JPH0568472U - 食器乾燥機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【構成】 ヒータ２を有する本体１上を蓋体４で覆って
乾燥室５を形成し、この乾燥室５内へ食器篭８を収納し
て食器を乾燥するもので、食器篭８に支持体11を着脱自
在に取り付け、この支持体11に布巾Ｂを掛けて食器と同
時に布巾を乾燥できるようにした食器乾燥機。 【効果】 布巾に埃や蝿等が付くことなく衛生的であ
り、食器がたくさんある場合や大きな食器がある場合に
は、食器篭を乾燥室から出した状態で布巾を支持体に掛
ければ、食器が邪魔になることなく布巾を支持体に掛け
ることができ、また食器篭と支持体を乾燥室から同時に
取り出すことができるので、掃除する時に両者忘れずに
でき、使い勝手が良い。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、布巾等も乾燥できる食器乾燥機に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、布巾等を乾燥できるようにした食器乾燥機としては、実開昭61-112770 号公報（Ａ47Ｌ19／00）や実公昭60-846号公報（Ａ47Ｌ19／00）に記載のものが 知られている。

【０００３】 しかしながら、前者のものは、食器乾燥機の乾燥室外にて布巾を乾燥するもの で、埃や蝿等が付いて衛生上好ましくない。また後者のものは、その点乾燥室内 にて布巾を乾燥するので衛生的であるが、食器を入れる食器篭と布巾を吊す支持 体とが独立して別々に乾燥室内に設けられているので、食器篭や支持体を掃除す る際これらを個々に取り出す必要があり、さらに布巾を吊す場合、先にたくさん のあるいは大きな食器の入った食器篭が乾燥室内に収納されていると、食器が邪 魔になり吊しにくいことがあり、使い勝手が悪いものであった。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

本考案はかかる点に鑑みてなされたもので、使い勝手がよく且つ衛生的に布巾 等も乾燥できる食器乾燥機を提供することを課題とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案は、加熱源を有する本体と、この本体の上方を覆い本体との間に乾燥室 を形成する蓋体と、乾燥室内に出入自在の食器篭とを備え、この食器篭に布巾等 を掛ける支持体を着脱自在に取り付けたものである。

【０００６】

【作用】

本考案によれば、食器篭に支持体を取り付け、この支持体に布巾を掛けて布巾 を食器と同時に乾燥室内で乾燥できる。また乾燥室内へ食器篭を入れる前に、食 器を食器篭に入れ同時に布巾を支持体に掛けることができる。また食器篭と支持 体を乾燥室から同時に取り出すことができる。

【０００７】

【実施例】

本考案を、その一実施例を示した図に基づき説明する。

【０００８】 図１は使用状態における食器乾燥機の縦断面図で、１は加熱源となるヒータ２ を内蔵する合成樹脂製の食器乾燥機本体で、ヒータ２の上方を金属製放熱板３に て覆い、この放熱板により後述する食器篭８から滴下した水滴がヒータ２にかか るのを防止している。

【０００９】 ４は前記本体１の上方を覆い、本体１との間に乾燥室５を形成する透明な合成 樹脂製の蓋体で、三枚の蓋体片から構成され、これらの蓋体片は枢支軸６に揺動 自在に枢支されており（図２参照）、二枚目の蓋体片には多数の排気孔７が穿設 されている。

【００１０】 ８は乾燥室５内に出入自在に収納される合成樹脂製の食器篭で、図３に示す如 くその底面に食器類を支持する多数のピン９を立設すると共に、外周上部に鍔部 10を形成している。

【００１１】 11は合成樹脂製の支持体で、図３に示す如く一端に食器篭８のピン９に挿入さ れる係合孔12を、他端に食器篭８の鍔部10に係合する係合部13を夫々有する一対 の杆体14と、この杆体14を一端側で連結する連結杆15とから構成されている。

【００１２】 そして支持体11は、杆体14の一端の係合孔12を食器篭８のピン９に挿入し、食 器篭８の底面に直立支持した状態で、杆体14他端の係合部13にコップＡを逆さま に置く状態か（図５参照）、杆体14他端の係合部13を食器篭８の鍔部10に係合し 、鍔部10に直立支持した状態で連結杆15に布巾Ｂを掛ける状態（図４参照）にで きる。

【００１３】 食器と同時にコップＡを乾燥する場合は、図５に示す如く支持体11を食器篭８ に取り付け、食器とコップＡを夫々食器篭８と支持体11に置き、乾燥室５内に入 れる。乾燥室５に供給されるヒータ２による熱気で乾燥され、排気孔７より熱気 は排気される。

【００１４】 食器と同時に布巾Ｂを乾燥する場合は、図４に示す如く支持体11を食器篭８に 取り付け、食器を食器篭に入れ且つ布巾Ｂを支持体11に掛け、乾燥室５内に収納 すればよい。図１や図２はこの時の状態を示す。

【００１５】 ここで布巾Ｂを支持体11に掛けるには、食器篭８を乾燥室５内に収納した状態 で掛けてもよいが、食器がたくさんある場合や大きな食器がある場合には、食器 篭８を乾燥室５から取り出した状態で行えば、食器が邪魔になることなく布巾Ｂ を支持体11に掛けることができ、使い易い。

【００１６】 また食器篭８を乾燥室５から取り出せば同時に支持体11も取り出せるので、両 者８、11を同時に忘れずに掃除することができる。

【００１７】 16は蓋体４の排気孔７の上方に配設され、箸やスプーン等の小物を収納する棚 体で、一対の支持脚17により支持されている。そして、支持脚17間に、棚体16が 排気孔７の上方に位置するように食器乾燥機を配設し、排気孔７から排気される 乾燥室５内の熱気により小物を乾燥するようになっている。

【００１８】

【考案の効果】

以上の如く本考案によれば、食器と同時に布巾を乾燥室内で乾燥できるので布 巾に埃や蝿等が付くことなく衛生的であり、また布巾を掛ける支持体が食器篭に 着脱に取り付けられているので、食器がたくさんある場合や大きな食器がある場 合には、食器篭を乾燥室から取り出した状態で布巾を支持体に掛ければ、食器が 邪魔になることなく布巾を支持体に掛けることができ、使い勝手が良い。さらに 食器篭と支持体を乾燥室から同時に取り出すことができるので、掃除する時に両 者忘れずにでき、清潔に保ちやすい。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の食器乾燥機で、布巾を乾燥している状
態の縦断面図である。

【図２】同食器乾燥機で、布巾を乾燥している状態の横
断面図である。

【図３】同食器乾燥機の要部斜視図である。

【図４】同食器乾燥機で、布巾を乾燥している状態の要
部縦断面図である。

【図５】同食器乾燥機で、コップを乾燥している状態の
要部縦断面図である。

【図６】同食器乾燥機で、棚体の要部斜視図である。

【符号の説明】

２ ヒータ（加熱源） １ 本体 ５ 乾燥室 ４ 蓋体 ８ 食器篭 11 支持体

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 加熱源を有する本体と、この本体の上方
   を覆い本体との間に乾燥室を形成する蓋体と、前記乾燥
   室内に出入自在の食器篭とを備えたもので、前記食器篭
   に布巾等を掛ける支持体を着脱自在に取り付けたことを
   特徴とする食器乾燥機。