JPH0562745A - プリント配線基板の接続構造 - Google Patents
プリント配線基板の接続構造Info
- Publication number
- JPH0562745A JPH0562745A JP3226105A JP22610591A JPH0562745A JP H0562745 A JPH0562745 A JP H0562745A JP 3226105 A JP3226105 A JP 3226105A JP 22610591 A JP22610591 A JP 22610591A JP H0562745 A JPH0562745 A JP H0562745A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylindrical chamber
- piston
- output signal
- input
- wiring board
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Landscapes
- Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 各入出力信号ピンと各コンタクトの非接触を
防止する。 【構成】 円筒状チャンバー7やリードフレーム6から
なる導電性材料で形成された複数のコンタクト本体の各
リードフレーム6はマザーボード4にはんだ付けされて
いる。上壁に孔が形成された円筒状チャンバー7内に
は、シーリングパッキン11が装着された小径部8bと
ピストン部8aとからなるピストン8と、該ピストン8
を上方へ付勢する圧縮コイルばね9が設けられている
上、流動性のAgペースト10が充填されている。プリ
ント配線基板1の入出力信号ピン2aを小径部8bに押
圧すると、Agペースト10が孔より流出し、入出力信
号ピン2aに付着することで、入出力信号ピン2aは、
前記付着したAgペースト10およびコンタクト本体を
介してリードフレーム6と導通する。
防止する。 【構成】 円筒状チャンバー7やリードフレーム6から
なる導電性材料で形成された複数のコンタクト本体の各
リードフレーム6はマザーボード4にはんだ付けされて
いる。上壁に孔が形成された円筒状チャンバー7内に
は、シーリングパッキン11が装着された小径部8bと
ピストン部8aとからなるピストン8と、該ピストン8
を上方へ付勢する圧縮コイルばね9が設けられている
上、流動性のAgペースト10が充填されている。プリ
ント配線基板1の入出力信号ピン2aを小径部8bに押
圧すると、Agペースト10が孔より流出し、入出力信
号ピン2aに付着することで、入出力信号ピン2aは、
前記付着したAgペースト10およびコンタクト本体を
介してリードフレーム6と導通する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子機器等で使用され
る、プリント配線基板の複数の入出力信号ピンをマザー
ボードにそれぞれ固定された対応するコンタクトにそれ
ぞれ接続するための、プリント配線基板の接続構造に関
する。
る、プリント配線基板の複数の入出力信号ピンをマザー
ボードにそれぞれ固定された対応するコンタクトにそれ
ぞれ接続するための、プリント配線基板の接続構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のプリント配線基板の接続
構造は、複数の入出力信号ピンを有するプリント配線基
板の各入出力信号ピンが、リン青銅等のばね材料で形成
された複数のコンタクトを有するマザーボードの対応す
る各コンタクトにそれぞれ摺接しつつ挿入され、各コン
タクトのばね押圧力により各入出力信号ピンに各コンタ
クトがそれぞれ圧接されて接続する構造になっている。
構造は、複数の入出力信号ピンを有するプリント配線基
板の各入出力信号ピンが、リン青銅等のばね材料で形成
された複数のコンタクトを有するマザーボードの対応す
る各コンタクトにそれぞれ摺接しつつ挿入され、各コン
タクトのばね押圧力により各入出力信号ピンに各コンタ
クトがそれぞれ圧接されて接続する構造になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、各入
出力信号ピンを各コンタクトに摺接しつつ挿入し、各コ
ンタクトのばね押圧力によって各入出力信号ピンに各コ
ンタクトが圧接されて接続する構造なので、各入出力信
号ピンおよび各コンタクトの互いの摩擦力により各コン
タクトの表面処理部が摩耗しやすいため、接続回数の増
加に伴ない、非接触が発生し、信頼性が低いという問題
点がある。
出力信号ピンを各コンタクトに摺接しつつ挿入し、各コ
ンタクトのばね押圧力によって各入出力信号ピンに各コ
ンタクトが圧接されて接続する構造なので、各入出力信
号ピンおよび各コンタクトの互いの摩擦力により各コン
タクトの表面処理部が摩耗しやすいため、接続回数の増
加に伴ない、非接触が発生し、信頼性が低いという問題
点がある。
【0004】また、プリント配線基板の高集積化に伴な
って入出力信号ピンの数が増加する傾向にあるため、各
入出力信号ピンの挿入時に、各入出力信号ピンに働く反
力に対抗するための挿入力がひじょうに大きくなるた
め、これに耐え得る金具等の補強構造をプリント配線基
板に施さなければならず、しかも専用治工具等も必要と
なり、コストが高くなるという問題点もある。
って入出力信号ピンの数が増加する傾向にあるため、各
入出力信号ピンの挿入時に、各入出力信号ピンに働く反
力に対抗するための挿入力がひじょうに大きくなるた
め、これに耐え得る金具等の補強構造をプリント配線基
板に施さなければならず、しかも専用治工具等も必要と
なり、コストが高くなるという問題点もある。
【0005】本発明は、上記従来技術の有する問題点に
鑑みてなされたものであり、各入出力信号ピンと各コン
タクトの非接触が発生せず、信頼性が高い上、コストが
低いプリント配線基板の接続構造を提供することを目的
とする。
鑑みてなされたものであり、各入出力信号ピンと各コン
タクトの非接触が発生せず、信頼性が高い上、コストが
低いプリント配線基板の接続構造を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、プリント配線基板の複数の入出力信号ピン
をマザーボードに固定された複数のコンタクトにそれぞ
れ接続するための、プリント配線基板の接続構造におい
て、前記コンタクトは、一端にリードフレームを、他端
に、前記リードフレームと反対側の壁部に孔が形成され
た筒状チャンバーを同一軸線上に一体的に備え、前記マ
ザーボードに固定された導電性のコンタクト本体と、大
径部としてのピストン部とシーリングパッキンが装着さ
れた小径部とからなり、該小径部が前記筒状チャンバー
の孔より突出可能に前記筒状チャンバー内にその軸方向
に移動自在に設けられたピストンと、該ピストンをその
小径部が筒状チャンバーの孔より突出し、かつ前記シー
リングパッキンが前記壁部に当接して孔を閉塞するよう
に付勢する、筒状チャンバー内に設けられた弾性部材
と、前記筒状チャンバー内に充填された導電性の流動性
コンパウンドとから構成され、筒状チャンバー内のピス
トンにより区画された2つの室は連通されていることを
特徴とする。
の本発明は、プリント配線基板の複数の入出力信号ピン
をマザーボードに固定された複数のコンタクトにそれぞ
れ接続するための、プリント配線基板の接続構造におい
て、前記コンタクトは、一端にリードフレームを、他端
に、前記リードフレームと反対側の壁部に孔が形成され
た筒状チャンバーを同一軸線上に一体的に備え、前記マ
ザーボードに固定された導電性のコンタクト本体と、大
径部としてのピストン部とシーリングパッキンが装着さ
れた小径部とからなり、該小径部が前記筒状チャンバー
の孔より突出可能に前記筒状チャンバー内にその軸方向
に移動自在に設けられたピストンと、該ピストンをその
小径部が筒状チャンバーの孔より突出し、かつ前記シー
リングパッキンが前記壁部に当接して孔を閉塞するよう
に付勢する、筒状チャンバー内に設けられた弾性部材
と、前記筒状チャンバー内に充填された導電性の流動性
コンパウンドとから構成され、筒状チャンバー内のピス
トンにより区画された2つの室は連通されていることを
特徴とする。
【0007】
【作用】上記のとおり構成された本発明では、プリント
配線基板を接続していない状態では、各コンタクトのピ
ストンは、その小径部が筒状チャンバーの孔より突出す
るように弾性部材によって付勢され、これにより、前記
小径部に装着されたシーリングパッキンが筒状チャンバ
ーの壁部に圧接し、孔を閉塞する。
配線基板を接続していない状態では、各コンタクトのピ
ストンは、その小径部が筒状チャンバーの孔より突出す
るように弾性部材によって付勢され、これにより、前記
小径部に装着されたシーリングパッキンが筒状チャンバ
ーの壁部に圧接し、孔を閉塞する。
【0008】接続の際には、プリント配線基板を移動さ
せて、各入出力信号ピンを対応するコンタクトのピスト
ンの小径部に押圧すると、各小径部ひいては各ピストン
はそれぞれの弾性部材のばね力に対抗して、各筒状チャ
ンバー内へ押し込まれる方向に移動する。これにより、
シーリングパッキンが前記壁部より離れ、孔が開放され
るとともに、各筒状チャンバー内の圧力変化により、各
筒状チャンバー内の各ピストンにより区画された2つの
室のリードフレーム側の一方の室から孔側の他方の室へ
流動性コンパウンドの一部が流動し、前記一方の室内の
一部の流動性コンパウンドが孔より筒状チャンバー外へ
流出する。その結果、該流出した流動性コンパウンドは
入出力信号ピンの先端に付着し、各入出力信号ピンは前
記付着した流動性コンパウンドおよび筒状チャンバーを
介し対応するリードフレームに導通する。
せて、各入出力信号ピンを対応するコンタクトのピスト
ンの小径部に押圧すると、各小径部ひいては各ピストン
はそれぞれの弾性部材のばね力に対抗して、各筒状チャ
ンバー内へ押し込まれる方向に移動する。これにより、
シーリングパッキンが前記壁部より離れ、孔が開放され
るとともに、各筒状チャンバー内の圧力変化により、各
筒状チャンバー内の各ピストンにより区画された2つの
室のリードフレーム側の一方の室から孔側の他方の室へ
流動性コンパウンドの一部が流動し、前記一方の室内の
一部の流動性コンパウンドが孔より筒状チャンバー外へ
流出する。その結果、該流出した流動性コンパウンドは
入出力信号ピンの先端に付着し、各入出力信号ピンは前
記付着した流動性コンパウンドおよび筒状チャンバーを
介し対応するリードフレームに導通する。
【0009】
【実施例】次に、本発明の一実施例について図面を参照
して説明する。
して説明する。
【0010】図1は本発明のプリント配線基板の接続構
造の一実施例の要部縦断面図であり、複数の入出力信号
ピンが対応するコンタクトにそれぞれ接続していない状
態を示しており、図2は図1と同様な図であり、複数の
入出力信号ピンが対応するコンタクトにそれぞれ接続し
ている状態を示している。
造の一実施例の要部縦断面図であり、複数の入出力信号
ピンが対応するコンタクトにそれぞれ接続していない状
態を示しており、図2は図1と同様な図であり、複数の
入出力信号ピンが対応するコンタクトにそれぞれ接続し
ている状態を示している。
【0011】各図に示すように、電子機器のエポキシ樹
脂等で形成されたプリント配線基板1は、先端が球面状
の円柱形状を有する複数の入出力信号ピン2a,2b,
2cを備えており、各入出力信号ピン2a,2b,2c
は後述する複数のコンタクト5a,5b,5cにそれぞ
れ対向(図2の状態では接触)している。
脂等で形成されたプリント配線基板1は、先端が球面状
の円柱形状を有する複数の入出力信号ピン2a,2b,
2cを備えており、各入出力信号ピン2a,2b,2c
は後述する複数のコンタクト5a,5b,5cにそれぞ
れ対向(図2の状態では接触)している。
【0012】電子機器のマザーボード4には、絶縁材料
で形成された格子状のハウジング3が固着されている。
複数のコンタクト5a,5b,5cは、円筒状チャンバ
ー7やリードフレーム6等を備えた同一構造を有するも
のであって、ハウジング3の孔にそれぞれ挿入されてい
る上、それぞれのリードフレーム6がマザーボード4に
圧接もしくははんだ付けされている。上述したハウジン
グ3は、各コンタクト5a,5b,5cの接触防止や後
述する流動性コンパウンドとしてのAgペースト10の
流出を防止するための部材としての機能を有するもので
ある。
で形成された格子状のハウジング3が固着されている。
複数のコンタクト5a,5b,5cは、円筒状チャンバ
ー7やリードフレーム6等を備えた同一構造を有するも
のであって、ハウジング3の孔にそれぞれ挿入されてい
る上、それぞれのリードフレーム6がマザーボード4に
圧接もしくははんだ付けされている。上述したハウジン
グ3は、各コンタクト5a,5b,5cの接触防止や後
述する流動性コンパウンドとしてのAgペースト10の
流出を防止するための部材としての機能を有するもので
ある。
【0013】前記複数のコンタクト5a,5b,5cの
うち、1つのコンタクト5aを例に挙げてその詳細構造
について説明する。コンタクト5aは、良導電性材料で
形成されたコンタクト本体と、良導電性材料で形成され
たピストン8と、弾性部材としての圧縮コイルばね9
と、良導電性の流動性コンパウンドとしてのAgペース
ト10とから構成されている。
うち、1つのコンタクト5aを例に挙げてその詳細構造
について説明する。コンタクト5aは、良導電性材料で
形成されたコンタクト本体と、良導電性材料で形成され
たピストン8と、弾性部材としての圧縮コイルばね9
と、良導電性の流動性コンパウンドとしてのAgペース
ト10とから構成されている。
【0014】コンタクト本体は、一端にリードフレーム
6を、他端に、リードフレーム6と反対側の上壁に孔が
形成された円筒状チャンバー7を同一軸上に一体的に備
えたものであり、この円筒状チャンバー7内には流動性
のAgペースト10が充填されている。ピストン8は、
大径部としてのピストン部8aと、シーリングパッキン
11が装着された小径部8bとからなり、該小径部8b
が円筒状チャンバー7の孔より突出可能に前記円筒状チ
ャンバー7内にその軸方向に移動自在に設けられてい
る。ピストン部8aの外周面と円筒状チャンバー7の内
周面との間に間隙が形成され、円筒状チャンバー7内の
ピストン部8aにより区画された2つの室は前記間隙を
介して連通されている。圧縮コイルばね9は、ピストン
8と円筒状チャンバー7の底壁との間に設けられてお
り、前記ピストン8を上方へ付勢することにより、ピス
トン8の小径部8bが円筒状チャンバー7の孔より突出
し、かつシーリングパッキン11が円筒状チャンバー7
の上壁に圧接し、前記孔を閉塞している(図1参照)。
これにより、図1の状態において、円筒状チャンバー7
内のAgペースト10が孔から流出することはない。
6を、他端に、リードフレーム6と反対側の上壁に孔が
形成された円筒状チャンバー7を同一軸上に一体的に備
えたものであり、この円筒状チャンバー7内には流動性
のAgペースト10が充填されている。ピストン8は、
大径部としてのピストン部8aと、シーリングパッキン
11が装着された小径部8bとからなり、該小径部8b
が円筒状チャンバー7の孔より突出可能に前記円筒状チ
ャンバー7内にその軸方向に移動自在に設けられてい
る。ピストン部8aの外周面と円筒状チャンバー7の内
周面との間に間隙が形成され、円筒状チャンバー7内の
ピストン部8aにより区画された2つの室は前記間隙を
介して連通されている。圧縮コイルばね9は、ピストン
8と円筒状チャンバー7の底壁との間に設けられてお
り、前記ピストン8を上方へ付勢することにより、ピス
トン8の小径部8bが円筒状チャンバー7の孔より突出
し、かつシーリングパッキン11が円筒状チャンバー7
の上壁に圧接し、前記孔を閉塞している(図1参照)。
これにより、図1の状態において、円筒状チャンバー7
内のAgペースト10が孔から流出することはない。
【0015】次に、上述した接続構造における接続の際
の動作について説明する。
の動作について説明する。
【0016】図1に示したように、プリント配線基板1
を接続していない状態では、各コンタクト5a,5b,
5cのピストン8は、その小径部8bが円筒状チャンバ
ー7の孔より突出するように圧縮コイルばね9によって
付勢され、これにより、小径部8bに装着されたシーリ
ングパッキン11が円筒状チャンバー7の上壁に圧接
し、孔を閉塞する。
を接続していない状態では、各コンタクト5a,5b,
5cのピストン8は、その小径部8bが円筒状チャンバ
ー7の孔より突出するように圧縮コイルばね9によって
付勢され、これにより、小径部8bに装着されたシーリ
ングパッキン11が円筒状チャンバー7の上壁に圧接
し、孔を閉塞する。
【0017】接続の際には、各入出力信号ピン2a,2
b,2cが対応するコンタクト5a,5b,5cにそれ
ぞれ対向している状態で、プリント配線基板1を矢印A
で示すように、マザーボード4側へ移動させて、図2に
示したように、各入出力信号ピン2a,2b,2cを対
応するコンタクト5a,5b,5cのピストン8の小径
部8bに押圧すると、各小径部8bひいてはピストン8
はそれぞれの圧縮コイルばね9のばね力に対抗して、下
方(矢印A方向)に移動する。これにより、シーリング
パッキン11が円筒状チャンバー7の上壁より離れ、孔
が開放されるとともに、円筒状チャンバー7内のピスト
ン8により区画された2つの室のうち下方の室から上方
の室へピストン部8aの外周と円筒状チャンバー7の内
周との間を通ってAgペースト10の一部が流動し、前
記上方の室内の一部のAgペースト10が孔より円筒状
チャンバー7外へ流出する。その結果、該流出したAg
ペースト10は入出力信号ピン2a,2b,2cの先端
に付着し、各入出力信号ピン2a,2b,2cは、前記
付着したAgペースト10および円筒状チャンバー7を
介して対応するリードフレーム6に導通する。この状態
で、プリント配線基板1をビス止め等によりマザーボー
ド4に固定する。
b,2cが対応するコンタクト5a,5b,5cにそれ
ぞれ対向している状態で、プリント配線基板1を矢印A
で示すように、マザーボード4側へ移動させて、図2に
示したように、各入出力信号ピン2a,2b,2cを対
応するコンタクト5a,5b,5cのピストン8の小径
部8bに押圧すると、各小径部8bひいてはピストン8
はそれぞれの圧縮コイルばね9のばね力に対抗して、下
方(矢印A方向)に移動する。これにより、シーリング
パッキン11が円筒状チャンバー7の上壁より離れ、孔
が開放されるとともに、円筒状チャンバー7内のピスト
ン8により区画された2つの室のうち下方の室から上方
の室へピストン部8aの外周と円筒状チャンバー7の内
周との間を通ってAgペースト10の一部が流動し、前
記上方の室内の一部のAgペースト10が孔より円筒状
チャンバー7外へ流出する。その結果、該流出したAg
ペースト10は入出力信号ピン2a,2b,2cの先端
に付着し、各入出力信号ピン2a,2b,2cは、前記
付着したAgペースト10および円筒状チャンバー7を
介して対応するリードフレーム6に導通する。この状態
で、プリント配線基板1をビス止め等によりマザーボー
ド4に固定する。
【0018】上記実施例では、各入出力信号ピン2a,
2b,2cと各コンタクト5a,5b,5cが従来のば
ね押圧力に依存せず、Agペースト10を介して接触す
るものなので、各コンタクト5a,5b,5cの摩耗ひ
いては各コンタクト5a,5b,5cと各入出力信号ピ
ン2a,2b,2cとの非接触が発生せず、信頼性が高
い上、しかも接触を行うたびに、円筒状チャンバー7内
へAgペースト10を補充することにより、半永久的に
使用可能である。また、プリント配線基板1の高集積化
が伴なっても、各入出力信号ピン2a,2b,2cの接
続時の接続力(従来の挿入力に対応)が小さいため、プ
リント配線基板1に大がかりな補強構造を施す必要がな
い上、専用治工具も不要になり、結果的にコスト低減を
達成できる。
2b,2cと各コンタクト5a,5b,5cが従来のば
ね押圧力に依存せず、Agペースト10を介して接触す
るものなので、各コンタクト5a,5b,5cの摩耗ひ
いては各コンタクト5a,5b,5cと各入出力信号ピ
ン2a,2b,2cとの非接触が発生せず、信頼性が高
い上、しかも接触を行うたびに、円筒状チャンバー7内
へAgペースト10を補充することにより、半永久的に
使用可能である。また、プリント配線基板1の高集積化
が伴なっても、各入出力信号ピン2a,2b,2cの接
続時の接続力(従来の挿入力に対応)が小さいため、プ
リント配線基板1に大がかりな補強構造を施す必要がな
い上、専用治工具も不要になり、結果的にコスト低減を
達成できる。
【0019】上記実施例においては、良導電性の流動性
コンパウンドとしてAgペーストを用いたが、これに限
られず、シリコンオイルに金属粉を分散したものを用い
てもよい。
コンパウンドとしてAgペーストを用いたが、これに限
られず、シリコンオイルに金属粉を分散したものを用い
てもよい。
【0020】また、大径部に孔が形成されたピストンを
円筒状チャンバー内に摺動自在に設けて、円筒状チャン
バー内のピストンにより区画された2つの室が前記孔を
介して連通する構成としてもよい。
円筒状チャンバー内に摺動自在に設けて、円筒状チャン
バー内のピストンにより区画された2つの室が前記孔を
介して連通する構成としてもよい。
【0021】さらに、ピストンとして必ずしも良導電性
材料で形成されたものを用いる必要もない上、ハウジン
グも必ずしも設ける必要はない。
材料で形成されたものを用いる必要もない上、ハウジン
グも必ずしも設ける必要はない。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、各入出力
信号ピンと各コンタクトが従来のばね押圧力に依頼せ
ず、導電性の流動性コンパウンドを介して接触するもの
なので、各コンタクトの摩耗ひいては各コンタクトと各
入出力信号ピンとの非接触が発生せず、信頼性が高い
上、しかも接触を行うたびに、筒状チャンバー内へ導電
性の流動性コンパウンドを補充することにより、半永久
的に使用可能であるという効果を有する。また、プリン
ト配線基板の高集積化が伴なっても、各入出力信号ピン
の接続時の接続力が小さいため、プリント配線基板に大
がかりな補強構造を施す必要がない上、専用治工具も不
要になり、結果的に低コストを達成できるという効果を
有する。
信号ピンと各コンタクトが従来のばね押圧力に依頼せ
ず、導電性の流動性コンパウンドを介して接触するもの
なので、各コンタクトの摩耗ひいては各コンタクトと各
入出力信号ピンとの非接触が発生せず、信頼性が高い
上、しかも接触を行うたびに、筒状チャンバー内へ導電
性の流動性コンパウンドを補充することにより、半永久
的に使用可能であるという効果を有する。また、プリン
ト配線基板の高集積化が伴なっても、各入出力信号ピン
の接続時の接続力が小さいため、プリント配線基板に大
がかりな補強構造を施す必要がない上、専用治工具も不
要になり、結果的に低コストを達成できるという効果を
有する。
【図1】本発明のプリント配線基板の接続構造の一実施
例の縦断面図であり、複数の入出力信号ピンが対応する
コンタクトにそれぞれ接触していない状態を示してい
る。
例の縦断面図であり、複数の入出力信号ピンが対応する
コンタクトにそれぞれ接触していない状態を示してい
る。
【図2】図1と同様な図であり、複数の入出力信号ピン
が対応するコンタクトにそれぞれ接触している状態を示
している。
が対応するコンタクトにそれぞれ接触している状態を示
している。
1 プリント配線基板 2a,2b,2c 入出力信号ピン 3 ハウジング 4 マザーボード 5a,5b,5c コンタクト 6 リードフレーム 7 円筒状チャンバー 8 ピストン 8a ピストン部(大径部) 8b 小径部 9 圧縮コイルばね(弾性部材) 10 Agペースト(導電性の流動性コンパウンド) 11 シーリングパッキン
Claims (1)
- 【請求項1】 プリント配線基板の複数の入出力信号ピ
ンをマザーボードに固定された複数のコンタクトにそれ
ぞれ接続するための、プリント配線基板の接続構造にお
いて、 前記コンタクトは、一端にリードフレームを、他端に、
前記リードフレームと反対側の壁部に孔が形成された筒
状チャンバーを同一軸線上に一体的に備え、前記マザー
ボードに固定された導電性のコンタクト本体と、 大径部としてのピストン部とシーリングパッキンが装着
された小径部とからなり、該小径部が前記筒状チャンバ
ーの孔より突出可能に前記筒状チャンバー内にその軸方
向に移動自在に設けられたピストンと、 該ピストンをその小径部が筒状チャンバーの孔より突出
し、かつ前記シーリングパッキンが前記壁部に当接して
孔を閉塞するように付勢する、筒状チャンバー内に設け
られた弾性部材と、 前記筒状チャンバー内に充填された導電性の流動性コン
パウンドとから構成され、 筒状チャンバー内のピストンにより区画された2つの室
は連通されていることを特徴とする、プリント配線基板
の接続構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3226105A JPH0562745A (ja) | 1991-09-05 | 1991-09-05 | プリント配線基板の接続構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3226105A JPH0562745A (ja) | 1991-09-05 | 1991-09-05 | プリント配線基板の接続構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0562745A true JPH0562745A (ja) | 1993-03-12 |
Family
ID=16839908
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3226105A Pending JPH0562745A (ja) | 1991-09-05 | 1991-09-05 | プリント配線基板の接続構造 |
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JP (1) | JPH0562745A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012240640A (ja) * | 2011-05-24 | 2012-12-10 | Advics Co Ltd | ブレーキ液圧制御用アクチュエータ |
CN108630619A (zh) * | 2018-04-19 | 2018-10-09 | 如皋市大昌电子有限公司 | 一种高压大功率碳化硅肖特基整流桥及其制备方法 |
CN109599695A (zh) * | 2017-09-30 | 2019-04-09 | 比亚迪股份有限公司 | 第一、第二充电连接件以及充电枪、车辆和充电系统 |
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CN117446940A (zh) * | 2023-12-25 | 2024-01-26 | 江苏环保产业技术研究院股份公司 | 废水环保处理装置 |
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1991
- 1991-09-05 JP JP3226105A patent/JPH0562745A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN109599695B (zh) * | 2017-09-30 | 2021-10-22 | 比亚迪股份有限公司 | 第一、第二充电连接件以及充电枪、车辆和充电系统 |
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CN117446940A (zh) * | 2023-12-25 | 2024-01-26 | 江苏环保产业技术研究院股份公司 | 废水环保处理装置 |
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