JPH0566272B2 - - Google Patents

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JPH0566272B2
JPH0566272B2 JP61122825A JP12282586A JPH0566272B2 JP H0566272 B2 JPH0566272 B2 JP H0566272B2 JP 61122825 A JP61122825 A JP 61122825A JP 12282586 A JP12282586 A JP 12282586A JP H0566272 B2 JPH0566272 B2 JP H0566272B2
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JP
Japan
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recording
wax
laser
layer
film
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JP61122825A
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English (en)
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JPS62279987A (ja
Inventor
Fumihiko Hayashi
Tomoko Hamamoto
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Daicel Corp
Original Assignee
Daicel Chemical Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Daicel Chemical Industries Ltd filed Critical Daicel Chemical Industries Ltd
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Publication of JPH0566272B2 publication Critical patent/JPH0566272B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41M—PRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00—Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/26—Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used
    • B41M5/40—Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used characterised by the base backcoat, intermediate, or covering layers, e.g. for thermal transfer dye-donor or dye-receiver sheets; Heat, radiation filtering or absorbing means or layers; combined with other image registration layers or compositions; Special originals for reproduction by thermography
    • B41M5/42—Intermediate, backcoat, or covering layers
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    • B41M5/44—Intermediate, backcoat, or covering layers characterised by the macromolecular compounds

Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本発明はレーザー光を利用する記録に適したレ
ーザー記録用フイルムに関するものである。情報
の高速記録あるいは実時間的記録が必要とされる
分野において、レーザー光を利用する方法が近年
多く提案されている。この方法はレーザー光の光
エネルギーの強さ及び解像力を利用するものであ
り、光吸収性のよい物質にレーザー光を照射し、
これを吸収して加熱された物質が受像面に蒸着付
着して画像を記録するものである。 〔従来の技術〕 この記録フイルムとしては、熱を吸収するカー
ボンブラツクなどの微粒子およびニトロセルロー
スなどの自己酸化性結合物質を含有する被覆物質
を塗布した記録フイルムが提案されている（特開
昭48−43632号）。この記録フイルムはレーザー光
を照射してカーボンブラツクなどの微粒子を他の
記録テープに転移させることにより、ネガ、ポジ
の記録が可能となるものである。 また、レーザーエネルギーを吸収する粒子、自
己酸化性結合剤および交叉結合剤または交叉結合
可能な樹脂あるいは非酸化性重合物質ないしは樹
脂と組合された交叉結合剤からなる被覆物質を透
明フイルムに塗布し、これをアルミニウムシート
のような石版印刷表面と緊密に接触させ、透明フ
イルム側からレーザー光を導入して、被覆物質を
選択的に石版印刷表面に転移させ印刷版を製造す
る方法が提案されている（特開昭50−102402号）。
これらのレーザー記録用フイルムはいずれもニト
ロセルロースのような自己酸化性結合剤を利用
し、レーザー光によつて供給される熱で自己酸化
性結合剤を加熱して、燃焼ないしは噴出させ、カ
ーボンブラツクのような熱吸収粒子と樹脂とを搬
出し、フイルム上に無地な領域を残したり、受像
面に画像を記録するものである。 しかし、これらのレーザー記録用フイルムや像
形成プリント板の製造に供する物品のバインダー
樹脂には前述したようにニトロセルロースのよう
な自己酸化性結合剤が使用されているために作業
中に熱分解により酸性物質が発生してシステムを
腐蝕したり、保存中の安全性が懸念されたり、解
像度が悪いという欠点を有していた。更に、これ
らのレーザー記録用フイルムの記録層（記録媒体
層）はそれ自体傷が付き易く、又塗膜厚味が約
0.5μmと薄いため傷が記録層の表面だけでなく基
板の表面にまで容易に到達していた。 本発明者らはこれらの欠点を解消すべく鋭意検
討した結果、バインダーとして非自己酸化性バイ
ンダーを使用し、更に熱を吸収する微粒子として
グラフアイトを使用することにより高黒化濃度を
達成させることができ、さらに記録に用いる
YAGレーザー光の波長領域で強い吸収能を有す
る熱線吸収剤を含有させることにより記録媒体を
紙、印刷版等の転写受像面に転移し易くすること
ができるとともに透明基板上に記録媒体の残査が
残らないようにすることができ、高解像度のネ
ガ、ポジ画像を与えるレーザー記録用フイルムが
得られることを見い出し、また記録層の表面に有
機高分子からなる保護層を設けることにより従来
のレーザー記録用フイルムに比べて著しい耐擦傷
性を有するレーザー記録用フイルムが得られるこ
とを見い出しそれぞれ先に特願昭59−41724号、
特願昭59−112311号として出願した。 保護層を設けた場合には記録フイルムの記録部
分の耐擦傷性、耐薬品性を向上させることができ
たが、全体の塗膜厚味が増しレーザーによる記録
感度の低下が問題となる。耐擦傷性については保
護層の材質も影響するが一般的に膜厚の増加と共
に耐擦傷性も向上する。又、レーザーによる記録
感度は塗膜厚味が薄ければ良く、作像性と耐擦傷
性は反比例の関係にある。保護層を設けると支持
体側からレーザー光を照射した場合に記録層から
保護層への間で熱の減衰が生じ転写性に影響し、
解像度の低下を招く場合がある。 〔問題を解決するための手段〕 本発明者等はこのような問題点を解消すべく鋭
意検討した結果、記録層と保護層の間にパラフイ
ン・ワツクス、マイクロクリスタリン・ワツク
ス、ポリエチレン・ワツクス、カルナバ・ワツク
スのうち、少なくとも１種類のワツクスを含む中
間層を設けることにより、従来のレーザー記録用
フイルムに比べて著しい作像性を有するレーザー
記録用フイルムが得られることを見い出し、本発
明に到達した。 即ち、本発明は透明な基板上に非自己酸化性バ
インダー樹脂と高遮光性を有し、熱を吸収する顔
料と、記録に用いるレーザー光の波長領域で強い
吸収能を有する熱線吸収剤からなる記録媒体層を
設け、さらにその上に熱可塑性高分子からなる保
護層を設けたレーザー記録用フイルムにおいて、
記録層と保護層の間にパラフイン・ワツクス、マ
イクロクリスタリン・ワツクス、ポリエチレン・
ワツクス、カルナバ・ワツクスのうち、少なくと
も１種類のワツクスを含む中間層を設けたことを
特徴とするレーザー記録用フイルムを提供するも
のである。 〔作 用〕 本発明になるレーザー記録用フイルムの構成は
第１図に示すように、レーザー光透過性の支持体
１上に、非自己酸化性バインダーと、高黒化濃度
を賦与し、熱を吸収する顔料と、記録に用いるレ
ーザー光の波長領域で強い吸収能を有する熱線吸
収剤とを含有させた記録媒体を塗布した層（記録
層）２、さらに記録層２上にパラフイン・ワツク
ス、マイクロクリスタリン・ワツクス、ポリエチ
レン・ワツクス、カルナバ・ワツクスのうち、少
なくとも１種類を含む中間層３を設け、さらに中
間層３上に熱可塑性高分子で形成された保護層４
を設けてなる。 記録の方法としては第２図に示すように通常の
レンズ系及び調整装置を通して調節したレーザー
光を支持体１の側から走査して導き、記録層（転
写供給体）２を転写受像体５の受像面に蒸着付着
させて画像を記録する方法を用いることができ
る。受像面は保護層４と接触させて装着すること
が望ましく、減圧操作により密着度を向上させる
と解像度はいつそう良好となる。 この方法によると、１回の操作で転写受像体４
上にポジ像、記録層２上にネガ像を同時に得るこ
とができる。ネガフイルムは印刷樹脂版作成時に
利用でき、ポジ像は転写受像体４の種類により校
正用コピーあるいは直接刷版として使用できる。 本発明のレーザー記録用フイルムの支持体とし
ては、レーザー光を透過するフイルムであればよ
くポリエチレンテレフタレート、ポリ塩化ビニ
ル、ポリ塩化ビニリデン、ポリスチレン、ポリプ
ロピレン、ポリカーボネート、ナイロン−６、ポ
リエーテルスルホンなどのフイルムが挙げられ
る。特にポリエチレンテレフタレート、ポリプロ
ピレンの２軸延伸フイルムは透明性、強度、寸法
安定性に優れており好ましい。 記録層中の熱を吸収し、高黒化濃度を達成させ
る顔料としてはグラフアイト、カーボンブラツク
等を挙げることができ、単独もしくは混合物とし
て使用できる。特に、薄膜で高黒化濃度を賦与で
きるものとしては、微粉末グラフアイトがよい。 本発明の記録層に含まれる熱線吸収剤としては
例えば下記の一般式()あるいは()で示される
化合物が挙げられる。 一般式() （ここで、Ｒは水素又は低級アルキル基、Ｘは
ヘキサフルオロヒ酸イオン、ヘキサフルオロアン
チモン酸イオン、フツ化ホウ素酸イオンおよび過
塩素酸イオンよりなる群から選ばれる陰イオンで
あり、ｍは０または１，２の整数である。 Ａは
【式】または
〔発明の効果〕
本発明になる、レーザー記録用において記録層
と保護層の間に、パラフイン・ワツクス、マイク
ロクリスタリン・ワツクス、ポリエチレン・ワツ
クス、カルナバ・ワツクスのうち、少なくとも１
種類のワツクスを含む中間層を設けたことは、熱
エネルギーによつてワツクスが加熱溶融するため
に、記録層で生じた熱エネルギーを保護層まで損
失を極少にして伝えることができ、転写性を著し
く向上させることができた。 〔実施例〕 以下、本発明を実施例をもつて説明する。 実施例中の部はすべて重量部を表わす。 レーザー記録用フイルムの作製 実施例 １ 下記グラフアイト分散液（処方１）を用いて
100μポリエステルフイルム上にメイヤーバーに
より塗布し90℃で乾燥させ記録層とした。この記
録層上に処方２からなる配合液をデイツプ法によ
り塗布し110℃で乾燥させ、中間層とした。さら
に、この中間層上に処方３からなる配合液をデイ
ツプ法により塗布し、90℃で乾燥させ保護層とし
た。 処方１ グラフアイト 100部 エチルセルロース 36部 酢酸エチル 1224部 ビス（ｐ−ジエチルアミノフエニル）
13.6部 〔Ｎ，Ｎ−ビス−（ｐ−ジエチルアミ
ノフエニル）−ｐ−アミノフエニル〕 アミニウムのヘキサフルオロアンチモ
ン酸塩 処方２ ポリエチレンワツクス 100部 （アライド・ケミカル(株)製“Ａ−（ポ
リエチレン629”） 水 200部 処方３ 溶剤可溶型ポリエステル樹脂 100部 （東洋紡(株)製“バイロン200”）メチル
エチルケトン 900部 実施例 ２ 実施例１において塗布した記録層上に処方４か
らなる配合液をデイツプ法により塗布し、110℃
で乾燥させ、中間層とした。さらにこの中間層上
に処方５からなる配合液をデイツプ法により塗布
し、90℃で乾燥させ、保護層とした。 処方４ カルナバ・ワツクス エマルジヨン
100部 （五協産業(株)製“パラゾールBB−
30”） 水 200部 処方５ 溶剤可溶型ポリエステル樹脂 100部 （東レ(株)製“ケミツト12−1223”） ジオキサン 450部 ミクロヘキサノン 450部 実施例 ３ 実施例１において塗布した記録層上に処方６か
らなる配合液をデイツプ法により塗布し、110℃
で乾燥させ、中間層とした。さらに、この中間層
上に処方７からなる配合液をデイツプ法により塗
布し、90℃で乾燥させ保護層とした。 処方６ ポリエチレンエマルジヨン 100部 （三井石油化学(株)製“ケミパールＭ−
200”） 水 300部 処方７ 溶剤可溶型ポリエステル樹脂 100部 （Good Year社製“バイテルVPE−
100”） ジオキサン 450部 THF 450部 レーザー記録用フイルムの評価 実施例および比較例で得られたレーザー記録用
フイルムに記録面上で25μに集合したNd＝YAG
レーザー光（波長1064nm、出力10W、記録媒体
上0.5Joule／cm2）を照射した。その結果をフイル
ムの乾燥膜厚、黒化濃度と合わせて表１に示し
た。
【表】 各細線パターンに、太い巾から順に１，２，３
……９と点数をつけ、最も細い線巾が完全に得ら
れた線巾の点数をその評価とした。
【表】 【図面の簡単な説明】
第１図は本発明のレーザー記録用フイルムの断
面図、第２図は本発明のフイルムを用いた記録装
置の略示断面図、 １……支持体、２……記録層、３……中間層、
４……保護層、５……転写受像体。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. １ 透明な基板上に非自己酸化性バインダー樹脂
    と高遮光性を有し、熱を吸収する顔料と記録に用
    いるレーザー光の波長領域で強い吸収能を有する
    熱線吸収剤からなる記録媒体層を設け、さらにそ
    の上に熱可塑性高分子からなる保護層を設けたレ
    ーザー記録用フイルムにおいて、記録層と保護層
    の間に、パラフイン・ワツクス、マイクロクリス
    タリン・ワツクス、ポリエチレン・ワツクス、カ
    ルナバ・ワツクスのうち、少なくとも１種類のワ
    ツクスを含む中間層を設けたことを特徴とするレ
    ーザー記録用フイルム。
JP61122825A 1986-05-28 1986-05-28 レ−ザ−記録用フイルム Granted JPS62279987A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61122825A JPS62279987A (ja) 1986-05-28 1986-05-28 レ−ザ−記録用フイルム

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61122825A JPS62279987A (ja) 1986-05-28 1986-05-28 レ−ザ−記録用フイルム

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JPS62279987A JPS62279987A (ja) 1987-12-04
JPH0566272B2 true JPH0566272B2 (ja) 1993-09-21

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ID=14845566

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61122825A Granted JPS62279987A (ja) 1986-05-28 1986-05-28 レ−ザ−記録用フイルム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6143451A (en) * 1996-11-26 2000-11-07 E. I. Du Pont De Nemours And Company Imaged laserable assemblages and associated processes with high speed and durable image-transfer characteristics for laser-induced thermal transfer
US5840463A (en) * 1997-07-14 1998-11-24 E. I. Du Pont De Nemours And Company Photosensitive donor element assemblages and associated process for laser-induced thermal transfer
DE60115882T2 (de) * 2000-05-17 2006-08-24 E.I. Dupont De Nemours And Co., Wilmington Donorelemente mit deckschicht und verfahren damit

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JPS62279987A (ja) 1987-12-04

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