JPH0568162A - プリンター - Google Patents

プリンター

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JPH0568162A
JPH0568162A JP3228986A JP22898691A JPH0568162A JP H0568162 A JPH0568162 A JP H0568162A JP 3228986 A JP3228986 A JP 3228986A JP 22898691 A JP22898691 A JP 22898691A JP H0568162 A JPH0568162 A JP H0568162A
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Application number
JP3228986A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Goto
弘 後藤
Manabu Uehara
学 上原
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ファクシミリのデータを受信すると自動的に
ファクシミリの解像度の整数倍の解像度に設定し、その
解像度に合せて受信データを変更したり、あるいは、プ
リンターに装備している紙サイズより大きな紙サイズの
ファクシミリのデータを受信すると装備している紙サイ
ズに適切な解像度を設定するようにして、夫々歪みのな
い美しい印字を行う。 【構成】 プリンターコントローラ2にファクシミリ装
置7に対するファクシミリ通信用モデム2-6及びファク
シミリのデータ処理装置2-10を付設し、プログラムR
OM2-3にファクシミリの解像度の整数倍に変更設定す
るプログラムや、プリンターの装備している紙サイズに
おいて縮小する必要がある時の解像度の計算値を求め、
実現可能な解像度を設定するプログラム等を有し、CP
U2-2やデータ処理装置2-10を制御し、これをもって
プリンターエンジン4を動作させファクシミリデータの
印字を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、解像度を数段階に変化
可能なマルチレゾリューション機構を有するプリンター
に関するものであり、特にファクシミリデータを受信し
印字する場合の解像度の変更に係る。
【0002】
【従来の技術】従来、ファクシミリに一般のプリンター
を接続して出力する場合、まずモデムを装備したパーソ
ナルコンピューターで、ファクシミリのデータを受信す
る。そして、パーソナルコンピューターにあらかじめ装
備されているファクシミリのデータ処理装置でデータを
プリンターに出力可能な形に変換してプリンターに出力
している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術におい
て、第1の問題となるのは、ファクシミリとプリンター
の解像度は一致しないことが多いことである。例えば、
ファクシミリの解像度が200DPIであるのに対し、レーザ
ープリンターに例をとるとこのレーザープリンターでは
300DPIが主流になっている。したがってこの場合、ファ
クシミリからのデータをレーザープリンターで、イメー
ジが元の大きさのまま出力されるためには、ドットの数
を水平方向、垂直方向とも1.5倍する必要がある。ここ
で問題が生じる。
【0004】図8は、ファクシミリの出力の一例であ
る。これを1.5倍するには、1ドットおきに、ドットを
2倍する、しないを交互に繰り返さなければならない。
この例では、水平方向のカラムc0〜c6の列のうち、偶
数番号の列を1ドット、奇数番号の列を2ドットとす
る。同様に、垂直方向のローr0〜r6の行のうち、偶数
番号の行を1ドット、奇数番号の行を2ドットとする。
このようにすると、出力画像は、解像度が300DPIの場
合、図9のようになる。元の画像では全ての線が1ドッ
トで同じ太さであったのが、変換した画像では、ある部
分では1ドットの線であり、またある部分では2ドット
の線であったりと、場所によって線の太さが異なるよう
になってしまう。このように解像度を変換する時に画像
に歪みを生じてしまうのである。
【0005】図10は、解像度が400DPIの場合の出力例で
ある。この場合、全てのドットを、水平方向、垂直方向
とも2倍される。このように、プリンター側の解像度が
ファクシミリの解像度の整数倍であったなら出力画像の
歪みは生じない。
【0006】そこで、本発明では、解像度を変えるマル
チレゾリューション機構を有するプリンターにおいて、
プリンターにファクシミリモードを設け、そのモードに
セットされた時は、解像度をファクシミリの解像度の整
数倍に自動的に設定し、歪みを生じることなくファクシ
ミリの受信を可能にする今までにない優れたプリンター
を提供することを第1の目的とする。
【0007】また、第2の問題となるのは、従来、ファ
クシミリでは受信側の紙サイズより、小さな紙サイズし
か使用できない場合、受信側では、その紙サイズで描く
ことが可能になるまで、送られてきたデータを間引くこ
とによって画像を小さくしプリントしている。これによ
って、受信側の出力画像は、著しく歪むことがある。
【0008】図11、及び図12は、その一例を示してい
る。図11は、ファクシミリの出力例を表しており、これ
を送信側の紙サイズに比べ、2/3の紙サイズで受信す
る。したがって、送信側に比べ、画像の大きさを2/3
倍にしなければならない。この場合、従来の方法では、
ドットの大きさは変えずに、その数を水平方向、垂直方
向とも2/3倍にする。つまり、等間隔で3ドットのう
ち1ドットを間引くことによって、実現している。
【0009】例えば、図11の水平方向のカラムc0から
c11のうち、c2,c5,c8,c11のカラムのドットを
間引く。同様に、垂直方向のローr0からr11のうち、
r2,r5,r8,r11を間引く。その結果、受信側の出
力画像は図12に示した形になる。送信側ではイメージの
線の太さは全て2ドットであったのが、受信側では、あ
る部分では1ドットの線であり、またある部分では2ド
ットの線であったりと、場所によって線の太さが異なる
ようになってしまう。このようにドットを間引いて縮小
することによって画像に歪みを生じてしまうのである。
【0010】本発明では、プリンターに備えている紙サ
イズより大きな紙サイズのデータを受信した時は、その
サイズで全てのデータを収めることが可能になる解像度
を計算し、プリンターエンジンの解像度を計算し、プリ
ンターエンジンの解像度を変更することによって、画像
に歪みを生じることなく縮小した受信出力を可能にする
プリンターを提供することを第2の目的とする。
【0011】また、プリンターにおいては、解像度が高
い方が見た目に美しい画像が印字できる。しかし、解像
度をあまり高くし過ぎると、反面、必要なメモリ量が多
くなり、使用可能なメモリ量をオーバーすることがあ
る。
【0012】本発明は、紙サイズに対して各解像度で印
字する場合に必要なメモリ量を、使用可能なメモリ量と
の比較を行い、使用可能なメモリ量の範囲内でも最も高
い解像度を選択することによりメモリのオーバーフロー
を防止し、かつ美しい印字を行うことを第3の目的とす
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、解像度を数段
階に変化可能なマルチレゾリューション機構を有するプ
リンターにおいて、ファクシミリ通信用モデム及びファ
クシミリデータ処理装置を備え、該ファクシミリ通信用
モデムによりファクシミリデータを受信すると、自動的
にファクシミリ受信出力モードを選択し、かつ、解像度
を自動的にファクシミリの解像度の整数倍に設定し、そ
の解像度に合わせて受信データを変更して出力すること
を特徴とする。
【0014】また、本発明は、ファクシミリ通信用モデ
ムによりファクシミリデータを受信すると、プリンター
がその時、装備している紙サイズに等倍で印字すること
が出来るか否か判断し、等倍では印字できないと判断し
た場合、印字可能となるような解像度を計算し、計算さ
れた解像度と等しいか、それより高い解像度に自動的に
プリンターエンジンの解像度を変更し画像を縮小し印字
することを特徴とする。
【0015】また、本発明は、メモリ上に紙サイズに対
応した各解像度での必要なメモリ量を持っており、印字
する紙サイズに応じて、ポインタにより必要なメモリ量
を格納しているアドレスを指示し、そのアドレスの内容
を読むことによって、各解像度で必要なメモリ量を得
る。
【0016】
【作用】本発明によれば、ファクシミリのデータを受信
するとプリンターが自動的にファクシミリの解像度の整
数倍の解像度に設定するので、常に歪みのない美しい印
字を実行することができる。
【0017】また、プリンターに装備している紙サイズ
より大きな紙サイズのファクシミリのデータを受信する
と、装備している紙サイズでデータを間引きすることな
く収めることが出来るような適切な解像度をプリンター
が自動的に選択及び設定して印字を行うので、このよう
な場合でも歪みのない美しい印字を実行することができ
る。
【0018】また、プリンターの使用可能なメモリ量の
範囲内で、最も高い解像度を選択することにより、高品
質の印字結果を得ることができる。
【0019】
【実施例】図1は、本発明を実施するためのレーザープ
リンター1の構成を示すブロック図である。図におい
て、2はプリンターコントローラであり、これはその時
設定されている制御モード及びホストマシンからの制御
コードに従って、ホストマシンからの印字データを、ビ
デオデータに変換してプリンターエンジンへ出力する制
御機構の総称で、以下のようなモジュールで構成され
る。
【0020】プリンターコントローラ2において、2-1
はホストインターフェイス(I/F)で、ホストマシン3
からレーザープリンター1への制御信号及びデータ、レ
ーザープリンター1からホストマシン3へのステータス
信号のインターフェイスである。
【0021】2-2はCPUで、プログラムROM2-3に
格納されているプログラムにしたがってホストマシン3
からのデータ(印字データ,制御データ)を処理する。2
-4はRAM,2-5はオプションRAMで、これらのRA
MはCPU2-2が処理する時のワークメモリ、ホストマ
シンからのデータをページ単位に管理して一時記憶する
バッファであり、このバッファに記憶されたデータを実
際の印字パターンに変換し、ビデオデータを記憶するビ
ットマップメモリ等に使われる。
【0022】前記プログラムROM2-3は、プリンター
コントローラ2内でのデータの処理や、周辺のモジュー
ルを制御するためのプログラムが格納されている他、本
発明の特徴であるファクシミリ通信用モデム2-6がファ
クシミリ装置7からファクシミリデータを受信すると、
自動的にファクシミリ受信出力モードを選択し、その時
の解像度を自動的にファクシミリの解像度の整数倍に設
定し、その解像度に合わせて受信データを変更させるプ
ログラムを有する。
【0023】また、ファクシミリモードが選択された
時、受け取ったファクシミリのデータが、その時、装備
している紙サイズに等倍で印字することが出来るか否か
を判断し、等倍では印字できないと判断した場合、その
データの全てをその時装備している紙サイズに印字する
ことが可能な計算する機能、及び計算された解像度と等
しいか、それより高い解像度に自動的にプリンターエン
ジン4の解像度を変更するプログラムを有する。
【0024】2-7はフォントROM、5はフォントカー
トリッジであり、これらは印字に使用されるさまざまな
種類のフォントを有する。
【0025】2-8はエンジンインターフェイス(I/F)
で、プリンターコントローラ2からプリンターエンジン
4への制御信号、プリンターエンジン4からプリンター
コントローラ2へのステータス信号のインターフェイス
である。
【0026】前記プリンターエンジン4は、プリンター
コントローラ2からのビデオ信号及び制御信号により感
光体上に静電潜像を作り、現像し、また給紙部より転写
紙を給紙し、転写及び定着し、画像を形成する。2-9は
操作パネルインターフェイス(I/F)で、レーザープリ
ンター1の状態、モード、フォント等の切り替えを行う
ための信号のインターフェイスである。
【0027】6は操作パネルで、レーザープリンターの
状態を示す表示部、及びレーザープリンターのモード、
フォント等を切り替えるスイッチ部である。
【0028】また、前記ファクシミリ通信用モデム2-6
はファクシミリ装置7に対するインターフェイスであ
る。2-10はファクシミリのデータ処理装置である。
【0029】まず、ファクシミリデータを受信した時、
解像度を自動的にファクシミリ解像度の整数倍に設定
し、印字する場合の第1の実施例を図2に示す通常印字
フローチャート及び図3に示すファクシミリの受信モー
ド時のフローチャートにより、夫々説明する。
【0030】図2の通常の印字の時においては、まず、
ホストマシン3から送られたデータはホストインターフ
ェイス2-1からプリンターコントローラー2へ取り込ま
れる。ステップ(S1)の判断で、この最初のデータを取
り入れた時に、レーザープリンター1が、ファクシミリ
の受信モードの動作を行っていないかどうかのチェック
を行う。このチェックは、例えばRAM2-4上にモード
フラグを設け、これを参照することによって行う。
【0031】もし、ファクシミリ(FAX)の受信モード
の動作中であったら、その受信出力が終了するまでの待
ち時間(S2)からステップ(S1)のチェックを繰り返し
待つ。あるいは、ハードディスクを備えたプリンターで
あったら、ホストマシン3からのデータを、ハードディ
スクに一度書き込み、ファクシミリの受信が終了してか
ら書き込んだデータを印字するようにしても良い。
【0032】ステップ(S3)ではファクシミリの受信モ
ードが動作していなかったら、ファクシミリが受信を開
始するのを避けるため、まず、ファクシミリのデータ処
理装置2-10を通じて、ファクシミリを通話状態にす
る。その後、データの受信処理実行(S4)からデータ終
了までの判断(S5)の繰り返しで、ホストマシン3から
送られてくるデータを、従来のページプリンターと同様
に、プログラムROM2-3の処理プログラムにしたがっ
て処理を行い、ビデオデータに変換しプリンターエンジ
ン4へ出力する。データ終了と判断されたら(S5)、全
てのデータをプリンターエンジン4へ出力が済んだの
で、ファクシミリの通話中の状態を解除して終了する
(S6)。
【0033】次に、ファクシミリの受信モードについ
て、図3にしたがって説明する。ファクシミリ装置7か
らの受信は、ファクシミリ通信用モデム2-6を通じて行
う。ファクシミリのデータ処理装置2-10は、通常のフ
ァクシミリのものと同じである。ステップ(S7)で通話
中でなかったら、ステップ(S9)で、まず前述のモード
フラグによってファクシミリ(FAX)の受信モードが動
作していることを示す。そしてステップ(S10)で、マル
チレゾリューション機能を用いてプログラムROM2-3
のプログラムに従い、解像度をファクシミリの解像度の
整数倍の値に変更する。ファクシミリの解像度の何倍に
するかは、操作パネル6からのスイッチやコマンドで、
使用者が設定可能にしても良い。
【0034】この場合、もちろん整数倍以外には設定不
可能とする。そして、一度設定すると、ファクシミリの
受信モードが動作した時は必ずその解像度に設定され
る。これで準備が整ったので、ファクシミリの受信処理
実行(S11)からデータ終了までの判断(S12)の繰り返し
でデータの処理を行う。データはファクシミリ通信用モ
デム2-6を通じて受信し、ファクシミリのデータ処理装
置2-10によってデータが伸長され200DPIのビットマッ
プイメージに戻され、RAM2-4に収納される。そして
プリンターエンジン4へ出力する時に、レーザープリン
ターの解像度に合わせてドット数を調節して出力する。
【0035】レーザープリンターの設定された解像度が
ファクシミリの解像度に等しいとき、つまり1倍の時
は、ファクシミリのビットマップデータと同じドットを
出力する。また、解像度が2倍であったら、ファクシミ
リの各ドットを、水平方向,垂直方向とも2ドットずつ
書き込む。解像度が3倍、4倍でも、同様に3ドットず
つ、4ドットずつ、それ以上も同様に増やす。次にデー
タ終了(S12)と判断されたら、ファクシミリの通信及び
出力が終了したので、まずプログラムROM2-3のプロ
グラムに従い、解像度を元の値に戻す(S13)。そして、
モードフラグによってファクシミリの受信モードが動作
していないことを示す(S14)。
【0036】上記動作では、通常、ホストマシン3から
のデータをプリントするモードになっていて、ファクシ
ミリのデータを受信した時だけファクシミリの受信モー
ドに切り替わり、それが終了すると、またもとのホスト
マシンからのデータを待つ状態に動作モードを説明し
た。
【0037】しかし、以上の動作モードに限ったわけで
はなく、逆に、通常はファクシミリのデータを受信待ち
のモードになっていて、ホストマシンからのデータを受
信した時だけ、ホストマシンからのモードになるように
しても良い。または、その時に設定されているモードと
異なったデータを受信した時には、そのモードに切り替
わるようにして、受信が終了してもそのモードを保持す
るようにしても良いし、それぞれの形式をスイッチなど
で選択可能にしても良い。
【0038】次にプリンターに準備している紙サイズよ
り大きな紙サイズのファクシミリデータを受信した場
合、適切な解像度で印字する第2の実施例を、図4に示
すファクシミリの受信モード時のフローチャートによリ
説明する。
【0039】ファクシミリの受信はファクシミリ通信用
モデム2-6を通じて行う。ファクシミリのデータ処理装
置2-10は、通常のファクシミリのものと同じである。
ステップ(S15)で通話中でなかったら、ステップ(S17)
で、まず前述のモードフラグによってファクシミリ(F
AX)の受信モードが動作していることを示す。
【0040】次にデータ処理装置2-10からの情報によ
り、ステップ(S18)で送信データの紙サイズが、現在使
用可能な紙サイズより大きいかどうか、つまり縮小する
必要があるか判断を行う。ここで使用可能な紙サイズよ
り大きい、つまり縮小する必要があると判断された場
合、ステップ(S19),(S20)の処理に移る。
【0041】まず、ステップ(S19)の処理では、理想的
な縮小が可能となるような解像度の理想値をプログラム
ROM2-3によりCPU2-2が計算する。ここでは、送
信側がA3サイズを縦送りして来たのに対し、受信側で
は、最大でA4サイズの縦方向までしか装備していなか
った場合を例として説明する。現在ファクシミリ(FA
X)の解像度は200DPIである。また、A3サイズ縦送り
の水平方向の長さは11.69インチである。これから、水
平方向のドット数は次の式で求まる。
【0042】
【数1】200×11.69=2338 dot 従って、この2338ドットをA4サイズで縦送りの水平方
向に全て収められなければならない。A4サイズ縦送り
の水平方向の長さは、8.27インチであるので、解像度K
は、以下の式で求めることが出来る。
【0043】
【数2】K = 2338 ÷ 8.27 = 282.71 DPI この282.71DPIが、解像度の理想値である。したがっ
て、A4縦送りで全データを印字するためには、282.71
DPI以上の現像度があれば良い。
【0044】次にステップ(S20)の処理では、前ステッ
プ(S19)で求めた解像度Kの理想値を参照してプリンタ
ーエンジン4で実際に設定可能な解像度から、最も適す
る値を選択する。設定可能な解像度K′の値は、あらか
じめプログラムROM2-3にデータとして持っている。
この例のプリンターエンジン4では、200DPI,300DPI,
400DPI,500DPI,600DPIが可能であるとする。解像度が
高くなるにしたがって、出力画像は小さくなるので、解
像度の理想値より高解像度の範囲で、最も低解像度な値
を選択する。したがって、282.71DPIより高解像度の中
で、最も解像度の低い値である300DPIが選択される。プ
リンターエンジンへこの情報を渡すことによって、マル
チレゾリューション機構により300DPIにセットされる。
【0045】これで環境が整ったので、ファクシミリの
受信及び処理実行(S21)からデータ終了(S22)までの繰
り返しでデータの処理を行う。データはファクシミリ通
信用モデム2-6を通じて受信し、ファクシミリのデータ
処理装置2-10によって送信時に圧縮されていたデータ
が元のビットマップイメージに戻されビットマップに書
き込まれる。
【0046】次にデータ終了と判断されたら(S22)、フ
ァクシミリの通信及び出力が終了したので、ビットマッ
プをプリンターエンジン4へ送り出す(S23)。プリンタ
ーエンジンでは、設定された300DPIで出力する。出力が
終了したら解像度を元の値に戻す(S24)。そして、モー
ドフラグによってファクシミリの受信モードが動作して
いないことを示す(S25)。
【0047】図5は、上記図4のフローチャートに従
い、解像度を2/3倍にして、受信したデータを全てド
ットとして表した場合の出力例である。この場合、画像
全体の大きさは従来の方法による前記図11の例と変わら
ないが、全てのドットを表しているため、前記図12の
ような歪みを生じない。
【0048】次にプリンターの使用可能なメモリ量の範
囲内で最も高い解像度を選択し高品質の印字結果を得る
第3の実施例について図6及び図7により説明する。
【0049】図6はメモリ(RAM2-4,オプションR
AM2-5)の各解像度の格納状態を示し、メモリ上に紙
サイズに対応した各解像度での必要なメモリ量を持って
おり、印刷する紙サイズに応じて、ポインタPTにより
必要なメモリ量を格納しているアドレスを指し示し、そ
のアドレスの内容を読むことによって、各解像度で必要
なメモリ量を得る。
【0050】一方レーザープリンターが実装しているR
AM2-4のうち、ビットマップを展開するために使用可
能なメモリ量は限られており、その大きさは容易に得る
ことができる。
【0051】本実施例の動作を図7のフローチャートに
沿って説明する。最初にプリンターエンジン4より紙サ
イズを検知し(S26)、その紙サイズに対応して動かした
ポインタPTを参照することによって、最も高い解像度
(図6では、600DPI)での必要メモリ量を得て(S27)、ビ
ットマップ展開のために使用可能なメモリ量と比較し
(S28)、必要なメモリ量が、使用可能なメモリ量以下で
あれば、最も高い解像度に設定し(S29)印字をする。
【0052】逆に必要なメモリ量が使用可能なメモリ量
より大きい場合は、ポインタを1つ進めてその内容を読
むことによって、2番目に高い解像度での必要メモリ量
を得る(S30)。この必要メモリ量と使用可能メモリ量を
再び比較し、必要なメモリ量が使用可能なメモリ量以下
ならば、その解像度で印字する。必要なメモリ量の大き
い場合はポインタを進める動作から順次繰り返し、使用
可能なメモリ量の範囲内で、最も高い解像度で印字す
る。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように本発明のプリンター
は、ファクシミリのデータを受信するとプリンターが自
動的にファクシミリの解像度の整数倍の解像度に設定す
るので、常に歪みのない美しい印字を実行することがで
きる。
【0054】また、プリンタに装備している紙サイズよ
り大きな紙サイズのファクシミリのデータを受信する
と、装備している紙サイズでデータを間引きすることな
く収めることが出来るような適切な解像度をプリンター
が自動的に選択及び設定してプリントを行うので、この
ような場合でも歪みのない美しい印字を実行することが
できる。
【0055】更に、使用可能なメモリ量の範囲内で、最
も高い解像度を選択することにより、高品質の印字結果
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施するためのレーザープリンタの構
成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施例を説明する通常印字フロ
ーチャートである。
【図3】本発明の第1の実施例を説明するファアクシミ
リの受信モード時のフローチャートである。
【図4】本発明の第2の実施例を説明するファクシミリ
の受信モード時のフローチャートである。
【図5】図4のフローチャートに従い解像度を2/3倍
にして受信したデータを全てドットで表した場合の出力
例である。
【図6】本発明の第3の実施例を説明するメモリの様子
を示す図である。
【図7】本発明の第3の実施例を説明するフローチャー
トである。
【図8】ファクシミリ出力例をドットで示した図であ
る。
【図9】図8のファクシミリ出力例をプリンターにて解
像度が300DPIとした場合の出力例である。
【図10】図8のファクシミリの出力例をプリンターに
て解像度が400DPIとした場合の出力例である。
【図11】ファクシミリ出力例をドットで示した図であ
る。
【図12】図11のファクシミリ出力例をプリンターにて
2/3倍にした場合の受信例を示す図である。
【符号の説明】
1…レーザープリンター、 2…プリンターコントロー
ラ、 3…ホストマシン、 4…プリンターエンジン、
5…フォントカートリッジ、 6…操作パネル、 7
…ファクシミリ装置、 2-1…ホストインターフェイス
(I/F)、 2-2…CPU、 2-3…プログラムRO
M、 2-4…RAM、 2-5…オプションRAM、 2
-6…ファクシミリ通信用モデム、 2-7…フォントRO
M、 2-8…エンジンインターフェイス(I/F)、 2
-9…操作パネルインターフェイス(I/F)、 2-10…
データ処理装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/00 107 A 4226−5C 1/23 Z 9186−5C

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 解像度を数段階に変化可能なマルチレゾ
    リューション機構を有するプリンターにおいて、 ファクシミリ通信用モデム及びファクシミリデータ処理
    装置を備え、該ファクシミリ通信用モデムによりファク
    シミリデータを受信すると、自動的にファクシミリ受信
    出力モードを選択し、かつ、解像度を自動的にファクシ
    ミリの解像度の整数倍に設定し、その解像度に合わせて
    受信データを変更して出力することを特徴とするプリン
    ター。
  2. 【請求項2】 ファクシミリ通信用モデムによりファク
    シミリデータを受信すると、プリンターがその時、装備
    している紙サイズに等倍で印字することが出来るか否か
    判断し、等倍では印字できないと判断した場合、印字可
    能となるような解像度を計算し、計算された解像度と等
    しいか、それより高い解像度に自動的にプリンターエン
    ジンの解像度を変更し画像を縮小し印字することを特徴
    とする請求項1記載のプリンター。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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