JPH056362U - 水道管内部監視装置 - Google Patents

水道管内部監視装置

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JPH056362U
JPH056362U JP5256891U JP5256891U JPH056362U JP H056362 U JPH056362 U JP H056362U JP 5256891 U JP5256891 U JP 5256891U JP 5256891 U JP5256891 U JP 5256891U JP H056362 U JPH056362 U JP H056362U
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JP
Japan
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water pipe
monitoring device
water
detection coil
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Application number
JP5256891U
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English (en)
Inventor
孝則 松野
孝幸 大谷
Original Assignee
東陶機器株式会社
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 水道管の状態、特にスケール発生状況を検出
可能な水道管内部監視装置を提供する。 【構成】 水道管に水道管内部監視装置Aを取付け、監
視装置Aを、高周波発振器26に接続された励起用電極
22,23と、この電極22,23に対し絶縁され、電
極22,23より発振する電磁波を受ける受信用検出コ
イル24とから構成し、検出コイル24周辺をなす水道
管内を流れる水の状態変化を電導率、誘電率の変化とし
て、検出コイル24に誘導される共振電圧、若しくは共
振周波数の変化で捕らえるように構成する。このよう
に、電極22,23を水道管の外部に配設することがで
きるので、水道管を分解・組立等の加工を行うことなく
容易に設置でき、また水道水の流れを損なうことがな
く、圧損等の上昇を防止できる。また、水道管本体を分
解することなく、水道管の内部状態を連続的に監視で
き、錆やスケールの急激な成長に伴う不測の事故を確実
に防止できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、水道管の状態、特にスケール発生状況を検出可能な水道管内部監視 装置に関する。なお、ここで、水道管とは、工場内水配管を含むものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、水道管内のスケールに起因する赤水発生を防止するため、定期的に水道 管の内部状態を検査している。
【0003】 かかる内部状態の検査方法としては、通常、水道管を分解して内部を視覚的に 検査する方法と、X線等透過装置等を利用して水道管を分解することなく、水道 管の内部状態を検査する方法とがある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、水道管を分解する方法では、検査中は給水作業を停止する必要があり 、また、水道管の分解・組立作業が煩雑である。
【0005】 一方、X線等透過装置等を利用する検査方法では、同装置等はかなり大型であ るため、地下埋設配管の検査に際して狭隘な地下設置空間内に搬入するのが不可 能ないし極めて困難であった。
【0006】 本考案は、上記した課題を解決することができる水道管内部監視装置を提供す ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、水道管の外面に取付けられる水道管内部監視装置であって、高周波 発振器に接続された励起用電極と、この励起用電極に対し絶縁され、励起用電極 より発振する電磁波を受ける受信用検出コイルとから構成し、受信用検出コイル 周辺をなす水道管内を流れる水の状態変化を電導率、誘電率の変化として、受信 用検出コイルに誘導される共振電圧、若しくは共振周波数の変化で捕らえるよう に構成したことを特徴とする水道管内部監視装置に係るものである。
【0008】
【実施例】
以下、添付図に示す実施例に基づいて、本考案を具体的に説明する。
【0009】 図1に本考案に係る水道管内部監視装置AをビルBに設置した例を示す。
【0010】 図中、11は第1給水管であり、同第1給水管11は、止水栓12, 量水器13を通し て受水タンク14に接続されている。また、受水タンク14は、ポンプ15によって、 第2給水管16を介してビルBの屋上に設置した高置タンク17に接続されている。
【0011】 さらに高置タンク17は、第3給水管18によって、ビルBの各種の使用個所、例え ば水栓19や便器20等に接続されている。
【0012】 そして、本考案の要旨をなす水道管内部監視装置Aは、受水タンク14の二次側 (下流側) 及び高置タンク17の二次側 (下流側) に設置されている。
【0013】 以下、図2を参照して、第1給水管11に設けた水道管内部監視装置Aの構成を 具体的に説明する。なお、第3給水管18に設けた水道管内部監視装置Aも同様な 構成を有する。
【0014】 図示するように、第1給水管11の一部を形成する管路11a の外周に板状の励起 用電極22,23 が設けられ、励起用電極22,23 の側方で管路11a の外周に受信用検 出コイル24が巻かれている。
【0015】 そして、励起用電極22,23 及び受信用検出コイル24がシールド容器25内に密閉 されている。
【0016】 励起用電極22,23 は高周波発振器26に接続され、受信用検出コイル24は高感度 交流電圧計27に接続され、高感度交流電圧計27は制御部C内の制御装置28に接続 されている。
【0017】 次に、上記構成を有する水道管内部監視装置Aによる水道管の内部状態検出方 法について説明する。
【0018】 今、高周波発振器26により高周波電磁場を励起用電極22,23 に印加し、この励 起用電極22,23 より発振する電磁波を受信用検出コイル24で受けることにより、 ある周波数に共振ピークを観察することができる。その測定結果を図3に示す。
【0019】 図3において、周波数F1は電導率に関係したもので、電導率が大きくなるに従 いピークは大きくなる。周波数F2における共振ピークは誘電率に関係したもので 、誘電率が大きくなるに従いピークも大きくなる。
【0020】 従って、水道水が電導性の場合には、周波数F1の付近に設定し、水道水が誘電 性の場合には、周波数F2の付近に設定しておくことによって、水道管内部監視装 置Aは、第1給水管11の一部を形成する管路11a 内を流れる水道水の状態変化、 特に、錆やスケールSの発生に伴う状態変化 (赤水発生の有無) を容易に検出す ることができる。
【0021】 このように、本実施例では、水道管内部監視装置Aの励起用電極22,23 を第1 給水管11の管路11a の外に配設することができるので、水道管本体を分解・組立 等の加工を行うことなく容易に設置できる。
【0022】 また、本実施例では、以下に列記する効果も期待できる。
【0023】 水道管内部監視装置Aの励起用電極22,23 を水道管内部に配設する必要がな いので、水道水の流れを損なうことがなく、圧損等を上昇を防止できる。
【0024】 水道管本体を分解することなく、連続的に水道管の内部状態を連続的に監視 でき、錆やスケールの急激な成長に伴う不測の事故を確実に防止できる。
【0025】 水道管内部監視装置Aは実質的に高周波発振器26と、励起用電極22, 23と受 信用検出コイル24とからのみ構成されているため、安価に製作でき、かつ小型な ので地下埋設水道管の内部監視にも好適に用いることができる。
【0026】 励起用電極22,23 を水道管内部に挿入する必要がないので、励起用電極22, 23の腐食を防止することができ、また、センサ検出精度を長期安定させることが できる。
【0027】 電導率と誘電率の特性を利用して検出するため、水道管内部を流れる水の状 態を正確に検出でき、その後の対策を迅速かつ正確に立てることができる。
【0028】 図4及び図5に、本考案に係る水道管内部監視装置Aの他の実施例を示す。
【0029】 図示するように、本実施例は、水道管内部監視装置Aのセンサヘッドを平板状 としたことを特徴とする。センサヘッドは、管路11a に取付けた中空円盤状のシ ールド容器31内に励起用電極32と、絶縁板33と、受信用検出コイル34とを重合状 態に収納しており、励起用電極32はリード線35によって制御部C内の高周波発振 器26に接続されており、受信用検出コイル34と励起用電極32とはリード線36,37 によって制御部C内の高感度交流電圧計27に接続されている。
【0030】 なお、励起用電極32は 0.5 mm 程度の円板体であり、受信用検出コイル34は図 5に示すように、平面スパイラル状としている。
【0031】 そして、本実施例においても、高周波発振器26により高周波電磁場を励起用電 極32に印加し、この励起用電極32より発振する電磁波を受信用検出コイル34で受 けることにより、第1給水管11の一部を形成する管路11a 内を流れる水道水の状 態変化を容易かつ正確に検出することができる。
【0032】 また、同検出出力に基づいて、赤水対策を迅速かつ確実にとることができる。
【0033】
【効果】
以上説明してきたように、本考案では、水道管に水道管内部監視装置を取付け 、同水道管内部監視装置を、高周波発振器に接続された励起用電極と、この励起 用電極に対し絶縁され、励起用電極より発振する電磁波を受ける受信用検出コイ ルとから構成し、受信用検出コイル周辺をなす水道管内を流れる水の状態変化を 電導率、誘電率の変化として、受信用検出コイルに誘導される共振電圧、若しく は共振周波数の変化で捕らえるように構成している。
【0034】 従って、本考案に係る水道管内部監視装置は、以下の効果を奏する。
【0035】 水道管内部監視装置の励起用電極を水道管の外部に配設することができるの で、水道管を分解・組立等の加工を行うことなく容易に設置できる。
【0036】 水道管内部監視装置の励起用電極を水道管内部に配設する必要がないので、 水道水の流れを損なうことがなく、圧損等を上昇を防止できる。
【0037】 水道管本体を分解することなく、連続的に水道管の内部状態を連続的に監視 でき、錆やスケールの急激な成長に伴う不測の事故を確実に防止できる。
【0038】 水道管内部監視装置は実質的に高周波発振器と、励起用電極と受信用検出コ イルとからのみ構成されているため、安価に製作でき、かつ小型なので地下埋設 水道管の内部監視にも好適に用いることができる。
【0039】 水道管内部監視装置の励起用電極を水道管内部に挿入する必要がないので、 励起用電極の腐食を防止することができ、また、センサ検出精度を長期安定させ ることができる。
【0040】 電導率と誘電率の特性を利用して検出するため、水道管内部を流れる水の状 態を正確に検出でき、その後の対策を迅速かつ正確に立てることができる。
【0041】 励起用電極を食器洗浄器の循環流路の管路外に配設することができるので、励起 用電極の腐食を防止することができる。また、センサ検出精度を長期安定させる ことができ、さらに、電導率と誘電率の特性を利用して検出するため、食器洗浄 器内の洗浄水の汚れ状態を正確に検出でき、食器の洗浄動作及び乾燥動作を確実 かつ効率よく行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る水道管内部監視装置を設置したビ
ルの概念的構成図である。
【図2】同水道管内部監視装置の全体構成説明図であ
る。
【図3】同水道管内部監視装置における共振電圧・共振
周波数との関係を示すグラフである。
【図4】他の実施例に係る水道管内部監視装置の全体構
成説明図である。
【図5】図4のI-I 線による矢視図である。
【符号の説明】
A 水道管内部監視装置 B ビル C 制御部 22 励起用電極 23 励起用電極 24 受信用検出コイル 26 高周波発振器

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 水道管の外面に取付けられる水道管内部
    監視装置であって、高周波発振器に接続された励起用電
    極と、この励起用電極に対し絶縁され、励起用電極より
    発振する電磁波を受ける受信用検出コイルとから構成
    し、受信用検出コイル周辺をなす水道管内を流れる水の
    状態変化を電導率、誘電率の変化として、受信用検出コ
    イルに誘導される共振電圧、若しくは共振周波数の変化
    で捕らえるように構成したことを特徴とする水道管内部
    監視装置。
JP5256891U 1991-07-08 1991-07-08 水道管内部監視装置 Pending JPH056362U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017168625A1 (ja) * 2016-03-30 2017-10-05 都市拡業株式会社 水改質効果判定装置
US9863893B2 (en) 2012-05-30 2018-01-09 General Electric Company Sensor apparatus for measurement of material properties

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