JPH0567244U - 間伐材組込みフラワーポット - Google Patents

間伐材組込みフラワーポット

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JPH0567244U
JPH0567244U JP523292U JP523292U JPH0567244U JP H0567244 U JPH0567244 U JP H0567244U JP 523292 U JP523292 U JP 523292U JP 523292 U JP523292 U JP 523292U JP H0567244 U JPH0567244 U JP H0567244U
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JP
Japan
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pot
thinning
flower pot
thinned wood
thinning material
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JP523292U
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欣一 山田
輝夫 星
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大丸プロロング株式会社
輝夫 星
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  • Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 間伐材の有効利用を図り、耐用年数も長く、
かつ見栄えを著しく向上させた間伐材組込みフラワーポ
ットを提供することを目的とする。 【構成】 間伐材11に接地面加工を施すとともに、連
結孔14を設け、連結孔14内にステンレス鋼線15を
挿通させることにより、間伐材11を密に連結して、ポ
ット10の輪郭を構成するとともに、植生土を充填した
布袋12をポット10内部に収容し、ポット10下部に
配置された底版13により植生土を支持した間伐材組込
みフラワーポット。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、公園、街路、民間の玄関等に設置する木製のフラワーポットに関す る。
【0002】
【従来の技術】
従来の木製のフラワーポットの構成としては、例えば、間伐材でポットの輪郭 を構成するものは、複数の間伐材同士をボルト、ナット、帯鉄、針金等の連結金 具を使用してポットの輪郭を形成するとともに、このポット内部に植生土を充填 するという構成が一般的である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
このように、従来の木製のフラワーポット、特に間伐材を組込んだフラワーポ ットにおいては、ポットの輪郭を構成する間伐材同士を連結金具により連結する 構成であるため、連結金具が外部に露出し、美観上好ましくないとともに、長期 使用により錆が発生し、このことも美観の低下を招く大きな要因となっていた。
【0004】 さらに、内部の植生土が間伐材に直接接触するため、間伐材の腐蝕を早め、製 品寿命が短期化するという不具合も指摘されている。
【0005】 この対策として、内部にプラスチックボックスを収容した製品が提案されてい るが、この場合、間伐材の隙間からプラスチックボックスが露出するため、体裁 が良くなく、有効な対策ではなかった。
【0006】 本考案は、このような事情に鑑みてなされたもので、本考案の目的とするとこ ろは、製品の形状設定並びに組立てが容易に行え、しかも連結金具が外部に露出 しないことから、美観上好ましいとともに、間伐材の腐蝕を未然に防止し、製品 寿命を長期化できる間伐材組込みフラワーポットを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案に係る間伐材組込みフラワーポットは、連 結孔を設けた複数の間伐材からなり、ステンレス鋼線を上記連結孔内に挿通し、 複数の間伐材同士を密着連結させることにより、ポットの輪郭を構成するととも に、上記ポット内部に植生土を充填した布袋を収容し、この植生土をポット内部 下面に配置した底版により支持したことを特徴とする。
【0008】
【作用】
以上の構成から明らかなように、輪郭を構成する間伐材を任意の形状に設定で きるため、ポット輪郭の形状を自由に選択できる。
【0009】 さらに、間伐材同士を連結するステンレス鋼線は間伐材に設けられた連結孔内 に挿通されるため、外部に目立つことがなく、かつ錆等の発生もほとんど起こら ず、万一起こっても外部に目立つことがない。
【0010】 さらに、植生土を充填した布袋をポット内部に収容するため、植生土と間伐材 とが直接触れることがない。
【0011】
【実施例】
以下、本考案による間伐材組込みフラワーポットの実施例について、添付図面 を参照しながら詳細に説明する。
【0012】 図1は本考案による間伐材組込みフラワーポットの一実施例の構成を示す分解 斜視図、図2は同フラワーポットに使用する間伐材の連結構造を示す断面図、図 3乃至図5は本考案による間伐材組込みフラワーポットの各実施例を示す外観図 である。
【0013】 図1において、本考案による間伐材組込みフラワーポット10は、ポットの輪 郭(本実施例では円形状)を構成する密に連結された複数の間伐材11と、この 間伐材11により構成されたポット内部に収容される植生土を充填した布袋12 と、植生土を支持する底版13により大略構成されている。
【0014】 さらに詳しくは、上記間伐材11は、径80〜100mm程度の間伐材(杉、 アカシヤ、くぬぎ、楢等)11を皮剥ぎ状態か丸削りにして、所定の高さで円形 になるように接地部を加工すると同時に、上下2箇所かそれ以上の箇所(本実施 例では2箇所であるが高さ1m以上の土地境界用ポットの場合には3箇所)に径 10mm程度の連結孔14を設ける。
【0015】 そして、この接地部加工と連結孔加工を施した間伐材11に対して腐蝕防止と 光沢保持のために高圧窯を使用し、真空状態で合成樹脂を浸透させて、間伐材1 1表面に樹脂層をコーティングする。
【0016】 このように加工された間伐材11の一本一本をステンレス鋼線15を連結孔1 4内部に挿通させることにより、間伐材11を所定の円形状に沿って密に連結す る。
【0017】 この場合、図2に示すように、2箇所乃至数箇所の間伐材11の内面に連結窓 16を繰抜き加工し、この連結窓16内にステンレン鋼線15の両端を収容する とともに、ステンレス鋼線15の両端に約50mm程度の長さでネジ部15aを 加工し、座板17、ナット18を挿通させ、ステンレス鋼線15を締付け固定す ることにより、間伐材11の連結をより確実に行うようにする。
【0018】 次に、植生土を充填したポリエステル製の布袋12は、ポット10の輪郭形状 に合わせた形状に加工し、この布袋12の上部内周縁に沿ってポリエチレン製の 固定用バンド19を添装して、釘20により間伐材11内面に打込み、布袋12 をポット10内部に固定する。
【0019】 また、植生土の重量を支えると同時に、ポット移動時の破壊を防止するために 、底版13がポット10の下部に設定されており、この底版13は、左右側に一 対設けられたサポート用部材21上に支持されており、このサポート用部材21 は、ネジ22を介して間伐材11内面に固定されている。また、この底版13に は、複数の水抜き孔23が開設されており、この水抜き孔23は水抜きと同時に 通風機能も備えている。
【0020】 なお、図中符号24は、屋内で使用する際、ポット10の下方に設定される水 受け用容器である。
【0021】 このように、本考案による間伐材組込みフラワーポット10はステンレス鋼線 15を間伐材10の連結孔14内に挿通させることにより、ポット10の輪郭を 形成するため、図3乃至図5に示すように、フラワーポット10の製品形状を自 由に設定でき、かつ組立てが容易であるという利点がある。
【0022】 さらに、本考案によるフラワーポット10は、ステンレス鋼線15が外部に露 出することがなく、また間伐材11間に隙間が生じることがなく、しかも、内部 の布袋12等の露出もないため、非常に体裁が良く、良好な製品美観が得られる 。
【0023】 さらに、植生土が直接間伐材11に触れることがなく、またこの間伐材11は 樹脂コーティングにより腐蝕防止処理がなされているため、製品寿命も従来のも のに比べ著しく長期化する有利さがある。
【0024】
【考案の効果】
以上説明した通り、本考案による間伐材組込みフラワーポットは、以下に記載 する格別の作用効果を有する。
【0025】 (1)ポットの輪郭を構成する間伐材の接地面加工と底版の形状でポットの輪郭 が自由に選択でき、任意形状のフラワーポットが簡単に製造できるという効果を 有する。
【0026】 (2)間伐材の連結孔内にステンレス鋼線を挿通させることにより間伐材同士を 密に連結してポットの輪郭を構成するというものであるから、従来のように連結 金具が外部に露出することがなく、木の自然さを出すことができ、美観上好まし いという効果を有する。
【0027】 (3)ポットの輪郭を構成する間伐材は、樹脂コーティングにより、良好な、表 面光沢を有すると同時に腐蝕防止処理がなされているため、さらに見栄えの向上 が見込めるとともに、製品寿命の長期化が図れ、かつ内部に植生土を入れる布袋 を取付けるため、間伐材と植生土との間に空気層ができ、植生される草花や樹木 に空気を充分に供給でき、草花や樹木の生育に好ましいという効果を有する。
【0028】 (4)フラワーポットの原料が木とレジンであるため、軽量化でき、持運びが容 易であるため、水受け用容器を設置すれば屋内のインテリアにも使用でき、実用 価値が高いという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による間伐材組込みフラワーポットの一
実施例の構成を示す分解斜視図。
【図2】図1に示すフラワーポットに使用する間伐材の
連結構造を示す断面図。
【図3】本考案による間伐材組込みフラワーポットの別
実施例を示す外観図。
【図4】本考案による間伐材組込みフラワーポットのさ
らに別実施例を示す外観図。
【図5】本考案による間伐材組込みフラワーポットのさ
らに別実施例を示す外観図。
【符号の説明】
10 間伐材組込みフラワーポット 11 間伐材 12 布袋 13 底版 14 連結孔 15 ステンレス鋼線 16 連結窓 17 座板 18 ナット 19 固定用バンド 21 サポート部材 23 水抜き孔 24 水受け用容器

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連結孔を設けた複数の間伐材からなり、
    ステンレス鋼線を上記連結孔内に挿通し、複数の間伐材
    同士を密着連結させることにより、ポットの輪郭を構成
    するとともに、上記ポット内部に植生土を充填した布袋
    を収容し、この植生土をポット内部下面に配置した底版
    により支持したことを特徴とする間伐材組込みフラワー
    ポット。
  2. 【請求項2】 間伐材は、皮剥ぎ、丸削り加工され、か
    つその表面には、樹脂コーティング処理が施されている
    ことを特徴とする請求項1記載の間伐材組込みフラワー
    ポット。
  3. 【請求項3】 ステンレス鋼線の両端が、間伐材の内面
    に設けられた連結窓内に収容され、座板、ナットでステ
    ンレス鋼線の両端を締付け固定することにより、間伐材
    同士が密に連結され、所定のポット輪郭を構成している
    ことを特徴とする請求項1,2記載の間伐材組込みフラ
    ワーポット。
JP1992005232U 1992-02-12 1992-02-12 間伐材組込みフラワーポット Expired - Lifetime JPH0748045Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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Publication Number Publication Date
JPH0567244U true JPH0567244U (ja) 1993-09-07
JPH0748045Y2 JPH0748045Y2 (ja) 1995-11-08

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Cited By (1)

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JP2002371572A (ja) * 2001-06-14 2002-12-26 Tenryu Ind Co Ltd 木柵用支持具、及び木柵

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