JPH0570469U - ひげそり - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 鏡を使用しなくとも容易且つ安全にヘッド部
の皮膚への追従性を向上させることができるひげそりを
提供する。 【構成】 剃り刃１１を保持するヘッド部１２とこのヘ
ッド部１２の長手方向に延びる横軸線ｎと直交する縦軸
線Ｎを有する把手軸１３とが支持軸１４を介して連結さ
れて正面視略Ｔ字状に構成されている。支持軸１４は縦
軸線Ｎを中心に回転可能に把手軸１３に保持されてい
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、ひげそり、特に、剃り刃を保持するヘッド部とこのヘッド部の長手 方向に延びる横軸線と直交する縦軸線を有する把手軸とが支持軸を介して連結さ れて正面視略Ｔ字状に構成されているひげそりに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、図６に示されるように、剃り刃１を保持するヘッド部２と、このヘッド 部２の長手方向に延びる横軸線ｍと直交する縦軸線Ｍを有する把手軸３と、ヘッ ド部２と把手軸３とを連結する支持軸４とにより正面視略Ｔ字状に構成されたひ げそりＳがある。 また、ヘッド部２は、横軸線ｍと同軸のピン２ａを支点にして矢印イ方向に回 動するように支持軸４に保持されている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

ところで、上記の如く構成されたひげそりＳにあっては、皮膚にあたる際の感 覚が悪いばかりでなく、鏡を見ながら使用しなければならず、特に、新品を使用 する際には恐怖感を伴うものであった。

【０００４】 本考案は上記事情に鑑みなされたものであって、鏡を使用しなくとも容易且つ 安全にヘッド部の皮膚への追従性を向上させることができるひげそりを提供する ことを目的とするものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案は、その目的を達成するため、剃り刃を保持するヘッド部とこのヘッド 部の長手方向に延びる横軸線と直交する縦軸線を有する把手軸とが支持軸を介し て連結されて正面視略Ｔ字状に構成されているひげそりにおいて、 前記支持軸は前記縦軸線を中心に回転可能に前記把手軸に保持されていること を要旨とする。

【０００６】

【作用】

このような構成においては、支持軸を介して剃り刃を保持するヘッド部とこの ヘッド部の長手方向に延びる横軸線と直交する縦軸線を有する把手軸とが連結さ れ、横軸線を支点に回動するように支持軸にヘッド部が保持され、縦軸線を中心 に回転するように把手軸に支持軸が保持されている。

【０００７】 このことにより、髭を剃りながら方向転換をする際には、使用者が鏡を見なが ら手をコントロールすることなく、ヘッド部が剃り面方向へ対応するように皮膚 に追従する。

【０００８】

【実施例】

次に、本考案のひげそりの実施例を図面に基づいて説明する。

【０００９】 図１乃至図３において、ひげそり１０は、剃り刃１１を保持するヘッド部１２ と、このヘッド部１２の長手方向に延びる横軸線ｎと直交する縦軸線Ｎを有する 把手軸１３と、ヘッド部１２と把手軸１３とを連結する支持軸１４とを備え、正 面視略Ｔ字状に構成されている。

【００１０】 ヘッド部１２は、横軸線ｎと同軸のピン１２ａを支点にして回動（図１矢印ロ 方向）するように支持軸１４の先端部に保持されている。

【００１１】 支持軸１４の基端部には環状の鍔部１４ａが形成され、この鍔部１４ａが把手 軸１３の上端に形成された環状の溝部１３ａに相対回転可能に保持されている。 しかも、支持軸１３は、図３に示すように、把手軸１３の縦軸線Ｎを中心にして 回転（矢印ハ方向）するように設定されている。

【００１２】 このような構成のひげそり１０を使用する際には、ヘッド部１２が横軸線ｎと 同軸のピン１２ａを支点に回動すると共に、支持軸１４が把手軸１３の縦軸線Ｎ を中心に回転する。

【００１３】 このことにより、髭を剃りながらヘッド部１２の方向転換をする際には、使用 者が鏡を見ながら手をコントロールすることなく、ヘッド部１２が剃り面方向に 対応するように皮膚を追従させることが可能となる。

【００１４】 ところで、本考案のひげそり１０は、上記実施例に限定されるものではなく、 例えば、図４に示すように、支持軸２４の下端部を縦軸線Ｎに沿って摺動可能に 把手軸２３に保持されて伸縮式に構成したり、図５に示すように、把手軸３３を 上部３３ａと下部３３ｂとに着脱可能に２分割に構成することにより、携帯性に 優れたひげそり２０，３０とすることも可能である。

【００１５】

【考案の効果】

以上説明したように、本考案のひげそりにあっては、支持軸を縦軸線を中心に 回転可能に把手軸に保持させたことにより、鏡を使用しなくとも容易且つ安全に ヘッド部の皮膚への追従性を向上させることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案のひげそりの一部を破断した側面図であ
る。

【図２】同じくひげそりの背面図である。

【図３】同じくひげそりの平面図である。

【図４】本考案の第２実施例を示すひげそりの一部を破
断した側面図である。

【図５】本考案の第３実施例を示すひげそりの一部を破
断した側面図である。

【図６】従来のひげそりの側面図である。

【符号の説明】

１０ ひげそり １１ 剃り刃 １２ ヘッド部 １３ 把手部 １４ 支持軸 ｎ 横軸線 Ｎ 縦軸線

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 剃り刃を保持するヘッド部とこのヘッド
   部の長手方向に延びる横軸線と直交する縦軸線を有する
   把手軸とが支持軸を介して連結されて正面視略Ｔ字状に
   構成されているひげそりにおいて、 前記支持軸は前記縦軸線を中心に回転可能に前記把手軸
   に保持されていることを特徴とするひげそり。