JPH056427A - カラー画像処理装置 - Google Patents

カラー画像処理装置

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JPH056427A
JPH056427A JP3156593A JP15659391A JPH056427A JP H056427 A JPH056427 A JP H056427A JP 3156593 A JP3156593 A JP 3156593A JP 15659391 A JP15659391 A JP 15659391A JP H056427 A JPH056427 A JP H056427A
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color
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color system
rgb
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Application number
JP3156593A
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English (en)
Inventor
Atsuji Tazaki
厚治 田崎
Toshimitsu Asai
俊光 朝井
Jiyoonzu Kenesu
ケネス・ジヨーンズ
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 マンセル表色系を用いて色指定を行うことが
でき、入出力機器の特性による色彩の相違を補正して操
作者の希望するカラー画像を簡単かつ正確に得ることの
できるカラー画像処理装置を提供することを目的とす
る。 【構成】 L*u*v*表色系の色データが入力装置に
よって直接的あるいは間接的に特定して、変換回路42
5を通してメモリ421に格納される。該メモリ425
のデータは各補正回路422,423によって出力装置
のRGB表示の色データに変換して出力装置に送出され
る。また入力装置のRGB表示系の色データは補正回路
424を通してL*u*v*表示系の色データに変換し
てメモリ421に格納される。 【効果】 操作者は入出力装置の色彩特性による色彩の
相違について考える必要がなくなり、簡単かつ正確に所
望の色彩が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、入出力機器の特性によ
る色彩の相違を補正して、正確に色彩を入出力でき、し
かも操作者が希望とする色彩を感覚的に簡単かつ正確に
指定することができるカラー画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータグラフィックに於いて、画
像の色を数値表現する場合、一般に、赤(R)、緑
(G)、青(B)を三原色とし、三原色の加法混色によ
り色を表す方法が用いられている。各原色に対して8ビ
ット、0〜255の数値を色の強度として与え、それら
三つの数値の組合わせにより約1670万色の色を3バ
イトで表現する。
【0003】これは、現在、標準的な出力機であるグ
ラフィックディスプレイが3原色の加法混色により色を
再現していると言う点、人間の目の識別能力に対して
十分な色数であると言う点、各原色の強度を表すのに
コンピュータによる演算の基本単位である1バイトを用
いているため、計算が容易であると言う点、再現でき
る色に対してのみ数値を当てはめているので、色空間が
閉じており、再現できない色に対して考慮する必要がな
く、取扱いが簡易であると言う点のため広まった方法で
ある。この方法は様々な入出力機器を制御すると言う点
からみた場合、最も有効な方法と言える。
【0004】この方法による画像処理を第6図のフロー
チャートを用いて説明する。
【0005】まず、原画がスキャナー、カラーカメラ等
の画像入力機器により入力される(S11)。画像入力
機器より出力されるRGBデータはプロセッサにそのま
ま入力され、プロセッサ内部のメモリに保存される。そ
のとき、入力機器内部において、画質向上のため、ガン
マ補正、エッジ強調などの処理が行われる場合がある。
プロセッサ内部の画像メモリ上のL*u*v*データは
そのままグラフィックディスプレイに送られ、画像がデ
ィスプレイに表示される。
【0006】操作者は画面に表示される画像を確認しな
がら、キーボードやポインティングデバイスをもちいて
対話的に画像を加工する(S12)。この画像のRGB
データに対して操作者が色指定を行うときも、このRG
B各1バイト毎による指定が一般的である。画像処理を
受けた最終的なRGBデータは、次の(数1)によりC
(シアン)M(マゼンダ)Y(黄)データに変換され、
さらにディザ法やガンマ補正などの画像処理をうけて、
出力機器であるプリンタに送られる。そして、プリンタ
でハードコピーが出力される(S13)。
【0007】
【数1】C=255−R M=255−G Y=255−B 操作者はこうして出力されたサンプルを元に自分の希望
する色になっているかどうかを確認する(S14)。も
し、サンプルが自分の希望する色になっていないと判断
した場合、自分の,希望する色になるまで、プロセッサ
上の画像データに対する色補正(S12)と出力(S1
3)を繰り返していた。
【0008】このような処理を行う装置として出願人は
特公平2−173822の装置を出願している。この装
置はコンピュータグラフィックに用いられRGB表色系
の相対的な色データとXYZ表色系の物理的な色データ
を変換手段により結び付けることにより、入出力装置の
色特性や操作者の感覚に依存しないで、物理的に正確に
色彩を得ることを可能としている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このように、上記一般
のカラー画像処理方法では、RGB表色系の色データで
一貫して処理を行っており、かつ、入出力機器の色彩特
性が異なるため、指定した色が実際どの様な色に出力さ
れるかは、出力結果をみなければわからず、上で説明し
たように、出力された画像を見ながら、色彩の相違に対
して、操作者の目の色感に頼った極めて不安定かつ非効
率的な色補正を行わなければならないという問題があっ
た。
【0010】また、実用レベルでの操作者である色彩の
デザイナーや技術者は従来より、色指定を行う際にマン
セル表色系(JIS X8721)をよく使用する。当
然のことながら画像処理装置においても相対的なRGB
各1バイト毎の色指定でなく、マンセル表色系を用いた
いというニーズが強かった。しかし、マンセル表色系を
用いた実用的な画像処理装置は開発されておらず、感覚
的に分かりにくいRGB表色系で色指定を行わなければ
ならないという問題があった。
【0011】そこで、本発明の目的は、入出力機器の特
性による色彩の相違を補正して、操作者の希望のカラー
画像を簡単かつ正確に得ることができるカラー画像処理
装置を提供することにある。
【0012】また、本発明の目的は、マンセル表色系で
色指定を行なうことができ、したがって、感覚的に分か
りやすく、簡単かつ正確に色指定を行うことができるカ
ラー画像処理装置を提供することにある。
【0013】また、前記特願平2−173822の装置
ではXYZ表色系を標準の表色系とし、各入出力機の表
色系間の変換をXYZ表色系を介して行っているため、
変換誤差の精度がXYZ表色系で表現した時に比較的均
等であるという特徴がある。ところでXYZ表色系は光
の輝度(エネルギー量)に対して線形の表色系であり、
色の合成などの線形変換が可能であるという利点を持っ
ているが、その半面、色差(人間の感覚)に対して均一
でない欠点を持っている。そのため該装置の変換精度を
人間の感覚で評価すると変換精度が低い色領域と高い色
領域が存在し、変換精度が均一でないという欠点をもっ
ている。
【0014】
【発明を解決するための手段】そこで、本発明では上記
装置を改良し、色差(人間の感覚)に対して均一である
色空間(均等色空間)に比較的近い表色系であるL*u
*v*表色系、またはL*a*b*表色系を標準となる
表色系として用いることにより色差(人間の感覚)に対
して均一に近い変換誤差の精度を実現した。
【0015】以下、特願平2−173822の「発明を
解決するための手段」になぞって上記目的を達成する手
段を説明する。
【0016】上記目的を達成するため、本発明は、コン
ピュータグラフィックに用いられるRGB表色系の相対
的な色データとL*u*v*表色系の物理的な色データ
を変換手段により結び付けることにより、入出力装置の
色特性や操作者の感覚に依存しないで、物理的に正確に
色彩を得るようにしたことを特徴としている。さらに、
本発明は、マンセン表色系の色データからL*u*v*
表色系のデータへの変換を行なうことにより、マンセン
表色系での色指定を可能にしたことを特徴としている。
【0017】すなわち、第1の発明は、入力装置と出力
装置と制御部を備えて、画像の加工、色変更を行なうカ
ラー画像処理装置において、L*u*v*表色系(CI
E)の色データを記憶するメモリと、上記メモリL*u
*v*表色系の色データと入力装置や出力装置のRGB
表色系の色データとの間の変換を行なう第1変換手段を
備え、上記入力装置は、上記L*u*v*表色系の色デ
ータを直接的あるいは間接的に特定して入力することが
可能になっていることを特徴としている。
【0018】また、第2の発明は、上記入力装置は、マ
ンセル表色系の色データが入力されるようになってお
り、上記マンセル表色系の色データを上記メモリに格納
するL*u*v*表色系の色データに変換する第2変換
手段を備えたことを特徴としている。
【0019】また、第3の発明は、上記入力装置および
出力装置は、夫々の色彩特性に応じた補正が施された異
なる複数のRGB表色系の色データが夫々入出力される
ようになっており、上記異なる複数のRGB表色系の色
データとL*u*v*表色系の色データとの間の変換を
夫々行なう複数の上記第1変換手段を備えたことを特徴
としている。
【0020】また、第4の発明は、上記第1変換手段
は、RGBの色データとL*u*v*の色データを対応
付けた3次元ルックアップテーブルを含むことを特徴と
している。
【0021】第1図に本発明で用いた各表色系と、各変
換の関係をブロック図で示す。本発明は標準となる色彩
系としてL*u*v*表色系(21)を持つ。色データ
が外部記憶装置に保存される場合、L*u*v*表色系
(21)の数値として保存される。
【0022】ここで、ディスプレイ、プリンタ、スキャ
ナー、各入出力装置特有の色彩特性に対応した補正がか
けてあるRGB色空間をそれぞれディスプレイRGB表
色系(22)、プリンタRGB表色系(23)、スキャ
ナーRGB表色系(24)と呼ぶこととする。L*u*
v*表色系(21)で指定される色データは、プリン
タ、スキャナー、ディスプレイなど、各入出力装置に対
して、各々の第1変換手段によって変換された後、各入
出力装置に対応した表色系のRGBデータが入出力され
る。
【0023】また、マンセル表色系(25)は知覚的に
均等な表色系であるため、従来より色彩を扱うデザイナ
ーによく使用されており、操作者が色指定を行うに最適
な表色系である。マンセル表色系(25)の色データ
は、第2変換手段により、L*u*v*表色系(21)
の色データに変換される。
【0024】ディスプレイRGB表色系(22)からL
*u*v*表色系(21)への変換方法を説明する。
【0025】ディスプレイRGB表色系(22)は輝度
に対し線形でないので、ガンマ補正(数2)により、に
対して線形な数値に変換する。
【0026】
【数2】r=Rra g=Gga b=Bba (数2)に於いて、r,g,bはR,G,B各蛍光体の
L*値、R,G,BはディスプレイRGB表色系(2
2)での各RGBの値、ra,ga,baはそれぞれ
2.0〜3.0の定数である。ra,ga,baの値
は、ディスプレイの各色のL*値r,g,bを計測し、
この輝度r,g,bとRGB表色計測の各RGBの値と
から導き出せる。実際には、より高速に変換を行う為、
ディスプレイで出力することができる最大の輝度を25
5とした相対輝度r,g,bを設定し、相対輝度r,
g,bの0から255の値について対応するディスプレ
イRGB表色系の値R,G,Bのルックアップテーブル
を作成し、それを参照して変換する。次に、これをL*
u*v*表色系へ一次変換する。これを(数3)に示
す。
【0027】
【数3】
【0028】(Xr,Yr,Zr)、(Xg,Yg,Z
g)、(Xb,Yb,Zb)はRGB各々の蛍光体の蛍
光色のL*u*v*表色系のL*u*v*値である。ま
た、tは任意の定数であり、本来光源色であるディスプ
レイで物体色を疑似的に表現するために必要とされるも
のである。
【0029】L*u*v*表色系(21)からディスプ
レイRGB表色系(22)へ変換する方法はちょうどこ
れらの逆となる。L*u*v*表色系により表現される
色(L*u*v*)を一次変換し、線形なrgb色空間
へ変換する(数4)。
【0030】
【数4】
【0031】(数4)は(数3)の逆変換である。次
に、これにガンマ補正をかけ(数5)、ディスプレイに
出力する。
【0032】
【数5】
【0033】L*u*v*表色系(21)からプリンタ
RGB表色系(23)への変換方法を説明する。L*u
*v*表色系(21)からプリンタRGB表色系(2
3)への変換は、測定データを基に作成した本発明の3
次元ルックアップテーブルによる補間により行う。3次
元ルックアップテーブルとは、第2図に示すプリンタR
GB表色系による色空間をRGB各座標軸に対して均等
に分割した各座標点の色をプリンタ出力し、そのサンプ
ルを色度系で計測し、L*u*v*値で求め、このL*
u*v*値をRGB値に対応付けたものである。この3
次元ルックアップテーブルを検索、補間することによ
り、L*u*v*値より、プリンタRGB表色系への変
換を正確に実行できる。
【0034】次に、スキャナーRGB表色系(24)か
らL*u*v*表色系(21)変換方法を説明する。
【0035】スキャナーで読み込まれたRGB値は、各
RGB値ごとにルックアップテーブル変換した後に、マ
トリックス変換を行い、L*u*v*値とする。マトリ
ックス変換式を(数6)に示す。
【0036】
【数6】
【0037】Mは3×3の行列である。Mを求めるには
色の鮮やかでお互いにはなれている三枚の色票、例え
ば、シアン(C)、マゼンダ(M)、イエロー(Y)の
色票をスキャナーで読み取り、そのRGB値を調べる。
これらの色票のXYZ値とスキャナーRGB値の関係は
(数7)で表せる。
【0038】
【数7】
【0039】(数7)に於いて(L*c u*c v*
c)、(L*m u*mv*m)、(L*y u*y
v*y)はそれぞれシアン、マゼンダ、イエローの色票
のL*u*v*表色系での計測値であり、(Rc Gc
Bc)、(RmGm Bm)、(Ry Gy By)
はシアン、マゼンダ、イエローの色票をスキャナーで読
み取ったときのRGB値である。これを変形すると(数
8)となり、行列Mを求めることができる。
【0040】
【数8】
【0041】次に、白から黒までの多段階の明度を持つ
無彩色の色票を数種スキャナーで読み込み、スキャナー
のRGB値と原紙色票を色度計で計測した値を(数6)
の逆変換で変形したRGB値を比較し、スキャナーで求
めたRGB値から色度計よりもとめたRGB値への変換
ルックアップテーブルを作成する。
【0042】次に、L*u*v*表色系(21)からマ
ンセル表色系(25)への変換、及び逆変換を説明す
る。
【0043】L*u*v*表色系よりマンセル表色系へ
の変換は、まず始めにJISZ8729によりL*u*
v*をXYZ表色系に変換する。
【0044】次に、下記のマンセル明度関数(数9)を
ニュートン法で解き、明度Vを求め、さらに、色相H−
彩度C平面においてルックアップテーブル(JISZ8
727付表1」により補間する。
【0045】
【数9】 Y=1.2219V−0.23111V2+0.23951V3 −0.021009V4+0.0008404V5 マンセル表色系よりL*u*v*表色系への変換は、ま
ず始めにマンセル表色系をXYZ表色系に変換する。マ
ンセル明度関数(数9)によりYを求める。さらに、色
相H−彩度C平面において、ルックアップテーブルより
検索、補間して求める。次にJISZ8729により、
L*u*v*表色系に変換する。
【0046】以上、L*u*v*表色系を標準となる表
色系として用いて説明したがL*a*b*表色系を標準
となる表色系として用いることも同様に可能である。
【0047】
【作用】第1の発明によれば、L*u*v*表色系の色
データは入力装置によって直接的あるいは間接的に特定
して、メモリに格納される。ここで、直接的とはL*u
*v*表色系の色データそのものを入力することをい
い、間接的とは、たとえばマンセル表色系の色データを
介してL*u*v*表色系の色データを特定して入力す
ることをいう。
【0048】上記メモリに格納されたL*u*v*表色
系の色データは第1変換手段によって出力装置のRGB
表色系の色データに変換して、このRGB表色系の色デ
ータが出力装置に入力される。また、スキャナー等の入
力装置のRGB表色系の色データは第1変換手段によっ
てL*u*v*表色系に色データに変換して、メモリに
格納される。
【0049】このように、第1の発明によれば、入出力
装置のRGB表色系の色データを第1変換手段によって
L*u*v*表色系の色データに変換するので、各入出
力装置の特性による色彩の相違を補正し、色彩を物理的
なものとして把握することができる。そのため、第1の
発明のカラー画像処理装置では、操作者は入出力装置の
色彩特性による色彩の相違について考える必要がなくな
り、簡単かつ正確に所望の色彩が得られる。
【0050】また、第2の発明によれば、入力装置は、
マンセル表色系の色データを入力することが可能であ
る。上記入力装置によって入力されたマンセル表色系の
色データは第2変換手段によってL*u*v*表色系の
色データに変換された、メモリに格納される。したがっ
て、知覚的に均等な物体色であるマンセル表色系での色
指定を行うことができるようになる。
【0051】また、第3の発明によれば、複数の入出力
装置の色彩特性に応じた複数のRGB表色系の色データ
とL*u*v*表色系の色データとの間の変換は複数の
第1変換手段によって夫々行われる。したがって、複数
の入出力装置の色彩特性が異なっていても、正確に色彩
を指定できる。
【0052】また、第4の発明によれば、第1変換手段
は3次元にルックアップテーブルを含むので、正確に変
換を行うことができる。
【0053】
【実施例】以下、この発明を図示の実施例により詳細に
説明する。
【0054】装置の構成を第3図に示す制御部(41)
に補正回路(42)を介して、グラフィックディスプレ
イ(43)、プリンタ(44)、スキャナー(45)を
接続している。更に、上記制御部(41)には、画像デ
ータを保存するための記憶装置であるハードディスク
(46)、操作者がマンセル表色系で色指定などの操作
を対話的に行う為のキーボード(47)、ポインティン
グデバイス(48)を接続している。
【0055】上記補正回路(42)の内部を第4図に示
す。上記補正回路(42)内部には、L*u*v*表色
系メモリ(421)があり、これに対して、L*u*v
*表色系からディスプレイRGB表色系へ変換、逆変換
をするディスプレイ補正回路(422)、L*u*v*
表色系からプリンタRGB表色系へ変換するプリンタ補
正か(423)、スキャナーRGB表色系から表色系へ
変換するスキャナー補正回路(424)が接続されてい
て、入出力装置との色データのやり取りをしている。こ
れら、ディスプレイ補正回路(422)、プリンタ補正
回路(423)、スキャナー補正回路(424)は第1
変換手段の例である。
【0056】また、L*u*v*表色系よりマンセル表
色系へ変換、逆変換する第2変換手段としてのマンセル
・L*u*v*変換回路(425)をL*u*v*表色
系メモリ(421)に接続すると共に、制御部(41)
に接続している。
【0057】このカラー画像処理装置を用いて印刷、或
は染色用の版下を作成する場合を説明する。そのフロー
チャートを第5図に示す。
【0058】版下の原画となるイラスト、写真等をスキ
ャナー(45)で読み込む。読み込まれた原画は、スキ
ャナーRGB表色系のデータとなる。これをスキャナー
補正回路(424)に入力する。スキャナー補正回路
(424)ではRGBのデータは各ルックアップテーブ
ルで変換された後に(数6)のマトリックス演算を介し
てL*u*v*表色系のデータに変換され、L*u*v
*表色系メモリ(421)に記憶される(S61)。更
に、このL*u*v*表色系のデータをディスプレイ補
正回路(422)に入力する。ディスプレイ補正回路
(422)では(数4)のマトリクス変換とRGB毎の
ガンマ補正(数5)によりディスプレイRGB表色系の
データとなる。このディスプレイRGB表色系のデータ
をディスプレイ(43)に入力することにより、ディス
プレイ(43)に原画と同等の色度をもった画像が表示
される。
【0059】操作者はディスプレイ(43)に表示され
る画像を見ながら、キーボード(47)とポインティン
グデバイス(48)を使って、対話的に、画像の合成、
色調変更、版わけを行い、操作者の意図とする画像を作
り上げる(S62)。このとき、操作者がキーボード
(47)やポインティングデバイス(48)で指定する
マンセル表色系の色データは、マンセル・L*u*v*
変換回路(425)に入力される。マンセル・L*u*
v*変換回路(425)では(数9)により、Yが求め
られ、さらにルックアップテーブル(JIS8727付
表1)を検索し、補間することによりXとZが求めら
れ、次にL*u*v*に変換される。
【0060】このような対話的な画像処理に於いて、従
来の相対的なRGB3バイトによる色指定と比較して、
マンセル表色系等の物理的かつ視覚的に均等な色空間は
操作の効率を向上させる効果が大きい。こうして作られ
た画像データはプリンタ補正回路(423)に入力され
る。プリンタ補正回路(423)では、3次元ルックア
ップテーブルを補間することにより、プリンタRGB表
色系のデータに変換され、プリンタ出力される(S6
3)。したがって、プリントアウトされた画像はディス
プレイで表示される画像と同等の色度を持ち、操作者は
自分の意図する画像そのままのハードコピーを得ること
ができる。
【0061】上記実施例では、キーボード(47)から
マンセル表色系の色データを入力するようにしたが、L
*u*v*表色系の色データを入力するようにしてもよ
い。以上、L*u*v*表色系を標準となる表色系とし
て用いて説明したがL*a*b*表色系を標準となる表
色系として用いることも同様に可能である。
【0062】
【発明の効果】以上より明らかなように、第1の発明に
よれば、入力装置によって、L*u*v*表色系の色デ
ータを直接的あるいは間接的に指定し、L*u*v*表
色系の色データをメモリに格納し、このL*u*v*表
色系の色データと入出力装置のRGB表色系の色データ
との間の変換を第1変換手段によって変換するようにし
ているので、操作者は入出力装置の色彩特性による色彩
の相違について考える必要がなくなり、簡単かつ正確に
所望の色彩を得ることができる。
【0063】また、第2の発明によれば、入力装置によ
ってマンセル表色系の色データを入力し、マンセル表色
系の色データとL*u*v*表色系の色データとの間の
変換を第2変換手段によって変換するようにしているの
で、視覚的に均等な物体色であるマンセル表色系で、分
かりやすく簡単に、かつ正確に色指定を行うことができ
る。
【0064】また、第3の発明によれば、複数の入出力
装置の異なるRGB表色系の色データとL*u*v*表
色系の色データとの間の変換を各々の第1変換手段で行
うようにしているので、複数の入出力装置の色彩特性の
相違を考慮することなく、簡単かつ正確に色彩を入出力
できる。
【0065】また、第4の発明によれば、第1変換手段
は3次元のルックアップテーブルを含むので、正確にデ
ータ処理でき、かつ、ハードウェアの色彩特性に依存し
ない汎用的な構成ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の各表色系の関係を示すブロック図。
【図2】本発明の3次元のルックアップテーブルを示す
斜視図。
【図3】本発明の一実施例のカラー画像処理装置のブロ
ック図。
【図4】同上の補正回路のブロック図。
【図5】本発明の画像加工のフローチャート。
【図6】従来の画像加工のフローチャート。
【符号の説明】
41 制御部 42 補正回路 43 ディスプレイ 44 プリンタ 45 スキャナー 46 ハードディスク 47 キーボード 48 ポインティングデバイス 421 L*u*v*表色系メモリ 422 ディスプレイ補正回路 423 プリンタ補正回路 424 スキャナー補正回路 425 マンセル−L*u*v*変換回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力装置と出力装置と制御部を備えて、
    画像の加工、色変更を行なうカラー画像処理装置におい
    て、L*u*v*表色系(CIE)の色データを記憶す
    るメモリと、上記メモリのL*u*v*表色系の色デー
    タと入力装置や出力装置のRGB表色系の色データとの
    間の変換を行う第1変換手段を備え、上記入力装置は、
    上記L*u*v*表色系の色データを直接的あるいは間
    接的に特定して入力することが可能になっていることを
    特徴とするカラー画像処理装置る。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のカラー画像処理装置に
    おいて、上記入力装置は、マンセル表色系の色データが
    入力されるようになっており、上記マンセル表色系の色
    データを上記メモリに格納するL*u*v*表色系の色
    データに変換する第2変換手段を備えたことを特徴とす
    るカラー画像処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載のカラー画像処
    理装置において、上記入力装置および出力装置は、夫々
    の色彩特性に応じた補正が施された異なる複数のRGB
    表色系の色データが夫々入出力されるようになってお
    り、上記異なる複数のRGB表色系の色データとL*u
    *v*表色系の色データとの間の変換を夫々行う複数の
    上記第1変換手段を備えたことを特徴とするカラー画像
    処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかに記載のカラ
    ー画像処理装置において、上記第1変換手段は、RGB
    の色データとL*u*v*の色データとを対応付けた3
    次元ルックアップテーブルを含むことを、特徴とするカ
    ラー画像処理装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7418129B2 (en) 2003-02-19 2008-08-26 Sony Corporation Image processing device method and program
CN105280156A (zh) * 2015-11-23 2016-01-27 广东威创视讯科技股份有限公司 一种获取显示屏最大公共色域的方法及装置

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CN105280156B (zh) * 2015-11-23 2018-01-23 广东威创视讯科技股份有限公司 一种获取显示屏最大公共色域的方法及装置

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