JPH056294B2 - - Google Patents

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JPH056294B2
JPH056294B2 JP19104887A JP19104887A JPH056294B2 JP H056294 B2 JPH056294 B2 JP H056294B2 JP 19104887 A JP19104887 A JP 19104887A JP 19104887 A JP19104887 A JP 19104887A JP H056294 B2 JPH056294 B2 JP H056294B2
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Masamitsu Sumyoshi
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Tempearl Industrial Co Ltd
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Tempearl Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 本発明は、小型電気機器の電源開閉と過電流保
護を目的とした超小型サーキツトプロテクタに係
る。
従来、小型電気機器の電源開閉と過電流保護に
は大別して次の方法が多用されている。
(1) 電源開閉用スイツチとヒユーズによるもの。
(2) 電源開閉用スイツチと熱線あるいは、バイメ
タルを利用したオーバーカレントプロテクタに
よるもの。
(3) 電源開閉用スイツチと過電流保護機能を兼備
えたサーキツトプロテクタによるもの。
前記(1)による場合は、一番安価な方法であるが
ヒユーズ溶断に備え、寸法および電流容量の合つ
たヒユーズの常備が必要であり、またヒユーズ溶
断時には復旧のための取替作業など保守面がきわ
めて悪い。
しかも電源開閉用スイツチとヒユーズは別々に
取付けられるためスペースを広く要する、また機
器製作時の組立作業も省力化の面からみて不利で
ある。(2)による場合は、(1)による場合に比べ若干
高価となるが、取替用ヒユーズの常備は不要で過
電流保護後の復旧は釦操作のみで可能となり、保
守面では良好となる。しかし、取付スペース、組
立作業性などは(1)による場合と同等である。(3)に
よる場合は一番高価であるが、その他の面では(1)
および(2)に勝る。
しかし乍ら現行品は小型になつたといえども、
小型電気機器への実用面からみればまだ大きく
て、高価であるなど夫々一長一短がある。
加えて電気機器の美観上あるいは操作性などの
観点から押釦操作式のサーキツトプロテクタの要
望が最近増加している。
本発明は以上の点に鑑みなされたもので、即ち
形状は筒形ヒユーズホルダー類似で超小型にし
て、電源開閉機能と過電流保護機能がモールドケ
ース内に一体化され、押釦操作式、ジヤストリセ
ツト方式のトリツプフリー機構でありながら構造
簡単にして、しかも安価に提供できるものであ
る。
〔発明の構成〕
本件の発明は、ケース内で基端側を支点として
他端側が揺動自在としたリンク承に、第1の懸架
部、可動接点、第1の懸架部とリンク承の係合手
段、過電流検出及び係合引外し手段、接点開方向
付勢手段等を略一体的に組み付け、第1の懸架部
を駆動することで可動接点がケース内に固定され
た固定接点に対して開閉動作するように構成した
接点開閉機構部と、 ONとOFFの2つの操作部に区分された操作面
をケース外部に露出し、ケース内部側には、第2
の懸架部と、ケースに対して接点開及び閉の2つ
の状態に対応する位置に第2の懸架部を保持する
と共にケースの外方に抜け落ちることを阻止する
係合部とを備えた突起を有し、ケースの収納凹部
にスライド移動及び若干の回動が可能に収納され
るハンドルと、 機構部に含まれる第1の懸架部と、ハンドルの
第2の懸架部を連結するリンクばね、 ハンドルとリンクばねを常に特定の折れ曲がり
方向に付勢するハンドルばね、 更に、ハンドル収納凹部、機構収納部、ハンド
ルの係合部に対応する突起等を有するケースより
成り、 第1の懸架部、第2の懸架部、ハンドルのON
側操作部、OFF側操作部の位置関係、及び、接
点を開方向に付勢する力と、それを受けて、接点
を開及び、閉位置に保持するハンドルとケースの
突起の係合位置や角度を工夫して、従来一般に見
られるような軸を固定した回動式のハンドルでな
く、略押釦式のハンドルを用いながら、手動によ
る接点の開状態から閉状態への移行操作、閉状態
保持、閉状態から開状態への移行操作、開状態保
持、更には過電流検出自動トリツプ、リセツト動
作及びトリツプフリー等の動作が可能となるよう
なサーキツトプロテクタを構成したものである。
〔実施例〕
以下に図面により、本発明の一実施例を説明す
る。
第1図〜第3図は、組立てられた状態の内部の
機構を説明する図で、ケースを半分取り除いてあ
り、 第1図は「切」の安定状態を、第2図は「入」
の安定状態を、第3図は手動にて、ハンドルを
ON方向に付勢していながら、過電流検出素子の
働きで係合が解かれて接点が開になつた、いわゆ
るトリツプフリーの状態を示す。第4図は、主た
る機構部品の分解斜視図である。
図において、1はケースで絶縁物より成り、本
例では第1図〜第3図に示す断面部で2分割され
ている。
ケース内部には、機構収納部54と、ハンドル
収納凹部55と、ストツパー係合突起53と、傾
斜面57とガイド面56を備えた保持爪係合突起
16を、それぞれ図の位置に備えている。
11は端子板で、ケース外方に端子部37を延
出し、ケース内部では、固定接点13を固着され
て、ケース1に装着固定される。
9は接続導体で、同じくケース外方に端子部3
6を延出し、端子部36と反対側の端部はL字状
に折曲げられ、ケース機構収納部の所定位置に図
の如く固定装着される。L字状に折曲げられた端
部には、切欠部49、係合溝32,33、懸架溝
34,35がそれぞれ形成されている。
6は、リンク承で、基端部に設けられた爪2
2,23が接続導体9の係合溝32,33に係合
し、同じく接続導体9の切欠部49内を貫通し
て、図の右方向に長く延出する。
なお、爪22,23と、係合溝32,33の係
合は後述するしや断ばね10により、リンク承6
が接続導体9に対し図の右方向に付勢されて維持
される。
リンク承6の他端部は折曲げられ、装着孔44
を有し、該装着孔には、高膨張側面43、低膨張
側面42を有し、可動接点12が固着されたバイ
メタル5の突出部24を孔45に挿入した絶縁ブ
ツシング8を嵌装し、バイメタル5の可動接点1
2側の端部を支える。
なお、バイメタル5の基端部は、巾細部52が
接続導体9の切欠部49を嵌通し、固着面21
が、リンク承の爪22,23とケース1の突起物
15の間でゆるく狭示されると共に、停止面20
が基台により支えられて図中左への移動を阻止さ
れている。
バイメタル5は、リンク承6の爪22,23と
係合溝32,33の係合基端部を支点とする揺動
に合わせて略一体的に揺動し、バイメタルに固着
された可動接点12と端子板11に固着された固
定接点13が開閉動作する。
バイメタル5の固着面21は、リード線14の
端部48に固着され、リード線14の他の端部4
7は接続導体9に固着され、端子部37と36の
間は、端子板11、固着接点13、可動接点1
2、バイメタル5、リード線14、接続導体9と
いう経路で電気的に接続される。
更にリンク承6の中間部には、しや断ばね10
の懸架部28と、長方形孔明部の内縁の一部を用
いたリンク係合部25、リンクばねの停止面2
6,27が形成されている。
10はしや断ばねで一端51がリンク承6の懸
架部28に、一端50が接続導体9の懸架溝3
4,35に懸架され、接続導体9に対して常にリ
ンク承6を図の右方に、且つ、リンク承6の爪2
2,23と接続導体9の係合溝32,33との係
合部を支点として、図中反時計方向に回動するよ
うに付勢している。
2はハンドルで、略中央部においてON側操作
部58とOFF側操作部59に区分された操作面
60を有する本体部と、本体部の操作面60の反
対側に位置する面には、先端に操作面と略平行
に、ON側操作部からOFF側操作部に至る方向に
伸びる傾斜面61を有する保持爪18、保持爪1
8の近傍に第2の懸架部17と、ストツパー19
を有する突起を有している。
上述のハンドル2は、ケース1のハンドル収納
凹部55内に、操作面60は外方に露程し、保持
爪18、第2の懸架部17、ストツパー19はケ
ース1の機構収納部54側に向けて収納される。
ここで、保持爪18と保持爪係合突起16が対
となつて第1の係合部が、ストツパー19とスト
ツパー係合突起53が対となつて第2の係合部が
構成され、更に第1の係合部、第2の係合部共、
ハンドル収納凹部55からハンドル2がケース外
方に抜け落ちることを阻止する方向の係合となつ
ている。
また第2図の如く第1の係合部が係合した状態
では第2の係合部が外れ、ハンドル収納凹部55
内でハンドル2は、操作面60のOFF側操作部
59に対してON側操作部58がケース1内に押
込まれて傾むいており、且つ、ハンドル収納凹部
55とハンドル2の間には更なる押込み代64が
残つている。
また第1図の如く、第2の係合部が係合した状
態では第1の係合は外れており、保持爪18の先
端は保持爪係合突起16の摺動ガイド面56に当
接し、ハンドル収納凹部55内で、ハンドル2は
OFF側操作部59と共にON側操作部58も、ケ
ース外方すなわち図中左に突出している。
ハンドル2とリンク承6の間は、リンクばね3
とリンク7により連結される。コの字状のリンク
ばね3は、ハンドル2の第2の懸架部17とリン
ク7の第1の懸架部30間に懸架され、リンク7
のV字状溝29は、リンク承6のリンク係合部2
5にV字底で係合する。なお、リンク7は、リン
ク承6の長方形孔を嵌通して、バイメタル5側に
突出するバイメタル接触面31をも有している。
また、リンクばね3とハンドル2の間には、ハ
ンドルばね4が介装され、該ハンドルばね4は、
図において、ハンドル2に対し、リンクばね3が
第2の懸架部17を中心として時計方向に回動す
るよう付勢している。
第1図、第2図において、第2の懸架部17を
中心としてリンクばね3は、ハンドルばね4によ
り常に図の時計方向に回動付勢されており、第1
の懸架部30は、リンク承6の停止面26,27
の位置に押当てられているから、第1の懸架部3
0は第2の懸架部17と係合部25を結ぶ線分に
対して常に図の下方に位置することになり、手動
による「入」「切」のハンドル操作力や、しや断
ばね10によるリンク承6の回動付勢力は、いず
れも第2の懸架部17と係合部25を互いに近づ
ける方向に働くので、それらのいかなる状態にお
いても第1の懸架部30は、リンク承6の停止面
26,27上に位置し外れることはなく、あたか
も第1の懸架部30は、リンク承6に一体に形成
されているかの如く振舞う。
さて、ハンドルの保持爪18とケースの保持爪
係合突起16の第1の係合部が係合した状態すな
わち第2図の状態では、第2の懸架部17は、ハ
ンドルのストツパー19とケースのストツパー係
合突起53の第2の係合部が係合した状態すなわ
ち第1図の状態にある時より、機構側により近く
なるよう位置関係が配置してあり、リンクルばね
3を介して第1の懸架部30は、リンク承6をリ
ンク承6の爪22,23と接続導体9の溝32,
33の係合部を支点として図の時計方向に回動す
るようしや断ばね10の付勢力に抗して押圧して
いる。この時、接点同士が当接し、その反力によ
りハンドル2の保持爪18の傾斜面61とケース
1の保持爪係合突起16の傾斜面57は第2の懸
架部17と第1の懸架部30を結ぶ線分に対し
て、第1の係合がより深くなる角度で傾斜させて
あり、その係合を保持しつづけると共に、第2図
の接点閉の状態を維持しつづける。また、ハンド
ル2は操作面60、主としてON側操作面58が
ケース内に押込まれた状態を維持する。
次に、ハンドル2のストツパー19とケース1
のストツパー係合突起53の第2の係合が結合し
ている状態、すなわち、第1図の状態では、第2
の懸架部17が、第1の係合部が結合している第
2図の状態に比べ機構部より遠くなる位置関係に
あり、したがつてリンク承6は、しや断ばね10
の付勢力により、リンク承6の爪22,23と接
続導体9の溝32,33の係合部を支点としてス
トツパー19とストツパー係合突起53が係合当
接するまで、図の反時計方向に回転して接点は開
離安定する。また、ハンドル2はハンドル収納部
55に対して操作面60、主としてON側操作部
58が突出する。
この時ハンドル保持爪18の先端は、ケース1
の保持爪摺動ガイド面56に当接しており、スト
ツパー19とストツパー係合突起53が外れてハ
ンドル2が、ケース1のハンドル収納凹部55か
ら外方に抜け落ちることはない。
更に、第1図、第2図のいずれかの状態、ある
いは第1図から第2図、第2図から第1図へ移行
するいかなる状態においても、リンクばね3がリ
ンク承6の停止面26,27に当接している間
は、第2の懸架部17は、第1の懸架部30と、
ハンドル2の操作面60のON側操作部58側の
端部62、同じく、OFF側操作部59側の端部
63の3点を頂点として作られる仮想3角形の中
で移動するよう第1、第2の係合部の位置関係を
設定してある。
以上のように構成された本発明によるサーキツ
トプロテクタは、手動によるハンドル操作によ
り、第1図の接点開の状態から、第2図の接点閉
の状態に以下のようにして移行する。
すなわち、第1図の状態において、指で、ハン
ドル2の操作面60のON側操作部58を図の右
方向に押圧すると、ハンドル2はハンドル収納凹
部内に図中右方に押込まれると共に、第2の懸架
部17もまた、図中右方に移動する。この時、前
述のとおり、第2の懸架部17は、ハンドル2の
操作面60のON側操作部58側の端部62と、
OFF側操作部側の端部63、及び第1の懸架部
30を頂点とする仮想三角形の中でしか移動しな
いようそれぞれの位置関係を設定してあるので、
ハンドルのON側操作部58と第2の懸架部17
と第1の懸架部30は、少なくともほぼ一直線状
か、あるいは第2の懸架部17が、第1図におい
て、より図の下方に移動するよう力を受けること
になるが、ハンドルの保持爪18の先端は、ケー
スの保持爪摺動ガイド面56に当接して、図の下
方への移動を阻げられているので、やはり第2の
懸架部17は保持爪18の先端が、ケースの保持
爪摺動ガイドに当接したまま、図中右方への移動
しか出来ないよう拘束されている。第2の懸架部
17の右方への移動は、リンクばね3を介して、
第1の懸架部30に伝えられ、第1の懸架部はす
でに説明したとおり、リンク承6にほぼ一体的で
あるかの如く振舞うので、リンク承6は第1図の
状態から爪22,23と接続導体9の係合溝3
2,33との係合部を支点として、しや断ばね1
0の回動付勢力に抗して、図中時計方向に回転す
る。
やがて、リンク承6とほぼ一体に回転するバイ
メタル5に固着された可動接点12は、固定接点
13に近づいて当接し、端子37と36の間を電
気的に閉路する。
更に、ハンドル2のON側操作部58を押しつ
づけると、バイメタルのしなりにより可動接点は
固定接点に当接したまま、保持爪18の先端部は
保持爪摺動ガイド面56を超えて、第2の懸架部
17が第1図の下方に移動することを阻止する物
がなくなり、保持爪18の先端部と第2の懸架部
は急激に図の下方に移動する。この時、ハンドル
ばね4は移動方向と逆向きに付勢されているが、
指によるハンドル操作力により、その付勢力に抗
して、第2の懸架部は図の下方に移動する。
その後、指をハンドルのON側操作部58より
離すと第2の懸架部17は、接点同士の接圧力を
抗力として、リンク承6が図中反時計方向に回動
し、その回動に合わせて図中左に移動して元にも
どろうとするが、若干元にもどつた所で、今度は
ハンドル保持爪18の傾斜面61と、ケースの保
持爪係合突起16の傾斜面57が係合し、先に述
べたとおりその傾斜面は第2の懸架部17と第1
の懸架部30を結ぶ直線に対して、第2の懸架部
17が、接点接触圧の抗力により図の左に移動し
ようとすると、より係合が深まる角度に選んであ
るため、その係合を維持すると共に、接点の閉接
状態及び、ハンドルの状態を第2図のように維持
する。
なお、接点同士の接触圧力は第2図の状態にお
いてリンクばね3のしなり、及び、リンク承6に
対するバイメタルのしなりによつて発生してい
る。
次に、第2図の接点閉の状態から、第1図の接
点開の状態に手動で移行するには、第2図の状態
のハンドルのOFF側操作部59を図の右方向に
指で押圧すると、ハンドルの保持爪18が図の右
方向に移動し、ケース1の保持爪係合突起16の
傾斜面57とハンドル2の保持爪18の傾斜面6
1とが開離すると共に、第2の懸架部17は、第
1の懸架部30と、操作面60の端部62,63
を頂点とする仮想三角形の中にあるので、位置を
拘束された第1の懸架部30に対して、ハンドル
のOFF側操作部59すなわち、端部63を図の
右方に押圧すると、第2の懸架部17は図中上方
向、すなわち保持爪係合突起16と保持爪18の
第1の係合が外れる方向に移動する。
そのまま、ハンドルのOFF側操作部59を押
圧しつづけると傾斜面57と61は完全に係合が
外れて、第2の懸架部17が図の左方に移動して
も係合しなくなる位置まで第2の懸架部17が上
方に移動する。
次に、OFF側操作部59を押圧している指を
離すと、しや断ばね10のリンク承6への図の反
時計方向への回動付勢力により、リンク承6が同
方向へ回動して、可動接点12が固定接点13か
ら開離すると共に、ハンドルばね4の付勢力によ
りハンドル2とリンクばね3は第1図に示す角度
に折れ曲がり、再び第1の係合部が係合すること
がない位置を維持すると共に、第2の懸架部17
は図の左方に移動し、ハンドルのストツパー19
とケース1のストツパー係合突起53に当接した
位置で停止し、第1図の接点開位置で状態を保持
する。
更に、第2図の如く接点が「入」にある状態か
ら、通電電流が過電流領域の大きさとなつた場合
を第2図〜第3図を用いて説明する。
第2図において、端子37,36間の通電電流
が過電流域の大きさになると、バイメタル5内を
流れる電流による自己発熱により、バイメタルの
両端を支点として、中央部の高膨張側43側への
湾曲が過大となり、ついには、第2図の状態にあ
るリンク7のバイメタル接触面31を図の上方に
移動させ、リンク7をリンク承6のリンク係合部
25を支点として、図の時計方向に回動しようと
するが、当初は第2図において第2の懸架部17
と係合部25間を縮める方向に接点接触圧力の抗
力がかかることにより、中間の第1の懸架部30
を下方に移動しようとする力の方が、バイメタル
の湾曲力より勝つてリンクは回動しない。バイメ
タルの湾曲力が更に過大になると、ついにはリン
ク7が図の時計方向に回動して、第2の懸架部1
7と係合部25を結ぶ線分を死点として、第1の
懸架部30が死点を反対側、すなわち、該線分よ
り図の上方に少しでも超えると、しや断ばね10
のリンク承6への図の反時計方向への回動付勢力
に対する支えがなくなり、且つ、該回動付勢力に
より、リンク承6は爪22,23と接触導体9の
係合部32,33の係合部を支点として図の反時
計方向に回動し、接点が開離すると共に、リンク
7は、更に係合部25支点として図中の時計方向
に回動し、第3図のような状態になる。
第3図は、ハンドルのON側操作部が、末だ
ON方向に押圧されている状態を表しているが、
第3図の状態からハンドルのON方向への拘束を
解くと、すでに第1の懸架部30をリンク承6の
停止面26,27の位置に拘束する力は解かれて
いるので、傾斜面57と61の第1の係合を維持
する方向の力はなくなり、ハンドルばね4の付勢
力により、第1の係合は解かれて、第2の懸架部
17は、第3図の上方に移動すると共に、第1の
懸架部30は第3図の位置のまま、ハンドル2と
リンクばね3が第1図の向きに折れ曲がり、次に
第1の懸架部30は、ハンドルばね4の付勢力に
より第3図の位置から第1図の位置に移動すると
共に、それぞれの位置関係から第2の懸架部17
は、図の左方に移動し、完全に第1図の位置に復
帰し安定する。
〔発明の効果〕
以上述べたように本発明によれば、ハンドルの
操作面をON側とOFF側に分割し、ハンドルのケ
ース内部側には第2の懸架部を設け、ケースとハ
ンドルの間には第2の懸架部の位置を接点開閉機
構部の開あるいは閉の状態に合わせて保持する係
合手段を設け、接点開閉機構部には、ハンドルと
連結する第1の懸架部を備え、第1の懸架部と第
2の懸架部間をリンクばねで連結し、更にそれら
にばねを組み合わせたのみの簡単な構成でありな
がら、押釦式のサーキツトプロテクタが製作でき
るという効果がある。
またジヤストリセツト方式のトリツプフリー機
構も備えているほか、部品点数も少なく、ほとん
どが挿入、嵌合によつて組立てられるなど省力化
されており安価に提供できるという効果も有す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は「切」状態断面図、第2図は「入」状
態断面図、第3図は「自動しや断」状態断面図、
第4図は主要部品の分解実態図 1……ケース、2……ハンドル、3……リンク
ばね、4……ハンドルばね、5……バイメタル、
6……リンク承、7……リンク、8……絶縁ブツ
シング、9……接続導体、10……しや断ばね、
11……端子板、12……可動接点、13……固
定接点、14……リード線、16……保持爪係合
突起、17……第2の懸架部、18……保持爪、
19……ストツパー、30……第1の懸架部、5
3……ストツパー係合突起、56……ガイド面、
57……傾斜面、58……ON側操作部、59…
…OFF側操作部、60……操作面、61……傾
斜面、62……ON側操作面端部、63……OFF
側操作面端部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 少なくとも可動接点と、第一の懸架部とを略
    一体的に有し移動軌跡を拘束された第一の懸架部
    の揺動に合わせて、前記可動接点とともに、固定
    接点に対して開閉動作するリンク承 該リンク承とケースとの間に、直接あるいは間
    接に懸架され、該リンク承を常時、接点開方向に
    付勢するしや断ばね、 片側の端部を前記リンク承の第一の懸架部に回
    動自在に支承され、他方の端部を後述のハンドル
    に設けられた第2の懸架部に回動自在に支承され
    るリンクばね、 本体部と、本体部より突出する突起部より成
    り、本体部には操作面を有し、操作面はほぼ中央
    部にてON側操作部とOFF側操作部とに区分けさ
    れ、突起部は本体部の操作面の反対面側に形成さ
    れ、突起部の先端部には、傾斜面を有し操作面の
    ON側操作部からOFF側操作部方向に向け操作面
    と略平行に伸びる保持爪と、保持爪の近傍に設け
    た第2の懸架部と、ストツパーを有するハンド
    ル、 ハンドルとリンクばね間に懸架され、常時保持
    爪と後述するケースの保持爪係合突起の係合が外
    れる方向に、ハンドルとリンクばねを折り曲げ付
    勢するハンドルばね、 ハンドル収納凹部と機構収納部を備え、該ハン
    ドル収納凹部と機構収納部の間には、ハンドルの
    保持爪に対応する傾斜面と保持爪摺動ガイド面を
    有する保持爪係合突起と、同じくハンドルのスト
    ツパーに対応するストツパー係合突起とを有する
    ケースとより成り、 前記保持爪の傾斜面と保持爪係合突起の傾斜面
    が対となつて第1の係合部を構成し、前記ストツ
    パーとストツパー係合突起が対となつて第2の係
    合部を構成し、 第2の懸架部は、第1の係合部が係合した状態
    では機構収納部側に近くなり、第2の係合部が係
    合した状態ではハンドル収納凹部側に近くなると
    共に、第2の懸架部の各々の位置に応じて、リン
    クばねを介して第1の懸架部を揺動し、第2の懸
    架部が、第1の係合部が係合した位置にあるとき
    は接点が閉位置にあり、第2の係合部が係合した
    位置にあるときは接点が開位置にあり、 且つ、第1の係合部あるいは第2の係合部のい
    ずれかが係合した状態、あるいはその中間移行過
    程において、前記第2の懸架部は、第1の懸架部
    と、ハンドル操作面のON操作側端部と、OFF操
    作側端部を頂点とする仮想三角形内の範囲に制約
    する位置に、前記保持爪係合突起とストツパー係
    合突起はケース内に配置形成され、 第1の係合部が係合した状態では、第1の懸架
    部と第2の懸架部を結ぶ線分に対して、ハンドル
    の保持爪の傾斜面とケースの保持爪係合突起の傾
    斜面は接点の接触圧力の抗力により係合が深まる
    ような角度で傾斜していることを特徴とするサー
    ツキトプロテクタ。 2 前記、リンク承と第1の懸架部は、係合手段
    を介して略一体的に組合わせており、リンク承に
    略一体的に組合わされた過負荷検出手段により、
    前記係合手段のリンク承と第1の懸架部の係合を
    解除するよう構成されていることを特徴とする、
    特許請求の範囲、第1項記載のサーキツトプロテ
    クタ。
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