JPH0573474U - 小型空調設備用の性能測定室システム - Google Patents

小型空調設備用の性能測定室システム

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JPH0573474U
JPH0573474U JP1354092U JP1354092U JPH0573474U JP H0573474 U JPH0573474 U JP H0573474U JP 1354092 U JP1354092 U JP 1354092U JP 1354092 U JP1354092 U JP 1354092U JP H0573474 U JPH0573474 U JP H0573474U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 省スペースで窓掛型冷暖房機と箱型冷暖房機
とを単独または同時に性能測定するとともに、冷温水を
循環使用する。 【構成】 この小型空調設備用の性能測定室システム
は、窓掛型冷暖房機用の第1性能測定室と、箱型冷暖房
機用の第2性能測定室と、共用室外スペースと、測定条
件維持手段と、窓掛型冷暖房機用の第1性能サンプリン
グ手段と、箱型冷暖房機用の第2性能サンプリング手段
と、共用室外スペースに設けたスペース分離手段とから
構成されて、省スペースで窓掛型および箱型冷暖房機の
性能を同時測定するとともに、温度調整用水槽および配
管系統により冷温水を循環使用することで、消費エネル
ギー量を50%以上も削減する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、小型空調設備の性能を測定試験する性能測定室システムに関する もので、特に、窓掛型冷暖房機および箱型冷暖房機の性能を単独または同時に測 定試験できるとともに、発生する温水および冷水を回収して適量適温の定温水源 として循環させる小型空調設備用の性能測定室システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来技術において、小型空調設備用の性能測定室システムには、窓掛型(ウイ ンドタイプ)冷暖房機用の性能測定室システムと、箱型(パッケージタイプ)冷 暖房機用の性能測定室システムとの2種類に大別され、前者はウインドクーラ、 小型送風機、除湿機およびセパレート型のルームクーラ等の性能を測定するもの で、後者は空冷式の箱型冷暖房機、水冷式の箱型冷暖房機および空冷式の冷水機 等の性能を測定するものであった。
【0003】 窓掛型冷暖房機用の性能測定室システムは、一般的な測定能力範囲としては約 1000キロカロリー/時から9000キロカロリー/時であり、箱型冷暖房機 用の性能測定室システムは測定能力範囲が9000キロカロリー/時より上とな って、両者の測定能力範囲が異なることから、それぞれ独立した性能測定室シス テムとして構成されており、両者を一体的に結合するシステム構成例は見られな った。
【0004】 図4と図5とにおいて、図4は従来技術にかかわる窓掛型冷暖房機用の性能測 定室システム30を、図5は従来技術にかかわる箱型冷暖房機用の性能測定室シ ステム40をそれぞれ図示している。図中、窓掛型冷暖房機用の性能測定室シス テム30は、室内室31と室外室32とを備えるとともに、室内室31と室外室 32との間に測定対象となる冷暖房機33を設置していた。室内室31には、冷 暖房機33の吹き出し口(図右側)に窓掛型冷暖房機用の性能サンプリング手段 35を設けて、性能のサンプリングを行うとともに、室内室31と室外室32と の内部に恒温度・恒湿度制御を行う空調ボックス37,37を個別に設置して、 性能測定に必要な恒温度・恒湿度の室内条件および室外条件を提供できるように 構成していた。同様に、箱型冷暖房機用の性能測定室システム40は、室内室 43と室外室44とを備えるとともに、室内室43内部に測定対象となる箱型冷 暖房機45を設置していた。室内室43には、箱型冷暖房機45の吹き出し口 (図示せず)を覆える位置に箱型冷暖房機用の性能サンプリング手段46を設け て、性能のサンプリングを行うとともに、室内室43と室外室44との内部に恒 温度・恒湿度制御を行う空調ボックス47,47を個別に設置して、性能測定に 必要な恒温度・恒湿度の室内条件および室外条件を提供できるように構成してい た。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来技術では、窓掛型冷暖房機用の性能測定室システム30お よび箱型冷暖房機用の性能測定室システム40は、個別にシステム構成されてい たので、設備費が高いものとなることが避けられなったとともに、システムが必 要とするスペースも大きいものとなっていた。
【0006】 さらに、各性能測定室システム30,40内部に設置した空調ボックス37, 37,47,47がいずれも単独の空調機を採用していたため、それぞれで別個 の冷凍器ならびに冷媒を必要としていた。従って、設備コストが高くつくと同時 に、使用するエネルギー量も大きいものとなっていた。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この考案にかかわる小型空調設備用の性能測定室システムは、2つの性能測定 室と1つの共用室外スペースとで、窓掛型冷暖房機および箱型冷暖房機を単独ま たは同時に性能測定できるとともに、システム全体として発生する温水および冷 水を回収して調整した後に、適量で適温となった温水および冷水を循環させる構 成としたことを主要な特徴とする。限られたスペースを高度に利用し、エネルギ ーの浪費も効果的に抑制するという目的を、簡単なシステム構成により、低い設 備コストおよび運転コストを維持する形で実現した。
【0008】
【作用】
本考案者の研究により、窓掛型冷暖房機用の性能測定室システムおよび箱型冷 暖房機用の性能測定室システムの使用条件は、その室外スペースで制御する温度 湿度条件、つまり冷房性能の基本測定、冷房過負荷条件、結露試験、定温試験、 暖房性能の基本測定、暖房過負荷条件および暖房除湿試験が、下記の表1に示す ように、同一の測定項目となることが確認された。
【0009】
【表1】 〔注:温度制御の精度は、制御システムの性能に左右され、一般的に±0.1か ら±0.5℃の誤差を有する。〕
【0010】 従って、この考案においては、窓掛型冷暖房機(ウインド・クーラ、小型送風 機、除湿機およびセパレート型ルームクーラを含む)と、箱型冷暖房機(空冷式 パッケージ型ルームクーラ、水冷式パッケージ型ルームクーラおよび空冷式の冷 水機を含む)との各性能測定室を再構成するとともに、配管系統を新しく構成し て、従来技術では4つの試験スペース(室内および室外に各2スペース)必要で あったものを、室外の1スペースを減らして共用室外スペースとすることで、室 内/室外/室内の3スペースで構成するI型タイプまたはL型タイプの性能測定 室システムとした。そして、ソフトウェアによるプログラム制御を利用するとと もに、共用室外スペース内部に測定対象となる窓掛型冷暖房機および箱型冷暖房 機の吹き出し空気が互いに干渉しあうことを防止するスペース分離手段を共用室 外スペース内部に設けて、窓掛型冷暖房機および箱型冷暖房機を単独または同時 に性能測定できるように構成した。なお、同時測定を行う場合は、室外条件を同 一にする必要があるので、例えばエアカーテンや樹脂フィルムカーテンを窓掛型 冷暖房機の前に配置して、吹き出し空気が互いに干渉しあうことを防止するスペ ース分離手段とした。
【0011】 また、内部を冷水区/冷温混水区/温水区に区画し、かつボイラーおよび冷凍 機を付設した温度調整用水槽を設けることで、性能測定室システムで発生する冷 水および温水をいずれも冷水区または温水区に回収、かつ溢れた部分を冷温混水 区に流入させると同時に、配管系統の三方切換弁およびソフトウェアによるプロ グラム制御を利用して、回収した冷水および温水を適量で適温の定温水源として 性能測定室に配置した測定条件維持手段に提供して、その冷却源または加熱源と できるように構成した。このような冷温水の循環システムによりエネルギー消費 量を従来に比べて50%以下にすることができた。
【0012】
【実施例】
以下、この考案にかかわる好適な実施例を図面に基づいて説明する。第1実施例 図1は、I型タイプの第1実施例を図示したもので、図1中、この考案にかか わる小型空調設備用の性能測定室システムは、窓掛型冷暖房機用の第1性能測定 室1と、箱型冷暖房機用の第2性能測定室2と、これら第1性能測定室1および 第2性能測定室2の間に共用可能に設けた共用室外スペース3と、第1性能測定 室1内部に設けて測定対象となる窓掛型冷暖房機4が示す空調性能をサンプルと して取り出す第1性能サンプリング手段5と、第2性能測定室2内部に設けて測 定対象となる箱型冷暖房機6が示す空調性能をサンプルとして取り出す第2性能 サンプリング手段7と、第1性能測定室1、第2性能測定室2および共用室外ス ペース3の温度ならびに湿度をそれぞれ所定値範囲に維持するために配置した測 定条件維持手段8,8,8と、システム内部で発生する冷水および温水を回収す ると同時に、回収した冷水および温水を適量で適温の定温水源として測定条件維 持手段8,8,8に提供して冷却源または加熱源とする温度調整用水槽9と、主 要には窓掛型冷暖房機4の吹き出し空気(矢印A)を遮断するスペース分離手段 10とから構成されている。
【0013】第2実施例 図2は、L型タイプの第2実施例を図示したもので、図2中、この考案にかか わる小型空調設備用の性能測定室システムは、第1実施例と同様に、窓掛型冷暖 房機用の第1性能測定室1と、箱型冷暖房機用の第2性能測定室2と、共用室外 スペース3と、窓掛型冷暖房機4を測定する第1性能サンプリング手段5と、箱 型冷暖房機6を測定する第2性能サンプリング手段7と、測定条件維持手段8, 8,8と、温度調整用水槽9と、スペース分離手段10とから構成されている。
【0014】 これら第1実施例と第2実施例とにおいて、3個の測定条件維持手段8は、第 1性能測定室1、第2性能測定室2および共用室外スペース3の温度ならびに湿 度をそれぞれ所定値範囲に維持するために配置したものであるから、通常の空調 器が利用できるとともに、その冷却源または加熱源を温度調整用水槽9から再循 環により提供されるので、従来技術にかかわる小型空調設備用の性能測定室シス テムが、それぞれ単独の空調器を3台使用していたことと比較して、設備コスト および運転コストを低く抑えることができる。
【0015】 また、共用室外スペース3の内部に設けるスペース分離手段10としては、床 置の吹上式エアカーテンまたは樹脂フィルムカーテンを採用することができ、例 えば測定対象となる窓掛型冷暖房機の吹き出し口の2メートルほど前方に、空気 流を上方へ吹き上げる吹上エアカーテン、または気密性に富んだ樹脂フィルム、 例えばPE(ポリエステル)からなる樹脂フィルムカーテンを設置することで、 測定対象となる窓掛型冷暖房機および箱型冷暖房機の吹き出し空気が互いに干渉 しあうことを防止できるように構成している。
【0016】 なお、この考案にかかわる小型空調設備用の性能測定室システムは、窓掛型冷 暖房機用の第1性能測定室1と、箱型冷暖房機用の第2性能測定室2と、共用室 外スペース3とをプレハブ構造で構成しても良いし、鉄筋コンクリートの固定構 造で構成しても良いし、その配列も図1に示したI型タイプでも良いし、図2に 示したL型タイプでも良い。
【0017】 図3において、図1と図2とに示した温度調整用水槽9および配管系統を説明 すると、まず温度調整用水槽9そのものは、内部を3区画して図上側の温水槽 90と、図下側の冷水槽91と、図中間の冷温混水槽92とを備えている。温水 槽90に対する温度調整範囲は30℃〜70℃とし、もし温水の温度が低い場合 は付設したボイラー11で適当な温度にまで加熱する。冷水槽91に対する温度 調整範囲は5℃〜12℃とし、プレート式熱交換器12を介してブライン冷蔵機 (Brine Chiller )13により適当な温度にまで冷却する。このブライン冷蔵機 13は、一般的な冷凍機でよく、ブライン温度も−10℃程度のもので充分であ る。冷温混水槽92は、温水槽90および冷水槽91に回収された冷温水が溢れ て流入混合するもので、冷温混水槽92に対する温度調整範囲は7℃〜40℃と し、ボイラー11およびプレート式熱交換器12により適温に調整する。なお、 他の実施例において、ブライン冷蔵機13で温度調整用水槽9の温度調整をする 以外にも、冷却源を図1および図2に図示した測定条件維持手段8,8,8へ直 接供給することも可能である。
【0018】 次に、温度調整用水槽9および配管系統の作動について説明すると、それぞれ の測定条件維持手段8,8,8の冷却用および除湿用の冷水配管PCは、各第1 性能測定室1、第2性能測定室2、共用室外スペース3(図1、図2を参照)に 設置した室内温度コントローラ(図示せず)で周波数制御のポンプ14の回転数 を制御し、同じく各第1性能測定室1、第2性能測定室2、共用室外スペース3 に設置した室内湿度コントローラ(図示せず)で三方切換弁15の流通量を制御 することで、適量の冷水を供給するように構成している。また、ポンプ16は、 測定対象となる冷暖房機の空冷式冷却器に所定量の冷水を提供するもので、三方 切換弁17で冷水槽91および冷温混水槽92を混合させて水温制御を行うとと もに、所定温度の冷水は測定対象となる冷暖房機の空冷式冷却器を通過した後に 配管18で直接に冷水槽91へ回収される。
【0019】 それぞれの測定条件維持手段8,8,8の加熱用の温水配管PWは、ポンプ 19で温水を供給するが、室内温度コントローラ(図示せず)で三方切換弁20 の流通量を制御することで加熱量を調整するように構成している。また、ポンプ 21は、測定対象となる冷暖房機の水冷式冷凍器に所定量の冷却水を提供するも ので、三方切換弁22で温水槽90および冷温混水槽92を混合させて水温制御 を行うとともに、所定温度の冷却水は測定対象となる冷暖房機の水冷式冷凍器を 通過した後に、配管23を介して直接に温水槽90へ回収される。
【0020】 過負荷試験は、比較的高い室温、例えば43℃が要求されるので、ボイラー 11により温水槽90の水温を上げる必要がある。もし暖房除湿などの性能を試 験する場合に、共用室外スペース3(図1、図2を参照)を低温状態にする必要 がある時は、ブライン冷蔵機13から共用室外スペース3の測定条件維持手段8 に対して直接にブライン管(図示せず)を配管すると良い。
【0021】 従って、温水槽90および冷水槽91に冷却器および冷凍器の熱エネルギーを 回収して、第1性能測定室1、第2性能測定室2の測定条件維持手段8,8また は測定対象となる冷暖房機に循環させる配管構成となっているので、システム作 動時には、消費エネルギー量を50%以下に削減することができる。
【0022】 続いて、単独測定および同時測定の具体例を記載する。I.単独測定 図1と図2とにおいて、窓掛型冷暖房機4の性能測定を行う場合、窓掛型冷暖 房機4を図示の位置に設置し、第1性能測定室1および共用室外スペース3の測 定条件維持手段8,8を利用して、温度湿度条件を適性値に設定した後、第1性 能サンプリング手段5で窓掛型冷暖房機4が出力する温度、湿度、風圧、電力率 および送風量などのデータを収集し、コンピュータのプログラムで分析すること で、窓掛型冷暖房機4の性能やエネルギー効率値を測定することができる。
【0023】 箱型冷暖房機6の性能測定を行う場合、もし水冷式冷凍器であれば、室内機を 図示の箱型冷暖房機6の位置に設置して、室外機(図示せず)を共用室外スペー ス3に設置する。そして、温度調整用水槽9を利用してコンピュータで三方切換 弁22を制御することで、水冷式冷凍器に必要な水温および水量を供給するとと もに、第2性能サンプリング手段5で箱型冷暖房機6が出力する温度、湿度、風 圧、電力率および送風量などのデータを収集し、コンピュータのプログラムで分 析することで、窓掛型冷暖房機4の性能やエネルギー効率値を測定することがで きる。また、もし空冷式冷水機であれば、空冷式冷凍器(図示せず)を共用室外 スペース3に設置し、その測定条件維持手段8で温度湿度条件を適性値に設定し た後、温度調整用水槽9を利用してコンピュータで三方切換弁17を制御するこ とで、冷水機に必要な水温および水量を供給するとともに、温度および流量計で 得られたデータをコンピュータのプログラムで分析することで、冷水機の性能や エネルギー効率値を測定することができる。
【0024】II.同時測定 同時に窓掛型冷暖房機4および箱型冷暖房機6の性能測定を行う場合、原則と して共用室外スペース3の環境条件が同一でなければならず、また、吹き出し温 度が相互に影響することを避けなければならないので、共用室外スペース3に吹 上式層流送風機(図示せず)を設ける以外に、測定時に窓掛型冷暖房機4の吹き 出し口の前方にスペース分離手段10を設ける必要がある。このスペース分離手 段10としては、前述したように、例えば2メートル位置に2メートル幅の吹上 式エアカーテン、または2メートル幅の天井面から床上50cmまでの樹脂フィ ルムカーテンを設けて、吹き出し空気が互いに干渉しあうことを防止すると都合 が良い。さらに、箱型冷暖房機6の室外機がサイド吹き出し方式である時は、共 用室外スペース3において、室外機の空気吹き出し口が窓掛型冷暖房機4と直接 に向き合わないように調整し、その室外機が上部吹き出し方式である時には、そ の空気吹き出し口が第2性能測定室2に近接するように調整すると、窓掛型冷暖 房機4および箱型冷暖房機6からの吹き出し空気が相互に直接混合しないので好 都合である。
【0025】 その他の冷暖房機を性能測定する場合、9000キロカロリー以下の小容量で あれば、第1性能測定室1および共用室外スペース3を利用するとともに空冷式 箱型冷暖房機6の測定に準じて実施し、9000キロカロリー以上の大容量であ れば、第2性能測定室2および共用室外スペース3を利用して、空冷式箱型冷暖 房機6の測定に準じて実施する。また、除湿機の性能測定する場合は、その容量 により第1性能測定室1または第2性能測定室2を選択し、周囲の温度湿度条件 を制御して、その除湿性能を測定すると良い。
【0026】
【考案の効果】
以上に説明した構成により、この考案にかかわる小型空調設備用の性能測定室 システムは、窓掛型冷暖房機用の性能測定室システムおよび箱型冷暖房機用の性 能測定室システムを一体的にシステム構成するので、設備費コストが削減できる とともに、システムが必要とするスペースも小さいものとなる。また、システム 全体として発生する温水および冷水を回収して調整した後に、適量で適温となっ た温水および冷水を循環させるので、エネルギー消費量を従来に比べて50%以 下にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案にかかわるI型タイプの第1実施例を
示す平面図である。
【図2】この考案にかかわるL型タイプの第2実施例を
示す平面図である。
【図3】この考案にかかわる冷温水を回収する温度調整
用水槽および配管系統示す要部概略図である。
【図4】従来技術にかかわる窓掛型冷暖房機用の性能測
定室システムを示す平面図である。
【図5】従来技術に係わる箱型冷暖房機用の性能測定室
システムを示す平面図である。
【符号の説明】
1 第1性能測定室 2 第2性能測定室 3 共用室外スペース 4 窓掛型冷暖房機 5 第1性能サンプリング手段 6 箱型冷暖房機 7 第2性能サンプリング手段 8 測定条件維持手段 9 温度調整用水槽 10 スペース分離手段 11 ボイラー 12 プレート式熱交換器 13 ブライン冷蔵機 14 ポンプ 15 三方切換弁 16 ポンプ 17 三方切換弁 18 配管 19 ポンプ 20 三方切換弁 21 ポンプ 22 三方切換弁 23 配管 90 温水槽 91 冷水槽 92 冷温混水槽

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 窓掛型冷暖房機用の第1性能測定室と、 箱型冷暖房機用の第2性能測定室と、 これら第1性能測定室および第2性能測定室の間に共用
    可能に設けた共用室外スペースと、 これら第1性能測定室、第2性能測定室および共用室外
    スペースの内部にそれぞれ配置して、測定条件に基づき
    第1性能測定室、第2性能測定室および共用室外スペー
    スの温度ならびに湿度を所定値範囲に維持する測定条件
    維持手段と、 前記した第1性能測定室の内部に設けて、測定対象とな
    る窓掛型冷暖房機が示す空調性能をサンプルとして取り
    出す第1性能サンプリング手段と、 前記した第2性能測定室の内部に設けて、測定対象とな
    る箱型冷暖房機が示す空調性能をサンプルとして取り出
    す第2性能サンプリング手段と、 前記した共用室外スペースの内部に設けて、測定対象と
    なる窓掛型冷暖房機および箱型冷暖房機の吹き出し空気
    が互いに干渉しあうことを防止するスペース分離手段と
    から構成した小型空調設備用の性能測定室システム。
  2. 【請求項2】 上記スペース分離手段が、空気流を上方
    へ吹き上げて、測定対象となる窓掛型冷暖房機および箱
    型冷暖房機からの吹き出し空気が互いに混合することを
    防止する吹上式エアカーテンである請求項1に記載した
    小型空調設備用の性能測定室システム。
  3. 【請求項3】 上記スペース分離手段が、測定対象とな
    る窓掛型冷暖房機および箱型冷暖房機からの吹き出し空
    気が互いに混合することを防止する気密性に富んだ樹脂
    フィルムからなる樹脂フィルムカーテンである請求項1
    に記載した小型空調設備用の性能測定室システム。
  4. 【請求項4】 上記共用室外スペースが、箱型冷暖房機
    の室外機がサイド吹き出し方式である時は、その空気吹
    き出し口が測定対象となる窓掛型冷暖房機に対向しない
    ように調整し、箱型冷暖房機の室外機が上部吹き出し方
    式である時には、その空気吹き出し口が第2性能測定室
    に近接するように調整する請求項1に記載した小型空調
    設備用の性能測定室システム。
  5. 【請求項5】 上記性能測定室システムが、更に、一端
    を冷却源および加熱源に接続し、もう一端を上記した測
    定条件維持手段および所定量の定温水源を提供する必要
    があるとともに、測定対象となる小型空調設備に接続し
    た温度調整用水槽を備えて、測定条件維持手段および測
    定対象となる小型空調設備で作られた温水および冷水を
    回収して調整した後に、適量で適温となった温水および
    冷水を測定条件維持手段および測定対象となる小型空調
    設備のそれぞれに循環させる請求項1に記載した小型空
    調設備用の性能測定室システム。
JP1354092U 1992-03-16 1992-03-16 小型空調設備用の性能測定室システム Expired - Lifetime JPH0754776Y2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2023506039A (ja) * 2019-12-11 2023-02-14 ダブリュ.エル.ゴア アンド アソシエイツ,インコーポレイティド 蒸気ポンプの性能を評価するための方法

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JP2023506039A (ja) * 2019-12-11 2023-02-14 ダブリュ.エル.ゴア アンド アソシエイツ,インコーポレイティド 蒸気ポンプの性能を評価するための方法

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