JPH0574485U - 水活性剤収容浮遊ケース - Google Patents

水活性剤収容浮遊ケース

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JPH0574485U
JPH0574485U JP2289992U JP2289992U JPH0574485U JP H0574485 U JPH0574485 U JP H0574485U JP 2289992 U JP2289992 U JP 2289992U JP 2289992 U JP2289992 U JP 2289992U JP H0574485 U JPH0574485 U JP H0574485U
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water
case
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water activator
float
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JP2289992U
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Inventor
武久 中山
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ジャニックス株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 水活性剤を収容したケース内に充分通水して
水活性剤に水を行きわたらせて水活性剤による洗浄効率
を向上させると共に、その水活性剤に付着する汚れなど
の不活性物を除去して洗浄効果を長く持続させる。 【構成】 水活性剤10を収容するケース12にフロー
トリング30を取り付けることにより、フロートリング
付水活性剤収容浮遊ケース36を水に浮くようにする。
そのケース12のフロートリング30に対する取り付け
位置をフロートリング30の外周の中心から偏った位置
に設定し、フロートリング付水活性剤収容浮遊ケース3
6の浮力中心Pと重心Gの垂直方向の位置を異なるよう
にして、このフロートリング付水活性剤収容浮遊ケース
36を水面に対して傾斜させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、洗濯時に洗濯機の中に入れる水活性剤収容浮遊ケースに関し、特 に、ケース内に収容する水活性剤に水を充分流通させて水活性剤による洗浄効率 を向上させると共に、その水活性剤に付着する不活性物を除去効果を長く持続さ せるようにした水活性剤収容浮遊ケースに関する。
【0002】
【従来の技術】
公害防止の観点から洗濯排水に含まれる洗剤の使用量を減らすのが望ましい。 このため、最近は洗濯機の中に洗剤と共に活性作用による洗浄効果を発揮する水 活性剤を入れて、洗剤の使用量を少なくしている。この水活性剤としては電気石 や圧電セラミックスがあり、これらは電気的作用や磁気的作用などにより水を活 性化して、洗濯物に付着している汚れなどの不活性物を洗い落とすものである。
【0003】 図4に示すように、水活性剤10は洗濯水との接触面を大きくするために粒状 とし、その粒状にした水活性剤10を両端を閉鎖した円筒状のケース12の内部 の空間14に多数収容する。この粒状の水活性剤10の量は、水活性剤10がケ ース12の空間14内を自由に動けるものにしてある。ケース12の両方の端面 16は高さの低いドーム形状をしており、各端面16には水が空間14内に自由 に流入流出できるための流通孔18が形成されている。ケース12の円筒部の高 さは、端面16の直径より小さいものに設定する。 水活性剤10を収容したケース12(以下「水活性剤収容ケース12」とする )は比重が水より大きいので、それを洗濯槽に入れると洗濯槽の底に沈んでしま い、洗濯槽の底付近の水にしか水活性の作用が及ばなくなるという不具合があっ た。
【0004】 このため、従来から糸くず除去用ネット等のようなネット20に水活性剤収容 ケース12を入れて、その水活性剤収容ケース12を洗濯槽の底に沈まないよう にしている。しかし、水活性剤収容ケース12をネット20に入れると、水活性 剤収容ケース12は洗濯槽内でネット20の届く範囲内しか移動せず、水活性剤 の作用が洗濯機内の水全体に均一に及びくいという不具合があった。
【0005】 これを改善するものとして、図5に示すように、水活性剤収容ケース12の筒 状部の外側に、比重の小さい環状のフロート部材であるフロートリング22を取 り付け、このフロートリング22の浮力作用によって水活性剤収容ケース12を 水面付近に浮かせるようにしたものがある。このフロートリング22はプラスチ ック樹脂やゴムなどの独立気泡組織から成り、どの位置においても均一な高さで しかも半径方向の長さがどの位置においても均一な幅の環状体とされている。こ のフロートリング22の内壁にケース12の円筒部外面を嵌合させることによっ て、フロートリング22とケース12とが離れることなく取付けられる。 このフロートリング22を取付けた水活性剤収容ケース12(以下「 フロートリング付水活性剤収容浮遊ケース24」とする)を洗濯槽内の水に入れ ると、ケース12の重心とフロートリング22の重心と浮力の中心とが同じ軸線 上に位置する。このため、ケース12の一方の端面16を上にして、他方の端面 16を下にした状態で、フロートリング付水活性剤収容浮遊ケース24が浮遊す る。即ち、下側の端面16の流通孔18は水面下にあり、上側の端面16の流通 孔18は水面上に位置するようになる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
このフロートリング付水活性剤収容浮遊ケース24によれば、ケース12の一 方の端面16の流通孔18は水面下にあり、他方の端面16の流通孔18は水面 上に位置するので、水は一方の端面16側の流通孔18から他方の端面16側の 流通孔18へと通り抜けることはない。即ち、水は一方の端面16側に設けたい ずれかの流通孔18から空間14内に入って、その端面16の他の流通孔18か ら外部へ出る。このため、ケース12に収容された水活性剤10の粒の間に水が 大量に行きわたらず、水活性剤による洗浄効率が低くなるという問題があった。
【0007】 フロートリング付水活性剤収容浮遊ケース24を長期間使用すると、次第に水 活性剤10の表面に汚れなどの不活性物が付着する。この水活性剤10の表面に 付着する不活性物が付着は、水活性剤10の粒同士が互いに動いて擦れ合ったり して、水活性剤10から落している。しかし、 フロートリング付水活性剤収容浮遊ケース24は、その重心が安定した位置に あるので、フロートリング22が洗濯槽の壁面に衝突しても、フロートリング付 水活性剤収容浮遊ケース24が反転することが殆どない。そのため、ケース12 の空間14内で水活性剤10の粒同士が散り散りに動いたり擦れ合ったりするこ とが少なく、界面活性作用が低下して洗浄効果が持続しないという欠点があった 。
【0008】 この考案は上記の問題点を解決するもので、水活性剤を収容したケース内に充 分に水を通過させるようにして水活性剤による水の洗浄効率を向上させると共に 、その水活性剤に付着する汚れなどの不活性物を除去効果を上げて水の洗浄効果 を長く持続させるようにした水活性剤収容浮遊ケースを提供することを目的とす る。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するためにこの考案は、水を活性化するための水活性剤と、 その水活性剤を収容する空間を形成したケースと、ケースに形成されるもので前 記空間を挟んでそれぞれ反対側の位置に形成される流通孔と、前記ケースに取り 付けられてケースを水面付近に浮かすための環状のフロート部材とから成る水活 性剤収容浮遊ケースにおいて、前記環状のフロート部材の自体が水面に対して傾 斜して浮くものとし、そのフロート部材にケースを取付けた状態で水につけた場 合に前記空間を挟んでそれぞれ反対側の位置に形成される両側の流通孔に水がつ かるようにしたものである。
【0010】
【作用】
水活性剤を収容するケースの重心とフロートリングの重心とを偏った位置にす ることにより、水活性剤収容浮遊ケースを水面に対して傾斜した状態のまま水に 浮かせる。 この水活性剤収容浮遊ケースが洗濯槽の壁面に衝突すれば、洗濯槽内の水流は ケースの一方の端面の流通孔から他方の端面の流通孔に通り抜けて、水活性剤の 粒の間に水が充分に行きわたり、洗浄効率を高める。また、その水流の作用によ って水活性剤収容浮遊ケースが揺動、回転、反転運動して、水活性剤の粒が散り 散りに動いたり擦れ合って水活性剤の表面に付着した汚れなどの不活性物が落ち る。
【0011】
【実施例】
以下、この考案の一実施例を図面に基づいて説明する。 図1は本考案に係る水活性剤収容浮遊ケースを水中に入れた状態の斜視図、図 2はその水活性剤収容浮遊ケースの断面図である。本考案の実施例において、前 記従来技術と同一符号は同一部分を示す。 図1、図2に示すように、この水活性剤収容浮遊ケース30は、粒状の水活性 剤10と、それを収容するケース12と、そのケース12に取り付けるフロート リング30とから構成されている。
【0012】 環状のフロートリング30は、円形の内壁32と円形の外壁34とを有し、そ の内壁32の中心は外壁34の中心と一致しないように設定してある。即ち、環 状のフロートリング30は半径方向の長さが各位置で異なる(偏心する)ように 設定されている。
【0013】 このフロートリング30の内側にケース12を嵌合し、その嵌合したもの(以 下「フロートリング付水活性剤収容浮遊ケース36」とする)を洗濯槽の中に入 れる。すると、フロートリング30が偏心しているために、フロートリング付水 活性剤収容浮遊ケース36は、フロートリング30の半径方向の長さの偏りのた め、水面に対して傾斜した状態のまま水面付近に浮遊する。このフロートリング 30は、半径方向の長さが短い方が水面下に位置し、半径方向の長さが短い方が 水面上に位置する。即ち、ケース12が傾斜した下方寄りになる。また、ケース 14内に収容される粒状の水活性剤10の全部または殆どがは水面下に位置する ように、フロートリング30の半径方向の長さが設定される。更に、ケース14 の両側の端面16が水につかるように設定する。この両方の端面16は、全域が 水面下にあるようにしてもよいし、一部が水面上に出るようにしてもよい。 このように、ケース14の両側の端面16が水につかっているので、ケース1 2の空間14内に流通孔20から水が流れ込み、空間14に収容されている全て の水活性剤10の各粒間の隅々にまで水が充分行きわたる。従って、水活性剤に よる洗浄効率をより高めることができる。
【0014】 特に、図1に示すように、水流に乗って移動していたフロートリング付水活性 剤収容浮遊ケース36が洗濯槽の壁面に衝突すると、その洗濯槽の壁面との摩擦 によってフロートリング付水活性剤収容浮遊ケース36は減速され、水流に対す るフロートリング付水活性剤収容浮遊ケース36の相対速度が大きく変化する。 このとき、ケース12の一方の端面16の流通孔18から他方の端面16の流通 孔18へ水が通り抜け、空間14内の水活性剤10の粒の間を通る洗濯水の流量 がより一層増加して洗浄効率が上がる。
【0015】 このフロートリング付水活性剤収容浮遊ケース36は水面に対して傾斜した状 態を保っているので、図2に示すように、その重心Gと浮力中心Pとは同一鉛直 線上にない。従って、フロートリング付水活性剤収容浮遊ケース36が洗濯槽の 壁面に衝突すると、フロートリング付水活性剤収容浮遊ケース36は上下に揺動 したり、回転したり、ひっくり返ったりするなど二次的な運動を生ずる(図1に 記す矢印)。 このように、フロートリング付水活性剤収容浮遊ケース36が揺 動、回転、反転、等の運動をすることによって、ケース12内に収容されている 水活性剤10の粒同士は、その空間14内で散り散りに動いたり擦れ合って、水 活性剤10の表面に付着する汚れなどの不活性物が落とされる。従って、水活性 剤10による洗浄効果を長く持続させることができる。
【0016】 尚、前記実施例では水活性剤10を入れるケース12とフロートリング30と を別の部材としたが、図3に示すように、水活性剤10を入れるための両側に端 面38を有する円筒状のケース40を水に浮く材質のもので形成し、しかもその 円筒部42の内壁の中心と外壁の中心とを一致しないようにしてもよい。即ち、 ケース40の円筒部42の厚さを位置によって異なるようにする。この場合には 、前記実施例で用いたフロートリングは使用しない。前記端面38には流通孔4 4が設けられている。 これによって、ケース40は水面に対して傾斜し、両方の端面38は水につか る。従って、水活性剤10の各粒間の隅々にまで水が充分行きわたり、しかもケ ース40が反転等の二次的運動を行い、水活性剤10の粒同士が擦れ合って、そ の表面に付着する不活性物を落とし、水活性剤10による洗浄効果を長く持続で きる。
【0017】 なお、従来技術や前記実施例では、ケース12は両端に閉鎖端面16を有する 筒状のものとしたが、ケース12の形状はこれに限るものではない。即ち、ケー ス12の形状が、空間14を挟んでそれぞれ反対側の位置に形成される両方の流 通孔18に水がつかり、一方側の流通孔18から空間14内に入った水が水活性 剤10を通過して他方側の流通孔18から出るようなものであればよい。
【0018】
【考案の効果】
以上のように、この考案に係る水活性剤収容浮遊ケースによれば、ケースの両 側の端面が傾斜した状態で水面下に位置するので、一方の端面から他方の端面に 向けてケース内を水が通過するので、ケースな印い収納される水活性剤の粒の隅 々まで水が行きわたり、水活性剤による洗浄効率がより高められる。更に、水活 性剤収容浮遊ケースは水面に対して傾斜して浮遊するので、洗濯槽の壁面に衝突 したときには反転等の二次的運動を行い、ケース内の水活性剤同士が擦れ合って その表面に付着している不活性物を落し、その結果、水活性剤による水の洗浄効 果を長く持続させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る水活性剤収容浮遊ケースが洗濯槽
の壁面に衝突したときの斜視図である。
【図2】本考案に係る水活性剤収容浮遊ケースを洗濯槽
の水中に入れた状態の断面図である。
【図3】本考案に係る水活性剤収容浮遊ケースの他の実
施例を示す断面図である。
【図4】従来例に係る水活性剤を収容したケースの一部
を破断した断面図である。
【図5】他の従来例に係る水活性剤収容浮遊ケースの断
面図である。
【符号の説明】
10 水活性剤 12 ケース 14 空間 16 端面 18 流通孔 30 フロートリング 36 フロートリング付水活性剤収容浮遊ケース 38 端面 40 ケース 42 円筒部 44 流通孔 P 浮力中心 G 重心

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水を活性化するための水活性剤と、その
    水活性剤を収容する空間を形成したケースと、ケースに
    形成されるもので前記空間を挟んでそれぞれ反対側の位
    置に形成される流通孔と、前記ケースに取り付けられて
    ケースを水面付近に浮かすための環状のフロート部材と
    から成る水活性剤収容浮遊ケースにおいて、前記環状の
    フロート部材の自体が水面に対して傾斜して浮くものと
    し、そのフロート部材にケースを取付けた状態で水につ
    けた場合に前記空間を挟んでそれぞれ反対側の位置に形
    成される両側の流通孔に水がつかるようにしたことを特
    徴とする水活性剤収容浮遊ケース。
  2. 【請求項2】 水を活性化するための水活性剤と、その
    水活性剤を収容する空間を形成したケースと、ケースに
    形成されるもので前記空間を挟んでそれぞれ反対側の位
    置に形成される流通孔とから成り、水活性剤を収容した
    ケースを水につけた場合に前記空間を挟んでそれぞれ反
    対側の位置に形成される両側の流通孔に水がつかるよう
    にしたことを特徴とする水活性剤収容浮遊ケース。
JP2289992U 1992-03-18 1992-03-18 水活性剤収容浮遊ケース Pending JPH0574485U (ja)

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