JPH05667B2 - - Google Patents

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JPH05667B2
JPH05667B2 JP13466690A JP13466690A JPH05667B2 JP H05667 B2 JPH05667 B2 JP H05667B2 JP 13466690 A JP13466690 A JP 13466690A JP 13466690 A JP13466690 A JP 13466690A JP H05667 B2 JPH05667 B2 JP H05667B2
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JP
Japan
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insulated bus
bus duct
tightening
conductor
overheating
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP13466690A
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English (en)
Other versions
JPH0315769A (ja
Inventor
Masahisa Endo
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Cable Ltd filed Critical Hitachi Cable Ltd
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  • Measuring Temperature Or Quantity Of Heat (AREA)
  • Locating Faults (AREA)
  • Testing Electric Properties And Detecting Electric Faults (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、絶縁バスダクト接続部の過熱検知
方法に関する。
低電圧大電流の電路として、導体が銅またはア
ルミニウムであり、かつ外被(ダクト)が鋼材か
ら成る所謂バスダクトが採用されている。
バスダクトの標準単位長は通常3mであり、そ
のルート布設形態は、縦(導体断面の布設位置が
縦位置であることを意味する。以下同じ。)また
は横ルート、及び水平または垂直ルート(高層ビ
ルの電気シヤフト布設等)に分類できる。
このような布設形態をとるバスダクトは、その
定格電圧が600v(国内では、主として3φ200v回路
に使用されている。)で定格電流が400〜5000Aで
あり、現在工場及び高層ビルの幹線として大量に
使用されている。
ところで、バスダクトは、裸導体を大気により
絶縁する裸導体バスダクトと、導体に絶縁被覆を
施して絶縁被覆を介して各相の導体が密着しあう
ものとした絶縁バスダクトの二つに大別される。
通常3m毎に必要となる絶縁バスダクトの接続
部は、各相の導体重ね合わせ部の相互間に絶縁ス
ペーサを介在させ、これらをさらに絶縁スペーサ
を介して対の縦ダクトの継手板で挟み、ダクト継
手板間に貫通する共締め用のボルトで当該各相の
導体重ね合わせ部を一括して締付接続する構造が
採用されている。
ところで、上記のような絶縁バスダクトの接続
部では、共締め用のボルトの締付力により各相の
導体重ね合わせ部における電気的導通が確保され
るため、当該共締め用のボルトの締付が緩むと導
体重ね合わせ部の電気的接触面における接触抵抗
が増大してジユール熱による発熱温度が上昇し、
延いては当該接続部が過熱焼損する場合がある。
そこで、絶縁バスダクトの接続部における過熱
事故の原因となる共締め用のボルトの締付管理を
徹底する対策が講じられている。例えば、ボルト
に螺挿されるナツトに対して、一定の締付トルク
に達すると破断する定トルク破断部を設けるもの
としたり、或いは締付が完了した時点で締付済を
告知するラベルを適当な箇所に貼付することが行
われている。
しかしながら、ボルトの定トルク締付は、作業
者の質の問題もあつて、ボルト締付が完全に為さ
れたかどうかに懸念が残るのが実情である。
一方、上記のようなこともあつて、従来では、
絶縁バスダクト接続部における共締め用のボルト
の締付が不完全であることによつて惹起される過
熱を逸早く検知する方法が提案されており、具体
的には当該接続部の表面にサーモラベルを貼つた
り、サーモペイントを塗布する方法があつた。
ところが、絶縁バスダクトは、人目に付きにく
く高所かつ暗所に布設されていることが多く、そ
のような場合、かかるサーモラベルやサーモペイ
ントでは、過熱による色の変化のみであつてこれ
を識別するのが困難であり、それらのチエツクの
ためにはルートの踏査が必要であり、一般に限ら
れた人達の巡視に頼らざるを得ないが、得てして
過熱に気付くのが遅れ、重大事故につながる恐れ
があつた。
この発明は、上記した実情に着目してなされた
もので、過熱に至る状態表示を明瞭化して遠方か
らでも容易にかつ素早く過熱検知が行なえる、絶
縁バスダクト接続部の過熱検知方法を提供するこ
とに目的がある。
本発明によれば、当該目的は、化学反応により
気体を発生する反応物質の組合せを絶縁バスダク
ト接続部の締付ボルト内に設けた穴にワツクスで
隔離して収容し、かつ該穴の出口にゴム風船の開
口部を結合することからなる方法によつて達成す
るものである。
かかる方法によれば、絶縁バスダクト接続部の
導体重ね合わせ部における電気的接触面の接触抵
抗が増大して発熱温度が上昇し、そして過熱状態
に至ると、締付ボルト内のワツクスが溶融して隔
壁が喪失する状態となり、それによつてかかる反
応物質が混合、反応して気体が発生し、該気体は
締付ボルトの穴の出口からゴム風船に導入され、
その結果ゴム風船が膨らみ、これを目視すること
で接続部の過熱(異常)を遠方からでも容易に確
認することができる。
本発明において、化学反応により気体を発生す
る反応物質の例を列挙すると、例えば、(a)アース
レツド(商品名)と水、(b)希塩酸と水酸化アンモ
ニウム、(c)希硫酸と炭酸化カルシウム等がある。
なお、これらの反応物質における反応時の発熱は
各反応物質を適宜希釈することによつて実用上問
題のない程度に抑えることができる。また、この
発明の実施により膨らんだ風船が破裂し、反応に
より生成された気体が大気中に拡散した場合の毒
性について付言すると、使用する反応物質の濃度
や量を加減することにより短期間大気中に漂う当
該気体の人体に対する影響を実質無視できる程度
のレベルに保つことが可能である。
以下、この発明の実施例を添付図面の第1図乃
至第3図に基づいて説明する。
第1図は、絶縁バスダクトにおける接続部2の
正面図であり、第2図は同上第1図の−線に
沿つた断面図である。
それらの図から明らかなように、双方の絶縁バ
スダクトの相導体は端末8,8同志を各相毎に重
ね合わせて各相毎の電気的接触部分6,6が形成
されており、そのような各相の導体重ね合わせ部
の相互間には絶縁スペーサが介在され電気的に隔
絶されている。5,5は、双方のバスダクト1の
ダクト端部間を継接する縦ダクト継手板であり、
これら縦ダクト継手板5,5とこれに隣接する導
体重ね合わせ部との間にも絶縁スペーサ7,7が
介在され電気的に隔絶してある。そして、一方の
縦ダクト継手板7から絶縁スペーサ7、各相の導
体重ね合わせ部を経て他方の縦ダクト継手板7に
貫通した共締め用のボルト3を備え、他方の縦ダ
クト継手板7から突出するボルトの螺軸部にナツ
トを螺着させて締め上げることにより、縦ダクト
継手板7,7間を締付けて、もつて各相の導体重
ね合わせ部が絶縁スペーサ6を介して一括して締
付けられ、導体重ね合わせ部における電気的接触
部分6,6に所定の接触圧を提供している。
4,4は、双方のバスダクトの横ダクト間に継
接され、そして縦ダクト継手板7,7の上下側縁
間を覆う接続部カバーである。
さて、以上のようにして構成されている絶縁バ
スダクト接続部に対して本発明は、第3図に示す
ように、共締め用の締付ボルト3に螺軸端から軸
方向に穿たれた穴の中に、化学反応により気体を
発生する反応物質の組合せ14,15をワツクス
で隔離して収容し、かつ該穴の出口側にゴム風船
17の開口部を結合した構造を付与したものであ
る。穴の出口側は適宜ワツクス16でシールして
反応物質の一方15が化学反応を起こす前に風船
の中に入り込まないようにしておくと良い。
上記のような過熱検知構造が付与された絶縁バ
スダクト接続部によれば、接続部2における導体
重ね合わせ部の電気的接触部分6,6が接触抵抗
の増大により発熱して温度が上昇し、過熱状態に
至つたとすれば、隔壁となるワツクス16(及び
出口側シールとしてワツクス)が溶融し(約60〜
100℃の温度範囲で溶融するが、ワツクスの塑性
乃至種類を変えることにより溶融温度を適宜調整
することが可能)、そのワツクス16の溶融とと
もに隔離されていた反応物質14,15が混合、
反応して気体が発生し、該気体がシール状態から
解かれた穴の出口から出てゴム風船17内に入り
込み、そしてゴム風船17を膨らますので、これ
を目視で確認することにより、前記接続部の過熱
状態を検知することができる。
以上、説明したようにこの発明によれば、絶縁
バスダクト接続部の過熱を該絶縁バスダクトルー
トを踏査することなく多くの人達の視覚または嗅
覚により簡単かつように容易に検知することがで
き、該接続部の過熱を発見する機会ないし可能性
が増大し、なおかつ、ゴム風船の膨らみにより遠
方からの状態確認が容易である等、絶縁バスダク
トルートの点検費用を低減することを可能にし、
また稼動中に(即ち停電することなく)バスダク
トの異常を予知することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は絶縁バスダクト接続部の正面図、第2
図は同上第1図−線に沿つた断面図、第3図
は本発明に従い具現された反応物質入ゴム風船付
締付ボルトの説明図である。 符号において、1は絶縁バスダクト、2は接続
部、3は締付ボルト、4は接続部カバー、5は縦
ダクト継手板、6は導体重ね合わせ部の電気的接
触部分、7は絶縁スペーサ、8は導体端末、1
4,15は反応物質、16はワツクス、17はゴ
ム風船である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 化学反応により気体を発生する反応物質の組
    合せを絶縁バスダクト接続部の締付ボルト内に設
    けた穴にワツクスで隔離して収容し、かつ該穴の
    出口にゴム風船の開口部を結合することからなる
    絶縁バスダクト接続部の過熱検知方法。
JP13466690A 1990-05-24 1990-05-24 絶縁バスダクト接続部の過熱検知方法 Granted JPH0315769A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13466690A JPH0315769A (ja) 1990-05-24 1990-05-24 絶縁バスダクト接続部の過熱検知方法

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JP13466690A JPH0315769A (ja) 1990-05-24 1990-05-24 絶縁バスダクト接続部の過熱検知方法

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JP5337083A Division JPS59178373A (ja) 1983-03-29 1983-03-29 絶縁バスダクト接続部の過熱検知方法

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JPH0315769A JPH0315769A (ja) 1991-01-24
JPH05667B2 true JPH05667B2 (ja) 1993-01-06

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JP13466690A Granted JPH0315769A (ja) 1990-05-24 1990-05-24 絶縁バスダクト接続部の過熱検知方法

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JPH07113833A (ja) * 1993-10-20 1995-05-02 Power Reactor & Nuclear Fuel Dev Corp 導体接続部の異常検出装置
KR100761980B1 (ko) * 2006-07-20 2007-09-28 황현식 발열매트의 온도 조절기 회로

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JPH0315769A (ja) 1991-01-24

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