JPH0571577A - 車両振動低減装置 - Google Patents

車両振動低減装置

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JPH0571577A
JPH0571577A JP22752491A JP22752491A JPH0571577A JP H0571577 A JPH0571577 A JP H0571577A JP 22752491 A JP22752491 A JP 22752491A JP 22752491 A JP22752491 A JP 22752491A JP H0571577 A JPH0571577 A JP H0571577A
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JP
Japan
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acceleration
vibration
phase
amplitude
decreased
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Pending
Application number
JP22752491A
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English (en)
Inventor
Yoshiyuki Miki
義之 三木
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Publication of JPH0571577A publication Critical patent/JPH0571577A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車両振動を十分に低減せしめる。 【構成】 第1および第2加振機7,8によってラジエ
ータ1を振動せしめることによって、アイドル運転時に
おけるステアリングの振動を低減せしめる。加振機7,
8の振動の位相を制御する際には、ステアリングの振動
を低減せしめるように加速度センサ30の検出値に基づ
いて位相を常にフィードバック制御せしめるようにして
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両振動低減装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】実開昭61−1745号公報には、車両
の振動を検出するための加速度センサを備え、加振機を
振動せしめることによって車両の振動を低減せしめるよ
うにした車両振動低減装置において、加振機の振動の位
相および振幅を、予め定められたマップからの読取り値
に基づいて制御せしめると共に、加速度センサの検出値
に基づいてフィードバック制御せしめるようにした車両
振動低減装置が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、車両の振動
を十分に低減させるために加振機が発生させるべき振動
の位相は、多くの要因、例えば車両温度、車両の経時変
化等によって変動する。ところが、これらの全ての要因
をマップに反映せしめることは困難であり、このため、
マップに基づいて加振機を制御せしめても車両振動を十
分に低減せしめることができないという問題を生ずる。
【0004】また、前述の従来技術のように、マップ制
御とフィードバック制御とを組合わせて制御する場合に
は、例えばフィードバック制御からマップ制御に切換え
られる際に、位相が急激に変化してショックが発生する
という問題がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め本発明によれば、車両の振動を検出する振動検出手段
を備え、振動検出手段の検出結果に応じて加振機を振動
せしめることによって車両の振動を低減せしめるように
した車両振動低減装置において、加振機の振動の位相を
制御する際には車両の振動を低減するように振動検出手
段の検出結果に基づいて位相を常にフィードバック制御
せしめるようにしている。
【0006】
【作用】加振機の振動の位相を制御する際には、車両の
振動を低減するように振動検出手段の検出結果に基づい
て位相を常にフィードバック制御せしめる。
【0007】
【実施例】図1にはアイドル運転時における車両の振動
を低減するための車両振動低減装置の正面図を、図2に
は図1の側面図を示す。図1および図2を参照すると、
ラジエータ1の上端はゴムで形成された支持体2を介し
てアッパサポート3によって支持されており、ラジエー
タ1は上下動可能とされている。ラジエータ1の下端
は、ラジエータ1下端のロアタンク4の左右両端で夫々
アーム5,6を介して第1および第2加振機7,8によ
って支持されている。第1および第2加振機7,8はフ
ロントクロスメンバ9上に固定され、このフロントクロ
スメンバ9に連結された図示しないボデーフレーム上に
内燃機関が取付けられている。
【0008】図3には第1加振機7の拡大断面図を示
す。図3を参照すると、加振機7の下部に設けられた支
持ピストン11はフロントクロスメンバ9に固定されて
いる。支持ピストン11は加振機7の円筒状ケース12
内に下方から挿入され、ケース12の下端には円筒状の
ナット13が螺合せしめられている。支持ピストン11
はナット13を貫通している。ケース12およびナット
13は支持ピストン11の外周面に沿って摺動変位可能
であり、支持ピストン11とナット13との間には皿ば
ね14が配置され、このためケース12およびナット1
3は支持ピストン11に対して相対的に下方に向かって
付勢されている。ケース12内にはピエゾ圧電素子15
が配置され、ピエゾ圧電素子15の上端はケース12の
上底面に係合しており、ピエゾ圧電素子15の下端は支
持ピストン11の上端に係合している。ナット13の外
周は円環状のゴムブッシュ16を介してアーム5に連結
されている。
【0009】ピエゾ圧電素子15は電子制御ユニット2
0(図4参照)によって制御されている。ピエゾ圧電素
子15は印加電圧に応じて伸縮し、ピエゾ圧電素子15
が伸縮するとケース12およびナット13が支持ピスト
ン11に対して相対的に変位する。従ってピエゾ圧電素
子15に印加される電圧を変化せしめると電圧の変化に
応じてナット13を支持ピストン11に対して相対的に
振動せしめることができる。このため、ピエゾ圧電素子
15に、機関回転数に応じて予め定められた周波数、位
相、およびゲインを有する制御電圧を印加して加振機7
を振動せしめ、これによって車両に発生する振動を相殺
するようにラジエータ1を振動せしめることができる。
【0010】なお、第2加振機8も第1加振機7と同様
の構成である。図4には電子制御ユニット20を示す。
電子制御ユニット20はディジタルコンピュータからな
り、双方向性バス21によって相互に接続されたROM
(リードオンリメモリ)22、RAM(ランダムアクセ
スメモリ)23、CPU(マイクロプロセッサ)24、
入力ポート25および出力ポート26を具備する。
【0011】図示しないステアリングに取付けられてス
テアリングの振動を検出する加速度センサ30はAD変
換器27を介して入力ポート25に接続される。クラン
クシャフトが一定クランク角回転する毎に出力パルスを
発生するクランク角センサ31は正弦波発生器32およ
び入力ポート25に接続される。クランク角センサ31
の出力パルスに基づいて機関回転数が計算される。車速
を検出するための車速センサ33が正弦波発生器32に
接続される。また、点火信号を発生するイグナイタ34
が入力ポート25に接続される。
【0012】正弦波発生器32は、機関回転数Nに基づ
いてマップから求められるエンジン爆発周波数1次成分
の周波数fを有する正弦波を発生させる。例えば機関回
転数Nが500rpm のときは周波数fは25Hzであり、
機関回転数Nが600rpm のときは周波数fは30Hzで
ある。本実施例の車両振動低減装置はアイドル運転時に
おける車両の振動を低減するための装置であるため、ア
イドル運転時と判断された場合にだけ、正弦波発生器3
2は出力、すなわち正弦波を発生する。例えば機関回転
数が500〜1200rpm の間でありかつ車速が5km/
H以下のときにアイドル運転時と判定される。
【0013】アイドル運転時でないと判定された場合に
は、正弦波発生器32は正弦波を発生せず、従って第1
および第2加振機7,8は作動せしめられない。正弦波
発生器32によって発生された正弦波の振幅Aおよび位
相φは電子制御ユニット20によって制御せしめられ
る。一方、出力ポート26は第1および第2駆動回路2
8,29を介して第1および第2加振機7,8に夫々接
続される。
【0014】ところで、車両の振動、例えばステアリン
グの振動を十分に低減させるために加振機7,8が発生
させるべき振動の位相は、多くの要因、例えば車両温
度、車両の経時変化等によって変動する。ところが、こ
れらの全ての要因をマップに反映せしめることは困難で
あり、このため、マップに基づいて加振機7,8を制御
せしめても車両振動を十分に低減せしめることができな
いという問題を生ずる。
【0015】また、マップ制御とフィードバック制御と
を組合わせて制御する場合には、例えばフィードバック
制御からマップ制御に切換えられる際に加振機7,8の
発生する振動の位相が急激に変化してショックが発生す
るという問題がある。この理由を図15を参照して説明
する。図15はフィードバック制御からマップ制御に切
換えられるときの加振機駆動波形を示す。図15を参照
すると、フィードバック制御領域ではステアリングの振
動を十分に低減せしめるような位相の加振機駆動波形が
出力されている。ところが、マップ制御では、前述のよ
うにステアリングの振動を十分に低減せしめるような位
相の加振機駆動波形が出力されていない。このためフィ
ードバック制御からマップ制御に切換えられるときに位
相が急激に変化してショックが発生するのである。
【0016】そこで本実施例では、加振機7,8の振動
の位相を制御する際には、ステアリングの振動を低減せ
しめるように加速度センサ30の検出値に基づいて位相
を常にフィードバック制御せしめるようにしている。こ
れによってステアリングの振動を十分に低減せしめるこ
とができると共に、フィードバック制御とマップ制御の
切換え時のショック発生を防止することができる。
【0017】一方、加振機7,8の振動の振幅を制御す
る際には、ステアリングの振動を低減せしめるように、
振幅はマップに基づいて制御せしめられると共に加速度
センサ30の検出値に基づいてフィードバック制御せし
められる。図5から図12には加振機7,8の制御を実
行するメインルーチンを示す。図5から図12を参照す
ると、まずステップ120でフラグFが0か否か判定さ
れる。フラグFは通常はリセットされており、図14の
ルーチンに示されるように機関回転数の変化率が予め定
められた値以上になると1にセットされる。フラグFが
リセットされるとステップ40に進む。
【0018】ステップ40では、機関回転数Nに基づく
マップ(図13参照)から正弦波パラメータの初期値A
0 、位相φ0 が計算され、マップに基づき振幅A0 、位
相φ 0 を計算するために用いられた機関回転数NがNM
に格納される。次いでステップ41で振幅Aに振幅初期
値A0 、位相φに位相初期値φ0 が格納される。位相φ
は点火信号を基準として与えられ、例えばφ=0のと
き、加振機7,8は機関の回転と同相に作動せしめられ
る。ステップ42では振幅Aおよび位相φに基づいて第
1および第2加振機7,8が同位相かつ同振幅で作動せ
しめられる。
【0019】ステップ122ではフラグFがリセットさ
れているか否か判定される。フラグFがセットされてい
る場合にはステップ120に戻り、リセットされている
場合にはステップ43に進む。ステップ43からステッ
プ56では、第1および第2加振機7,8を同位相かつ
同振幅で作動せしめたときに、ステアリングの振動の加
速度Gが最小となるように位相φが求められる。
【0020】ステップ43では位相φが小さい増減量Δ
φ、例えば4度だけ増大せしめられて進角せしめられ、
この新たな位相φに基づいて、加振機7,8が作動せし
められる。ステップ44ではステアリングの振動の加速
度Gが減少したか否か判定される。加速度Gが減少した
と判定された場合には、ステップ45に進み、位相φが
さらにΔφだけ増大せしめられて加振機7,8が更新さ
れた位相φに基づいて作動せしめられる。ステップ46
では加速度Gが減少したか否か判定される。加速度Gが
減少したと判定された場合にはステップ47に進み、機
関回転数NがN M −20とNM +20の間にあるか否か
判定される。否定判定された場合、すなわち、機関回転
数がNM から大きくずれた場合にはステップ130(図
5)に進み、図13のマップから再び振幅Aが計算され
ると共に、マップから振幅Aを計算するために用いられ
た機関回転数NがNM に格納される。次いで、ステップ
122に戻り、加速度Gが最小となるように位相φが再
びフィードバック制御される。
【0021】一方、ステップ47で肯定判定されたとき
にはステップ45に戻りφがΔφだけ増大せしめられ
る。すなわち、加速度Gが減少するかぎり、位相φがΔ
φずつ増大せしめられる。ステップ46で、加速度Gが
減少しないと判定された場合にはステップ49に進み位
相φがΔφだけ減じられて遅角せしめられる。この更新
された位相φが加速度Gを最小とする位相として求めら
れる。
【0022】一方、ステップ44で否定判定された場
合、すなわち、位相φを増大せしめると加速度Gが減少
せしめられない場合には、ステップ50に進み位相φが
2Δφだけ減少せしめられる。ステップ51で加速度G
が減少したか否か判定され、加速度Gが減少しないとき
にはステップ52に進み、位相φがΔφだけ増大せしめ
られてこの更新された位相φが加速度Gを最小とする位
相として求められる。
【0023】ステップ51で加速度Gが減少したと判定
された場合にはステップ53に進み位相φがΔφだけ減
少せしめられる。ステップ54では加速度Gが減少した
か否か判定される。加速度Gが減少したと判定された場
合にはステップ55に進み、機関回転数NがNM −20
とNM +20の間にあるか否か判定される。否定判定さ
れた場合、すなわち、機関回転数がNMから大きくずれ
た場合にはステップ56に進み、図13のマップから再
び振幅Aが計算されると共に、マップから振幅Aを計算
するために用いられた機関回転数NがNM に格納され
る。次いで、ステップ122(図5)に戻り、加速度G
が最小となるように位相φがフィードバック制御され
る。
【0024】一方、ステップ55で肯定判定された場
合、ステップ53に戻りφがΔφだけ減算される。すな
わち加速度Gが減少するかぎり、位相φがΔφずつ減少
せしめられる。ステップ54で加速度Gが減少しないと
判定された場合にはステップ52に進み位相φがΔφだ
け増大せしめられる。この更新された位相φが加速度G
を最小とする位相として求められる。
【0025】次いでステップ57からステップ66で
は、第1および第2加振機7,8を同位相かつ同振幅で
作動せしめたときにステアリングの振動の加速度Gが最
小となるように振幅Aが求められる。ステップ57では
振幅Aが小さい増減量ΔAだけ増大せしめられ、この更
新された振幅Aに基づいて加振機7,8が作動せしめら
れる。ステップ58では加速度Gが減少したか否か判定
される。加速度Gが減少したと判定された場合ステップ
59に進み、振幅AがさらにΔAだけ増大せしめられて
加振機7,8が更新された振幅Aに基づいて作動せしめ
られる。ステップ60では加速度Gが減少したか否か判
定される。加速度Gが減少したと判定された場合にはス
テップ132に進み、機関回転数NがNM −20とNM
+20の間にあるか否か判定される。否定判定された場
合、ステップ130(図5)に進み、マップから再び振
幅Aが計算される。ステップ132で肯定判定された場
合にはステップ59に戻り再び振幅AがΔAだけ増大せ
しめられる。すなわち、加速度Gが減少する限り、振幅
AがΔAずつ増大せしめられる。
【0026】ステップ60で、加速度Gが減少しないと
判定された場合、ステップ61に進み振幅AがΔAだけ
減じられる。この更新された振幅Aが加速度Gを最小に
する振幅として求められる。一方、ステップ58で否定
判定された場合、すなわち、振幅Aを増大せしめると加
速度Gが減少せしめられない場合、ステップ62に進み
振幅Aが2ΔAだけ減少せしめられる。ステップ63で
加速度Gが減少したか否か判定され、加速度Gが減少し
ないときにはステップ64に進み、振幅AがΔAだけ増
大せしめられて、この更新された振幅Aが加速度Gを最
小とする振幅として求められる。
【0027】ステップ63で加速度Gが減少したと判定
された場合にはステップ65に進み振幅AがΔAだけ減
少せしめられる。ステップ66では加速度Gが減少した
か否か判定される。加速度Gが減少したと判定された場
合にはステップ134に進み、機関回転数NがNM −2
0とNM +20の間にあるか否か判定される。否定判定
された場合、ステップ130(図5)に進み、マップか
ら再び振幅Aが計算される。ステップ134で肯定判定
された場合にはステップ65に戻り再び振幅AがΔAだ
け減少せしめられる。すなわち、加速度Gが減少する限
り、振幅AがΔAずつ減少せしめられる。
【0028】ステップ66で、加速度Gが減少しないと
判定された場合、ステップ64に進み振幅AがΔAだけ
増大せしめられる。この更新された振幅Aが加速度Gを
最小にする振幅として求められる。ステップ67では、
1 およびA2 にAが、φ1 およびφ2 にφが夫々格納
される。ステップ68では第1加振機7が振幅A1 およ
び位相φ1 で作動せしめられる。ステップ69では第2
加振機7が振幅A2および位相φ2 で作動せしめられ
る。
【0029】次いでステップ70からステップ79で
は、第2加振機8を固定された振幅A 2 および位相φ2
にて作動させつつ、ステアリングの振動の加速度Gが最
小となるように第1加振機7の位相φ1が制御せしめら
れる。ステップ70では位相φ1 が小さい増減量Δφだ
け増大せしめられて進角せしめられ、この新たな位相φ
1 に基づいて、第1加振機7が作動せしめられる。ステ
ップ71ではステアリングの振動の加速度Gが減少した
か否か判定される。加速度Gが減少したと判定された場
合には、ステップ72に進み、位相φ1 がさらにΔφだ
け増大せしめられて第1加振機7が更新された位相φ1
に基づいて作動せしめられる。ステップ73では加速度
Gが減少したか否か判定される。加速度Gが減少したと
判定された場合にはステップ136に進み、機関回転数
NがNM −20とNM +20の間にあるか否か判定され
る。否定判定された場合、ステップ130(図5)に進
み、マップから再び振幅Aが計算される。ステップ13
6で肯定判定された場合にはステップ72に戻りφ1
Δφだけ増大せしめられる。すなわち、加速度Gが減少
するかぎり、位相φ1 がΔφずつ増大せしめられる。
【0030】ステップ73で、加速度Gが減少しないと
判定された場合にはステップ74に進み位相φ1 がΔφ
だけ減じられて遅角せしめられる。この更新された位相
φ1 が加速度Gを最小とする第1加振機7の位相として
求められる。一方、ステップ71で否定判定された場
合、すなわち、位相φ1 を増大せしめると加速度Gが減
少せしめられない場合には、ステップ75に進み位相φ
1 が2Δφだけ減少せしめられる。ステップ76で加速
度Gが減少したか否か判定され、加速度Gが減少しない
ときにはステップ77に進み、位相φ1 がΔφだけ増大
せしめられてこの更新された位相φ1 が加速度Gを最小
とする位相として求められる。
【0031】ステップ76で加速度Gが減少したと判定
された場合にはステップ78に進み位相φ1 がΔφだけ
減少せしめられる。ステップ79では加速度Gが減少し
たか否か判定される。加速度Gが減少したと判定された
場合にはステップ138に進み、機関回転数NがNM
20とNM +20の間にあるか否か判定される。否定判
定された場合、ステップ130(図5)に進み、マップ
から再び振幅Aが計算される。ステップ138で肯定判
定された場合にはステップ78に戻りφ1 がΔφだけ減
算される。すなわち加速度Gが減少するかぎり、位相φ
1 がΔφずつ減少せしめられる。
【0032】ステップ79で加速度Gが減少しないと判
定された場合にはステップ77に進み位相φ1 がΔφだ
け増大せしめられる。この更新された位相φ1 が加速度
Gを最小とする位相として求められる。ステップ80か
らステップ89では、第2加振機8を固定された振幅A
2 および位相φ2 にて作動させつつ、ステアリングの振
動の加速度Gが最小となるように第1加振機7の振幅A
1 が制御せしめられる。
【0033】ステップ80では振幅A1 が小さい増減量
ΔAだけ増大せしめられ、この更新された振幅A1 に基
づいて第1加振機7が作動せしめられる。ステップ81
では加速度Gが減少したか否か判定される。加速度Gが
減少したと判定された場合ステップ82に進み、振幅A
1 がさらにΔAだけ増大せしめられて第1加振機7が更
新された振幅A1 に基づいて作動せしめられる。ステッ
プ83では加速度Gが減少したか否か判定される。加速
度Gが減少したと判定された場合にはステップ140に
進み、機関回転数NがNM −20とNM +20の間にあ
るか否か判定される。否定判定された場合、ステップ1
30(図5)に進み、マップから再び振幅Aが計算され
る。ステップ140で肯定判定された場合にはステップ
82に戻り再び振幅A1 がΔAだけ増大せしめられる。
すなわち、加速度Gが減少する限り、振幅A1 がΔAず
つ増大せしめられる。
【0034】ステップ83で、加速度Gが減少しないと
判定された場合、ステップ84に進み振幅A1 がΔAだ
け減じられる。この更新された振幅Aが加速度Gを最小
にする振幅として求められる。一方、ステップ81で否
定判定された場合、すなわち、振幅A1 を増大せしめる
と加速度Gが減少せしめられない場合、ステップ85に
進み振幅A1 が2ΔAだけ減少せしめられる。ステップ
86で加速度Gが減少したか否か判定され、加速度Gが
減少しないときにはステップ87に進み、振幅A1 がΔ
Aだけ増大せしめられてこの更新された振幅A1 が加速
度Gを最小とする振幅として求められる。
【0035】ステップ86で加速度Gが減少したと判定
された場合にはステップ88に進み振幅A1 がΔAだけ
減少せしめられる。ステップ89では加速度Gが減少し
たか否か判定される。加速度Gが減少したと判定された
場合にはステップ142に進み、機関回転数NがNM
20とNM +20の間にあるか否か判定される。否定判
定された場合、ステップ130(図5)に進み、マップ
から再び振幅Aが計算される。ステップ142で肯定判
定された場合にはステップ88に戻り再び振幅A1 がΔ
Aだけ減少せしめられる。すなわち、加速度Gが減少す
る限り、振幅A 1 がΔAずつ減少せしめられる。
【0036】ステップ89で、加速度Gが減少しないと
判定された場合、ステップ87に進み振幅A1 がΔAだ
け増大せしめられる。この更新された振幅A1 が加速度
Gを最小にする振幅として求められる。次いでステップ
90からステップ99では、第1加振機7を固定された
振幅A 1 および位相φ1 にて作動させつつ、ステアリン
グの振動の加速度Gが最小となるように第2加振機8の
位相φ2 が制御せしめられる。
【0037】ステップ90では位相φ2 が小さい増減量
Δφだけ増大せしめられて進角せしめられ、この新たな
位相φ2 に基づいて、第2加振機8が作動せしめられ
る。ステップ91ではステアリングの振動の加速度Gが
減少したか否か判定される。加速度Gが減少したと判定
された場合には、ステップ92に進み、位相φ2 がさら
にΔφだけ増大せしめられて第2加振機8が更新された
位相φ2 に基づいて作動せしめられる。ステップ93で
は加速度Gが減少したか否か判定される。加速度Gが減
少したと判定された場合にはステップ144に進み、機
関回転数NがNM −20とNM +20の間にあるか否か
判定される。否定判定された場合、ステップ130(図
5)に進み、マップから再び振幅Aが計算される。ステ
ップ144で肯定判定された場合にはステップ92に戻
りφ2 がΔφだけ増大せしめられる。すなわち、加速度
Gが減少するかぎり、位相φ2 がΔφずつ増大せしめら
れる。
【0038】ステップ93で、加速度Gが減少しないと
判定された場合にはステップ94に進み位相φ2 がΔφ
だけ減じられて遅角せしめられる。この更新された位相
φ2 が加速度Gを最小とする第2加振機8の位相として
求められる。一方、ステップ91で否定判定された場
合、すなわち、位相φ2 を増大せしめると加速度Gが減
少せしめられない場合には、ステップ95に進み位相φ
2 が2Δφだけ減少せしめられる。ステップ96で加速
度Gが減少したか否か判定され、加速度Gが減少しない
ときにはステップ97に進み、位相φ2 がΔφだけ増大
せしめられてこの更新された位相φ2 が加速度Gを最小
とする位相として求められる。
【0039】ステップ96で加速度Gが減少したと判定
された場合にはステップ98に進み位相φ2 がΔφだけ
減少せしめられる。ステップ99では加速度Gが減少し
たか否か判定される。加速度Gが減少したと判定された
場合にはステップ146に進み、機関回転数NがNM
20とNM +20の間にあるか否か判定される。否定判
定された場合、ステップ130(図5)に進み、マップ
から再び振幅Aが計算される。ステップ146で肯定判
定された場合にはステップ98に戻りφ2 がΔφだけ減
算される。すなわち加速度Gが減少するかぎり、位相φ
2 がΔφずつ減少せしめられる。
【0040】ステップ99で加速度Gが減少しないと判
定された場合にはステップ97に進み位相φ2 がΔφだ
け増大せしめられる。この更新された位相φ2 が加速度
Gを最小とする位相として求められる。ステップ100
からステップ109では、第1加振機7を、固定された
振幅A 1 および位相φ1 にて作動させつつ、ステアリン
グの振動の加速度Gが最小となるように第2加振機8の
振幅A2 が制御せしめられる。
【0041】ステップ100では振幅A2 が小さい増減
量ΔAだけ増大せしめられ、この更新された振幅A2
基づいて第2加振機8が作動せしめられる。ステップ1
01では加速度Gが減少したか否か判定される。加速度
Gが減少したと判定された場合ステップ102に進み、
振幅A2 がさらにΔAだけ増大せしめられて第2加振機
8が更新された振幅A2 に基づいて作動せしめられる。
ステップ103では加速度Gが減少したか否か判定され
る。加速度Gが減少したと判定された場合にはステップ
148に進み、機関回転数NがNM −20とNM +20
の間にあるか否か判定される。否定判定された場合、ス
テップ130(図5)に進み、マップから再び振幅Aが
計算される。ステップ148で肯定判定された場合には
ステップ102に戻り再び振幅A2 がΔAだけ増大せし
められる。すなわち、加速度Gが減少する限り、振幅A
2 がΔAずつ増大せしめられる。
【0042】ステップ103で、加速度Gが減少しない
と判定された場合、ステップ104に進み振幅A2 がΔ
Aだけ減じられる。この更新された振幅A2 が加速度G
を最小にする振幅として求められる。一方、ステップ1
01で否定判定された場合、すなわち、振幅A2 を増大
せしめると加速度Gが減少せしめられない場合、ステッ
プ105に進み振幅A2 が2ΔAだけ減少せしめられ
る。ステップ106で加速度Gが減少したか否か判定さ
れ、加速度Gが減少しないときにはステップ107に進
み、振幅A2がΔAだけ増大せしめられてこの更新され
た振幅A2 が加速度Gを最小とする振幅として求められ
る。
【0043】ステップ106で加速度Gが減少したと判
定された場合にはステップ108に進み振幅A2 がΔA
だけ減少せしめられる。ステップ109では加速度Gが
減少したか否か判定される。加速度Gが減少したと判定
された場合にはステップ150に進み、機関回転数Nが
M −20とNM +20の間にあるか否か判定される。
否定判定された場合、ステップ130(図5)に進み、
マップから再び振幅Aが計算される。ステップ150で
肯定判定された場合にはステップ108に戻り再び振幅
2 がΔAだけ減少せしめられる。すなわち、加速度G
が減少する限り、振幅A2 がΔAずつ減少せしめられ
る。
【0044】ステップ109で、加速度Gが減少しない
と判定された場合、ステップ107に進み振幅A2 がΔ
Aだけ増大せしめられる。この更新された振幅A2 が加
速度Gを最小にする振幅として求められる。ステップ1
10ではフラグFがリセットされているか否か判定され
る。フラグFが1にセットされていればステップ120
に戻り、リセットされていればステップ111に進む。
【0045】ステップ111ではステアリングの振動の
加速度Gが予め定められた値G1 より小さいか否か判定
される。G<G1 の場合、ステップ110に戻り、ステ
ップ110、ステップ111が繰り返される。すなわ
ち、ステアリングの振動が小さいと判定された場合に
は、第1加振機7は固定された位相φ1 、固定された振
幅A1 で作動せしめられると共に、第2加振機8は固定
された位相φ2 、固定された振幅A2 で作動せしめられ
る。
【0046】G≧G1 と判定された場合、すなわちステ
アリングの振動が大きいと判定された場合、ステップ7
0以下が実行され、ステアリングの加速度が最小となる
ようにφ1 ,A1 ,φ2 、およびA2 が決定され、これ
らに基づいて第1および第2加振機7,8が作動せしめ
られる。図14には駆動回路28,29を制御するため
のルーチンを示す。このルーチンは一定時間毎の割込み
によって実行される。
【0047】図14を参照すると、まずステップ200
で機関回転数の変化率ΔNが例えば30rpm /sec より
大きいか否か判定される。ΔN≦30rpm /sec の場合
にはステップ201に進み駆動回路28,29がオンさ
れる。このため、第1および第2加振機7,8はメイン
ルーチンによって作動制御せしめられる。ステップ20
2ではフラグFがリセットされる。このため、図5のス
テップ120において肯定判定され、メインルーチンが
実行される。
【0048】一方、ステップ200においてΔN>30
rpm /secと判定された場合、ステップ203に進み駆
動回路28,29の電源がオフせしめられる。これによ
って第1および第2加振機7,8の作動は停止せしめら
れる。ステップ204ではフラグFがセットされる。こ
れによってメインルーチンのステップ122およびステ
ップ110において否定判定されて、ステップ120に
戻る。
【0049】
【発明の効果】加振機の振動の位相を制御する際には、
車両の振動を低減するように振動検出手段の検出結果に
基づいて位相を常にフィードバック制御せしめるため、
車両振動を十分に低減せしめることができると共に、従
来技術のようにフィードバック制御とマップ制御の切換
え時のショック発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両振動低減装置の正面図である。
【図2】図2の車両振動低減装置の側面図である。
【図3】加振機の拡大断面図である。
【図4】電子制御ユニットを示す図である。
【図5】加振機の制御を実行するためのフローチャート
である。
【図6】加振機の制御を実行するためのフローチャート
である。
【図7】加振機の制御を実行するためのフローチャート
である。
【図8】加振機の制御を実行するためのフローチャート
である。
【図9】加振機の制御を実行するためのフローチャート
である。
【図10】加振機の制御を実行するためのフローチャー
トである。
【図11】加振機の制御を実行するためのフローチャー
トである。
【図12】加振機の制御を実行するためのフローチャー
トである。
【図13】機関回転数Nに基づく振幅Aおよび位相φの
マップである。
【図14】駆動回路を制御するためのフローチャートで
ある。
【図15】フィードバック制御からマップ制御に切換え
られるときの加振機駆動波形である。
【符号の説明】
7…第1加振機 8…第2加振機 30…加速度センサ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の振動を検出する振動検出手段を備
    え、該振動検出手段の検出結果に応じて加振機を振動せ
    しめることによって車両の振動を低減せしめるようにし
    た車両振動低減装置において、前記加振機の振動の位相
    を制御する際には車両の振動を低減するように前記振動
    検出手段の検出結果に基づいて前記位相を常にフィード
    バック制御せしめるようにした車両振動低減装置。
JP22752491A 1991-09-07 1991-09-07 車両振動低減装置 Pending JPH0571577A (ja)

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