JPH0565305U - レーザドップラ血流計用プローブ - Google Patents

レーザドップラ血流計用プローブ

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JPH0565305U
JPH0565305U JP2765891U JP2765891U JPH0565305U JP H0565305 U JPH0565305 U JP H0565305U JP 2765891 U JP2765891 U JP 2765891U JP 2765891 U JP2765891 U JP 2765891U JP H0565305 U JPH0565305 U JP H0565305U
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JP
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optical fiber
guide wire
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probe
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JP2765891U
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敬 中谷
裕 三澤
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技術研究組合医療福祉機器研究所
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光ファイバが血管壁を穿孔する危険及び乱流
発生を回避でき、かつ単体で又は術用カテーテルに挿入
して使用されるガイドワイヤ機能を備えたレーザドップ
ラ血流計用プローブを提供する。 【構成】 レーザー光を血流に向けて照射し、そのドッ
プラ変調された反射光を導入させる光ファイバ11を、
この光ファイバの外径に対して隙間を持たせるように大
きな内径を有し、X線不透過性で、かつ可撓性のパイプ
状ガイドワイヤ12に装着する。光ファイバ11の先端
をガイドワイヤ12の先端に揃えた位置よりも突出さ
せ、この突出部分にガイドワイヤ12の先端から光ファ
イバ11の先端に向けて先細状のアダプタ13を装着す
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、血管の形成術時等に、血流測定のために血管内へ挿入されるレーザ ドップラ血流計用プローブに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
所謂血管形成術としては、血管閉塞性病変に対する経皮的冠状動脈拡張術(P TCA)、経皮的末梢血管拡張術(PAT)、動脈内レーザ手術、アセレクトミ ー及び血栓溶解術(PTCR)等がある。このような手術に際して、経皮的に局 所の血流を測定するためには、カテーテルの先端に超音波振動子を装着し、超音 波のドップラ効果を利用するカテーテル型超音波血流計、カテーテル先端に取付 けた電極を通電により加熱し、血流により電極温度が奪われるのを利用するホッ トフィルム法、或は血管内に挿入したカテーテルから光ファイバを繰り出して、 照射したレーザ光のドップラ効果を利用するカテーテル型レーザードップラ血流 計がある。
【0003】 カテーテル型超音波血流計及びホットフィルム法による測定の場合、X線で部 位を確認しながらガイドワイヤを挿入し、その確認後にガイドワイヤを中通して 測定カテーテルを挿入する。次いで、測定後に、測定カテーテルを抜いて代りに 血管形成用カテーテルを挿入する。また、カテーテル型レーザードップラ血流計 の場合、ガイドワイヤをX線で部位を確認しながら挿入し、確認したらガイドワ イヤを中通して血管形成用カテーテルを挿入し、次いでガイドワイヤを抜いて代 りに測定用光ファイバを挿入する。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
カテーテル型超音波血流計は、血流成分のサンプリング領域が広く、任意の点 で速度成分の高精度のサンプリングが可能である。しかしながら、先端に装着で きる素子の大きさに制限があることから、カテーテル径は約1mmとなり、細径 化には限界があり、血管形成術具との併用は困難である。また、前述のように、 測定カテーテルと血管形成用カテーテルとの入れ替えが必要であり、術後の確認 のためには再度入れ替えが必要である。また、電極がカテーテル内に存在するこ とから、カテーテル破損の場合、電気的安全性が損なわれる危険性もある。
【0005】 ホットフィルム法も同様に測定用と血管形成用カテーテルとの入れ替えが必要 である。また、カテーテル先端に露出した電極に通電するために安全上の問題点 がある。
【0006】 カテーテル型レーザドップラ血流計は、極細径の光ファイバ1本で血流信号の 検出が可能なために、前述の2方式と比べて、細径化が可能で血管形成術用器具 との組合せが容易であり、安全性も優れている。しかしながら、ガイドワイヤと の入れ替えが必要である。また、径の大きなカテーテルに起因する大きな血流の 乱流発生を防ぐために、充分な繰り出しが必要であり、したがって光ファイバ先 端が血管壁に刺さって穿孔したり、折れる危険性もあるために、臨床上はまだそ の利点を生かしきれていない。このような問題点は、血管形成術時だけでなく、 単に血流を測定する場合でも共通する。
【0007】 本考案は、レーザドップラ血流計の光ファイバが細径化可能である利点に着眼 すると共に、その欠点を解消するために、光ファイバが血管壁を穿孔する危険及 び乱流発生を回避でき、かつ単体で又は術用カテーテルに挿入して使用されるガ イドワイヤ機能を備えたレーザドップラ血流計用プローブを提供することを目的 とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案は、血流測定のために血管内へ挿入されるレーザドップラ血流計用プロ ーブにおいて、前述の目的を達成するために、レーザー光を血流に向けて照射し 、そのドップラ変調された反射光を導入させる光ファイバを、この光ファイバの 外径に対して隙間を持たせるように大きな内径を有し、X線不透過性で、かつ可 撓性のパイプ状ガイドワイヤに装着し、かつ光ファイバ及びガイドワイヤの先端 をほぼ揃えたことを特徴とする。
【0009】 乱流発生を一層抑制するには、光ファイバの先端をガイドワイヤの先端に揃え た位置よりも突出させ、この突出部分にガイドワイヤ先端から光ファイバ先端に 向けて先細状のアダプタを装着する。 プローブにより血管内の正確な位置で測定するには、ガイドワイヤの先端部周 面の複数位置に、ガイドワイヤを血管内の中心部分に位置付けするように、放射 状にガイド片を突設する。
【0010】
【作用】
プローブはガイドワイヤを備えるために血管内の測定部位に誘導され、一体化 されている光ファイバが測定部位に位置付けされる。カテーテルを備えず、しか も隙間が介在することにより、わん曲部分にも容易に誘導される。血流は光ファ イバの周囲の僅かに大きな径のガイドワイヤに沿って流れ、乱流の発生が抑制さ れる。この状態で血流測定が行われ、また術用カテーテルを中通しすることもで きる。
【0011】
【実施例】
図1は、本考案の一実施例によるレーザドップラ血流計用プローブを示す。同 図において、11はレーザー光を血流に向けて照射させ、そのドップラ変調され た反射光を導入させる通常の光ファイバである。12は、X線不透過性で、かつ 可撓性のスパイラル状の金属製のガイドワイヤである。このワイヤの内径は、光 ファイバ11の外径よりも隙間を持たせるように大きく設定されている。この隙 間により、ガイドワイヤ12は容易に曲がり、また光ファイバ11も曲げられた ガイドワイヤ12内で圧縮されずに曲がる。13は光ファイバ11にガイドワイ ヤ12を固定するアダプタであり、図2に示すように、光ファイバ11を嵌入さ せる貫通孔13aと、光ファイバ11がガイドワイヤ12の先端から突出した部 分を包囲する紡錘形の先細部13bと、その背後に位置してガイドワイヤ12を 嵌合させる円筒状座部13cとより、合成樹脂又はセラミックで一体に形成され ている。
【0012】 プローブ10は、光ファイバ11をアダプタ13の貫通孔13aに嵌入させて 接着され、ガイドワイヤ12を座部13cに嵌入させて接着して構成されている 。これにより、光ファイバ11の先端から僅かに大きな径のガイドワイヤ12の 先端に向けて先細部13bに沿って徐々に直径が大きくなり、血流への障壁作用 が一層緩和される。
【0013】 図3は、このようなプローブ10を用いて血栓物質2を除去させる形成術時の 使用状態を示す。血管1内のプローブ10の位置をX線で確認しながら血栓物質 2の部分に留置した状態で光ファイバ11からレーザ光を照射させ、ドップラ変 調された反射光を導入させて後端部から装置本体に導入させる。そして、スペク トル分析装置でその周波数変調成分を解析して流速を測定する。術に際しては、 そのままの状態でバルーン6を先端部に取付けられた術用カテーテル5をプロー ブ10を中通しさせて挿入する。測定に際しては、アダプタ13の先細形状によ り、血流に乱流発生を抑制することができ、また血管に刺さる危険も回避される 。血管が湾曲している場合でも、カテーテル無しであり、しかも隙間を備えたガ イドワイヤ12及び光ファイバ11は、容易に対応位置に曲がることができる。 そして、バルーン6を膨張・収縮させることにより、血栓物質2を除去する。
【0014】 尚、術用カテーテルとしては、その先端部周面にロータリカッタ或は先端面の 光ファイバからレーザ照射をするカテーテルにも、本考案のプローブを挿入して 利用することができる。さらに、パイプ状ガイドワイヤは必ずしもスパイラル状 でなく、場合により円筒状にすることも考えられる。
【0015】 同様にして、カテーテル10により術具を使用しないで単に血流の測定を行う 場合、カテーテルが不要であるために、従来のようにガイドワイヤをカテーテル 内から抜いて光ファイバと入れ替えする作業が不要になる。
【0016】 図4は、本考案の別の実施例を示すもので、ガイドワイヤ12の先端部分の周 面に、ガイドワイヤ12を血管内の中心部分に位置付けするようにガイド片30 が装着される。つまり、このガイド片は、120°間隔で放射状に可撓性の細片 31と、その前後のリング32、33とより合成樹脂で一体成形されている。ア ダプタ23はアダプタ13に対応する形状であるが、その厚みの分だけ先細部2 3bの最後部の直径が大きくなっている。これにより、リング32はアダプタ2 3の最大直径部に連続面を形成するようにガイドワイヤ12の周囲に嵌入され、 接着される。リング33はガイドワイヤ12に隆起を生じるように位置調整され て嵌入され、必要によりスライドさせて隆起度合を調整できる。血管に挿入する 際に、その管壁に細片31が当接してガイドワイヤ12を血流の正確な測定のた めに中心部に誘導し、測定部位へスムーズに案内できる。管壁に当接してもその 可撓性によりショックを和らげることができる。
【0017】 さらに別の実施例として、アダプタをスリーブ形状にして、その貫通孔に光フ ァイバ11を嵌入させ、その外周面にガイドワイヤ12の先端部を嵌入させる。 光ファイバ11及びガイドワイヤ12の先端は、光ファイバ11の突出による血 管穿孔が生じない程度の誤差範囲内でスリーブの先端に揃える。光ファイバ11 の周囲に、僅かに大きな径のガイドワイヤ12が存在するだけで、カテーテルが 存在するのに比べて大幅に乱流発生が抑制される。この場合にも、ガイドワイヤ 12の周囲に前述のガイド片を取付けることができる。取付け位置は先端に揃え ても放射状に細片が位置するために、血流をほとんど乱さないが、先端部分にお いて後方へシフトさせて取付けることもできる。
【0018】
【考案の効果】
以上、請求項1の考案によるレーザドップラ血流計用プローブによれば、ガイ ドワイヤと光ファイバが一体に形成されているために、血管への1回の留置作業 で測定することができる。また、ガイドワイヤ及び光ファイバ間に隙間が介在す ることによりわん曲も容易であり、したがって冠状動脈のように細くわん曲して いる部分を測定する場合でも、容易に誘導することができ、ガイドワイヤの存在 により壁面に刺さったり、折れることもない。術用カテーテルを挿入した場合に も、測定時には後方位置に待機させておくことにより、その径が大きくなること も回避され、測定精度が向上する。
【0019】 請求項2の考案によれば、光ファイバのガイドワイヤからの突出部分が先細状 になり、ガイドワイヤの血流の乱れが抑制され、測定精度が一層向上する。請求 項3の考案によれば、ガイドワイヤの先端部周面の放射状ガイド片がガイドワイ ヤを血管内の中心部分に位置付けし、血流の正確な測定を可能にし、常に高精度 の測定を保証する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例によるレーザドップラ血流計
用プローブの先端部の斜視図である。
【図2】同プローブのアダプタの斜視図である。
【図3】同プローブを術用カテーテルと組合せた状態を
示す断面図である。
【図4】同プローブをさらに発展させた変形例の斜視図
である。
【符号の説明】
1 血管 2 血栓物質 5 術用カテーテル 6 バルーン 10 プローブ 11 光ファイバ 12 ガイドワイヤ 13、23 アダプタ 13b、23b 先細部

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 血流測定のために血管内へ挿入されるレ
    ーザドップラ血流計用プローブにおいて、 レーザー光を血流に向けて照射し、そのドップラ変調さ
    れた反射光を導入させる光ファイバを、この光ファイバ
    の外径に対して隙間を持たせるように大きな内径を有
    し、X線不透過性で、かつ可撓性のパイプ状ガイドワイ
    ヤ内に装着し、かつ前記光ファイバ及び前記ガイドワイ
    ヤの先端をほぼ揃えたことを特徴とするレーザドップラ
    血流計用プローブ。
  2. 【請求項2】 光ファイバの先端をガイドワイヤの先端
    に揃えた位置よりも突出させ、この突出部分に前記ガイ
    ドワイヤ先端から前記光ファイバ先端に向けて先細状の
    アダプタを装着したことを特徴とする請求項1のレーザ
    ドップラ血流計用プローブ。
  3. 【請求項3】 ガイドワイヤの先端部周面の複数位置
    に、前記ガイドワイヤを血管内の中心部分に位置付けす
    るように、放射状にガイド片を突設したことを特徴とす
    る請求項1又は2のレーザドップラ血流計用プローブ。
JP2765891U 1991-03-30 1991-03-30 レーザドップラ血流計用プローブ Expired - Lifetime JPH0647445Y2 (ja)

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JPH0647445Y2 JPH0647445Y2 (ja) 1994-12-07

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