラツチおよびブレーキが解放していることを示
す。 表4に副変速機のシフト位置における油路6と
油路7,8との連通状態を示す。
【表】 表4において〇は連通してライン圧が供給され
ている場合を示し、×は排圧されている場合を示
す。 つぎに副変速機50の各設定レンジにおける作
動を説明する。 A トランスフアマニユアル弁410がH2レン
ジに設定されたとき。 表4に示す如く油路7にライン圧が供給され、
油路8が排圧されている。油路8が排圧されてい
るので、油圧サーボC−4の排圧によつてクラツ
チC4は解放され、スリーブ53には動力が伝達
されず、2輪駆動状態とされる。 電子制御装置600の出力により第4のソレノ
イド弁S4が非通電の時、リレーバルブ420の
下端油室435にハイレベルのソレノイド圧が供
給されているため、スプール421とプランジヤ
422は図示上方に設定され、油路7とライン圧
供給油路7Aがリレーバルブ420を介して連絡
し、インヒビタ弁440の下端油室456にライ
ン圧信号が供給される。これによりインヒビタ弁
440のスプール441およびプランジヤ442
は第2の設定位置(図示上方)に設定され、油路
6Bはドレインポート459に連絡して排圧さ
れ、油圧サーボB−4は排圧されてブレーキB4
が解放される。油路6Cはインヒビタ弁440の
スプール441、プランジヤ442が第2の設定
位置(図示上方)に設定しているため油路6に連
絡し、第3のアキユムレータ制御弁460を介し
て油路6Dに連絡し、油圧サーボC−3にライン
圧を供給してクラツチC3を係合させる。したが
つて副変速機50はH2(2輪駆動直結状態)にな
る。 この時、リレーバルブ420の第2中間油室4
33にライン圧供給油路7Aよりフイードバツク
圧が供給されるためスプール421が図示上方に
固定され、第4のソレノイド弁S4が通電されて
下端油室435にローレベルのソレノイド圧が供
給されても、プランジヤ422のみが図示下方に
設定され、スプール421は図示上方に設定され
たままとなり、インヒビタ弁440の下端油室4
56へライン圧信号が供給されている。したがつ
て副変速機50は第4のソレノイド弁S4が通電
されてもH2(2輪駆動直結状態)を維持する。 B トランスフアマニユアル弁410がH4レン
ジに設定されたとき。 表4に示す如く油路7および油路8の双方へラ
イン圧が供給される。 電子制御装置600の出力により第4のソレノ
イド弁S4が非通電の時、リレーバルブ420の
下端油室435にハイレベルのソレノイド圧が供
給されているため、スプール421とプランジヤ
422は図示上方に設定され、油路7とライン圧
供給油路7Aが連絡し、インヒビタ弁440の下
端油室456にライン圧が供給される。これによ
りインヒビタ弁440のスプール441およびプ
ランジヤ442は第2の設定位置(図示上方)に
設定され、油路6Bはドレインポート459に連
絡して排圧され、油圧サーボB−4に排圧されて
ブレーキB4が解放される。油路6Cはインヒビ
タ弁440のスプール441、プランジヤ442
が第2の設定位置(図示上方)に設定しているた
め油路6に連絡し、第3のアキユムレータ制御弁
460を介して油路6Dに連絡し、油圧サーボC
−3にライン圧を供給しクラツチC3を係合させ
ている。また油路8へ供給されたライン圧は油圧
サーボC−4に供給され、クラツチC4を係合す
る。これにより副変速機50はH4(4輪駆動直結
状態)になる。 この時、リレーバルブ420の第2中間油室4
33にライン圧供給油路7Aよりフイードバツク
圧が供給されるため、スプール421は図示上方
に固定され、第4のソレノイド弁S4が通電され
て下端油室435にローレベルのソレノイド圧が
供給されてもプランジヤ422のみが図示下方に
設定され、スプール421は図示上方に設定され
たままとなり、インヒビタ弁440の下端油室4
56へライン圧を供給し、副変速機50はH4(4
輪駆動直結状態)を維持する。 C トランスフアマニユアル弁410がL4レン
ジに設定されたとき。 表4に示す如く油路7が排圧され、油路8にラ
イン圧が供給される。これによりリレーバルブ4
20の設定如何にかかわらず油路7,7Aが排圧
され、油路8にライン圧が供給されるためクラツ
チC4は係合されて4輪駆動状態が維持される。 高速段(H2,H4)よりL4レンジに設定された
ときに第4のソレノイド弁S4が電子制御装置6
00の出力により非通電とされているときは、油
路6Aよりインヒビタ弁440の油室454にハ
イレベルのソレノイド圧が供給され、下端油室4
56へ供給されていたライン圧が油路7A、リレ
ーバルブ420、油路7およびトランスフアマニ
ユアル弁410を介して排圧されるので、油室4
54に印加されるライン圧によつてインヒビタ弁
440のプランジヤ442は第1の設定位置(図
示下方)に設定されるが、インヒビタ弁440の
スプール441は第2の設定位置(図示上方)に
設定されたままとなりH4(4輪駆動直結状態)と
される。 電子制御装置600の出力により第4のソレノ
イド弁S4がトランスフアマニユアル弁410を
L4レンジに設定されたときに通電状態の時、ま
たはトランスフアマニユアル弁410がL4状態
で第4のソレノイド弁S4が非通電から通電され
たとき、油路6Aはローレベルのソレノイド圧と
されるので、インヒビタ弁440のスプール44
1はスプリング450の作用で第1の設定位置
(図示下方)に設定される。これにより油路6と
油路6Bがインヒビタ弁440を介して連絡し、
ブレーキB4の油圧サーボB−4にオリフイス6
a、オリイス6bまたはオリフイスコントロール
バルブ480を介してライン圧を供給し、油路6
Cがインヒビタ弁440の第1中間油室452を
介してドレインポート457に連絡して排圧さ
れ、クラツチC3の油圧サーボC−3の油圧が排
圧される。これにより副変速機50はL4(4輪駆
動減速状態)となる。いつたんL4(4輪駆動減速
状態)とされた後、第4のソレノイド弁S4が非
通電とされても油路6Aがハイレベルのソレノイ
ド圧とされると、インヒビタ弁440の油室45
4に印加されるが同時にスプール441のスリー
ブ状ランド445の油口443を介して上端油室
451にハイレベルのソレノイド圧が印加される
ため、スプール441は変位せずにL4(4輪駆動
減速状態)が保たれる。 D 副変速機50が4輪駆動減速状態でトランス
フアマニユアル弁410がL4レンジからH2ま
たはH4レンジに設定されたとき。 電子制御装置600の出力により第4のソレノ
イド弁S4が通電状態のとき、リレーバルブ42
0の下端油室435から油圧が排圧され、スプリ
ング423の力でスプール421とプランジヤ4
22は図示下方に設定されているため油路7と油
路7Aは上端ランド424に連通が阻止され、イ
ンヒビタ弁440の下端油室456は排圧された
状態とされるので、インヒビタ弁のスプール44
1とプランジヤ442はスプリング450の力で
図示下方に設定され、クラツチC3が解放され、
ブレーキB4が係合するため、副変速機50は
L2(2輪駆動減速状態)またはL4(4輪駆動減速
状態)となるが、電子制御装置600の出力によ
り第4のソレノイド弁S4が非通電とされること
により、上述の如くリレーバルブ420の下端油
室435にハイレベルのソレノイド圧が供給され
るため、スプール421とプランジヤ422は図
示上方に設定され、油路7とライン圧供給油路7
Aが連絡し、インヒビタ弁440の下端油室45
6にライン圧が供給され、スプール441および
プランジヤ442は第2の設定位置(図示上方)
に設定される。これにより油路6Bはドレインポ
ート459に連絡して排圧され、これによりブレ
ーキB4は解放され、油路6Cはインヒビタ弁4
40のスプール441、プランジヤ442が第2
の設定位置(図示上方)に設定されるため油路6
に連絡し、第3のアキユムレータ制御弁460を
介して油路6Dに連絡しクラツチC3を係合さ
せ、副変速機50はH2(2輪駆動直結)または
H4(4輪駆動直結)となる。 第5図から第15図に本発明の自動変速機の制
御装置の第1実施例を示す。 第5図および第6図は電子制御装置のブロツク
図を示す。 主油圧制御装置100および副油圧制御装置4
00のソレノイド弁S1〜S4の通電制御を行な
う電子制御装置600は、アクセル量を検出する
スロツトル開度センサ601、副変速機50の出
力軸回転速度から検出した信号を車速に変換する
車速センサ602、副変速機50の入力軸である
主変速機10の出力軸32の回転速度を検出する
主変速機出力軸回転速度センサ603、運転者の
選択により、例えばエコノミー・ノーマル・パワ
ーなど変速パターンの切換設定を行うパワーセレ
クトスイツチ604、ブレーキランプスイツチ6
05、主変速機10の設定レンジの位置(Mp)
を検出する主変速機シフトレバー位置センサ60
6、副変速機50の設定レンジの位置(Sp)を
検出する副変速機シフトレバー位置センサ60
7、これら車両走行状態からの入力ポートである
とともにソレノイド弁S1〜S4への出力ポート
であるI/Oポート608、中央演算処理装置
CPU、変速点処理を行なうランダムアクセスメ
モリRAM、変速点やロツクアツプ点などの変速
パターンのデータを記憶しているリードオンリメ
モリROMからなる。 第7図に示すフローチヤートに基づき主変速機
50の変速制御である主変速機変速処理700の
説明をする。 始めに、現在の主変速機10のシフトポジシヨ
ンMpがP(パーキング)レンジに設定されてい
るか否かの判断を行う701。YES(シフトポジ
シヨンMpがPレンジに設定されている)の場合
は、ソレノイド弁S1,S2,S3を非通電とす
る出力を生じ702,703へ進む。NO(シフ
トポジシヨンMpがPレンジに設定されていない
時)の場合は、シフトポジシヨンMpがR(リバ
ース)レンジに設定されているか否かの判断を行
う704。該704がYES(シフトポジシヨン
MpがRレンジに設定されている時)の場合は7
02へ進み、704がNO(シフトポジシヨンMp
がRレンジに設定されていない時)の場合は、シ
フトポジシヨンMpがN(ニユートラル)レンジ
に設定されているか否かの判断を行なう705。
該705がYES(シフトポジシヨンMpがNレン
ジに設定されている時)の場合は702へ進み、
704がNO(シフトポジシヨンMpがNレンジに
設定されていない時)の場合は、パワーセレクト
スイツチ604がパワーPに設定されているか否
かの判断を行う706。該706がYES(パワー
セレクトスイツチ604がパワーに設定されてい
る時)の場合は、変速点が高めに設定された変速
パターンにより変速制御されるパワー走行がなさ
れ707。その後に703へ進む。706がNO
(パワーセレクトスイツチ604がパワーに設定
されていない時)の場合は、パワーセレクトスイ
ツチ604がエコノミーに設定されているか否か
の判断を行う708。該708がYES(パワーセ
レクトスイツチ604がエコノミーに設定されて
いる時)の場合は、変速点が低めに設定された変
速パターンにより変速制御されるエコノミー走行
がなされ709、その後に703へ進む。708
がNO(パワーセレクトスイツチ604がエコノ
ミーに設定されていない時)の場合は、パワーセ
レクトスイツチ604がノーマルに設定されてい
ると判断し、ブレーキランプスイツチ605が
ONされているか否かの判断を行う710。該7
10がYES(ブレーキランプスイツチ605が
ONされている時)の場合は、変速点が高めに設
定された変速パターンにより変速制御されるノー
マルブレーキランプ通電走行がなされ711、そ
の後703へ進む。710がNO(ブレーキラン
プスイツチ605がOFFされている時)の場合
は、副変速機50の変速段が直結段が減速段かの
判断を行うべく副変速機50のシフトポジシヨン
SpがL4レンジに設定されているか否かの判断を
行う712。該712がNO(シフトポジシヨン
SpがL4レンジに設定されていない時)の場合は、
主変速機10のシフトポジシヨンMpがL(ロー)
レンジに設定されているか否かの判断を行う71
3。該713がYES(シフトポジシヨンMpがL
レンジに設定されている時)の場合は、現状の車
両走行状態が、パワーセレクトスイツチ604が
ノーマルで、主変速機10のシフトポジシヨン
MpがLレンジで、さらに副変速機50の変速段
が直結状態の時の変速パターンにおいて、第1速
走行の許可領域内であるか否かの判断を行う71
4。該714がYES(第1速走行の許可領域内の
時)の場合は、ソレノイド弁S1のみを通電し、
ソレノイド弁S2,S3を非通電とする出力を生
じさせ715、その後703へ進む。714が
NO(第1速走行の許可領域外の時)の場合は、
ソレノイド弁S1,S2を通電、シフト弁S3を
非通電の出力を生じ716、その後703へ進
む。713がNO(シフトポジシヨンMpがLレン
ジに設定されていない時)の場合は、主変速機1
0のシフトポジシヨンMpがS(セカンド)レン
ジに設定されているか否かの判断を行う717。
該717がYES(シフトポジシヨンMpがSレン
ジに設定されている時)の場合は、現状の車両走
行状態が、パワーセレクトスイツチ604がノー
マルで、主変速機10のシフトポジシヨンMpが
Sレンジで、さらに副変速機50の変速段が直結
状態の時に変速パターンにおいて、第1速走行の
許可領域内であるか否かの判断を行う718。該
718がYES(第1速走行の許可領域内の時)の
場合は715へ進み、718がNO(第1速走行
の許可領域外の時)の場合は、現状の車両走行状
態が、パワーセレクトスイツチ604がノーマル
で、主変速機10のシフトポジシヨンMpがSレ
ンジで、さらに副変速機50の変速段が直結状態
の時に変速パターンにおいて、第2速走行の許可
領域内であるか否かの判断を行う719。該71
9がYES(第2速走行の許可領域内の時)の場合
は716へ進み、719がNO(第2速走行の許
可領域外の時)の場合は、ソレノイド弁S2を通
電、ソレノイド弁S1,S2を非通電の出力を生
じ720、その後703へ進む。717がNO
(シフトポジシヨンMpがSレンジに設定されて
いない時)の場合は、シフトポジシヨンMpがD
(ドライブ)レンジに設定されていると判断し、
現状の車両走行状態が、パワーセレクトスイツチ
604がノーマルで、主変速機10のシフトポジ
シヨンMpがDレンジで、さらに副変速機50の
変速段が直結状態の時の変速パターンにおいて、
第1速走行の許可領域内であるか否かの判断を行
う721。該721がYES(第1速走行の許可領
域内の時)の場合は715へ進み、721がNO
(第1速走行の許可領域内の時)の場合は、現状
の車両走行状態が、パワーセレクトスイツチ60
4がノーマルで、主変速機10のシフトポジシヨ
ンMpがDレンジで、さらに副変速機50の変速
段が直結状態の時の変速パターンにおいて、第2
速走行の許可領域内であるか否かの判断を行う7
22。該722がYES(第2速走行の許可領域内
の時)の場合は、現状の車両走行状態が、パワー
セレクトスイツチ604がノーマルで、副変速機
50の変速段が直結状態の時のロツクアツプパタ
ーンにおいて、第2速の直結クラツチ係合領域内
であるか否かの判断を行う723。該723が
NO(第2速の直結クラツチ係合領域外の時)の
場合は716へ進み、723がYES(第2速の直
結クラツチ係合領域内の時)の場合は、直結クラ
ツチの係合を禁止するロツクアツプ禁止フラツグ
が0(ロツクアツプ禁止フラツグが立つていない)
か1(ロツクアツプ禁止フラツグが立つている)
かの判断を行う724。該724が1(ロツクア
ツプ禁止フラツグが立つている時)の場合は71
6へ進し、724が0(ロツクアツプ禁止フラツ
グが立つていない時)の場合は、ソレノイド弁S
1,S2,S3を通電とする出力を生じ725、
その後703へ進む。722がNO(第2速走行
の許可領域の時)の場合は、現状の車両走行状態
が、パワーセレクトスイツチ604がノーマル
で、主変速機10のシフトポジシヨンMpがDレ
ンジで、さらに副変速機50の変速段が直結状態
の時の変速パターンにおいて、第3速走行の許可
領域内であるか否かの判断を行う726。該72
6がYES(第3速走行の許可領域内の時)の場合
は、現状の車両走行状態が、パワーセレクトスイ
ツチ604がノーマルで、副変速機50の変速段
が直結状態の時のロツクアツプパターンにおい
て、第3速の直結クラツチ係合領域内であるか否
かの判断を行う727。該727がNO(第3速
の直結クラツチ係合領域外の時)の場合は720
へ進み、727がYES(第3速の直結クラツチ係
合領域内の時)の場合は、ロツクアツプ禁止フラ
ツグが0か1かの判断を行う728。該728が
1(ロツクアツプ禁止フラツグが立つている時)
の場合は720へ進み、728が0(ロツクアツ
プ禁止フラツグが立つていない時)の場合は、ソ
レノイド弁S2,S3を通電、ソレノイド弁S1
を非通電とする出力を生じ729、その後703
へ進む。726がNO(第3速走行の許可領域外
の時)の場合は、第4速走行を禁止する第4速禁
止フラツグが0(第4速禁止フラツグが立つてい
ない)か1(第4速禁止フラツグが立つている)
かの判断を行う730。該730が1(第4速禁
止フラツグが立つている時)の場合は727へ進
み、730が0(第4速禁止フラツグが立つてい
ない時)の場合は、現状の車両走行状態が、パワ
ーセレクトスイツチ604がノーマルで、副変速
機50の変速段が直結状態の時のロツクアツプパ
ターンにおいて、第4速の直結クラツチ係合領域
内であるか否かの判断を行う731。該731が
第4速の直結クラツチ係合領域外の時)の場合
は、ソレノイド弁S1,S2,S3を非通電とす
る出力を生じ732、その後703へ進む。73
1がYES(第4速の直結クラツチ係合領域外の
時)の場合は、ロツクアツプ禁止フラツグが0か
1かの判断を行う733。該733が1(ロツク
アツプ禁止フラツグが立つている時)の場合は7
32へ進み、733が0(ロツクアツプ禁止フラ
ツグが立つていない時)の場合は、ソレノイド弁
S3を通電、ソレノイド弁S1,S2を非通電と
する出力を生じ734、その後703へ進む。7
12がYES(シフトポジシヨンSpがL4レンジに設
定されている時)の場合は、主変速機10のシフ
トポジシヨンMpがL(ロー)レンジに設定され
ているか否かの判断を行う735。該735が
YES(シフトポジシヨンMpがLレンジに設定さ
れている時)の場合は、現状の車両走行状態が、
パワーセレクトスイツチ604がノーマルで、主
変速機10のシフトポジシヨンMpがLレンジ
で、さらに副変速機50の変速段が減速状態の時
の変速パターンにおいて、第1速走行の許可領域
内であるか否かの判断を行う736。該736が
YES(第1速走行の許可領域内の時)の場合は7
15へ進む。736がNO(第1速走行の許可領
域外の時)の場合は716へ進む。735がNO
(シフトポジシヨンMpがLレンジに設定されて
いない時)の場合は、主変速機10のシフトポジ
シヨンMpがS(セカンド)レンジに設定されて
いるか否かの判断を行う737。該737が
YES(シフトポジシヨンMpがSレンジに設定さ
れている時)の場合は、現状の車両走行状態が、
パワーセレクトスイツチ604がノーマルで、主
変速機10のシフトポジシヨンMpがSレンジ
で、さらに副変速機50の変速段が減速状態の時
の変速パターンにおいて、第1速走行の許可領域
内である否かの判断を行う738。該738が
YES(第1速走行の許可領域内の時)の場合は7
15へ進み、738がNO(第1速走行の許可領
域外の時)の場合は、現状の車両走行状態が、パ
ワーセレクトスイツチ604がノーマルで、主変
速機10のシフトポジシヨンMpがSレンジで、
さらに副変速機50の変速段が減速状態の時の変
速パターンにおいて、第2速走行の許可領域内で
あるか否かの判断を行う739。該739が
YES(第2速走行の許可領域内の時)の場合は7
16へ進み、739がNO(第2速走行の許可領
域外の時)の場合は720へ進む。737がNO
(シフトポジシヨンMpがSレンジに設定されて
いない時)の場合は、シフトポジシヨンMpがD
(ドライブ)レンジに設定されていると判断し、
現状の車両走行状態が、パワーセレクトスイツチ
604がノーマルで、主変速機10のシフトポジ
シヨンMpがDレンジで、さらに副変速機50の
変速段が減速状態の時の変速パターンにおいて、
第1速走行の許可領域内であるか否かの判断を行
う740。該740がYES(第1速走行の許可領
域内の時)の場合は715へ進み、740がNO
(第1速走行の許可領域内の時)の場合は、現状
の車両走行状態が、パワーセレクトスイツチ60
4がノーマルで、主変速機10のシフトポジシヨ
ンMpがDレンジで、さらに副変速機50の変速
段が減速状態の時の変速パターンにおいて、第2
速走行の許可領域内であるか否かの判断を行う7
41。該741がYES(第2速走行の許可領域内
の時)の場合は、現状の車両走行状態が、パワー
セレクトスイツチ604がノーマルで、副変速機
50の変速段が減速状態の時のロツクアツプパタ
ーンにおいて、第2速の直結クラツチ係合領域内
であるか否かの判断を行う742。該742が
NO(第2速の直結クラツチ係合領域外の時)の
場合は716へ進み、742がYES(第2速の直
結クラツチ係合領域内の時)の場合は724へ進
む。741がNO(第2速走行の許可領域外の時)
の場合は、現状の車両走行状態が、パワーセレク
トスイツチ604がノーマルで、副変速機50の
変速段が減速状態の時のロツクアツプパターンに
おいて、第3速の直結クラツチ係合領域内である
か否かの判断を行う743。該743がNO(第
3速の直結クラツチ係合領域外の時)の場合は7
20へ進み、743がYES(第3速の直結クラツ
チ係合領域内の時)の場合は、728へ進む。7
03は副変速機50の変速に伴う制御を行うトラ
ンスフア変速処理800である。 第8図および第9図に示すフローチヤートに基
づきトランスフア変速処理800の変速制御を説
明する。 第8図はトランスフア変速処理800により副
変速機50の変速段を直結段から減速段へ変速す
る変速制御を示す。 ソレノイド弁S4への出力が通電(表示1)か
非通電(表示0)かの判断を行う801。1(ソ
レノイド弁S4が通電の時)の場合は、副変速機
50の変速段が減速段であると判断して減速状態
変速制御800Bへ進む。0(ソレノイド弁S4
が非通電の時)の場合は、副変速機50の変速段
が直結段であると判断して直結状態変速制御80
0Aを行う。副変速機50のシフトポジシヨン
SpがL4レンジに設定されているか否かの判断を
行う802A。該802AがNO(シフトポジシ
ヨンSpがL4レンジに設定されていない時)の場
合はリターンし、802AがYES(シフトポジシ
ヨンSpがL4レンジに設定されている時)の場合
は、副変速機50の変速段を運転者が直結段から
減速段に切換えたと判断し、主変速機10が変速
を開始してからの設定時間T3(主変速機10が
変速を開始してから変速が終了するまでの設定時
間)が経過してか否かの判断を行う803A。該
803AがNO(主変速機10が変速を開始して
からの設定時間T3が経過していない時)の場合
は、主変速機10の変速途中であると判断してリ
ターンする。803AがYES(主変速機10が変
速を開始してからの時間T3が経過している時)
の場合は、主変速機10の変速は完了していると
判断し、主変速機10のシフトポジシヨンMpが
Lレンジに設定されているか否かの判断を行い8
04A、該804AがYES(シフトポジシヨン
MpがLレンジに設定されている時)の場合は、
主変速機10の設定レンジが操作されてからの設
定時間T11(シフトポジシヨンMpが操作され
てから変速が完了するまでの設定時間)が経過し
たか否かの判断を行う805A。該805Aが
NO(設定時間T11が経過していない時)の場
合はリターンし、805AがYES(設定時間T1
1が経過している時)の場合は、主変速機10の
変速段が第1速{ソレノイド出力S1,S2=
(1,0)}であるか否かの判断を行う806A。
該806AがYES(主変速機10の変速段が第1
速の時)の場合は、現状の車両走行状態が第10
図のa(図示右上り斜線枠内)に示すシフトポジ
シヨンMpがLレンジで、且つ主変速機10の変
速段が第1速である時の変速許可領域内{本実施
例に用いられる変速許可領域は、スロツトル開度
(開度に応じて主変速機10の入力トルクが変化
する)と車速とから設定されている}であるか否
かの判断を行う807A。該807AがNO(第
1速の変速許可領域外の時)の場合は、現状の車
両走行状態が第10図のb(図中左上り斜線枠内)
に示すシフトポジシヨンMpがLレンジで、且つ
主変速機10の変速段が第2速である時の変速許
可流域内であるか否かの判断を行う808A。該
808AがYES(現状の車両走行状態が第2速の
変速許可領域内の時)の場合は、副変速機50の
変速時に第1速から第2速にアツプシフトしたこ
とを示すべく第2速シフトフラツグを1とする8
09A。つぎにソレノイド弁S1,S2を通電と
する出力を生じさせ、主変速機10の変速段を第
1速から第2速へアツプシフトさせ810A。該
810Aによる主変速機10の変速段のアツプシ
フト開始からの設定時間T7{ソレノイド出力S
1,S2=(1,1)とし、変速が完了するまで
の設定時間}が経過したか否かの判断を行う81
1A。該811AがYES(設定時間T7が経過し
ている時)の場合はハイローシフトフラツグが0
(ハイローシフトフラツグが立つていない)か1
(ハイローシフトフラツグが立つている)かの判
断を行い812A、該812Aが0(ハイローシ
フトフラツグが立つていない時)の場合は、ソレ
ノイド弁S4が通電されていることを示すハイロ
ーシフトフラツグを1とする813A。次にソレ
ノイド弁S4を通電とする出力を生じ814A、
ソレノイド弁S4が通電されてからインヒビタ弁
440のスプール441が動き始めるまでの設定
時間T8が経過したか否かの判断を行う815
A。該8115AがYES(設定時間T8が経過し
ている時)の場合は、ソレノイド弁S4が通電さ
れて副変速機50の変速段が減速段へ変速が終了
されるまでの設定時間T4(主変速機10の変速
段の変速禁止時間)が経過したか否かの判断を行
い816A、該816AがYES(設定時間T4が
経過している時)の場合は、ハイローシフトフラ
ツグを0とし817A、ロツクアツプ禁止フラツ
グを0とし818A。第2速シフトフラツグを0
とし819A、第4速禁止フラツグを0とし82
0A、リターンする。816AがNO(設定時間
T4が経過していない時)の場合は、設定時間T
4中、主変速機10の変速段の変速を禁止するべ
く、ソレノイド弁S1,S2の出力状態を維持す
る821A。815AがNO(設定時間T8が経
過していない時)の場合は、副変速機50のシフ
トポジシヨンSpがL4レンジに設定されているか
否かの判断を行い822A、該822AがYES
(シフトポジシヨンSpがL4レンジに設定されてい
る時)の場合は804Aへ進み、822AがNO
(シフトポジシヨンSpがL4レンジに設定されてい
ない時)の場合は、ソレノイド弁S4に非通電の
出力を生じ823A,817Aへ進む。812A
が1(ハイローシフトフラツグが立つている時)
の場合は815Aへ進む。811AがNO(設定
時間T7が経過していない時)は主変速機10が
変速中であると判断し、現状の副変速機50のシ
フトポジシヨンSpがL4レンジに設定されている
か否かの判断を行う824A。該824Aが
YES(シフトポジシヨンSpがL4レンジに設定され
ている時)の場合は804Aへ進み、824Aが
NO(シフトポジシヨンSpがL4レンジに設定され
ていない時)の場合は818Aへ進む。808A
がNO(現状の車両走行状態が第2速の変速許可
領域外の時)の場合は、ハイローシフトフラツグ
が0か1かの判断を行いい825A、該825A
が0(ハイローシフトフラツグが立つていない時)
の場合は、リターンし、825Aが1(ハイロー
シフトフラツグが立つている時)の場合はソレノ
イド弁S4を非通電とする出力を生じ826A、
その後817Aへ進む。807AがYES(第1速
許可領域内の時)の場合は、第2速シフトフラツ
グが0か1かの判断を行い827A、該827A
が1(第2速シフトフラツグが立つている時)の
場合は811Aへ進み、827Aが0(第2速シ
フトフラツグが立つていない時)の場合は812
Aへ進む。806AがNO(主変速機10の変速
段が第1速ではない時)の場合は、現状の車両走
行状態が第10図のb(図中左上り斜線枠内)に
示すシフトポジシヨンMpがLレンジで、且つ主
変速機10の変速段が第2速の変速許可領域内で
あるか否かの判断を行う828A。該828Aが
YES(現状の車両走行状態が第2速の変速許可領
域内の時)の場合は827Aへ進み、828Aが
NO(現状の車両走行状態が第2速へ変速許可領
域外の時)の場合は825Aへ進む。804Aが
NO(シフトポジシヨンMpがLレンジに設定され
ていない時)の場合は、主変速機10のシフトポ
ジシヨンMpがSレンジに設定されているか否か
の判断を行い829A、該829AがYES(シフ
トポジシヨンMpがSレンジに設定されている
時)の場合は、主変速機10の設定レンジが操作
されてからの設定時間T11が経過したか否かの
判断を行う830A。該830AがNO(設定時
間T11が経過していない時)の場合はリターン
し、830AがYES(設定時間T11が経過して
いる時)の場合は、主変速機10の変速段を判断
すべく、ソレノイド弁S1への出力が通電か非通
電かの判断を行い831A。該831Aが0(ソ
レノイド弁S1は非通電の時)の場合は、変速段
が第3速であると判断してリターンする。831
Aが1(ソレノイド弁S1は通電の時)の場合は、
ソレノイド弁S2への出力が通電か非通電かの判
断を行い832A、該832Aが0(ソレノイド
弁S2は非通電の時)の場合は、主変速機10の
変速段が第1速であると判断し、現状の車両走行
状態が第11図のc(図中右上り斜線枠内)に示
すシフトポジシヨンMpがSレンジで、且つ主変
速機10の変速段が第1速である時の変速許可領
域内であるか否かの判断を行う833A。該83
3AがNO(現状の車両走行状態が第1速の変速
許可領域外の時)の場合は、現状の車両走行状態
が第11図のd(図中左上り斜線枠内)に示す、
シフトポジシヨンMpがSレンジで、且つ主変速
機10の変速段が第2速である時の変速許可領域
内であるか否かの判断を行う834A。該834
AがYES(現状の車両走行状態が第2速の変速許
可領域内の時)の場合は、主変速機10の変速段
の第2速へアツプシフトするべく809Aへ進
む。834AがNO(現状の車両走行状態が第2
速の変速許可領域外の時)の場合は825Aへ進
む。833AがYES(現状の車両走行状態が第1
速の変速許可領域内の時)の場合は827Aへ進
む。832Aが1(ソレノイド弁S2は通電の時)
の場合は、主変速機10の変速段が第2速である
と判断し、現状の車両走行状態が、第11図のd
(図中左上り斜線枠内)に示すシフトポジシヨン
MpがSレンジで、且つ主変速機10の変速段が
第2速であるときの変速許可領域内であるか否か
の判断を行い835A、該835AがYES(現状
の車両走行状態が第2速の変速許可領域内の時)
の場合は827Aへ進み、835AがNO(現状
の車両走行状態が第2速の変速許可領域外の時)
の場合は825Aへ進む。829AがNO(シフ
トポジシヨンMpがSレンジに設定されていない
時)の場合は、シフトポジシヨンMpがDレンジ
に設定されていると判断し、主変速機10のロツ
クアツプを行うソレノイド弁S3への出力が通電
が非通電かの判断を行う836A。該836Aが
1(ソレノイド弁S3が通電されている時)の場
合は、ソレノイド弁S3を非通電とし837A,
836Aが0(ソレノイド弁S3が非通電の時)
の場合は、ロツクアツプ禁止フラツグを1とする
838A。次にソレノイド弁S3が非通電とされ
てからの設定時間T6(ソレノイド弁S3を
OFFし、直結クラツチ16が解放されるまでの
設定時間)が経過したか否かの判断を行い839
A、該839AがNO(設定時間T6が経過して
いない時)の場合はリターンし、839Aが
YES(設定時間T6が経過している時)の場合
は、主変速機10の設定レンジが操作されてから
の設定時間T11が経過したか否かの判断を行い
840A、該840AがNO(設定時間T11が
経過していない時)の場合はリターンし、840
AがYES(設定時間T11が経過している時)の
場合は、ソレノイド弁S1への出力が通電か非通
電かの判断を行い841A、該841Aが1(ソ
レノイド弁S1が通電の時)の場合は、ソレノイ
ド弁S2への出力が通電か非通電かの判断を行う
842A。該842Aが0(ソレノイド弁S2が
非通電の時)の場合は、主変速機10の変速段が
第1速であると判断し、現状の車両走行状態が第
12図のe(図中左上り斜線枠内)に示すシフト
ポジシヨンMpがDレンジで、且つ主変速機10
の変速段が第1速である時の変速許可領域内であ
るか否かの判断を行い843A、該843Aが
NO(現状の車両走行状態が第1速の変速許可領
域外の時)の場合は、現状の車両走行状態が第1
2図のf(図中右上り斜線枠内)に示すシフトポ
ジシヨンMpがDレンジで、且つ主変速機10が
第2速である時の変速許可領域内であるか否かの
判断を行う844A。該844AがYES(現状の
車両走行状態が第2速の変速許可領域内の時)の
場合は、主変速機10の変速段を第2速へアツプ
シフトすべく809Aへ進み、844AがNO
(現状の車両走行状態が第2速の変速許可領域外
の時)の場合は825Aへ進む。843Aが
YES(現状の車両走行状態が第1速の変速許可領
域内の時)の場合は812Aへ進む。842Aが
1(ソレノイド弁S2が通電の時)の場合は、主
変速機10の変速段が第2速であると判断し、車
両走行状態が第12図のf(図中右上り斜線枠内)
に示すシフトポジシヨンMpがDレンジで、且つ
主変速機10の変速段が第2速である時の変速許
可領域内であるか否かの判断を行い845A、該
845AがYES(現状の車両走行状態が第2速の
変速許可領域内の時)の場合は827Aへ進み、
845AがNO(現状の車両走行状態が第2速の
変速許可領域外の時)の場合は825Aへ進む。
841Aが0(ソレノイド弁S1が非通電の時)
の場合は、ソレノイド弁S2への出力が通電か非
通電かの判断を行い846A、該846Aが1
(ソレノイド弁S2が非通電の時)の場合は、主
変速機10の変速段が第3速であると判断し、現
状の車両走行状態が第12図のg(図中左上り斜
線枠内)に示すシフトポジシヨンMpがDレンジ
で、且つ主変速機10の変速段が第3速である時
の変速許可領域内であるか否かの判断を行う84
7A。該847AがYES(現状の車両走行状態が
第3速の変速許可領域内の時)の場合は812A
へ進み、847AがNO(現状の車両走行状態が
第3速の変速許可領域外の時)の場合は825A
へ進む。846Aが0(ソレノイド弁S2が非通
電の時)の場合は、主変速機10の変速段が第4
速であると判断し、第4速禁止フラツグを1とし
848A、次にソレノイド弁S2を通電させ84
9A、その後リターンする。 第9図はトランスフア変速処理800により副
変速機の変速段を減速段から直結段へ変速する変
速制御を示す。 ソレノイド弁S4への出力が通電(表示1)か
非通電(表示0)かの判断を行う801。0(ソ
レノイド弁S4が非通電の時)の場合は、副変速
機50の変速段が直結段であると判断して直結状
態変速制御800Aへ進む。1(ソレノイド弁S
4が通電の時)の場合は、副変速機50の変速段
が減速段であると判断して減速状態変速制御80
0Bを行う。副変速機50のシフトポジシヨン
MpがL4レンジに設定されているか否かの判断を
行い802B、該802BがYES(シフトポジシ
ヨンMpがL4レンジに設定されている時)の場合
はリターンし、802BがNO(シフトポジシヨ
ンSpがL4レンジに設定されていない時)の場合
は、副変速機50の変速段を運転者が減速段から
直結段に切換えたと判断し、主変速機10が変速
を開始してから設定時間T3が経過したか否かの
判断を行う803B。該803BがO(主変速機
10が変速を開始してからの設定時間T3が経過
していない時)の場合は、主変速機10の変速途
中であると判断してリターンする803Bが
YES(主変速機10が変速を開始してからの時間
T3が経過している時)の場合は、主変速機10
の変速は完了していると判断し、主変速機10の
シフトポジシヨンMpがLレンジに設定されてい
るか否かの判断を行う804B。該804Bが
YES(シフトポジシヨンMpがLレンジに設定さ
れている時)の場合は、主変速機10の設定レン
ジが操作されてからの設定時間T11が経過した
か否かの判断を行う805B、該805BがNO
(設定時間T11が経過していない時)の場合は
リターンし、805BがYES(設定時間T11が
経過している時)の場合は、主変速機10の変速
段が第1速{ソレノイド出力S1,S2=(1.0)}
であるか否かの判断を行う806B。該806B
がYES(主変速機10の変速段が第1速の時)の
場合は、現状の車両走行状態が第13図のh(図
示右上り斜線枠内)に示すシフトポジシヨンMp
がLレンジで、且つ主変速機10の変速段が第1
速である時の変速許可領域内であるか否かの判断
を行う807B、該807BがNO(第1速の変
速許可領域外の時)の場合は、現状の車両走行状
態が第13図のi(図中左上り斜線枠内)に示す
シフトポジシヨンMpがLレンジで、且つ主変速
機10の変速段が第2速である時の変速許可領域
内であるか否かの判断を行う808B。該808
BがYES(現状の車両走行状態が第2速の変速許
可領域内の時)の場合は、副変速機50の変速時
に第1速から第2速にアツプシフトしたことを示
すべく第2速シフトフラツグを1とする809
B。つぎにソレノイド弁S1,S2を通電とする
出力を生じさせ、主変速機10の変速段を第1速
から第2速へアツプシフトさせる810B。該8
10Bによる主変速機10の変速段のアツプシフ
ト開始からの走定時間T10{ソレノイド出力S
1,S2=(1,1)とし、変速が完了するまで
の設定時間}が経過したか否かの判断を行い81
1B。該811BがYES(設定時間T10が経過
している時)の場合はローハイシフトフラツグが
0(ローハイシフトフラツグが立つていない)か
1(ローハイシフトフラツグが立つている)かの
判断を行う812B。該812Bが0(ローハイ
シフトフラツグが立つていない時)の場合は、ソ
レノイド弁S4が非通電されていることを示すロ
ーハイシフトフラツグを1とする813B。次に
ソレノイド弁S4を非通電とする出力を生じ81
4B、ソレノイド弁S4が非通電されてからイン
ヒビタ弁440のスプール441が動き始めるま
での設定時間T9が経過したか否かの判断を行う
815B。該815BがYES(設定時間T9が経
過している時)の場合は、ソレノイド弁S4が非
通電されて副変速機50の変速段が減速段から直
結段へ変速が終了されるまでの設定時間T5(主
変速機10の変速段の変速禁止時間)が経過した
か否かの判断を行う816B。該816Bが
YES(設定時間T5が経過している時)の場合
は、ローハイシフトフラツグを0とし817B、
ロツクアツプ禁止フラツグを0とし818B、第
2速シフトフラツグを0とし819B、第4速禁
止フラツグを0とし820、リターンする。81
6BがNO(設定時間T5が経過していない時)
の場合は、設定時間T5中、主変速機10の変速
段の変速を禁止するべく、ソレノイド弁S1,S
2の出力状態を維持する821B。815Bが
NO(設定時間T9が経過していない時)の場合
は、副変速機50のシフトポジシヨンSpがL4レ
ンジに設定されているか否かの判断を行う822
B。該822BがNO(シフトポジシヨンSpがL4
レンジに設定されていない時)の場合は804B
へ進み、822BがYES(シフトポジシヨンSpが
L4レンジに設定されている時)の場合は、ソレ
ノイド弁S4に通電の出力を生じ823B,81
7Bへ進む。812Bが1(ローハイシフトフラ
ツグが立つている時)の場合は815Bへ進む。
811BがNO(設定時間T10が経過していな
い時)は主変速機10が変速中であると判断し、
現状の副変速機50のシフトポジシヨンSpがL4
レンジに設定されているか否かの判断を行う82
4B。該824BがNO(シフトポジシヨンSpが
L4レンジに設定されていない時)の場合は80
4Bへ進み、824BがYES(シフトポジシヨン
SpがL4レンジに設定されている時)の場合は8
18Bへ進む。808BがNO(現状の車両走行
状態が第2速の変速許可領域外の時)の場合は、
ローハイシフトフラツグが0か1かの判断を行い
825B、該825Bが0(ローハイシフトフラ
ツグが立つていない時)の場合は、リターンし、
825Bが1(ローハイシフトフラツグが立つて
いる時)の場合はソレノイド弁S4を通電とする
出力を生じ826B、その後817Bへ進む。8
07BがYES(現状の車両走行状態が第1速の許
可領域内の時)の場合は、第2速シフトフラツグ
が0か1かの判断を行い827B、該827Bが
1(第2速シフトフラツグが立つている時)の場
合は811Bへ進み、827Bが0(第2速シフ
トフラツグが立つていない時)の場合は812B
へ進む。806BがNO(主変速機10の変速段
が第1速ではない時)の場合は、現状の車両走行
状態が第13図のi(図中左上り斜線枠内)に示
すシフトポジシヨンMpがLレンジで、且つ主変
速機10の変速段が第2速の変速許可領域内であ
るか否かの判断を行う828B。該828Bが
YES(現状の車両走行状態が第2速の変速許可領
域内の時)の場合は827Bへ進み、828Bが
NO(現状の車両走行状態が第2速の変速許可領
域外の時)の場合は825Bへ進む。804Bが
NO(シフトポジシヨンMpがLレンジに設定され
ていない時)の場合は、主変速機10のシフトポ
ジシヨンMpがSレンジに設定されているか否か
の判断を行う829B。該829BがYES(シフ
トポジシヨンMpがSレンジに設定されている
時)の場合は、主変速機10の設定レンジが操作
されてからの設定時間T11が経過したか否かの
判断を行う830B。該830BがNO(設定時
間T11が経過していない時)の場合はリターン
し、830BがYES(設定時間T11が経過して
いる時)の場合は、主変速機10の変速段を判断
すべく、ソレノイド弁S1への出力が通電(表示
1)か非通電(表示0)かの判断を行う831
B。該831Bが1(ソレノイド弁S1は通電の
時)の場合は、ソレノイド弁S2への出力が通電
(表示1)か非通電(表示0)かの判断を行い8
32B、該832Bが0(ソレノイド弁S2は非
通電の時)の場合は、主変速機10の変速段が第
1速であると判断し、現状の車両走行状態が第1
4図のj(図中右上り斜線枠内)に示すシフトポ
ジシヨンMpがSレンジで、且つ主変速機10の
変速段が第1速である時の変速許可領域内である
か否かの判断を行う833B。該833BがNO
(現状の車両走行状態が第1速の変速許可領域外
の時)の場合は、現状の車両走行状態が第14図
のk(図中左上り斜線枠内)に示す、シフトポジ
シヨンMpがSレンジで、且つ主変速機10の変
速段が第2速である時の変速許可領域内であるか
否かの判断を行う834B。該834BがYES
(現状の車両走行状態が第2速の変速許可領域内
の時)の場合は、主変速機10の変速段を第2速
へアツプシフトするべく809Bへ進む。834
BがNO(現状の車両走行状態が第2速の変速許
可領域外の時)の場合は825Bへ進む。833
BがYES(現状の車両走行状態が第1速の変速許
可領域内の時)の場合は827Bへ進む。832
Bが1(ソレノイド弁S2は通電の時)の場合は、
主変速機10の変速段が第2速であると判断し、
現状の車両走行状態が、第14図のk(図中左上
り斜線枠内)に示すシフトポジシヨンMpがSレ
ンジで、且つ主変速機10の変速段が第2速であ
るときの変速許可領域内であるか否かの判断を行
い835B、該835BがYES(現状の車両走行
状態が第2速の変速許可領域内の時)の場合は8
27Bへ進み、835BがNO(現状の車両走行
状態が第2速の変速許可領域外の時)の場合は8
25Bへ進む。831Bが0(ソレノイド弁S1
は非通電の時)の場合は、変速段が第3速である
と判断し、現状の車両走行状態が第14図のl
(図中左上り斜線枠内)に示す、シフトポジシヨ
ンMpがSレンジで、且つ主変速機10の変速段
が第3速である時の変速許可領域内であるか否か
の判断を行う836B。該836BがYES(現状
の車両走行状態が第3速の変速許可領域内の時)
の場合は827Bへ進み、836BがNO(現状
の車両走行状態が第3速の変速許可領域外の時)
の場合は825Bへ進む。829BがNO(シフ
トポジシヨンMpがSレンジに設定されていない
時)の場合は、シフトポジシヨンMpがDレンジ
に設定されていると判断し、主変速機10のロツ
クアツプを行うソレノイド弁S3への出力が通電
(表示1)か非通電(表示0)かの判断を行う8
37B。該837Bが1(ソレノイド弁S3が通
電されている時)の場合は、ソレノイド弁S3を
非通電とし838B,837Bが0(ソレノイド
弁S3が非通電の時)の場合は、ロツクアツプ禁
止フラツグを1とする839B。次にソレノイド
弁S3が非通電とされてからの設定時間T6が経
過したか否かの判断を行い840B、該840B
がNO(設定時間T6が経過していない時)の場
合はリターンし、840BがYES(設定時間T6
が経過している時)の場合は、主変速機10の設
定レンジが操作されてからの設定時間T11が経
過したか否かの判断を行い841B、該841B
がNO(設定時間T11が経過していない時)の
場合はリターンし、841BがYES(設定時間T
11が経過している時)の場合は、主変速機10
の変速段と判別すべく、ソレノイド弁S1への出
力が通電(表示1)か非通電(表示0)かの判断
を行い842B、該842Bが1(ソレノイド弁
S1が通電の時)の場合は、ソレノイド弁S2へ
の出力が通電(表示1)か非通電(表示0)かの
判断を行う843B。該843Bが0(ソレノイ
ド弁S2が非通電の時)の場合は、主変速機10
変速段が第1速であると判断し、現状の車両走行
状態が第15図のm(図中右上り斜線枠内)に示
すシフトポジシヨンMpがDレンジで、且つ主変
速機10の変速段が第1速である時の変速許可領
域内であるか否かの判断を行い844B、該84
4BがNO(現状の車両走行状態が第1速の変速
許可領域外の時)の場合は、現状の車両走行状態
が第15図のn(図中左上り斜線枠内)に示すシ
フトポジシヨンMpがDレンジで、且つ主変速機
10が第2速である時の変速許可領域内であるか
否かの判断を行う845B。該845BがYES
(現状の車両走行状態が第2速の変速許可領域内
の時)の場合は、主変速機10の変速段を第2速
へアツプシフトすべく809Bへ進み、845B
がNO(現状の車両走行状態が第2速の変速許可
領域外の時)の場合は825Bへ進む。844B
がYES(現状の車両走行状態が第1速の変速許可
領域内の時)の場合は812Bへ進む。843B
が1(ソレノイド弁S2が通電の時)の場合は、
主変速機10の変速段が第2速であると判断し、
車両走行状態が第15図のn(図中左上り斜線枠
内)に示すシフトポジシヨンMpがDレンジで、
且つ主変速機10の変速段が第2速である時の変
速許可領域内であるか否かの判断を行い846
B、該846BがYES(現状の車両走行状態が第
2速の変速許可領域内の時)の場合は827Bへ
進み、846BがNO(現状の車両走行状態が第
2速の変速許可領域外の時)の場合は825Bへ
進む。842Bが0(ソレノイド弁S1が非通電
の時)の場合は、ソレノイド弁S2への出力が通
電か非通電かの判断を行い847B、該847B
が1(ソレノイド弁S2が非通電の時)の場合は、
主変速機10の変速段が第3速であると判断し、
現状の車両走行状態が第15図のp(図中右上り
斜線枠内)に示すシフトポジシヨンMpがDレン
ジで、且つ主変速機10の変速段が第3速である
時の変速許可領域内であるか否かの判断を行う8
48B。該848BがYES(現状の車両走行状態
が第3速の変速許可領域内の時)の場合は812
Bへ進み、848BがNO(現状の車両走行状態
が第3速の変速許可領域外の時)の場合は825
Bへ進む。847Bが0(ソレノイド弁S2が非
通電の時)の場合は、主変速機10の変速段が第
4速であると判断し、第4速の禁止を示す第4速
禁止フラツグを1とし849B、次にソレノイド
弁S2を通電させ850B、その後リターンす
る。 つぎに本発明にかかる実施例の作動を説明す
る。 例えば現状の主変速機10のシフトポジシヨン
MpがLレンジで、主変速機10の変速段が第1
速である時に副変速機50のシフトポジシヨン
SpをH4レンジまたはH2レンジからL4レンジへ
シフト操作した場合、シフトポジシヨンSpを操
作した時点の車両走行状態が第10図に示す第1
速の変速許可領域外で、且つ第2速の変速許可領
域内の点αの状態であるとすると、上述の電子制
御装置600の作動により主変速機10の変速段
を第2速へアツプシフトする。このアツプシフト
開始から変速が完了するまでの設定時間T7中
は、副変速機50の変速が禁止されているので副
変速機50の変速段は直結状態に維持される。シ
フトポジシヨンSpが操作された時点から設定時
間T7が経過するまでの間に、車両走行状態が第
10図に示す第1速の変速許可領域内の点βの状
態に変化したとしても、点βは、第1速の変速許
可領域であるが第2速の変速許可領域でもあるた
め、設定時間T7経過後に副変速機50の変速段
を減速段に変速することができる。 上記作動は主変速機10のシフトポジシヨン
MpがLレンジ以外のSレンジおよびDレンジの
場合、あるいは副変速機50のシフトポジシヨン
SpをL4レンジからH4レンジまたはH2レンジへ
シフト操作した場合についても同様である。 また現状の主変速機10のシフトポジシヨン
MpがDレンジで、主変速機10の変速段が第1
速である時に副変速機50のシフトポジシヨン
SpをH4レンジまたはH2レンジからL4レンジへ
シフト操作した場合、シフトポジシヨンSpを操
作した時点の車両走行状態が第12図に示す第1
速の変速許可領域外で、且つ第2速の変速許可領
域内の点αの状態であるとすると、電子制御装置
600の作動により主変速機10の変速段を第2
速へアツプシフトする。シフトポジシヨンSpが
操作された時点から設定時間T7が経過するまで
の間に、車両走行状態が第12図に示す第3速の
変速許可領域内の点β1の状態に変化したとして
も、点β1は第2速の変速許可領域と第3速の変速
許可領域との重複部分であるため、設定時間T7
経過後に副変速機50の変速段を減速段に変速す
ることができる。 上記作動は、主変速機10のシフトポジシヨン
MpがSレンジまたはDレンジで、且つ副変速機
50のシフトポジシヨンSpがL4レンジからH4レ
ンジまたはH2レンジへシフト操作した場合につ
いても同様である。 第16図から第23図に本発明の自動変速機の
制御装置の第2実施例を示す。 第16図および第17図は電子制御装置のブロ
ツク図を示す。 上記実施例では、副変速機50の変速許可領域
をスロツトル開度と車速とにより設定したが、本
実施例ではスロツトル開度に代わり、副変速機5
0の入力トルクと車速とにより設定するもので、
副変速機50の入力トルクを検出すべく、副変速
機50の入力側に主変速機10の出力軸32の出
力トルクの検出を行う副変速機入力トルク検出セ
ンサ609を設けたものである。 つぎに本実施例を、前記実施例のトランスフア
変速処理800のフローチヤート(第8図および
第9図)を用いて説明する。 副変速機50の変速段を直結段から減速段へ変
速する変速制御は、ソレノイド弁S4への出力が
通電(表示1)か非通電(表示0)かの判断を行
う801。1(ソレノイド弁S4が通電の時)の
場合は、副変速機50の変速段が減速段であると
判断して減速状態変速制御800Bへ進む。0
(ソレノイド弁S4が非通電の時)の場合は、副
変速機50の変速段が直結段であると判断して直
結状態変速制御800Aを行う。副変速機50の
シフトポジシヨンSpがL4レンジに設定されてい
るか否かの判断を行う802A。該802Aが
NO(シフトポジシヨンSpがL4レンジに設定され
ていない時)の場合はリターンし、802Aが
YES(シフトポジシヨンSpがL4レンジに設定され
ている時)の場合は、副変速機50の変速段を運
転者が直結段から減速段に切換えたと判断し、主
変速機10が変速を開始してからの設定時間T3
(主変速機10が変速を開始してから変速が終了
するまでの設定時間)が経過したか否かの判断を
行う803A。該803AがNO(主変速機10
が変速を開始してからの設定時間T3が経過して
いない時)の場合は、主変速機10の変速途中で
あると判断してリターンする。803AがYES
(主変速機10が変速を開始してからの時間T3
が経過している時)の場合は、主変速機10の変
速は完了していると判断し、主変速機10のシフ
トポジシヨンMpがLレンジに設定されているか
否かの判断を行い804A、該804AがYES
(シフトポジシヨンMpがLレンジに設定されて
いる時)の場合は、主変速機10の設定レンジが
操作されてからの設定時間T11(シフトポジシ
ヨンMpが操作されてから変速が完了するまでの
設定時間)が経過したか否かの判断を行う805
A。該805AがNO(設定時間T11が経過し
ていない時)の場合はリターンし、805Aが
YES(設定時間T11が経過している時)の場合
は、主変速機10の変速段が第1速{ソレノイド
出力S1,S2=(1,0)}であるか否かの判断
を行う806A。該806AがYES(主変速機1
0の変速段が第1速の時)の場合は、現状の車両
走行状態が第18図のa1(図示右上り斜線枠内)
に示すシフトポジシヨンMpがLレンジで、且つ
主変速機10の変速段が第1速である時の変速許
可領域内であるか否かの判断を行う807A。該
807AがNO(第1速の変速許可領域外の時)
の場合は、現状の車両走行状態が第18図のb1
(図中左上り斜線枠内)に示すシフトポジシヨン
MpがLレンジで、且つ主変速機10の変速段が
第2速である時の変速許可流域内であるか否かの
判断を行う808A。該808AがYES(現状の
車両走行状態が第2速の変速許可領域内の時)の
場合は、副変速機50の変速時に第1速から第2
速にアツプシフトしたことを示すべく第2速シフ
トフラツグを1とする809A。つぎにソレノイ
ド弁S1,S2を通電とする出力を生じさせ、主
変速機10の変速段を第1速から第2速へアツプ
シフトさせ810A、該810Aによる主変速機
10の変速段のアツプシフト開始からの設定時間
T7{ソレノイド出力S1,S2=(1,1)と
し、変速が完了するまでの設定時間}が経過した
か否かの判断を行う811A。該811Aが
YES(設定時間T7が経過している時)の場合は
ハイローシフトフラツグが0(ハイローシフトフ
ラツグが立つていない)か1(ハイローシフトフ
ラツグが立つている)かの判断を行812A、該
812Aが0(ハイローシフトフラツグが立つて
いない時)の場合は、ソレノイド弁S4が通電さ
れていることを示すハイローシフトフラツグを1
とする813A。次にソレノイド弁S4を通電と
する出力を生じ814A、ソレノイド弁S4が通
電されてからインヒビタ弁440のスプール44
1が動き始めるまでの設定時間T8が経過したか
否かの判断を行う815A。該815AがYES
(設定時間T8が経過している時)の場合は、ソ
レノイド弁S4が通電されて副変速機50の変速
段が減速段へ変速が終了されるまでの設定時間T
4(主変速機10の変速段の変速禁止時間)が経
過したか否かの判断を行い816A、該816A
がYES(設定時間T4が経過している時)の場合
は、ハイローシフトフラツグを0とし817A、
ロツクアツプ禁止フラツグを0とし818A、第
2速シフトフラツグを0とし819A、第4速禁
止フラツグを0とし820A、リターンする81
6AがNO(設定時間T4が経過していない時)
の場合は、設定時間T4中、主変速機10の変速
段の変速を禁止するべく、ソレノイド弁S1,S
2が出力状態を維持する821A。815Aが
NO(設定時間T8が経過していない時)の場合
は、副変速機50のシフトポジシヨンSpがL4レ
ンジに設定されているか否かの判断を行い822
A、該822AがYES(シフトポジシヨンSpがL4
レンジに設定されている時)の場合は804Aへ
進み、822AがNO(シフトポジシヨンSpがL4
レンジに設定されていない時)の場合は、ソレノ
イド弁S4に非通電の出力を生じ823A,81
7Aへ進む。812Aが1(ハイローシフトフラ
ツグが立つている時)の場合は815Aへ進む。
811AがNO(設定時間T7が経過していない
時)は主変速機10が変速中であると判断し、現
状の副変速機50のシフトポジシヨンSpがL4レ
ンジに設定されているか否かの判断を行う824
A。該824AがYES(シフトポジシヨンSpがL4
レンジに設定されている時)の場合は804Aへ
進み、824AがNO(シフトポジシヨンSpがL4
レンジに設定されていない時)の場合は818A
へ進む。808AがNO(現状の車両走行状態が
第2速の変速許可領域外の時)の場合は、ハイロ
ーシフトフラツグが0か1かの判断を行い825
A、該825Aが0(ハイローシフトフラツグが
立つていない時)の場合は、リターンし、825
Aが1(ハイローシフトフラツグが立つている時)
の場合はソレノイド弁S4を非通電とする出力が
生じ826A、その後817Aへ進む。807A
がYES(第1速許可領域の時)の場合は、第2速
シフトフラツグが0か1かの判断を行い827
A、該827Aが1(第2速シフトフラツグが立
つている時)の場合は811Aへ進み、827A
が0(第2速シフトフラツグが立つていない時)
の場合は812Aへ進む。806AがNO(主変
速機10の変速段が第1速ではない時)の場合
は、現状の車両走行状態が第18図のb1(図中左
上り斜線枠内)に示すシフトポジシヨンMpがL
レンジで、且つ主変速機10の変速段が第2速の
変速許可領域内であるか否かの判断を行う828
A。該828AがYES(現状の車両走行状態が第
2速の変速許可領域内の時)の場合は827Aへ
進み、828AがNO(現状の車両走行状態が第
2速の変速許可領域外の時)の場合は825Aへ
進む。804AがNO(シフトポジシヨンMpがL
レンジに設定されていない時)の場合は、主変速
機10のシフトポジシヨンMpがSレンジに設定
されているか否かの判断を行い829A、該82
9AがYES(シフトポジシヨンMpがSレンジに
設定されている時)の場合は、主変速機10の設
定レンジが操作されてからの設定時間T11が経
過したか否かの判断を行う830A。該830A
がNO(設定時間T11が経過していない時)の
場合はリターンし、830AがYES(設定時間T
11が経過している時)の場合は、主変速機10
の変速段を判断すべく、ソレノイド弁S1への出
力が通電か非通電かの判断を行い831A、該8
31Aが0(ソレノイド弁S1は非通電の時)の
場合は、変速段が第3速であると判断してリター
ンする。831Aが1(ソレノイド弁S1は通電
の時)の場合は、ソレノイド弁S2への出力が通
電か非通電かの判断を行い832A、該832A
が0(ソレノイド弁S2は非通電の時)の場合は、
主変速機10の変速段が第1速であると判断し、
現状の車両走行状態が第19図のc1(図中右上り
斜線枠内)に示すシフトポジシヨンMpがSレン
ジで、且つ主変速機10の変速段が第1速である
時の変速許可領域内であるか否かの判断を行う8
33A。該833AがNO(現状の車両走行状態
が第1速の変速許可領域外の時)の場合は、現状
の車両走行状態が第19図のd1(図中左上り斜線
枠内)に示す、シフトポジシヨンMpがSレンジ
で、且つ主変速機10の変速段が第2速である時
の変速許可領域内であるか否かの判断を行う83
4A。該834AがYES(現状の車両走行状態が
第2速の変速許可領域内の時)の場合は、主変速
機10の変速段を第2速へアツプシフトするべく
809Aへ進む。834AがNO(現状の車両走
行状態が第2速の変速許可領域外の時)の場合は
825Aへ進む。833AがYES(現状の車両走
行状態が第1速の変速許可領域内の時)の場合は
827Aへ進む。832Aが1(ソレノイド弁S
2は通電の時)の場合は、主変速機10の変速段
が第2速であると判断し、現状の車両走行状態
が、第19図のd1(図中左上り斜線枠内)に示す
シフトポジシヨンMpがSレンジで、且つ主変速
機10の変速段が第2速であるときの変速許可領
域内であるか否かの判断を行い835A、該83
5AがYES(現状の車両走行状態の第2速の変速
許可領域内の時)の場合は827Aへ進み、83
5AがNO(現状の車両走行状態が第2速の変速
許可領域外の時)の場合は825Aへ進む。82
9AがNO(シフトポジシヨンMpがSレンジに設
定されていない時)の場合は、シフトポジシヨン
MpがDレンジに設定されていると判断し、主変
速機10のロツクアツプを行うソレノイド弁S3
への出力が通電か非通電かの判断を行う836
A。該836Aが1(ソレノイド弁S3が通電さ
れている時)の場合は、ソレノイド弁S3を非通
電とし837A,836Aが0(ソレノイド弁S
3が非通電の時)の場合は、ロツクアツプ禁止フ
ラツグを1とする838A。 次にソレノイド弁S3が非通電とされてからの
設定時間T6(ソレノイド弁S3をOFFし、直
結クラツチ16が解放されるまでの設定時間)が
経過したか否かの判断を行い839A、該839
AがNO(設定時間T6が経過していない時)の
場合はリターンし、839AがYES(設定時間T
6が経過している時)の場合は、主変速機10の
設定レンジが操作されてからの設定時間T11が
経過したか否かの判断を行い840A、該840
AがNO(設定時間T11が経過していない時)
の場合はリターンし、840AがYES(設定時間
T11が経過している時)の場合は、ソレノイド
弁S1への出力が通電か非通電かの判断を行い8
41A、該841Aが1(ソレノイド弁S1が通
電の時)の場合は、ソレノイド弁S2への出力が
通電か非通電かの判断を行う842A。該842
Aが0(ソレノイド弁S2が非通電の時)の場合
は、主変速機10の変速段が第1速であると判断
し、現状の車両走行状態が第20図のe1(図中左
上り斜線枠内)に示すシフトポジシヨンMpがD
レンジで、且つ主変速機10の変速段が第1速で
ある時の変速許可領域内であるか否かの判断を行
い843A、該843AがNO(現状の車両走行
状態が第1速の変速許可領域外の時)の場合は、
現状の車両走行状態が第20図のf1(図中右上り
斜線枠内)に示すシフトポジシヨンMpがDレン
ジで、且つ主変速機10が第2速である時の変速
許可領域内であるか否かの判断を行う844A。
該844AがYES(現状の車両走行状態が第2速
の変速許可領域内の時)の場合は、主変速機10
の変速段を第2速へアツプシフトすべく809A
へ進み、844AがNO(現状の車両走行状態が
第2速の変速許可領域外の時)の場合は825A
へ進む。843AがYES(現状の車両走行状態が
第1速の変速許可領域内の時)の場合は812A
へ進む。842Aが1(ソレノイド弁S2が通電
の時)の場合は、主変速機10の変速段が第2速
であると判断し、車両走行状態が第20図のf1
(図中右上り斜線枠内)に示すシフトポジシヨン
MpがDレンジで、且つ主変速機10の変速段が
第2速である時の変速許可領域内であるか否かの
判断を行い845A、該845AがYES(現状の
車両走行状態が第2速の変速許可領域内の時)の
場合は827Aへ進み、845AがNO(現状の
車両走行状態が第2速の変速許可領域外の時)の
場合は825Aへ進む。841Aが0(ソレノイ
ド弁S1が非通電の時)の場合は、ソレノイド弁
S2への出力が通電か非通電かの判断を行い84
6A、該846Aが1(ソレノイド弁S2が非通
電の時)の場合は、主変速機10の変速段が第3
速であると判断し、現状の車両走行状態が第20
図のg1(図中左上り斜線枠内)に示すシフトポジ
シヨンMpがDレンジで、且つ主変速機10の変
速段が第3速である時の変速許可領域内であるか
否かの判断を行う847A。該847AがYES
(現状の車両走行状態が第3速の変速許可領域内
の時)の場合は812Aへ進み、847AがNO
(現状の車両走行状態が第3速の変速許可領域外
の時)の場合は825Aへ進む。846Aが0
(ソレノイド弁S2が非通電の時)の場合は、主
変速機10の変速段が第4速であると判断し、第
4速禁止フラツグを1とし848A、次にソレノ
イド弁S2を通電させ849A、その後リターン
する。 副変速機の変速段を減速段から直結段へ変速す
る変速制御は、ソレノイド弁S4への出力が通電
(表示1)は非通電(表示0)かの判断を行う8
01。0(ソレノイド弁S4が非通電の時)の場
合は、副変速機50の変速段が直結段であると判
断して直結状態変速制御800Aへ進む。1(ソ
レノイド弁S4が通電の時)の場合は、副変速機
50の変速段が減速段であると判断して減速状態
変速制御800Bを行う。副変速機50のシフト
ポジシヨンSpがL4レンジに設定されているか否
かの判断を行い802B、該802BがYES(シ
フトポジシヨンSpがL4レンジに設定されている
時)の場合はリターンし、802BがNO(シフ
トポジシヨンSpがL4レンジに設定されていない
時)の場合は、副変速機50の変速段を運転者が
減速段から直結段に切換えたと判断し、主変速機
10が変速を開始してから設定時間T3が経過し
たか否かの判断を行う803B。該803Bが
NO(主変速機10が変速を開始してからの設定
時間T3が経過していない時)の場合は、主変速
機10の変速途中であると判断してリターンす
る。803BがYES(主変速機10が変速を開始
してからの時間T3が経過している時)の場合
は、主変速機10の変速は完了していると判断
し、主変速機10のシフトポジシヨンMpがLレ
ンジに設定されているか否かの判断を行う804
B。該804BがYES(シフトポジシヨンMpが
Lレンジに設定されている時)の場合は、主変速
機10の設定レンジが操作されてからの設定時間
T11が経過したか否かの判断を行う805B、
該805BがNO(設定時間T11が経過してい
ない時)の場合はリターンし、805BがYES
(設定時間T11が経過している時)の場合は、
主変速機10の変速段が第1速{ソレノイド出力
S1,S2=(1,0)}であるか否かの判断を行
う806B。該806BBがYES(主変速機10
の変速段が第1速の時)の場合は、現状の車両走
行状態が第21図のh1(図示右上り斜線枠内)に
示すシフトポジシヨンMpがLレンジで、且つ主
変速機10の変速段が第1速である時の変速許可
領域内であるか否かの判断を行う807B、該8
07BがNO(第1速の変速許可領域外の時)の
場合は、現状の車両走行状態が第21図のi1(図
中左上り斜線枠内)に示すシフトポジシヨンMp
がLレンジで、且つ主変速機10の変速段が第2
速である時の変速許可領域内であるか否かの判断
を行う808B。該808BがYES(現状の車両
走行状態が第2速の変速許可領域内の時)の場合
は、副変速機50の変速時に第1速から第2速に
アツプシフトしたことを示すべく第2速シフトフ
ラツグを1とする809B。つぎにソレノイド弁
S1,S2を通電とする出力を生じさせ、主変速
機10の変速段を第1速から第2速へアツプシフ
トさせる810B、該810Bによる主変速機1
0の変速段のアツプシフト開始からの設定時間T
10{ソレノイド出力S1,S2=(1,1)と
し、変速が完了するまでの設定時間}が経過した
か否かの判断を行い811B、該811Bが
YES(設定時間T10が経過している時)の場合
はローハイシフトフラツグが0(ローハイシフト
フラツグが立つていいない)か1(ローハイシフ
トフラツグが立つている)かの判断を行う812
B。該812Bが0(ローハイシフトフラツグが
立つていない時)の場合は、ソレノイド弁S4が
非通電されていることを示すローハイシフトフラ
ツグを1とする813B。次にソレノイド弁S4
を非通電とする出力を生じ814B、ソレノイド
弁S4が非通電されてからインヒビタ弁440の
スプール441が動き始めるまでの設定時間T9
が経過したか否かの判断を行う815B。該81
5BがYES(設定時間T9が経過している時)の
場合は、ソレノイド弁S4が非通電されて副変速
機50の変速段が減速段から直結段へ変速が終了
されるまでの設定時間T5(主変速機10の変速
段の変速禁止時間)が経過したか否かの判断を行
う816B。該816BがYES(設定時間T5が
経過している時)の場合は、ローハイシフトフラ
ツグを0とし817B、ロツクアツプ禁止フラツ
グを0とし818B、第2速シフトフラツグを0
とし819B、第4速禁止フラツグを0とし82
0、リターンする。816BがNO(設定時間T
5が経過していない時)の場合は、設定時間T5
中、主変速機10の変速段の変速を禁止するべ
く、ソレノイド弁S1,S2の出力状態を維持す
る821B。815BがNO(設定時間T9が経
過していない時)の場合は、副変速機50のシフ
トポジシヨンSpがL4レンジに設定されているか
否かの判断を行う822B。該822BがNO
(シフトポジシヨンSpがL4レンジに設定されてい
ない時)の場合は804Bへ進み、822Bが
YES(シフトポジシヨンSpがL4レンジに設定され
ている時)の場合は、ソレノイド弁S4に通電の
出力を生じ823B,817Bへ進む。812B
が1(ローハイシフトフラツグが立つている時)
の場合は815Bへ進む。811BがNO(設定
時間T10が経過していない時)は主変速機10
が変速中であると判断し、現状の副変速機50の
シフトポジシヨンSpがL4レンジに設定されてい
るか否かの判断を行う824B。該824Bが
NO(シフトポジシヨンSpがL4レンジに設定され
ていない時)の場合は804Bへ進み、824B
がYES(シフトポジシヨンSpがL4レンジに設定さ
れている時)の場合は818Bへ進む。808B
がNO(現状の車両走行状態が第2速の変速許可
領域外の時)の場合は、ローハイシフトフラツグ
が0か1かの判断を行い825B、該825Bが
0(ローハイシフトフラツグが立つていない時)
の場合は、リターンし、825Bが1(ローハイ
シフトフラツグが立つている時)の場合はソレノ
イド弁S4を通電とする出力を生じ826B、そ
の後817Bへ進む。807BがYES(現状の車
両走行状態が第1速の許可領域内の時)の場合
は、第2速シフトフラツグが0か1かの判断を行
い827B、該827Bが1(第2速シフトフラ
ツグが立つている時)の場合は811Bへ進み、
827Bが0(第2速シフトフラツグが立つてい
ない時)の場合は812Bへ進む。806Bが
NO(主変速機10の変速段が第1速ではない時)
の場合は、現状の車両走行状態が第21図のi1
(図中左上り斜線枠内)に示すシフトポジシヨン
MpがLレンジで、且つ主変速機10の変速段が
第2速の変速許可領域内であるか否かの判断を行
う828B。該828BがYES(現状の車両走行
状態が第2速の変速許可領域内の時)の場合は8
27Bへ進み、828BがNO(現状の車両走行
状態が第2速の変速許可領域外の時)の場合は8
25Bへ進む。804BがNO(シフトポジシヨ
ンMpがLレンジに設定されていない時)の場合
は、主変速機10のシフトポジシヨンMpがSレ
ンジに設定されているか否かの判断を行う829
B。該829BがYES(シフトポジシヨンMpが
Sレンジに設定されている時)の場合は、主変速
機10の設定レンジが操作されてからの設定時間
T11が経過したか否かの判断を行う830B。
該830BがNO(設定時間T11が経過してい
ない時)の場合はリターンし、830BがYES
(設定時間T11が経過している時)の場合は、
主変速機10の変速段を判断すべく、ソレノイド
弁S1への出力が通電(表示1)か非通電(表示
0)かの判断を行う831B。該831Bが1
(ソレノイド弁S1は通電の時)の場合は、ソレ
ノイド弁S2への出力が通電(表示1)か非通電
(表示0)かの判断を行い832B、該832B
が0(ソレノイド弁S2は非通電の時)の場合は、
主変速機10の変速段が第1速であると判断し、
現状の車両走行状態が第22図のj1(図中右上り
斜線枠内)に示すシフトポジシヨンMpがSレン
ジで、且つ主変速機10の変速段が第1速である
時の変速許可領域内であるか否かの判断を行う8
33B。該833BがNO(現状の車両走行状態
が第1速の変速許可領域外の時)の場合は、現状
の車両走行状態が第22図のk1(図中左上り斜線
枠内)に示す、シフトポジシヨンMpがSレンジ
で、且つ主変速機10の変速段が第2速である時
の変速許可領域内であるか否かの判断を行う83
4B。該834BがYES(現状の車両走行状態が
第2速の変速許可領域内の時)の場合は、主変速
機10の変速段を第2速へアツプシフトするべく
809Bへ進む。834BがNO(現状の車両走
行状態が第2速の変速許可領域外の時)の場合は
825Bへ進む。833BがYES(現状の車両走
行状態が第1速の変速許可領域内の時)の場合は
827Bへ進む。832Bが1(ソレノイド弁S
2は通電の時)の場合は、主変速機10の変速段
が第2速であると判断し、現状の車両走行状態
が、第22図のk1(図中左上り斜線枠内)に示す
シフトポジシヨンMpがSレンジで、且つ主変速
機10の変速段が第2速であるときの変速許可領
域内であるか否かの判断を行い835B、該83
5BがYES(現状の車両走行状態が第2速の変速
許可領域内の時)の場合は827Bへ進み、83
5BがNO(現状の車両走行状態が第2速の変速
許可領域外の時)の場合は825Bへ進む。83
1Bが0(ソレノイド弁S1は非通電の時)の場
合は、変速段が第3速であると判断し、現状の車
両走行状態が第22図のl1(図中右上り斜線枠内)
に示す、シフトポジシヨンMpがSレンジで、且
つ主変速機10の変速段が第3速である時の変速
許可領域内であるか否かの判断を行う836B。
該836BがYES(現状の車両走行状態が第3速
の変速許可領域内の時)の場合は827Bへ進
み、836BがNO(現状の車両走行状態が第3
速の変速許可領域外の時)の場合は825Bへ進
む。829BがNO(シフトポジシヨンMpがSレ
ンジに設定されていない時)の場合は、シフトポ
ジシヨンMpがDレンジに設定されていると判断
し、主変速機10のロツクアツプを行うソレノイ
ド弁S3への出力が通電(表示1)は非通電(表
示0)かの判断を行う837B。該837Bが1
(ソレノイド弁S3が通電されている時)の場合
は、ソレノイド弁S3を非通電とし838B,8
37Bが0(ソレノイド弁S3が非通電の時)の
場合は、ロツクアツプ禁止フラツグを1とする8
39B。次にソレノイド弁S3が非通電とされて
からの設定時間T6が経過したか否かの判断を行
い840B、該840BがNO(設定時間T6が
経過していない時)の場合はリターンし、840
BがYES(設定時間T6が経過している時)の場
合は、主変速機10の設定レンジが操作されてか
らの設定時間T11が経過したか否かの判断を行
い841B、該841BがNO(設定時間T11
が経過していない時)の場合はリターンし、84
1BがYES(設定時間T11が経過している時)
の場合は、主変速機10の変速段と判別すべく、
ソレノイド弁S1への出力が通電(表示1)か非
通電(表示0)かの判断を行い842B、該84
2Bが1(ソレノイド弁S1が通電の時)の場合
は、ソレノイド弁S2への出力が通電(表示1)
か非通電(表示0)かの判断を行う843B。該
843Bが0(ソレノイド弁S2が非通電の時)
の場合は、主変速機10の変速段が第1速である
と判断し、現状の車両走行状態が第23図のm1
(図中右上り斜線枠内)に示すシフトポジシヨン
MpがDレンジで、且つ主変速機10の変速段が
第1速である時の変速許可領域内であるか否かの
判断を行い844B、該844BがNO(現状の
車両走行状態が第1速の変速許可領域外の時)の
場合は、現状の車両走行状態が第23図のn1(図
中左上り斜線枠内)に示すシフトポジシヨンMp
がDレンジで、且つ主変速機10が第22速である
時の変速許可領域内であるか否かの判断を行う8
45B。該845BがYES(現状の車両走行状態
が第2速の変速許可領域内の時)の場合は、主変
速機10の変速段を第2速へアツプシフトすべく
809Bへ進み、845BがNO(現状の車両走
行状態が第2速の変速許可領域外の時)の場合は
825Bへ進む。844BがYES(現状の車両走
行状態が第1速の変速許可領域内の時)の場合は
812Bへ進む。843Bが1(ソレノイド弁S
2が通電の時)の場合は、主変速機10の変速段
が第2速であると判断し、車両走行状態が第23
図のn1(図中左上り斜線枠内)に示すシフトポジ
シヨンMpがDレンジで、且つ主変速機10の変
速段が第2速である時の変速許可領域内であるか
否かの判断を行い846B、該846BがYES
(現状の車両走行状態が第2速の変速許可領域内
の時)の場合は827Bへ進み、846BがNO
(現状の車両走行状態が第2速の変速許可領域外
の時)の場合は825Bへ進む。842Bが0
(ソレノイド弁S1が非通電の時)の場合は、ソ
レノイド弁S2への出力が通電か非通電かの判断
を行い847B、該847Bが1(ソレノイド弁
S2が非通電の時)の場合は、主変速機10の変
速段が第3速であると判断し、現状の車両走行状
態が第23図のp1(図中右上り斜線枠内)に示す
シフトポジシヨンMpがDレンジで、且つ主変速
機10の変速段が第3速である時の変速許可領域
内であるか否かの判断を行う848B。該848
BがYES(現状の車両走行状態が第3速の変速許
可領域内時)の場合は812Bへ進み、848B
がNO(現状の車両走行状態が第3速の変速許可
領域外の時)の場合は825Bへ進む。847B
が0(ソレノイド弁S2が非通電の時)の場合は、
主変速機10の変速段が第4速であると判断し、
第4速の禁止を示す第4速禁止フラツグを1とし
849B、次にソレノイド弁S2を通電させ85
0B、その後リターンする。 上記実施例では副変速機の変速許可領域を、車
速とスロツトル開度(主変速機の入力トルク)、
車速と副変速機の入力トルク(主変速機の出力ト
ルク)にて設定した例を示したが、他に主変速機
の出力軸回転速度、副変速機の出力トルク、車両
の傾斜角、車両の傾斜角など他の車両走行状態で
設定しても良い。また変速許可領域は、車両乗員
により複数の変速許可パターンより選択設定でき
るように設けても良い。 上記実施例では、副変速機の変速時に主変速機
を変速させる変速条件を、副変速機の変速許可領
域で設定する例を示したが、他にアクセル開度、
車両の傾斜角、車両の積載重量、主変速機の出力
軸回転速度、副変速機の出力軸回転速度(車速)
など他の車両走行状態で設定しても良い。 上記実施例では主変速機の変速機構に遊星歯車
装置を用いた例を示したが、他に複数の歯車列を
有した変速機構、無段変速機構など他の変速機構
を用いても良い。 上記実施例では副変速機の変速機構に遊星歯車
装置を用い、直結段と減速段の二段変速の変速機
構の例を示したが、他に複数の歯車列を電磁クラ
ツチなどによつて切換える変速機構、流体式アク
チユエータにより変速設定される無段変速機構な
ど制御装置により変速設定される他の自動変速機
構を用いても良い。 上記実施例では、副変速機に前輪側と後輪側へ
動力の伝達を行う4輪駆動用のトランスフアの例
を示したが、本発明は4輪駆動用変速機に限定さ
れるものではなく、主変速機(主変速機構)と副
変速機(副変速機構)を備える全ての変速機に適
用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は4輪駆動用変速機の断面図、第2図は
4輪駆動車の駆動機構の概略図、第3図は自動変
速機の油圧制御装置の油圧回路図、第4図は副変
速機の油圧制御装置の油圧回路図、第5図および
第6図は本発明の第1実施例にかかる電子制御装
置のブロツク図、第7図は変速制御の作動を示す
フローチヤート、第8図および第9図はトランス
フア変速処理の作動を示すフローチヤート、第1
0図から第15図は本発明の第1実施例にかかる
変速許可域のグラフ、第16図および第17図は
本発明の第2実施例にかかる電子制御装置のブロ
ツク図、第18図から第23図は本発明の第2実
施例にかかる変速許可域のグラフである。 図中、10…主変速機、50…副変速機、10
0…主油圧制御装置、400…副油圧制御装置、
600…電子制御装置。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 少なくとも車速信号を含む信号によつて自動
    的に複数の変速段に切換えられる主変速機と、該
    主変速機と直列に連結され手動にて高速段と低速
    段とを切換可能な副変速機とからなる自動変速機
    において、 前記主変速機の各変速段毎に車両走行状態に応
    じて前記副変速機の変速許可領域を予め設定する
    変速許可領域設定手段とからなり、 該変速許可領域は、前記主変速機の各変速段毎
    に設定されるとともに隣合う変速段において、重
    複する部分を有することを構成とする自動変速機
    の制御装置。 2 前記副変速機の変速制御は、現状の車両走行
    状態が、現状の前記主変速機の変速段の変速許可
    領域に適合せず、他の変速段の変速許可領域に適
    合する場合、前記主変速機を前記他の変速段に変
    速し、変速後の変速段の変速許可領域で前記副変
    速機の変速を判断することを特徴とする特許請求
    の範囲第1項記載の自動変速機の制御装置。 3 前記車両走行状態は、前記副変速機の入力ト
    ルクと車速であることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載の自動変速機の制御装置。 4 前記車両走行状態は、エンジン負荷と車速で
    あることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    の自動変速機の制御装置。
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