JPH057353U - 塗布装置の塗布材吐出部構造 - Google Patents
塗布装置の塗布材吐出部構造Info
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- JPH057353U JPH057353U JP5503191U JP5503191U JPH057353U JP H057353 U JPH057353 U JP H057353U JP 5503191 U JP5503191 U JP 5503191U JP 5503191 U JP5503191 U JP 5503191U JP H057353 U JPH057353 U JP H057353U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 塗布材の塗布装置の吐出ノズル以外の摺動部
分からの漏出を長時間防止可能なパッキン構造を持った
塗布材吐出部構造を提供することを目的とする。 【構成】 塗布材供給口11から供給された塗布材18
が下向きに塗布材流通路12、弁体8と弁座7の間、下
流側流通路12a、吐出ノズル6を通って吐出されるよ
うに構成されているが、前記塗布材流通路12の上端部
で前記弁体8を上下動させる弁体シャフト4aが貫通す
る部分には漏出防止用にVパッキン13、座金20、2
枚の皿ばね14及び締付部材19により皿ばね14の弾
撥力を利用して長時間の漏出防止を可能なように構成し
たものである。
分からの漏出を長時間防止可能なパッキン構造を持った
塗布材吐出部構造を提供することを目的とする。 【構成】 塗布材供給口11から供給された塗布材18
が下向きに塗布材流通路12、弁体8と弁座7の間、下
流側流通路12a、吐出ノズル6を通って吐出されるよ
うに構成されているが、前記塗布材流通路12の上端部
で前記弁体8を上下動させる弁体シャフト4aが貫通す
る部分には漏出防止用にVパッキン13、座金20、2
枚の皿ばね14及び締付部材19により皿ばね14の弾
撥力を利用して長時間の漏出防止を可能なように構成し
たものである。
Description
【0001】
本考案は一液性エポキシ、一液又は二液性シリコンをはじめ各種シール材、接 着剤を線状かつエンドレスに塗布し、自動車及び自動車関連産業、電気及び電子 機器産業、機械産業等に利用する塗布装置の塗布材吐出部構造に関する。
【0002】
従来、この種の塗布装置としては、図3(側面図)、図4(平面図)に示すよ うな自動塗布装置がある。この装置はテンプレート21に沿ってこれに密着する マグネットローラー22を設けて、吐出ノズル23を誘導するもので、前記マグ ネットローラー22が通過する軌跡27に対応した形状の離脱防止板24を設け たものである。
【0003】 この装置では、被塗布物25を交換する際に邪魔にならないように、前記吐出 ノズル23が一順した終点(一順の始点でもある)で前記軌跡27の外に退避す る必要がある。このために、図5(イ)、(ロ)に示すように誘導プレート28 を使用して退避路26が設けられている。この退避路26には入口及び出口にそ の一方のみを開放するようにスライドゲート29が設けられており、軌跡27の 始点の軌跡27aと終点の軌跡27bとは退避路26の入口と出口間ではオーバ ーラップすにように構成されている。
【0004】 このため、このオーバーラップ区間の一点で前記吐出ノズル23の吐出開始及 び吐出停止を行って一順の塗布が完了するように構成している。
【0005】 上述の吐出ノズル23での塗布材の吐出の開始及び停止はバルブで行うが、こ のバルブの構造に各種のものがある。
【0006】 SVRバルブと呼称されるものは、図6に示すように、弁体31がニードル式 であるため、耐圧性は良いが、塗布材供給口32より下流にある弁座33に弁体 31が下降して接触し、塗布材34をカットするため、バルブを閉じる時に塗布 材34が弁体31自身で押し出され、この分が塗布材34の等速供給分に加わり 、カット時に余分な塗布材34が出てしまう。このため、最終的に液溜りが出来 てしまい、塗布材34の無駄であるばかりでなく、被塗布部材である例えばミッ ションやシリンダー内に進入して内部液体を汚染することになる。
【0007】 SVバルブと呼称されるものは、上述の液溜りを回避するために考えられたも のである。図7に示すように、塗布材供給口32より下流にある弁体35が上昇 して弁座33に接触し、塗布材34をカットするため、塗布修了時の塗布材34 の切れは良く、液溜りがなくなる。
【0008】 しかし、塗布材34の内圧が高くなる(50kg/cm2 以上)と、空気圧だ けではバルブが閉じきれなくなるので、大型の装置が必要になる。
【0009】 SVHバルブと呼称されるものは、図8に示すように、上述のSVバルブと同 様に塗布材供給口32より下流にある弁体36が上昇して弁座33に接触し、塗 布材34をカットする構造であると共に、この弁体36より大径の補助弁体37 が塗布材供給口32の上流側に前記弁体36と一体で設けられている。
【0010】 この結果、前記SVバルブと同様に塗布材34の切れが良く、吐出終了時の液 溜りがなく、更に塗布材34の内圧によってバルブが閉じるようになっているた め、塗布材34の内圧が高くてもこのバルブは動作に支障がないが、塗布材34 が高圧になると弁体36を動かす力が大きくなり、その駆動用エアシリンダーの 径が大きくなり、装置が大型化してしまう。
【0011】 上述の各種バルブの問題を解決するために、本出願人は実願昭63−1379 53号で図9に示すようなバルブを提案した。このバルブは上述の図6のSVR バルブを改良したものである。
【0012】 このバルブの特徴は、SVRバルブで吐出停止時に弁体31の下向き動作のた めに発生する塗布材の過剰吐出を防止するものである。即ち、図9、10に示す ものがこのバルブの断面図である。本考案のバルブは図9のバルブの改良型のも のであるので、図9のバルブの構造について詳細に説明する。
【0013】 バルブ1は本体2と吐出ノズル6とから構成されている。本体2の中心線上の 下部には下側から下流側流通路12a、弁座7、塗布材流通路12が構成されて おり、塗布材流通路12の側面に本体2を貫通して塗布材18を供給する塗布材 供給口11が穿設されている。
【0014】 又、本体2の中心線上の上部には上側からエア供給口9、スプリング5と、こ の下側に構成されているシリンダー室16内にピストン3とシリンダー室16の 下端に固定円板15が設けられており、側面には本体2を貫通してエア供給口1 0が穿設されている。
【0015】 このように構成されている本体2の中心線に沿って、前記ピストン3に固定さ れたシャフト4が固定円板15を貫通して下方に延伸して弁体シャフト4aとな り、塗布材流通路12の上端部に設けられている締付部材19とVパッキン13 を貫通して下端は弁体8を構成している。
【0016】 更に、上記弁体シャフト4aの中間部で、塗布材流通路12の上端部にはパッ キン材として複数のVパッキン13が挿入され、この上側に締付部材19が設け られていて、Vパッキン13に適当な押圧力を付与して塗布材流通路12の上端 側からの塗布材の漏出を防止するように構成されている。
【0017】 又、前述のSVR型バルブの欠点である吐出停止時の過剰吐出を防止するため に、下流側流通路12aの側面に塗布材制御部材17が設けられている。
【0018】 この塗布材制御部材17は図10に示すように、本体2の下流側流通路12a の側面部に貫通するように螺合した躯体171とカバー172よりなり、躯体1 71の中心線に沿ってピストン173とロッド174とが挿入されており、この ロッド174はスプリング175により下流側流通路12aに突出しないように 付勢されている。
【0019】 一方、カバー172にはロッド174を下流側流通路12aに突出させるため のエアを供給するエア供給口176が設けられている。
【0020】 このように構成されたバルブ1には、図11に示すような配管と電磁切換弁4 6が接続されている。エア供給源45からエアパイプ44で電磁切換弁46に接 続され、この電磁切換弁46からエアパイプ41でバルブ1のエア供給口9に、 エアパイプ42と43でエア供給口10及び塗布材制御部材17のエア供給口1 76に接続されている。
【0021】 上述のバルブ1の動作は次の通りで、 1)塗布材18の吐出時は図9〜図12の状態である。即ち、電磁切換弁46 は内部で交差状態となっており、エアパイプ44はエアパイプ42、43に接続 されている。この結果、ピストン3はスプリング5の弾撥力に抗して押上げられ 、弁体8は弁座7から離れると共に、塗布材制御部材17のピストン173はス プリング175に抗してロッド174の先端を下流側流通路12a内に突出する 。
【0022】 この状態で塗布材18は塗布材供給口11から塗布材流通路12を通り、弁座 7部分から下流側流通路12aを経て吐出ノズル6より吐出される。
【0023】 この場合、塗布材流通路12の上端はVパッキン13で閉塞されているので、 塗布材18の全部が吐出されてゆく。
【0024】 2)塗布材18の吐出停止時は電磁切換弁46は内部で平行状態となり、エア パイプ44はエアパイプ41と接続される。この結果、ピストン3はスプリング 5の弾撥力と共にピストン3を押下げ、弁体8を弁座7に押付けると共に、塗布 材制御部材17のエアは抜け、スプリング175の弾撥力により図13に示すよ うにロッド174は下流側流通路12a内から後退し、その体積分だけ下流側流 通路12a内の容積が拡大されるので、弁体8が弁座7に接触した時に生じる弁 体8により押出される過剰な塗布材18の過剰量を収容して吐出ノズル6からの 過剰吐出を防止することが可能となる。
【0025】
しかし、上述のように、過剰吐出は防止出来るが、塗布材流通路12の上端の Vパッキン13は塗布材18が上部に漏れることを防ぐため締付部材19で必要 な程度に締付けられているが、このVパッキン13自体が弾性体でなく、弁体シ ャフト4aに対する締付力が低下し易いので、頻繁に締付部材19で締直すこと が必要である。
【0026】 本考案は上述の問題を解決して、締直す頻度を減らしても塗布材18の漏れを 防止することが可能な塗布装置を提供することを課題とする。
【0027】
上述の課題を解決するために、吐出ノズル6と、この吐出ノズル6に接続され たバルブ1とよりなり、前記バルブ1の弁体8は塗布材供給口11の下流に位置 する弁座7に塗布材供給方向から下向きに接すると共に、前記バルブ1の下流側 で弁座7の下側の下流側塗布材流通路12aに前記バルブ1を閉じた時に前記下 流側塗布材流通路12aの容積を増やすように作用する塗布材制御部材17を設 けた塗布材吐出部構造において、前記バルブ1の上流側の塗布材流通路12の上 端で前記弁体8を下端に構成している弁体シャフト4aが貫通している部分に設 けられた締付部材19とVパッキン13の間に2枚の皿ばね14を凸面が互いに 対向するように挿入し、常時前記Vパッキン13に押圧力を印加するように構成 したものである。
【0028】
図1は本考案の塗布材吐出部構造の断面図である。この塗布材吐出部構造は弁 体8の上端部分のVパッキン13及び締付部材19部分以外は図9のバルブ1と 同じであるので、同じ部分の説明は省略する。
【0029】 Vパッキン13及び締付部材19の部分はVパッキン13と締付部材19の間 にVパッキン13側から座金20と皿ばね14を挿入したものである。この皿ば ね14は図2(断面図)に示すような形状のもので、一般にはJIS規格品のも ので良く、この皿ばね14を2枚凸面同士が対向するように挿入してある。
【0030】 この結果、Vパッキン13は締付部材19により皿ばね14が平面に近い状態 まで付勢されているので、Vパッキン13の弾力が衰え、弁体シャフト4aへの シール機能が減退しても、皿ばね14の復元力によりシール効果が維持される。
【0031】
上述のように、Vパッキン13は皿ばね14により弾圧されているので、一旦 締付部材19で皿ばね14に付勢しておくと、この皿ばね14がフリーの状態に 戻るまでは常にVパッキン13は弾圧されており、シール効果が維持されている ので、締付部材19での締め直し回数を大幅に減らすことが可能である。
【0032】 実例として、締め直し回数は皿ばね14の無い従来のバルブに比べて半分以下 になる。又、皿ばね14のストローク量は決まっているので、締め直し時期をあ る程度計算によって求めることが可能である。
【0033】 従って、大幅に手間が省けるだけでなく、バルブの寿命を延ばすことも可能で ある。
【図1】本考案の塗布材吐出部構造の断面図である。
【図2】皿ばねの断面図である。
【図3】従来の塗布装置の側面図である。
【図4】同じく塗布装置の平面図である。
【図5】塗布装置の吐出ノズルの軌跡の説明図で、
(イ)は退避路に入る状態の説明図、(ロ)は退避路か
ら出る状態の説明図である。
(イ)は退避路に入る状態の説明図、(ロ)は退避路か
ら出る状態の説明図である。
【図6】SVR形式のバルブの説明図である。
【図7】SV形式のバルブの説明図である。
【図8】SVH形式のバルブの説明図である。
【図9】従来の改良されたバルブの断面図である。
【図10】従来の改良されたバルブに使用された塗布材
制御部材の断面図である。
制御部材の断面図である。
【図11】従来の改良されたバルブを操作するエアの配
管図である。
管図である。
【図12】塗布材制御部材の動作説明図で、塗布材吐出
中の状態図である。
中の状態図である。
【図13】同じく塗布材吐出停止時の状態図である。
1 バルブ 2 本体 3 ピストン 4 シャフト 4a 弁体シャフト 5 スプリング 6 吐出ノズル 7 弁座 8 弁体 9 エア供給口 10 エア供給口 11 塗布材供給口 12 塗布材流通路 12a 下流側塗布材流通路 13 Vパッキン 14 皿ばね 15 固定円板 16 シリンダー室 17 塗布材制御部材 18 塗布材 19 締付部材 20 座金
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 吐出ノズルと、この吐出ノズルに接続さ
れたバルブとよりなり、前記バルブの弁体は塗布材供給
口の下流に位置する弁座に塗布材供給方向から下向きに
接すると共に、前記バルブの下流側の下流側塗布材流通
路に前記バルブを閉じた時に前記下流側塗布材流通路の
容積を増やすように作用する塗布材制御部材を設けた塗
布材吐出部構造において、前記バルブの上流側の塗布材
流通路の上端で前記弁体を下端に構成している弁体シャ
フトが貫通している部分に設けられた締付部材とVパッ
キンの間に2枚の皿ばねを凸面が互いに対向するように
挿入し、常時前記Vパッキンに押圧力を印加するように
構成したことを特徴とする塗布装置の塗布材吐出部構
造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5503191U JP2545584Y2 (ja) | 1991-07-16 | 1991-07-16 | 塗布装置の塗布材吐出部構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5503191U JP2545584Y2 (ja) | 1991-07-16 | 1991-07-16 | 塗布装置の塗布材吐出部構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH057353U true JPH057353U (ja) | 1993-02-02 |
JP2545584Y2 JP2545584Y2 (ja) | 1997-08-25 |
Family
ID=12987297
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5503191U Expired - Fee Related JP2545584Y2 (ja) | 1991-07-16 | 1991-07-16 | 塗布装置の塗布材吐出部構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2545584Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006175437A (ja) * | 2004-12-22 | 2006-07-06 | Nordson Corp | 改良型シールアセンブリを有する液体吐出装置 |
-
1991
- 1991-07-16 JP JP5503191U patent/JP2545584Y2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006175437A (ja) * | 2004-12-22 | 2006-07-06 | Nordson Corp | 改良型シールアセンブリを有する液体吐出装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2545584Y2 (ja) | 1997-08-25 |
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