JPH057242Y2 - - Google Patents

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JPH057242Y2
JPH057242Y2 JP3103588U JP3103588U JPH057242Y2 JP H057242 Y2 JPH057242 Y2 JP H057242Y2 JP 3103588 U JP3103588 U JP 3103588U JP 3103588 U JP3103588 U JP 3103588U JP H057242 Y2 JPH057242 Y2 JP H057242Y2
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diaphragm
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case
electrode
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は電極と隔膜を用いてカチオン電着用塗
料、あるいは洗浄液等各種の液中の極液調整をお
こなうための隔膜電極ケースに関し、さらに詳し
くは構造の簡素化された隔膜電極ケースの合理的
な構造に関する。
(従来の技術) 従来カチオン電着用塗料や洗浄液等の液中の有
機酸濃度を一定量以下に調整するための隔膜電極
ケースとしては第4図に示したような構造のもの
が一般に使用されている。
これは開口縁より外方に延設されたフランジ2
を有するケース本体1と、該ケース本体のフラン
ジ2に重合される隔膜7および押え枠11とから
なり、しかもケース本体のフランジ2と隔膜7と
の間、および隔膜7と押え枠11との間にはそれ
ぞれ弾性のパツキング材5および9が介装され、
しかもケース本体のフランジ2と押え枠11およ
びその両者間に介装されるパツキング材5、隔膜
7、パツキング材9のそれぞれの周縁部には略等
間隔毎にそれぞれボルト孔3,6,8,10,1
2が各部材間にわたり連通開口されており、それ
らの各ボルト孔毎にボルト14がそれぞれ挿通さ
れ、しかも反対側より座金、スプリングワツシヤ
ー、締付ナツト15により締めつけられて相互に
一体的に構成されている。尚図中において4、お
よび13は補強板をあらわす。
(考案が解決しようとする課題) ところが上記した従来構造の隔膜電極ケースに
あつてはフランジ2および押え枠11をはじめと
した各部材の四囲部に一定のピツチ毎の多数のボ
ルト14や座金、スプリングワツシヤー、締付ナ
ツト15を用いて一体的に組みつけるものである
ために著しく作業性に劣り、コスト高となるばか
りでなく、材料板厚を増大したり、あるいは補強
板4,13を必要とすることなどとも関連して重
量が嵩み、しかも各隣接ボルト間に所謂ピツチ間
を有するところから隔膜7をはさんでその両面側
に少なくとも2枚のパツキング材を介在させない
と液密性の完全を期することが困難であり、必然
的に装置のある程度の大型化は避けられないとい
う問題点があつた。
そこで本考案にあつては上記した多数のボルト
や座金およびナツト等による組みつけを不要とす
ることにより組みつけ工程の作業性を向上させ、
コストの低減をはかること、そして軽量化とコン
パクト化をはかることを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 上記の目的を達成するために本考案における隔
膜電極ケースは、開口部より外側に向けて延設さ
せたフランジを有するケース本体と、該ケース本
体の開口部側フランジに対し重合される隔膜およ
び該隔膜の押え枠と、上記フランジおよび押え枠
との間に弾性パツキング材を介してフランジと押
え枠とを圧着させるところお断面が略U字状をし
たクリツプバーとから構成されるものである。
さらに本考案は好ましくはケース本体のフラン
ジに重合される隔膜とその押え枠との間に隔膜保
護部材を介在させるようにしたものである。
(作用) 隔膜電極ケース内にはその開口部に張設される
隔膜との間に一定の間隔を介して電極板が装入さ
れており、その用途は広いが、たとえばカチオン
電着塗装用に用いる場合においては電着塗料液槽
内に浸漬され、さらに電着塗料液槽外に設置され
た極液槽との間を極液の往復路パイプをもつて連
絡し、ポンプにより極液槽内の極液を電着塗料液
槽の塗料液に浸漬させた隔膜電極ケース内に循環
させる。
一方隔膜電極ケース内の電極板に通電して隔膜
を介し、塗料液中より電着塗料の使用量に相応分
の有機酸を隔膜電極ケース内に誘引し、これを循
環極液に乗せて極液槽内に送り込む。
電極槽内にはPH計が設置され、極液中の有機酸
含有量が一定基準値以上に達したとき、極液槽内
に純水が注入され、極液槽よりオーバーフローす
る極液とともに過剰の有機酸を槽外に放出するこ
とにより、塗料液の品質管理を自動的におこな
う。
(実施例) 以下において本考案の具体的な内容を第1〜3
図の好ましい実施例をもとに説明する。
図において21はケース本体、23はパツキン
グ材、24は隔膜、25は隔膜保護部材、26は
押え枠、27はクリツプバーをそれぞれあらわ
す。
ケース本体21は開口部の各辺より外側に向け
て延設させたフランジ22を有する有底の皿状を
なし、とくに図面上に図示されてはいないが、内
方の略有面に沿わせて電極板が装着できるように
構成され、しかもその一部には外方に通ずる極液
循環用の入側と出側の接続用のパイプがそれぞれ
外方に向けて突設される。
パツキング材23はゴムあるいはウレタン等の
弾性材が用いられ、好ましくは液体不透過性のも
のがよい。隔膜24は電着液槽内におけるカチオ
ン選択透過性の膜により構成される。
隔膜保護部材25は全面が網状をなし、上記隔
膜24のほぼ重合される。
押え枠26は前記したパツキング材23、隔膜
24、そして隔膜保護部材25をケース本体21
のフランジ22に対してその全周にわたり均等に
圧接させるための枠板をもつて構成される。
クリツプバー27は長尺の鋼板を、その中央部
をもつて長さ方向に沿つて折り返し、断面が略U
字状となるようにするとともに、その開口側の端
縁部を相互に突き合せ方向に若干折り曲げて噛込
部27aを形成している。
ケース本体21の内底部に沿つて電極板を装着
した後、その後、その開口面側にパツキング材2
3、隔膜24、隔膜保護部材25、および押え枠
26を順次重ね合わせ(重ね合わせ順次が異なる
場合もある)これをケース本体21のフランジ2
2に当接させた後、上記フランジ22から押え枠
26にかけてのそれぞれの端縁部に沿わせてクリ
ツプバー27を、そのU字状に開口する側の噛込
部27aを先頭にして各辺毎に挟み込んだ後、該
クリツプバー27の両側面から加圧プレス機の如
き適当な加圧手段により圧潰して上記フランジ2
2および押え枠26との間に介在させた各部材を
一体化結合させて構成する。
上記隔膜電極ケースは1又は複数個、たとえば
電着塗料用の塗料液槽内の液中に浸漬され、電着
塗料液槽外に設置した極液槽との間にポンプによ
る極液循環用の往復パイプを接続して極液を循環
させるとともに、隔膜電極ケース内の電極板(陰
極)の作用により塗料液槽内の電着した塗料相応
分の塩基をカチオン選択透過性の隔膜を通じて隔
膜電極ケース内に吸引し、これを循環極液に乗せ
て極液槽内に送り込んでPHを測定し、必要に応じ
て純水を加えて調質しつつ循環させるものであ
る。
(考案の効果) 本考案は開口部より外側に向けて延設させたフ
ランジを有するケース本体と、該ケース本体の開
口部側フランジに対し重合される隔膜および該隔
膜の押え枠と、上記フランジおよび押え枠との間
に弾性パツキング材を介してフランジと押し枠と
を圧着させるところの断面が略U字状をしたクリ
ツプバーとからなるものであるから、従来構造の
如く多数のボルトや座金およびナツト等による面
倒な組みつけを必要とせず、作業性が著しく向上
し、コストの低減化をはかることができ、しかも
材料板厚を増大させる必要がないこと、また余分
の補強板を要しないこと等に起因して軽量化とコ
ンパクト化をはかることができる。
さらに従来の等間隔毎のボルトとナツトによる
締付構造の場合のごとき所謂ピツチ間が存しない
ために液密性保持用のパツキング材の介在は僅か
1枚で十分となり、その分だけ薄型にできて電着
槽等の浴液槽の有効容積を実質的に拡大できる。
またケース本体のフランジに重合される隔膜と
その押え枠との間に隔膜保護部材を介在させるこ
とにより隔膜の損傷を防止し、その耐久性を向上
させることができる。さらにクリツプバーの開口
側端縁に噛込部27aを形成した場合には、フラ
ンジに対する各部材の一体化結合が一層完全とな
り、また液密性も向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例である隔膜電極ケー
スの斜視図、第2図は第1図の隔膜電極ケースの
分解斜視図、第3図はクリツプバーの拡大横断面
図、第4図は従来の隔膜電極ケースの分解斜視図
である。 21……ケース本体、22……フランジ、23
……パツキング材、24……隔膜、25……隔膜
保護部材、26……押え枠、27……クリツプバ
ー。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 開口部より外側に向けて延設させたフランジ
    を有するケース本体と、該ケース本体の開口部
    側フランジに対し重合される隔膜および該隔膜
    の押え枠と、上記フランジおよび押え枠との間
    に弾性パツキング材を介してフランジと押え枠
    とを圧着させるところの断面が略U字状をした
    クリツプバーとからなる隔膜電極ケース。 (2) ケース本体のフランジに重合される隔膜とそ
    の押え枠との間に隔膜保護部材を介在させるよ
    うにした請求項(1)記載の隔膜電極ケース。
JP3103588U 1988-03-09 1988-03-09 Expired - Lifetime JPH057242Y2 (ja)

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JPH01141765U JPH01141765U (ja) 1989-09-28
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JP6876349B1 (ja) * 2020-11-11 2021-05-26 有限会社サンコーテクニカ 隔膜電極ケース及び隔膜電極構造体

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JPH01141765U (ja) 1989-09-28

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