JPH0574030U - Σδ変調器 - Google Patents

Σδ変調器

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JPH0574030U
JPH0574030U JP1080292U JP1080292U JPH0574030U JP H0574030 U JPH0574030 U JP H0574030U JP 1080292 U JP1080292 U JP 1080292U JP 1080292 U JP1080292 U JP 1080292U JP H0574030 U JPH0574030 U JP H0574030U
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JP1080292U
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浩一 入江
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Yokogawa Electric Corp
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Yokogawa Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 A/D変換器の多値化及び積分器の高次化を
しても要求素子精度の低い1ビットD/A変換器を用い
ることを可能とするΣΔ変調器を実現する。 【構成】 アナログ入力とD/A変換器の出力の偏差
をとり、この偏差を積分し、積分結果をA/D変換器に
よりディジタル信号に変換するとともに、このディジタ
ル信号を前記D/A変換器の入力とするΣΔ変調器にお
いて、積分結果と(n−1)個の基準電圧と比較して、
この比較データに基づいてn値のディジタル信号に変換
するn値A/D変換器と、比較データをシリアル信号に
変換するパラレル・シリアル変換器と、シリアル信号を
アナログ信号に変換する1ビットD/A変換器とを設け
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ΣΔ型A/D変換器に用いられるΣΔ変調器に関し、特に特性を改 善したΣΔ変調器に関する。
【0002】
【従来の技術】
図3はΣΔ型A/D変換器に用いられる従来のΣΔ変調器の一例を示す構成ブ ロック図である。図3において1は加算器、2はk次積分器、3はn値A/D変 換器、4はn値D/A変換器、100はアナログ入力、101は出力ディジタル ・データ、102はA/D変換器3のサンプリング用クロックである。
【0003】 アナログ入力100及びD/A変換器4の出力は加算器1にそれぞれ入力され 、それらの偏差が演算され、この偏差はk次積分器2に入力されて積分される。 k次積分器2の出力はA/D変換器3においてサンプリング用クロック102に 同期して出力ディジタル・データ101に変換される。この出力ディジタル・デ ータ101はΣΔ変調器の出力となると共に、D/A変換器4に入力されてアナ ログ信号に変換されて加算器1に入力される。
【0004】 ここで、アナログ入力100を”X”、サンプリング用クロック周波数を”f S ” 、n値A/D変換器3の混入する量子化雑音を”Qn” 、n値A/D変換器 3及びn値D/A変換器4で発生する非線形歪をそれぞれ”DAD(n)”及び”D DA (n)”、出力ディジタル・データ101を”Y”とすると、以下の関係式を満 たす。 Y=X+(Qn+DAD(n))・(1−Z-1)k+DDA(n) (1) 但し、”Z-1=exp{−jf/(2πfS)}”であり、”k”はk次積分器2の次数 である。
【0005】 もし、A/D変換器3及びD/A変換器4が1ビット、即ち”n=2”の場合 、それぞれの非線形歪は”DAD(2)=DDA(2)=0”となるので、A/D変換器 等のアナログ素子の精度が低くても理想に近い特性が得られる。但し、通常、k 次積分器2は系の安定性を保つために次数kを2以下にする必要がある。また、 A/D変換器3及びD/A変換器4を多値化、即ちn>2とした場合は量子化雑 音”Qn” が低減され、積分器2の次数kも3以上にすることができる。この結 果、式(1)における第2項”Qn・(1−Z-1)k” が低減される。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、この場合、非線形歪”DAD(n)”及び”DDA(n)”は”0”ではなく なる。このうち非線形歪”DAD(n)”は式(1)の第2項よりk次積分器2によ ってある程度低減されるが、一方、非線形歪”DDA(n)”は出力ディジタル・デ ータ101にそのまま現われてしまう。もし、高精度を得るためにはD/A変換 器4のトリミング等を行い非線形歪”DDA(n)”を小さくする必要がある。この 結果、要求素子精度の低いD/A変換器を用いることができなくなる。 従って本考案の目的は、A/D変換器の多値化及び積分器の高次化をしても要 求素子精度の低い1ビットD/A変換器を用いることを可能とするΣΔ変調器を 実現することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するために、本考案では、 アナログ入力とD/A変換器の出力の偏差をとり、この偏差を積分し、積分結 果をA/D変換器によりディジタル信号に変換するとともに、このディジタル信 号を前記D/A変換器の入力とするΣΔ変調器において、 前記積分結果と(n−1)個の基準電圧と比較して、この比較データに基づい てn値のディジタル信号に変換するn値A/D変換器と、 (n−1)個の前記比較データをシリアル信号に変換するパラレル・シリアル 変換器と、 前記シリアル信号をアナログ信号に変換する1ビットD/A変換器と を備えたことを特徴とするものである。
【0008】
【作用】
アナログ入力を(n−1)個の基準電圧と比較して、この比較データに基づい てn値の出力ディジタル・データに変換するn値A/D変換器における前記(n −1)個の比較データをシリアル・データに変換し、このシリアル・データを1 ビットD/A変換することにより、この1ビットD/A変換器はn値D/A変換 器として動作する。
【0009】
【実施例】
以下本考案を図面を用いて詳細に説明する。図1は本考案に係るΣΔ変調器の 一実施例を示す構成ブロック図である。図1において1、2及び100から10 2は図3と同一符号を付してある。4aは出力が”+VDA”又は”−VDA”であ る1ビットD/A変換器、5はパラレル・シリアル変換器、6は分周器、7から 11は抵抗、12から15は比較器、16はサンプリング用クロック102によ りサンプリングするパラレル・レジスタ、17はエンコーダ、103はクロック 102の4倍の周波数であるクロック、104から107はそれぞれパラレル・ レジスタ16の出力、108はパラレル・シリアル変換器5のシリアル出力、1 09は1ビットD/A変換器4aの出力である。ここで、抵抗7から11、比較 器12から15、パラレル・レジスタ16及びエンコーダ17は5値A/D変換 器3aを構成している。
【0010】 図1に示す実施例の動作を説明する。アナログ入力100及びD/A変換器4 aの出力はそれぞれ加算器1に入力され、それらの偏差が演算され、この偏差は k次積分器2に入力されて積分される。A/D変換器3aにおいて基準電圧源” VR”及び”−VR”を抵抗7から11により分圧した4つの基準電圧値と積分 器2の出力は比較器12から15によりそれぞれ比較され、クロック102に同 期してパラレル・レジスタ16に取り込まれる。ここで、クロック102はクロ ック103を分周器6により1/4にしたものである。
【0011】 パラレル・レジスタ16の出力104から107はエンコーダ17によって出 力ディジタル・データ101に変換される。ここで、出力104、105、10 6及び107が”0”、”0”、”0”及び”0”の場合(以下”0000”と 省略する。)、出力ディジタル・データ101は”−2”、出力104から10 7が”1000”の場合、出力ディジタル・データ101は”−1”、出力10 4から107が”1100”の場合、出力ディジタル・データ101は”0”、 出力104から107が”1110”の場合、出力ディジタル・データ101は ”+1”、出力104から107が”1111”の場合、出力ディジタル・デー タ101は”+2”となる。
【0012】 また、パラレル・レジスタ16の出力104から107は同時にパラレル・シ リアル変換器5に入力され、クロック103に同期してシリアル出力108に変 換され、D/A変換器4aでアナログ信号に変換されて加算器1に入力される。
【0013】 図2は図1に示す実施例の動作例を示すタイミング図である。図2において” イ”は出力104から107が”1000”の場合を、”ロ”は出力104から 107が”0000”の場合を、”ハ”は出力104から107が”1110” の場合を、”ニ”は出力104から107が”1100”の場合を、”ホ”は出 力104から107が”1111”の場合をそれぞれ示している。また、出力1 04から107及び出力ディジタル・データ101はクロック102に同期して いる。
【0014】 パラレル・シリアル変換器5のシリアル出力108はクロック103に同期し ており、図2中”イ”ではクロック103の第1クロックで出力104のデータ である”1”が出力され、クロック103の第2、3、4クロックによって出力 105から107のデータである”0”が出力されている。このように変換され たシリアル出力108はD/A変換器4aでアナログ信号に変換されて出力10 9となる。出力109では図2中”イ”区間の1/4が”+VDA”、一方、区間 の3/4が”−VDA”であるので、出力109の時間平均は”−0.5VDA”と なる。同様に図2中”ロ”から”ホ”の区間の出力109の時間平均はそれぞれ ”−VDA”、”+0.5VDA”、”0VDA”及び”+VDA”となり、つまり、5 値のD/A変換器をして動作することになる。
【0015】
【考案の効果】
以上説明したことから明らかなように、本考案によれば次のような効果がある 。 A/D変換器の多値化及び積分器の高次化が要求素子精度の低い1ビットD/ A変換器を用いて行われるΣΔ変調器を実現できる。この結果、量子化雑音を低 減し、積分器の高次化が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るΣΔ変調器の一実施例を示す構成
ブロック図である。
【図2】図1のΣΔ変調器の動作例を示すタイミング図
である。
【図3】従来のΣΔ変調器の一例を示す構成ブロック図
である。
【符号の説明】
1 加算器 2 積分器 3,3a A/D変換器 4,4a D/A変換器 5 パラレル・シリアル変換器 6 分周器 7,8,9,10,11 抵抗 12,13,14,15 比較器 16 パラレル・レジスタ 17 エンコーダ 100 アナログ入力 101 出力ディジタル・データ 102,103 クロック 104,105,106,107,109 出力 108 シリアル出力

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】アナログ入力とD/A変換器の出力の偏差
    をとり、この偏差を積分し、積分結果をA/D変換器に
    よりディジタル信号に変換するとともに、このディジタ
    ル信号を前記D/A変換器の入力とするΣΔ変調器にお
    いて、 前記積分結果と(n−1)個の基準電圧を比較して、こ
    の比較データに基づいてn値のディジタル信号に変換す
    るn値A/D変換器と、 (n−1)個の前記比較データをシリアル信号に変換す
    るパラレル・シリアル変換器と、 前記シリアル信号をアナログ信号に変換する1ビットD
    /A変換器とを備えたことを特徴とするΣΔ変調器。
JP1080292U 1992-03-04 1992-03-04 Σδ変調器 Withdrawn JPH0574030U (ja)

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JP1080292U JPH0574030U (ja) 1992-03-04 1992-03-04 Σδ変調器

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JPH0574030U true JPH0574030U (ja) 1993-10-08

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JP1080292U Withdrawn JPH0574030U (ja) 1992-03-04 1992-03-04 Σδ変調器

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013009083A (ja) * 2011-06-23 2013-01-10 Yokogawa Electric Corp A/d変換器
US10790851B2 (en) 2017-02-15 2020-09-29 Denso Corporation Δ-Σ modulator, Δ-Σ A/D converter, and incremental Δ-Σ A/D converter

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Effective date: 19960606