JPH0573857A - ヘツドドラム用クリーニング機構 - Google Patents

ヘツドドラム用クリーニング機構

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JPH0573857A
JPH0573857A JP25724391A JP25724391A JPH0573857A JP H0573857 A JPH0573857 A JP H0573857A JP 25724391 A JP25724391 A JP 25724391A JP 25724391 A JP25724391 A JP 25724391A JP H0573857 A JPH0573857 A JP H0573857A
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JP
Japan
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drum
outer peripheral
peripheral surface
rotary
head
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JP25724391A
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Inventor
Takahiro Komazaki
隆裕 駒崎
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 回転ドラム及び回転磁気ヘッドを備えたヘッ
ドドラムの外周面、特に、回転磁気ヘッドのテープ接触
面と回転ドラムの外周面の両方を各別なクリーニング作
用によりいずれも効果的にクリーニングできるようにす
る。 【構成】 メカシャーシ2に水平方向へ回動自在に支持
された回動アーム30の回動端部に回転自在なクリーニ
ングローラ38及びブラシ41を支持し、該クリーニン
グローラはヘッドドラム3の外周面28のうち回転磁気
ヘッド6、6、・・・の回転軌跡と対応した部分と同じ
高さに配置し、ブラシは回転ドラム5の外周面9と同じ
高さに配置し、回転ドラム及び回転磁気ヘッドが回転し
ている状態から回動レバーを移動させてクリーニングロ
ーラ及びブラシをヘッドドラムの外周面に接触させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規なヘッドドラム用ク
リーニング機構に関する。詳しくは、回転ドラム及び回
転磁気ヘッドを備えたヘッドドラムの外周面をクリーニ
ングするためのヘッドドラム用クリーニング機構に関す
るものであり、クリーニング作用が異なる2種類のクリ
ーニング手段を用いることにより、回転磁気ヘッドのテ
ープ接触面と回転ドラムの外周面や溝状の部分を効果的
にクリーニングすることができる新規なヘッドドラム用
クリーニング機構を提供しようとするものである。
【0002】
【従来の技術】ビデオテーププレーヤ(VTR)や回転
ヘッド式のデジタルオーディオテーププレーヤ(R−D
AT)には、外周面に沿って移動する回転磁気ヘッドを
備えたヘッドドラムが設けられる。
【0003】このようなヘッドドラムは、通常、シャー
シに固定された固定ドラムとそれに対して回転自在に支
持された回転ドラムを有し、回転磁気ヘッドは回転ドラ
ムに支持された支持部材に支持された状態でそのテープ
接触面がヘッドドラムの外周面上の上記2つのドラムの
間に位置するように設けられる。
【0004】そして、磁気テープに対する信号の記録又
は読取は、ヘッドドラムの外周面に磁気テープを所定の
巻付角巻き付けた状態で磁気テープを走行させ、かつ、
回転ドラムを回転させて、回転磁気ヘッドが磁気テープ
の記録面を走査することによって行われる。
【0005】ところで、磁気ヘッドのヘッドギャップは
極めて微小であるため、そのテープ接触面に付着した埃
等は信号の記録や読取にドロップアウトが生ずる原因と
なる。
【0006】このため、この種のテーププレーヤには回
転磁気ヘッドのテープ接触面をクリーニングするための
クリーニング機構を設けることがある。
【0007】図6は従来のクリーニング機構の一例aを
示すものである。
【0008】同図において、bは固定ドラムcと回転ド
ラムd及び複数の回転磁気ヘッドe、e、・・・等から
成るヘッドドラムであり、固定ドラムcと回転ドラムd
との間には僅かな間隙fがあり、回転ドラムdの周壁g
の下端には互いに周方向へ離間した複数の切欠h、h、
・・・が形成され、回転磁気ヘッドe、e、・・・は上
記切欠h、h、・・・と各別に対応したところに配置さ
れると共にそのテープ接触面i、i、・・・はヘッドド
ラムaの外周面jより僅かに突出されている。
【0009】k、k、・・・は回転ドラムdの外周面l
に形成されたエアーフィルム形成用の溝、即ち、ヘッド
ドラムaに巻き付けられる磁気テープとヘッドドラムa
の外周面jとの間にエアーフィルムを形成するための溝
である。
【0010】mは図示しない移動部材に支持されたロー
ラ支持軸であり、その上端部にゴム材料等により形成さ
れたクリーニングローラnが回転自在に支持され、該ク
リーニングローラnはヘッドドラムaの外周面jのうち
回転磁気ヘッドe、e、・・・の回転軌跡を含むある程
度の上下幅を有する領域oと対応した高さに位置されて
おり、実線で示すようにヘッドドラムaから稍離間した
待機位置と2点鎖線で示すようにヘッドドラムaと接触
した接触位置との間を移動され、ヘッドドラムaに対す
る接触は適度な弾発力を伴って行われる。
【0011】そして、クリーニングを行うときはヘッド
ドラムaの回転ドラムd及び回転磁気ヘッドe、e、・
・・等の回転部を回転させた後クリーニングローラnを
接触位置へと移動させる。すると、少なくともクリーニ
ングローラnがヘッドドラムaの外周面jに接触した初
期においてはこれらヘッドドラムaとクリーニングロー
ラnとの間に大きな回転速度差が生じるため、この回転
速度差により回転ドラムdの外周面l及び回転磁気ヘッ
ドe、e、・・・のテープ接触面i、i、・・・とクリ
ーニングローラnとが摺接し、この摺接によって回転ド
ラムdの外周面lの一部及び回転磁気ヘッドe、e、・
・・のテープ接触面i、i、・・・がクリーニングされ
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
クリーニング機構aによると、ヘッドドラムaの外周面
jのうちクリーニングできるのは前記領域o、即ち、回
転磁気ヘッドe、e、・・・の回転軌跡を含むある程度
の上下幅を有する領域oに限られてしまうという問題が
ある。
【0013】そして、クリーニングローラnの丈を上に
伸ばして回転磁気ヘッドe、e、・・・の他に回転ドラ
ムdの外周面l全体についてもクリーニングできるよう
にすることが考えられる。
【0014】ところが、クリーニングローラnによるク
リーニングはこれが接触する面との間の摺接作用による
ものであるから、回転磁気ヘッドe、e、・・・のテー
プ接触面i、i、・・・に対するクリーニングとしては
効果的であるが、エアーフィルム形成用の溝k、k、・
・・等の凹部や、固定ドラムcと回転ドラムdとの間の
間隙fや切欠h、h、・・・の内縁等に対するクリーニ
ング効果は全く得られず、そればかりか、却ってこれら
凹部や間隙等に埃を埋め込んでしまうことすらあるとい
う問題がある。
【0015】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明ヘッドド
ラム用クリーニング機構は、上記した課題を解決するた
めに、ヘッドドラムの外周面と接触離間自在に接触しか
つ互いに一体的に移動されるブラシ及び回転自在なクリ
ーニングローラを設け、該クリーニングローラは少なく
とも回転磁気ヘッドと接触し、ブラシは少なくとも回転
ドラムの外周面のうち回転磁気ヘッド以外の部分と接触
するようにしたものである。
【0016】
【作用】従って、本発明ヘッドドラム用クリーニング機
構にあっては、回転磁気ヘッドのテープ接触面はクリー
ニングローラとの間の摺接によってクリーニングされ、
回転ドラムの外周面やそれに形成された溝等の凹部はブ
ラシによる掃取作用によってクリーニングされるので、
回転磁気ヘッドのテープ接触面及び回転ドラムの外周面
全体をいずれも良好にクリーニングすることができ、し
かも、クリーニングローラとブラシは互いに一体的に移
動するので、制御手段が複雑になる惧れもない。
【0017】
【実施例】以下に、本発明ヘッドドラム用クリーニング
機構の詳細を添付図面に示した各実施例に従って説明す
る。
【0018】図1乃至図4は本発明をR−DATにおけ
るヘッドドラム用クリーニング機構に適用した第1の実
施例を示すものである。
【0019】1はR−DAT(図面では記録再生部の要
部のみを示してある)、2はそのメカシャーシである。
【0020】3はメカシャーシ2の後端部上面から突出
するように配置されたヘッドドラムであり、該ヘッドド
ラム3はメカシャーシ2に固定された固定ドラム4と該
固定ドラム4の上にそれと同軸に位置した状態で固定ド
ラム4に回転自在に支持された回転ドラム5と、該回転
ドラム5に支持された図示しないヘッド基板に支持され
た複数の回転磁気ヘッド6、6、・・・等から成る。
【0021】そして、固定ドラム4と回転ドラム5との
間には僅かな間隙7が設けられており、また、回転ドラ
ム5の周壁の下端にはその周方向へ離間した複数の切欠
8、8、・・・が形成され、上記回転磁気ヘッド6、
6、・・・はこれら切欠8、8、・・・と対応した位置
に各別に配置されると共に、そのテープ接触面6a、6
a、・・・は回転ドラム5の外周面9より僅かに外側へ
突出するように位置している。
【0022】10は固定ドラム4の外周面11に形成さ
れたリード、即ち、該外周面11の一部を浅く削り取る
ことによって形成された段差面として形成され、螺旋方
向、即ち、上方から見て反時計回り方向側端へ行くに従
って下方へ変位する方向に延びるように形成されてい
る。
【0023】12、12、・・・は回転ドラム5の外周
面9にその周方向に延びるように形成されたエアーフィ
ルム形成用溝であり、該回転ドラム5の軸方向に一定の
間隔で配列され、その横断面形状は略V字状をしてい
る。
【0024】尚、図面ではヘッドドラム3の軸がメカシ
ャーシ2に対して垂直な姿勢で示してあるが、実際には
この軸は所定の方向へ稍傾いている。
【0025】このようなヘッドドラム3は、記録又は再
生が行われるとき、回転ドラム5その他の回転部が図示
しないドラムモータによって回転される。
【0026】13はメカシャーシ2の前端部上面の左右
方向に離間した位置から突出するように配置されたリー
ル台である。
【0027】14、14´はメカシャーシ2に形成され
た案内溝であり、これら案内溝14、14´は後方へ行
くに従って互いの間隔が開き、かつ、その大部分がヘッ
ドドラム3の左右両脇に各別に位置するように形成され
ている。
【0028】15、15´はテープローディングブロッ
クであり、上記案内溝14、14´に沿って移動するよ
うに支持された移動ベース16、16と、該移動ベース
16、16に立設されたローディングポスト17、17
等を備え、テープローディングが開始する前の初期状態
においては実線で示す初期位置、即ち、案内溝14、1
4´の前端部上に来ている初期位置に保持され、テープ
ローディングが開始すると1点鎖線で示すローディング
完了位置、即ち、案内溝14、14´の後端部上に来た
ローディング完了位置へと移動される。
【0029】18はヘッドドラム3の右方に配置された
キャプスタン、19及び20はメカシャーシ2に固定さ
れた固定テープガイド、21はピンチローラ、22はフ
リダシガイド、23はテンレギピンであり、これらピン
チローラ21、フリダシガイド22及びテンレギピン2
3はそれぞれメカシャーシ2に回動自在に支持された図
示しない回動アームの先端部に支持され、初期状態にお
いては実線で示す初期位置に保持される。
【0030】24はテープカセットであり、そのカセッ
トケース25の内部には磁気テープ26の両端が止着さ
れた2つのテープリール27、27が回転自在に収納さ
れ、磁気テープ26の2つのテープリール27と27と
の間の部分はカセットケース25に形成された左右のテ
ープ出口25a、25aからカセットケース25外へ導
出され、かつ、カセットケース25の前面に形成された
テープ引出用凹部25bの前面を通されている。
【0031】そこで、R−DAT1にテープカセット2
4が装着されると、そのテープリール27、27が前記
リール台13、13に各別に係合されると共に、ローデ
ィングポスト17、17、ピンチローラ21、フリダシ
ガイド22及びテンレギピン23は、相対的に、カセッ
トケース25のテープ引出用凹部25b内に位置する。
【0032】テープローディングはこの状態から開始す
る。そして、テープローディングが開始すると、テープ
ローディングブロック15、15´は前記ローディング
完了位置へ、ピンチローラ21、フリダシガイド22及
びテンレギピン23はそれぞれ1点鎖線で示す位置へと
移動する。これにより磁気テープ26がカセットケース
25から所定量引き出されると共に、その一部がヘッド
ドラム3の外周面28に所定の巻付角略螺旋状に巻き付
けられた所定のパスを通され、ヘッドドラム3に対する
磁気テープ26の巻付の上下方向における位置は磁気テ
ープ26の一側縁が前記リード10に軽く押し当てられ
ることにより規定される。
【0033】この状態がテープローディング完了状態で
あり、記録又は再生はこの状態からヘッドドラム3の回
転部が回転され、かつ、磁気テープ26が走行されるこ
とによって行われる。
【0034】尚、回転ドラム5が回転するとヘッドドラ
ム3の外周面28の周囲の空気が該外周面28に追従す
るように移動するので、ヘッドドラム3に磁気テープ2
6が巻き付けられた状態では上記空気が外周面28と磁
気テープ26との間の略V字状に開いた空間から磁気テ
ープ26の内側、特に、前記エアーフィルム形成溝1
2、12、・・・に入り込み、それにより、これら外周
面28と磁気テープ26との間にエアーフィルムが形成
される。
【0035】29はヘッドドラム用クリーニング機構で
あり、該ヘッドドラム用クリーニング機構29はメカシ
ャーシ2に回動自在に支持された回動アームと、該回動
アームに支持されたクリーニングローラ及びブラシと、
前記テープローディングブロック15と協働して回動ア
ームの位置を制御する制御レバー等から成る。
【0036】30は回動アームである。該回動アーム3
0はその両端部31、31´を除く部分が上方から見て
緩やかな弧を描くように延びると共に、その幅広な一端
部31(以下、「連結部」と言う。)には該アーム30
の長手方向に長い係合長孔32が、該係合長孔32から
稍他端寄りの位置には挿通孔33がそれぞれ形成され、
更に、その一側縁の挿通孔33より稍他端側へ寄った位
置からは被押圧部34が略前方へ向かって突出されてい
る。
【0037】35はメカシャーシ2の上面のうち前記右
側の案内溝14の後端部から右方向へ稍離間した位置に
立設された支持軸である。そして、回動アーム30はそ
の挿通孔33に上記支持軸35が挿通されることによっ
て該支持軸35に略前後方向へ回動自在に支持され、そ
の他端部31´はヘッドドラム3の下端部の略真後ろに
位置される。
【0038】回動アーム30の他端部31´の連結部3
1側の端部には軸がヘッドドラム3の軸と平行な方向へ
延びる円筒状をした支持部36が上方へ向かって突設さ
れ、該支持部36にローラ支持軸37が支持されてい
る。
【0039】38は直径の割には長さの短い円筒状をし
たクリーニングローラであり、ゴム材料により形成さ
れ、その孔38aにはスリーブ39が内嵌されており、
該スリーブ39に上記ローラ支持軸37の支持部36か
ら上方へ突出した部分が挿通されることにより該ローラ
支持軸37に回転自在に支持され、また、ローラ支持軸
37からの抜止は該ローラ支持軸37に係着された止め
ワッシャ40により為されている。
【0040】尚、クリーニングローラ38はヘッドドラ
ム3の外周面28のうち回転磁気ヘッド6、6、・・・
の回転軌跡を幅の中心としてある程度の幅を有し少なく
ともエアーフィルム形成溝12、12、・・・を含まな
い部分と対応した高さに位置している。
【0041】41はクリーニング用のブラシであり、そ
の刷毛部42が略前方を向く向きで、回動アーム30の
他端部31´の反連結部31側の端部から上方へ突出す
るように設けられ、該刷毛部42はヘッドドラム3の外
周面28のうちその上端より稍高い位置と固定ドラム4
の上端より稍低い位置との間の部分と対応した高さに位
置している。
【0042】43は制御レバーである。44は制御レバ
ー44の主部であり、細幅な平板状をしており、その両
端寄りの位置には長手方向に延びる長孔44a、44a
が各別に形成され、これら長孔44a、44aにメカシ
ャーシ2に立設された2本のピン45、45が各別に、
かつ、摺動自在に係合されることによりその長手方向へ
一定の範囲内で移動自在なるように支持され、前記右側
の案内溝14の右脇の位置に該案内溝14と略平行な方
向へ延びる向きで配置されている。
【0043】46は主部44の前端部から左後方へ向か
って突出した被押圧部であり、その先端部は右側のテー
プローディングブロック15の移動ベース16と同じ高
さに位置している。
【0044】47は主部44の右側縁の後端寄りの位置
から突出したバネ掛部であり、該バネ掛部47には一端
部がメカシャーシ2に係止された引張バネ48の他端部
が係止され、それにより、制御レバー43に略後方へ向
けての移動力が付勢される。
【0045】49は制御レバー43の主部44の後端部
に立設された連結ピンであり、該連結ピン49は回動ア
ーム30の係合長孔32に摺動自在に挿通され、それに
より、回動アーム30の右端部と制御レバー43の後端
部とが回動自在に連結される。
【0046】従って、制御レバー43に対する位置規制
が解除されている状態では、連結ピン49が回動アーム
30の連結部31を略後方へ向けて押圧しているので、
この状態では回動アーム30に上方から見て反時計回り
方向への回動力が付勢される。
【0047】そこで、このようなヘッドドラム用クリー
ニング機構29による動作は次のように行われる。
【0048】先ず、回動アーム30の位置の制御につい
て説明する。
【0049】回動アーム30はテープローディングが開
始してから完了するまでの間そのクリーニングローラ3
8及びブラシ41がヘッドドラム3と接触した接触位置
に保持され、それ以外のときはクリーニングローラ38
及びブラシ41がヘッドドラム3から離間した待機位置
に保持される。
【0050】即ち、初期状態においては、制御レバー4
3の被押圧部46が初期位置に来ている右側のテープロ
ーディングブロック15の移動ベース16に略左前方か
ら当接することで制御レバー43がそれ以上後方へ移動
するのを阻止され、この状態では、回動アーム30は、
図1に実線で示すように、クリーニングローラ38及び
ブラシ41がヘッドドラム3から略後方へ離間した待機
位置に保持される。
【0051】そして、テープローディングが開始すると
テープローディングブロック15が後方へ移動して行く
ので、制御レバー43は引張バネ48の引張力によって
後方へ移動され、それによって回動アーム30は反時計
回り方向へ回動され、その回動は、図1に2点鎖線で示
すように、クリーニングローラ38がヘッドドラム3の
外周面28に当接した接触位置に来たところで停止し、
これと共に制御レバー43の後方への移動も停止する。
【0052】更に、テープローディングブロック15が
ローディング完了位置に至る直前の位置まで来ると、そ
の移動ベース16が回動アーム30の被押圧部34を押
圧して回動アーム30を時計回り方向へ回動させ、それ
によって制御レバー43は前方へ移動され、そして、テ
ープローディングブロック15がローディング完了位置
に到達するのと略同時に回動アーム30は待機位置へと
移動される。
【0053】また、この状態からテープアンローディン
グ、即ち、磁気テープ26のカセットケース25内への
巻取が開始されると、テープローディングブロック15
が初期位置へ向けて移動されて行くので、回動アーム3
0の被押圧部34に対する押圧が解除され、それによ
り、回動アーム30が接触位置へと移動され、そして、
テープローディングブロック15が初期位置に到達する
直前に該テープローディングブロック15が制御レバー
43の被押圧部46を押圧して制御レバー43を前方へ
移動させ、それによって回動アーム30が待機位置へと
移動される。
【0054】回動アーム30の位置の制御は以上のよう
に行われるので、クリーニングローラ38及びブラシ4
1はテープローディングが行われている間及びテープア
ンローディングが行われている間ヘッドドラム3の外周
面28と接触する。
【0055】次に、ヘッドドラム3の外周面28のクリ
ーニングについて説明する。
【0056】テープローディングの開始と同時に又はそ
れより稍先行してヘッドドラム3の回転部が一時的に回
転を開始する。従って、クリーニングローラ38は回転
している回転磁気ヘッド6、6、・・・のテープ接触面
6a、6a、・・・と、ブラシ41の刷毛部42は回転
している回転ドラム5の外周面9及び回転磁気ヘッド
6、6、・・・のテープ接触面6a、6a、・・・とそ
れぞれ接触され、それにより、回転磁気ヘッド6、6、
・・・のテープ接触面6a、6a、・・・及び回転ドラ
ム5の外周面9がクリーニングされる。即ち、回転して
いる回転磁気ヘッド6、6、・・・のテープ接触面6
a、6a、・・・に静止しているクリーニングローラ3
8が接触すると、その接触の初期においてはこれらテー
プ接触面6a、6a、・・・とクリーニングローラ38
とが摺接するのでその摺接によってテープ接触面6a、
6a、・・・がクリーニングされ、また、回転している
回転ドラム5の外周面9に刷毛部42が接触すると該刷
毛部42が外周面9の他、回転ドラム5の周壁下縁や切
欠8、8、・・・の開口縁部とエアーフィルム形成用溝
12、12、・・・等を掃くので、それにより、外周面
9や切欠8、8、・・・、エアーフィルム形成用溝1
2、12、・・・等に付着していた埃が除去される。
【0057】尚、ブラシ41は回転磁気ヘッド6、6、
・・・とも接触するので、そのテープ接触面6a、6
a、・・・はクリーニングローラ38とブラシ41の両
方によってクリーニングされる。
【0058】そして、上記したように、クリーニングロ
ーラ38及びブラシ41はテープアンローディングが行
われるときもヘッドドラム3に接触するので、このとき
ヘッドドラム3の回転部を回転させればテープアンロー
ディング中にもヘッドドラム3に対するクリーニングを
行うことができる。
【0059】図5は本発明ヘッドドラム用クリーニング
機構の第2の実施例29Aを示すものである。
【0060】この実施例に示すヘッドドラム用クリーニ
ング機構29Aにおいては、ブラシ41の刷毛部42を
一部、即ち、クリーニングローラ38と同じ高さに位置
する部分を除去してある。
【0061】従って、このヘッドドラム用クリーニング
機構29Aによる回転磁気ヘッド6、6、・・・に対す
るクリーニングはクリーニングローラ38によってのみ
行われる。
【0062】
【発明の効果】以上に記載したところから明らかなよう
に、本発明ヘッドドラム用クリーニング機構は、回転ド
ラム及び回転磁気ヘッドを備えたヘッドドラムの外周面
をクリーニングするためのクリーニング機構であって、
ヘッドドラムの外周面と接触離間自在に接触しかつ互い
に一体的に移動されるブラシ及び回転自在なクリーニン
グローラを備え、該クリーニングローラは少なくとも回
転磁気ヘッドと接触され、ブラシは少なくとも回転ドラ
ムの外周面のうち回転磁気ヘッド以外の部分と接触され
ることを特徴とする。
【0063】従って、本発明ヘッドドラム用クリーニン
グ機構にあっては、回転磁気ヘッドのテープ接触面はク
リーニングローラとの間の摺接によってクリーニングさ
れ、回転ドラムの外周面やそれに形成された溝等の凹部
はブラシによる掃取作用によってクリーニングされるの
で、回転磁気ヘッドのテープ接触面及び回転ドラムの外
周面全体をいずれも良好にクリーニングすることがで
き、しかも、クリーニングローラとブラシとは一体的に
移動されるので、制御手段が複雑になる惧れもない。
【0064】尚、前記各実施例においては、クリーニン
グローラとブラシを水平方向へ離間して配置したが、場
合によっては、これらクリーニングローラとブラシを上
下方向へ配列することも考えられる。
【0065】この他、上記各実施例に示したクリーニン
グローラ及びブラシの形態やこれらを移動させるための
手段その他各部の構造ないしは形状等は本発明を実施す
るに当たっての具体化のほんの一例を示したものであ
り、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈
されてはならない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明ヘッドドラム用クリーニング機構をR−
DATにおけるヘッドドラム用クリーニング機構に適用
した第1の実施例を示す要部平面図である。
【図2】ヘッドドラム用クリーニング機構の要部とヘッ
ドドラムを示す斜視図である。
【図3】回動アームが待機位置に来ている状態における
図1のIII−III線に沿う拡大断面図である。
【図4】回動アームが接触位置に来ている状態における
図1のIV−IV線に沿う拡大断面図である。
【図5】本発明ヘッドドラム用クリーニング機構の第2
の実施例を示す斜視図である。
【図6】従来のヘッドドラム用クリーニング機構の一例
を一部切り欠いて示す側面図である。
【符号の説明】
3 ヘッドドラム 5 回転ドラム 6 回転磁気ヘッド 9 (回転ドラムの)外周面 28 (ヘッドドラムの)外周面 29 ヘッドドラム用クリーニング機構 29A ヘッドドラム用クリーニング機構 38 クリーニングローラ 41 ブラシ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転ドラム及び回転磁気ヘッドを備えた
    ヘッドドラムの外周面をクリーニングするためのクリー
    ニング機構であって、ヘッドドラムの外周面と接触離間
    自在に接触しかつ互いに一体的に移動されるブラシ及び
    回転自在なクリーニングローラを備え、該クリーニング
    ローラは少なくとも回転磁気ヘッドと接触され、ブラシ
    は少なくとも回転ドラムの外周面のうち回転磁気ヘッド
    以外の部分と接触されることを特徴とするヘッドドラム
    用クリーニング機構。
JP25724391A 1991-09-10 1991-09-10 ヘツドドラム用クリーニング機構 Pending JPH0573857A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO1995019033A1 (en) * 1994-01-04 1995-07-13 Allsop, Inc. Video player/recorder cleaning device

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WO1995019033A1 (en) * 1994-01-04 1995-07-13 Allsop, Inc. Video player/recorder cleaning device
EP0738415A1 (en) * 1994-01-04 1996-10-23 Allsop, Inc. Video player/recorder cleaning device

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