JPH0571696B2 - - Google Patents

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JPH0571696B2
JPH0571696B2 JP2094548A JP9454890A JPH0571696B2 JP H0571696 B2 JPH0571696 B2 JP H0571696B2 JP 2094548 A JP2094548 A JP 2094548A JP 9454890 A JP9454890 A JP 9454890A JP H0571696 B2 JPH0571696 B2 JP H0571696B2
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JP
Japan
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heat
heater
heaters
housing
heat treatment
Prior art date
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JP2094548A
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JPH03294570A (ja
Inventor
Takafumi Yoshikawa
Akira Kawai
Kiichi Nakabashi
Ichiro Kimura
Shuji Nishitsuji
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hirano Tecseed Co Ltd
Hirano Steel Recycle Co
Original Assignee
Hirano Tecseed Co Ltd
Hirano Steel Recycle Co
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Publication date
Application filed by Hirano Tecseed Co Ltd, Hirano Steel Recycle Co filed Critical Hirano Tecseed Co Ltd
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  • Treatment Of Fiber Materials (AREA)
  • Resistance Heating (AREA)
  • Drying Of Solid Materials (AREA)
  • Tunnel Furnaces (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、布帛などの長尺状物を熱処理するた
めの装置に関するものであり、特に詳しくは、遠
赤外線や赤外線を放射することによつて、長尺状
物を加熱する熱処理装置に関するものである。
[従来の技術] 布帛などの長尺状物を熱処理するための装置と
しては、無端のテンターチエーンを利用した搬送
装置により同一方向に走行する被処理物の上に、
被処理物の幅方向に延在し、かつ放熱部が被処理
物へ向いた遠赤外線あるいは赤外線のヒータが設
けられたものがある。
この熱処理装置は、被処理物を前記搬送装置に
よつて同一方向に走行させ、この被処理物の表面
に対して、ヒータの放熱部から熱線が放射される
ことにより、被処理物に対し熱処理を行なうもの
である。
このような熱処理装置にあつては、機械的な故
障などにより、走行中の被処理物が停止したり、
あるいは走行速度が極端に遅くなれば、被処理物
は必要以上の熱エネルギーを受けることになる。
これにより、被処理物が過乾燥状態となり、延い
ては、火災が発生する危険性が生じる。
しかし、従来の熱処理装置には、上記の場合に
起こる被処理物の過熱を防ぐための装置が備わつ
ていないのが一般的である。そして、これを防止
するためには、遠赤外線などのヒータのエネルギ
ー供給源である電気をカツトしたり、あるいは、
熱処理装置のハウジングが上部と下部に分離でき
るタイプのものでは、両者を分離してヒータと被
処理物との距離を大きくする手段がとられてい
た。
[発明が解決しようとする課題] ところが、通常の運転時における遠赤外線や赤
外線のヒータの放熱部は、およそ450℃といつた
高温に加熱されているので、即座に上記の手段を
講じても、放熱部の温度はすぐには下がらず、放
熱部からは引き続き熱線が放射される。そして、
その間も被処理物は高温にさらされることになる
ので、それ程の効果は得られなかつた。
また、被処理物を、即座に装置から引取ること
は、構造上において不可能である。
[課題を解決するための手段] そこで、上記の問題を解決するために、次のよ
うな手段を講じた。
本発明は、ハウジングの内部に布帛等の長尺状
物を走行させて熱処理を行なう熱処理装置におい
て、前記長尺状物を加熱して熱処理を行なう複数
のヒータが、該長尺状物の走行方向に沿つて設け
られ、前記複数のヒータからの熱線を遮断する遮
熱部が、前記各ヒータ毎に設けられ、前記複数の
遮熱部は、連結部材によつて一体に連結され、前
記それぞれの遮熱部を、前記ヒータと前記長尺状
物の間から待避した待避位置と、前記ヒータと前
記長尺状物の間の熱線遮蔽位置との間を移動自在
になすために、前記連結部材を移動させる移動手
段を設けたものである。
[作用] 通常の熱処理状態においては、遮熱部を待避位
置にしておく。
走行中の長尺状物が、何らかの原因により、停
止するか、あるいは走行速度が極端に遅くなれ
ば、連結部材を移動手段によつて移動させること
により遮熱部を前記待避位置から遮蔽位置に移動
させる。これにより、前記遮熱部がヒータからの
熱線を遮断し、長尺状物の過乾燥を防止できる。
[実施例] 以下、本発明の一実施例を第1図から第5図に
基づいて説明する。
第5図は、布帛などの被処理物Aを処理するた
めの処理機である。この処理機は、自動通布装置
1、ピンニング装置2、遠赤外線のヒータによる
熱処理装置3、熱風乾燥装置4、冷却装置5およ
び被処理物Aの引出装置6から構成されている。
本発明は、上記のうち、遠赤外線のヒータによ
る熱処理装置3に係わるものである。
第1図から第4図において、10は、熱処理装
置3のハウジングであつて、断熱材12によつて
中空の直方体状に形成されている。ハウジング1
0は、被処理物Aの走行路を境にして、上側であ
る上部14と、下側である下部16とによりな
る。上部14は、前後に配された油圧シリンダー
(図示せず)によつて下部16と結合したり分離
したりすることができる。
また、上部14と下部16との当接部分におい
て、ハウジング10の左方(第1図)に入口2
2、右方に出口24が形成されている。また、入
口22から挿入した被処理物Aは、この被処理物
Aの走行路を挟んで左右両側に設けられた無端の
テンターチエーン(図示せず)によつて前記ハウ
ジング10内を走行し、そして、出口24から搬
出される。
44は、中空の支持枠であり、ハウジング10
の上部14に取付けられている。この支持枠44
の上面は、後述するフアン42と対応する位置に
おいて開口部48を有している。一方、下面は、
被処理物Aの走行方向に直交し、水平方向に多数
並設してなるヒータ26の列27の多数が、走行
方向に一定距離を隔てて取付けられている。遠赤
外線のヒータ26は、下部に、図のような、前後
方向の断面が弧状である放熱部28を有してい
る。また、隣り合うヒータ26の取付け部分の間
には、通気孔46が設けられている。なお、ヒー
タ26は、内部にニクロム線を有し、表面に遠赤
外線を放射するセラミツクが設けられた構造のも
のである。ニクロム線に電気を流すことによつて
加熱し、セラミツクの温度を上昇させる。これに
より、放射部28から遠赤外線が発生される。
42はモータにより回転するフアンであつて、
前記支持枠44の上方に配されている。ハウジン
グ10の上部における空気は、このフアン42に
吸引され、前記開口部48を介して、支持枠44
の中に入り、通気孔46を通つて、ハウジング1
0の内部に取入れられる。そして、再び、フアン
42の吸引によつてハウジング10の上部に移行
する。このように、ハウジング10の内部におい
て対流が起これば、ヒータ26から放射される熱
線がハウジング10内のほぼ全域にゆきわたるの
で、走行中の被処理物Aの全面にわたつて均等に
加熱することができ、また、ハウジング10内の
温度を高温に保たせることもできる。特に、熱源
が遠赤外線のヒータ26の場合、周囲の温度を上
げないと充分な遠赤外線効果が得られない。さら
に、このフアン42は、ハウジング10内に新鮮
な空気を取入れることができるといつた効果も発
揮する。
20はステンレス製の反射板であつて、ハウジ
ング10の底部の略全域にわたつて設けられる。
ヒータ26により放射された熱線は、被処理物A
を上面から加熱するとともに、前記フアン42が
起こす風圧によつて被処理物Aの下方に流動し、
前記反射板20により反射した再び被処理物Aを
下面から加熱する。
30は、遮熱部材36の一部であつて、ステン
レス製からなる、幅方向の断面が凹型の遮熱板で
あつて、長さはヒータ26の列27の長さと略等
しく、幅は、前記放熱部28の前後方向の長さと
略等しい。
32は、左右一対の直方体形状の遮熱部材枠で
あつて、被処理物Aの走行方向に平行させてハウ
ジング10の左右両側に設けられ、それぞれの内
方側には開口部34を有している。また、この遮
熱部材枠32の一方の端面は、エアーシリンダ3
8から延びる支持軸40が連結されている。この
エアーシリンダ38は、遮熱部材枠32を遮熱板
30の幅間隔だけ前後方向に移動可能にするもの
である。
ヒータ26の列27と同数の遮熱板30を、遮
熱板30の幅間隔毎に両側の遮熱部材枠32と直
交させて架設する。この状態において、遮熱板3
0の両端は前記開口部34に挿入されている。
はしご状に形成された遮熱部材36は、被処理
物Aの走行が停止するか、極端に遅くなつた場合
に限り、前記エアーシリンダ38の作動によつ
て、遮熱板30の幅間隔だけ前後方向に移動でき
るようにプログラムされている。なお、この前後
移動させる手段としては、このエアーシリンダ3
8によるものに限らず、例えば、ラツクとピニオ
ンの組合わせによる機構を利用しても構わない。
さて、通常の運転時における前記遮熱部材36
は、遮熱板30が隣り合うヒータ26の間に位置
するように配されている(第3図参照)。そこで、
例えば機械の故障により、被処理物Aの走行が停
止するか、極端に遅くなつた場合には、エアーシ
リンダ38が作動し、遮熱部材枠32が移動し、
これに連動して各々の遮熱板30がヒータ26の
真下に配される(第4図参照)。これにより、遮
熱板30がヒータ26から放射される熱線を遮断
する。そしてこの間に、ハウジング10の上部1
4と下部16とを前記油圧シリンダーによつて分
離させ、被処理物Aを装置から抜取るなどの手段
をとる。こうして被処理物Aの過乾燥が防止され
る。
なお、本実施例では、ヒータ26を走行する被
処理物Aの上方に設けたが、これに限らず、これ
の下方に設けても構わない。また、これの上下両
側に設けてもよい。
また、被処理物Aの搬送手段として無端のテン
ターチエーンを使用したが、これに限らず、例え
ば、上下2枚合わせのエンドレスネツトを使用し
ても構わない。
また、熱源は、遠赤外線のヒータに限らず、赤
外線のヒータでもよい。
その他、特許請求の範囲に属する全ての実施態
様がこの発明の範囲である。
[発明の効果] 本発明は、上記のように構成されているので、
装置が不本意に急停止したり、また、被処理物の
走行速度が極端に遅れることによつて生じる被処
理物の過乾燥、延いては、装置の火災を防止する
ことができる。
また、ヒータからの熱線を遮る遮熱部は、複数
のヒータ毎に設けられ、この遮熱部は連結部材に
よつて一体に連結されているため、移動手段によ
つて連結部材を移動させるだけで、全ての遮熱部
が移動する。そのため、遮熱を行なう場合でも、
一度にヒータからの熱線を遮熱することが可能で
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の1実施例を示す側面図、第
2図は、要部斜視図、第3図は、通常時における
遠赤外線ヒータと遮熱部材との状態を示す部分側
面図、第4図は、遮熱部材が移動した状態を示す
部分側面図、第5図は、熱処理機全体を示す側面
図である。 符号の説明、A……被処理物、3……熱処理装
置、10……ハウジング、26……遠赤外線ヒー
タ、36……遮熱部材。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ハウジングの内部に布帛等の長尺状物を走行
    させて熱処理を行なう熱処理装置において、 前記長尺状物を加熱して熱処理を行なう複数の
    ヒータが、該長尺状物の走行方向に沿つて設けら
    れ、 前記複数のヒータからの熱線を遮断する遮熱部
    が、前記各ヒータ毎に設けられ、 前記複数の遮熱部は、連結部材によつて一体に
    連結され、 前記それぞれの遮熱部を、前記ヒータと前記長
    尺状物の間から待避した待避位置と、前記ヒータ
    と前記長尺状物の間の熱線遮蔽位置との間を移動
    自在になすために、前記連結部材を移動させる移
    動手段を設けた ことを特徴とする熱処理装置。
JP9454890A 1990-04-09 1990-04-09 熱処理装置 Granted JPH03294570A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9454890A JPH03294570A (ja) 1990-04-09 1990-04-09 熱処理装置

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JP9454890A JPH03294570A (ja) 1990-04-09 1990-04-09 熱処理装置

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JPH03294570A JPH03294570A (ja) 1991-12-25
JPH0571696B2 true JPH0571696B2 (ja) 1993-10-07

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5540892A (en) * 1978-09-18 1980-03-22 Proctor & Schwartz Inc Improvement of band area heat treating apparatus
JPS5562264A (en) * 1978-10-26 1980-05-10 Unitika Ltd Heat treatment of rubber reinforcing fabric
JPS576276A (en) * 1980-04-23 1982-01-13 Doraberuto Zoeene Method of and apparatus for improving quality of strip material

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JPS576276A (en) * 1980-04-23 1982-01-13 Doraberuto Zoeene Method of and apparatus for improving quality of strip material

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