JPH0574572U - ゴルフ練習用ボール転送装置及びその台座 - Google Patents

ゴルフ練習用ボール転送装置及びその台座

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JPH0574572U
JPH0574572U JP2174292U JP2174292U JPH0574572U JP H0574572 U JPH0574572 U JP H0574572U JP 2174292 U JP2174292 U JP 2174292U JP 2174292 U JP2174292 U JP 2174292U JP H0574572 U JPH0574572 U JP H0574572U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ボール自動供給装置からの送出ボールを、プ
レーマット上のティに転送するボール転送アームを、ボ
ール自動供給装置から分離して独立の装置とし、且つ、
この装置をプレーマットに着脱自在に簡単・確実に据付
固定出来る様にした、ゴルフ練習用ボール転送装置及び
その台座を提供する。 【構成】 上下に回動可能で、常時は上向き回動して起
立し、送出ボールを受け止めると、横向きに回動されて
前端の落球部7がティ51上にもたらされる様にしたボ
ール転送アーム1を取り付けた装置本体2と、装置本体
の下面に取着されて、プレーマット50の前縁部を把持
する把持機構4付きの台座3とを備える構成とした。装
置本体にはボールセンサ12を組付ける。台座3は、台
座本体20と装置本体2の取付部21とをヒンジ22を
介して連結すると共に、取付部の上に、装置本体を載せ
る載せ板25を上下・左右及び前後方向に変位可能に取
着する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ボール自動供給装置から1球づつ送出されるゴルフボールを受け取 って転送し、プレーマット上に立設したティの上に載せるボール転送アームを備 えると共に、プレーマットの縁部の所定位置に簡単・確実に据置固定させる為の 台座を付設した、ゴルフ練習用ボール転送装置及びその台座に関する。
【0002】
【従来の技術】
図6及び図7に、従来のゴルフ練習装置の全体構成を例示した。 50はプレーヤーがその上に立ってプレーするプレーマットで、ゴルフボール を載せるティ51を所定位置に立設している。 60はボール自動供給装置で、プレーマット50に隣接させて、練習装置の設 置床面に固定されている。このボール自動供給装置60は、ボール溜61から送 球樋62を通ってその末端の送出部63に達したボールを、この送出部63に接 して組付けたボール転送アーム64の基端側に1球づつ供給する様になっている 。 ボール転送アーム64は、その基端寄り箇所を水平支軸65に枢支されて、図 示を省いたモータにより上下方向に回動可能であり、前端には落球口66を設け ている。 このボール転送アーム64は、常時は、図7の様にスイングの邪魔にならない 起立姿勢を採らせている。そして、ボール供給スイッチ(図示略)が投入される と、モータが作動してボール転送アーム64を下向きに回動して横倒しになり、 その基端側に供給された1個のボールが、このアーム上を転動して落球口66に 達し、その直下に位置するティ51上に落下して載せられる様に構成されている 。落下後、ボール転送アーム64はモータによって再び起立姿勢に復帰される。 70は、ボール自動供給装置60に組込んだボール検出センサで、この場合は 、赤外線をテイ51上のボールに向けて照射してその有無を検出する。ボールが 無いことを検知すると、ボール自動供給装置60の作動制御部に信号を送って、 ボールの送出部63に設けたストッパ(図示略)を短時間引っ込ませて、1つの ボールをボール転送アーム64に移す様に構成されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来装置では、激しいスイング動作を繰り返すうちに、プレーマット50 の据置位置がボール自動供給装置60の据置位置に対してずれて来ると、当然、 ボール自動供給装置60に組付けたボール転送アーム64の落球口66の位置が プレーマット50上のティ51の直上位置から外れて来るので、この不都合が生 じない様に、プレーマット50とボール自動供給装置60とを、練習装置の設置 床面に夫々堅固に固定したり、この両者を連結用鉄板等を使って強固に連結する 等の甚だ厄介な固定作業が必要になる。 又、ボール検出センサ70もボール自動供給装置60に組付けてあるので、練 習装置を設置する時には、ボール検出センサ70の取付方向をプレーマット50 上のティ51に正対する様に徴調整する面倒な作業を要する。 然し、プレーマット50はゴムやプラスチック等の柔軟材料で作られているこ ともあって、上記の固定位置関係が図7に2点鎖線で誇張して示した様に、経時 的にずれて来ることは避けられず、又、消耗品であるプレーマット50やティ5 1を交換する場合にも、その都度、ボール検出センサ70の据置方向を微調整し 、且つ、プレーマット50を堅固に固定させる作業を要する煩わしさがあった。 殊に、初心者が、スイング時にクラブがボール転送アーム64等にぶつかりそ うに思えて気後れを感じさせない様に、このアームを長くすればする程、ティ5 1との位置関係が経時的にずれて来る可能性が高い。 そこで、本考案の目的は、ボール自動供給装置60から1個づつ送出されるボ ールを、ティ51に向けて転送させる役割を果すボール転送アーム64を、ボー ル自動供給装置60から分離して独立した装置にまとめたうえ、この装置をプレ ーマット50の縁部に着脱自在に、且つ簡単・確実に取付ける為の台座を設ける ことにより、上記従来のゴルフ練習装置の様々な欠点を概ね解消させ得る様にし た、ゴルフ練習用ボール転送装置とその台座を提供するにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する為の、本考案によるゴルフ練習用ボール転送装置は、 ボール自動供給装置から1球づつ送出されるゴルフボールを、プレーマット5 0上に立設したティ51上に転送する為の装置であって、 水平支軸5の周りに上下に回動可能で、常時は起立状態にあるその後端側に供 給される前記送出ボールの重さで下向きに回動して横倒し状態になり、その前端 の落球部7が前記ティ51の直上位置にもたらされると共に、ボールが落球部7 に向けて転送される様に構成したボール転送アーム1と、 該ボール転送アーム1を取付ける装置本体2と、 該装置本体2を載置すると共に、付設した把持機構4によって前記プレーマッ ト50の縁部を係脱自在に把持出来る様に構成した台座3とを備える構成とした 。 前記装置本体2には、前記ティ51上のゴルフボールの有無を検出するボール センサ12を組付けるとよい。 又、本考案によるゴルフ練習用ボール転送装置の台座は、 水平支軸5の周りに上下に回動可能で、ボール自動供給装置から供給されたボ ールの重さで下向きに回動して横倒し状態になり、その前端の落球部7がプレー マット50上に立設したティ51の直上位置にもたらされると共に、ボールが落 球部7に向けて転送される様にしたボール転送アーム1を、装置本体2に組付け た構成を有するゴルフ練習用ボール転送装置の本体部分を、前記プレーマット5 0の所定位置に据置固定させる為のものであって、 台座本体20と、前記装置本体2を取付ける取付部21との各一端側を、ヒン ジ22を介して連結すると共に、前記台座本体20と取付部21との間に挟み込 んだ前記プレーマット50の縁部を把持する、把持機構4を設けた構成とした。 そして、前記取付部21の上には、前記装置本体2を載置する載せ板25を、 上下・左右及び前後方向に変位可能に組付けて、前記ゴルフボール転送時に於け る前記落球部7の位置を、三次元方向に微調整可能にするとよい。
【0005】
【作用】 ボール自動供給装置から1球づつ送出されるゴルフボールを、プレーマット5 0上に立設したティ51上に転送する為の本考案装置は、 送出ボールを受け止めて、その前端の落球部7に転送しティ51上に落として 載せるボール転送アーム1を、装置本体2に組付けてあり、この装置本体2を載 置する台座3に設けた把持機構4によって、プレーマット50の縁部の所定箇所 に着脱自在に、簡単・確実に据付固定させることが出来る。 従って、従来装置の様に、ボール転送アームの落球口とティとの正しい位置関 係が経時的にずれて来るのを防ぐ為に、ボール自動供給装置とプレーマット50 とを、夫々堅固に固定させる厄介な手間が不要になる。 そして、ティ51上のボールの有無を検出するボールセンサ12を、従来の様 にボール自動供給装置に内蔵させずに、装置本体2に組込むことによって、ゴル フ練習装置をその設置床面に正しく据付けるには、ボール転送アーム1の落球部 7がボール自動供給装置のボール送出部に臨む様にして、装置本体2を上記の如 くしてプレーマット50に取付けるだけで足り、ボールセンサの据置方向の徴調 整は一切不要になる。 ゴルフ練習装置を設置した後、激しいスイング練習を重ねているうちに、ボー ル自動供給装置とプレーマット50との設置当初の位置関係がずれて来ても、落 球部7とティ51との位置関係、及び、ボールセンサ12とティ51との位置関 係が狂う恐れを生じない。 更に、台座3を構成する取付板21の上に、装置本体2を載置する載せ板25 を、上下・左右及び前後方向に変位可能に組付けることによって、落球部7とテ ィ51との位置を、三次元方向に簡単に微調整出来る様になる。
【0006】
【実施例】
以下に、図1乃至図5を参照し乍ら本考案の一実施例を説明する。 先ず、この実施例のゴルフ練習用ボール転送装置Aの設置状態を示した、平面 図としての図5に於いて、60はボール自動供給装置で装置の設置床面上の所定 位置に固定されている。50は所定位置にティ51を立設したプレーマットで、 ボール自動供給装置60に隣接させて装置の設置床面上の据置かれている。 そして、ボール自動供給装置60の送出部63から1球づつ送出されるゴルフ ボール(以下、単にボールBという)を受け取ってティ51上に転送する、樋状 のボール転送アーム1を装置本体2に組付けた構成を有する、ボール転送装置の 本体部分は、その下側に連結した台座3に設けた把持機構4によって、プレーマ ット50の前縁部の所定位置に着脱自在に固定されている。
【0007】 次に、ボール転送装置Aの細部の構成を順次説明する。 図1に示した様に硬質合成樹脂を射出成型して一体構造に作られたボール転送 アーム1は、その後(図の右側)端寄り箇所を枢支する水平支軸5の回りに上下 方向に回動可能に装置本体2に組付けられている。 ボール転送アーム1の後端側には、略扇形の側面形状をした重錘部6(図2参 照)を一体に形成してあり、これによって、ボール転送アーム1は、ボールBが 供給されない作動待機時には、図1に実線で示した様に、その前端側を上向きに して水平支軸5の周りに自然に回動起立し、スィング動作を邪魔しない様になっ ている。そして、水平支軸5は、扇形重錘部6の扇形の要となる箇所の近傍に設 けられている。 そして、ボール自動供給装置60から供給されたボールBは、起立しているボ ール転送アーム1の上面(図1,2では右側面)の水平支軸5より後方の位置に 衝突する様にしている。又、ボール転送アーム1の前端には短筒状に成形した落 球部7を設けている。
【0008】 装置本体2は、硬質合成樹脂製で中空ブロック状に形成されており、ボール転 送アーム1を上下方向に回動可能に遊嵌させる溝状凹入部8を前後方向に設けて いる。水平支軸5はこの溝状凹入部8の中程に架設している。装置本体2の頂面 の水平支軸5より後側部分には、前下がりに傾斜する樋状の誘導路9を形成して 、ボール自動供給装置60のボール送出部63から送出されたボールBを、ボー ル転送アーム1の後部に乗り移らせる様にしている。 装置本体2の底部左右には固定用突部10を設けて、夫々に長ボルト孔11を 設けている。
【0009】 装置本体2の内空部には、図1に示した様に赤外線照射式のボールセンサ12 を組付けている。 ボールセンサ12から照射された赤外線は、装置本体2の前面壁に設けた透光 窓13を透過して、プレーマット50上に立設したティ51上のボールBが載る 箇所を照射し、ボールBの有無を検知する。 14は、ボールセンサ12と、ボール自動供給装置60の作動制御部(図示略 )とを接続する接続ケーブルである。
【0010】 次に、図2,図3に示した様に、台座3の本体部分は、矩形板状をしてその後 縁部を折曲起立させて後壁20aとした台座本体20と、その上面にプレーマッ ト50の厚さ以上の間隔を隔てて対置されて、装置本体2の取付部となる取付板 21とを、夫々の後縁部で第1のヒンジ22を介して連結した構成を備えている 。台座本体20と取付板21との夫々の前側(図の左側)の周縁には、プレーマ ット50の表裏両面に食い込む爪a及びbを対向状に突設している。 取付板21には、その中央部から前寄りの箇所に、第2のヒンジ23の下側の 回動板23aを、ヒンジ軸を取付板21の後縁と平行させて固着させている。そ して、上側の回動板23bの真ん中には連結ピン24を上向きに突設している。 更に、取付板21の後縁部中央には、通孔を設けている。
【0011】 25は、装置本体2を載せる載せ板で、左右両側には、装置本体2のボルト孔 11,11に夫々挿通したボルト26,26を挿通させる長孔を設けている。ボ ルト26の下端には回止ナットが螺着される。又、載せ板25の中央部から前寄 り箇所に通孔を設け、この通孔に第2のヒンジ23に組付けた連結ピン24を挿 通させたうえ、その上端にナットを螺着することによって、載せ板25と取付板 21とをピン連結させている。 その為、装置本体2は、載せ板25上で前後に移動させ、又、連結ピン24の 周りに左右に回動させることが出来る。 更に、載せ板25を装置本体2の後方に突出させた突出部分の中央に、円弧状 の長孔27を左右方向に設けている。
【0012】 28は、横向き状態にあるボール転送アーム1の先端の落球部7と、プレーマ ット50上のティ51との位置関係を徴調整する為の調節用螺で、長孔27とそ の下側の取付板21に設けた前記通孔とを上方から貫通させたうえ、取付板21 に固定したナット29に螺合させている。尚、この調節用螺28の部分にラチェ ット機構を組付ける様にしてもよい。 更に、取付板21と載せ板25との間には、略ヘ字形乃至は潰れたS字形をし た板ばね30を、その一端側に設けた通孔に連結ピン24を挿通させた状態で介 在させている。 その為、載せ板25は、調節用螺28の挿通箇所を支点として上下に傾動可能 で、且つ、板ばね30によってその前側(図の左側)を持ち上げ付勢された状態 にある。
【0013】 次に、台座3に組込まれて、プレーマット50の前縁の所定箇所を、台座本体 20と取付板21との間で把持する把持機構4は、図2〜4に示した構成を備え ている。 即ち、台座本体20の上面の後部中央には、前後方向に所定距離スライド可能 な略コ字形をした可動フック31を組付けてあり、この可動フック31の後部に 固着したナット32に、台座本体20の後壁20aに後側から挿通した締結用螺 33の先端を螺着させている。 一方、取付板21の下面には、可動フック31から所定距離隔たった前方箇所 に、略コ字形をした固定フック34の両脚部分を、1組の取付具35,35によ って垂下状に枢支させ、この固定フック34を可動フック31に引っ掛けている 。36は固定フック34のガイド部材である。 この状態で、締結用螺33を締付けると、可動フック31が後退して固定フッ ク34を引っ張り、取付板21を第1のヒンジ22の周りに下向きに回動させる ので、台座本体20と取付板21との間隔が狭ばまり、緩めると、間隔が拡がる 様になっている。
【0014】 次に、上記構成の作用を説明する。 ボール転送装置Aは、台座3の載せ板25上に、装置本体2をボルト26で螺 止固定し、且つ、締結用ボルト33によって可動フック31を前進位置にもたら し、又、載せ板25は連結ピン24の周りの回動中央位置にセットし、更に、調 節用螺28は中庸の締付状態で、装置の購入者に提供される。 このボール転送装置Aを、プレーマット50の前縁の所定位置に据置固定させ るには、台座本体20と取付板21との隙間を上記所定位置に嵌め込んだうえ、 ボール転送アーム1の先端の落球部7がプレーマット50に立設したティ51の 直上にもたらされる様に、又、誘導路9の入口側がボール自動供給装置60の送 出口63に臨む様に、台座3の据置位置と据置方向を徴調整したうえ、締結用螺 33を締付ければ、台座本体20と取付板21との間でプレーマット50が狭み 付けられて、夫々の爪a,bがプレーマット50の表裏両面に食い込み、台座3 は、プレーマット50に対して正しい位置関係に保たれた状態で、極めて簡単に 且つ確実に固定される。 そして、ティ51と落球部7との位置関係を更に徴調整したい時には、調節用 螺28を一旦緩めたうえ、載せ板25を連結ピン24の周りに左右に回動させれ ば、落球部7の左右方向の位置を調整出来る。調節用螺28を締付け又は緩めれ ば、載せ板25がばね板30の付勢力に抗して上下方向に傾動するので、落球部 7の上下方向の位置を徴調整出来る。 更に、前後方向に徴調整したい時には、装置本体2の取付用のボルト26,2 6を一旦緩めて、装置本体2を前後動させればよい。
【0015】 このボール転送装置Aには、赤外線照射式のボールセンサ12を、その照射方 向をティ51のボールBの方向に向けて正確にセットした状態で組付けてあるの で、従来のボール練習装置とは異なって、装置の新設時や、プレーマット50や ティ51を交換する都度、ボール検センサの据置方向を徴調整する既述の厄介な 手間が省ける。
【0016】 プレーマット50に取付けたボール転送装置Aを使用する為に、ボール自動供 給装置60の電源スイッチを投入すると、ボールセンサ12から放射された赤外 線はテイ51上のボールBが載る箇所を照射し、若し、ティ51上にボールBが 供給されていなければ、ボールセンサ12はこの情報をボール自動供給装置60 の作動制御部に伝えて、ボールの送出部63からボールを1個だけ送出させ、ボ ール転送装置Aの誘導路9上に乗り移らせる。 前下がりに傾斜した誘導路9上に移って加速しながら転動したボールBは、こ の時起立状態にあるボール転送アーム1の水平支軸5よりやや前側の箇所に衝突 し、この衝撃力とボールBの重みによってボール転送アーム1は、水平支軸5の 回りに前方に横倒しされて行く。その為、ボールBは倒されたボール転送アーム 1上を転動して落球部7に達し、その直下に位置されたティ51上に緩やかに落 下して載せられる。
【0017】 ボール転送アーム1上のボールBが打たれて排除されると、ボール転送アーム 1は水平支軸5の前後の重量分配からして起立状態に復帰する。 それと同時に、ティ51上のボールBが無くなったことをボールセンサ12が 検知して、ティ51上に新たなボールBが補給される。
【0018】 スイング動作時には、ティ51に極めて大きな衝撃力が及ぼされるし、プレー マット50には、プレーヤーの足の動きに伴う水平方向の移動力が及ぼされるの で、反復練習を繰り返しているうちに、プレーマット50は、ボール自動供給装 置60に対する設置当初の固定位置関係がずれて来る可能性が高い。その様にな れば、前記従来のものであれば、当然、ティ51はボール検出センサ70の赤外 線照射方向の線上から外れて、ボール検出を行えなくなってしまう。 然し、本考案のボール転送装置Aでは、ボール転送アーム1とボールセンサ1 2とは共通の取付基盤である装置本体2に組付けてあり、且つ、ボール転送装置 Aは、プレーマット50に強固に固定されているので、既述の様にプレーマット 50とボール自動供給装置60との相対位置関係がずれて来ても、赤外線の照射 方向がティ51の立設位置からずれてしまう不都合は全く起こらない。 従って、従来のものの様に、このずれを防ぐ為に、ボール自動供給装置60と プレーマット50とを互いに強固に連結させたり、或は、これら両者を夫々その 設置床面に頑丈に固定させるという、極めて厄介な取付作業は不要になり、更に 、使用中に狂って来たボール検出センサとティ51との位置関係を修正する手間 も完全に省ける様になる。
【0019】 尚、上記構成に於いて、把持機構4の構造は図示に限られず、例えば、カムと テコを組合わせた周知の構成のもの等であってもよい。 又、勿論、ボール転送アーム1や装置本体2の形状・構造は図示に限られず、 適宜に設計変更しても本考案の目的は達成される。 そして、装置本体2を分離した台座3だけを独立した製品と、購入者は、上記 実施例とは異なる別種のボール転送装置をこの台座に取り付けて使用することも 出来る。
【0020】
【考案の効果】
以上の説明によって明らかな様に、従来のゴルフ練習装置が、ボール転送アー ムとボール検出センサとを、ボール自動供給装置側に組込んでいたのとは異なっ て、本考案装置は、この両者をボール自動供給装置から分離して1つの装置にま とめる共に、この装置をプレーマット上に据置固定させる台座を付設する構成と したことによって、以下に列挙した如き実用上様々の優れた効果を奏する。 (a) ゴルフ練習装置をプレーグラウンドに設置するのに、従来の装置は、 ボール転送アームの先端の落球口とプレーマット上のティとの正しい位置関係が 、激しいスイング動作を反復しているうちにずれて来ない様に、自動ボール供給 装置とプレーマットとを連結用鉄板等で互いに強固に連結するか、此等両者を夫 々プレーグラウンド上に強固に固定させる為の極めて厄介な作業を必要としたが 、プレーマット上に直接据置固定する本考案装置では、上記の位置ずれは起こら ないので、上記の厄介な作業が全く不要になる。 (b) 従って、ゴルフ練習装置を設置する為の経費と時間を、大幅に節減出 来る。 (c) 又、台座の上部に設けられて装置本体を載置する載せ板を、上下・左 右及び前後方向に変位可能にしたので、ボール転送アームの先端の落球部とティ との正しい位置関係の徴調整を、装置の設置時は勿論、設置後も簡単・迅速に行 える。 (d) 又、プレーマット上に据置固定される本考案装置に、ボール転送アー ムとボールセンサとを所定の位置関係にセットした状態で組込んであるので、従 来のゴルフ練習装置とは異なって、その設置時にボールセンサの据置方向を徴調 整する厄介な手間が省ける。 (e) 本考案装置をプレーマットに据置固定させる作業は、その台座に組込 んだ把持機構によってプレーマットの所定箇所を把持操作(締結用螺の締付)を するだけで、簡単・確実に完了する。 (f) 激しいスイング動作を反復行うことによって、経時的にボール自動供 給装置とプレーマットとの位置関係がずれて来た場合でも、従来装置とは異なっ て、ボールセンサとティとの正しい位置関係がずれて来る恐れを生じない。従っ て、このずれを正す為の厄介な作業が不要になる。 (g) 又、消耗品としてのティやヤプレーマットを取り替える時等にも、ボ ール検出手段とティとの正しい位置関係を調整する手間が省ける。その際に、台 座(装置)は、様々の種類のプレーマットに共用出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す、部分破断斜視図であ
る。
【図2】同上、プレーマットを把持した状態を示す側面
図である。
【図3】同上、台座部分を縦断面で示した側面図であ
る。
【図4】同上、台座本体の斜視図である。
【図5】同上、装置の設置状態を示した平面配図であ
る。
【図6】従来のゴルフ練習装置の設置状態を示した部分
斜視図である。
【図7】同上、プレーマットがずれ動いた場合の状況の
説明図である。
【符号の説明】
A ボール転送装置 B ボール 1 ボール転送アーム 2 装置本体 3 台座 4 把持機構 5 水平支軸 6 重錘部 7 落球部 8 溝状凹入部 9 誘導路 10 固定用突部 11 ボルト孔 12 ボールセンサ 13 透光窓 14 接続ケーブル 20 台座本体 20a 後壁 21 取付板(取付部) 22 第1のヒンジ 23 第2のヒンジ 23a,23b 回動板 24 連結ピン 25 載せ板 26 ボルト 27 長孔 28 調節用螺 29 ナット 30 板ばね 31 可動フック 32 ナット 33 締結用螺 34 固定フック 35 取付具 36 ガイド部材 a,b 爪 50 プレーマット 51 ティ 60 ボール自動供給装置 61 ボール溜 62 送球樋 63 送出部 64 ボール転送アーム 65 水平支軸 66 落球口 70 ボール検出センサ

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボール自動供給装置から1球づつ送出さ
    れるゴルフボールを、プレーマット50上に立設したテ
    ィ51上に転送する為の装置であって、 水平支軸5の周りに上下に回動可能で、常時は起立状態
    にあるその後端側に供給される前記送出ボールの重さで
    下向きに回動して横倒し状態になり、その前端の落球部
    7が前記ティ51の直上位置にもたらされると共に、ボ
    ールが落球部7に向けて転送される様に構成したボール
    転送アーム1と、 該ボール転送アーム1を取付ける装置本体2と、 該装置本体2を載置すると共に、付設した把持機構4に
    よって前記プレーマット50の縁部を係脱自在に把持出
    来る様に構成した台座3とを備えることを特徴とするゴ
    ルフ練習用ボール転送装置。
  2. 【請求項2】 前記装置本体2に、前記ティ51上のゴ
    ルフボールの有無を検出するボールセンサ12を組付け
    たことを特徴とする請求項1項記載の装置。
  3. 【請求項3】 水平支軸5の周りに上下に回動可能で、
    ボール自動供給装置から供給されたボールの重さで下向
    きに回動して横倒し状態になり、その前端の落球部7が
    プレーマット50上に立設したティ51の直上位置にも
    たらされると共に、ボールが落球部7に向けて転送され
    る様にしたボール転送アーム1を、装置本体2に組付け
    た構成を有するゴルフ練習用ボール転送装置の本体部分
    を、前記プレーマット50の所定位置に据置固定させる
    為のものであって、 台座本体20と、前記装置本体2を取付ける取付部21
    との各一端側を、ヒンジ22を介して連結すると共に、
    前記台座本体20と取付部21との間に挟み込んだ前記
    プレーマット50の縁部を把持する、把持機構4を設け
    たことを特徴とするゴルフ練習用ボール転送装置の台
    座。
  4. 【請求項4】 前記取付部21の上に、前記装置本体2
    を載置する載せ板25を、上下・左右及び前後方向に変
    位可能に組付けて、前記ゴルフボール転送時に於ける前
    記落球部7の位置を、三次元方向に微調整可能にしたこ
    とを特徴とする請求項3項記載の台座。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP6403133B1 (ja) * 2018-03-27 2018-10-10 千代田アド・パック株式会社 ビリヤードボールセット装置

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JPS62155876U (ja) * 1986-03-24 1987-10-03
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