JPH0572371A - 制御棒駆動機構 - Google Patents

制御棒駆動機構

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JPH0572371A
JPH0572371A JP3236433A JP23643391A JPH0572371A JP H0572371 A JPH0572371 A JP H0572371A JP 3236433 A JP3236433 A JP 3236433A JP 23643391 A JP23643391 A JP 23643391A JP H0572371 A JPH0572371 A JP H0572371A
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JP
Japan
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control rod
tube
drive mechanism
rod drive
filter
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JP3236433A
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English (en)
Inventor
Kazuo Ishida
和男 石田
Shigeru Okano
滋 岡野
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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  • Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】原子炉内で生じたクラッド等の異物が制御棒駆
動機構内に侵入するのを未然にかつ確実に防止し、制御
棒の駆動力を円滑かつスムーズに行ない得るようにした
制御棒駆動機構を提供することにある。 【構成】本発明の制御棒駆動機構は、原子炉圧力容器1
の底部に制御棒駆動機構ハウジング2を設け、この制御
棒駆動機構ハウジング2内に、サーマルスリーブ3、ア
ウタチューブ4、シリンダチューブ5、昇降可能なイン
デックスチューブ6およびピストンチューブ7を同心円
状にそれぞれ収容し、上記インデックスチューブ6の頂
部に制御棒をカップリング結合させた制御棒駆動機構3
0において、前記サーマルスリーブ3とアウタチューブ
4頂部のガイドキャップ20との間にアウタフィルタ1
8を、前記インデックスチューブ6内周側とピストンチ
ューブ7頂部のバッファ機構21との間にインナフィル
タ19をそれぞれ設けるとともに、前記インデックスチ
ューブ6外周側とガイドキャップ20との間隙を覆うよ
うに中間フィルタ55を設けたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、原子炉の起動・停止お
よび炉出力を制御する制御棒を駆動する制御棒駆動機構
に係り、特に原子炉内に発生したクラッド等の異物が制
御棒駆動機構内に侵入するのを防止するようにした流体
圧駆動の制御棒駆動機構に関する。
【0002】
【従来の技術】軽水炉としての沸騰水型原子炉において
は、原子炉圧力容器の底部に設けられた制御棒駆動機構
により、制御棒の炉心部への出し入れを制御し、原子炉
の起動・停止や炉出力の制御を行なっている。制御棒駆
動機構は流体圧駆動のものと電動駆動のものとに大別さ
れる。
【0003】このうち、流体圧駆動の制御棒駆動機構
は、制御棒駆動水圧系から供給される流体圧により駆動
制御され、通常の運転操作時には、制御棒を炉心に必要
な速度で挿入・引抜を行なうとともに、緊急時には制御
棒を急速に炉心内に挿入して原子炉をスクラムさせるよ
うになっている。
【0004】従来の制御棒駆動機構は、図5に示すよう
に構成され、原子炉圧力容器1の底部に制御棒駆動機構
ハウジング(以下、CRDハウジングという。)2が一
体に設けられており、このCRDハウジング2内にサー
マルスリーブ3、アウタチューブ4、シリンダチューブ
5、昇降可能なインデックスチューブ6およびピストン
チューブ7がそれぞれ同心円状に収容される。インデッ
クスチューブ6の下部にはドライブピストン8が、その
上部には図示しない制御棒がカップリング結合される。
【0005】制御棒の挿入時には、図示しない制御棒駆
動水圧系からの流体圧(水圧)が挿入流路9を経てドラ
イブピストン8の下側に作用し、ドライブピストン8を
上昇させる。この上昇によりインデックスチューブ6を
上動させ、制御棒を炉心内に挿入する。この制御棒挿入
時にはドライブピストン8上方の流体はピストンチュー
ブ7上部のオリフィス孔からピストンチューブ7内を通
って引抜流路10側に排水される。
【0006】炉心内に挿入された制御棒は、コレット集
合体12のコレットフィンガ13がインデックスチュー
ブ6の外周側に形成された環状のロッキング溝(ノッ
チ)6aに係合することにより所定の挿入位置に保持さ
れる。
【0007】一方、制御棒を引抜く場合には、図示しな
い制御棒駆動水圧系からの流体圧の一部が引抜流路10
側からコレット集合体12のコレットピストン14に作
用し、コレットフィンガ13とインデックスチューブ6
のロッキング溝6aとの係合を解除するとともに、引抜
流路10側から作用する流体圧はピストンチューブ7内
からインデックスチューブ6内に入り、ドライブピスト
ン8を上方から押圧作用し、ドライブピストン8を下降
させる。これにより、インデックスチューブ6は下動
し、制御棒は引き抜かれる。
【0008】ところで、制御棒駆動機構は地震時におい
ても確実に制御棒を挿入でき、異常な過渡変化時や事故
時においても、燃料の損傷を防ぐため制御棒を急速挿入
(スクラム)できるように各々独立して操作でき、1本
の制御棒駆動機構の故障が他の制御棒の操作に影響を与
えないようになっている。
【0009】また、制御棒駆動機構は原子炉緊急停止
(スクラム)動作の可能性を確認するため、定期的に作
動試験が行なわれるようになっている。
【0010】これらの作動試験時や制御棒の挿入・引抜
きあるいはスクラム動作時に、原子炉内に発生したクラ
ッド等の異物が制御棒駆動機構内に侵入して制御棒駆動
機構の操作を阻害することがないようにフィルタ装置1
7が設けられる。フィルタ装置17はアウタフィルタ1
8とインナフィルタ19とからなり、アウタフィルタ1
8はアウタチューブ頂部のガイドキャップ20とサーマ
ルスリーブ3との間に、またインナフィルタ19はイン
デックスチューブ6の内周側とピストンチューブ頂部の
バッファ機構21との間にそれぞれ設けられる。これら
のアウタフィルタ18とインナフィルタ19によりクラ
ッド等の異物が制御棒駆動機構内に侵入するのを防止し
ている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来の制御棒駆動機構
は、アウタフィルタ18とインナフィルタ19によりク
ラッド等の異物が制御棒駆動機構内に侵入するのを防止
している。しかし、制御棒駆動機構のスクラム操作時や
その作動試験時には、特にスクラム動作終了時に、クラ
ッド等の異物がインデックスチューブ6とガイドキャッ
プ20の間を通ってコレット集合体12のコレットチャ
ンバ内に入り、コレットピストン14の摺動面に異物が
混入するおそれがある。
【0012】これは、スクラム動作終了時には、引抜流
路10側は図示しないスクラムディスチャージボリュー
ム側に連通されてほぼ大気圧に維持されるが、コレット
ピストン14の上部には炉圧(例えば約70気圧)が作
用するので、コレットピストン14の上側と下側で圧力
差が大きいためである。圧力差が大きいと、コレットピ
ストン14の摺動面からコレットチャンバ内の水が引抜
流路10側に漏れ、コットピストン14の摺動面にクラ
ッド等の異物が侵入するおそれがある。
【0013】コレットピストン14の摺動面にクラッド
等の異物が侵入すると、制御棒の引抜操作時に、コレッ
ト集合体12のコレットピストン14の上動操作をスム
ーズに行なうことができず、コレットフィンガ13とイ
ンデックスチューブ6との係止状態を解除でないおそれ
がある。
【0014】本発明は、上述した事情を考慮してなされ
たもので、原子炉内で生じたクラッド等の異物が制御棒
駆動機構内に侵入するのを未然にかつ確実に防止し、制
御棒の駆動力を円滑かつスムーズに行ない得るようにし
た制御棒駆動機構を提供することを目的とする。
【0015】本発明の他の目的は中間フィルタがコレッ
トピストンの上動に連動し、インデックスチューブの引
抜を阻害しないようにした制御棒駆動機構を提供するこ
とにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明に係る制御棒駆動
機構は、上述した課題を解決するために、請求項1に記
載したように、原子炉圧力容器の底部に制御棒駆動機構
ハウジングを設け、この制御棒駆動機構ハウジング内
に、サーマルスリーブ、アウタチューブ、シリンダチュ
ーブ、昇降可能なインデックスチューブおよびピストン
チューブを同心円状にそれぞれ収容し、上記インデック
スチューブの頂部に制御棒をカップリング結合させた制
御棒駆動機構において、前記サーマルスリーブとアウタ
チューブ頂部のガイドキャップとの間にアウタフィルタ
を、前記インデックスチューブ内周側とピストンチュー
ブ頂部のバッファ機構との間にインナフィルタをそれぞ
れ設けるとともに、前記インデックスチューブ外周側と
ガイドキャップとの間隙を覆う中間フィルタを設けたも
のである。
【0017】また、本発明の制御棒駆動機構は、上述し
た課題を解決するために、請求項2に記載したように、
中間フィルタはガイドキャップの頂部に外周部が固定さ
れる一方、上記中間フィルタはコレット集合体のコレッ
トピストンに連動可能なフィルタ作動ロッドを支持して
おり、制御棒引抜操作時にコレットピストンの上動に連
動するフィルタ作動ロッドを介して中間フィルタを押し
上げるように構成したものである。
【0018】
【作用】この制御棒駆動機構は、上述したように構成し
たので、アウタフィルタ、インナフィルタおよび中間フ
ィルタにより、原子炉内で発生したクラッド等の異物が
制御棒駆動機構内に侵入してその作動を阻害するのを確
実に防止でき、制御棒駆動機構の作動を安定的にかつス
ムーズに行なうことができる。
【0019】また、この制御棒駆動機構は、中間フィル
タにコレット集合体のコレットピストンと連動するフィ
ルタ作動ロッドを支持し、制御棒引抜操作時に、コレッ
トピストンの上動に連動して中間フィルタを強制的に上
動させる。この中間フィルタの上動により、中間フィル
タがインデックスチューブのロッキング溝(ノッチ)に
係合してインデックスチューブを係止するのを有効的か
つ強制的に防止でき、インデックスチューブの下動が円
滑かつスムーズになる。なお、インデックスチューブの
上動は、ロッキング溝の溝形状(ノッチ形状)により中
間フィルタで阻害されることはない。
【0020】
【実施例】以下、本発明に係る制御棒駆動機構の一実施
例について添付図面を参照して説明する。
【0021】図1は本発明の制御棒駆動機構30を備え
た制御棒駆動系31を示すシステム原理図を示す。制御
棒駆動系31は原子炉圧力容器1の下部に取り付けられ
る制御棒駆動機構30と、この制御棒駆動機構30を駆
動させる制御棒駆動水圧系32と制御棒駆動機構30に
より駆動される制御棒33とから構成される。
【0022】一方、制御棒駆動水圧系32は、制御棒駆
動水ポンプ35および安定弁36を有する供給システム
(Hydraulic Supply System )37と、水圧制御ユニッ
ト(Hydraulic Control Unit:HCU)38と、スクラ
ムディスチャージボリューム39とから主に構成され
る。このうち、水圧制御ユニット38は、挿入・引抜き
選択弁40とスクラム弁41,42およびアキュムレー
タ43から構成される。水圧制御ユニット38は挿入配
管44および引抜き配管45を介して制御棒駆動機構3
0に接続される。
【0023】制御棒駆動機構30は、原子炉圧力容器1
の底部に多数、例えば185体設けられる。制御棒駆動
機構30は図2に示すように構成され、図5に示す制御
棒駆動機構と基本的な構成をほぼ同じくするので、同一
部材には同じ符号を付して説明する。制御棒駆動機構3
0は原子炉圧力容器1の底部に一体に設けられ、下方に
延びるCRDハウジング2を有する。
【0024】CRDハウジング2内にはサーマルスリー
ブ3、アウタチューブ4、シリンダチューブ5、昇降可
能なインデックスチューブ6およびピストンチューブ7
がほぼ同心円状に順次収容される。インデックスチュー
ブ6の下部にはドライブピストン8が一体に設けられ、
その上部はカップリング25を介して制御棒33が結合
される。
【0025】また、CRDハウジング2の下部フランジ
2aには図2に示すように、制御棒駆動機構30の本体
(以下、CRD本体という。)46が固定される。CR
D本体46には挿入流路9および引抜流路10が形成さ
れる。このCRD本体46は前記アウタチューブ4およ
びシリンダチューブ5を一体あるいは一体的に備えると
ともに、ピストンチューブ7を固定的に収容している。
【0026】アウタチューブ4の頂部にはインデックス
チューブ6の昇降を案内するガイドキャップ20が一体
に備えられる。このガイドキャップ20の下方にコレッ
トチャンバ16が形成され、コレットチャンバ16内に
コレット集合体12が収容される。
【0027】コレット集合体12はコレットピストン1
4と、このコレットピストン14に一体に設けられたコ
レットフィンガ13と、上記コレットピストン14を下
方に押圧するコレットスプリング15とを有し、コレッ
トピストン14の下方に引抜流路10から分岐された流
路10aが連通している。この分岐流路10aはアウタ
チューブ4とシリンダチューブ5の間に形成される環状
流路である。
【0028】また、コレット組立体12のコレットフィ
ンガ13はインデックスチューブ6の外周側に形成され
たロッキング溝(ノッチ)6aを係合可能に係止してお
り、この係止によりインデックスチューブ6はその位置
に保持される。このコレット集合体12とインデックス
チューブ6のロッキング溝6aにより、制御棒33の位
置保持機構48を構成している。
【0029】さらに、インデックスチューブ6内に配置
されるピストンチューブ7は図3に示すように、上部に
オリフィス孔49が形成されてチューブ内外が連通され
る。ピストンチューブ7の頂部にバッファ機構21が設
けられ、このバッファ機構21によりインデックスチュ
ーブ6に加えられる衝撃が緩和されるようになってい
る。バッファ機構21はストップピストン51を備える
一方、そのバッファシャフト52にインナフィルタ19
が設けられる。インナフィルタ19はバッファ機構21
とインデックスチューブ6の内周側との間隙を覆い、そ
の間隙内に原子炉内で発生したクラッド等の異物が侵入
するのを防止している。なお、符号53はカーボンシー
ルリングである。
【0030】インナフィルタ19はスリーブ状の孔あき
筒で構成され、周面のパンチング孔にノッチワイヤを例
えば20μ間隔に巻き付けてフィルタ作用を行なうよう
になっている。
【0031】また、サーマルスリーブ3とアウタチュー
ブ4頂部のガイドキャップ20との間にはアウタフィル
タ18が装着される。このアウタフィルタ18は筒状を
なしてガイドキャップ20に外嵌せしめられ、周面にパ
ンチング孔が形成され、内側に金網が内装されてフィル
タ作用を行なうようになっている。
【0032】さらに、インデックスチューブ6の外周側
とガイドキャップ20との間隙を上方から覆うように中
間フィルタが設けられる。中間フィルタ55は図3およ
び図4に示すように、外周部がガイドキャップ20の頂
部にボルト締め等で固定され、ガイド押えスプリング5
6により弾性的に押えられる。
【0033】これらの中間フィルタ55、アウタフィル
タ18およびインナフィルタ19によりフィルタ装置5
8が構成され、このフィルタ装置58により炉内に発生
したクラッド等の異物が制御棒駆動機構30内に侵入す
るのを確実にかつ未然に防止している。
【0034】フィルタ装置58の中間フィルタ55は図
4に示すうに内周側に金網等からなり、可撓性を有する
メッシュ状のフィルタ部59と外周側にワッシャリング
状のリングプレート部60とを一体的に形成し、リング
プレート60の外周フランジ部60aをボルト締め等に
より固定している。
【0035】一方、中間フィルタ55の半径方向中間部
にはフィルタ作動ロッド62を半径方向にスライド自在
に支持している。この作動ロッド62はガイドキャップ
20に形成されたガイド孔20a内を緩く挿通されてガ
イドキャップ20下方に突出し、コレット集合体12の
コレットピストン14と連動するようになっている。具
体的にはコレット集合体12のコレットフィンガ13の
頂部にフィルタ作動ロッド62が対向し、コレットピス
トン14の上動により押し上げられ、中間フィルタ55
をガイド押えスプリング56のばね力に抗して押し上げ
るようになっている。
【0036】フィルタ作動ロッド62をコレット集合体
12のコレットピストン14に連動させることにより、
中間フィルタ55の内周側を強制的に押し上げ、中間フ
ィルタ55の内周側がインデックスチューブ6の環状ロ
ッキング溝6aに係止されるのを防止している。これに
より、インデックスチューブ6をスムーズに下降させる
ことができ、制御棒の引抜動作を阻害することはない。
フィルタ作動ロッド62は中間フィルタ55に6本のコ
レットフィンガ13に1つおきに対応して例えば3本支
持され、各作動ロッド62は周方向に等間隔に配置され
る。なお、インデックスチューブ6の上動時には、ロッ
キング溝(ノッチ)6aの溝形状(スカート状のテーパ
面)により、中間フィルタ55がインデックスチューブ
6のロッキング溝6aに係止されることはない。
【0037】次に、制御棒駆動機構の作用を説明する。
【0038】制御棒33の挿入を行なう場合には、制御
棒駆動水圧系32を駆動させ、水圧制御ユニット38の
選択弁40や水圧供給システム37の安定弁36を挿入
側にセットする。この状態で制御棒駆動水ポンプ35を
作動させ、このポンプ35からの流体(水)を挿入管4
4を介して制御棒駆動機構30のドライブピストン8の
下方に供給する。この供給により、ドライブピストン8
は駆動されて上昇し、インデックスチューブ6を上動さ
せる。
【0039】インデックスチューブ6の上動により、カ
ップリング25を介して連結されたピストン33は原子
炉の炉心部に挿入される。炉心部に挿入された制御棒3
3はインデックスチューブ6のロッキング溝6aがコレ
ット集合体12のコレットフィンガ13に係止されて、
その位置に保持される。
【0040】一方、インデックスチューブ6の上動によ
りインデックスチューブ6内の水は、オリフィス孔49
を通ってピストンチューブ7内に入り、引抜流路10か
ら水圧制御ユニット38に排出される。また、インデッ
クスチューブ6の外側の水は、コレットチャンバ16を
経て図示しないオリフィス孔からアウタチューブ4とサ
ーマルスリーブ3の間や、インデックスチューブ6とガ
イドキャップ20の間を通って原子炉内に送られる。
【0041】次に、制御棒を引き抜く場合には、水圧制
御ユニット38の選択弁40を引抜側にセットして、制
御棒駆動機構30の引抜流路10側に水圧を作用させ
る。引抜流路10側に供給された水の一部は分岐流路1
0aを通ってコレット集合体12のコレットピストン1
4の下部に作用し、コレットピストン14を上動させ
る。このコレットピストン14の上動により、コレット
フィンガ13のガイド部がガイドキャップ20のテーパ
ガイド部20bに案内されて拡開し、コレットフィンガ
13がインデックスチューブ6のロッキング溝6aを解
放する。これにより、インデックスチューブ6は係止状
態が解かれ、引抜自由にセットされる。
【0042】また、このときには、引抜流路10に供給
された水はピストンチューブ7内を通ってインデックス
チューブ6内に案内され、ドライブピストン8の上側に
水圧を作用させ、ドイラブピストン8を積極的に下動さ
せる。ドライブピストン8下側の水は挿入流路9を経て
水圧制御ユニット38に排出される。
【0043】ドライブピストン8の下動によりインデッ
クスチューブ6も下動し、制御棒33は原子炉の炉心部
から引き抜かれる。
【0044】この制御棒引抜時には、ドイラブピストン
8の下動に伴って、インデックスチューブ6の外側に炉
水が供給される。この炉水はアウタチューブ4とサーマ
ルスリーブ3の間を通って図示しないオリフィス孔から
コレットチャンバ16内に案内されるとともに、ガイド
キャップ20とインデックスチューブ6の間隙を通って
コレットチャンバ16に導かれ、インデックスチューブ
6の外側に供給される。
【0045】その際、制御棒駆動機構30はアウタフィ
ルタ18、インナフィルタ19および中間フィルタ55
からなるフィルタ装置58が設けられているので、原子
炉内で生じたクラッド等の異物が制御棒駆動機構30内
に侵入するのを未然にかつ確実に防止することができ
る。
【0046】また、制御棒駆動機構30のスクラム動作
の場合には、図1に示す水圧制御ユニット32のスクラ
ム入口弁41とスクラム出口弁42を開き、アキュムレ
ータ43の圧力を制御棒駆動機構30のドライブピスト
ン8の下部に作用させる。ドイラブピストン8上部の水
は制御棒駆動水圧系32のスクラムディスチャージボリ
ューム39に逃がしてやり、制御棒33に大きな挿入加
速度を付与する。
【0047】制御棒駆動機構30のスクラム動作が終了
しても、制御棒駆動機構30の引抜流路10はスクラム
ディスチャージボリューム39側に通じているので、ほ
ぼ大気圧に保持される。このため、コレット集合体12
のコレットピストン14の下方にはほぼ大気圧が作用す
る。
【0048】一方、コレット集合体12のコレットピス
トン14の上方側は原子炉圧力容器1内に連通している
ので、原子炉内の炉圧、例えば約70気圧が作用し、コ
レットピストン14の上側と下側で大きな圧力差が生じ
る。この大きな圧力差に起因してコレットピストン摺動
部からリークが生じるおそれがある。コレットチャンバ
16からリークが生じると、このリークに伴って炉水が
インデックスチューブ6とガイドキャップ20やガイド
キャップ20とサーマルスリーブ3の間からコレットチ
ャンバ16に案内される。
【0049】しかし、この場合には、インテックスチュ
ーブ6とガイドキャップ20の間隙を覆うように中間フ
ィルタ55が設けられており、さらに、ガイドキャップ
20とサーマルスリーブ3の間にアウタフィルタ18を
設けているので、クラッド等の異物が炉水に混入してコ
レットチャンバ16に案内されるのを確実かつ未然に防
止できる。
【0050】
【発明の効果】以上に述べたように本発明に係る制御棒
駆動機構においては、サーマルスリーブとアウタチュー
ブ頂部のガイドキャップとの間にアウタフィルタを、イ
ンデックスチューブ内周側とピストンチューブ頂部のバ
ッファ機構との間にインナフィルタをそれぞれ設けると
ともに、インデックスチューブ外周側とガイドキャップ
との間隙を覆うように中間フィルタを設けたので、原子
炉内の炉水に混入してクラッド等の異物が制御棒駆動機
構内に侵入するのを未然にかつ確実に防止することがで
き、異物侵入に伴う制御棒駆動機構の作動不良を解消で
きるので、高い信頼性が求められる制御棒駆動機構の信
頼性を向上させることができる。
【0051】また、ガイドキャップの頂部に固定される
中間フィルタにコレット集合体のコレットピストンに連
動可能なフィルタ作動ロッドを支持させ、制御棒引抜操
作時にコレットピストンの上動に連動するフィルタ作動
ロッドにより中間フィルタを押し上げるようにしたの
で、インデックスチューブのロッキング溝に中間フィル
タが係止されてインデックスチューブの下動を規制する
ことがないので、インデックスチューブの下動が円滑か
つスムーズに行なわれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る制御棒駆動機構を備えた制御棒駆
動水圧系の系統図。
【図2】本発明に係る制御棒駆動機構の一実施例を示す
縦断面図。
【図3】図2に示す制御棒駆動機構の要部拡大図。
【図4】図3のA部の拡大図。
【図5】従来の制御棒駆動機構の縦断面図。
【符号の説明】
1 原子炉圧力容器 2 制御棒駆動機構ハウジング(CRDハウジング) 3 サーマルスリーブ 4 アウタチューブ 5 シリンダチューブ 6 インデックスチューブ 7 ピストンチューブ 8 ドライブピストン 9 挿入流路 10 引抜流路 10a 分岐流路 12 コレット集合体 13 コレットフィンガ 14 コレットピストン 17,58 フィルタ装置 18 アウタフィルタ 19 インナフィルタ 20 ガイドキャップ 21 バッファ機構 30 制御棒駆動機構 31 制御棒駆動系 32 制御棒駆動水圧系 33 制御棒 37 水圧供給システム 38 水圧制御ユニット(HCU) 39 スクラムディスチャージボリューム 46 CRD本体 50 バッファ機構 55 中間フィルタ 56 ガイドスプリング 62 フィルタ作動ロッド

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原子炉圧力容器の底部に制御棒駆動機構
    ハウジングを設け、この制御棒駆動機構ハウジング内
    に、サーマルスリーブ、アウタチューブ、シリンダチュ
    ーブ、昇降可能なインデックスチューブおよびピストン
    チューブを同心円状にそれぞれ収容し、上記インデック
    スチューブの頂部に制御棒をカップリング結合させた制
    御棒駆動機構において、前記サーマルスリーブとアウタ
    チューブ頂部のガイドキャップとの間にアウタフィルタ
    を、前記インデックスチューブ内周側とピストンチュー
    ブ頂部のバッファ機構との間にインナフィルタをそれぞ
    れ設けるとともに、前記インデックスチューブ外周側と
    ガイドキャップとの間隙を覆うように中間フィルタを設
    けたことを特徴とする制御棒駆動機構。
  2. 【請求項2】 中間フィルタはガイドキャップの頂部に
    外周部が固定される一方、上記中間フィルタはコレット
    集合体のコレットピストンに連動可能なフィルタ作動ロ
    ッドを支持しており、制御棒引抜操作時にコレットピス
    トンの上動に連動するフィルタ作動ロッドを介して中間
    フィルタを押し上げるように構成した請求項1記載の制
    御棒駆動機構。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007040728A (ja) * 2005-08-01 2007-02-15 Toshiba Corp 制御棒駆動機構
JP2010145105A (ja) * 2008-12-16 2010-07-01 Toshiba Corp 制御棒駆動機構

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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