JPH056931A - ウエハ吸着装置 - Google Patents

ウエハ吸着装置

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JPH056931A
JPH056931A JP3032614A JP3261491A JPH056931A JP H056931 A JPH056931 A JP H056931A JP 3032614 A JP3032614 A JP 3032614A JP 3261491 A JP3261491 A JP 3261491A JP H056931 A JPH056931 A JP H056931A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wafer
suction
flexible pad
chuck
suction chuck
Prior art date
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Pending
Application number
JP3032614A
Other languages
English (en)
Inventor
Noriaki Araya
憲章 荒谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Renesas Semiconductor Package and Test Solutions Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Hokkai Semiconductor Ltd
Hitachi Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Hokkai Semiconductor Ltd, Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Hokkai Semiconductor Ltd
Priority to JP3032614A priority Critical patent/JPH056931A/ja
Publication of JPH056931A publication Critical patent/JPH056931A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ウエハを真空吸着して搬送する場合において、
ウエハが傾斜して収容または載置されている場合であっ
ても、確実に吸着して搬送するものである。 【構成】ウエハの吸着チャックを中空で蛇腹形状、伸縮
自在のフレキシブルパットに接続し、その中空内のエア
−の圧力を可変にして、前記吸着チャックの傾斜を自在
に変更できるようにする。 【効果】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、硬質で脆い板状体の吸
着技術に関するもので、例えば、半導体ウエハを搬送す
る必要のあるウエハ処理設備に適用して有効な技術に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】主表面に半導体素子を複数形成した半導
体ウエハ(以下、単にウエハという)の表面を加工する
場合に、その表面に均一な厚さで、かつ薄い感光性のレ
ジストを塗布することが行なわれている(電子材料19
87年11月号別冊超LSI製造・試験装置ガイドブッ
クP.73〜77工業調査会発行)。
【0003】ところで、レジスト塗布装置等のウエハ表
面処理装置において、複数枚のウエハ1を収容するウエ
ハカ−トリッジ2からウエハを1枚ずつ取り出し搬送す
る手段として、第3図で示すようなウエハ吸着治具3に
より所定位置まで搬送することが行なわれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなウエハ吸
着治具3にあっては次のような問題があった。
【0005】(1)ウエハを多数枚収容しているウエハ
カ−トリッジに歪みが生じているような場合には、ウエ
ハが水平に収容されておらず傾斜している場合が有り、
ウエハ1とウエハ吸着治具3のウエハ吸着チャック4と
の間に角度θの隙間5が生じて、図示しない減圧装置を
用いて真空引してもウエハ1を真空吸着孔6で吸着する
のに十分な負圧をかけることができず、吸着ミスがしば
しば発生することがあった。(2)吸着チャックがウエ
ハと平行精度が悪くても吸着できるように、その材質を
フッ素系樹脂、ステンレススチ−ル、アルミニウム等の
硬い材質から弾力性のあるゴム等の材質に変更すること
が考えられるが、ゴムは発塵の度合いが高くウエハを汚
染する可能性が極めて大であり、また耐熱性等の問題で
適用できないことが分かった。
【0006】本発明の目的は、吸着チャックがウエハ等
の吸着物に対して平行精度が不良であっても、吸着ミス
が生じない技術を提供するものである。
【0007】本発明の他の目的は、上記目的を達成しつ
つ吸着チャック自体を発塵等汚染の少ない硬質材で構成
できる技術を提供できるものである。
【0008】本発明の前記並びその他の目的と新規な特
徴は、本明細書の記述及び添付図面から明らかになるで
あろう。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下
記の通りである。
【0010】すなわち、吸着チャックに蛇腹状のフレキ
シブルパットを取り付け、吸着チャック面の角度を自在
にするものである。
【0011】
【作用】上記した手段によれば、板状の吸着物が傾斜し
た状態であっても、フレキシブルパットが板状物の傾斜
に合わせて吸着チャック自体の角度を自由に調整するの
で、吸着ミスを防止することができ、かつ装置稼動率を
向上させることができる。
【0012】
【実施例】図1は、本発明の1実施例であるウエハ吸着
装置の概略図、図2Aから図2Cは図1のウエハ吸着装
置の動作説明図である。以下図面に従い説明する。
【0013】図において、10は円形の吸着チャックで
あり、発塵がなく耐熱性の高い、例えばフッ素系樹脂や
ステンレススチ−ル等の硬質材で形成されている。この
吸着チャック10の中心位置には、吸着孔11が吸着チ
ャック10の表面から裏面にかけて貫通している。上記
吸着チャック10の裏面には、吸着孔11を囲うように
伸縮自在な蛇腹状のフレキシブルパット13の一端側が
接続している。このフレキシブルパット13の反対側端
は、常時水平状態を保持している基台14に接続してい
る。15は、基台14の表面a上に取り付けられた高さ
Hのストッパ−リングであり、その上端bは基台14の
表面に対し平行に設けられている。なお、フレキシブル
パット13が縮み吸着チャック10の裏面cがストッパ
−リング15に対接した状態で、常にウエハWが水平状
態となるように設定されている。
【0014】16は、図示しない移動機構に連結した移
動軸であり、基台14に固設され、吸着チャック10を
随意に移動させることが可能となっている。17は、そ
の一端をフレキシブルパット13内の圧力を自在に変換
できる加圧吸引ポンプ18に接続している管であり、そ
の他端は、基台14を介してフレキシブルパット13に
連通している。
【0015】次に、本実施例の動作について説明する。
【0016】まず、加圧吸引ポンプ18から管17を介
してエア−を注入して加圧し、フレキシブルパット13
が伸長した状態にする。すなわち、吸着チャック10の
裏面cがストッパ−リング15から離間して、吸着チャ
ック10はフリ−な状態、初期状態となっている。な
お、このとき吸着チャック10は、ほぼ水平状態である
ようにフレキシブルパット13内のエア−圧が調整され
ていることが好ましい。
【0017】次に、前述の状態のまま、図2Aで示すよ
うにウエハを他数枚収容しているウエハカ−トリッジ1
9の下端まで移動させ、ウエハWの真下で停止させる。
ここで、今、例えば搬送する目的物であるウエハW2
が、変形したウエハカ−トリッジ19内に収容されてお
り、処理面L(一般には、水平に設定されている)に対
してθだけ傾斜していたと仮定する。吸着チャック10
をフレキシブルパット13にエア−を供給することによ
り若しくは移動軸16を上昇させることにより、または
ウエハを収容しているウエハカ−トリッジを下降させる
ことにより、上記吸着チャック10の表面の一端におい
てウエハW2と対接させる。この場合一般の吸着チャッ
クではその表面が水平状態に固定されているため、吸着
チャックとウエハの間に隙間がある場合は完全に吸着す
ることが困難であり、吸着ミスが生じる場合がある。し
かしながら、図2Bで示すように吸着チャック10の表
面の角度がフレキシブルに、しかもウエハW2の傾斜に
合わせてフレキシブルパット13が自在に伸縮して吸着
チャック10の角度を調整しているので、ウエハW2を
確実に吸着チャック10に吸着させることが可能とな
る。この状態のまま移動軸16を水平方向に動かし、ウ
エハカ−トリッジ19からウエハW2を取り出す。次
に、移動しながら若しくは移動前において加圧吸引ポン
プ18を駆動させ管17を介してエア−を吸引し、フレ
キシブルパット13を縮め、吸着チャック10の裏面が
ストッパ−リング15の上端15bに対接したところで
停止させる。この状態においては、ウエハW2は処理面
Lに対して平行となっている(図2C)ので、そのまま
ウエハW2を処理位置まで移動させる。そして、ウエハ
を位置決めした後、スパッタリング、ホトレジスト塗
布、露光など所望のウエハ表面の処理を行なう。
【0018】次に、本実施例の作用効果について説明す
る。
【0019】(1)吸着チャック10の表面の傾斜をウ
エハの傾斜にあわせて自在に変更できるので、ウエハカ
−ドリッジ内にウエハが傾斜して収容されている場合で
も、確実に吸着することが出来るという効果が得られ
る。
【0020】(2)吸着チャック10の表面の傾斜を空
気圧で伸縮するフレキシブルパットで調整することによ
り、吸着チャックにウエハが対接するときに加わる衝撃
をフレキシブルパットエア−圧を調節することで制御す
ることが出来るという効果が得られる。
【0021】(3)基台14にストッパ−リング15を
設けることにより、ウエハの水平だしを容易に、しかも
確実に行なうことが出来るという効果が得られる。
【0022】以上本発明者によってなされた発明を実施
例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施例に
限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で
種々変更可能であることはいうまでもない。例えば、本
実施例では空気圧を利用しているが、窒素ガス等のその
他のガスを利用しても良い。また、液体であっても良
い。
【0023】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記
の通りである。
【0024】すなわち、吸着の際ウエハと吸着チャック
が平行でなくても、吸着チャックをウエハの傾斜に合わ
せることができるので、搬送ミスをなくし、装置稼動率
及び歩留りを向上させることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるウエハ吸着装置の側面
一部断面図、
【図2A】本発明の一実施例であるウエハ吸着装置の動
作説明部、
【図2B】本発明の一実施例であるウエハ吸着装置の動
作説明部、
【図2B】本発明の一実施例であるウエハ吸着装置の動
作説明部、
【図3】従来のウエハ処理装置の概略構成図である。
【符号の説明】
10…吸着チャック、11…吸着孔、13…フレキシブ
ルパット、14…基台、15…ストッパ−リング、16
…移動軸、17…管、18…加圧吸引ポンプ、19…ウ
エハカ−トリッジ
【手続補正書】
【提出日】平成4年8月4日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるウエハ吸着装置の側面
一部断面図、
【図2A】本発明の一実施例であるウエハ吸着装置の動
作説明部、
【図2B】本発明の一実施例であるウエハ吸着装置の動
作説明部、
【図2C】本発明の一実施例であるウエハ吸着装置の動
作説明部、
【図3】従来のウエハ処理装置の概略構成図である。
【符号の説明】 10…吸着チャック、11…吸着孔、13…フレキシブ
ルパット、14…基台、15…ストッパ−リング、16
…移動軸、17…管、18…加圧吸引ポンプ、19…ウ
エハカ−トリッジ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表面が平坦であり、ウエハを載値可能な吸
    着チャックと、前記吸着チャックの表面から裏面にかけ
    て貫通しているウエハを吸着するための吸着孔と、上記
    吸着孔の裏面側と一端が連結し、かつ他端が基台に接続
    している中空の伸縮自在なフレキシブルパットと、上記
    フレキシブルパットに直接もしくは間接的に接続し、フ
    レキシブルパット内を加圧及び減圧ができる圧力変換機
    構を有するウエハ吸着装置。
  2. 【請求項2】表面が平坦でウエハを載置可能な吸着チャ
    ックと、前記吸着チャックの表面から裏面にかけて貫通
    しているウエハを吸着するための吸着孔と、上記吸着孔
    の裏面側と一端が連結し、かつ他端が基台に接続してい
    る中空の伸縮自在なフレキシブルパットと、上記フレキ
    シブルパットに直接もしくは間接的に接続し、フレキシ
    ブルパット内を加減圧が可能な圧力変換機構を有すると
    ともに、吸着チャックの下降限界を規定するためのスト
    ッパを基台に配設していることを特徴とする特許請求の
    範囲第1項記載のウエハ吸着装置。
  3. 【請求項3】基台が水平方向に移動可能であることを特
    徴とする特許請求の範囲第2項記載のウエハ吸着装置。
  4. 【請求項4】上面が平坦に形成されたウエハを吸着する
    吸着孔を有する伸縮自在なフレキシブルパットと、上記
    フレキシブルパットの下端に接続している基台と、フレ
    キシブルパットの周囲に設けた表面が平坦な突起体から
    なるストッパと、フレキシブルパット内を加減圧が自在
    な圧力変換機構を有するウエハ吸着装置。
JP3032614A 1991-02-27 1991-02-27 ウエハ吸着装置 Pending JPH056931A (ja)

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JP3032614A JPH056931A (ja) 1991-02-27 1991-02-27 ウエハ吸着装置

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ID=12363733

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7486384B2 (en) 2003-03-31 2009-02-03 Asml Netherlands B.V. Lithographic support structure
EP2319815A1 (en) * 2008-08-08 2011-05-11 Asahi Glass Company, Limited Board holding device, board holding method, and method of manufacturing laminated glass
WO2016145404A1 (en) * 2015-03-12 2016-09-15 Kla-Tencor Corporation Apparatus and method for chucking warped wafers

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