JPH0561576A - 半導体集積回路装置及びその電力制御方法 - Google Patents
半導体集積回路装置及びその電力制御方法Info
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- JPH0561576A JPH0561576A JP3222918A JP22291891A JPH0561576A JP H0561576 A JPH0561576 A JP H0561576A JP 3222918 A JP3222918 A JP 3222918A JP 22291891 A JP22291891 A JP 22291891A JP H0561576 A JPH0561576 A JP H0561576A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は半導体集積回路装置の低電力消費化
に関し、そのアイドル状態の判断をCPU(中央演算処
理装置)の処理プログラムに依存することなく、該アイ
ドル状態をハード的に検出して自動的に当該装置をスタ
ンバイ状態にし、該CPUの負担を極力軽減することを
目的とする。 【構成】 信号処理をする内部集積回路11と、前記内
部集積回路11の電力を制御する電力制御手段12と、
前記電力制御手段12を制御する自己検出/待機制御手
段13とが具備され、前記自己検出/待機制御手段13
が内部集積回路11に係る状態遷移信号S1に基づいて
前記電力制御手段12に待機制御信号S2を出力するこ
とを含み構成する。
に関し、そのアイドル状態の判断をCPU(中央演算処
理装置)の処理プログラムに依存することなく、該アイ
ドル状態をハード的に検出して自動的に当該装置をスタ
ンバイ状態にし、該CPUの負担を極力軽減することを
目的とする。 【構成】 信号処理をする内部集積回路11と、前記内
部集積回路11の電力を制御する電力制御手段12と、
前記電力制御手段12を制御する自己検出/待機制御手
段13とが具備され、前記自己検出/待機制御手段13
が内部集積回路11に係る状態遷移信号S1に基づいて
前記電力制御手段12に待機制御信号S2を出力するこ
とを含み構成する。
Description
【0001】〔目次〕 産業上の利用分野 従来の技術(図6) 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段(図1) 作用 実施例 (1)第1の実施例の説明(図2〜4) (2)第2の実施例の説明(図5) 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体集積回路装置及
びその電力制御方法に関するものであり、更に詳しく言
えば、電池駆動の携帯用電子機器に内蔵されるIC装置
及びその低電力消費に関するものである。
びその電力制御方法に関するものであり、更に詳しく言
えば、電池駆動の携帯用電子機器に内蔵されるIC装置
及びその低電力消費に関するものである。
【0003】近年、ノート型パソコンや携帯電話等の電
池駆動のものが増え、半導体集積回路装置は低消費電力
が要求されている。これによれば、半導体集積回路装置
のスタンバイ状態に移行する場合、例えば、半導体集積
回路装置(以下IC装置という)に用意された制御コマ
ンドに基づいてその内部集積回路のクロック信号の周波
数が制御され、該内部集積回路を「1」又は「0」に固
定し、その消費電力を少なくする電力制御が行われてい
る。
池駆動のものが増え、半導体集積回路装置は低消費電力
が要求されている。これによれば、半導体集積回路装置
のスタンバイ状態に移行する場合、例えば、半導体集積
回路装置(以下IC装置という)に用意された制御コマ
ンドに基づいてその内部集積回路のクロック信号の周波
数が制御され、該内部集積回路を「1」又は「0」に固
定し、その消費電力を少なくする電力制御が行われてい
る。
【0004】このため、中央演算処理装置(以下CPU
という)はアイドル状態判断→コマンド発行等の処理手
順を踏むこととなり、処理プログラムが長くなったり、
無信号の検出から制御コマンド発行等に至るCPUの処
理時間が長くなる。
という)はアイドル状態判断→コマンド発行等の処理手
順を踏むこととなり、処理プログラムが長くなったり、
無信号の検出から制御コマンド発行等に至るCPUの処
理時間が長くなる。
【0005】これにより、プログラム処理時間中に、無
駄な電力が消費されたり、特に、電池駆動の半導体集積
回路装置では通常動作時のデータ管理の他に、常に、ア
イドル状態の監視が課せられ、CPUの負担が増加して
いる。
駄な電力が消費されたり、特に、電池駆動の半導体集積
回路装置では通常動作時のデータ管理の他に、常に、ア
イドル状態の監視が課せられ、CPUの負担が増加して
いる。
【0006】そこで、アイドル状態の判断をCPUの処
理プログラムに依存することなく、該アイドル状態をハ
ード的に検出して自動的にスタンバイ状態にし、CPU
の負担を極力軽減することができる装置及び方法が望ま
れている。
理プログラムに依存することなく、該アイドル状態をハ
ード的に検出して自動的にスタンバイ状態にし、CPU
の負担を極力軽減することができる装置及び方法が望ま
れている。
【0007】
【従来の技術】図6(a),(b)は、従来例に係る半
導体集積回路装置及びその電力制御方法の説明図であ
り、図6(a)は、半導体集積回路装置の構成図を示し
ている。
導体集積回路装置及びその電力制御方法の説明図であ
り、図6(a)は、半導体集積回路装置の構成図を示し
ている。
【0008】例えば、ノート型パソコンや携帯電話等の
電池駆動の半導体集積回路装置(以下IC装置という)
10は、図6(a)において、少なくとも、内部集積回
路1及びクロック制御回路2から成り、外部に設けられ
たCPU3により当該IC装置10の電力制御が実行さ
れる。
電池駆動の半導体集積回路装置(以下IC装置という)
10は、図6(a)において、少なくとも、内部集積回
路1及びクロック制御回路2から成り、外部に設けられ
たCPU3により当該IC装置10の電力制御が実行さ
れる。
【0009】すなわち、当該IC装置10の通常動作時
の機能は、CPU3からデータバス4を通して内部集積
回路1内の制御コマンドレジスタRへの書込みにより、
あるビットを,例えば、ビット7に「H」(ハイ)レベ
ルが書き込まれるとクロック制御回路2から内部集積回
路1にクロック信号CLKが供給され、該クロック信号C
LKに基づいて内部集積回路1により各種データ処理が行
われる。
の機能は、CPU3からデータバス4を通して内部集積
回路1内の制御コマンドレジスタRへの書込みにより、
あるビットを,例えば、ビット7に「H」(ハイ)レベ
ルが書き込まれるとクロック制御回路2から内部集積回
路1にクロック信号CLKが供給され、該クロック信号C
LKに基づいて内部集積回路1により各種データ処理が行
われる。
【0010】また、当該IC装置10の継続した動作が
中断されて待機状態(以下スタンバイ状態という)に移
行する際の機能は、例えば、図6(b)のCPU3の電
力制御フローチャートに示すように、まず、ステップP
1で当該IC装置10のアイドル状態の監視処理をす
る。この際に、当該内部集積回路1の入力部INの信号
状態や当該内部集積回路1の状態遷移が、常に、データ
バス4を介してCPU3により監視される。
中断されて待機状態(以下スタンバイ状態という)に移
行する際の機能は、例えば、図6(b)のCPU3の電
力制御フローチャートに示すように、まず、ステップP
1で当該IC装置10のアイドル状態の監視処理をす
る。この際に、当該内部集積回路1の入力部INの信号
状態や当該内部集積回路1の状態遷移が、常に、データ
バス4を介してCPU3により監視される。
【0011】次に、ステップP2でアイドル状態の判断
処理をする。この際に、例えば、入力部INが入力無信
号となるアイドル状態を判断できた場合(YES)には、
ステップP3に移行する。また、そのアイドル状態を判
断できない場合(NO)には、ステップP1に戻って当
該IC装置10のアイドル状態の監視処理を継続する。
なお、アイドル状態の判断は、CPU3による処理プロ
グラムより判断される。例えば、処理プログラムでは、
内部集積回路1の入力信号が全て無くなった(インアク
ティブになった)ことや処理データの終了フラグ等が検
出される。
処理をする。この際に、例えば、入力部INが入力無信
号となるアイドル状態を判断できた場合(YES)には、
ステップP3に移行する。また、そのアイドル状態を判
断できない場合(NO)には、ステップP1に戻って当
該IC装置10のアイドル状態の監視処理を継続する。
なお、アイドル状態の判断は、CPU3による処理プロ
グラムより判断される。例えば、処理プログラムでは、
内部集積回路1の入力信号が全て無くなった(インアク
ティブになった)ことや処理データの終了フラグ等が検
出される。
【0012】従って、アイドル状態を判断できた場合
(YES)には、ステップP3で当該IC装置10に制御
コマンドを発行する。例えば、CPU3から当該IC装
置10の制御コマンドレジスタRのビット7に「L」
(ロー)レベルが書き込まれる。
(YES)には、ステップP3で当該IC装置10に制御
コマンドを発行する。例えば、CPU3から当該IC装
置10の制御コマンドレジスタRのビット7に「L」
(ロー)レベルが書き込まれる。
【0013】次いで、ステップP4で当該IC装置10
のスタンバイ処理をする。この際に、クロック制御回路
2では、制御コマンドレジスタRのビット7の「L」レ
ベルに基づいて内部集積回路1に出力するクロック信号
CLKの周波数fが下げられる。
のスタンバイ処理をする。この際に、クロック制御回路
2では、制御コマンドレジスタRのビット7の「L」レ
ベルに基づいて内部集積回路1に出力するクロック信号
CLKの周波数fが下げられる。
【0014】これにより、電源線VCCと接地線GNDとの
間に接続された内部集積回路1の論理が「0」又は
「1」に固定され、当該IC装置10の低消費電力化が
実行される。
間に接続された内部集積回路1の論理が「0」又は
「1」に固定され、当該IC装置10の低消費電力化が
実行される。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところで従来例によれ
ば、当該IC装置10のスタンバイ状態に移行する場
合、該IC装置10に用意された制御コマンドレジスタ
Rの信号線のレベルに基づいてその内部集積回路1のク
ロック信号CLKの周波数fが制御され、該内部集積回路
1を「1」又は「0」に固定し、その消費電力を少なく
する電力制御が行われている。
ば、当該IC装置10のスタンバイ状態に移行する場
合、該IC装置10に用意された制御コマンドレジスタ
Rの信号線のレベルに基づいてその内部集積回路1のク
ロック信号CLKの周波数fが制御され、該内部集積回路
1を「1」又は「0」に固定し、その消費電力を少なく
する電力制御が行われている。
【0016】このため、図6(b)にフローチャートに
示すように、制御コマンドによる低消費電力化を図る場
合、ステップP2でアイドル状態判断→ステップP3の
コマンド発行等の処理手順を踏むこととなる。
示すように、制御コマンドによる低消費電力化を図る場
合、ステップP2でアイドル状態判断→ステップP3の
コマンド発行等の処理手順を踏むこととなる。
【0017】また、該アイドル状態の判断は、CPU3
のソフトプログラムにより判断しなければならない。こ
のことで、CPU3の処理プログラムが長くなったり、
無信号の検出→アイドル状態判断→コマンド発行等に至
る処理時間が長くなる。
のソフトプログラムにより判断しなければならない。こ
のことで、CPU3の処理プログラムが長くなったり、
無信号の検出→アイドル状態判断→コマンド発行等に至
る処理時間が長くなる。
【0018】これにより、当該IC装置10が実際に無
信号等のアイドル状態となってからスタンバイ状態に移
行するまでのプログラム処理時間中に、無駄な電力が内
部集積回路1により消費されたり、また、電池駆動のI
C装置10では通常動作時のデータ管理の他に、常に、
CPU3にアイドル状態の監視が課せられ、該CPU3
の負担が増加するという問題がある。
信号等のアイドル状態となってからスタンバイ状態に移
行するまでのプログラム処理時間中に、無駄な電力が内
部集積回路1により消費されたり、また、電池駆動のI
C装置10では通常動作時のデータ管理の他に、常に、
CPU3にアイドル状態の監視が課せられ、該CPU3
の負担が増加するという問題がある。
【0019】本発明は、かかる従来例の問題点に鑑み創
作されたものであり、アイドル状態の判断をCPUの処
理プログラムに依存することなく、該アイドル状態をハ
ード的に検出して自動的にスタンバイ状態にし、該CP
Uの負担を極力軽減することが可能となる半導体集積回
路装置及びその電力制御方法の提供を目的とする。
作されたものであり、アイドル状態の判断をCPUの処
理プログラムに依存することなく、該アイドル状態をハ
ード的に検出して自動的にスタンバイ状態にし、該CP
Uの負担を極力軽減することが可能となる半導体集積回
路装置及びその電力制御方法の提供を目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】図1(a),(b)は、
本発明に係る半導体集積回路装置及びその電力制御方法
の原理図を示している。
本発明に係る半導体集積回路装置及びその電力制御方法
の原理図を示している。
【0021】本発明の半導体集積回路装置は、図1
(a)に示すように、信号処理をする内部集積回路11
と、前記内部集積回路11の電力を制御する電力制御手
段12と、前記電力制御手段12を制御する自己検出/
待機制御手段13とが具備され、前記自己検出/待機制
御手段13が内部集積回路11に係る状態遷移信号S1
に基づいて前記電力制御手段12に待機制御信号S2を
出力することを特徴とする。
(a)に示すように、信号処理をする内部集積回路11
と、前記内部集積回路11の電力を制御する電力制御手
段12と、前記電力制御手段12を制御する自己検出/
待機制御手段13とが具備され、前記自己検出/待機制
御手段13が内部集積回路11に係る状態遷移信号S1
に基づいて前記電力制御手段12に待機制御信号S2を
出力することを特徴とする。
【0022】なお、前記半導体集積回路装置において、
前記自己検出/待機制御手段13が図1(b)に示すよ
うに、状態遷移信号S1の検出から待機制御信号S2の
出力に至る制御時間を設定する時間設定部13Aと、前記
状態遷移信号S1の検出に基づいて経過時刻を計数する
タイマ部13Bと、前記経過時刻に基づいて待機制御信号
S2を出力する制御部13Cから成ることを特徴とする。
前記自己検出/待機制御手段13が図1(b)に示すよ
うに、状態遷移信号S1の検出から待機制御信号S2の
出力に至る制御時間を設定する時間設定部13Aと、前記
状態遷移信号S1の検出に基づいて経過時刻を計数する
タイマ部13Bと、前記経過時刻に基づいて待機制御信号
S2を出力する制御部13Cから成ることを特徴とする。
【0023】また、本発明の半導体集積回路装置の電力
制御方法は、少なくとも、信号処理に係り入力無信号と
なるアイドル状態の自己検出処理をし、前記自己検出処
理に基づいて待機制御処理をすることを特徴とする。
制御方法は、少なくとも、信号処理に係り入力無信号と
なるアイドル状態の自己検出処理をし、前記自己検出処
理に基づいて待機制御処理をすることを特徴とする。
【0024】なお、前記半導体集積回路装置の電力制御
方法において、第1の待機制御処理は、アイドル状態検
出から一定時間経過後に活性化する待機制御信号S2に
基づいて前記内部集積回路11を駆動するクロック信号
CLK〔f〕の周波数fを制御することを特徴とする。
方法において、第1の待機制御処理は、アイドル状態検
出から一定時間経過後に活性化する待機制御信号S2に
基づいて前記内部集積回路11を駆動するクロック信号
CLK〔f〕の周波数fを制御することを特徴とする。
【0025】また、前記半導体集積回路装置の電力制御
方法において、第2の待機制御処理は、前記状態遷移信
号S1の検出と共に活性化する待機制御信号S2に基づ
いてクロック信号CLK〔f〕の周波数fを制御すること
を特徴とし、上記目的を達成する。
方法において、第2の待機制御処理は、前記状態遷移信
号S1の検出と共に活性化する待機制御信号S2に基づ
いてクロック信号CLK〔f〕の周波数fを制御すること
を特徴とし、上記目的を達成する。
【0026】
【作 用】本発明の半導体集積回路装置によれば、図1
(a)に示すように、内部集積回路11,電力制御手段
12,自己検出/待機制御手段13が具備され、該自己
検出/待機制御手段13が内部集積回路11に係る状態
遷移信号S1に基づいて該電力制御手段12に待機制御
信号S2を出力する。
(a)に示すように、内部集積回路11,電力制御手段
12,自己検出/待機制御手段13が具備され、該自己
検出/待機制御手段13が内部集積回路11に係る状態
遷移信号S1に基づいて該電力制御手段12に待機制御
信号S2を出力する。
【0027】例えば、内部集積回路11の状態遷移信号
S1の検出から待機制御信号S2の出力に至る制御時間
が,予め、時間設定部13Aに設定され、その信号処理に
係り入力無信号となるアイドル状態に至るまで間に、各
種データが内部集積回路11により信号処理されている
ものとすれば、ある時刻において、当該半導体集積回路
装置がアイドル状態に至った場合、その内部集積回路1
1に係る状態遷移信号S1が検出され、該検出に基づい
てその経過時刻がタイマ部13Bにより計数され、該経過
時間が先に設定された制御時間を越えると、制御部13C
から電力制御手段12に待機制御信号S2が出力され
る。
S1の検出から待機制御信号S2の出力に至る制御時間
が,予め、時間設定部13Aに設定され、その信号処理に
係り入力無信号となるアイドル状態に至るまで間に、各
種データが内部集積回路11により信号処理されている
ものとすれば、ある時刻において、当該半導体集積回路
装置がアイドル状態に至った場合、その内部集積回路1
1に係る状態遷移信号S1が検出され、該検出に基づい
てその経過時刻がタイマ部13Bにより計数され、該経過
時間が先に設定された制御時間を越えると、制御部13C
から電力制御手段12に待機制御信号S2が出力され
る。
【0028】これにより、自己検出/待機制御手段13
から電力制御手段12に出力された待機制御信号S2に
基づいて内部集積回路11の電力が該電力制御手段12
により制御される。
から電力制御手段12に出力された待機制御信号S2に
基づいて内部集積回路11の電力が該電力制御手段12
により制御される。
【0029】このため、当該半導体集積回路装置の低消
費電力化を図る場合、従来例のようにアイドル状態の判
断をCPUの処理プログラムに依存することなく、該ア
イドル状態を当該装置自身がハード的に検出することに
より、当該装置を自動的にスタンバイ状態にすることが
可能となる。
費電力化を図る場合、従来例のようにアイドル状態の判
断をCPUの処理プログラムに依存することなく、該ア
イドル状態を当該装置自身がハード的に検出することに
より、当該装置を自動的にスタンバイ状態にすることが
可能となる。
【0030】これにより、従来例のように、常に、アイ
ドル状態をCPUを介して監視する必要が無くなり、該
CPUの負担を極力軽減することが可能となる。また、
本発明の半導体集積回路装置の第1の電力制御方法によ
れば、信号処理に係り入力無信号となるアイドル状態の
自己検出処理に基づいて待機制御処理をしている。
ドル状態をCPUを介して監視する必要が無くなり、該
CPUの負担を極力軽減することが可能となる。また、
本発明の半導体集積回路装置の第1の電力制御方法によ
れば、信号処理に係り入力無信号となるアイドル状態の
自己検出処理に基づいて待機制御処理をしている。
【0031】例えば、アイドル状態検出から一定時間経
過後に活性化する待機制御信号S2に基づいて内部集積
回路11を駆動するクロック信号CLK〔f〕の周波数f
が制御される(第1の待機制御処理)。
過後に活性化する待機制御信号S2に基づいて内部集積
回路11を駆動するクロック信号CLK〔f〕の周波数f
が制御される(第1の待機制御処理)。
【0032】このため、従来例のようなCPU等の処理
プログラムによる無信号の検出→アイドル状態判断→コ
マンド発行等に至るCPUの処理時間に比べて、短い時
間を予め設定することにより、当該装置が実際に無信号
等のアイドル状態となってから第1の待機制御処理に移
行するまでの判断時間を適宜に制御することが可能とな
る。なお、内部集積回路11のクロック信号CLKの周波
数fが通常動作時よりも下げられ、該内部集積回路11
の論理信号を「1」又は「0」に固定される。
プログラムによる無信号の検出→アイドル状態判断→コ
マンド発行等に至るCPUの処理時間に比べて、短い時
間を予め設定することにより、当該装置が実際に無信号
等のアイドル状態となってから第1の待機制御処理に移
行するまでの判断時間を適宜に制御することが可能とな
る。なお、内部集積回路11のクロック信号CLKの周波
数fが通常動作時よりも下げられ、該内部集積回路11
の論理信号を「1」又は「0」に固定される。
【0033】これにより、従来例のようなプログラム処
理時間に比べて短い時間において、当該装置がスタンバ
イ状態に移行されることから内部集積回路11による無
駄な電力消費が極力抑制される。
理時間に比べて短い時間において、当該装置がスタンバ
イ状態に移行されることから内部集積回路11による無
駄な電力消費が極力抑制される。
【0034】なお、電池駆動の電子機器に内蔵される半
導体集積回路装置では本来のスタンバイモードの目的で
ある低消費電力化に併せて、モード切り換わり時の無駄
な電力消費が極力低減され、その使用継続時間の向上を
図ることが可能となる。
導体集積回路装置では本来のスタンバイモードの目的で
ある低消費電力化に併せて、モード切り換わり時の無駄
な電力消費が極力低減され、その使用継続時間の向上を
図ることが可能となる。
【0035】また、本発明の半導体集積回路装置の第2
の電力制御方法によれば、状態遷移信号S1の検出と共
に活性化する待機制御信号S2に基づいてクロック信号
CLK〔f〕の周波数fが制御される(第2の待機制御処
理)。
の電力制御方法によれば、状態遷移信号S1の検出と共
に活性化する待機制御信号S2に基づいてクロック信号
CLK〔f〕の周波数fが制御される(第2の待機制御処
理)。
【0036】このため、状態遷移信号S1の検出と共に
待機制御信号S2が活性化するため、第1の電力制御方
法に比べて内部集積回路11による無駄な電力消費が更
に抑制することが可能となる。
待機制御信号S2が活性化するため、第1の電力制御方
法に比べて内部集積回路11による無駄な電力消費が更
に抑制することが可能となる。
【0037】これにより、通常動作モード/スタンバイ
モードの繰り返し頻度の高い電池駆動の半導体集積回路
装置において、モード切り換わり時の無駄な電力消費が
極力低減され、その使用継続時間の向上を図ることが可
能となる。
モードの繰り返し頻度の高い電池駆動の半導体集積回路
装置において、モード切り換わり時の無駄な電力消費が
極力低減され、その使用継続時間の向上を図ることが可
能となる。
【0038】
【実施例】次に図を参照しながら本発明の実施例につい
て説明をする。図2〜5は、本発明の実施例に係る半導
体集積回路装置及びその電力制御方法を説明する図であ
る。
て説明をする。図2〜5は、本発明の実施例に係る半導
体集積回路装置及びその電力制御方法を説明する図であ
る。
【0039】(1)第1の実施例の説明 図2は、本発明の第1の実施例に係る半導体集積回路装
置の構成図であり、図3はスタンバイモード切り換わり
時の動作タイミングチャートをそれぞれ示している。
置の構成図であり、図3はスタンバイモード切り換わり
時の動作タイミングチャートをそれぞれ示している。
【0040】例えば、ノート型パソコンや携帯電話等の
電池駆動の半導体集積回路装置(以下IC装置という)
20は、図2(a)において、少なくとも、論理ゲート
アレイ21,クロック制御回路22及びセルフスタンバ
イコントローラ23から成る。
電池駆動の半導体集積回路装置(以下IC装置という)
20は、図2(a)において、少なくとも、論理ゲート
アレイ21,クロック制御回路22及びセルフスタンバ
イコントローラ23から成る。
【0041】すなわち、論理ゲートアレイ21は内部集
積回路11の一実施例であり、クロック信号CLKに基づ
いて各種の信号処理をするものである。なお、論理ゲー
トアレイ21には、記憶素子等も含まれている。
積回路11の一実施例であり、クロック信号CLKに基づ
いて各種の信号処理をするものである。なお、論理ゲー
トアレイ21には、記憶素子等も含まれている。
【0042】クロック制御回路22は電力制御手段12
の一実施例であり、論理ゲートアレイ21の電力を制御
するものである。例えば、クロック制御回路22は、論
理ゲートアレイ21にクロック信号CLKの周波数fを制
御して、該論理ゲートアレイ21の内部論理値を「1」
又は「0」に固定し、その消費電力を少なくするもので
ある。
の一実施例であり、論理ゲートアレイ21の電力を制御
するものである。例えば、クロック制御回路22は、論
理ゲートアレイ21にクロック信号CLKの周波数fを制
御して、該論理ゲートアレイ21の内部論理値を「1」
又は「0」に固定し、その消費電力を少なくするもので
ある。
【0043】セルフスタンバイコントローラ23は自己
検出/待機制御手段13の一実施例であり、状態遷移信
号S1及びクロック信号CLKに基づいてクロック制御回
路22を制御するものである。また、セルフスタンバイ
コントローラ23は図2(b)に示すように、8ビット
レジスタ23A,8ビットカウンタ23B,制御回路23C及
びアイドル検出回路23Dから成る。
検出/待機制御手段13の一実施例であり、状態遷移信
号S1及びクロック信号CLKに基づいてクロック制御回
路22を制御するものである。また、セルフスタンバイ
コントローラ23は図2(b)に示すように、8ビット
レジスタ23A,8ビットカウンタ23B,制御回路23C及
びアイドル検出回路23Dから成る。
【0044】8ビットレジスタ23Aは時間設定部13Aの
一実施例であり、状態遷移信号S1の検出から待機制御
信号S2の出力に至る制御時間を保持するものである。
例えば、8ビットの時間設定データDを8ビットカウン
タ23Bに出力するものである。
一実施例であり、状態遷移信号S1の検出から待機制御
信号S2の出力に至る制御時間を保持するものである。
例えば、8ビットの時間設定データDを8ビットカウン
タ23Bに出力するものである。
【0045】8ビットカウンタ23Bはタイマ部13Bの一
実施例であり、状態遷移信号S1の検出によるアイドル
信号(以下IDLE 信号という)に基づいて経過時刻を計
数するものである。例えば、時間設定データD,クロッ
ク信号CLK,カウントイネーブル信号(以下CNTEN信号
という)及びロード信号(以下LOAD 信号という)に基
づいてタイマ信号(以下OUT信号という)を制御回路23
Cに出力するものである。
実施例であり、状態遷移信号S1の検出によるアイドル
信号(以下IDLE 信号という)に基づいて経過時刻を計
数するものである。例えば、時間設定データD,クロッ
ク信号CLK,カウントイネーブル信号(以下CNTEN信号
という)及びロード信号(以下LOAD 信号という)に基
づいてタイマ信号(以下OUT信号という)を制御回路23
Cに出力するものである。
【0046】制御回路23C及びアイドル検出回路23Dは
制御部13Cを構成する一実施例であり、制御回路23Cは
経過時刻に基づいて待機制御信号S2の一例となるスタ
ンバイ信号(以下STBY 信号という)をクロック制御回
路22に出力するものである。
制御部13Cを構成する一実施例であり、制御回路23Cは
経過時刻に基づいて待機制御信号S2の一例となるスタ
ンバイ信号(以下STBY 信号という)をクロック制御回
路22に出力するものである。
【0047】なお、アイドル検出回路23Dは状態遷移信
号S1を検出してIDLE 信号を出力するものである。ま
た、状態遷移信号S1については、例えば、DMAC
(DMAコントローラ)の場合には、CPUからのアク
セスがなく、データリクエストが無い場合に、アイドル
状態とみなし、本発明の第1の実施例では、該アイドル
状態になってから一定時間,その状態が持続された場合
にスタンバイ状態に自動的に移行するものである。
号S1を検出してIDLE 信号を出力するものである。ま
た、状態遷移信号S1については、例えば、DMAC
(DMAコントローラ)の場合には、CPUからのアク
セスがなく、データリクエストが無い場合に、アイドル
状態とみなし、本発明の第1の実施例では、該アイドル
状態になってから一定時間,その状態が持続された場合
にスタンバイ状態に自動的に移行するものである。
【0048】さらに、FDC(フロッピーディスクコン
トローラ)の場合には、ステータスレジスタにビジーフ
ラグが書き込まれるので、該フラグが「0」であって、
ホストからのアクセスが無い場合に、アイドル状態とみ
なし、本発明の第1の実施例では、該アイドル状態にな
ってから一定時間,その状態が持続された場合にスタン
バイ状態に自動的に移行するものである。
トローラ)の場合には、ステータスレジスタにビジーフ
ラグが書き込まれるので、該フラグが「0」であって、
ホストからのアクセスが無い場合に、アイドル状態とみ
なし、本発明の第1の実施例では、該アイドル状態にな
ってから一定時間,その状態が持続された場合にスタン
バイ状態に自動的に移行するものである。
【0049】これにより、セルフスタンバイコントロー
ラ23は論理ゲートアレイ21に係る状態遷移信号S1
に基づいてクロック制御回路22にSTBY 信号を出力す
ることができる。
ラ23は論理ゲートアレイ21に係る状態遷移信号S1
に基づいてクロック制御回路22にSTBY 信号を出力す
ることができる。
【0050】このようにして、本発明の第1の実施例に
係る半導体集積回路装置によれば、図2(a)に示すよ
うに、論理ゲートアレイ21,クロック制御回路22,
セルフスタンバイコントローラ23が具備され、該セル
フスタンバイコントローラ23が論理ゲートアレイ21
に係る状態遷移信号S1に基づいて該クロック制御回路
22にSTBY 信号を出力している。
係る半導体集積回路装置によれば、図2(a)に示すよ
うに、論理ゲートアレイ21,クロック制御回路22,
セルフスタンバイコントローラ23が具備され、該セル
フスタンバイコントローラ23が論理ゲートアレイ21
に係る状態遷移信号S1に基づいて該クロック制御回路
22にSTBY 信号を出力している。
【0051】例えば、論理ゲートアレイ21の状態遷移
信号S1の検出からSTBY 信号の出力に至る時間設定デ
ータDが,予め、8ビットレジスタ23Aに設定されてい
るものとする。また、図3の動作タイミングチャートに
示すように、該論理ゲートアレイ21の信号処理に係り
入力無信号となるアイドル状態に至るまで間に、各種デ
ータがクロック信号CLKに基づいて論理ゲートアレイ2
1により信号処理されているものとすれば、ある時刻に
おいて、当該IC装置20がアイドル状態に至った場
合、その論理ゲートアレイ21に係る状態遷移信号S1
がアイドル検出回路23Dにより検出される。
信号S1の検出からSTBY 信号の出力に至る時間設定デ
ータDが,予め、8ビットレジスタ23Aに設定されてい
るものとする。また、図3の動作タイミングチャートに
示すように、該論理ゲートアレイ21の信号処理に係り
入力無信号となるアイドル状態に至るまで間に、各種デ
ータがクロック信号CLKに基づいて論理ゲートアレイ2
1により信号処理されているものとすれば、ある時刻に
おいて、当該IC装置20がアイドル状態に至った場
合、その論理ゲートアレイ21に係る状態遷移信号S1
がアイドル検出回路23Dにより検出される。
【0052】さらに、該検出回路23DからのIDLE 信号
に基づいてその経過時刻が8ビットカウンタ23Bにより
計数され、該経過時間が先に設定された時間設定データ
Dを越えると、8ビットカウンタ23Bがオーバーフロー
してOUT信号を制御回路23Cに出力する。なお、OUT信
号に基づいて制御回路23Cからクロック制御回路22に
STBY信号が出力される。
に基づいてその経過時刻が8ビットカウンタ23Bにより
計数され、該経過時間が先に設定された時間設定データ
Dを越えると、8ビットカウンタ23Bがオーバーフロー
してOUT信号を制御回路23Cに出力する。なお、OUT信
号に基づいて制御回路23Cからクロック制御回路22に
STBY信号が出力される。
【0053】これにより、セルフスタンバイコントロー
ラ23からクロック制御回路22に出力されたSTBY 信
号に基づいて論理ゲートアレイ21の電力が該クロック
制御回路22により制御される。なお、本発明の第1の
実施例に係るIC装置20の電力制御方法については、
図4において詳述する。
ラ23からクロック制御回路22に出力されたSTBY 信
号に基づいて論理ゲートアレイ21の電力が該クロック
制御回路22により制御される。なお、本発明の第1の
実施例に係るIC装置20の電力制御方法については、
図4において詳述する。
【0054】このため、当該IC装置20の低消費電力
化を図る場合、従来例のようにアイドル状態の判断をC
PUの処理プログラムに依存することなく、該アイドル
状態を当該装置自身がハード的に検出することにより、
当該装置を自動的にスタンバイ状態にすることが可能と
なる。
化を図る場合、従来例のようにアイドル状態の判断をC
PUの処理プログラムに依存することなく、該アイドル
状態を当該装置自身がハード的に検出することにより、
当該装置を自動的にスタンバイ状態にすることが可能と
なる。
【0055】これにより、従来例のように、常に、アイ
ドル状態をCPUを介して監視する必要が無くなり、該
CPUの負担を極力軽減することが可能となる。次に、
本発明の第1の実施例に係る半導体集積回路装置の電力
制御方法について当該装置の動作を補足しながら説明を
する。
ドル状態をCPUを介して監視する必要が無くなり、該
CPUの負担を極力軽減することが可能となる。次に、
本発明の第1の実施例に係る半導体集積回路装置の電力
制御方法について当該装置の動作を補足しながら説明を
する。
【0056】図4(a),(b)は本発明の第1の実施
例に係る半導体集積回路装置の電力制御方法の説明図で
あり、同図(a)は、その動作フローチャートを示して
いる。
例に係る半導体集積回路装置の電力制御方法の説明図で
あり、同図(a)は、その動作フローチャートを示して
いる。
【0057】例えば、図2に示すようなIC装置20の
電力制御をする場合、図4のフローチャートにおいて、
まず、ステップP1で論理ゲートアレイ21のアイドル
状態の自己検出処理をし、次いで、ステップP2で該自
己検出処理に基づいて第1の待機制御処理をする。
電力制御をする場合、図4のフローチャートにおいて、
まず、ステップP1で論理ゲートアレイ21のアイドル
状態の自己検出処理をし、次いで、ステップP2で該自
己検出処理に基づいて第1の待機制御処理をする。
【0058】なお、第1の待機制御処理は、アイドル状
態検出から一定時間経過後に活性化するSTBY 信号に基
づいて論理ゲート回路21を駆動するクロック信号CLK
〔f〕の周波数fを制御する。
態検出から一定時間経過後に活性化するSTBY 信号に基
づいて論理ゲート回路21を駆動するクロック信号CLK
〔f〕の周波数fを制御する。
【0059】例えば、図4(b)のスタンバイ状態時に
クロック信号波形図に示すように、論理ゲートアレイ2
1に供給しているクロック信号CLKの周波数fをクロッ
ク制御回路22により、通常動作時の周波数f1に比べ
てスタンバイ時の周波数f2に下げ、該論理ゲートアレ
イ21の内部論理値を「1」又は「0」に固定し、その
消費電力を少なくする。
クロック信号波形図に示すように、論理ゲートアレイ2
1に供給しているクロック信号CLKの周波数fをクロッ
ク制御回路22により、通常動作時の周波数f1に比べ
てスタンバイ時の周波数f2に下げ、該論理ゲートアレ
イ21の内部論理値を「1」又は「0」に固定し、その
消費電力を少なくする。
【0060】このようにして、本発明の第1の実施例に
係る半導体集積回路装置の電力制御方法によれば、論理
ゲート回路21の信号処理に係り入力無信号となるアイ
ドル状態の自己検出処理に基づいて第1の待機制御処理
をしている。
係る半導体集積回路装置の電力制御方法によれば、論理
ゲート回路21の信号処理に係り入力無信号となるアイ
ドル状態の自己検出処理に基づいて第1の待機制御処理
をしている。
【0061】例えば、アイドル状態検出から一定時間経
過後に活性化するSTBY 信号に基づいて論理ゲート回路
21を駆動するクロック信号CLK〔f〕の周波数fが制
御される(第1の待機制御処理)。
過後に活性化するSTBY 信号に基づいて論理ゲート回路
21を駆動するクロック信号CLK〔f〕の周波数fが制
御される(第1の待機制御処理)。
【0062】このため、従来例のようなCPU等の処理
プログラムによる無信号の検出→アイドル状態判断→コ
マンド発行等に至る処理時間に比べて、短い制御時間T
を予め設定することにより、当該IC装置20が実際に
無信号等のアイドル状態となってから第1の待機制御処
理に移行するまでの判断時間を適宜に制御することが可
能となる。
プログラムによる無信号の検出→アイドル状態判断→コ
マンド発行等に至る処理時間に比べて、短い制御時間T
を予め設定することにより、当該IC装置20が実際に
無信号等のアイドル状態となってから第1の待機制御処
理に移行するまでの判断時間を適宜に制御することが可
能となる。
【0063】なお、論理ゲート回路21のクロック信号
CLKの周波数fが通常動作時よりも下げられ、該論理ゲ
ート回路21の論理信号を「1」又は「0」に固定され
る。これにより、従来例のようなプログラム処理時間に
比べて短い時間において、当該IC装置20がスタンバ
イ状態に移行されることから論理ゲート回路21による
無駄な電力消費が極力抑制される。
CLKの周波数fが通常動作時よりも下げられ、該論理ゲ
ート回路21の論理信号を「1」又は「0」に固定され
る。これにより、従来例のようなプログラム処理時間に
比べて短い時間において、当該IC装置20がスタンバ
イ状態に移行されることから論理ゲート回路21による
無駄な電力消費が極力抑制される。
【0064】なお、電池駆動の電子機器に内蔵される半
導体集積回路装置では本来のスタンバイモードの目的で
ある低消費電力化に併せて、モード切り換わり時の無駄
な電力消費が極力低減され、その使用継続時間の向上を
図ることが可能となる。
導体集積回路装置では本来のスタンバイモードの目的で
ある低消費電力化に併せて、モード切り換わり時の無駄
な電力消費が極力低減され、その使用継続時間の向上を
図ることが可能となる。
【0065】(2)第2の実施例の説明 図5(a),(b)は、本発明の第2の実施例に係る半
導体集積回路装置の説明図であり、図5(a)は、その
全体構成図であり、図5(b)は、セルフスタンバイコ
ントローラの構成図をそれぞれ示している。
導体集積回路装置の説明図であり、図5(a)は、その
全体構成図であり、図5(b)は、セルフスタンバイコ
ントローラの構成図をそれぞれ示している。
【0066】図5(a)において、第1の実施例と異な
るのは、第2の実施例では、セルフスタンバイコントロ
ーラ33が簡略化されるものである。すなわち、セルフ
スタンバイコントローラ33は自己検出/待機制御手段
13の他の実施例であり、状態遷移信号S1及びクロッ
ク信号CLKに基づいてクロック制御回路22を制御する
ものである。
るのは、第2の実施例では、セルフスタンバイコントロ
ーラ33が簡略化されるものである。すなわち、セルフ
スタンバイコントローラ33は自己検出/待機制御手段
13の他の実施例であり、状態遷移信号S1及びクロッ
ク信号CLKに基づいてクロック制御回路22を制御する
ものである。
【0067】また、セルフスタンバイコントローラ33
は図5(b)に示すように、アイドル検出回路33A及び
制御回路33Bから成り、第1の実施例で採用していた8
ビットレジスタ23Aや8ビットカウンタ23Bが省略され
るものである。
は図5(b)に示すように、アイドル検出回路33A及び
制御回路33Bから成り、第1の実施例で採用していた8
ビットレジスタ23Aや8ビットカウンタ23Bが省略され
るものである。
【0068】なお、アイドル検出回路33Aは状態遷移信
号S1を検出してIDLE 信号を制御回路33Bに出力する
ものである。また、制御回路33BはIDLE 信号に基づい
て直接、待機制御信号S2の一例となるSTBY 信号をク
ロック制御回路22に出力するものである。
号S1を検出してIDLE 信号を制御回路33Bに出力する
ものである。また、制御回路33BはIDLE 信号に基づい
て直接、待機制御信号S2の一例となるSTBY 信号をク
ロック制御回路22に出力するものである。
【0069】このようにして、本発明の第2の半導体集
積回路装置によれば、図5(b)に示すように、アイド
ル検出回路33Aにより状態遷移信号S1が検出される
と、そのIDLE 信号が制御回路33Bに出力される。
積回路装置によれば、図5(b)に示すように、アイド
ル検出回路33Aにより状態遷移信号S1が検出される
と、そのIDLE 信号が制御回路33Bに出力される。
【0070】このため、状態遷移信号S1の検出と共に
STBY 信号が活性化され、該STBY信号に基づいてクロ
ック信号CLK〔f〕の周波数fが制御される(第2の待
機制御処理)。このことから、第1の実施例に係るIC
装置20の電力制御方法に比べて論理ゲートアレイ21
による無駄な電力消費が更に抑制することが可能とな
る。
STBY 信号が活性化され、該STBY信号に基づいてクロ
ック信号CLK〔f〕の周波数fが制御される(第2の待
機制御処理)。このことから、第1の実施例に係るIC
装置20の電力制御方法に比べて論理ゲートアレイ21
による無駄な電力消費が更に抑制することが可能とな
る。
【0071】これにより、通常動作モード/スタンバイ
モードの繰り返し頻度の高い電池駆動のIC装置におい
て、モード切り換わり時の無駄な電力消費が極力低減さ
れ、その使用継続時間の長期化を図ることが可能とな
る。
モードの繰り返し頻度の高い電池駆動のIC装置におい
て、モード切り換わり時の無駄な電力消費が極力低減さ
れ、その使用継続時間の長期化を図ることが可能とな
る。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の半導体集
積回路装置によれば、内部集積回路,電力制御手段,自
己検出/待機制御手段が具備され、該自己検出/待機制
御手段が内部集積回路に係る状態遷移信号に基づいて該
電力制御手段に待機制御信号を出力している。
積回路装置によれば、内部集積回路,電力制御手段,自
己検出/待機制御手段が具備され、該自己検出/待機制
御手段が内部集積回路に係る状態遷移信号に基づいて該
電力制御手段に待機制御信号を出力している。
【0073】このため、予め、自己検出/待機制御手段
の時間設定部に設定され制御時間を越えると、制御部か
ら電力制御手段に待機制御信号が出力されることによ
り、該待機制御信号に基づいて内部集積回路の電力が制
御される。このことから、従来例のようにアイドル状態
の判断をCPUの処理プログラムに依存することなく、
該アイドル状態を当該装置自身によりハード的に検出す
ることができ、当該装置を自動的にスタンバイ状態にす
ることが可能となる。
の時間設定部に設定され制御時間を越えると、制御部か
ら電力制御手段に待機制御信号が出力されることによ
り、該待機制御信号に基づいて内部集積回路の電力が制
御される。このことから、従来例のようにアイドル状態
の判断をCPUの処理プログラムに依存することなく、
該アイドル状態を当該装置自身によりハード的に検出す
ることができ、当該装置を自動的にスタンバイ状態にす
ることが可能となる。
【0074】また、本発明の半導体集積回路装置の電力
制御方法によれば、信号処理に係り入力無信号となるア
イドル状態の自己検出処理に基づいて待機制御処理をし
ている。
制御方法によれば、信号処理に係り入力無信号となるア
イドル状態の自己検出処理に基づいて待機制御処理をし
ている。
【0075】このため、従来例のようなCPU等の処理
プログラムによる処理時間に比べて、短い制御時間を予
め設定することにより、当該装置が待機制御処理に移行
するまでの判断時間を適宜に制御することが可能とな
る。このことから、当該半導体集積回路装置の低消費電
力化を図る場合に、従来例のように、常に、アイドル状
態をCPUを介して監視する必要が無くなる。
プログラムによる処理時間に比べて、短い制御時間を予
め設定することにより、当該装置が待機制御処理に移行
するまでの判断時間を適宜に制御することが可能とな
る。このことから、当該半導体集積回路装置の低消費電
力化を図る場合に、従来例のように、常に、アイドル状
態をCPUを介して監視する必要が無くなる。
【0076】これにより、該CPUの負担を極力軽減す
ることが可能となる。また、当該半導体集積回路装置を
内蔵する電池駆動の電子機器の使用継続時間の向上に寄
与するところが大きい。
ることが可能となる。また、当該半導体集積回路装置を
内蔵する電池駆動の電子機器の使用継続時間の向上に寄
与するところが大きい。
【図1】本発明に係る半導体集積回路装置及びその電力
制御方法の原理図である。
制御方法の原理図である。
【図2】本発明の第1の実施例に係る半導体集積回路装
置の構成図である。
置の構成図である。
【図3】本発明の第1の実施例に係る動作タイミングチ
ャートである。
ャートである。
【図4】本発明の第1の実施例に係るIC装置の電力制
御方法の説明図である。
御方法の説明図である。
【図5】本発明の第2の実施例に係る半導体集積回路装
置の構成図である。
置の構成図である。
【図6】従来例に係る半導体集積回路装置及びその電力
制御方法の説明図である。
制御方法の説明図である。
11…内部集積回路、12…電力制御手段、13…自己
検出/待機制御手段、13A…時間設定部、13B…タイマ
部、13C…制御部、S1…状態遷移信号、S2…待機制
御信号、CLK〔f〕…クロック信号。
検出/待機制御手段、13A…時間設定部、13B…タイマ
部、13C…制御部、S1…状態遷移信号、S2…待機制
御信号、CLK〔f〕…クロック信号。
Claims (5)
- 【請求項1】 信号処理をする内部集積回路(11)
と、前記内部集積回路(11)の電力を制御する電力制
御手段(12)と、前記電力制御手段(12)を制御す
る自己検出/待機制御手段(13)とが具備され、前記
自己検出/待機制御手段(13)が内部集積回路(1
1)に係る状態遷移信号(S1)に基づいて前記電力制
御手段(12)に待機制御信号(S2)を出力すること
を特徴とする半導体集積回路装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の半導体集積回路装置にお
いて、前記自己検出/待機制御手段(13)が状態遷移
信号(S1)の検出から待機制御信号(S2)の出力に
至る制御時間を設定する時間設定部(13A)と、前記状
態遷移信号(S1)の検出に基づいて経過時刻を計数す
るタイマ部(13B)と、前記経過時刻に基づいて待機制
御信号(S2)を出力する制御部(13C)から成ること
を特徴とする半導体集積回路装置。 - 【請求項3】 少なくとも、信号処理に係り入力無信号
となるアイドル状態の自己検出処理をし、前記自己検出
処理に基づいて待機制御処理をすることを特徴とする半
導体集積回路装置の電力制御方法。 - 【請求項4】 請求項3記載の半導体集積回路装置の電
力制御方法において、前記待機制御処理は、アイドル状
態検出から一定時間経過後に活性化する待機制御信号
(S2)に基づいて前記内部集積回路(11)を駆動す
るクロック信号(CLK〔f〕)の周波数(f)を制御す
ることを特徴とする半導体集積回路装置の電力制御方
法。 - 【請求項5】 請求項3記載の半導体集積回路装置の電
力制御方法において、前記待機制御処理は、前記状態遷
移信号(S1)の検出と共に活性化する待機制御信号
(S2)に基づいてクロック信号(CLK〔f〕)の周波
数(f)を制御することを特徴とする半導体集積回路装
置の電力制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3222918A JPH0561576A (ja) | 1991-09-03 | 1991-09-03 | 半導体集積回路装置及びその電力制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3222918A JPH0561576A (ja) | 1991-09-03 | 1991-09-03 | 半導体集積回路装置及びその電力制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0561576A true JPH0561576A (ja) | 1993-03-12 |
Family
ID=16789905
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3222918A Withdrawn JPH0561576A (ja) | 1991-09-03 | 1991-09-03 | 半導体集積回路装置及びその電力制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0561576A (ja) |
-
1991
- 1991-09-03 JP JP3222918A patent/JPH0561576A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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