JPH057315U - 油圧フイルタ装置 - Google Patents
油圧フイルタ装置Info
- Publication number
- JPH057315U JPH057315U JP5249391U JP5249391U JPH057315U JP H057315 U JPH057315 U JP H057315U JP 5249391 U JP5249391 U JP 5249391U JP 5249391 U JP5249391 U JP 5249391U JP H057315 U JPH057315 U JP H057315U
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- Japan
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- piston
- bush
- plunger
- pressure
- protrusion
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 油圧フィルタ装置で、フィルタエレメントの
目づまり検知を電気回路を設けることなく、プランジ
ャ、ピストンの動きをブッシュの回転運動に変えること
により、構造簡単な目づまり検知装置を得る。 【構成】 プランジャ13とスプリング17と円筒状の
突起物19を有するピストン18と、上記突起物より大
きめな幅とピストン18からの突出量より深めの溝21
を内周に螺旋状に設けたブッシュ20と上記ブッシュ2
0とピストン18を保持する透明なケーシング23より
成る。
目づまり検知を電気回路を設けることなく、プランジ
ャ、ピストンの動きをブッシュの回転運動に変えること
により、構造簡単な目づまり検知装置を得る。 【構成】 プランジャ13とスプリング17と円筒状の
突起物19を有するピストン18と、上記突起物より大
きめな幅とピストン18からの突出量より深めの溝21
を内周に螺旋状に設けたブッシュ20と上記ブッシュ2
0とピストン18を保持する透明なケーシング23より
成る。
Description
【0001】
この考案は、例えば油圧回路の目づまり検知装置とリリーフ弁を有する油圧フ ィルタ装置に関するものである。
【0002】
図9は、従来の油圧フィルタ装置の一例を示す説明図であり、図において1は 一次側圧油の入口、2は一次側油圧、3はフィルタエレメント、4は二次側油室 、5は二次側圧油の出口、6はリリーフ弁、7はピストン、8はスプリング、9 は指針、10は表示板、11は圧力スイッチ、12は油圧フィルタ装置である。 従来の油圧フィルタ装置は、上記のように構成され、例えば、汚れた圧油は、 入口1を経由して、一次側油室2に入り、フィルタエレメント3を通過し、浄化 され、二次側油室4に入り、出口5を経由して、外部機器に供給される。
【0003】 次に動作について説明する。汚れた圧油は、入口1を経由し、一次側油室2に 入り、フィルタエレメント3を通過し、浄化され、二次側油室4に入り、出口5 を経由して、外部機器に供給される。 フィルタエレメント3が目づまりすると、圧油の通過量が減少し、一次側圧力 が上昇する。 目づまりが進行し、一定圧力以上に上昇すると、リリーフ弁6が作動し、一次 側圧油はフィルタエレメント3を通過することなく、直接二次側回路へつながり 、圧力上昇による危険を防止している。 また、フィルタエレメント3が目づまりして、一次側圧力が上昇すると、ピス トン7を押し、スプリング8に抗して、指針9を動かし、指針9の位置を確認す ることによって、目づまり状態を検知できるようになっている。
【0004】
しかるに、上記のような油圧フィルタの目づまり検知装置では、ポンプ等を駆 動して、一次側に圧油を供給している間は、検知可能であるが、ポンプ停止時、 或は始業点検時には、一次側圧力が生じないので、フィルタエレメント3の目づ まり検知を行えない問題点があった。 そのため圧力スイッチ11を設け、電気回路に保持回路を設け、一次側圧力が なくなっても、電気的に確認する方法も考えられていたが、それでも始業点検時 には、全ての電源が切断されていることが多く、常時目づまり検知は行われない という問題点があった。 また、リリーフ弁6と目づまり検知装置は、別個に設けるため、構造が複雑に なるという問題点もあった。
【0005】 この考案は、このような課題を改善する目的でなされたもので、フィルタエレ メントの目づまりに生ずる圧力差とスプリングにより、プランジャおよびピスト ンが動き、一次側の圧力がなくなっても、外部からピストンの位置により、フィ ルタエレメントの目づまりの状態が把握でき、かつプランジャの移動により、一 次側油路と二次側油路が連絡して、リリーフ弁の役目を果たすことができる油圧 装置を得ることを目的とする。
【0006】
この考案による油圧フィルタ装置は、プランジャとスプリングと、円筒状の突 起物を有するピストンと、透明なケーシングと、透明なケーシングに内蔵された ブッシュを設置したものである。
【0007】
この考案においては、フィルタエレメントの目づまりにより生じる圧力差と、 スプリングの均衡によりプランジャが移動し、一次側油路と、二次側油路の連絡 が行われ、プランジャの移動により円筒状の突起物を有するピストンが動き、ブ ッシュが半径方向に移動する。
【0008】
【実施例】 実施例1. 以下、この考案の一実施例を図において説明する。図1は、この考案の一実施 例を示す断面図、図2は目づまり状態のない動作説明図。図3は目づまり検知状 態の動作説明図、図4は突起物と溝の関係を示す説明図、図5はブッシュ斜視図 、図6は上記ブッシュのA−A部の断面図、図7はピストンの斜視図、図8は透 明なケーシングの断面図と右側面図であり、1〜5、11、12は上記従来装置 と同様なものである。13はプランジャ、14はプランジャ13の一次側圧油に 接する端面、15は二次側圧油に接する端面、16は一次側油路と二次側油路を 連結する流路、17はスプリング、18はピストン、19は上記ピストン18に 設けられた突起物、20はブッシュ、21は上記ブッシュ20の内周に沿って螺 旋状に設けられた上記突起物19より大き目で且つピストン18よりの突出量よ り深めの溝、22は上記ブッシュ20の一端に設けられた目盛、23は透明なケ ーシング、24は上記ケーシングの一端に設けられた目盛、25は上記ケーシン グ23を上記油圧フィルタ装置12に固着させるためのネジである。端面14、 15、スプリング17はフィルタエレメント3が目づまりが生じていない状態で は、一次側圧力×端面14の面積=二次側圧力×端面15の面積+スプリング1 7の力となるよう設定されている。 以上のように構成された油圧フィルタ装置において、フィルタエレメント3の 目づまりのない状態では、端面15を押す力が、端面14を押す力と等しく、プ ランジャ13は動かず、一次側圧油の入口1から入った圧油は、フィルタエレメ ント3を通過し、二次側油室4に入り、二次側圧油の出口5を通り、外部機器に 供給される。 フィルタエレメント3に目づまりが生じてくると、一次側圧力と二次側圧力と の間に差が生じ、スプリング17により、端面14と端面15に加わる力が等し くなるまで、プランジャ13が移動する。 プランジャ13の移動とともに、ピストン18が前進する。ピストン18には 、突起物19が設けられており、突起物19より大き目な幅と、ピストン18よ りの突出量より深めの溝21が内周に螺旋状に設けられたブッシュ22にはめ込 まれているので、ピストン18の前進とともに、ブッシュ20は円周方向に回転 しはじめる。このブッシュ20の端面には目盛22が表示されている。ブッシュ 20は透明なケーシング23に保持され、上記透明なケーシング23の端面には 目盛24が表示されている。 フィルタエレメント3に一定量の目づまりが生じプランジャ13が一定量移動 した時に、流路16が開き、一次側油路と二次側油路が連結する。 一次側圧力がなくなり、プランジャ13がスプリング17の力で戻されても、 ブッシュ20と透明なケーシング23に表示された目盛24の位置関係を見るこ とによりフィルタエレメント3の目づまり状態を検知することができる。 また、流路16が連絡し、一次側圧油が、二次側油路に流れるため、リリーフ 弁の動作も行うことができる。
【0009】
以上のようにこの考案による油圧フィルタ装置では、目づまりにより生じる圧 力変化を検知して、移動するプランジャ、スプリング、ピストンと、ピストンの 移動により回転するブッシュの回転度合を確認することにより、フィルタエレメ ントの目づまり状態が、ポンプ停止時や、始業点検時にも検知可能であり、また リリーフ弁を別に設けなくとも、リリーフ弁としての作用を有し構造が簡単にな るという効果がある。
【図1】この考案の一実施例を示す断面図である。
【図2】目づまり状態のない動作説明図である。
【図3】目づまり検知状態の動作説明図である。
【図4】突起物と溝の関係を示す説明図である。
【図5】部品20の斜視図である。
【図6】部品20のA−A断面図である。
【図7】部品18の斜視図である。
【図8】部品23の全断面図と右側面図である。
【図9】従来の油圧フィルタ装置の一例を示す説明図で
ある。
ある。
1 一次側圧油の入口 2 一次側油圧 3 フィルタエレメント 4 二次側油室 5 二次側圧油の出口
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 一次側圧油に接する第1の端面と、二次
側圧油に接する第2の端面を有するプランジャと、上記
第2の端面の接して設置されたスプリングと、上記プラ
ンジャの一端に設置された円筒状の突起物を有するピス
トンと、上記ピストンに設置された突起物の外径より大
き目な溝を内周へ螺旋状に設けたブッシュと、上記ピス
トンと上記ブッシュを保持するための透明なケーシング
とで構成される油圧フィルタ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5249391U JPH057315U (ja) | 1991-07-08 | 1991-07-08 | 油圧フイルタ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5249391U JPH057315U (ja) | 1991-07-08 | 1991-07-08 | 油圧フイルタ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH057315U true JPH057315U (ja) | 1993-02-02 |
Family
ID=12916239
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5249391U Pending JPH057315U (ja) | 1991-07-08 | 1991-07-08 | 油圧フイルタ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH057315U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5261060A (en) * | 1975-11-13 | 1977-05-20 | Ntn Toyo Bearing Co Ltd | Method of judging types of products having through hole in a pin type carriage |
-
1991
- 1991-07-08 JP JP5249391U patent/JPH057315U/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5261060A (en) * | 1975-11-13 | 1977-05-20 | Ntn Toyo Bearing Co Ltd | Method of judging types of products having through hole in a pin type carriage |
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