JPH056449A - コード化情報認識方法 - Google Patents

コード化情報認識方法

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JPH056449A
JPH056449A JP3053145A JP5314591A JPH056449A JP H056449 A JPH056449 A JP H056449A JP 3053145 A JP3053145 A JP 3053145A JP 5314591 A JP5314591 A JP 5314591A JP H056449 A JPH056449 A JP H056449A
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JP3053145A
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Inventor
Tadatoshi Goto
忠敏 後藤
Wataru Ichikawa
渉 市川
Eiichi Hirai
叡一 平井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】鋳物等の金属からなる物体に付与された磁気式
のコード化情報を正確に読み取ることのできるコード化
情報認識方法を提供する。 【構成】 磁気抵抗変化を生ぜしめるようなパターンで
構成された任意のコード化情報を物体に対して付与す
る。磁気センサは基準交流信号によって励磁される1次
コイルと、これによる相互誘導電圧を発生する2次コイ
ルとからなる。磁気センサを物体のパターン付与箇所に
近接させることにより、パターン付与箇所と磁気センサ
との間で磁気回路を形成する。すると、磁気抵抗変化に
応じて2次コイルの相互誘導電圧が変化する。そこで、
この相互誘導電圧と基準交流信号との間の位相差を検出
することによりパターンを読み取る。読み取ったパター
ンによりコード化情報を認識する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バーコードパターン等
のようなコード化情報パターンの認識方法に係り、特に
コード化情報に対応して磁気抵抗が変化するようにパタ
ーン化されたコード化情報パターンの認識方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、よく知られているコード化情報パ
ターン認識方法は、光の反射率を異ならせた白黒のバー
コードパターンを光学的に読み取るものである。このよ
うな光学式のコード化情報パターン認識方法は、白黒の
パターン部や読み取り装置にごみ等が付着して光の反射
及び通過に支障が生じた場合に、パターン認識ができな
くなるという欠点を有する。
【0003】また、光学式コード化情報パターン認識方
法においては、パターンを付与すべき物体が、紙やビニ
ール等のようにパターンの印刷が容易に行えるものか、
又は印刷済みのパターン紙片を容易に離脱しないように
半固定的に貼付可能なものに限定的に適用できるだけで
ある。従って、これ以外の物体に光学式コード化情報パ
ターン認識方法を適用することは困難であった。例え
ば、鋳物等の金属からなる物体に製造番号をパターン化
して付与しようとする場合に、従来の光学式パターン認
識方法だと、鋳物自体への印刷は不可能であり、パター
ン紙片を貼付したとしても容易に離脱したり汚れたりと
いった問題が生じ、適用することができなかった。
【0004】これに対し、導電率又は透磁率が異なるよ
うにパターン化されたコード表示磁気シートを物体に貼
付し、交流電流によって励磁される1次コイルと、これ
による相互誘導電圧を発生する2次コイルとからなる相
互誘導コイルを用いた磁気センサによってコード表示磁
気シートのコード化情報を読み取る磁気式のコード化情
報認識方法が提案されている(特開昭63−26926
2号公報、特開平1−233675号公報、特開平1−
233688号公報又は特開平1−270189号公
報)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この磁気式のコード化
情報認識方法のコード表示磁気シートによれば、パター
ン表面がごみ等で汚れて光学的に読み取り不可能な場合
であっても、磁気的にコード化情報を読み取ることがで
きる。しかしながら、光学式と同様に別途作成されたコ
ード表示磁気シートを容易に離脱しないように物体自身
に半固定化しなければならない。
【0006】また、この磁気式のコード化情報認識方法
では、相互誘導コイルの2次コイルに生じる相互誘導電
圧の振幅値がコード表示磁気シート上の金属部分の幅、
厚さ、間隔等に応じて変化することを利用して、磁気セ
ンサの2次コイルに生じた相互誘導電圧の振幅値をマイ
クロコンピュータ等で演算処理することによってコード
情報を識別している。しかしながら、2次コイルに生じ
る相互誘導電圧の振幅値は、コード表示磁気シートと相
互誘導コイルとの間の距離(間隔)によっても変化する
ので、この磁気式のコード化情報認識方法では読み取り
時にその間隔が常に一定となるように、相互誘導コイル
の案内面であるシート表面に保護膜を形成し、案内面を
平滑にしている。従って、このコード表示磁気シートを
鋳物等の金属物体に貼付後、その表面にペンキ等が付着
して凹凸が生じると、コード表示磁気シートと相互誘導
コイルとの間の距離(間隔)が変化してしまいコード化
情報を正確に読み取ることができなくなるという問題が
ある。
【0007】本発明は上述の点に鑑みてなされたもの
で、鋳物等の金属からなる物体に付与されたコード化情
報を正確に読み取ることのできるコード化情報認識方法
を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係るコード化情
報認識方法は、磁気抵抗変化を生ぜしめるようなパター
ンで構成された任意のコード化情報を物体に対して付与
し、基準交流信号によって励磁される1次コイルと、こ
れによる相互誘導電圧を発生する2次コイルとからなる
磁気センサを前記物体のパターン付与箇所に近接させる
ことにより、パターン付与箇所と磁気センサとの間で磁
気回路を形成し、前記磁気抵抗変化に応じて変化する前
記相互誘導電圧と前記基準交流信号との間の位相差を検
知することにより前記パターンを読み取ることからな
り、読み取ったパターンにより前記コード化情報を認識
するようにしたものである。
【0009】
【作用】本発明に係るコード化情報認識方法によれば、
まず、任意のコード化情報を、磁気抵抗変化を生ぜしめ
るパターンで、物体に対して付与する。このコード化情
報のパターンは、例えば周知のバーコードパターンから
なるものであってよい。このパターンは、物体に対して
直接形成するようにしてよい。例えば、前記物体のパタ
ーン付与箇所における材質的な透磁率を変化させること
により、パターンを形成するようにしてよい。例えば、
物体が鉄等の磁性体の場合、レーザ光による部分的な焼
き入れにより透磁率を変化させることができるので、そ
の方法を採用するとよい。また、前記物体のパターン付
与箇所における磁性体の凹凸形状により、パターンを形
成するようにしてよい。また、前記物体のパターン付与
箇所における導電体の渦電流発生態様を変化させること
により、パターンを形成するようにしてよい。例えば、
非導電性物質または相対的な弱導電性物質からなる前記
物体に対して、相対的な良導電性物質を部分的に被覆す
ることにより、パターンを形成するようにしてよい。反
対に、相対的な良導電性物質からなる前記物体に対し
て、相対的な弱導電性物質または非導電性物質を部分的
に被覆することにより、パターンを形成するようにして
もよい。部分的な被覆の手法としては、部分めっきまた
は所要物質を含む液の塗布若しくはプリント等により行
なうことができる。
【0010】このように、任意のコード化情報を、磁気
抵抗変化を生ぜしめるパターンで、物体に対して付与す
る構成により、鋳物等の金属からなる物体に対して、固
定的にコード化情報を付与することができる。パターン
の読み取りは、基準交流信号によって励磁される1次コ
イルと、これによる相互誘導電圧を発生する2次コイル
とからなる磁気センサを前記物体のパターン付与箇所に
近接させることにより、パターン付与箇所と磁気センサ
との間で磁気回路を形成し、前記磁気抵抗変化に応じて
変化する前記基準交流信号と相互誘導電圧との間の位相
差を検知することにより行なう。磁気センサは少なくと
も1次コイルと2次コイルとから構成される磁気誘導型
のセンサである。1次コイルは基準交流信号によって励
磁されるので、2次コイルにはこの基準交流信号に対応
した相互誘導電圧が発生する。この相互誘導電圧の振幅
値は磁気抵抗変化を生ぜしめるパターンの幅、厚さ及び
間隔等に応じて変化すると共に、磁気センサとパターン
との間の距離に応じても変化する。しかしながら、基準
交流信号と相互誘導電圧と間の位相差は磁気抵抗変化を
生ぜしめるパターンの幅、厚さ及び間隔等に応じて変化
するだけであり、磁気センサとパターンとの間の距離に
応じては変化しない。従って、パターンの表面にペンキ
等が付着して凹凸が生じても、コード化情報を正確に読
み取ることが可能となる。
【0011】また、この発明によれば、完成品を構成す
るための各種の部品に対して個別に識別情報を割当て、
この識別情報を所定のコード化基準に従うパターンによ
って表わし、このパターンに対応する磁気抵抗変化を生
ぜしめるパターンを前記各部品に対して、前述のように
付与する。そして、前記完成品の組立過程及びその前後
を通じて必要な段階で、必要な前記部品における前記パ
ターン付与箇所に対して磁気センサを近接させることに
より、前述のように、パターン付与箇所と磁気センサと
の間で磁気回路を形成し、パターンに応じた磁気抵抗変
化を磁気センサにより検知することによりパターンを読
み取る。そして、読み取ったパターンに基づき前記部品
に付与された前記識別情報を認識し、この情報を生産管
理あるいは保守管理等の製品管理に利用する。
【0012】また、特定の部品に対して完成品の識別情
報を付与した場合は、完成品に関する識別情報を生産管
理あるいは保守管理等の製品管理に利用することができ
る。この構成により、自動車製造ライン等、部品として
鋳物等の金属からなる物体が使用される生産現場におい
て、部品に付与する部品識別番号あるいは製造番号ある
いは車体全体の製造番号等の識別情報を自動読み取り可
能にすることができ、製品管理を自動化したり、FMS
(フレキシブル・マニュファクチュアリング・システ
ム)に組み込んだりすることが、容易に行なえるように
なる。
【0013】また、完成品に関する識別情報にあって
は、盗難の際の個体認識にも利用することができる。例
えば、自動車車体番号を本発明に従って付与しておけ
ば、パターンの改ざんはほとんど不可能であるため、盗
難にあった場合、仮にその車体番号の可視的表示部分が
改ざんされたとしても、本発明に従って付与した車体番
号により盗難車の個体認識が可能となる。
【0014】
【実施例】以下、添付図面を参照してこの発明の一実施
例を詳細に説明する。図1は本発明のバーコード読み取
り装置の一実施例を示す図であり、図2はその動作を説
明するための図である。物体11は、例えば自動車等の
何らかの完成品の一部品であり、材質は例えば鉄からな
っている。この物体11の所定箇所には、図示のような
任意のコード化情報が、磁気抵抗変化を生ぜしめるパタ
ーン11a,11bで、付与されている。物体11a
は、図1では側面図又は断面図にて示し、図2では平面
図にて示す。パターン11aは幅がWa1であり、パタ
ーン11bは幅がWb1である。
【0015】このコード化情報のパターンの一例とし
て、周知のバーコードパターンを用いる。このコード化
情報の内容はどのようなものでもよい。例えば、部品で
ある物体11に対して製造番号等の個別の識別情報を割
当て、この識別情報を所定のコード化基準に従うパター
ン(つまり例えばバーコードパターン)によって表現し
たものであってよい。また、部品の個別識別情報に限ら
ず、車体番号等完成品に関する識別情報を所定のコード
化基準に従うパターン(つまり例えばバーコードパター
ン)によって表現したものであってもよい。なお、完成
品に関する識別情報は、全部品に付与する必要はなく、
必要に応じて1または複数の特定の部品に付与すればよ
い。勿論、個別の部品に関する個別情報も、全部品に付
与する必要はなく、必要な部品に付与するだけでもよ
い。
【0016】物体11の所定の箇所に対するコード化情
報パターンの付与は、物体11の製造過程において若し
くは製造完了後に適宜の手法で行なえばよい。一例とし
て、物体11のパターン付与箇所における材質的な透磁
率を変化させることにより、所要のバーコードパターン
を形成してよい。
【0017】例えば、鉄等の磁性体に対してレーザ光に
よる部分的な焼き入れを行なうことによって、その部分
の透磁率を変化させることができる。そこで、任意のバ
ーコードパターンをレーザ光による部分的な焼き入れに
よって物体11の表面に付与する。これによってバーコ
ードパターンに応じて透磁率の変化するパターンを実現
することができる。バーコードパターンに応じた透磁率
変化とは、バーコードの黒部分で透磁率大、白部分で透
磁率小、あるいはその逆となるような2値的な変化を与
えることである。
【0018】別の例として、物体11のパターン付与箇
所において所望のバーコードパターンに対応した凹凸形
状を形成することにより、パターンを付与してもよい。
この凹凸形状に応じて磁気センサとのギャップが変化
し、磁気抵抗が変化するようになる。凹凸形状の形成
は、機械的切削加工あるいはエッチングあるいは突起部
分の接着等適宜の手法によって行なってもよく、従来の
ようなコード表示磁気シート等を用いてもよい。
【0019】さらに、別の例として、物体11のパター
ン付与箇所において導電体の渦電流の発生態様(渦電流
損の大きさ)が所望のバーコードパターンに応じて変化
するようにパターンを形成してもよい。この場合は、渦
電流損の発生態様がバーコードの黒部分で大きく、白部
分で小さくなるような(この逆でもよい)2値的に変化
するパターンを形成すればよい。例えば、相対的な弱導
電性物質からなる物体11に対して、相対的な良導電性
物質(例えば銅)をバーコードの黒部分に対応して部分
的に被覆することにより、パターンを形成するようにし
てもよい。また、反対に、相対的な良導電性物質からな
る物体11に対して、相対的な弱導電性物質または非導
電性物質をバーコードの黒部分に対応して部分的に被覆
することにより、パターンを形成するようにしてもよ
い。部分的な被覆の手法としては、バーコードの黒部分
に対応して被覆すべき所要物質の部分めっきまたは所要
物質を含む液の塗布若しくはプリント等により適宜行な
うことができる。
【0020】物体11に付与されたコード化情報の読み
取りは、完成品の組立過程及びその前後を通じて必要な
段階で、物体11のパターン付与箇所に対して磁気セン
サ4を近接させることにより行なう。磁気センサ4は1
次コイル4aと2次コイル4cの巻回されたコア41
と、1次コイル4bと2次コイル4dの巻回されたコア
42とからなる相互誘導型の磁気センサである。
【0021】コア41及び42の検知用端部の幅は、パ
ターン11a及び11bの白黒部分の最小間隔よりも小
さくなるように構成されている。パターン11a,11
bの検知走査を行う場合において、コア41,42の検
知用端部を物体11に近接させ、コア41はパターンの
存在しない部分(例えばパターンの上側又は下側)に近
接してその部分を走査し、コア42はパターン付与箇所
部分に近接してその部分を走査するようにする。図2で
はコア41の走査方向をX1で示し、コア42の走査方
向をX2で示す。例えば、コア41,42のそれぞれの
他端部を連結して一体的なセンサと成し、これをパター
ンに対して所定の位置関係で相対的に縦断移動させるこ
とにより、上記X1,X2方向への走査を行う。
【0022】次に、2次コイル4c及び4dに誘起され
た合成相互誘導電圧と基準交流信号sinωtとの間の
位相差Dθを検知する位相差検出手段30の構成につい
て説明する。図1において、位相差検出手段30は基準
交流信号sinωt及びcosωtを発生する基準信号
発生部と、2次コイル4c及び4dの相互誘導電圧と基
準交流信号sinωtとの間の位相差(位相ずれ量)D
θを検出する位相差検出部とからなる。
【0023】基準信号発生部はクロック発振器31、同
期カウンタ32、ROM33,33b、D/A変換器3
4,34b及びアンプ35,35bからなり、位相差検
出部はアンプ36、ゼロクロス回路37及びラッチ回路
38からなる。クロック発振器31は高速の正確なクロ
ック信号を発生するものであり、このクロック信号に基
づいて他の回路は動作する。同期カウンタ32はクロッ
ク発振器31のクロック信号をカウントし、そのカウン
ト値をアドレス信号としてROM33及び位相差検出部
のラッチ回路38に出力する。
【0024】ROM33及び33bは基準交流信号に対
応した振幅データを記憶しており、同期カウンタ32か
らのアドレス信号(カウント値)に応じて基準交流信号
の振幅データを発生する。ROM33はsinωtの振
幅データを、ROM33bはcosωtの振幅データを
記憶している。従って、ROM33及び33bは同期カ
ウンタ32から同じアドレス信号を入力することによっ
て、2種類の基準交流信号sinωt及びcosωtを
出力する。なお、同じ振幅データのROMを位相のそれ
ぞれ異なるアドレス信号で読み出しても同様に2種類の
基準交流信号を得ることができる。
【0025】D/A変換器34及び34bはROM33
及び33bからのデジタルの振幅データをアナログ信号
に変換してアンプ35及び35bに出力する。アンプ3
5及び35bはD/A変換器からのアナログ信号を増幅
し、それを基準交流信号sinωt及びcosωtとし
て1次コイル4a及び4bに供給する。同期カウンタ3
2の分周数をMとすると、そのMMカウント分が基準交
流信号の最大位相角2πラジアン(360度)に相当す
る。すなわち、同期カウンタ32の1カウント値は2π
/Mラジアンの位相角を示している。
【0026】アンプ36は2次コイル4c及び4dに誘
起された2次電圧の合成値を増幅して、ゼロクロス回路
37に出力する。ゼロクロス回路37は磁気センサ4の
2次コイル4c及び4dに誘起された相互誘導電圧(2
次電圧)に基づいて負電圧から正電圧へのゼロクロス点
を検出し、検出信号をラッチ回路38に出力する。ラッ
チ回路38は基準交流信号の立上りのクロック信号にて
スタートした同期カウンタのカウント値をゼロクロス回
路37の検出信号の出力時点(ゼロクロス点)でラッチ
する。従って、ラッチ回路38にラッチされた値はちょ
うど基準交流信号と相互誘導電圧(合成2次出力)との
間の位相差(位相ずれ量)Dθとなる。
【0027】次に、図2を用いてこの実施例の動作を説
明する。コア41の1次コイル4aはアンプ35の基準
交流信号(sinωt)によって励磁され、コア42の
1次コイル4bはアンプ35bの基準交流信号(cos
ωt)によって励磁される。すなわち、1次コイル4a
及び4bは位相差π/2(90度)の交流信号によって
励磁される。コア41及び42の端部を物体11に近接
させながら、横方向に走査する。コア41の走査経路X
1にはパターンが存在しないので、コア41の2次コイ
ル4cには図2の(a)に示すような振幅一定の相互誘
導電圧Vaが誘起される。
【0028】これに対して、コア42の走査経路X2に
は、それぞれ間隔の異なるパターン11a及び11bが
存在するので、コア42と物体11との間にはパターン
11a及び11bに応じた磁気抵抗を有する磁気回路が
形成され、図2の(b)に示すように磁気抵抗の変化に
応じて振幅の変動した相互誘導電圧Vbがコア42の2
次コイル4dに誘起される。相互誘導電圧Vbの最大値
をVb1、最小値をVb2とする。
【0029】コア41及び42の2次コイル4c及び4
dは直列に接続されているので、2次コイル4c及び4
dには両者の相互誘導電圧Va及びVbの合成2次電圧
Voutが現れ、アンプ36を介してゼロクロス回路3
7に供給される。このようすを図2の(c)にベクトル
表示してある。このとき、コア41の基準交流信号はs
inωtであり、コア42の基準交流信号はcosωt
であるから、合成2次電圧Voutはコア41の基準交
流信号(sinωt)に対して或る位相差を有すること
となる。すなわち、2次コイル4dの相互誘導電圧Vb
が最大値Vb1の時に発生する合成2次電圧Voutを
V1とすると、その位相差は、図示のθ1であり、最小
値Vb2の時に発生する合成2次電圧VoutをV2と
すると、その位相差は図示のθ2である。
【0030】位相差θ1は、コア42がパターン11a
及び11bのちょうど中間に位置し、2次コイル4dに
最も大きい相互誘導電圧Vb1が生じた場合に得られる
合成2次電圧Vout=V1と基準交流信号(sinω
t)との間の位相差である。位相差θ2は、コア42が
パターン11a及び11bの存在しない場所に位置し、
コア41の2次コイル4cとコア42の2次コイル4d
に同じ大きさの相互誘導電圧Va及びVb2が生じた場
合に得られる合成2次電圧Vout=V2と基準交流信
号(sinωt)との間の位相差である。位相差θ2
は、コア41の2次コイル4cに誘起された相互誘導電
圧Vaとコア42の2次コイル4dに誘起された相互誘
導電圧Vb2とが互いに同じ大きさなので、45度であ
る。
【0031】これによって、ラッチ回路38は磁気セン
サ4の横方向の移動に伴って変化する位相差信号Dθを
出力する。この位相差信号Dθは、図2の(d)に示す
ように最大値θ1、最小値θ2の間で変動する信号であ
る。この位相差信号Dθを比較部39にて所定基準値θ
rで比較し、その結果を図2の(e)に示すようにパル
ス信号P1として出力する。例えば、Dθ≧θrのとき
P1=1,Dしーた<θrのときP1=0を出力する。
このパルス信号P1は位相差信号Dθの変動に応じたパ
ルス間隔Wa2及びWb2の信号となる。このパルス間
隔を検出することによってパターン11a及び11bの
間隔Wa1及びWb1を認識することができ、コード化
情報を読み取ることが可能となる。
【0032】以上のように本実施例ではこの互いに位相
の異なる基準交流信号で励磁される1次コイルによって
生じる2次コイルの相互誘導電圧の合成値と基準交流信
号との間の位相差を検知しているので、磁気センサ4と
物体11との間の距離が変動しても、その位相差を正確
に検出することができ、バーコードパターンを読み取る
ことができる。
【0033】なお、図1の実施例では、コア41の走査
経路X1にはパターンが存在しない場合について説明し
たが、図7に示すようにコア42の走査経路X2のパタ
ーン11a,11b,11c,・・・とは正反対のパタ
ーン111a,111b,111c,・・・を付与し、
コア41及び42が互いに正反対のパターンを走査する
ようにしてもよい。このようにすることによって、位相
差信号Dθは約2倍の振幅で出力されるようになり、そ
の検出が容易になる。
【0034】図3は図1の磁気センサ4の変形例を示す
図である。図3において図1と同じ構成のものには同一
の符号が付してあるので、その説明は省略する。磁気セ
ンサ40は1次コイル4Aと2次コイル4Dの巻回され
たコア44と、1次コイル4Bと2次コイル4Eの巻回
されたコア45と、1次コイル4Cと2次コイル4Fの
巻回されたコア46とからなる相互誘導型の磁気センサ
である。
【0035】コア44及び46の1次コイル4A及び4
Cには基準交流信号sinωtが供給され、コア45の
1次コイル4Bには基準交流信号cosωtが供給され
る。そして、コア44及び46の断面積(物体11に対
向する面積)はコア45の半分である。従って、コア4
4及び46の2次コイル4D及び4Fは、図1のコア4
1の2次コイル4cと等価となる。この例の場合、図7
のような反対のパターン列111a,111b,111
c,・・・を設ける場合、正規のパターン列11a,1
1b,11c,・・・の上下両側に、つまりコア44及
び46にそれぞれ対応して設ける。
【0036】図1の磁気センサの場合は、磁気センサ4
自身が傾斜して各コア41及び42と物体11との間の
距離が異なると、正確な位相差を検出することが困難で
あったが、図3の磁気センサによれば、傾斜した場合で
も両側のコア44及び46が互いに傾斜分の距離変化を
打ち消し、常にコア44及び46と物体11との間の距
離がコア45と物体11との間の距離と同じであるかの
ように補償するので、位相差の検出を正確に行うことが
できる。
【0037】図4及び図5はコード化情報読み取り装置
のさらに別の実施例を示す図であり、図4はコード化情
報読み取り装置の磁気センサの全体構成を示し、図5は
その動作を説明するための図である。物体12は、図1
の物体11と同じ構成であり、所定箇所に磁気抵抗変化
を生ぜしめるパターン12a、12b及び12cが付与
されている。パターン12aは幅間隔がWa3であり、
パターン12bは幅間隔がWb3であり、パターン12
cは幅間隔がWc3である。
【0038】磁気センサ5は1次コイル5aと2次コイ
ル5cの巻回されたコア51と、1次コイル5bと2次
コイル5dの巻回されたコア52とからなる相互誘導型
の磁気センサである。図2の磁気センサ4はコア41及
び42が走査方向に対して垂直方向に配置されている
が、磁気センサ5はコア51及び52が走査方向に沿っ
て配置されている。
【0039】コア51及び52の走査方向に対する間隔
は、パターン12a、12b及び12cの白黒部分の最
小間隔以下となるように構成されている。そして、コア
51及び52の幅は白黒部分の最小間隔の1/2以下で
あり、それぞれ同じであることが望ましい。図4の実施
例において、位相差検出手段30と比較部39は図1の
ものと同様の構成を使用していよいので、説明を省略す
る。
【0040】次に、図5を用いてこの実施例の動作を説
明する。コア51の1次コイル5aはアンプ35の基準
交流信号sinωtによって励磁され、コア52の1次
コイル5bはアンプ35bの基準交流信号cosωtに
よって励磁される。すなわち、1次コイル5a及び5b
は位相差π/2(90度)の基準交流信号によってそれ
ぞれ励磁される。
【0041】コア51及び52の端部を物体12に近接
させながら、横方向に走査する。コア51は走査経路に
沿って常にコア52よりも先にパターン12a、12b
及び12cとの間で磁気回路を形成するので、図5の
(a),(b)に示すようにコア51の2次コイル5c
に誘起される相互誘導電圧Vcの振幅変化がコア52の
2次コイル5dに誘起される相互誘導電圧Vdよりも常
に進んでいる。すなわち、相互誘導電圧Vcが最小値V
c2から最大値Vc1に変化する時点及び最大値Vc1
から最小値Vc2に変化する時点はそれぞれ相互誘導電
圧Vdが最小値Vd2から最大値Vd1に変化する時点
及び最大値Vd1から最小値Vd2に変化する時点より
も早く現れる。
【0042】コア51及び52の2次コイル5c及び5
dは直列に接続されているので、2次コイル5c及び5
dには両者の相互誘導電圧Vc及びVdの合成2次電圧
が現れ、アンプ36を介してゼロクロス回路37に供給
される。このとき、コア51の基準交流信号はsinω
tであり、コア52の基準交流信号はcosωtである
から、合成2次電圧はコア51の基準交流信号sinω
tに対して位相差θを有することとなる。
【0043】位相差θの変動はコア51及び52がパタ
ーン12a、12b及び12cのちょうど境界を横切
り、2次コイル5c及び5dの相互誘導電圧Vc及びV
dがそれぞれ増加又は減少するときに生じる。すなわ
ち、相互誘導電圧Vc及びVdの大きさが同じ場合に
は、図2の(c)のベクトル図から理解できるように位
相差θは45度となり、相互誘導電圧Vc及びVdがそ
れぞれ増加する時は位相差θは45度以上となり、再び
45度に戻る。同様に相互誘導電圧Vc及びVdがそれ
ぞれ減少する時は位相差θは45度以下となり、再び4
5度に戻る。従って、位相差Dθは図5の(c)に示す
ように45度(θ45)を境に上下に振幅する。
【0044】ラッチ回路38は磁気センサ5の横方向の
移動に伴って変化する位相差信号Dθを出力する。この
位相差信号Dθは、図5のように上下に振幅変動する信
号であるから、この位相差信号Dθを比較部39で所定
の基準値θra及びθrbと比較し、その結果をパルス
信号P2として出力する。この場合、Dθ≧θraのと
きP2=1にセットし、Dθ≧θrbのときP2=0に
リセットするように比較部39は比較器とフリップフロ
ップ等を適宜組合せた構成とする。このパルス信号P2
は図5の(d)に示すように位相差信号Dθの変動に応
じたパルス間隔Wa4、Wb4及びWc4の信号とな
る。このパルス間隔を検出することによってパターン1
2a、12b及び12cの間隔Wa3、Wb3及びWc
3を認識することができ、コード化情報を読み取ること
が可能となる。
【0045】以上のように本実施例ではこの互いに位相
の異なる基準交流信号で励磁される1次コイルによって
生じる2次コイルの相互誘導電圧の合成値と基準交流信
号との間の位相差を検知しているので、磁気センサ5と
物体12との間の距離が変動しても、その位相差を正確
に検出することができ、バーコードパターンを読み取る
ことができる。
【0046】なお、上述の実施例では磁気センサのコア
を2個設ける場合について説明したが、1個の場合でも
位相差を検出することができるので、その実施例を図6
を用いて説明する。磁気センサ2は1次コイル21と2
次コイル22の巻回された1個のコア20からなる相互
誘導型の磁気センサである。
【0047】コア20はパターン付与箇所に近接する側
が先細りのテーパ形状をしており、その先端幅がバーコ
ードパターンを構成する白黒部分の最小間隔以下となる
ように構成されている。1次コイル21は基準交流信号
(sin波又はcos波)によって励磁される。コア2
0の端部をパターン付与箇所に近接させる。すると、パ
ターン付与箇所と磁気センサ4との間にはバーコードパ
ターンに応じた磁気抵抗を有する磁気回路が形成され、
その磁気抵抗の変化が2次コイル22に相互誘導電圧と
して現れる。このとき、2次コイル22に現れる相互誘
導電圧は基準交流信号に対して位相の遅れた信号である
から、本実施例ではこの2次コイル22の相互誘導電圧
と基準交流信号との間の位相差を検知することによっ
て、磁気抵抗の変化、即ちバーコードパターンを読み取
るようにしている。
【0048】すなわち、バーコードパターンに対応する
磁気抵抗変化に応じて1次コイルの基準交流信号から位
相のずれた相互誘導電圧(2次電圧)が2次コイル22
に発生する。従って、1次コイルの基準交流信号と2次
コイルに誘起された相互誘導電圧(2次電圧)との間の
位相差(位相のずれ量)Dθを位相差検出部で検出し、
この位相差Dθに基づいてバーコードパターンに応じた
2値的なパルス信号を抽出し、バーコードパターンの読
み取りを行なう。
【0049】なお、上述の実施例において、連続するバ
ーコードの読み取りのためには、バーコードパターンを
横方向にスキャンする必要があるが、このスキャンは、
磁気センサを持った手を動かす、あるいは磁気センサの
ケーシング内部でコアを自動的に動かす、あるいは物体
に近づけた磁気センサは固定して物体の方を動かす等、
適宜の手段を採用してよい。
【0050】読み取った2値的なバーコードパターン信
号は、図示しない認識回路等に入力され、パターンに対
応するコード化情報、すなわち部品に割当てられた個別
の識別情報若しくは完成品に関する識別情報、の認識が
行なわれる。認識された情報は適宜利用してよい。例え
ば、この識別情報を個別部品の生産管理あるいは保守管
理等の製品管理に利用してもよいし、また、完成品に関
する生産管理あるいは保守管理等の製品管理に利用して
もよい。
【0051】このように、例えば自動車製造ライン等、
部品として鋳物等の金属からなる物体が使用される生産
現場において、部品に付与する部品識別番号あるいは製
造番号あるいは車体全体の製造番号等の識別情報を自動
読み取り可能にすることができるので、自動読み取りし
た識別情報をコンピュータ等の管理装置に入力すること
により、製品管理を自動化したり、FMS(フレキシブ
ル・マニュファクチュアリング・システム)に組み込ん
だりすることが、容易に行なえるようになる。
【0052】また、完成品に関する識別情報にあって
は、盗難の際の個体認識にも利用することができる。例
えば、自動車車体番号を本発明に従って付与しておけ
ば、パターンの改ざんはほとんど不可能であるため、盗
難にあった場合、仮りにその車体番号の可視的表示部分
が改ざんされたとしても、本発明に従って付与した車体
番号により盗難車の個体認識が可能となる。
【0053】なお、パターンのコード化基準はバーコー
ドに限らず他の形式であってもよい。また、パターンを
物体に直接付与するものに限らず、パターンを付与した
金属片または金属箔等を物体に貼り付けるようにしても
よい。上述の実施例では、磁気センサを走査する場合に
ついて説明したが、磁気センサを複数個並べてその位相
差信号を順次走査するようにしてもよい。
【0054】上述の実施例において、基準交流信号と相
互誘導電圧との間の位相差が小さい場合には、共振回路
構成とするか、又はその共振回路でブリッジ回路を構成
することによって微小な位相差でも容易に検出すること
ができるようになる。
【0055】
【発明の効果】本実施例によれば、任意のコード化情報
を、磁気抵抗変化を生ぜしめるパターンで、物体に対し
て付与した場合に、正確にコード化情報を読み取ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のコード化情報認識装置の一実施例を
示す図である。
【図2】 図2のコード化情報認識装置の動作を説明す
るための図である。
【図3】 図2の磁気センサの変形例を示す図である。
【図4】 本発明のコード化情報認識装置の別の実施例
を示す図である。
【図5】 図4のコード化情報認識装置の動作を説明す
るための図である。
【図6】 コード化情報認識装置のさらに別の実施例を
示す図である。
【図7】 図2のコード化情報のパターンの変形例を示
す図である。
【符号の説明】
1,11,12…物体、2,4,40,5…磁気セン
サ、20,41,42,44,45,46,51,52
…コア、21,4a,4b,4A,4B,4C,5a,
5b…1次コイル、22,4c,4d,4D,4E,4
F,5c,5d…2次コイル、31…クロック発振器、
32…同期カウンタ、33,33b…ROM、34,3
4b…D/A変換器、35,35b,36,36b…ア
ンプ、37…ゼロクロス回路、38…ラッチ回路、39
…比較部

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気抵抗変化を生ぜしめるようなパター
    ンで構成された任意のコード化情報を物体に対して付与
    し、基準交流信号によって励磁される1次コイルと、こ
    れによる相互誘導電圧を発生する2次コイルとからなる
    磁気センサを前記物体のパターン付与箇所に近接させる
    ことにより、パターン付与箇所と磁気センサとの間で磁
    気回路を形成し、前記磁気抵抗変化に応じて変化する前
    記相互誘導電圧と前記基準交流信号との間の位相差を検
    知することにより前記パターンを読み取ることからな
    り、読み取ったパターンにより前記コード化情報を認識
    するようにしたコード化情報認識方法。
  2. 【請求項2】 前記1次コイルと前記2次コイルとの対
    が2組で構成され、一方の対は前記物体の前記パターン
    付与箇所に近接し、他方の対は前記パターン付与箇所以
    外に近接することを特徴とする請求項1に記載のコード
    化情報認識方法。
  3. 【請求項3】 前記他方の対が前記パターンと反対の磁
    気抵抗変化を生ぜしめるようなパターン付与箇所に近接
    することを特徴とする請求項2に記載のコード化情報認
    識方法。
  4. 【請求項4】 前記1次コイルと前記2次コイルとの対
    が直列的に配置された3組で構成され、中央の対は前記
    物体の前記パターン付与箇所に近接し、両端の対は前記
    パターン付与箇所以外に近接することを特徴とする請求
    項1に記載のコード化情報認識方法。
  5. 【請求項5】 前記両端の対が前記パターンと反対の磁
    気抵抗変化を生ぜしめるようなパターン付与箇所に近接
    することを特徴とする請求項4に記載のコード化情報認
    識方法。
  6. 【請求項6】 前記1次コイルと前記2次コイルとの対
    が2組で構成され、それぞれの対が前記物体の前記パタ
    ーン付与箇所に対して異なった位置に配置されることを
    特徴とする請求項1に記載のコード化情報認識方法。
  7. 【請求項7】 前記1次コイルと前記2次コイルとの対
    が1組で構成されていることを特徴とする請求項1に記
    載のコード化情報認識方法。
  8. 【請求項8】 前記パターンはバーコードパターンから
    なるものであることを特徴とする請求項1に記載のコー
    ド化情報認識方法。
  9. 【請求項9】 前記パターンは、前記物体のパターン付
    与箇所における物体自身の材質的な透磁率を変化させる
    ことにより形成されるものであることを特徴とする請求
    項1に記載のコード化情報認識方法。
  10. 【請求項10】 前記物体が鉄等の磁性体からなるもの
    であり、物体のパターン付与箇所に対するレーザ光によ
    る部分的な焼き入れにより材質的な透磁率を変化させる
    ようにしたことを特徴とする請求項1に記載のコード化
    情報認識方法。
  11. 【請求項11】 前記パターンは、前記物体のパターン
    付与箇所における磁性体の凹凸形状により形成されるも
    のであることを特徴とする請求項1に記載のコード化情
    報認識方法。
  12. 【請求項12】 前記パターンは、前記物体のパターン
    付与箇所における導電体の渦電流発生態様を変化させる
    ことにより形成されるものであることを特徴とする請求
    項1に記載のコード化情報認識方法。
  13. 【請求項13】 前記センサは、常時は前記物体から完
    全に分離されており、読み取り時のみ前記物体のパター
    ン付与箇所に近接されるものであることを特徴とする請
    求項1に記載のコード化情報認識方法。
  14. 【請求項14】 前記コード化情報は、前記物体に付与
    すべき識別情報を所定のコード化基準に従うパターンに
    よって表わしたものであり、このパターンに対応する磁
    気抵抗変化を生ぜしめるパターンを前記物体に対して付
    与するようにしたことを特徴とする請求項1に記載のコ
    ード化情報認識方法。
  15. 【請求項15】 前記位相差を所定の基準値と比較する
    ことによって、前記パターンを読み取ることを特徴とす
    る請求項1に記載のコード化情報認識方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2004505701A (ja) * 2000-08-10 2004-02-26 ノボ ノルディスク アクティーゼルスカブ 薬剤用カートリッジの電子表示
US8197449B2 (en) 2005-05-10 2012-06-12 Novo Nordisk A/S Injection device comprising an optical sensor
US9950117B2 (en) 2009-02-13 2018-04-24 Novo Nordisk A/S Medical device and cartridge

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