JPH0563499A - 弾性表面波フイルタ - Google Patents
弾性表面波フイルタInfo
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- JPH0563499A JPH0563499A JP24704091A JP24704091A JPH0563499A JP H0563499 A JPH0563499 A JP H0563499A JP 24704091 A JP24704091 A JP 24704091A JP 24704091 A JP24704091 A JP 24704091A JP H0563499 A JPH0563499 A JP H0563499A
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- JP
- Japan
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- acoustic wave
- surface acoustic
- electrode
- stem
- comb
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-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03H—IMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
- H03H9/00—Networks comprising electromechanical or electro-acoustic devices; Electromechanical resonators
- H03H9/46—Filters
- H03H9/64—Filters using surface acoustic waves
- H03H9/6423—Means for obtaining a particular transfer characteristic
- H03H9/6433—Coupled resonator filters
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- Physics & Mathematics (AREA)
- Acoustics & Sound (AREA)
- Surface Acoustic Wave Elements And Circuit Networks Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 くし歯状電極上に爆飛などの導電性異物が不
安定に付着し、実使用された場合にくし歯状電極の電極
指間をショートさせ、故障を発生させるような弾性表面
波フィルタを、確実に検出して除去することを可能にす
る。 【構成】 弾性表面波素子21のくし歯状電極1,3
(出力用)と、他のカスケード接続すべき弾性表面波素
子22のくし歯状電極4,6(入力用)とを接続用電極
のうちステム15に接続されていない方の接続用電極1
2aにより結合するとともに、外部リード17を接続用
電極12aに接続し、かつ、外部リード17の他端を、
下端がステム15の底面から突出しないような態様でス
テム15に設けられた端子T5に接続する。
安定に付着し、実使用された場合にくし歯状電極の電極
指間をショートさせ、故障を発生させるような弾性表面
波フィルタを、確実に検出して除去することを可能にす
る。 【構成】 弾性表面波素子21のくし歯状電極1,3
(出力用)と、他のカスケード接続すべき弾性表面波素
子22のくし歯状電極4,6(入力用)とを接続用電極
のうちステム15に接続されていない方の接続用電極1
2aにより結合するとともに、外部リード17を接続用
電極12aに接続し、かつ、外部リード17の他端を、
下端がステム15の底面から突出しないような態様でス
テム15に設けられた端子T5に接続する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、弾性表面波フィルタ
に関し、詳しくは、実使用時に金属微細片などの導電性
異物の付着による故障が生じるおそれのある不良品を、
確実に検出、除去することが可能な多素子型の2重モー
ド弾性表面波フィルタに関する。
に関し、詳しくは、実使用時に金属微細片などの導電性
異物の付着による故障が生じるおそれのある不良品を、
確実に検出、除去することが可能な多素子型の2重モー
ド弾性表面波フィルタに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来の
多素子型の2重モード弾性表面波フィルタとしては、例
えば、図4,図5に電極配線状態及びその回路構成を示
すような、2素子型のたて結合2重モード弾性表面波フ
ィルタBがある。
多素子型の2重モード弾性表面波フィルタとしては、例
えば、図4,図5に電極配線状態及びその回路構成を示
すような、2素子型のたて結合2重モード弾性表面波フ
ィルタBがある。
【0003】この弾性表面波フィルタBは、単結晶のタ
ンタル酸リチウム基板(表面波基板)を用いた254M
Hz用フィルタであり、表面波基板30上に、くし歯状
電極(IDT)31,32,33を設けるとともに、そ
の両側に反射器38,39を設けてなるたて結合2重モ
ード弾性表面波素子(第1の弾性表面波素子)51と、
同じく表面波基板30上に、くし歯状電極(IDT)3
4,35,36を設けるとともに、その両側に反射器4
0,41を設けてなるたて結合2重モード弾性表面波素
子(第2の弾性表面波素子)52と、結合容量を形成す
るための電極37とを備えている。そして、第1の弾性
表面波素子51の出力用IDT31,33は、接続用電
極(配線)42a,42bにより、第2の弾性表面波素
子52の入力用IDT34,36に接続されており、一
方の接続用電極42bは、ワイヤ46によりステム45
に接続されている。また、第1の弾性表面波素子51の
入力用IDT32及び、第2の弾性表面波素子52の出
力用IDT35は、それぞれワイヤ43a,43b,4
4a,44bによりステム45に設けられた端子T1,
T2,T3,T4に接続されており、端子T2,T3はステ
ム45と導通している。
ンタル酸リチウム基板(表面波基板)を用いた254M
Hz用フィルタであり、表面波基板30上に、くし歯状
電極(IDT)31,32,33を設けるとともに、そ
の両側に反射器38,39を設けてなるたて結合2重モ
ード弾性表面波素子(第1の弾性表面波素子)51と、
同じく表面波基板30上に、くし歯状電極(IDT)3
4,35,36を設けるとともに、その両側に反射器4
0,41を設けてなるたて結合2重モード弾性表面波素
子(第2の弾性表面波素子)52と、結合容量を形成す
るための電極37とを備えている。そして、第1の弾性
表面波素子51の出力用IDT31,33は、接続用電
極(配線)42a,42bにより、第2の弾性表面波素
子52の入力用IDT34,36に接続されており、一
方の接続用電極42bは、ワイヤ46によりステム45
に接続されている。また、第1の弾性表面波素子51の
入力用IDT32及び、第2の弾性表面波素子52の出
力用IDT35は、それぞれワイヤ43a,43b,4
4a,44bによりステム45に設けられた端子T1,
T2,T3,T4に接続されており、端子T2,T3はステ
ム45と導通している。
【0004】上記のように、2つの弾性表面波素子5
1,52をカスケード接続してなる2素子型の2重モー
ド弾性表面波フィルタBにおいては、その製造工程で、
ステム45とキャップ(図示せず)を抵抗溶接などの方
法で溶接する場合に飛び散った微細な金属片(以下「爆
飛」という)やキャップのメッキ屑などの導電性異物
が、IDTを構成する各くし歯電極(電極指)にまたが
って付着する場合がある。
1,52をカスケード接続してなる2素子型の2重モー
ド弾性表面波フィルタBにおいては、その製造工程で、
ステム45とキャップ(図示せず)を抵抗溶接などの方
法で溶接する場合に飛び散った微細な金属片(以下「爆
飛」という)やキャップのメッキ屑などの導電性異物
が、IDTを構成する各くし歯電極(電極指)にまたが
って付着する場合がある。
【0005】IDTを構成する電極指の幅(IDT線
幅)は、通常3μm程度と細く、導電性異物がIDT上
に付着すると、電極指間をショートさせて製品不良を発
生させる場合があり、また、導電性異物がIDT上に不
安定に付着し、その時点では電極指間をショートさせな
いが、出荷された製品が実使用されたときに、印加され
る電圧や、あるいはIDTの構成によっては焦電性に起
因する焦電電圧によるクーロン力により、導電性異物が
IDTに強く付着し、電極指間をショートさせて故障を
発生させる場合がある。
幅)は、通常3μm程度と細く、導電性異物がIDT上
に付着すると、電極指間をショートさせて製品不良を発
生させる場合があり、また、導電性異物がIDT上に不
安定に付着し、その時点では電極指間をショートさせな
いが、出荷された製品が実使用されたときに、印加され
る電圧や、あるいはIDTの構成によっては焦電性に起
因する焦電電圧によるクーロン力により、導電性異物が
IDTに強く付着し、電極指間をショートさせて故障を
発生させる場合がある。
【0006】ところで、上記従来の2素子型のたて結合
2重モード弾性表面波フィルタBにおいて、IDT3
2,35に導電性異物が乗った(付着した)場合には、
例えば、検査工程で、ワイヤ43a,43b,44a,
44bなどから、直流電圧(例えば、25V)を印加し
て、導電性異物をクーロン力により、IDT32,35
に強く付着させ、IDT32,35の電極指間をショー
トさせることにより、不良品を検出し、除去することが
できる。
2重モード弾性表面波フィルタBにおいて、IDT3
2,35に導電性異物が乗った(付着した)場合には、
例えば、検査工程で、ワイヤ43a,43b,44a,
44bなどから、直流電圧(例えば、25V)を印加し
て、導電性異物をクーロン力により、IDT32,35
に強く付着させ、IDT32,35の電極指間をショー
トさせることにより、不良品を検出し、除去することが
できる。
【0007】しかし、IDT32,35以外のIDT3
1,33,34,36などの上に不安定に導電性異物が
乗った(付着した)場合、これらのIDT31,33,
34,36などには、検査工程で外部から電圧を印加す
ることができず(電圧を印加するための外部リードなど
が接続されていない)、将来の故障の原因となる導電性
異物がIDT上に不安定に乗った(付着した)製品を検
出し、除去することができないという問題点がある。
1,33,34,36などの上に不安定に導電性異物が
乗った(付着した)場合、これらのIDT31,33,
34,36などには、検査工程で外部から電圧を印加す
ることができず(電圧を印加するための外部リードなど
が接続されていない)、将来の故障の原因となる導電性
異物がIDT上に不安定に乗った(付着した)製品を検
出し、除去することができないという問題点がある。
【0008】この発明は、上記の問題点を解決しようと
するものであり、くし歯状電極上に爆飛などの導電性異
物が不安定に付着し、実使用された場合に、くし歯状電
極の電極指間をショートさせて故障を発生させるような
製品を確実に検出し、除去することが可能な多素子型の
2重モード弾性表面波フィルタを提供することを目的と
する。
するものであり、くし歯状電極上に爆飛などの導電性異
物が不安定に付着し、実使用された場合に、くし歯状電
極の電極指間をショートさせて故障を発生させるような
製品を確実に検出し、除去することが可能な多素子型の
2重モード弾性表面波フィルタを提供することを目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明の弾性表面波フィルタは、ステム上に載置
された表面波基板にくし歯状電極を配設することにより
形成した複数の2重モード弾性表面波素子をカスケード
接続してなる多素子型の2重モード弾性表面波フィルタ
であって、弾性表面波素子の入力用または出力用くし歯
状電極と、他のカスケード接続すべき弾性表面波素子の
入力用または出力用くし歯状電極とを接続用電極により
結合するとともに、外部リードを前記接続用電極に接続
し、かつ、前記外部リードの他端を、下端が前記ステム
の底面から突出しないような態様で前記ステムに設けら
れた端子に接続したことを特徴とする。
に、この発明の弾性表面波フィルタは、ステム上に載置
された表面波基板にくし歯状電極を配設することにより
形成した複数の2重モード弾性表面波素子をカスケード
接続してなる多素子型の2重モード弾性表面波フィルタ
であって、弾性表面波素子の入力用または出力用くし歯
状電極と、他のカスケード接続すべき弾性表面波素子の
入力用または出力用くし歯状電極とを接続用電極により
結合するとともに、外部リードを前記接続用電極に接続
し、かつ、前記外部リードの他端を、下端が前記ステム
の底面から突出しないような態様で前記ステムに設けら
れた端子に接続したことを特徴とする。
【0010】
【作用】弾性表面波素子の入力用または出力用くし歯状
電極と、他のカスケード接続すべき弾性表面波素子の入
力用または出力用くし歯状電極を結合する接続用電極に
外部リードが接続され、かつ、該外部リードが、下端が
ステムの底面から突出しないようにステムに設けられた
端子に接続されることにより、端子から外部リード及び
接続用電極を介して入力用または出力用くし歯状電極
に、所定の電圧を印加することが可能になり、不安定に
乗った(付着した)爆飛などの導電性異物をクーロン力
により、入力用または出力用くし歯状電極に確実に付着
させ、くし歯状電極の電極指間をショートさせることに
より、導電性異物がくし歯状電極に不安定に付着した不
良品(多素子型の2重モード弾性表面波フィルタ)を確
実に検出、除去して、製品の信頼性を向上させることが
できる。
電極と、他のカスケード接続すべき弾性表面波素子の入
力用または出力用くし歯状電極を結合する接続用電極に
外部リードが接続され、かつ、該外部リードが、下端が
ステムの底面から突出しないようにステムに設けられた
端子に接続されることにより、端子から外部リード及び
接続用電極を介して入力用または出力用くし歯状電極
に、所定の電圧を印加することが可能になり、不安定に
乗った(付着した)爆飛などの導電性異物をクーロン力
により、入力用または出力用くし歯状電極に確実に付着
させ、くし歯状電極の電極指間をショートさせることに
より、導電性異物がくし歯状電極に不安定に付着した不
良品(多素子型の2重モード弾性表面波フィルタ)を確
実に検出、除去して、製品の信頼性を向上させることが
できる。
【0011】また、上記端子が、ステムの底面から突出
しないようにステムに取り付けられているため、回路基
板上に実装する場合に、基板上の配線を変更することな
く、上記の作用を行わせることが可能である。
しないようにステムに取り付けられているため、回路基
板上に実装する場合に、基板上の配線を変更することな
く、上記の作用を行わせることが可能である。
【0012】
【実施例】以下、この発明の実施例を図に基づいて説明
する。図1は、この発明の一実施例にかかる2素子型の
2重モード弾性表面波フィルタの電極配線状態を示す平
面図であり、図2は、その回路構成を示している。ま
た、図3は、図1及び図2に示す実施例の弾性表面波フ
ィルタのステムの構造を示す断面図である。
する。図1は、この発明の一実施例にかかる2素子型の
2重モード弾性表面波フィルタの電極配線状態を示す平
面図であり、図2は、その回路構成を示している。ま
た、図3は、図1及び図2に示す実施例の弾性表面波フ
ィルタのステムの構造を示す断面図である。
【0013】この弾性表面波フィルタAは、前述の従来
例の2素子型のたて結合2重モード弾性表面波フィルタ
と同様に、単結晶のタンタル酸リチウム基板(表面波基
板)を用いた254MHz用フィルタであり、表面波基
板20上に、第1のたて結合2重モード弾性表面波素子
(第1の弾性表面波素子)21及び第2のたて結合2重
モード弾性表面波素子(第2の弾性表面波素子)22を
配設し、カスケード接続するとともに、結合容量を形成
するための電極7を配設している。
例の2素子型のたて結合2重モード弾性表面波フィルタ
と同様に、単結晶のタンタル酸リチウム基板(表面波基
板)を用いた254MHz用フィルタであり、表面波基
板20上に、第1のたて結合2重モード弾性表面波素子
(第1の弾性表面波素子)21及び第2のたて結合2重
モード弾性表面波素子(第2の弾性表面波素子)22を
配設し、カスケード接続するとともに、結合容量を形成
するための電極7を配設している。
【0014】第1の弾性表面波素子21は、くし歯状電
極(IDT)1,2,3(ただし、IDT1,3は、第
2の弾性表面波素子22への出力用IDT)と、その両
側に配設された反射器8,9を組み合せることにより形
成されており、また、第2の弾性表面波素子22は、く
し歯状電極(IDT)4,5,6(ただし、IDT4,
6は、第1の弾性表面波素子21からの入力用IDT)
と、その両側に配設された反射器10,11を組み合せ
ることにより形成されている。
極(IDT)1,2,3(ただし、IDT1,3は、第
2の弾性表面波素子22への出力用IDT)と、その両
側に配設された反射器8,9を組み合せることにより形
成されており、また、第2の弾性表面波素子22は、く
し歯状電極(IDT)4,5,6(ただし、IDT4,
6は、第1の弾性表面波素子21からの入力用IDT)
と、その両側に配設された反射器10,11を組み合せ
ることにより形成されている。
【0015】第1の弾性表面波素子21の出力用くし歯
状電極(出力用IDT)1,3は、接続用電極(配線)
12a,12bにより、第2の弾性表面波素子22の入
力用くし歯状電極(入力用IDT)4,6に接続されて
おり、一方の接続用電極12bは、ワイヤ16によりス
テム15に接続されている。また、第1の弾性表面波素
子21のIDT2及び、第2の弾性表面波素子22のI
DT5は、それぞれワイヤ13a,13b,14a,1
4bによりステム15に設けられた端子T1,T2,
T3,T4に接続されており、端子T2,T3はステム15
と導通している。そして、これらの端子T1,T2,
T3,T4は、回路基板上の配線を避けて、所定の接続対
象に接続できるように、ステム15の底面側の所定の位
置から下方に突出している(図3)。
状電極(出力用IDT)1,3は、接続用電極(配線)
12a,12bにより、第2の弾性表面波素子22の入
力用くし歯状電極(入力用IDT)4,6に接続されて
おり、一方の接続用電極12bは、ワイヤ16によりス
テム15に接続されている。また、第1の弾性表面波素
子21のIDT2及び、第2の弾性表面波素子22のI
DT5は、それぞれワイヤ13a,13b,14a,1
4bによりステム15に設けられた端子T1,T2,
T3,T4に接続されており、端子T2,T3はステム15
と導通している。そして、これらの端子T1,T2,
T3,T4は、回路基板上の配線を避けて、所定の接続対
象に接続できるように、ステム15の底面側の所定の位
置から下方に突出している(図3)。
【0016】第1の弾性表面波素子21の出力用IDT
1,3と第2の弾性表面波素子22の入力用IDT4,
6を結合する接続用電極のうち、ステム15に接続され
ていない方の接続用電極12aには、外部リード17が
接続され、外部リード17の他端は端子T5に接続され
ている。そして、この端子T5の下端側は、ステム15
の底面から突出しないようにステム15に取り付けられ
ている(図3)。なお、端子T5を配設する位置には特
に制約はなく、ステム15上の任意に位置に設けること
が可能である。
1,3と第2の弾性表面波素子22の入力用IDT4,
6を結合する接続用電極のうち、ステム15に接続され
ていない方の接続用電極12aには、外部リード17が
接続され、外部リード17の他端は端子T5に接続され
ている。そして、この端子T5の下端側は、ステム15
の底面から突出しないようにステム15に取り付けられ
ている(図3)。なお、端子T5を配設する位置には特
に制約はなく、ステム15上の任意に位置に設けること
が可能である。
【0017】上記のように構成されたこの実施例の2素
子型の2重モード弾性表面波フィルタAにおいては、第
1の弾性表面波素子21の出力用IDT1,3と第2の
弾性表面波素子22の入力用IDT4,6を結合する接
続用電極のうち、ステム15に接続されていない方の接
続用電極12aに外部リード17が接続され、外部リー
ド17の他端は、ステムに設けられた端子T5に接続さ
れているため、端子T5から、外部リード17を介し
て、第1の弾性表面波素子21の出力用IDT1,3と
第2の弾性表面波素子22の入力用IDT4,6に電圧
を印加することにより、出力用IDT1,3及び入力用
IDT4,6上に不安定に乗った(付着した)爆飛など
の導電性異物を、クーロン力により、出力用IDT1,
3及び入力用IDT4,6に確実に付着させ、各IDT
を構成する電極指間をショートさせることにより、不良
品を検出することができる。さらに、上記端子T5が、
ステム15の底面から突出しないようにステム15に取
り付けられており、回路基板(図示せず)上に実装する
ような場合にも、回路基板上の配線に該端子T5が接触
しないため、配線を変更するような必要がなく、実装上
その他の面でなんらの不利益を受けることなしに、導電
性異物が不安定に乗った(付着した)弾性表面波フィル
タ(不良品)を確実に除去して、製品の信頼性を向上さ
せることができる。
子型の2重モード弾性表面波フィルタAにおいては、第
1の弾性表面波素子21の出力用IDT1,3と第2の
弾性表面波素子22の入力用IDT4,6を結合する接
続用電極のうち、ステム15に接続されていない方の接
続用電極12aに外部リード17が接続され、外部リー
ド17の他端は、ステムに設けられた端子T5に接続さ
れているため、端子T5から、外部リード17を介し
て、第1の弾性表面波素子21の出力用IDT1,3と
第2の弾性表面波素子22の入力用IDT4,6に電圧
を印加することにより、出力用IDT1,3及び入力用
IDT4,6上に不安定に乗った(付着した)爆飛など
の導電性異物を、クーロン力により、出力用IDT1,
3及び入力用IDT4,6に確実に付着させ、各IDT
を構成する電極指間をショートさせることにより、不良
品を検出することができる。さらに、上記端子T5が、
ステム15の底面から突出しないようにステム15に取
り付けられており、回路基板(図示せず)上に実装する
ような場合にも、回路基板上の配線に該端子T5が接触
しないため、配線を変更するような必要がなく、実装上
その他の面でなんらの不利益を受けることなしに、導電
性異物が不安定に乗った(付着した)弾性表面波フィル
タ(不良品)を確実に除去して、製品の信頼性を向上さ
せることができる。
【0018】また、上記実施例では、表面波基板20上
に、結合容量形成用の電極7を設けた場合について説明
したが、電極7を表面波基板20上には設けず、結合容
量用のコンデンサを外付けしたタイプの多素子型の2重
モード弾性表面波フィルタにもこの発明を適用すること
が可能である。
に、結合容量形成用の電極7を設けた場合について説明
したが、電極7を表面波基板20上には設けず、結合容
量用のコンデンサを外付けしたタイプの多素子型の2重
モード弾性表面波フィルタにもこの発明を適用すること
が可能である。
【0019】なお、結合容量用のコンデンサを外付けし
た場合、高価なタンタル酸リチウム基板などの表面波基
板を小型化することが可能になるため、結合容量用のコ
ンデンサを外付けすることが必要になることを考慮して
も、総合的にみて、上記実施例の場合よりもコストを低
減することが可能になる。
た場合、高価なタンタル酸リチウム基板などの表面波基
板を小型化することが可能になるため、結合容量用のコ
ンデンサを外付けすることが必要になることを考慮して
も、総合的にみて、上記実施例の場合よりもコストを低
減することが可能になる。
【0020】また、上記実施例では、たて結合2重モー
ド弾性表面波素子をカスケード接続した2重モード弾性
表面波フィルタAについて説明したが、この発明は、た
て結合2重モード弾性表面波素子を用いた弾性表面波フ
ィルタに限らず、横結合2重モード弾性表面波素子を用
いた弾性表面波フィルタにも適用することが可能であ
る。
ド弾性表面波素子をカスケード接続した2重モード弾性
表面波フィルタAについて説明したが、この発明は、た
て結合2重モード弾性表面波素子を用いた弾性表面波フ
ィルタに限らず、横結合2重モード弾性表面波素子を用
いた弾性表面波フィルタにも適用することが可能であ
る。
【0021】さらに、上記実施例では、表面波基板とし
て、タンタル酸リチウムの単結晶基板を用いた場合につ
いて説明したが、表面波基板としては、これに限られる
ものではなく、ニオブ酸リチウムの単結晶基板その他種
々の表面波基板を用いることができる。
て、タンタル酸リチウムの単結晶基板を用いた場合につ
いて説明したが、表面波基板としては、これに限られる
ものではなく、ニオブ酸リチウムの単結晶基板その他種
々の表面波基板を用いることができる。
【0022】また、この発明は、2素子型の弾性表面波
フィルタに限らず、2重モード弾性表面波素子を3素子
以上カスケード接続した多素子型の2重モード弾性表面
波フィルタにも適用することが可能である。
フィルタに限らず、2重モード弾性表面波素子を3素子
以上カスケード接続した多素子型の2重モード弾性表面
波フィルタにも適用することが可能である。
【0023】
【発明の効果】上述のように、この発明の弾性表面波フ
ィルタは、弾性表面波素子の入力用または出力用くし歯
状電極と、他のカスケード接続すべき弾性表面波素子の
入力用または出力用くし歯状電極とを結合する接続用電
極に、外部リードを接続し、この外部リードの他端を、
下端がステムの底面から突出しないようにステムに設け
られた端子に接続しているので、外部リードから電圧を
印加して、くし歯状電極を構成する電極指間をショート
させることにより、不良品を検出することができるとと
もに、回路基板(図示せず)上に実装するような場合に
も、回路基板上の配線を変更したりするような必要がな
く、実装上その他の面でなんらの不利益を受けることな
しに、導電性異物が不安定に乗った(付着した)弾性表
面波フィルタ(不良品)を確実に除去して、製品の信頼
性を向上させることができる。
ィルタは、弾性表面波素子の入力用または出力用くし歯
状電極と、他のカスケード接続すべき弾性表面波素子の
入力用または出力用くし歯状電極とを結合する接続用電
極に、外部リードを接続し、この外部リードの他端を、
下端がステムの底面から突出しないようにステムに設け
られた端子に接続しているので、外部リードから電圧を
印加して、くし歯状電極を構成する電極指間をショート
させることにより、不良品を検出することができるとと
もに、回路基板(図示せず)上に実装するような場合に
も、回路基板上の配線を変更したりするような必要がな
く、実装上その他の面でなんらの不利益を受けることな
しに、導電性異物が不安定に乗った(付着した)弾性表
面波フィルタ(不良品)を確実に除去して、製品の信頼
性を向上させることができる。
【図1】この発明の一実施例にかかる2素子型の弾性表
面波フィルタの電極配線状態を示す平面図である。
面波フィルタの電極配線状態を示す平面図である。
【図2】この発明の一実施例にかかる2素子型の弾性表
面波フィルタの回路構成を示す図である。
面波フィルタの回路構成を示す図である。
【図3】図1及び図2に示す実施例の弾性表面波フィル
タのステムの構造を示す断面図である。
タのステムの構造を示す断面図である。
【図4】従来の2素子型の弾性表面波フィルタの電極配
線状態を示す平面図である。
線状態を示す平面図である。
【図5】従来の2素子型の弾性表面波フィルタの回路構
成を示す図である。
成を示す図である。
T5 外部リードが接続される端子 1,3 第1の弾性表面波素子の出力用くし歯状
電極 2 第1の弾性表面波素子のくし歯状電極 4,6 第2の弾性表面波素子の入力用くし歯状
電極 5 第2の弾性表面波素子のくし歯状電極 12a (ステムに接続されていない方の)接
続用電極 15 ステム 17 外部リード 20 表面波基板 21 第1の弾性表面波素子 22 第2の弾性表面波素子
電極 2 第1の弾性表面波素子のくし歯状電極 4,6 第2の弾性表面波素子の入力用くし歯状
電極 5 第2の弾性表面波素子のくし歯状電極 12a (ステムに接続されていない方の)接
続用電極 15 ステム 17 外部リード 20 表面波基板 21 第1の弾性表面波素子 22 第2の弾性表面波素子
Claims (1)
- 【請求項1】 ステム上に載置された表面波基板にくし
歯状電極を配設することにより形成した複数の2重モー
ド弾性表面波素子をカスケード接続してなる多素子型の
2重モード弾性表面波フィルタであって、弾性表面波素
子の入力用または出力用くし歯状電極と、他のカスケー
ド接続すべき弾性表面波素子の入力用または出力用くし
歯状電極とを接続用電極により結合するとともに、外部
リードを前記接続用電極に接続し、かつ、前記外部リー
ドの他端を、下端が前記ステムの底面から突出しないよ
うな態様で前記ステムに設けられた端子に接続したこと
を特徴とする弾性表面波フィルタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24704091A JPH0563499A (ja) | 1991-08-30 | 1991-08-30 | 弾性表面波フイルタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24704091A JPH0563499A (ja) | 1991-08-30 | 1991-08-30 | 弾性表面波フイルタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0563499A true JPH0563499A (ja) | 1993-03-12 |
Family
ID=17157524
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24704091A Withdrawn JPH0563499A (ja) | 1991-08-30 | 1991-08-30 | 弾性表面波フイルタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0563499A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5963114A (en) * | 1996-05-28 | 1999-10-05 | Fujitsu Limited | Surface-acoustic-wave device having an improved pass-band characteristic and an improved degree of freedom for setting input and output impedances |
-
1991
- 1991-08-30 JP JP24704091A patent/JPH0563499A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5963114A (en) * | 1996-05-28 | 1999-10-05 | Fujitsu Limited | Surface-acoustic-wave device having an improved pass-band characteristic and an improved degree of freedom for setting input and output impedances |
US6111481A (en) * | 1996-05-28 | 2000-08-29 | Fujitsu Limited | Surface-acoustic-wave three interdigital electrodes with different numbers of finger pairs |
US6114926A (en) * | 1996-05-28 | 2000-09-05 | Fujitsu Limited | Surface-acoustic-wave device having an improved pass-band characteristic and an improved degree of freedom for setting input and output impedances |
US6271739B1 (en) | 1996-05-28 | 2001-08-07 | Fujitsu Limited | Surface-acoustic-wave device having an improved pass-band characteristic and an improved degree of freedom for setting input and output impedances |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19981112 |