JPH0571775A - 飽和空気発生装置 - Google Patents

飽和空気発生装置

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JPH0571775A
JPH0571775A JP3230600A JP23060091A JPH0571775A JP H0571775 A JPH0571775 A JP H0571775A JP 3230600 A JP3230600 A JP 3230600A JP 23060091 A JP23060091 A JP 23060091A JP H0571775 A JPH0571775 A JP H0571775A
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哲 池田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 容器に収容した水を所定温度の液水又は凍結
水とし、空気を該容器に、前記水に接触させつつ通過さ
せて目標露点又は霜点の飽和空気を得る飽和空気発生装
置であって、前記容器内の水の状態(液水か凍結水
(氷)か)を正確に知ることができ、それによって目標
霜点の飽和空気を得ようとするときの水温降下に要する
時間を短縮することができ、また、同じ温度における水
について、露点としてとらえるべきか、霜点としてとら
えるべきかを容易に判断してそのときの正確な飽和水蒸
気圧を知ることができる飽和空気発生装置を提供する。 【構成】 容器1に収容した水Wを所定温度の液水又は
凍結水とし、空気を該容器に、水Wに接触させつつ通過
させて目標露点又は霜点の飽和空気を得る飽和空気発生
装置において、容器1内の水位レベルLより下方で開口
40する空気導入管4を設けるとともに、該管に空気流
れの有無を検出する圧力センサ42を接続した飽和空気
発生装置A。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は恒温恒湿器等の環境試験
装置その他湿度制御が要求される分野において、目標湿
度を、いわゆる二温度法に基づいて得るための飽和空気
発生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】二温度法によると、飽和空気発生装置で
得た所定温度の飽和空気を、例えば恒温恒湿槽等の所定
温度に制御された空間に導き、それによって該空間にお
いて目標とする温湿度雰囲気を得る。また、飽和空気を
恒温恒湿槽等の空間に導入するに先立って、適当な手段
で所定の温度に曝し、それによって目標温湿度の空気と
したのち、これを前記空間へ供給することもある。
【0003】このように目標湿度を得るために利用され
る飽和空気発生装置は、通常、容器に収容した水を所定
温度の液水又は凍結水(氷)とし、空気を該容器に、前
記水に接触させつつ通過させて目標露点又は霜点の飽和
空気を得るように構成されている。ここで露点、霜点と
いうのは、前記容器内の水の状態(液体か凍結水(氷)
か)によってその違いができる。水温が同じであって
も、水の状態によってその飽和水蒸気圧が変わるため、
液体のときは露点、氷のときは霜点としてとらえる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、水、特
に不純物含有量の少ないものは、氷点以下であっても過
冷却された液体の状態と、凍った状態(氷)の二つの状
態がある。例えば、蒸留水では、0度以下になっても直
ちに氷結せず、−20〜−30℃程度で凍り始める。
【0005】従って、従来、目標霜点の飽和空気を得よ
うとするときには、前記容器内水温を、水が完全に氷結
すると考えられる温度(蒸留水の場合は約−30℃)ま
で低下させてから、任意の氷温度に制御していた。その
ため、水温降下制御に時間がかかった。さらに、例えば
使用水が蒸留水の場合、経験上、−30℃以下に降下さ
せることで完全氷結したと判断しているものの、実際に
どのような状態か確かめる方法はなく、曖昧であった。
【0006】そこで本発明は、容器に収容した水を所定
温度の液水又は凍結水とし、空気を該容器に、前記水に
接触させつつ通過させて目標露点又は霜点の飽和空気を
得る飽和空気発生装置であって、前記容器内の水の状態
(液水か凍結水(氷)か)を正確に知ることができ、そ
れによって目標霜点の飽和空気を得ようとするときの水
温降下に要する時間を短縮することができ、また、同じ
温度における水について、露点としてとらえるべきか、
霜点としてとらえるべきかを容易に判断してそのときの
正確な飽和水蒸気圧を知ることができる飽和空気発生装
置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的に従
い、容器に収容した水を所定温度の液水又は凍結水と
し、空気を該容器に、前記水に接触させつつ通過させて
目標露点又は霜点の飽和空気を得る飽和空気発生装置に
おいて、前記容器内の水位レベルより下方で開口する空
気導入管を設けるとともに、該管に空気流れの有無を検
出する手段を接続したことを特徴とする飽和空気発生装
置を提供するものである。
【0008】前記空気流れの有無を検出する手段として
は、空気導入管中の空気圧を検出する圧力センサ、空気
導入管中の空気流量を測定する流量計等が考えられる。
圧力センサを用いるときは、そのセンサによる検出圧力
が予め定めた値より高いか否か等によって空気流の有無
を知ることができ、流量計の場合は、それによって測定
される流量が予め定めた値より多いか否か等によって空
気流の有無を知ることができる。
【0009】前記空気導入管への空気の供給は常時行わ
れてもよいが、電磁弁等適当な弁の開閉により、前記容
器内の水が凍結しているか否かを判断したいときだけ供
給してもよい。また、空気導入管に供給する空気は、飽
和空気を得るために前記容器に通過させる空気流から分
流させたものでもよいし、別途供給されるものでもよ
い。
【0010】
【作用】本発明装置によると、装置の容器における水が
凍結前のときは、空気導入管からこの水中へ供給される
空気は、該水中へ放出され、従って空気導入管に空気が
流れる。しかし、容器内水が凍結すると、空気導入管へ
空気が供給されても、該管中の空気流は停止し、管中圧
力が上昇する。
【0011】従って、この空気流の有無が前記空気流の
有無を検出する手段により検出されることで、水の状態
が容易、正確に把握され、露点としてとらえるべきか、
霜点としてとらえるべきかの判断が可能となる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1を参照して説
明する。図1は一実施例の概略構成を、恒温恒湿器及び
乾燥気体発生装置等と共に示す図である。この飽和空気
発生装置Aは、水を所定水位レベルに収容する容器1を
備え、該容器には水位レベルLまで水Wが収容される。
容器1は冷却器、加熱器を含む温度制御装置10により
温度制御される液体12を収容した恒温槽13に納めら
れており、水Wを所定温度に制御できる。
【0013】容器1の気相部11は、一方で、配管2に
よって乾燥空気発生装置5に接続されており、該配管2
には流量計21が接続されている。容器1の気相部11
は、他方で、配管3により恒温恒湿器6の試験槽61に
接続されている。試験槽61は恒温槽62に納められて
おり、槽62には液体63が有り、これが温度制御装置
64にて温度制御されることで、槽61の温度が制御さ
れる。
【0014】前記乾燥空気を供給する配管2には流量計
21の下流側で空気導入管4が分岐接続され、該管4の
自由端は容器1中の水位レベルLより下方まで延び、そ
こに開口40している。管4の途中には電磁弁41及び
管4中の気体圧力を検出する圧力センサ42が接続され
ている。この飽和空気発生装置Aによると、容器1中の
水Wが温度制御装置10の操作によって所定温度まで降
下せしめられる。目標露点の飽和空気を得ようとすると
きには、該水Wは凍結しない状態で目標温度にまで降下
せしめられ、その状態で乾燥空気発生装置5から乾燥空
気が所定流量、容器1内に供給され、該容器内に供給さ
れた空気は水Wに接して移動しつつ低露点の飽和空気と
なって配管3から試験槽61に供給される。試験槽61
に供給された飽和空気は該試験槽が予め所定の温度に制
御されていることにより、ここで目標の温度湿度が発生
することになる。
【0015】また、目標霜点の飽和空気を得ようとする
ときには、容器1内の水Wは予め定めた温度に凍結さ
れ、乾燥空気発生装置5から所定の流量で供給されてき
た乾燥空気はこの凍結水(氷)の表面に接しつつ容器1
内を通過することで所定霜点の飽和空気となり、配管3
から試験槽61に供給される。一方、試験槽61が予め
所定の温度に制御されていることと相俟って該試験槽に
目標の温度湿度が発生する。
【0016】飽和空気を発生させるにあたり、容器1内
の水蒸気圧を知ろうとする場合、容器1中の水Wの状態
(液体か氷か)を知らなければならないが、これは空気
導入管4における電磁弁41を開いて、圧力センサ42
によって検出される圧力が予め定めた圧力よりも小さい
か否かによって判断することができる。即ち、圧力セン
サ42によって検出される圧力が予め定めた値よりも小
さいということは、水Wが液体の状態であり、該センサ
によって検出される圧力が予め定めた値以上のときは水
Wが凍結している状態を示している。
【0017】即ち、センサで検出される圧力が予め定め
た値より小さいということは、管4中に空気流があり、
空気流があるということは管4の開口40から空気が放
出され得る状態、即ち、水Wは液体の状態であることを
示している。一方、圧力センサ42によって検出される
圧力が予め定めた値以上ということは、電磁弁41を開
いて空気の供給が行われているにも拘らず管4に空気流
がないことを示し、空気流がないということは容器1中
の水Wが凍結していて管4の開口40から空気の放出が
行われないということを意味している。
【0018】従って、管4における空気流の有無を知る
ことによって容器1中の水Wの状態を知り、露点として
とらえるべきか、霜点としてとらえるべきかを容易、且
つ、正確に随時判断することができる。また、目標霜点
の飽和空気を得ようとする場合、容器1中の水Wは凍結
させなければならないが、これが凍結したか否かは、電
磁弁41を随時開き、管4中に空気流があるか否かを見
ることにより、水Wの凍結を従来よりも速く、且つ、正
確に知ることができる。水Wが凍結したことが確認され
た後は、該凍結水の温度を所定温度に制御し、目標霜点
の飽和空気を容易に得ることができる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明によると、容
器に収容した水を所定温度の液水又は凍結水とし、空気
を該容器に、前記水に接触させつつ通過させて目標露点
又は霜点の飽和空気を得る飽和空気発生装置において、
前記容器内の水の状態(液水か凍結水(氷)か)を正確
に知ることができ、それによって目標霜点の飽和空気を
得ようとするときの水温降下に要する時間を短縮するこ
とができ、また、同じ温度における水について、露点と
してとらえるべきか、霜点としてとらえるべきかを容易
に判断してそのときの正確な飽和水蒸気圧を知ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の概略構成を恒温恒湿器、乾
燥空気発生装置と共に示す図である。
【符号の説明】
A 飽和空気発生装置 1 容器 W 水 L 水位レベル 11 気相部 2、3 容器1に空気を通過させる配管 21 流量計 4 空気導入管 41 電磁弁 42 圧力センサ 40 管4の開口 5 乾燥空気発生装置 6 恒温恒湿器 61 試験槽

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器に収容した水を所定温度の液水又は
    凍結水とし、空気を該容器に、前記水に接触させつつ通
    過させて目標露点又は霜点の飽和空気を得る飽和空気発
    生装置において、前記容器内の水位レベルより下方で開
    口する空気導入管を設けるとともに、該管に空気流れの
    有無を検出する手段を接続したことを特徴とする飽和空
    気発生装置。
JP03230600A 1991-09-10 1991-09-10 飽和空気発生装置 Expired - Lifetime JP3102507B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012037137A (ja) * 2010-08-06 2012-02-23 Daiichi Kagaku:Kk 飽和空気発生装置
CN116358081A (zh) * 2023-05-31 2023-06-30 深圳市华图测控系统有限公司 一种防冻气体加湿装置

Cited By (3)

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JP2012037137A (ja) * 2010-08-06 2012-02-23 Daiichi Kagaku:Kk 飽和空気発生装置
CN116358081A (zh) * 2023-05-31 2023-06-30 深圳市华图测控系统有限公司 一种防冻气体加湿装置
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