JPH0573920B2 - - Google Patents

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JPH0573920B2
JPH0573920B2 JP217686A JP217686A JPH0573920B2 JP H0573920 B2 JPH0573920 B2 JP H0573920B2 JP 217686 A JP217686 A JP 217686A JP 217686 A JP217686 A JP 217686A JP H0573920 B2 JPH0573920 B2 JP H0573920B2
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JP
Japan
Prior art keywords
dust
blower
air
voltage
rotor blade
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP217686A
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English (en)
Other versions
JPS62162799A (ja
Inventor
Hidehiro Kashiwamura
Tooru Hoashi
Hiromi Obara
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Kayaku Co Ltd
Sankyu Inc
Original Assignee
Nippon Kayaku Co Ltd
Sankyu Inc
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Publication date
Application filed by Nippon Kayaku Co Ltd, Sankyu Inc filed Critical Nippon Kayaku Co Ltd
Priority to JP217686A priority Critical patent/JPS62162799A/ja
Publication of JPS62162799A publication Critical patent/JPS62162799A/ja
Publication of JPH0573920B2 publication Critical patent/JPH0573920B2/ja
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は送風機回転翼間に吸引される帯電ダ
ストが、静電気の力学現象によつて回転翼裏面に
吸着堆積し、荷重アンバランスによる異常振動
や、送風効率の低下を防止するためイオン化空気
を直接回転翼間に吸引させ、又は送風し、帯電し
た粉体を中和除電し翼への粉体の付着を防止する
方法に関するものである。
(従来の技術) 送風機回転翼への粉体付着防止のため翼の形
状、材質の検討、翼表面のスベリ性向上のための
コーテイングの検討等、粉体に対応した処置がと
られているが、結局は定期的に解体し、付着粉体
を掻き落すのが一般的状況である。
又付着の大きさ原因として粉体帯電にもとづく
クーロン力による吸着現象を排除するため、水分
を風道に吹き込み、静電気除電の対策を講じて
も、今度は水膜の表面張力により、粉体がより強
固に翼裏に固着する現象や目詰まりによる粉体回
収設備(バグフイルタなど)の機能低下を招いて
いた。結局は前述のように解体の上での掻き落し
作業やバグフイルタなどの取替が行われている。
製鉄所、製鋼所の転炉の排気、発電所の排煙の
ための送風機等が回転翼へのダスト付着による異
常現象のため、その連続運転作業を停止し、付着
ダストの掻取り作業を行うことは、この生産効率
を著しく低減せしめて、大きな経済的損失を与え
ているのが現状である。
(発明が解決しようとする問題点) 従来方法である翼の形状、材質等機械的な面か
ら解決しようとしても、回転翼の本質的な機能、
例えば風量、風速等の設計仕様の面から制限を受
け満足出来る改良策をとることは不可能であつ
た。
又簡単に粉体の帯電を除電する方法として、水
や除電剤を霧状にして風道に吹込むことは、前記
した通り、除電効果はあつても水膜の表面張力の
作用で目的とする回転翼への粉体付着防止とはな
らず、さらに粉体回収設備の機能低下を招くこと
になつた。
問題は回転翼の翼裏への粉体付着であるから、
粉体回転翼に到達する以前に電気集塵機等を設置
して除塵してしまえばよいが、膨大な設備費と工
場の休止損失が大きく現実的な解決策とはならな
い。
本発明者らは種々研究した結果、翼裏への付着
の最も大きな要因は粉体の帯電であることを発見
し、本発明を完成させた。即ち、本発明は回転翼
間に吸引される帯電粉体を空気イオンにより中和
除電し、翼への粉体付着防止の有効な方法を提供
するものである。
(問題を解決するための手段) 本発明は排塵、排煙用送風機において、高電圧
印加型空気イオン発生器により発生させたイオン
を回転翼間に直接吸引させるか又は送風し、帯電
した粉体を中和除電することで、従来の問題点を
解決するものである。
即ち本発明は、排塵、排煙用送風機において、
その回転翼間の空隙に、高電圧印加型空気イオン
発生器より発生させたイオンを直接吸引させ又は
送風し、帯電した粉塵や煙塵を中和除電させ、こ
れ等粉体が回転翼への帯電による付着を防止する
ことを特徴とする送風機回転翼の粉体付着防止の
方法に関するものである。
以下図面にもとづいて本発明をさらに詳細に説
明する。
第1図はダストが帯電し回転翼裏へ吸着され堆
積していく状況の概念図である。転炉等より排出
されるダスト1が送風機の回転によつて風管3内
へ吸引され、移送される過程において、風管又は
ダスト同志との衝突摩擦によつて2に示すように
静電気が発生し、正又は負に帯電した状態で、送
風機の回転翼4の間に吸込まれ、それから送風さ
れてバグフイルター等へ送り込まれる。この時翼
裏での微細なダストは渦流やよどみ状態になつた
時、第2図の接地体である翼裏4や側板5に対し
クーロン力によつて引寄せられ堆積していく。第
2図は送風機回転翼4並びに側板5と翼裏へのダ
スト付着状況6を示す概念図である。
この発明では帯電ダストが翼裏4や側板5の滞
留する部分に別途に設けた空気イオン発生器から
放出されたイオン群をダストと共に吸入させ、帯
電ダストを中和除電し、クーロン力による翼裏4
や側板5への吸着堆積を防止せしめるような方法
の採用にある。
第3図は送風機7と空気イオン発生器11の位
置関係を示す概念図である。空気イオン発生器1
1は2つの電極間に高電圧を印加し、コロナ放電
部周辺の空気をイオン化し、送風によつてこのイ
オンを帯電部に吹きつけるのが一般である。送り
出されたイオンは異極性の帯電物体と中和し除電
効果を発揮する。
この発明では、送風機翼間に直接イオンをダス
トの流れにのせて送り込ませるために、空気イオ
ン発生器11のイオン発生ノズルの取付位置を翼
間に対向するように配慮し、イオン流が接地体で
ある風管や他の金属壁と接触することなく吸引さ
れるダスト流と共に翼間に吸入されるように工夫
を施したものである。吸入されたイオン流は、滞
留帯電ダストと中和しダストは除電されて翼裏4
へのクーロン力による付着堆積はなくなる。
(実施例) 第3図はこの発明の一実施例を示す図である。
送風機7と空気イオン発生器11の位置関係を示
す。第4図は空気イオン発生器11を背面から見
た概要図である。
第3図について説明すると、送風機7の回転に
よつて吸入側風管には転炉から吐出されたダスト
が吸引されて流れてくるが、ダストは風管との摩
擦、ダスト同志の衝突等によつて帯電する。風管
途中に第5図に示す電圧センサーを挿入し静電気
電圧を測定した結果の1例はダスト量に比例して
最高3〜5kvが認められた。ダストの粒径は
50μm以下で翼裏付着ダスト粒径の90%は2μmで
残り10%は5μm以下の粒径のものであつた。これ
等の粒径はもつとも静電気力が働き易く、ダスト
の翼裏付着の最大要因となつていた。即ち、帯電
ダストが送風機7内に吸引されると回転翼10に
よつて翼表側のダストを含んだ空気はその遠心力
によつて吐出側風管9に送り込まれるが、その一
部は翼裏側にまわり渦流状に滞留する。その時帯
電した小粒径のダストは重力、粘性力にさからつ
て、その静電気力によりアース体である翼裏に付
着し次々に固着していく。小粒径の粉体が帯電
し、アース体に一度固着すれば離脱しにくくなる
と同時にじゅず球現象で次々に帯電小粒子が堆積
していくのも静電気の力学現象そのものである。
これを除電するためにイオン発生器は、第4図
のイオン発生ノズルに示すように金属パイプを一
つの電極とし、その中に絶縁した針状電極を併列
に14本設けこれを2段とし、総合的には矩形面か
らイオンを風管に送り込む構造のものを用いた。
電極間の印加電圧は12kvとした。勿論形状、除
電能力については回転翼間の帯電粒子を十分除電
し得る能力を持ち且つ最も経済的になるよう工夫
したものである。
この空気イオン発生器の取付位置は、発生イオ
ンが風管その他ボデイ金属に触れることなく回転
翼間に吸入されるようダスト流に乗せる最適位置
を選定した。イオン送入用空気は第4図の空気吸
入口から風管内ダスト流の吸引力による自然吸入
方式と、別途にブロワーを設置し、強制送入方式
の何れも採用出来るようにした。
空気イオン発生器は交流高電圧を印加し、プラ
スイオン、マイナスイオンを交互に発生させる方
式、吸入側風管8に設けた電圧センサー13と連
動し、帯電ダストがプラス電荷の場合はマイナス
高電圧を印加しマイナスイオンを送入し、帯電ダ
ストがマイナス電荷の場合はプラス高電圧を印加
しプラスイオンを送入出来る方式の何れの方式も
切替スイツチを作動させるだけで選定出来る構造
のものを採用した。
又吸込側風管8に設けた風速センサー14に連
動し、空気イオン発生器の送風ブロアを調節出来
るようにし、発生イオンが効率よく回転翼に吸引
される工夫も行つた。これ等により、回転翼裏に
は除電に十分なイオンが吸引され、小粒径の帯電
ダストの静電気力で働く吸着現象を防止すること
が出来る方法を見出した。
(発明の効果) 以上説明したように本発明方法を採用すること
により、翼裏や側板への付着ダストは激減し、従
来毎月3回以上多い時には3日に1回程度送風機
解体の上、翼裏や側板への付着ダストの掻き落し
作業を行つていたが、本法の採用により月に1回
又は2ケ月に1回と掻き落し作業回数が減少し
た。送風機解体の労力の低減、生産効率の向上、
ひいては経済的メリツトに大きな効果が期待出来
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はダストが帯電し回転翼裏へ吸着され堆
積していく状況の概念図。第2図は翼裏へのダス
ト付着状況を示す概念図。第3図は送風機と空気
イオン発生器の位置関係を示す概念図。第4図は
空気イオン発生器を背面から見た図。第5図は電
圧センサーを示す図である。 1……ダスト粒、2……帯電したダスト、3…
…風管、4……送風機回転翼の一部、5……側
板、6……吸着ダストの状況、7……送風機、8
……吸込側風管、9……吐出側風管、10……回
転翼、11……空気イオン発生器、12……送風
機駆動モーター、13……電圧センサー、14…
…風速センサーを示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 排塵、排煙用送風機において、その回転翼間
    の空〓に高電圧印加型空気イオン発生器より発生
    させたイオンを直接吸引させ、又は送風し、帯電
    した粉塵や煙塵を中和除電させ、これら粉体類の
    回転翼への帯電による付着を防止することを特徴
    とする送風機回転翼の粉体付着防止方法。 2 排塵、排煙用送風機において、その回転翼間
    の空〓に高電圧印加型空気イオン発生器より発生
    させたイオンを直接吸引させ、又は送風するに際
    し、送風機の吸引側風道に設けた帝電ダスト電圧
    検出用センサーと空気イオン発生器とを連動さ
    せ、センサーによる電圧検出時だけ陰・陽イオン
    を発生させるか、又はプラス電圧が検出されれば
    マイナスイオンを発生させ、マイナス電圧が検出
    されればプラスイオンを発生させて、帯電した粉
    塵や煙塵を中和除電させ、これら粉体類の回転翼
    への帯電による付着を防止することを特徴とする
    送風機回転翼の粉体付着防止方法。 3 排塵、排煙用送風機において、その回転翼間
    の空〓に高電圧印加型空気イオン発生器より発生
    させたイオンを直接吸引させ、又は送風するに際
    し、送風機の吸引側風道に設けた風速検出用セン
    サーと空気イオン発生器の送風ブロワとを連動さ
    せ、風道風速に対応してイオン風速を制御し、一
    定の回転翼間の空〓にイオンが集中して吸引され
    るようにして、帯電した粉塵や煙塵を中和除電さ
    せ、これら粉体類の回転翼への帯電による付着を
    防止することを特徴とする送風機回転翼の粉体付
    着防止方法。
JP217686A 1986-01-10 1986-01-10 送風機回転翼の粉体付着防止方法 Granted JPS62162799A (ja)

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JPS62162799A JPS62162799A (ja) 1987-07-18
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