JPH0563288U - 鳩害防止具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】 鳩などが住居のベランダ等の手すりに止まる
ことを防ぐ。 【構成】 擬似止まり木１と、手すり４に擬似止まり木
１を据えつけるための支持具２から構成される。支持具
２は基部と、基部にしっかりと固定された垂直の支柱か
らなる。擬似止まり木には二本の紐３がつけられてい
て、その紐３をたるんだ状態で支持具２に接続する。手
すり４に直接、鳩がとまれないように、擬似止まり木１
は手すり４からずれ落ちないようにする。擬似止まり木
１を複数個並べることによって、手すり４の上面全体を
覆う。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】 動物の害を防ぐ分野

【０００２】

【従来の技術】 １−１０５４８１ 基本的な考えは、細い線を電線のように 張ること。その応用として、その線に円筒形の器具を取りつけ、回転による 不安定性で、鳥がとまれなくなることを期待する考案。 ６０−４９７８４ 心棒に貫通した回転体を数珠玉状に連続配置した止まり木を備えた防鳥器具 。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】 鳩などが住居のベランダ等の手すりに止ま って糞害を起こしたり、騒音を出したりするのを未然に防止する。さらに、 ベランダの手すりで、ふとんを干したりできるようにする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】 ベランダの手すりに不安定な擬似止まり木を 設置する。擬似止まり木は支持具によって手すり上にとめられる。擬似止ま り木を据えつけるための紐にたるみをもたせる。紐の長さは、擬似止まり木 が手すり上からずれ落ちない程度にする。擬似止まり木の大きさは、鳩が直 接、手すりにとまれないようにするのに十分な程度で、鳩がとまってもつぶ れない程度の硬さにする。擬似止まり木は開閉可能な環によって支持具に接 続し、支持具は取りはずしが容易なベルトによって手すりに固定する。

【０００５】

【作用】 擬似止まり木を据えつけるための紐にたるみがあるので、擬似止ま り木は不安定になり、ぐらぐらするが、紐の長さに限界があるため、擬似止 まり木そのものが落下したり、手すりからずれ落ちたりすることはない。支 持具と擬似止まり木を組み合わせて使用するので、擬似止まり木の形状は、 不安定でありさえすれば自由に選択できる。支持具および擬似止まり木の取 りはずしは簡単である。

【０００６】

【実施例】 支持具をベルトで手すりに固定する。擬似止まり木の両端につい ている紐を支持具に接続する。支持具を必要なだけ据えつけ、ベランダの手 すりの上面全体を疑似止まり木で覆う。

【０００７】

【考案の効果】 鳩は、手すりにとまろうとするが、擬似止まり木が手すりの 上面全体を覆いつくしているため、擬似止まり木にとまることを選択する。 しかし擬似止まり木が不安定なため、足がすべり、とまることができなかっ た。そのため、ベランダに鳩がよりつかなくなった。鳩の気配がないときは 、支持具を必要なだけ取りはずして、ベランダの手すりでふとんを干すこと ができた。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例を示す斜視図。擬似止まり木
は回転楕円体。

【図２】擬似止まり木を手すり上に据えつけるための支
持具。

【図３】球形をした擬似止まり木の一例。

【図４】円筒形をした擬似止まり木の一例。

【符号の説明】

１擬似止まり木 ２支持具 ３紐 ４手すり ５環 ６支柱 ７基部 ８ベルト ９環 １０開閉可能環

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 ベランダの手すりなどに擬似止まり木を
   据えつけることによって、鳥が手すりにとまれないよう
   にする。擬似止まり木は、適度にたるんだ紐によって支
   持具に接続するので、不安定でありながら、手すりから
   ずれ落ちることがない。
2. 【請求項２】 擬似止まり木と支持具は簡単に取りはず
   しできるので工事がいらない。